JPH11320888A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

Info

Publication number
JPH11320888A
JPH11320888A JP15380098A JP15380098A JPH11320888A JP H11320888 A JPH11320888 A JP H11320888A JP 15380098 A JP15380098 A JP 15380098A JP 15380098 A JP15380098 A JP 15380098A JP H11320888 A JPH11320888 A JP H11320888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording head
ink
substrate
orifice plate
jet recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15380098A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Yamanaka
昭弘 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP15380098A priority Critical patent/JPH11320888A/ja
Publication of JPH11320888A publication Critical patent/JPH11320888A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、天板の変形による印字曲がりのない
良好な印字が可能となり、生産コストの低減を図ること
のできるプリンター、複写機、インクジェット記録装置
等に適するインクジェット記録ヘッドを提供することを
目的としている。 【解決手段】本発明は、インク流路溝及び該インク流路
溝の一端に連通するインク吐出口を形成したオリフィス
プレートを有する天板と、インクを吐出させるためのエ
ネルギー変換体を有する基板とを備え、前記天板と前記
基板とを圧着固定させることによりインク流路を形成
し、該インク流路と対応して前記エネルギー変換体が位
置するように構成したインクジェット記録ヘッドにおい
て、前記オリフィスプレートの前記基板端部との当接部
に、掘りこみ部を設けたこと、または、前記オリフィス
プレートの前記基板端部との当接部の厚みが、吐出口部
の厚みより厚く形成されていることを特徴とするもので
あり、もしくは、これらを組み合わせて構成したことを
特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事務機器一般に用
いられるプリンター、複写機、インクジェット記録装置
等に適応可能なインクジェット記録ヘッドに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録ヘッドのオリフィス(吐
出口)から記録液(インク)を吐出することにより記録
を行うインクジェット記録装置が、低騒音、高速記録な
どの点で優れた記録装置として実用化されている。この
ようなインクジェット記録装置に用いられる、代表的な
インクジェットカートリッジの構成を以下に示す。イン
クジェットユニットは、電気信号に応じて膜沸騰をイン
クに対して生じせしめるための熱エネルギーを生成する
電気熱変換体を用いて記録を行うバブルジェト方式のユ
ニットである。図7において、1はSi基盤上に複数の
列状に配された電気熱変換体(吐出ヒーター)と、これ
により電力を供給するAl等の電気配線とが成膜技術に
より形成されてなるヒーターボードである。2はヒータ
ーボード1に対する配線基盤であり、ヒーターボード1
の配線に対応する配線(たとえばワイヤボンディングに
より接続される)と、この配線の端部に位置し本体装置
からの電気信号を受け取るパッドとを有している。3は
複数のインク流路を各々区分するための隔壁や各インク
流路ヘインクを与えるためにインクを収納するための共
通液室等を設けた溝付天板であり、インクタンクから供
給されるインクを受けて上述の共通液室へ導入するイン
ク受け口と、各インク流路に対応した吐出口を複数有す
るオリフィスプレート部4を一体成型したものである。
これらの一体成型材料としてはポリサルフォンが好まし
いが、他の成型用樹脂材料でも良い。
【0003】5は配線基盤2の裏面を平面で支持する例
えば金属製の支持体で、インクジェットユニットの底板
となる。6は押さえバネであり、M字形状でそのM字の
中央で共通液室を軽圧で押圧すると共に前だれ部で液路
の一部、好ましくは吐出口近傍の領域を線圧で集中押圧
する。ヒーターボード1及び天板3を押さえバネの足部
が支持体5の穴を通って支持体5の裏面側に係合するこ
とでこれらを挟み込んだ状態で両者を係合することによ
り、押さえバネ6とその前だれ部の集中付勢力によって
ヒーターボード1と天板3とを圧着固定する。
【0004】この圧着固定時のヒーターボード1と天板
3のオリフィスプレート4との密着状態を図8に示す。
図8において(a)はヒーターボード1上に溝付天板3
