JPH11319454A - 空気清浄作業台 - Google Patents

空気清浄作業台

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JPH11319454A
JPH11319454A JP10153806A JP15380698A JPH11319454A JP H11319454 A JPH11319454 A JP H11319454A JP 10153806 A JP10153806 A JP 10153806A JP 15380698 A JP15380698 A JP 15380698A JP H11319454 A JPH11319454 A JP H11319454A
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JP
Japan
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air
hood
work
clean
workbench
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Application number
JP10153806A
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English (en)
Inventor
Yutaka Hatsuta
豊 八太
Takeshi Yamada
武始 山田
Osamu Kikumi
修 菊実
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Midori Anzen Co Ltd
Original Assignee
Midori Anzen Co Ltd
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Publication date
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品加工業において,局所的にクリーンな作
業空間を提供し,小分け食品に異物が混入するのを防止
する。 【解決手段】 清浄空気を水平方向に吹き出す吹出口7
を有する空気清浄装置1と,吹出口7から清浄空気の気
流方向へ設置した作業台14と,清浄空気の気流中にお
いて,作業台14の上方を被い,かつ,作業台14上に
作業空間20を形成するように架設した透明仕切りフー
ド16とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は,空気清浄作業台
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 惣菜・弁当などの食品加工業において
は,食品をパック(容器)に小分けする作業が行われて
いる。その小分け作業は,作業台上にて決められた小分
け重量に計量しながら,作業者の手作業によりパック詰
めされている。作業者は,毛髪落下防止用帽子・無塵衣
・マスク・手袋を着用しており,作業空間は,温湿度空
調をした非開放の状態,すなわち,窓・扉が閉まった状
態の部屋である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上記従来の食品小分
け作業では,部屋の全体,又は,一部をクリーンルーム
化している所は少ない。その理由は,食品が半導体・製
薬業界に比して生産物の付加価値が低い,すなわち,安
価であるため,コスト面の余裕がなく,クリーンルーム
化には,設備のイニシャルコスト・ランニングコストが
多くかかる点にある。従って,作業空間において空気清
浄が管理されておらず,小分けした食品に有害な細菌な
どの微生物や,作業者の毛髪(前記帽子では,頭部と帽
子の隙間から毛髪が落下してしまうことがあるなど,完
全に毛髪の落下は防止できない。)などの異物が混入す
るという問題点があった。本発明は,食品加工業におい
て,局所的にクリーンな作業空間を提供することによ
り,小分けした食品に上記のような異物が混入するのを
防止することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために,本発明は,清浄空気を水平方向に吹き出す吹出
