JPH11323634A - 繊維製抗菌手袋 - Google Patents
繊維製抗菌手袋Info
- Publication number
- JPH11323634A JPH11323634A JP12442098A JP12442098A JPH11323634A JP H11323634 A JPH11323634 A JP H11323634A JP 12442098 A JP12442098 A JP 12442098A JP 12442098 A JP12442098 A JP 12442098A JP H11323634 A JPH11323634 A JP H11323634A
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- JP
- Japan
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- antibacterial
- fiber
- antimicrobial
- fibers
- gloves
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gloves (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 細菌の増殖を阻害・抑制する機能を有する繊
維製抗菌手袋を提供する。 【解決手段】 抗菌剤を練り込んだ抗菌性合成繊維或い
は該抗菌性合成繊維と他の繊維との組合せにより繊維製
抗菌手袋を形成する。
維製抗菌手袋を提供する。 【解決手段】 抗菌剤を練り込んだ抗菌性合成繊維或い
は該抗菌性合成繊維と他の繊維との組合せにより繊維製
抗菌手袋を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体その他に有害
な様々な細菌の増殖を阻害・抑制する機能を有する繊維
製抗菌手袋に関する。
な様々な細菌の増殖を阻害・抑制する機能を有する繊維
製抗菌手袋に関する。
【0002】
【従来の技術】環境衛生が強く意識されている今日、身
の回りの製品で抗菌処理を施されたものが数多く出回っ
ている。これらの製品の1つに手袋がある。
の回りの製品で抗菌処理を施されたものが数多く出回っ
ている。これらの製品の1つに手袋がある。
【0003】従来、抗菌処理を施した手袋はそのほとん
どがビニール製となっており、繊維製の手袋は見当らな
い。これは繊維製の手袋に抗菌処理を施すことが困難で
あったことに由来する。このため、衛生管理に厳しい場
所で使用される繊維製手袋は、使用後に、洗浄、消毒、
熱処理或いは乾燥等といった抗菌或いは殺菌の手段が採
られている。
どがビニール製となっており、繊維製の手袋は見当らな
い。これは繊維製の手袋に抗菌処理を施すことが困難で
あったことに由来する。このため、衛生管理に厳しい場
所で使用される繊維製手袋は、使用後に、洗浄、消毒、
熱処理或いは乾燥等といった抗菌或いは殺菌の手段が採
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
繊維製手袋には抗菌処理を施したものは見当らず、その
抗菌或いは滅菌処理としては、洗浄、消毒、熱処理或い
は乾燥等といった面倒な手段を採ることを余儀無くされ
ていた。
繊維製手袋には抗菌処理を施したものは見当らず、その
抗菌或いは滅菌処理としては、洗浄、消毒、熱処理或い
は乾燥等といった面倒な手段を採ることを余儀無くされ
ていた。
【0005】本発明者等は、上記点に鑑み、抗菌性のあ
る繊維製の手袋の開発をすべく鋭意意検討した結果、抗
菌剤を混練した抗菌性のある合成繊維が開発されている
ことに着目し、この抗菌性のある合成繊維を利用するこ
とにより本発明を完成するに至った。
る繊維製の手袋の開発をすべく鋭意意検討した結果、抗
菌剤を混練した抗菌性のある合成繊維が開発されている
ことに着目し、この抗菌性のある合成繊維を利用するこ
とにより本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明の目的とするところは、細菌
の増殖を阻害・抑制する機能を有する繊維製抗菌手袋を
提供することにある。
の増殖を阻害・抑制する機能を有する繊維製抗菌手袋を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る繊維製抗菌
手袋は、抗菌剤を練り込んだ抗菌性合成繊維或いは該抗
菌性合成繊維と他の繊維との組合せによりなることを特
徴とする。
手袋は、抗菌剤を練り込んだ抗菌性合成繊維或いは該抗
菌性合成繊維と他の繊維との組合せによりなることを特
徴とする。
【0008】また、他の繊維製抗菌手袋としては、前記
抗菌剤がグアニジン系化合物に分類されるポリヘキサメ
チレン・ビグアナイドを主成分とすることを特徴とす
る。
抗菌剤がグアニジン系化合物に分類されるポリヘキサメ
チレン・ビグアナイドを主成分とすることを特徴とす
る。
【0009】また、他の繊維製抗菌手袋としては、前記