を置いた状態、(b)は圧着固定が完了した状態を示
す。図8(a)に示すようにヒーターボード1上に溝付
天板3を置いた状態では、ヒーターボード1とオリフィ
スプレート4の間には一部すき間があく。なぜなら溝付
天板は上述したように成形樹脂でありかつオリフィスプ
レートの厚みは50μm程度と非常に薄い為に、微小な
ソリが生じてしまうからである。この為、ヒーターボー
ド1と溝付天板3との圧着固定時には、(a)に示す矢
印方向の少なくとも一方からオリフィスプレート4また
はヒーターボード3に微小な力を加えることが望まし
い。これによりオリフィスプレート4がヒーターボード
1にならって変形し、圧着固定された状態ではすき間が
ほとんど無い状態となる(図8(b))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この時
図8(b)に示すようにヒーターボードの外側はオリフ
ィスプレートの支えが無いため、ヒーターボードの端部
にオリフィスプレートが押しつけられこの部分が変形す
る現象が発生する。この変形量が大きくインクの吐出口
部分にまで及ぶと、変形した部分の吐出方向が変わって
しまうという問題があった。このようなヘッドにて罫線
を印字した場合の形状を図9に示す。図9は印字の下側
のみ吐出口が変形してしまったヘッドにおいて2行罫線
を印字した場合の図であり、変形により印字が曲がり罫
線のつなぎ目に段差ができてしまっている。このヘッド
を使い特に表を書いた時など、段差だらけになってしま
うという問題が発生していた。変形量は、圧着固定時の
条件やオリフィスプレート4のソリ形状等により異なる
が、ソリ形状は生産するすべての溝天において一定とは
ならないため、まったく変形が無い状態を常に維持する
のは非常に困難である。
【0006】また、変形部分が吐出口に及ばないように
ヒーターボードを大きくすることも考えられるが、コス
トアップや装置の大形化を招くという問題があった。ま
た、図10は同一天板に複数のノズル列を設けたインク
ジェット記録ヘッドの部品構成および組み立ての概略が
わかるように描かれた模式図であり、図11はその断面
図である。本構成のヘッドにおいて、ヒーターボード1
と天板3の圧着は、バネ6によりヒーターボード1の裏
面を押すと共にバネ6の足部が天板3に係合しヒーター
ボード1側へ引きつけることにより行われている。ここ
で、バネ6と天板3の係合部はヒーターボード1より外
側のため、ヒーターボード1の端部により力が集中しや
すい構造となっている。このような構成のヘッドにおい
ては上述したような天板変形による印字曲がりがより発
生し易いという問題を有している。
【0007】そこで、本発明は、上記した従来のものが
有する課題を解決し、天板と基板との圧着固定による天
板の変形が生じることなく、天板の変形による印字曲が
りのない良好な印字が可能となり、生産コストの低減を
図ることのできるプリンター、複写機、インクジェット
記録装置等に適するインクジェット記録ヘッドを提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、インクジェット記録ヘッドをつぎのように
構成したことを特徴とするものである。
【0009】すなわち、本発明のインクジェット記録ヘ
ッドは、インク流路溝及び該インク流路溝の一端に連通
するインク吐出口を形成したオリフィスプレートを有す
る天板と、インクを吐出させるためのエネルギー変換体
を有する基板とを備え、前記天板と前記基板とを圧着固
定させることによりインク流路を形成し、該インク流路
と対応して前記エネルギー変換体が位置するように構成
したインクジェット記録ヘッドにおいて、前記オリフィ
スプレートの前記基板端部との当接部に、掘りこみ部を
設けたことを特徴としている。また、本発明のインクジ
ェット記録ヘッドは、前記掘りこみ部は、多数の細かい
壁と凹みとからなることを特徴としている。また、本発
明のインクジェット記録ヘッドは、前記壁はその壁幅が
5〜15μmであり、また、前記凹みはその凹み幅が前
記壁幅の1〜5倍であることを特徴としている。また、
本発明のインクジェット記録ヘッドは、前記掘りこみ部
は、前記基板の端と前記オリフィスプレートとが当接し
ない形状部を有していることを特徴としている。また、
本発明のインクジェット記録ヘッドは、前記掘りこみ部
は、前記基板の外側に向かうにしたがって掘りこみ深さ
が漸次緩やかに深さを増すように形成されていることを
特徴としている。また、本発明のインクジェット記録ヘ
ッドは、前記掘りこみ深さが、スロープ形状であること
を特徴としている。また、本発明のインクジェット記録
ヘッドは、前記スロープ形状が、前記天板と前記基板と
を圧着固定された際のオリフィスプレートのソリ形状に
対応する形状に形成されていることを特徴としている。
また、本発明のインクジェット記録ヘッドは、インク流
路溝及び該インク流路溝の一端に連通するインク吐出口
を形成したオリフィスプレートを有する天板と、インク
を吐出させるためのエネルギー変換体を有する基板とを
備え、前記天板と前記基板とを圧着固定させることによ
りインク流路を形成し、該インク流路と対応して前記エ
ネルギー変換体が位置するように構成したインクジェッ
