JPH11319446A - 乾式濾過集塵機の濾布再生方法及び乾式濾過集塵機用濾布 - Google Patents

乾式濾過集塵機の濾布再生方法及び乾式濾過集塵機用濾布

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JPH11319446A
JPH11319446A JP13808498A JP13808498A JPH11319446A JP H11319446 A JPH11319446 A JP H11319446A JP 13808498 A JP13808498 A JP 13808498A JP 13808498 A JP13808498 A JP 13808498A JP H11319446 A JPH11319446 A JP H11319446A
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JP
Japan
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filter
filter cloth
cloth
bag
dust collector
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JP13808498A
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English (en)
Inventor
Hiroo Mizushima
裕男 水島
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Original Assignee
SHINWA TEC KK
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 濾布が中程で折れるのを防止して、固着した
粉塵等を確実に除去する。 【解決手段】 下向きにしたバグフィルタ部13を上下
方向に伸縮させて内部に固着した粉塵等を剥離する濾布
再生方法である。バグフィルタ部13をその内部へ空気
を送りながら下方向に収縮させるようにした。乾式濾過
集塵機用濾布11は、袋状でその内部に粉塵等を捕集す
るバグフィルタ部13と、織り糸15Aをあらい織り目
状に織ってバグフィルタ部13の外側に設けた織り布1
5とからなる。織り布15は、その織り糸15Aを濾材
の伸縮方向から45度傾斜して配設した。濾布21を横
方向に配設してもよい。この濾布21は、横方向に配設
したバグフィルタ部23と、このバグフィルタ部23を
覆って設けられた織り布25とからなる。織り布25の
織り糸25Aは横方向から傾斜して配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接ヒューム等の
オイル分及び高濃度粉塵の両方を含む空気中から粉塵等
を除去する乾式濾過集塵機の濾布再生方法及び乾式濾過
集塵機用濾布に関する。
【0002】
【従来の技術】濾布の再生方向としては、濾布に物理的
な衝撃(濾布を叩いたり伸縮させたりする衝撃)を与え
て濾布に固着した粉塵等を払い落とす方法が古くから一
般的に知られている。
【0003】具体的には、スプリングで濾布を吊り下げ
たり(実開昭57-119722号)、自動加振機構を備える
(特開昭59-4411号、実開昭62-126216号)等の様々な工
夫が施されている。
【0004】しかし、濾布に衝撃を与えると、濾布の耐
久性が悪化してしまうという問題があった。また、オイ
ル分を含む粉塵が濾布に固着している場合には、自動加
振機構による加振程度では剥離しないという問題があっ
た。
【0005】このため、本出願人は、濾布を緩やかに伸
縮させることで、粉塵を除去する手段を先に提案した
(特願平9-254618号)。これによれば、濾布が緩やかに
押し潰され、濾布の内部に固着した粉塵等が剥離して除
去される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、内部に粉塵
等が固着した濾布をそのまま押し潰すと、図2に示すよ
うに、濾布の中程で折れてしまうことがある。即ち、通
常の使用状態であるバグフィルタ1が膨らんだ図2
(A)の状態から、乾式濾過集塵機を停止すると、図2
(B)の状態になる。そして、バグフィルタ1を押し縮
めると、図2(C)のように、バグフィルタ1が中程で
折れてしまうことがある。
【0007】このように、バグフィルタ1が中程で折れ
てしまうと、完全に押し潰すことができず、バグフィル
タ1の内部に固着した粉塵等を細かく砕くことができな
い。このため、粉塵等をバグフィルタ1から完全に剥離
して除去することができなくなってしまう。この結果、
濾布を効率的に再生させることができないという不具合
が生じる。
【0008】本発明はこのような不具合に鑑みてなされ
