JPH11324411A - 人工墓石及びその製造方法 - Google Patents

人工墓石及びその製造方法

Info

Publication number
JPH11324411A
JPH11324411A JP14231398A JP14231398A JPH11324411A JP H11324411 A JPH11324411 A JP H11324411A JP 14231398 A JP14231398 A JP 14231398A JP 14231398 A JP14231398 A JP 14231398A JP H11324411 A JPH11324411 A JP H11324411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tombstone
natural stone
cement
pattern
clear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14231398A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kataoka
▲晧▼ 片岡
Takeshi Kataoka
雄 片岡
Kazu Kataoka
計 片岡
Tetsu Kataoka
鉄 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KATAOKA SHOJI KK
Original Assignee
KATAOKA SHOJI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KATAOKA SHOJI KK filed Critical KATAOKA SHOJI KK
Priority to JP14231398A priority Critical patent/JPH11324411A/ja
Publication of JPH11324411A publication Critical patent/JPH11324411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で保守が比較的容易で長期にわたり使用
できる人工墓石を得る。 【解決手段】 天然石材風の模様を得るための粒状体1
を、セメント2及びガラス繊維3にほぼ満遍なく混ぜて
所要形状に形成した墓石部材4の表面に、クリア5を塗
装して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人工の墓石に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、墓石は、例えば庵治石や大島石と
いうように産地名で呼ばれる花崗岩等の天然石材を所要
の形に加工して作るのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
天然石材は高価で加工に手間がかり、それを素材とする
墓石は非常に高価になる。また天然石材で墓石を形成し
た場合、製品となるのは原石の一部分であり、切断片な
どの使用できない残材が多量に生じるため、その処理に
困る。
【0004】ところで、最近では経済性、軽量化等の観
点から建造物に疑似石材が使用されるようになってい
る。この疑似石材は、機械的強度を向上させるためのガ
ラス繊維を混ぜたモルタルを、型枠に注入して凝固させ
ることにより、必要な形状の素材を形成し、この素材の
表面に石の質感が出るように彩色して作る。そして、そ
の外観は天然の石材とほとんど区別がつかない。そこ
で、この疑似石材を天然の石材の代わりに墓石として用
いることが提案される。
【0005】ところが、前述の疑似石材では彩色のため
に素材表面に塗る塗料が樹脂製であるため、風雨に晒さ
れると十五年程度で彩色がはげ落ちると予想される。そ
して墓石の彩色がはげた場合、墓石を修復するには、墓
地で塗料を再塗装して石材風に彩色しなければならない
ので、その修復作業は非常に困難になる。それゆえ、前
述の疑似石材は、百年以上も使う墓石としては不適当で
ある。
【0006】そこで本発明は安価で保守が比較的容易で
長期にわたり使用できる人工墓石を得ることを課題とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、天然石材風
の模様を得るための粒状体を、セメント及びガラス繊に
ほぼ満遍なく混ぜて形成した墓石部材の表面に、クリア
を塗装して人工墓石を構成する。模様を得るための粒状
体を、セメント及びガラス繊維にほぼ満遍なく混ぜて形
成することにより、その粒状体が、墓石部材の表層部だ
けでなく内部にも存在するので、表面の防水性のクリア
が長期の年月を経てはがれ落ちても、新しい素地を露出
させてクリアを塗れば最初と同様な石材風の外観を得る
ことができる。しかもクリアは、それを墓石部材の表面
に塗るだけで、その表面に光沢を与え、墓石部材の外観
を研磨した石材のように変えることができるので、それ
を塗る際に模様や色彩を考慮する必要がなく、墓地にお
いても例えば手作業等により比較的容易に塗ることがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の人工墓石は、天然石材風
の模様を得るための粒状体を、セメント及びガラス繊維
にほぼ満遍なく混ぜて所要形状に形成した墓石部材の表
面にクリアを塗装してなる。また本発明の人工墓石の製
造方法は、天然石材風の模様を得るための粒状体を、セ
メント及びガラス繊維にほぼ満遍なく混ぜたモルタルを
作り、前記モルタルを所要形状の型枠に注入して加圧し
た後、固まらせることにより墓石部材を形成する工程
と、前記墓石部材の表面にクリアを塗装する工程とから
なる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の人工墓石の一実例を模型的に
示した断面図である。図示の人工墓石は、五輪塔の空輪
部分の墓石であり、天然の石材風の模様を得るための砂
1を、ホワイトセメント2及び耐アルカリ性のガラス繊
維3にほぼ満遍なく混ぜて形成した墓石部材4と、その
墓石部材4の表面に塗布したクリア5とからなる。
【0010】本発明の人工墓石の製造するには、まず、
天然石材風の模様を得るための砂1を、ホワイトセメン
ト2及び機械的強度を得るための耐アルカリ性のガラス
繊維3に水及び混和剤と共に加え、満遍ないように混ぜ
て練ることによりモルタルを作る。そして、そのモルタ
ルを、その内部に気泡ができないように、図示しない型
枠(例えば金型)に注入して加圧した後、養生してモル
タルを固まらせることにより墓石部材4を形成する。一
般に、固まった墓石部材4を型枠から取り出したとき、
その表層部の砂1はセメント層で覆われ、ほとんど露出
していないので、それを充分露出させて天然石材風の模
様が得られるように、表層部の砂1を覆い隠すセメント
を公知の研磨手段により除去する。なお表層部の砂1を
充分に露出させるために、必要に応じて、研磨の代わり
にサンドブラストで削り取ったり、又は塩酸により化学
的に溶かしたりしてもよい。
【0011】次に、墓石部材4が形成されると、その表
面に例えばフッ素樹脂系の公知クリアを塗布して乾燥さ
せる。
【0012】本発明では、得ようとする人工墓石の外観
に応じて、天然石材風の模様を得るための粒状体と、セ
メントと、ガラス繊維の混合の割合を変えたり、粒状体
の大きさや色を変えたりすることができ、また砂に替
え、セラミックス等の粒を、必要な天然石材風の模様を
得るための粒状体として用いてもよい。また天然石材
の、処理に困る残材を粉砕して砂粒にし、それを、模様
を得るための砂として用いることができる。このように
すれば天然石の残材を有効利用することができ、産業廃
棄物となる残材の量を減らすことができるので環境にも
よい。またセメントは白色に限らず、必要応じて他の色
のものを採用し得る。また本発明の人工墓石の形状は図
示のものに限らない。またフッ素樹脂系のクリアの代わ
りに、それと同様な性質をもつ他の塗料を用いてもよ
い。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、天然石材のような外観
の墓石を、安価な材料から得ることができ、しかも型枠
を利用して容易に量産できる。また処理に困る自然石材
の残材を、模様を得るための砂粒に加工して有効に利用
することもできる。更に墓石部材は、内部まで表層部分
と同様な組成であり、かつ一般のコンクリート製の構造
物と同様に百年以上の耐久性が期待でき、長期の年月を
経て墓石部材表面の防水性のクリアがはげ落ちたとして
も、再度クリアを塗れば最初と同様な外観を得ることが
できる。しかも、クリアは、模様や色彩を考慮せず、そ
れを単に墓石部材に塗ればよいので、墓地においても比
較的容易に塗ることができる。したがって、百年以上の
長期にわたる耐久性が必要な墓石として採用でき、かつ
保守が比較的容易で非常に安価な人工墓石を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る人工墓石の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 砂 2 セメント 3 ガラス繊維 4 墓石部材 5 クリア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然石材風の模様を得るための粒状体
    を、セメント及びガラス繊維にほぼ満遍なく混ぜて所要
    形状に形成した墓石部材の表面にクリアを塗装してなる
    人工墓石。
  2. 【請求項2】 天然石材風の模様を得るための粒状体
    を、セメント及びガラス繊維にほぼ満遍なく混ぜたモル
    タルを作り、前記モルタルを所要形状の型枠に注入して
    加圧した後、固まらせることにより墓石部材を形成する
    工程と、前記墓石部材の表面にクリアを塗装する工程と
    からなる人工墓石の製造方法。
JP14231398A 1998-05-09 1998-05-09 人工墓石及びその製造方法 Pending JPH11324411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14231398A JPH11324411A (ja) 1998-05-09 1998-05-09 人工墓石及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14231398A JPH11324411A (ja) 1998-05-09 1998-05-09 人工墓石及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11324411A true JPH11324411A (ja) 1999-11-26