ト記録ヘッドにおいて、前記オリフィスプレートの前記
基板端部との当接部の厚みが、吐出口部の厚みより厚く
形成されていることを特徴としている。また、本発明の
インクジェット記録ヘッドは、前記当接部の厚みは、前
記基板の外側に向かうにしたがって該当接部の厚みが漸
次緩やかに増加するように形成されていることを特徴と
している。また、本発明のインクジェット記録ヘッド
は、前記当接部の厚みは、前記基板の端における厚みが
吐出口部分の厚みの1.25倍以上であることを特徴と
している。また、本発明のインクジェット記録ヘッド
は、前記当接部の厚みが前記インク吐出口から増加し始
めるまでの距離は、該厚みの増加による変化直線と基板
とのなす角度で規定されるオリフィスプレート厚変化角
度が10度以下の場合において、0.2mm以上である
ことを特徴としている。また、本発明のインクジェット
記録ヘッドは、上記した掘りこみ部を設けた本発明のい
ずれかのインクジェット記録ヘッドと、前記オリフィス
プレートの前記基板端部との当接部の厚みが、吐出口部
の厚みより厚く形成されている本発明のいずれかのイン
クジェット記録ヘッドとを組み合わせることによって構
成することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、上記のようにオリフィ
スプレートの基板端部との当接部に、掘りこみ部を設け
た構成により、変形部分が吐出口に及ばないようにヒー
ターボードを大きくすることなく、天板と基板との圧着
固定による天板の変形を防止することができ、コストア
ップを生じることなく、良好な印字を実現することがで
きる。またオリフィスプレートのソリに対する変形の影
響も少なくなるので生産上のマージンアップにもなる。
またオリフィスプレートのヒーターボード端部と当接す
る部分のオリフィスプレートの厚みを吐出口部分の厚み
より厚くすることによっても、上記と同様な効果を得る
ことができる。さらに、上記した掘りこみ部を設けた本
発明のインクジェット記録ヘッドと、前記オリフィスプ
レートの前記基板端部との当接部の厚みが、吐出口部の
厚みより厚く形成した構成とを、組み合わせることによ
り、より高い効果が得られる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。 [実施例1]図1は、本発明の実施例1の構成を示すも
のであり、ヒーターボード1とオリフィスプレート4が
圧着固定された状態の図である。図1において7はオリ
フィスプレート4に設けられた掘りこみ部であり、ヒー
ターボード1の端部に対応して設けられている。図2に
掘りこみ部の拡大図を示す。本実施例は、ヒーターボー
ド1の端部近傍に多数の細かい凹み部“B”と壁部
“A”を設けた形状である。これによりヒーターボード
1とオリフィスプレート4が圧着固定された時、強く押
された部分の壁“A”が潰れる為、従来ヒーターボード
1の端部との接触面にのみ力が集中していたのが分散さ
れる。すなわち本実施例によれば多数の細かい壁と凹み
を設けることにより、ヒーターボード1の端部を柔らか
い弾性体に押しつけられたのと同じような状態となり、
オリフィスプレート4の変形を抑えることができる。さ
らに多数の細かい壁と凹みにより、オリフィスプレート
4のソリ量が多少変動しても、壁“A”の潰れ量や潰れ
る位置が変わるのでオリフィスプレート4の変形量が大
きくなる心配は無い。
【0012】ここで従来端部20seg程度の印字がオ
リフィスプレートの変形により曲がっていたヘッドにつ
いて、ヒーターボード1の大きさを変えることなくオリ
フィスプレート4の変形量を小さくする為の掘りこみの
形状は、本発明者の検討結果によれば、壁幅“A”は圧
着固定時に潰れることを考慮し2〜15μm、凹み幅
“B”は壁幅“A”の1〜5倍、凹み深さ“C”はオリ
フィスプレート4の厚み“D”にもよるが3〜20μm
程度が端部曲がりの無い良好な印字が得られた。掘りこ
みの加工方法は、本発明者の検討においてはエキシマレ
ーザーにより吐出口の穴明けと同時に行ったが、天板3
の成形時にあらかじめ掘りこみ形状を盛り込むことも可
能である。
【0013】以上述べたように本発明によれば、オリフ
ィスプレートの変形を小さく抑えることにより、ヒータ
ーボードの大きさ拡大によるコストアップ無しに端部曲
がりの無い良好な印字が得られる。またオリフィスプレ
ートのソリに対する変形の影響も少なくなるので生産上
のマージンアップにもなる。
【0014】[実施例2]図3は、本発明の実施例2の
構成を示すものである。本実施例においては、力の集中
しやすいヒーターボード1の端部にはオリフィスプレー
ト4が当接しない形状としている。具体的な掘りこみ形
状は本発明者の検討結果によれば、E部の寸法はヒータ
ーボード1の切断精度や圧着時の位置合わせ精度等を考
慮し20〜200μm、F部の寸法は、10〜30μ
m、その他の形状は実施例1と同様にすることによりヒ
ーターボード1の大きさを変えることなくオリフィスプ
レート4の変形による印字曲がりを抑えることが可能で
あった。
【0015】[実施例3]図4は、本発明の実施例3の
構成を示すものである。本実施例においては、掘りこみ
部は緩やかなスロープ形状となっている。スロープの形