たもので、内部に固着した粉塵等を効率的に除去して確
実に再生させることができる乾式濾過集塵機の濾布再生
方法及び乾式濾過集塵機用濾布を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る乾式濾
過集塵機の濾布再生方法は、空気入り口を下向きにして
使用する内面濾過方式の袋状濾布を備え、この袋状濾布
を上下方向に伸縮させることにより、内部に固着した粉
塵等を剥離して濾過機能を再生させる乾式濾過集塵機の
濾布再生方法において、前記袋状濾布をその内部へ空気
を送りながら下方向に収縮させることを特徴とする。
【0010】前記構成により、袋状濾布の内側面に粉塵
等が固着すると、その粉塵等を除去するために袋状濾布
を上下方向に伸縮させる。下方向に収縮させる際に、濾
布の内部へ空気を送ると、濾布が膨らんだまま押し縮め
られることになる。これにより、濾布は、中程で折れ曲
がることなく、全体が押し縮められ、濾布の内部に固着
した粉塵等が剥離する。
【0011】第2の発明に係る乾式濾過集塵機用濾布
は、袋状に形成されると共に空気入り口を下向きにして
使用され、上下方向に伸縮させることにより、内部に固
着した粉塵等を剥離させる内面濾過方式の乾式濾過集塵
機用濾布において、袋状に形成され、粉塵等を捕集する
濾材と、強度を有する糸をあらい織り目状に織って前記
濾材の内側又は外側の表面を覆うように設けられた織り
布とからなり、前記織り布を、その織り糸が濾材の伸縮
方向から傾斜して配設されたことを特徴とする。
【0012】前記構成により、織り布を構成する織り糸
は濾材の伸縮方向から傾斜して配設されているため、濾
材が伸縮されると、織り布はその織り糸を折り曲げるこ
となく、伸縮される。即ち、織り糸は、濾材の伸縮に伴
って、伸縮方向からの傾斜角を変化させる。これによ
り、織り布は、その織り糸を折り曲げることなく、伸縮
して濾布を支える。この結果、濾布は織り布に支えられ
て、折れ曲がることなく伸縮して、内部に固着して粉塵
等を剥離して除去する。
【0013】第3の発明に係る乾式濾過集塵機用濾布
は、第2の発明に係る乾式濾過集塵機用濾布において、
前記織り布の織り糸が、前記濾材の伸縮方向から45度
傾斜して配設され、内部へ空気を送りながら下方向に収
縮させることを特徴とする。
【0014】前記構成により、織り布の織り糸を濾材の
伸縮方向から45度傾斜させると、ひずみを効率的に分
散させることができ、織り糸の折れ曲がりを効率的に解
消することができる。
【0015】第4の発明に係る乾式濾過集塵機用濾布
は、袋状に形成されると共に空気入り口を横方向に向け
て使用される内面濾過方式の乾式濾過集塵機用濾布にお
いて、袋状に形成されると共に横方向に配設され、内部
に粉塵等を捕集する濾材と、強度を有する糸をあらい織
り目状に織って前記濾材の内側又は外側の表面を覆うよ
うに設けられた織り布とからなり、前記織り布を、その
織り糸が前記横方向に対して傾斜して配設されたことを
特徴とする。
【0016】前記構成により、濾材の伸縮方向から傾斜
して配設された織り布の織り糸が、伸張方向と収縮方向
に力を分散させて全体を支持する。これにより、横方向
に配設された織り布は、下方に撓みずらくなる。この織
り布で支持された濾布も撓みずらくなる。
【0017】濾布を織り布で支持してその入り口側基端
部を固定した状態で先端部を支持すると、濾布はほとん
ど折れ曲がることなく、横方向に支持される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る乾式濾過集塵
機の濾布再生方法及び乾式濾過集塵機用濾布の実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0019】[第1実施形態]以下に、第1実施形態に
係る乾式濾過集塵機の濾布再生方法を説明する。この乾
式濾過集塵機の濾布再生方法により再生される濾布11
は図3に示すように構成されている。
【0020】この濾布11は、空気流路(図示せず)の
遮蔽を兼ねた支持板12と、この支持板12の各空気流
路に空気入り口を下向きにして取り付けられた内面濾過
方式の袋状濾布としてのバグフィルタ部13とから構成
されている。バグフィルタ部13は、ガラスや不織布等
の微細繊維で構成され、支持板12に並列に6袋取り付
けられている。各バグフィルタ部13は、その空気入り
口を下側に向けて開口し、粉塵やオイルを含んで空気流
路を流れる空気がこの空気入り口から流入して上方に抜
けるようになっている。
【0021】各バグフィルタ部13の上端部には、この
バグフィルタ部13を支持するための係止用紐14が2
カ所ずつ設けられている。バグフィルタ部13の上方に
は、係止用紐14に係止してバグフィルタ部13を支持
すると共に、上下に伸縮させて濾過機能を回復させる昇
降機構(図示せず)が設けられている。各バグフィルタ