口を有する空気清浄装置と,上記吹出口から清浄空気の
気流方向へ設置した作業台と,清浄空気の気流中におい
て,上記作業台の上方を被い,かつ,作業台上に作業空
間を形成するように架設した透明仕切りフードとで構成
される点に特徴を有するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】 空気清浄装置には,例えば,清
浄空気を水平方向に吹き出す吹出口を有し,外気の吸込
口に装着されたプレフィルタを通して外気を吸い込み,
かつ,上記吹出口に装着されたメインフィルタへ送風し
て,上記吹出口から清浄空気として吹き出す送風機を内
蔵してなるものを使用する。
【0006】 作業台には,空気清浄装置の吹出口から
清浄空気の気流方向へ設置され,その幅が空気清浄装置
の吹出口の幅より狭い作業台であって,望ましくは,ス
テンレス製の作業台を使用する。
【0007】 透明仕切りフードには,清浄空気の気流
中において,作業台の上方を被い,かつ,作業台の両側
で作業者が向かい合って作業可能な作業空間を作業台上
に形成するように架設して,清浄空気の気流をフード内
気流とフード上面気流に分流させるフードを使用する。
【0008】 作業空間のうち,空気清浄装置の吹出口
と対向する終端端面は,開放してもよく,同終端端面の
全部,又は,下方部を除く部分を垂直な仕切りフードで
塞いでも良い。
【0009】 上記の構成よりなる空気清浄作業台で
は,作業空間と,透明仕切りフードの上面が清浄空気の
気流,すなわち,フード内気流と,フード上面気流によ
って常時清浄化されているので,上記作業空間におい
て,食品の小分け作業を行えば,小分け食品に異物が混
入するのを防止できる。特に,透明仕切りフードの設置
により,食品混入異物の主な物である作業者の毛髪は遮
蔽でき(毛髪は,その形状・大きさ・重さにより清浄空
気の気流だけでは防御できない。),また,同フードに
より作業空間を透視できるので,作業空間用の照明器具
は不要である。
【0010】 しかも,上記空気清浄作業台では,食品
の小分け作業を行う部屋全体に清浄空気を吹き出すので
はなく,作業台上の局所的な作業空間に清浄空気を吹き
出せば良いので,空気清浄装置について,装置の小型化
が可能で,イニシャルコストを低減できるとともに,小
風量化も可能で,ランニングコストを低減できる。
【0011】
【実施例】 以下図面にもとづいて本発明の実施例を説
明すると,1は空気清浄装置で,これには,例えば,図
4ないし図7に示すように薄型ケーシング2の背面下方
部には,外気3Aの吸込口4を設け,この吸込口4に
は,プレフィルタ5を装着し,ケーシング2内でプレフ
ィルタ5の直後には,外気3Aをプレフィルタ5を通し
て吸い込む送風機6を配置し,ケーシング2の正面上方
部には,後記清浄空気を送風機6の送風力によって水平
方向に吹き出す吹出口7を設け,この吹出口7には,送
風機6によって送風される空気3Bを清浄化し,清浄空
気8Aとして送り出すメインフィルタ9を装着してなる
空気清浄装置を使用する。なお,空気清浄装置1のケー
シング2,送風機6などの金属製構成部品には,洗浄・
錆の防止など衛生上の観点からステンレスで構成された
ものを使用するのが最も望ましい。
【0012】 メインフィルタ9には,濾過集塵式フィ
ルタ,又は,電気集塵式フィルタ,若しくは,その双方
を使用する。なお,濾過集塵式フィルタには,高性能の
HEPAフィルタ(捕集率99.99% at0.3μ
m)を使用するのが望ましい。
【0013】 空気清浄装置1の高さ寸法は,その天面
を特別な道具を用いずに作業者が常に清掃できる高さ,
すなわち,1300mm〜1500mmとする。空気清
浄装置1の上面部は,塵埃の堆積を防止できるように傾
斜させることもある。
【0014】 10は空気清浄装置1を移動可能に支持
する,すなわち,可搬式にする台車で,ステンレスパイ
プで成形してなり,下辺には,キャスター11と,ブレ
ーキ付きキャスター12を取付けてなる。
【0015】 14はステンレス製の作業台で,これに
は,一般的な市販品で高さが800mm〜900mm程
度のものを使用し,図1及び図2に示すように空気清浄
装置1の吹出口7から清浄空気8Aの気流方向へ設置し
てある。そして,図3に示すように吹出口7の片側と作
業台14の片側の間の寸法Wが100mm〜300m