抗菌剤の含有比率が全体の0.1wt%以上であること
を特徴とする。
抗菌剤の含有比率が全体の0.1wt%以上であること
を特徴とする。
【0010】上記のように構成された発明に係る繊維製
抗菌手袋によれば、合成繊維に練り込まれた抗菌剤が細
菌の増殖を阻害・抑制する。
抗菌手袋によれば、合成繊維に練り込まれた抗菌剤が細
菌の増殖を阻害・抑制する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る繊維製抗菌手
袋の実施の形態を詳細に説明する。
袋の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】(第一の実施の形態)第一の実施の形態に
係る繊維製抗菌手袋(以下単に手袋という)は、抗菌剤
を練り込んだ抗菌性合成繊維によりなる。
係る繊維製抗菌手袋(以下単に手袋という)は、抗菌剤
を練り込んだ抗菌性合成繊維によりなる。
【0013】前記抗菌剤にあっては、マイクロバンイン
ターナショナル社製のマイクロバン(商品名)が使用さ
れる。このマイクロバンは、ポリヘキサメチレン・ビグ
アナイドというグアニジン系化合物に非溶出性有機化合
物を主成分とする抗菌剤であり、優れた抗菌作用と同時
に食塩より低毒性で安全性が高く、そして合成繊維に練
り込むことにより、練り込まれたマイクロバン(抗菌
剤)は繊維の微細孔を通って毛細管現象により表面に滲
み出してきて、繊維表面で硬く強固に結合する性質を持
っている。
ターナショナル社製のマイクロバン(商品名)が使用さ
れる。このマイクロバンは、ポリヘキサメチレン・ビグ
アナイドというグアニジン系化合物に非溶出性有機化合
物を主成分とする抗菌剤であり、優れた抗菌作用と同時
に食塩より低毒性で安全性が高く、そして合成繊維に練
り込むことにより、練り込まれたマイクロバン(抗菌
剤)は繊維の微細孔を通って毛細管現象により表面に滲
み出してきて、繊維表面で硬く強固に結合する性質を持
っている。
【0014】この抗菌剤は、その含有比率は全体の0.
1wt%以上であり、好ましくは0.2wt%以上であ
る。抗菌剤の含有比率が0.1wt%以下であると期待
する抗菌効果は認められない。また抗菌剤の含有比率が
0.1wt%以上から期待する抗菌効果が認められ、特
に0.2wt%以上であると顕著な抗菌効果が認められ
る。
1wt%以上であり、好ましくは0.2wt%以上であ
る。抗菌剤の含有比率が0.1wt%以下であると期待
する抗菌効果は認められない。また抗菌剤の含有比率が
0.1wt%以上から期待する抗菌効果が認められ、特
に0.2wt%以上であると顕著な抗菌効果が認められ
る。
【0015】前記抗菌剤が練り込まれる合成繊維はアセ
テートやアクリルが使用されるが、これらに限定される
ものではない。上記のように抗菌剤を練り込んで得られ
た抗菌性合成繊維を紡績糸として手袋が織られる。
テートやアクリルが使用されるが、これらに限定される
ものではない。上記のように抗菌剤を練り込んで得られ
た抗菌性合成繊維を紡績糸として手袋が織られる。
【0016】(第二の実施の形態)第二の実施の形態に
係る手袋は抗菌剤を練り込んだ抗菌性合成繊維と他の繊
維の組合せによりなる。前記抗菌剤及び抗菌剤が練り込
まれる合成繊維は前記第一の実施の形態で示した抗菌剤
および合成繊維と同様である。この合成繊維に練り込ま
れる抗菌剤の含有比率は抗菌性合成繊維全体の1wt%
となっている。
係る手袋は抗菌剤を練り込んだ抗菌性合成繊維と他の繊
維の組合せによりなる。前記抗菌剤及び抗菌剤が練り込
まれる合成繊維は前記第一の実施の形態で示した抗菌剤
および合成繊維と同様である。この合成繊維に練り込ま
れる抗菌剤の含有比率は抗菌性合成繊維全体の1wt%
となっている。
【0017】本発明の手袋は、前記抗菌性合成繊維と他
の繊維との組合せによりなり、抗菌性合成繊維の比率は
繊維全体の10wt%となっている。前記抗菌性合成繊
維における抗菌剤の含有比率と繊維全体における抗菌性
合成繊維の比率は、いずれもこれに限定されるものでは
なく、上記比率は抗菌剤が全体の0.1wt%以上、好
ましくは0.2wt%以上となればよい。
の繊維との組合せによりなり、抗菌性合成繊維の比率は
繊維全体の10wt%となっている。前記抗菌性合成繊
維における抗菌剤の含有比率と繊維全体における抗菌性
合成繊維の比率は、いずれもこれに限定されるものでは
なく、上記比率は抗菌剤が全体の0.1wt%以上、好
ましくは0.2wt%以上となればよい。
【0018】前記抗菌性合成繊維と組合せられる繊維は
抗菌剤の含有していない繊維を指し、綿等の天然繊維の
他に、アラミド繊維、PPS(ポリヘニレン・サルファ
イト)繊維、PBO(ポリパラヘニレン・ベンゾイック
・ビスオキザノール)繊維等の合成繊維が含まれ、特に
限定されるものではなく、手袋の使用目的に応じて適宜
選択される。
抗菌剤の含有していない繊維を指し、綿等の天然繊維の
他に、アラミド繊維、PPS(ポリヘニレン・サルファ
イト)繊維、PBO(ポリパラヘニレン・ベンゾイック
・ビスオキザノール)繊維等の合成繊維が含まれ、特に