部13は、その上端の係止用紐14が昇降機構に支持さ
れて上下に伸縮されるようになっている。
【0022】各バグフィルタ部13は、粉塵及びオイル
分を捕集できる能力を有している。このバグフィルタ部
13の内面で捕集される粉塵及びオイル分は、濾布表面
で固まって層状になる。即ち、層状に積層して硬い殻状
に成長する。このため、昇降機構で各バグフィルタ部1
3をゆっくりと押し潰すと、バグフィルタ部13の濾布
表面で固まった殻状の粉塵及びオイル分は、砕けてバラ
バラになり、濾布表面から剥離して下方に落下する。こ
れにより、バグフィルタ部13の濾過機能が回復し、再
生されるようになっている。
【0023】各バグフィルタ部13の外側には、図4に
示す織り布15が被せられる。この織り布15は、強度
を有する織り糸15Aをあらい織り目状に織って構成さ
れている。この織り布15は、その織り糸15Aがバグ
フィルタ部13の伸縮方向から45度傾斜した状態で、
バグフィルタ部13の外側の表面を覆うように設けられ
ている。織り糸15Aは、ある程度の剛性を有して伸縮
に強く、撓みづらいナイロン、テトロン等の合成樹脂に
よって構成されている。
【0024】織り布15とバグフィルタ部13とは、複
数の点で縫い糸(図示せず)によって固定されている。
この縫い糸としては、ナイロンや木綿等の糸を用いる。
織り布15の織り糸15Aは、織られているだけで、交
差した織り糸15A同士は固定されず、ある程度ずれる
ことができるようになっている。これは、織り布15
が、その形状を維持した状態で伸縮できるようにするた
めである(図4,5参照)。
【0025】前記昇降機構は、各バグフィルタ部13の
上端の係止用紐14に係止してこのバグフィルタ部13
を支持した状態で、上下方向に間欠的かつ緩やかに昇降
する。これにより、バグフィルタ部13をゆっくり伸縮
させるようになっている。
【0026】空気流路には、空気を送る送風機(図示せ
ず)等の各種の装置が設けられている。
【0027】次に、以上の構成の濾布11及び昇降機構
を用いた、本実施形態の乾式濾過集塵機の濾布再生方法
を図1を基に説明する。
【0028】一定期間の乾式濾過集塵機の使用によっ
て、バグフィルタ部13の内側面に粉塵等がある程度固
着した場合には、バグフィルタ部13の再生処理に入
る。この場合は、図1(A)に示すように、前記送風機
を作動させて空気流路に空気を送りながらバグフィルタ
部13を膨らます。次いで、前記昇降機構を作動させ
て、図1(B)に示すように、バグフィルタ部13を押
し縮める。
【0029】バグフィルタ部13は昇降機構によって下
方向に緩やかに押し縮められるが、このとき、バグフィ
ルタ部13内に空気が送られているため、バグフィルタ
部13は前記空気で膨らまされたまま押し縮められるこ
とになる。これにより、バグフィルタ部13は、中程で
折れ曲がることなく、図1(C)に示す状態まで完全に
押し潰される。
【0030】一方、バグフィルタ部13が押し潰される
と織り布15も同様に押し潰される。このとき、織り布
15を構成する織り糸15Aは、図5に示すように、折
れ曲がることなく、伸縮される。即ち、織り布15は、
バグフィルタ部13の収縮に伴って、その伸縮方向と織
り糸15Aとの傾斜角を大きくしながら、収縮してい
く。伸張する場合は、バグフィルタ部13の伸縮方向と
織り糸15Aとの傾斜角を小さくしながら、もとの状態
まで戻る。
【0031】仮に、織り糸15Aをバグフィルタ部13
の伸縮方向と並行に配設した場合には、バグフィルタ部
13の収縮に伴って織り布15が収縮する際に、織り糸
15Aがどこかで折れ曲がってしまう。これは、織り糸
15Aが伸縮することはないためである。
【0032】これに対して、本実施形態では、織り糸1
5Aをバグフィルタ部13の伸縮方向から傾斜させて配
設するため、織り布15は、前述のようにその織り糸1
5Aを折り曲げることなく、伸縮してバグフィルタ部1
3を支える。この結果、織り布15は、その形状を保ち
ながら伸縮する。バグフィルタ部13は、形状を保ちな
がら伸縮する織り布15に支えられ、前記空気の送風と
相まって、中程で折れることなく押し潰される。
【0033】バグフィルタ部13の収縮によって、内部
に硬い殻状に固着した粉塵等は細かく砕けて、バグフィ
ルタ部13の内側面から剥離して落下する。次いで昇降
機構は、押し縮めたバグフィルタ部13をもとの状態ま
で引き延ばし、固着した粉塵等の剥離を促す。
【0034】バグフィルタ部13を押し潰すときの送風
停止時間は、適宜設定する。例えば、タイマによって昇
降機構の作動開始から一定時間後に送風を停止したり、
差圧スイッチによってバグフィルタ部13の上下流での
差圧がしきい値を越えたときに停止したりする。また、
バグフィルタ部13の収縮比が50%程度になったとき
に送風を停止するようにしてもよい。また、連続的に送
風しながら再生処理を行ってもよい。