m,すなわち,作業台14の幅が吹出口7の幅より20
0mm〜600mm狭い作業台を使用する。この寸法W
が100mmより小さい場合は,作業台14上の空間
と,作業空間(部屋の空気)を遮断する作用が弱くな
り,作業台14上の空間の清浄度が維持しにくい。ま
た,同寸法が300mmより大きいと,空気清浄装置1
が大型化(作業台14の幅+600mm以上の幅広化)
して,広いエリアに清浄空気を送風することになり,可
搬式のメリットがなくなる。なお,作業台14の脚部1
5の下端には,キャスターを取付けてもよく,取付けな
くてもよい。
【0016】 16は透明仕切りフードで,アクリル,
ポリカーボネート,塩化ビニールなどの透明樹脂,ガラ
スなどによって,図8及び図9に示すように作業台14
の両側部で低く,内側部で高くなるように傾斜させて成
形してなり,清浄空気8Aの気流中において,作業台1
4の上方を被い,かつ,図3に示すように作業台14の
両側で毛髪落下防止用帽子・無塵衣・マスク・手袋着用
の作業者17,18が向かい合って作業台14上のパッ
ク19に食品を小分けする作業が可能な作業空間20を
形成するように架設して,図2に示すように清浄空気8
Aをフード内気流U1 とフード上面気流U2 に分流させ
る。なお,上記透明樹脂には,作業空間(部屋の空気)
中の粉塵などを吸引しないように帯電防止(静電気対
策)された材料を使用すると更に良い。
【0017】 21,22は図1に示すように透明仕切
りフード16をその前後両端部で支持する支柱で,それ
らの下端部を作業台14の両側部分に固定した受筒2
3,24に昇降自在に挿通し,受筒23,24から支柱
21,22の下端部へ止めボルト(図中省略)をねじ込
むことにより,透明仕切りフード16の作業台14から
の高さHを調整できるようにしてある。
【0018】 その高さHの調整は,図8及び図9に示
すように作業台14の両側部での高さH1 が300mm
を中心として±50mm(作業者17,18が作業し難
くならず,清浄度を維持できる最少寸法)とし,作業台
14の内側部での高さH2 が最高位で450mm〜60
0mmとする。これらの寸法は,作業の支障にならず,
清浄度を維持するのにも良く,後記の“傾斜”の効果を
併せ持つ。25は以上の構成よりなる空気清浄作業台を
設置した部屋である。
【0019】 作業台14の高さの最小値が上記のよう
に800mmであり,透明仕切りフード16の高さH2
の最小値が上記のように450mmであるから,両者を
加えると1250mmとなる。空気清浄装置1の高さ寸
法,すなわち,吹出口7の上端部が1250mm以下で
は,フード上面気流U2 は流せない。フード上面気流U
2 の厚さは50mm程あると,フード上面気流U2 を透
明仕切りフード16の端部迄流すのに都合が良い。従っ
て,空気清浄装置1の高さ寸法の下限値は,1300m
mとなる。
【0020】 上記実施例のように作業台14にその幅
が吹出口7の幅より200mm〜600mm狭い作業台
を使用すると,作業台14の両側から100mm〜30
0mmの各空間ごとに清浄空気8Aの気流が生じる。そ
のため,透明仕切りフード16から落下した作業者の毛
髪などを作業空間20から遠ざけるように作用する。ま
た,作業者が作業台14に近付くと,空気に動きが発生
し,その動きにつられて浮遊菌などが作業空間20に侵
入しようとするが,上記の各気流によって浮遊菌などが
作業空間20に近寄るのを防げる。また,空調機器の吹
き出し風が作業空間20に向かっていると,清浄化され
ていない空気そのものや,浮遊菌などが作業空間20に
侵入しようとするが,上記の各気流によってそれらが作
業空間に近寄るのを防げる。
【0021】 上記実施例では,作業空間20のうち,
空気清浄装置1の吹出口7と対向する終端端面の全部を
開放するように構成されたタイプの空気清浄作業台につ
いて説明したが,本発明は,作業空間20の終端端面に
垂直な仕切りフードを付設して空気清浄作業台を構成す
ることもある。なお,同仕切りフード以外の構成は,上
記実施例で説明した構成と同じにする。
【0022】 次に,その実施例を説明すると,図10
ないし図12に示すように作業空間20の終端端面の全
部を垂直な仕切りフード26で塞ぐ。このタイプの空気
清浄作業台では,空気清浄装置1の吹出口7から吹き出
された清浄空気8Aが,図12の矢印U3 で示すように
