JPH11318818A - 内視鏡装置 - Google Patents
内視鏡装置Info
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- JPH11318818A JPH11318818A JP10125774A JP12577498A JPH11318818A JP H11318818 A JPH11318818 A JP H11318818A JP 10125774 A JP10125774 A JP 10125774A JP 12577498 A JP12577498 A JP 12577498A JP H11318818 A JPH11318818 A JP H11318818A
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- endoscope
- wire
- mineral oil
- bending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】内視鏡を過酸化水素のプラズマガスで消毒する
ことができ、しかも内視鏡を構成する摺動部品の摺動性
や可動部品の可動性を向上することのできる内視鏡装置
を提供する。 【解決手段】内視鏡10を構成する摺動部品のうち少な
くとも動摩擦を生じる摺動部品、例えばワイヤー48と
密着ばね52との間の潤滑剤として、ミネラルオイルを
乳化剤で乳化した乳化ミネラルオイルを使用するように
した。これにより、ワイヤー48が密着ばね52内を移
動する際の動摩擦係数を、潤滑剤として二硫化モリブデ
ン粉末を使用した時と同程度まで小さくでき、しかも内
視鏡10を過酸化水素のプラズマガスで消毒しても二硫
化モリブデンのように内視鏡10にダメージを与える硫
酸等の生成物を生成することがない。
ことができ、しかも内視鏡を構成する摺動部品の摺動性
や可動部品の可動性を向上することのできる内視鏡装置
を提供する。 【解決手段】内視鏡10を構成する摺動部品のうち少な
くとも動摩擦を生じる摺動部品、例えばワイヤー48と
密着ばね52との間の潤滑剤として、ミネラルオイルを
乳化剤で乳化した乳化ミネラルオイルを使用するように
した。これにより、ワイヤー48が密着ばね52内を移
動する際の動摩擦係数を、潤滑剤として二硫化モリブデ
ン粉末を使用した時と同程度まで小さくでき、しかも内
視鏡10を過酸化水素のプラズマガスで消毒しても二硫
化モリブデンのように内視鏡10にダメージを与える硫
酸等の生成物を生成することがない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡装置に係り、
特に、内視鏡を構成する摺動部品のうち、動摩擦を生じ
る摺動部品の擦れ抑制に関する。
特に、内視鏡を構成する摺動部品のうち、動摩擦を生じ
る摺動部品の擦れ抑制に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は体腔内等に挿入するため、挿入
部の径をできるだけ細くする必要がある一方、挿入部内
には内視鏡の機能の多様化のために種々の内容物が挿通
されている。例えば、内視鏡内には、内視鏡による経内
視鏡処置の向上を図る目的から、より大きな処置具を通
すための鉗子用チューブ、患者の負担を軽くするために
体腔内への送気するためのチューブ、挿入部の先端硬質
部に組み込まれたレンズのレンズ面の洗浄及び体腔内の
汚物洗浄のためのチューブ類が挿通され、これらのチュ
ーブ径は処置に要する時間を短縮する目的から拡大する
傾向にある。チューブ類は、通常、テフロンやシリコン
の材質ものが使用されている。
部の径をできるだけ細くする必要がある一方、挿入部内
には内視鏡の機能の多様化のために種々の内容物が挿通
されている。例えば、内視鏡内には、内視鏡による経内
視鏡処置の向上を図る目的から、より大きな処置具を通
すための鉗子用チューブ、患者の負担を軽くするために
体腔内への送気するためのチューブ、挿入部の先端硬質
部に組み込まれたレンズのレンズ面の洗浄及び体腔内の
汚物洗浄のためのチューブ類が挿通され、これらのチュ