【0035】このバグフィルタ部13の伸縮を複数回繰
り返して、内側面に固着した粉塵等を剥離除去する。
【0036】バグフィルタ部13の再生処理が終了する
と、乾式濾過集塵機の運転を再開する。
【0037】[効果]以上のように、バグフィルタ部1
3の内側面に固着した粉塵等の除去に際して、バグフィ
ルタ部13を膨らませながら緩やかに押し縮めるように
したので、バグフィルタ部13が中程で折れることがな
くなり、内側面に固着した粉塵等を確実に除去すること
ができるようになる。
【0038】また、バグフィルタ部13を覆った織り布
15の織り糸15Aはバグフィルタ部13の伸縮方向か
ら傾斜して配設されているため、バグフィルタ部13の
伸縮に対して、織り布15の織り糸15Aを折り曲げる
ことなく、織り布15を伸縮させることができるように
なる。この結果、織り布15が中程で折れることがなく
なり、この織り布15に支持されたバグフィルタ部13
が中程で折れることがなくなる。
【0039】以上により、バグフィルタ部13を確実に
再生させることができるようになり、乾式濾過集塵機の
機能を長期間良好な状態に維持することができるように
なる。
【0040】さらに、バグフィルタ部13を確実に再生
させることができるため、ランニングコストを大幅に低
減することができるようになる。
【0041】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態について説明する。
【0042】本実施形態に係る乾式濾過集塵機用濾布2
1は、図6に示すように横方向に配設して使用される内
面濾過方式の乾式濾過集塵機用濾布である。
【0043】この濾布21は、前記第1実施形態と同様
に、支持板22と、バグフィルタ部23とから構成され
ている。バグフィルタ部23は、その空気入り口を横向
きに開口して配設され、粉塵やオイルを含んた空気を、
図中の左側から右側へ流しながら、内部に粉塵等を捕集
するようになっている。
【0044】バグフィルタ部23の外側には、織り布2
5が被せられている。この織り布25は、前記第1実施
形態の織り布15と同様に、強度を有する織り糸25A
をあらい織り目状に織って構成されている。なお、本実
施形態のバグフィルタ部23は、粉塵等で目詰りを起こ
した場合には交換する方式のフィルタである。
【0045】織り布25とバグフィルタ部23とは、複
数の点で縫い糸(図示せず)によって固定されている。
織り布15の各織り糸25Aは、織られた状態で交差し
た織り糸25A同士が固定されている。さらに、織り糸
25Aはバグフィルタ部23の配設方向である横方向に
対して45度傾斜させて配設されている。
【0046】以上のように構成された乾式濾過集塵機用
濾布21は、空気流路内において横方向に配設された状
態で使用され、前記第1実施形態と同様に、その内部で
粉塵等を捕集する。横方向に配設された乾式濾過集塵機
用濾布21は、その支持板22が空気流路内の所定箇所
に固定されることによって空気流路内に支持されてい
る。この状態で、織り布25はバグフィルタ部23を支
持している。具体的には、空気流路内に固定された支持
板22によって織り布25がその一側から支持されてい
る。支持板22は、この支持板22に直接に固定された
織り糸25Aを支持し、この織り糸25Aが受ける張力
と圧縮力とでバグフィルタ部23を支持している。支持
板22に直接に固定された各織り糸25Aのうち、図中
の右肩下がり方向に配設された織り糸25Aが張力を受
ける。さらに、各織り糸25Aは交差部分で固定されて
いるため、右肩上がり方向に配設された織り糸25Aが
圧縮力を受ける。これにより、支持板22で支持された
織り布25は、下方に引かれる力を、各織り糸25Aの
伸張方向と収縮方向に分散させて全体で支持する。これ
により、横方向に配設された織り布25は、全体があま
り撓まずにその形状が維持され、この織り布25と数点
の点で固定された内部のバグフィルタ部23を横方向に
張った状態で支持する。
【0047】空気流路を流れる空気は、織り布25に支
持されて横方向に張ったバグフィルタ部23の内部に流
入し、バグフィルタ部23の内側面で粉塵等が捕集され
る。
【0048】使用期間が進んで乾式濾過集塵機用濾布2
1が目詰りを起こして使用限度を越えた場合は、バグフ
ィルタ部23を交換する。
【0049】以上のように、バグフィルタ部23を、織
り布25で支持して横方向に張るようにしたので、下方
へ撓んで局部的に目詰りが進行するのを防止することが
できる。即ち、バグフィルタ部23の内部に流入する空
気は、バグフィルタ部23の内側面全体を通過するよう
になり、この内側面全体で効率的に粉塵等が捕集される
ようになる。
【0050】この結果、乾式濾過集塵機用濾布21の捕
集効率が向上し、寿命を大幅に延ばすことができ、ラン
ニングコストの低減を図ることができる。
