JPH11320186A - 電縫管内面ビード切削不良検出方法及び装置 - Google Patents
電縫管内面ビード切削不良検出方法及び装置Info
- Publication number
- JPH11320186A JPH11320186A JP13022798A JP13022798A JPH11320186A JP H11320186 A JPH11320186 A JP H11320186A JP 13022798 A JP13022798 A JP 13022798A JP 13022798 A JP13022798 A JP 13022798A JP H11320186 A JPH11320186 A JP H11320186A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電縫鋼管内面ビード切削不良箇所の早期検出
する方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 電縫鋼管の内面ビードを切削する方法に
ついて、その切削用カッタボディを装着しているブラケ
ットの切削振動を検出する為に、加速度ピックアップを
装着し、その切削振動波形より不良切削箇所を検出する
方法及び装置。 【効果】 内面ビードの切削振動を検出し、健全切削部
と不良切削部の切削振動を区別し、不良切削箇所を早期
に検出出来る。
する方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 電縫鋼管の内面ビードを切削する方法に
ついて、その切削用カッタボディを装着しているブラケ
ットの切削振動を検出する為に、加速度ピックアップを
装着し、その切削振動波形より不良切削箇所を検出する
方法及び装置。 【効果】 内面ビードの切削振動を検出し、健全切削部
と不良切削部の切削振動を区別し、不良切削箇所を早期
に検出出来る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電縫管内面ビード切
削不良検出方法及び装置に関する。
削不良検出方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の内面ビード切削不良検出方法とし
ては、切削開始後の第１の時間帯と他の時間帯との切削
振動を求め、異常検出する方法（例えば、特開昭６１−
３８８４７号公報）や、切削バイトの切削反力を検出し
て異常検出する方法（例えば、特開昭５４−１０２６８
１号公報）や、電縫管内面ビード部の切削状況を光学的
に監視する方法（例えば、特開平６−１５５１３３号，
特開平７−１３６９０８号，特開平７−１３６９０９号
公報）、電縫管内面ビード部の切削後を超音波で計測す
る方法（例えば、特開平４−１５１５５３号公報）など
が提案されている。以上の様に切削振動、切削反力、光
学式、超音波等を用いて切削不良を検出する方法が提案
されているが、いずれも実用化には結びついていない。
ては、切削開始後の第１の時間帯と他の時間帯との切削
振動を求め、異常検出する方法（例えば、特開昭６１−
３８８４７号公報）や、切削バイトの切削反力を検出し
て異常検出する方法（例えば、特開昭５４−１０２６８
１号公報）や、電縫管内面ビード部の切削状況を光学的
に監視する方法（例えば、特開平６−１５５１３３号，
特開平７−１３６９０８号，特開平７−１３６９０９号
公報）、電縫管内面ビード部の切削後を超音波で計測す
る方法（例えば、特開平４−１５１５５３号公報）など
が提案されている。以上の様に切削振動、切削反力、光
学式、超音波等を用いて切削不良を検出する方法が提案
されているが、いずれも実用化には結びついていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】例えば、電縫管内面ビ
ード切削不良を検出するには切削している状態を外面か
ら観測することが不可能であるため、切削不良を起こし
た箇所が内面検査に搬送されて始めて異常が発見される
ので、工具破損等の異常が発見された以降のパイプ全て
に欠陥が生ずる様な欠陥では稼働率及び歩留の低下に繋
がるという問題点を有していた。一方、従来技術の電縫
管内面ビード切削不良検出方法は前述のような測定方法
であることから、成形変動、溶接変動で生ずる変動まで
検出してしまい、その度毎に生産ラインを停止して確認
していたのでは稼働率及び実働率を低下させてしまい、
まったく実用にならない方法であった。本発明ではこの
様な実情に鑑み、造管工程において特に小径サイズの電
縫管の内面ビード切削不良検出を行うことが可能で、か
つ精度の高い検出方法を提供することを目的とする。
ード切削不良を検出するには切削している状態を外面か
ら観測することが不可能であるため、切削不良を起こし
た箇所が内面検査に搬送されて始めて異常が発見される
ので、工具破損等の異常が発見された以降のパイプ全て
に欠陥が生ずる様な欠陥では稼働率及び歩留の低下に繋
がるという問題点を有していた。一方、従来技術の電縫
管内面ビード切削不良検出方法は前述のような測定方法
であることから、成形変動、溶接変動で生ずる変動まで