ーブ径は処置に要する時間を短縮する目的から拡大する
傾向にある。チューブ類は、通常、テフロンやシリコン
の材質ものが使用されている。
【0003】また、挿入部には、先端部に光を伝送する
ライトガイド、映像を接眼部に伝送するイメージガイド
が挿通されている。そして、このライトガイド及びイメ
ージガイドは、多数のファイバー素線を結束させたファ
イバーバンドルが用いられ、ファイバーバンドルは20
00〜30000本程度のファイバー素線を結束させる
ことにより形成される。このファイバーバンドルを構成
するファイバー素線は、挿入部の細径化に対応すべく、
マイクロオーダレベルのより細い線径のファイバー素線
が使用されるようになってきている。
ライトガイド、映像を接眼部に伝送するイメージガイド
が挿通されている。そして、このライトガイド及びイメ
ージガイドは、多数のファイバー素線を結束させたファ
イバーバンドルが用いられ、ファイバーバンドルは20
00〜30000本程度のファイバー素線を結束させる
ことにより形成される。このファイバーバンドルを構成
するファイバー素線は、挿入部の細径化に対応すべく、
マイクロオーダレベルのより細い線径のファイバー素線
が使用されるようになってきている。
【0004】また、電子内視鏡の場合には、上記チュー
ブ類やファイバーバンドルの他に、先端硬質部に組み込
まれたCCD等からの電気信号をコネクター部に伝送す
るケーブル類が挿通されている。また、内視鏡は、先端
硬質部に設けたレンズでの観察性能の向上のために、操
作部の操作により湾曲する湾曲自在な湾曲部が挿入部の
軟性部と先端硬質部との間に設けられている。この湾曲
動作機構は、通常、ワイヤーやチェーンにより湾曲部と
手元操作部とが連結され、手元操作部の操作ノブを回動
させてワイヤーを牽引することにより湾曲部の湾曲動作
を行う。
ブ類やファイバーバンドルの他に、先端硬質部に組み込
まれたCCD等からの電気信号をコネクター部に伝送す
るケーブル類が挿通されている。また、内視鏡は、先端
硬質部に設けたレンズでの観察性能の向上のために、操
作部の操作により湾曲する湾曲自在な湾曲部が挿入部の
軟性部と先端硬質部との間に設けられている。この湾曲
動作機構は、通常、ワイヤーやチェーンにより湾曲部と
手元操作部とが連結され、手元操作部の操作ノブを回動
させてワイヤーを牽引することにより湾曲部の湾曲動作
を行う。
【0005】従って、この湾曲部が湾曲動作をするとき
に、湾曲部内で前記チューブ類、ケーブル類、ガイド類
等の内容物が動き、内容物同士、又は挿入部の内面と内
容物とが干渉して擦れを生じる。また、体腔内に挿通さ
れる時に軟性部も任意に曲げられるので、挿入部内でも
同様の擦れが発生する。従って、湾曲動作や曲げ動作の
繰り返しによる内容物の擦れによって内容物が破損しな
いように潤滑剤が用いられており、潤滑剤としては従来
より二硫化モリブデン(MoS2 )が一般的に使用され
ていた。二硫化モリブデンは、層状格子を構成している
ことから、潤滑効果が高く、また物体の表面に付着し易
いために潤滑効果を持続させることができる。
に、湾曲部内で前記チューブ類、ケーブル類、ガイド類
等の内容物が動き、内容物同士、又は挿入部の内面と内
容物とが干渉して擦れを生じる。また、体腔内に挿通さ
れる時に軟性部も任意に曲げられるので、挿入部内でも
同様の擦れが発生する。従って、湾曲動作や曲げ動作の
繰り返しによる内容物の擦れによって内容物が破損しな
いように潤滑剤が用いられており、潤滑剤としては従来
より二硫化モリブデン(MoS2 )が一般的に使用され
ていた。二硫化モリブデンは、層状格子を構成している
ことから、潤滑効果が高く、また物体の表面に付着し易
いために潤滑効果を持続させることができる。
【0006】ところで、医療用の内視鏡は患者の体腔内
に挿入することから、完全に消毒する必要があり、従来
より、消毒剤としてはグルタールアルデヒドに代表され
るアルデヒド系の消毒剤をはじめ、過酢酸、強酸性水、
アルコール、塩化ベンザルコニウム(アンモニウム
系)、グルコン酸クロルヘキシジン(ビグアナイト