作業者17,18側,すなわち,作業台14の短手方向
に排出され,吹出口7からの気流速度が遅い所(0.2
m/s程度)でも,作業台14全域の清浄度が得られ
る。
【0023】 仕切りフード26は図13に示すように
作業空間20の終端端面の下方部を除いた部分を塞ぐよ
うに,すなわち,同終端端面の下方部を開放するように
付設することもある。この場合,上下方向の寸法を狭め
たフードを使用しても良く,また,図10に示した仕切
りフード26と同様のフードを上下方向の寸法が伸縮可
能となるように製作し,同仕切りフードの下辺を作業台
14の上方へ押し上げるようにようにしたフードを使用
しても良く,また,図10に示した仕切りフード26と
同様のフードを上方へ引き上げて,上記終端端面の下方
部を開放すると同時に,同フードの上端部を透明仕切り
フード16より突出させるフードを使用しても良い。
【0024】 この最後のフード以外の上記各フードを
使用する場合でも,図14に示すようにその上端部44
を透明仕切りフード16より突出させても良い。この各
突出部には,透明仕切りフード16の上面気流U2 が衝
突して,透明仕切りフード16の両側へ流れ出すので,
透明仕切りフード16の上面に落下した作業者の毛髪な
どを作業空間20から遠ざけることができる。
【0025】 上記各実施例で説明した各空気清浄作業
台1の作業空間20の清浄度(一定体積の空気中の粉塵
(菌など)の数であらわす。)は,いずれもクラス10
0以下とする。また,各空気清浄装置1の吹出口7にお
ける清浄空気の気流速度は,各作業台14上に置かれた
小分け用の袋,パック,又は,トレイなどが吹き飛ばさ
れないような低速,すなわち,0.1〜0.7m/sと
することが良い。
【0026】 上記各実施例では,食品の小分け作業が
1工程で完了する場合に使用される空気清浄作業台につ
いて説明したが,本発明は,食品の小分け作業が複数の
工程を経て完了する場合に使用される空気清浄作業台を
構成することもある。
【0027】 次に,その実施例を説明すると,最初の
実施例で説明した空気清浄作業台(以下第1空気清浄作
業台という)における作業台14を図15に示すように
長いステンレス製の作業台27に置換するか,又は,作
業台14の終端に別のステンレス製作業台を継ぎ足すか
する。そして,第1空気清浄作業台の作業空間20の開
放されている終端端面には,図15に示すように第2空
気清浄装置29を設置する。この空気清浄装置29の金
属製構成部品には,空気清浄装置1と同様にステンレス
で構成されたものを使用するのが最も望ましい。
【0028】 第2空気清浄装置29には,例えば,図
16ないし図18に示すようにトンネル30を有するケ
ーシング31の両側に作業台27をまたぐ門柱32,3
2を設け,門柱32,32の下端には,キャスター33
と,ブレーキ付きキャスター34とを取付け,ケーシン
グ31の背面,すなわち,第1空気清浄作業台側の面に
は,空気清浄装置1から吹き出された清浄空気8Aを混
入した外気3Cの吸込口35を設け,この吸込口35に
は,プレフィルタ36を装着し,このプレフィルタ36
からケーシング31の正面側へ間隔をおいた位置には,
外気3Cをプレフィルタ36を通して吸い込む送風機3
7を配置し,ケーシング31の正面には,後記清浄空気
を送風機37の送風力によって水平方向に吹き出す吹出
口38を設け,この吹出口38には,送風機37によっ
て送風される空気3Dを清浄化し,清浄空気8Bとして
送り出すメインフィルタ39を装着してなる空気清浄装
置を使用する。
【0029】 第2空気清浄装置29の高さ寸法,及
び,吸込口34と吹出口37の幅は,第1空気清浄作業
台における空気清浄装置1の高さ寸法,及び,吸込口4
と吹口7の幅とそれぞれ同じである。なお,送風機37
は図16に示すように空気3Dの一部をケーシング31
の底面40に吹き出し,その空気3Dを底面40でメイ
ンフィルタ39に向かって反射させる構成を有する。メ
インフィルタ39には,0012項で説明したフィルタ
と同様のフィルタを使用する。
【0030】 第2空気清浄装置29の吹出口38から
吹き出される清浄空気8Bの気流中において,第1空気
清浄作業台における透明仕切りフード16と同様の透明
仕切りフード41を架設して,作業空間20と同様の作
業空間42を形成する。この作業空間42のうち,第2