検出してしまい、その度毎に生産ラインを停止して確認
していたのでは稼働率及び実働率を低下させてしまい、
まったく実用にならない方法であった。本発明ではこの
様な実情に鑑み、造管工程において特に小径サイズの電
縫管の内面ビード切削不良検出を行うことが可能で、か
つ精度の高い検出方法を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、切削する際に発生する切削振動を測定し、その振
動の大きさだけでなく不良切削の際発生する振動の規則
性より不良切削振動のみを健全切削と区別し、不良切削
箇所を検出する。すなわち、本発明は、例えば小径電縫
管の製造工程でいえば、内面ビード切削ブラケットに切
削中の切削振動を測定する為の振動測定手段とその振動
測定値を単位時間積分する手段及び原振動測定値と単位
時間積分値がある一定値以上を示した際に警報を発する
監視手段により前記目的を達成したものである。
ろは、切削する際に発生する切削振動を測定し、その振
動の大きさだけでなく不良切削の際発生する振動の規則
性より不良切削振動のみを健全切削と区別し、不良切削
箇所を検出する。すなわち、本発明は、例えば小径電縫
管の製造工程でいえば、内面ビード切削ブラケットに切
削中の切削振動を測定する為の振動測定手段とその振動
測定値を単位時間積分する手段及び原振動測定値と単位
時間積分値がある一定値以上を示した際に警報を発する
監視手段により前記目的を達成したものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明による検出装置及び
その方法を図面に基づき説明する。図１は本発明の実施
例における電縫管製造法及び切削振動を検出する装置を
示す図である。帯鋼１は成形ロール２により管状に成形
された後、ワークコイル３で管状に成形された帯鋼１の
エッジ部を加熱し加圧ロール４によって加圧圧接される
ことにより溶接され連続的に電縫管になる。その際、エ
ッジ部に生じるビードを切削するために、圧延スタンド
５に固定されたブラケット６に脱着自由に装着されたマ
ンドレルバー７の先にカッターボディ８が装着されてお
り、このカッターボディ８に切削バイト９が脱着自由に
装着されている。
その方法を図面に基づき説明する。図１は本発明の実施
例における電縫管製造法及び切削振動を検出する装置を
示す図である。帯鋼１は成形ロール２により管状に成形
された後、ワークコイル３で管状に成形された帯鋼１の
エッジ部を加熱し加圧ロール４によって加圧圧接される
ことにより溶接され連続的に電縫管になる。その際、エ
ッジ部に生じるビードを切削するために、圧延スタンド
５に固定されたブラケット６に脱着自由に装着されたマ
ンドレルバー７の先にカッターボディ８が装着されてお
り、このカッターボディ８に切削バイト９が脱着自由に
装着されている。
【０００６】本発明においては更に内面ビード切削ブラ
ケットに切削中の切削振動を測定する為の振動測定手段
として、ブラケット６には振動検出素子である加速度ピ
ックアップ１０が介装され、この加速度ピックアップ１
０が切削バイト９の切削振動を検出し、その振動測定値
を単位積分する演算器１１にて演算実施し、その単位時
間積分値が所定の一定値以上を示すか監視する監視装置
１２及び警報装置１３により、切削不良を検出する。
ケットに切削中の切削振動を測定する為の振動測定手段
として、ブラケット６には振動検出素子である加速度ピ
ックアップ１０が介装され、この加速度ピックアップ１
０が切削バイト９の切削振動を検出し、その振動測定値
を単位積分する演算器１１にて演算実施し、その単位時
間積分値が所定の一定値以上を示すか監視する監視装置
１２及び警報装置１３により、切削不良を検出する。
【０００７】図２は図１より得られた切削振動から不良
切削振動のみを検出するフローチャートである。例え
ば、図１に示した様な測定方法においては、切削振動を
造管中絶えず取り込み、この信号は図３の様に表せるの
でこの信号を図２のフローチャートに従い連続演算処理
することで切削不良と健全切削の違いを識別出来る。従
って、内面ビード切削中、ある一定時間振動電流値を積
分し、その積分値と元の波形がしきい値を監視し、それ
らの値が同時に一定のレベルを超えた箇所が不良箇所と
なる。図４は実施例の回路図であり、その積分時間は発
明者の実験では積分時間は１．０〜１．５秒がもっとも
安定した結果を得ることができた。
切削振動のみを検出するフローチャートである。例え
ば、図１に示した様な測定方法においては、切削振動を
造管中絶えず取り込み、この信号は図３の様に表せるの
でこの信号を図２のフローチャートに従い連続演算処理
することで切削不良と健全切削の違いを識別出来る。従
って、内面ビード切削中、ある一定時間振動電流値を積
分し、その積分値と元の波形がしきい値を監視し、それ
らの値が同時に一定のレベルを超えた箇所が不良箇所と
なる。図４は実施例の回路図であり、その積分時間は発
明者の実験では積分時間は１．０〜１．５秒がもっとも
安定した結果を得ることができた。
【０００８】
【発明の効果】本発明になる電縫管内面ビード切削不良