系)、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン(両性界面
活性剤系)、フェノール系、ヨウ素系、次亜塩素酸ナト
リウム系(塩素系)等が使用されている。
に挿入することから、完全に消毒する必要があり、従来
より、消毒剤としてはグルタールアルデヒドに代表され
るアルデヒド系の消毒剤をはじめ、過酢酸、強酸性水、
アルコール、塩化ベンザルコニウム(アンモニウム
系)、グルコン酸クロルヘキシジン(ビグアナイト
系)、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン(両性界面
活性剤系)、フェノール系、ヨウ素系、次亜塩素酸ナト
リウム系(塩素系)等が使用されている。
【0007】内視鏡は、水洗による汚物除去後に、前記
消毒剤の薬液内に浸漬させるか、消毒液を含ませたガー
ゼで内視鏡の表面を拭くことにより消毒しているが、近
年、内視鏡を介しての患者間の感染を確実に抑制するた
めに、滅菌レベルの向上が要求されている。このことか
ら、消毒剤として、上述した消毒剤よりも更に消毒効果
の高いホルマリンガス、エチレンオキサイドガス、過酸
化水素のプラズマガスによる消毒方法が採用されるよう
になってきた。この中では過酸化水素のプラズマガスに
よる消毒は、消毒終了後に有毒な残留物が残留せず、ホ
ルマリンガス、エチレンオキサイドガスの場合のように
換気設備を必要としないことから広く採用されるように
なっていきている。
消毒剤の薬液内に浸漬させるか、消毒液を含ませたガー
ゼで内視鏡の表面を拭くことにより消毒しているが、近
年、内視鏡を介しての患者間の感染を確実に抑制するた
めに、滅菌レベルの向上が要求されている。このことか
ら、消毒剤として、上述した消毒剤よりも更に消毒効果
の高いホルマリンガス、エチレンオキサイドガス、過酸
化水素のプラズマガスによる消毒方法が採用されるよう
になってきた。この中では過酸化水素のプラズマガスに
よる消毒は、消毒終了後に有毒な残留物が残留せず、ホ
ルマリンガス、エチレンオキサイドガスの場合のように
換気設備を必要としないことから広く採用されるように
なっていきている。
【0008】しかしながら、潤滑剤として従来より使用
されている二硫化モリブデンは、加水分解されやすく、
過酸化水素のプラズマによって硫酸に代表される強酸が
生成されてしまう。この結果、生成された硫酸で内視鏡
本体や内容物を腐食してしまい、内視鏡に重大なダメー
ジを与えてしまうという弊害が生じた。潤滑剤として
は、二硫化モリブデンの他にも、例えば、テフロンパウ
ダー、二硫化ダングステン粉末、グラファイト粉末、オ
イル類等が考えられるが、テフロンパウダーは他の物質
に付着しにくく、内視鏡のような空洞内に満遍なく塗布
することが難しく潤滑性能が劣る。また、二硫化タング
ステン粉末は二硫化モリブデンと同様に過酸化水素のプ
ラズマによって硫酸が生成され、グラファイト粉末は導
電性があるので、高周波メス等を経内視鏡的に使用する
場合には耐絶縁性の点から使用できない。また、オイル
類は、粘性の小さなものは落ちてしまい、粘性の大きな
ものは内視鏡の柔軟で微細な構造内に入りにくく、いず
れの場合にも潤滑効果を発揮しにくい。
されている二硫化モリブデンは、加水分解されやすく、
過酸化水素のプラズマによって硫酸に代表される強酸が
生成されてしまう。この結果、生成された硫酸で内視鏡
本体や内容物を腐食してしまい、内視鏡に重大なダメー
ジを与えてしまうという弊害が生じた。潤滑剤として
は、二硫化モリブデンの他にも、例えば、テフロンパウ
ダー、二硫化ダングステン粉末、グラファイト粉末、オ
イル類等が考えられるが、テフロンパウダーは他の物質
に付着しにくく、内視鏡のような空洞内に満遍なく塗布
することが難しく潤滑性能が劣る。また、二硫化タング
ステン粉末は二硫化モリブデンと同様に過酸化水素のプ
ラズマによって硫酸が生成され、グラファイト粉末は導
電性があるので、高周波メス等を経内視鏡的に使用する
場合には耐絶縁性の点から使用できない。また、オイル
類は、粘性の小さなものは落ちてしまい、粘性の大きな