Family

ID=15312461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14231398A Pending JPH11324411A (ja) 1998-05-09 1998-05-09 人工墓石及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11324411A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6867254B2 (en) 2001-09-04 2005-03-15 W.R. Grace & Co., - Conn. Two-phase compositions

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6867254B2 (en) 2001-09-04 2005-03-15 W.R. Grace & Co., - Conn. Two-phase compositions

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2052471A (en) Artificial granite
US5451620A (en) Methods of producing light weight cement-like building products
US20030059558A1 (en) Simulated limestone and method of producing the same
CN106625992B (zh) 一种石膏模具预制复杂装饰混凝土工艺品预制方法
JPH11324411A (ja) 人工墓石及びその製造方法
CN1919782A (zh) 带石刻的景观用假山岩石的配方及制作方法
JPH0920543A (ja) ムラサキイガイの貝殻を用いた成型品
RU2786184C1 (ru) Способ изготовления имитирующей натуральный камень декоративной поверхности и декоративная поверхность, изготовленная таким способом
KR100492722B1 (ko) 건축물 내외벽장식용 인조석과 그 인조석의 제조방법
KR102351558B1 (ko) 고강도 광택 콘크리트 블록 제조방법
KR100311207B1 (ko) 자연석을이용한원형칼라콘크리트건축재의시공방법
RU2133723C1 (ru) Способ изготовления облицовочной плитки со светоотражающей поверхностью
KR20030016049A (ko) 인조 현무암의 제조방법
KR102476749B1 (ko) 시멘트계 복합재, 그 제조 및 시공 방법
KR100198135B1 (ko) 장식돌이 취부된 시멘트판재조성물 및 그 제조방법
JPH091516A (ja) 化粧コンクリートブロックの製造方法
RU2304508C1 (ru) Способ изготовления бетонных изделий
KR200274105Y1 (ko) 인조 현무암 구조
JP2000072498A (ja) 着色骨材及び着色骨材の製造方法
JPH07195322A (ja) 砂岩調軽量気泡コンクリートプレキャストパネルの製造方法
JP2568841B2 (ja) コンクリ−トパネルの製造方法
KR100960213B1 (ko) 인조석의 표면에만 기포무늬를 형성하는 방법.
KR20020003452A (ko) 건축용 마블성 인조석재 및 그 제조방법
KR200231185Y1 (ko) 건축 토목공사 마감용 치장 블록
JPH06246711A (ja) セメント硬化体の製造方法