検出方法及び装置は以上のようであることから、電縫管
の造管ラインにおいて切削不良を検出することが可能で
あり、健全切削の際に発する切削振動と板と板を中継ぎ
溶接した箇所を切削する際に発する切削振動と切削不良
の際に発する切削振動を区別し、これらの切削振動より
不良切削箇所を精度良く検出でき、検出結果の操業への
フィードバックを効果的なものとして製品品質の向上に
大きく寄与することが出来る。
検出方法及び装置は以上のようであることから、電縫管
の造管ラインにおいて切削不良を検出することが可能で
あり、健全切削の際に発する切削振動と板と板を中継ぎ
溶接した箇所を切削する際に発する切削振動と切削不良
の際に発する切削振動を区別し、これらの切削振動より
不良切削箇所を精度良く検出でき、検出結果の操業への
フィードバックを効果的なものとして製品品質の向上に
大きく寄与することが出来る。
【図１】本発明の実施例における電縫管製造法及び切削
振動を検出する装置の説明図である。
振動を検出する装置の説明図である。
【図２】本発明の内面ビード切削不良振動のみを検出す
るフローチャートである。
るフローチャートである。
【図３】検出した信号例である。
【図４】本発明に係る実施例の回路図である。
１ 帯鋼 ２ 成形ロール ３ ワークコイル ４ 加圧ロール ５ 圧延スタンド ６ ブラケット ７ マンドレルバー ８ カッターボディ ９ 切削バイト １０ ピックアップ １１ 演算器 １２ 監視装置 １３ 警報装置
Claims (2)
- 【請求項１】 電縫管内面ビード切削のブラケットに伝
わる切削振動を検出し、健全切削の際に発する切削振動
と板と板を中継ぎ溶接した箇所を切削する際に発する切
削振動と切削不良の際に発する切削振動をそれぞれ区別
し、これらの切削振動より前記の切削不良箇所の早期検
出を可能とすることを特徴とする電縫管内面ビード切削
不良検出方法。 - 【請求項２】 電縫管内面ビードの切削に際し、内面ビ
ード切削ブラケットに切削中の切削振動を測定するため
の振動測定手段と、その振動測定値を単位時間積分する
手段及び原振動測定値と単位時間積分値が所定の一定値
以上を示した際に警報を発する監視手段から成る電縫管
内面ビード切削不良検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13022798A JPH11320186A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 電縫管内面ビード切削不良検出方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13022798A JPH11320186A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 電縫管内面ビード切削不良検出方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11320186A true JPH11320186A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15029145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13022798A Withdrawn JPH11320186A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 電縫管内面ビード切削不良検出方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11320186A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE1022679B1 (nl) * | 2015-04-02 | 2016-07-14 | D.E.C.O. Nv | Werkwijze voor het detecteren van een insnijding |
| KR20160127240A (ko) * | 2015-04-24 | 2016-11-03 | 현대제철 주식회사 | 강관 내면 비드 모니터링 장치 및 그 모니터링 방법 |
-
1998
- 1998-05-13 JP JP13022798A patent/JPH11320186A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE1022679B1 (nl) * | 2015-04-02 | 2016-07-14 | D.E.C.O. Nv | Werkwijze voor het detecteren van een insnijding |
| KR20160127240A (ko) * | 2015-04-24 | 2016-11-03 | 현대제철 주식회사 | 강관 내면 비드 모니터링 장치 및 그 모니터링 방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050802 |