ものは内視鏡の柔軟で微細な構造内に入りにくく、いず
れの場合にも潤滑効果を発揮しにくい。
【0009】このような背景から、特開平10─523
96号公報では、二硫化モリブデンに代わる潤滑剤とし
て窒化硼素粉末を、チューブ類、ファイバーバンドル又
は信号ケーブルなどの内容物の外周面に塗布することを
提案している。窒化硼素は、過酸化水素のプラズマ消毒
に対しても硫酸等の生成物を発生せず、内視鏡にダメー
ジを与えないというメリットがある。
96号公報では、二硫化モリブデンに代わる潤滑剤とし
て窒化硼素粉末を、チューブ類、ファイバーバンドル又
は信号ケーブルなどの内容物の外周面に塗布することを
提案している。窒化硼素は、過酸化水素のプラズマ消毒
に対しても硫酸等の生成物を発生せず、内視鏡にダメー
ジを与えないというメリットがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、窒化硼
素粉末は、過酸化水素のプラズマ消毒に対して耐性があ
る反面、従来の二硫化モリブデン粉末に比べて動摩擦係
数が約4倍も大きいという欠点がある。ちなみに、母材
がフェノール樹脂の場合における窒化硼素粉末と二硫化
モリブデン粉末との動摩擦係数は、二硫化モリブデン粉
末が0.036であるのに対し、窒化硼素粉末は0.1
48である。
素粉末は、過酸化水素のプラズマ消毒に対して耐性があ
る反面、従来の二硫化モリブデン粉末に比べて動摩擦係
数が約4倍も大きいという欠点がある。ちなみに、母材
がフェノール樹脂の場合における窒化硼素粉末と二硫化
モリブデン粉末との動摩擦係数は、二硫化モリブデン粉
末が0.036であるのに対し、窒化硼素粉末は0.1
48である。
【0011】従って、内視鏡を構成する摺動部品のう
ち、特にワイヤーのように動摩擦が生じる摺動部品に窒
化硼素粉末を塗布すると、操作ノブを回動させるために
大きな力が必要になり操作性が悪くなるという問題があ
る。また、操作ノブをモータ等で駆動する場合には、ト
ルクが大きくなるために故障の原因や高出力なモータを
必要とするためにコストアップになる等の問題がある。
ち、特にワイヤーのように動摩擦が生じる摺動部品に窒
化硼素粉末を塗布すると、操作ノブを回動させるために
大きな力が必要になり操作性が悪くなるという問題があ
る。また、操作ノブをモータ等で駆動する場合には、ト
ルクが大きくなるために故障の原因や高出力なモータを
必要とするためにコストアップになる等の問題がある。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、内視鏡を過酸化水素のプラズマガスで消毒する
ことができ、しかも内視鏡を構成する摺動部品、特に動
摩擦を生じる摺動部品の潤滑性を向上することのできる
内視鏡装置を提供することを目的とする。
もので、内視鏡を過酸化水素のプラズマガスで消毒する
ことができ、しかも内視鏡を構成する摺動部品、特に動
摩擦を生じる摺動部品の潤滑性を向上することのできる
内視鏡装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を解決
するために、内視鏡を構成する摺動部品のうち少なくと
も動摩擦を生じる摺動部品の潤滑剤として、ミネラルオ
イルを乳化剤で乳化した乳化ミネラルオイルを使用した
ことを特徴とする。本発明によれば、内視鏡を構成する
摺動部品のうち少なくとも動摩擦を生じる摺動部品の潤
滑剤として、ミネラルオイルを乳化剤で乳化した乳化ミ
ネラルオイルを使用したので、摺動時の動摩擦係数を、
潤滑剤として二硫化モリブデン粉末を使用した時と同程
度まで小さくでき、しかも内視鏡を過酸化水素のプラズ
マガスで消毒しても二硫化モリブデンのように内視鏡に
ダメージを与える硫酸等の生成物を生成することがな
い。
するために、内視鏡を構成する摺動部品のうち少なくと
も動摩擦を生じる摺動部品の潤滑剤として、ミネラルオ
イルを乳化剤で乳化した乳化ミネラルオイルを使用した
ことを特徴とする。本発明によれば、内視鏡を構成する
摺動部品のうち少なくとも動摩擦を生じる摺動部品の潤