【0051】[変形例] (1) 前記各実施形態では、織り布15,25をバグ
フィルタ部13,23の外側を覆うように配設したが、
バグフィルタ部13,23の内側表面を覆うように設け
てもよい。
【0052】(2) 前記第1実施形態では、織り糸1
5A,25Aを、バグフィルタ部13の伸縮方向又はバ
グフィルタ部23の配設方向である横方向に対して45
度傾斜させて配設したが、この角度は諸条件に応じて適
宜設定する。
【0053】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
次のような効果を奏する。
【0054】(1) 濾布をその内部に空気を送りなが
ら押し縮めるようにしたので、濾布が中程で折れること
がなくなる。
【0055】また、濾布を覆う織り布の織り糸を濾布の
伸縮方向から傾斜して配設したため、濾布の伸縮に対し
て、織り糸を折り曲げずに織り布を伸縮させることがで
きるようになる。これにより、織り布が中程で折れるこ
とがなくなり、この織り布に支持された濾布が中程で折
れることがなくなる。
【0056】この結果、濾布の内側面に固着した粉塵等
を確実に除去して、濾布を確実に再生させることができ
るようになり、乾式濾過集塵機の機能を長期間良好な状
態に維持することができるようになる。
【0057】さらに、濾布を確実に再生させることがで
きるため、ランニングコストを大幅に低減することがで
きる。
【0058】(2) また、濾布を前記織り布で支持し
て横方向に張るようにしたので、濾布の内側面全体で効
率的に粉塵等を捕集することができるようになる。これ
により、乾式濾過集塵機用濾布の捕集効率が向上し、寿
命を大幅に延ばすことができ、ランニングコストの低減
を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る乾式濾過集塵機の
濾布再生方法を示す模式図である。
【図2】従来の乾式濾過集塵機の濾布再生方法を示す模
式図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る乾式濾過集塵機用
濾布を示す斜視図である。
【図4】図3の乾式濾過集塵機用濾布をそれに織り布を
取り付けた状態で示す側面図である。
【図5】図4の乾式濾過集塵機用濾布が押し縮めた状態
を示す側面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る乾式濾過集塵機用
濾布を示す側面図である。
【符号の説明】
11:乾式濾過集塵機用濾布、12:支持板、13:バ
グフィルタ部、14:係止用紐、15:織り布、15
A:織り糸。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気入り口を下向きにして使用する内面
    濾過方式の袋状濾布を備え、この袋状濾布を上下方向に
    伸縮させることにより、内部に固着した粉塵等を剥離し
    て濾過機能を再生させる乾式濾過集塵機の濾布再生方法
    において、 前記袋状濾布をその内部へ空気を送りながら下方向に収
    縮させることを特徴とする乾式濾過集塵機の濾布再生方
    法。
  2. 【請求項2】 袋状に形成されると共に空気入り口を下
    向きにして使用され、上下方向に伸縮させることによ
    り、内部に固着した粉塵等を剥離させる内面濾過方式の
    乾式濾過集塵機用濾布において、 袋状に形成され、内部に粉塵等を捕集する濾材と、 強度を有する糸をあらい織り目状に織って前記濾材の内
    側又は外側の表面を覆うように設けられた織り布とから
    なり、 前記織り布を、その織り糸が濾材の伸縮方向から傾斜し
    て配設されたことを特徴とする乾式濾過集塵機用濾布。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の乾式濾過集塵機用濾布
    において、 前記織り布の織り糸が、前記濾材の伸縮方向から45度
    傾斜して配設されたことを特徴とする乾式濾過集塵機用
    濾布。
  4. 【請求項4】 袋状に形成されると共に空気入り口を横
    方向に向けて使用される内面濾過方式の乾式濾過集塵機
    用濾布において、 袋状に形成されると共に横方向に配設され、内部に粉塵
    等を捕集する濾材と、 強度を有する糸をあらい織り目状に織って前記濾材の内
    側又は外側の表面を覆うように設けられた織り布とから
    なり、 前記織り布を、その織り糸が前記横方向に対して傾斜し
    て配設されたことを特徴とする乾式濾過集塵機用濾布。
JP13808498A 1998-05-20 1998-05-20 乾式濾過集塵機の濾布再生方法及び乾式濾過集塵機用濾布 Pending JPH11319446A (ja)

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