限定されるものではなく、手袋の使用目的に応じて適宜
選択される。
【0019】また、前記抗菌性合成繊維と他の繊維との
組合せによって得られる手袋は抗菌性合成繊維の紡績糸
とその他の繊維の紡績糸によって織られたものでもよ
く、また抗菌性繊維とその他の繊維を混合した紡績糸に
よって織られたものでもよい。
組合せによって得られる手袋は抗菌性合成繊維の紡績糸
とその他の繊維の紡績糸によって織られたものでもよ
く、また抗菌性繊維とその他の繊維を混合した紡績糸に
よって織られたものでもよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る繊維製抗菌
手袋によれば、抗菌剤を練り込んだ抗菌性合成繊維或い
は該抗菌性合成繊維と他の繊維との組合せによりなるの
で、合成繊維に練り込まれた抗菌剤により細菌の増殖を
阻害・抑制することができ、環境衛生が意識されている
ところ、例えば病院や食品を扱う場所で使用される手袋
として優れた効果がある。
手袋によれば、抗菌剤を練り込んだ抗菌性合成繊維或い
は該抗菌性合成繊維と他の繊維との組合せによりなるの
で、合成繊維に練り込まれた抗菌剤により細菌の増殖を
阻害・抑制することができ、環境衛生が意識されている
ところ、例えば病院や食品を扱う場所で使用される手袋
として優れた効果がある。
Claims (3)
- 【請求項1】 抗菌剤を練り込んだ抗菌性合成繊維或い
は該抗菌性合成繊維と他の繊維との組合せによりなるこ
とを特徴とする繊維製抗菌手袋。 - 【請求項2】 前記抗菌剤がグアニジン系化合物に分類
されるポリヘキサメチレン・ビグアナイドを主成分とす
ることを特徴とする請求項1記載の繊維製抗菌手袋。 - 【請求項3】 前記抗菌剤の含有比率が全体の0.1w
t%以上であることを特徴とする請求項2記載の繊維製
抗菌手袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12442098A JPH11323634A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 繊維製抗菌手袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12442098A JPH11323634A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 繊維製抗菌手袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11323634A true JPH11323634A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=14885049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12442098A Pending JPH11323634A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 繊維製抗菌手袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11323634A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007070094A2 (en) * | 2005-12-14 | 2007-06-21 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Protective and therapeutic article |
JP2017106126A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | 東洋紡株式会社 | 防護材料 |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP12442098A patent/JPH11323634A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007070094A2 (en) * | 2005-12-14 | 2007-06-21 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Protective and therapeutic article |
WO2007070094A3 (en) * | 2005-12-14 | 2007-11-22 | Kimberly Clark Co | Protective and therapeutic article |
JP2017106126A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | 東洋紡株式会社 | 防護材料 |
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