滑剤として、ミネラルオイルを乳化剤で乳化した乳化ミ
ネラルオイルを使用したので、摺動時の動摩擦係数を、
潤滑剤として二硫化モリブデン粉末を使用した時と同程
度まで小さくでき、しかも内視鏡を過酸化水素のプラズ
マガスで消毒しても二硫化モリブデンのように内視鏡に
ダメージを与える硫酸等の生成物を生成することがな
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係る内視鏡装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。図1は本発明の内視鏡装置の全体構成図である。図
1に示すように、内視鏡10は、主として、手元操作部
12に挿入部14が連結されて構成される。
係る内視鏡装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。図1は本発明の内視鏡装置の全体構成図である。図
1に示すように、内視鏡10は、主として、手元操作部
12に挿入部14が連結されて構成される。
【0015】挿入部14は、手元操作部12に連結され
た所定長さの軟性部16と、軟性部16の先端に連結さ
れた湾曲部18と、湾曲部18の先端に連結された先端
硬質部20とで構成される。そして、挿入部14内に
は、後記する鉗子用チューブ、イメージガイド、ライト
ガイド、送気・送水チューブ、吸引チューブ、ワイヤー
等の内容物が挿通される。
た所定長さの軟性部16と、軟性部16の先端に連結さ
れた湾曲部18と、湾曲部18の先端に連結された先端
硬質部20とで構成される。そして、挿入部14内に
は、後記する鉗子用チューブ、イメージガイド、ライト
ガイド、送気・送水チューブ、吸引チューブ、ワイヤー
等の内容物が挿通される。
【0016】手元操作部12の端部には接眼部23が設
けられると共に、側部には湾曲部18を湾曲操作する操
作ノブ22が設けられる。また、手元操作部12には、
吸引操作ボタン24、及び送気・送水操作ボタン26が
並設され、吸引操作ボタン24を押すと、先端硬質部2
0に形成された吸引口から液体(洗浄液、薬液、血液等
の液体)が吸引され、送気・送水操作ボタン26を押す
と、先端硬質部20に形成された送気・送水口から圧縮
エア、若しくは洗浄液が供給される。
けられると共に、側部には湾曲部18を湾曲操作する操
作ノブ22が設けられる。また、手元操作部12には、
吸引操作ボタン24、及び送気・送水操作ボタン26が
並設され、吸引操作ボタン24を押すと、先端硬質部2
0に形成された吸引口から液体(洗浄液、薬液、血液等
の液体)が吸引され、送気・送水操作ボタン26を押す
と、先端硬質部20に形成された送気・送水口から圧縮
エア、若しくは洗浄液が供給される。
【0017】次に、挿入部14内に挿通される内容物に
ついて説明する。図2は、挿入部14の軸線方向に沿っ
た断面であり、中心線15の上と下とで内部の見え方を
変えた断面図である。また、図3は、図2のA位置に対
応する内視鏡位置で径方向に切断した断面図である。こ
れらの図に示すように、挿入部14の先端硬質部20に
は、対物レンズ28、照明用レンズ(図示せず)、処置
具突出口30、吸引口(図示せず)、送気・送水口(図
示せず)等が設けられ、挿入部14に挿通された内容物
を介して手元操作部12に接続される。即ち、挿入部1
4内には、図3に示すように、照明用レンズに照明光を
導くためのライトガイド32、32、鉗子チューブ3
4、対物レンズ28によって結像された観察像を接眼部
23に導くためのイメージガイド36、送気・送水チュ
ーブ38、観察窓のレンズの汚れ度合いが大きい場合に
手元操作部12にシリンジ等を装着して送気・送水する
ためのジェット管40、密着ばね52で保護されたワイ
ヤー48等の内容物が遊挿されている。
ついて説明する。図2は、挿入部14の軸線方向に沿っ
た断面であり、中心線15の上と下とで内部の見え方を
変えた断面図である。また、図3は、図2のA位置に対
応する内視鏡位置で径方向に切断した断面図である。こ
れらの図に示すように、挿入部14の先端硬質部20に
は、対物レンズ28、照明用レンズ(図示せず)、処置