状はオリフィスプレートのソリ形状に対応させることが
好ましく、本実施例はソリ形状が安定している場合に適
している。
【0016】[実施例4]図5は、本発明の実施例4の
構成を示すものである。本実施例は上述の実施例1〜3
とは異なり、ヒーターボード端部と当接する部分のオリ
フィスプレートを厚くすることによりヒーターボード端
部に力が加わってもオリフィスプレートが変形しないよ
うにしたものである。この時オリフィスプレートは、吐
出口より外側の部分のみ厚くしている。すなわち吐出口
部まで厚くしてしまうと、オリフィスプレート部におけ
る吐出口の流体抵抗が高くなってしまう為インク吐出効
率の低下を招くとともにエキシマレーザー等により吐出
口の穴明けを行う際には生じるテーパー形状により穴面
積が小さくなってしまうという問題が発生する為であ
る。
【0017】図6に図5のヒーターボード端部付近の拡
大図を示す。ここで“H”はヒーターボード端部でのオ
リフィスプレート厚増加分、“G”は吐出口からオリフ
ィスプレートの厚みが変化し始める位置までの距離、
“θ”はオリフィスプレート厚の変化している部分の角
度である。ここでオリフィスプレート厚変化角度“θ”
は、余り急激に変化させるのは好ましく無い。なぜな
ら、一般的にインクジェットプリンターはフェイス面
(オリフィスプレートのヒーターボード当接側と反対側
の面)に付着したインクを清掃する為、拭き部材をフェ
イス面に当接移動させる動作が行われており、“θ”が
大きいと拭き部材がフェイス面に当接せずインクの拭き
残しが発生してしまう為である。
【0018】従来端部20seg程度の印字が曲がって
いたヘッドについて本発明者が検討した結果によれば、
厚み増加分“H”はオリフィスプレートの厚さの1/4
以上であることが好ましい。また吐出口からの距離
“G”はオリフィスプレート厚変化角度“θ”が10°
以下の場合において0.2mm以上であることが好まし
い。すなわち本実施例によっても、オリフィスプレート
の変形を小さく抑えることにより、ヒーターボードの大
きさ拡大によるコストアップや、吐出口率の低下等を招
くこと無しに端部曲がりの無い良好な印字が得られる。
【0019】もちろん本実施例と上述の実施例1〜3を
組み合わせることにより、オリフィスプレートの変形を
より抑えることが可能となる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上のように、オリフィスプ
レートの基板端部との当接部に、掘りこみ部を設けた構
成により、天板と基板との圧着固定による天板の変形を
防止することができるから、変形部分が吐出口に及ばな
いようにヒーターボードを大きくする必要がなくなり、
そのためのコストアップを招くことなく、良好な印字を
実現することができる。またオリフィスプレートのソリ
に対する変形の影響も少なくなるので生産上のマージン
アップを図ることができる。また、オリフィスプレート
のヒーターボード端部と当接する部分のオリフィスプレ
ートの厚みを吐出口部分の厚みより厚くすることによっ
ても、上記と同様な効果を得ることができ、さらに、こ
れらを組み合わせることにより、より高い効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるインクジェット記録
ヘッドのヒーターボードとオリフィスプレートが圧着固
定された状態を示す説明図。
【図2】図1のオリフィスプレートと基板端部との当接
部の拡大図であり、ヒーターボードとオリフィスプレー
トが圧着固定された際の、多数の細かい壁と凹みとから
なる掘りこみ部の構成を示す模式図。
【図3】本発明の実施例2におけるヒーターボードとオ
リフィスプレートが圧着固定された際の、基板の端とオ
リフィスプレートとが当接しない形状部を有している掘
りこみ部の構成を示す模式図。
【図4】本発明の実施例3における緩やかなスロープ形
状とした掘りこみ部の構成を示す模式図。
【図5】本発明の実施例4におけるオリフィスプレート
の基板端部との当接部を厚くした構成を示す模式図。
【図6】図5のオリフィスプレートと基板端部との当接
部の拡大図。
【図7】本発明が適応可能なインクジェット記録ヘッド
の構成を示す斜視図。
【図8】従来のインクジェット記録ヘッドの詳細構成を
示す説明図。
【図9】従来のインクジェット記録ヘッドでの印字を示
す模式図。
【図10】本発明が適応可能な別のインクジェット記録
ヘッドの部品構成及び組み立ての概略がわかるように描
かれた模式図。
【図11】図10のインクジェット記録ヘッドの組み立
て断面図。
【符号の説明】
1:ヒーターボード 2:配線基板 3:天板 4:オリフィスプレート 5:支持体 6:押えバネ 7:掘りこみ部 8:吐出口

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク流路溝及び該インク流路溝の一端に
    連通するインク吐出口を形成したオリフィスプレートを
    有する天板と、インクを吐出させるためのエネルギー変
    換体を有する基板とを備え、前記天板と前記基板とを圧
    着固定させることによりインク流路を形成し、該インク
    流路と対応して前記エネルギー変換体が位置するように