空気清浄装置29の吹出口38と対向する終端端面に
は,図15に示すようにその全部を垂直な仕切りフード
43で塞いでも良く,また,上記各実施例で説明したよ
うに同終端端面の全部を開放しても良く,同終端端面を
その下方部が開放されるように垂直な仕切りフードで塞
いでも良く,また,どの垂直な仕切りフードを使用する
場合でも,その上端部を透明仕切りフード41より突出
させても良い。この各突出部により,0023項の説明
と同様に作業者の毛髪などを作業空間42から遠ざける
ことができる。
【0031】 第1空気清浄作業台に追加設置された上
記空気清浄作業台(以下第2空気清浄作業台という)で
は,第1空気清浄作業台の作業空間20における第1工
程で食品の一部が詰められた各パックが作業者によって
トンネル30を通して第2空気清浄作業台の作業空間4
2へ順次送り込まれ,同各パック内に追加の食品を詰め
るというように食品の小分け作業の第2工程が行われ
る。なお,食品の小分け作業が3工程以上で行われる場
合には,第2空気清浄作業台に同作業台と同様の作業台
を工程数に応じて順次追加設置すれば良い。
【0032】 上記実施例で説明した第1,第2の空気
清浄作業台の作業空間20,42,又は,第2空気清浄
作業台に追加設置される各作業台の作業空間の清浄度
は,いずれもクラス100以下とする。また,空気清浄
装置1の吹出口7における清浄空気の気流速度は,作業
台14上に置かれた小分け用の袋,パック,又は,トレ
イなどが吹き飛ばされないような低速,すなわち,0.
1〜0.7m/sとするが,第2空気清浄装置29の吹
出口38,又は,第2空気清浄作業台に追加設置される
各空気清浄装置の吹出口における清浄空気の気流速度
は,小分け用の袋,パック,又は,トレイ内に小分け作
業の第1工程で小分けされた食品が既に詰められてい
て,それらの重量が増加しているので,上記速度より若
干速めることもある。
【0033】
【発明の効果】 本発明は,叙上のように構成したか
ら,次のような効果を奏する。 (1) 作業空間における空気清浄が管理されており,食品
の小分け作業に必要充分な局所空間の清浄度を維持する
ことができ,小分け食品に有害な細菌などの微生物や,
作業者の毛髪などの異物混入を防止できる。 (2) 空気清浄装置の小型化が可能で,イニシャルコスト
を低減できるとともに,空気清浄装置から吹き出す清浄
空気の小風量化も可能で,ランニングコストを低減でき
る。 (3) 清浄空気の気流中において,作業台の上方に透明仕
切りフードを架設したため,透明仕切りフード上面側に
も清浄空気が流れて,同フードの上面に塵埃が堆積する
のを防止できる。また,食品混入異物の主な物である作
業者の毛髪を遮蔽できる。また,同フードから作業空間
における食品の小分け作業を透視でき,作業空間用の照
明器具は不要である。 (4) 空気清浄装置の高さ寸法を1300mm〜1500
mmにすることにより,同装置の天面を作業者が常に清
掃できる。 (5) 空気清浄装置を薄型・可搬式にすることにより,同
装置の据付工事が不要になり,レイアウト変更に対応し
やすい。 (6) 作業台の幅を空気清浄装置の吹出口より狭くするこ
とにより,吹出口の両側と作業台の両側の間の各空間ご
とに清浄空気の気流が生じるため,透明仕切りフードか
ら落下した作業者の毛髪などや,浮遊菌や,清浄化され
ていない空調機器の吹き出し風や,その他の作業空間内
へ侵入しようとするものが作業空間に近寄るのを防げ
る。 (7) 透明仕切りフードを作業台からの高さが調整可能に
架設することにより,各作業者の身長に適合した作業空
間が得られる。 (8) 透明仕切りフードを作業台の両側部で低く,内側部
で高くなるように傾斜させることにより,作業者が自由
に手作業できる作業空間が得られる。 (9) 作業空間のうち,空気清浄装置の吹出口と対向する
終端端面の全部,又は,下方部を除く部分を垂直な仕切
りフードで塞ぐことにより,清浄空気の気流速度が遅く
ても,作業台全域の清浄度が得られる。 (10)垂直な仕切りフードの上端部を透明仕切りフードよ
り突出させることにより,その突出部に透明仕切りフー
ド上の清浄空気の流れが衝突して,透明仕切りフードの
両側へ流れ出すため,透明仕切りフード上に落下した作