    構成したインクジェット記録ヘッドにおいて、 前記オリフィスプレートの前記基板端部との当接部に、
    掘りこみ部を設けたことを特徴とするインクジェット記
    録ヘッド。
  2. 【請求項2】前記掘りこみ部は、多数の細かい壁と凹み
    とからなることを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】前記壁はその壁幅が5〜15μmであり、
    また、前記凹みはその凹み幅が前記壁幅の1〜5倍であ
    ることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記
    録ヘッド。
  4. 【請求項4】前記掘りこみ部は、前記基板の端と前記オ
    リフィスプレートとが当接しない形状部を有しているこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
    載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】前記掘りこみ部は、前記基板の外側に向か
    うにしたがって掘りこみ深さが漸次緩やかに深さを増す
    ように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求
    項4のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】前記掘りこみ深さが、スロープ形状である
    ことを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録
    ヘッド。
  7. 【請求項7】前記スロープ形状が、前記天板と前記基板
    とを圧着固定された際のオリフィスプレートのソリ形状
    に対応する形状に形成されていることを特徴とする請求
    項6に記載のインクジェット記録ヘッド。
  8. 【請求項8】インク流路溝及び該インク流路溝の一端に
    連通するインク吐出口を形成したオリフィスプレートを
    有する天板と、インクを吐出させるためのエネルギー変
    換体を有する基板とを備え、前記天板と前記基板とを圧
    着固定させることによりインク流路を形成し、該インク
    流路と対応して前記エネルギー変換体が位置するように
    構成したインクジェット記録ヘッドにおいて、 前記オリフィスプレートの前記基板端部との当接部の厚
    みが、吐出口部の厚みより厚く形成されていることを特
    徴とするインクジェット記録ヘッド。
  9. 【請求項9】前記当接部の厚みは、前記基板の外側に向
    かうにしたがって該当接部の厚みが漸次緩やかに増加す
    るように形成されていることを特徴とする請求項8に記
    載のインクジェット記録ヘッド。
  10. 【請求項10】前記当接部の厚みは、前記基板の端にお
    ける厚みが吐出口部分の厚みの1.25倍以上であるこ
    とを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録ヘ
    ッド。
  11. 【請求項11】前記当接部の厚みが前記インク吐出口か
    ら増加し始めるまでの距離は、該厚みの増加による変化
    直線と基板とのなす角度で規定されるオリフィスプレー
    ト厚変化角度が10度以下の場合において、0.2mm
    以上であることを特徴とする請求項9に記載のインクジ
    ェット記録ヘッド。
  12. 【請求項12】請求項1〜請求項7のいずれか1項に記
    載のインクジェット記録ヘッドにおいて、請求項8〜請
    求項11のいずれか1項に記載の記録ヘッドの構成を備
    えていることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
JP15380098A 1998-05-19 1998-05-19 インクジェット記録ヘッド Pending JPH11320888A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15380098A JPH11320888A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 インクジェット記録ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15380098A JPH11320888A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 インクジェット記録ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11320888A true JPH11320888A (ja) 1999-11-24

Family

ID=15570412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15380098A Pending JPH11320888A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 インクジェット記録ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11320888A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2719536A1 (en) 2012-10-10 2014-04-16 Ricoh Company Ltd. Liquid droplet discharge head, liquid droplet discharge apparatus including the same, and ink-jet recording apparatus as the liquid droplet discharge apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2719536A1 (en) 2012-10-10 2014-04-16 Ricoh Company Ltd. Liquid droplet discharge head, liquid droplet discharge apparatus including the same, and ink-jet recording apparatus as the liquid droplet discharge apparatus
US9186895B2 (en) 2012-10-10 2015-11-17 Ricoh Company, Ltd. Liquid droplet discharge head, liquid droplet discharge apparatus including the same, and ink-jet recording apparatus as the liquid droplet discharge apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6257703B1 (en) Ink jet recording head
US6481834B2 (en) Ink-jet recording head
EP0659573B1 (en) Liquid jet head, liquid jet head cartridge and liquid jet apparatus
US5988786A (en) Articulated stress relief of an orifice membrane
JPH05229116A (ja) インクジェットヘッド
JPH11320888A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP3562564B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド
JP3221474B2 (ja) インクジェット式印字ヘッド
JP3190454B2 (ja) インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
US20020044177A1 (en) Liquid discharge head and liquid discharge apparatus
EP1000744A3 (en) Ink jet recording head, ink jet recording cartridge, and recording apparatus
JP3461249B2 (ja) インクジェット記録ヘッド
JPH11147314A (ja) インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置
US6886925B2 (en) Porous back-shooting inkjet print head module and method for manufacturing the same
JP3239417B2 (ja) インクジェット式印字ヘッド、及びその製造方法
JP2801424B2 (ja) インクジェット記録装置および該装置における吐出回復方法
JPS628316B2 (ja)
JP3116650B2 (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法
JPH0234781B2 (ja) Inkujetsutokirokuyohetsudo
JP3683941B2 (ja) インクジェットヘッド、該ヘッドを有するインクジェットカートリッジ及び該ヘッドを搭載するインクジェット装置
JP3446533B2 (ja) インクジェット記録ヘッドおよびその製造方法
JPH0848033A (ja) インクジェットヘッド
JP2003080697A (ja) インクジェットヘッド
JP4243341B2 (ja) インクジェットヘッド
AU773695B2 (en) Liquid discharging method, liquid supplying method, liquid discharge head, liquid discharge head cartridge using such liquid discharge head, and liquid discharge apparatus