業者の毛髪などを作業空間から遠ざけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る空気清浄作業台が部
屋内に設置された状態を示す斜視図である。
【図2】 同作業台を概略的に示す側面図である。
【図3】 同作業台で作業者が食品の小分け作業をする
状態を概略的に示す側面図である。
【図4】 同作業台に使用される空気清浄装置の正面図
である。
【図5】 同装置の中央縦断面を概略的に示す図であ
る。
【図6】 同装置の背面図である。
【図7】 同装置の平面図である。
【図8】 上記作業台における透明仕切りフードの傾斜
形状の一例を示す図である。
【図9】 上記作業台における透明仕切りフードの傾斜
形状の別の例を示す図である。
【図10】 本発明の別の実施例に係る空気清浄作業台
が部屋内に設置された状態を示す図である。
【図11】 同作業台を概略的に示す側面図である。
【図12】 同作業台で作業者が食品の小分け作業をす
る状態を概略的に示す平面図である。
【図13】 同作業台における垂直な仕切りフードの変
更例を概略的に示す図である。
【図14】 同作業台における垂直な仕切りフードの別
の変更例を概略的に示す図である。
【図15】 本発明の更に別の実施例に係る空気清浄作
業台が部屋内に設置された状態を示す斜視図である。
【図16】 同作業台に使用される第2空気清浄装置の
正面図である。
【図17】 同装置の中央縦断面を概略的に示す図であ
る。
【図18】 同装置の背面図である。
【符号の説明】
1 空気清浄装置 7 吹出口 8A 清浄空気 10 台車 14 作業台 16 透明仕切りフード 17,18 作業者 20 作業空間 21,22 支柱 26 垂直な仕切りフード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 清浄空気を水平方向に吹き出す吹出口を
    有する空気清浄装置と,上記吹出口から清浄空気の気流
    方向へ設置した作業台と,清浄空気の気流中において,
    上記作業台の上方を被い,かつ,作業台上に作業空間を
    形成するように架設した透明仕切りフードとで構成され
    てなる空気清浄作業台。
  2. 【請求項2】 空気清浄装置の高さ寸法が,1300m
    m〜1500mmである請求項1記載の空気清浄作業
    台。
  3. 【請求項3】 空気清浄装置が,薄型・可搬式に構成さ
    れている請求項1,2のいずれか1項記載の空気清浄作
    業台。
  4. 【請求項4】 作業台の幅が,空気清浄装置の吹出口の
    幅より狭い請求項1,2,3のいずれか1項記載の空気
    清浄作業台。
  5. 【請求項5】 透明仕切りフードが,作業台からの高さ
    を調整可能に架設されている請求項1,2,3,4のい
    ずれか1項記載の空気清浄作業台。
  6. 【請求項6】 透明仕切りフードが,作業台の両側部で
    低く,内側部で高くなるように傾斜させて成形されてい
    る請求項1,2,3,4,5のいずれか1項記載の空気
    清浄作業台。
  7. 【請求項7】 作業空間のうち,空気清浄装置の吹出口
    と対向する終端端面の全部,又は,下方部を除く部分
    が,垂直な仕切りフードで塞がれている請求項1,2,
    3,4,5,6のいずれか1項記載の空気清浄作業台。
  8. 【請求項8】 垂直な仕切りフードの上端部が,透明仕
    切りフードより突出している請求項7記載の空気清浄作
    業台。
JP10153806A 1998-05-19 1998-05-19 空気清浄作業台 Pending JPH11319454A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110260401A (zh) * 2019-05-31 2019-09-20 中国煤炭地质总局物测队 一种空调冷风优化装置
CN114700990A (zh) * 2022-03-30 2022-07-05 安徽高瑞鑫光电科技有限公司 单人无尘检验工作台
WO2023054564A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 日本無機株式会社 食品包装方法

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