具突出口30、吸引口(図示せず)、送気・送水口(図
示せず)等が設けられ、挿入部14に挿通された内容物
を介して手元操作部12に接続される。即ち、挿入部1
4内には、図3に示すように、照明用レンズに照明光を
導くためのライトガイド32、32、鉗子チューブ3
4、対物レンズ28によって結像された観察像を接眼部
23に導くためのイメージガイド36、送気・送水チュ
ーブ38、観察窓のレンズの汚れ度合いが大きい場合に
手元操作部12にシリンジ等を装着して送気・送水する
ためのジェット管40、密着ばね52で保護されたワイ
ヤー48等の内容物が遊挿されている。
【0018】そして、これらのチューブ類、ガイド類の
内容物は、内視鏡10の挿入部14を、例えば体腔内に
挿入する時の軟性部16の曲げ動作や、接眼部で体腔内
を観察しながら必要に応じて操作ノブ22を操作した時
の湾曲部18の湾曲動作時に、挿入部14内で内容物同
士あるいは内容物の外周面と挿入部の内周面とが摺動し
て擦れを生じる。
内容物は、内視鏡10の挿入部14を、例えば体腔内に
挿入する時の軟性部16の曲げ動作や、接眼部で体腔内
を観察しながら必要に応じて操作ノブ22を操作した時
の湾曲部18の湾曲動作時に、挿入部14内で内容物同
士あるいは内容物の外周面と挿入部の内周面とが摺動し
て擦れを生じる。
【0019】次に、図4及び図5に従って湾曲部を湾曲
させる湾曲動作機構について説明する。湾曲部18は、
複数のアングルリング42、42…がピン44、44…
によって互いに回動可能に連結されてリング構造体4
6、46…に構成される。そして、最先端のアングル継
手43の上下左右の4か所に4本のワイヤー48の一方
端が固着されると共に、ワイヤー48の他方端が挿入部
14の内面に突設したカシメピン50の孔を通って手元
操作部12の操作ノブ22に接続される。また、軟性部
16部分のワイヤー48には、チューブ状をした密着ば
ね52、52…が被着される。前記リング構造体46の
外周にはステンレス製の保護ネット54が被着され、保
護ネット54の外周で湾曲部側にはゴムで形成された外
皮層56が被着され、軟性部側にはウレタンで形成され
た外皮層57が被着されている。そして、上下左右の4
本のワイヤー48のうち、例えば左側のワイヤー48を
手元操作部12の操作ノブ22で牽引すると、左側のワ
イヤー48は、図5に示すように、密着バネ52内を挿
入部14の軸線方向に沿って手元操作部12の方向に走
行する。これにより、ワイヤー48に連結された湾曲部
18が左側に湾曲する。一方、左側のワイヤー48に対
向する右側のワイヤー48は、湾曲部18の湾曲動作に
より、密着ばね52内を挿入部14の軸線方向に沿って
湾曲部18の方向に走行する。このワイヤー48の走行
によりワイヤー48と密着ばね52との間で摺動して動
摩擦が生じる。尚、密着ばね52の代わりにチューブ内
にワイヤー48を走行させても同様に動摩擦が生じる。
させる湾曲動作機構について説明する。湾曲部18は、
複数のアングルリング42、42…がピン44、44…
によって互いに回動可能に連結されてリング構造体4
6、46…に構成される。そして、最先端のアングル継
手43の上下左右の4か所に4本のワイヤー48の一方
端が固着されると共に、ワイヤー48の他方端が挿入部
14の内面に突設したカシメピン50の孔を通って手元
操作部12の操作ノブ22に接続される。また、軟性部
16部分のワイヤー48には、チューブ状をした密着ば
ね52、52…が被着される。前記リング構造体46の
外周にはステンレス製の保護ネット54が被着され、保
護ネット54の外周で湾曲部側にはゴムで形成された外
皮層56が被着され、軟性部側にはウレタンで形成され
た外皮層57が被着されている。そして、上下左右の4
本のワイヤー48のうち、例えば左側のワイヤー48を
手元操作部12の操作ノブ22で牽引すると、左側のワ
イヤー48は、図5に示すように、密着バネ52内を挿
入部14の軸線方向に沿って手元操作部12の方向に走
行する。これにより、ワイヤー48に連結された湾曲部
18が左側に湾曲する。一方、左側のワイヤー48に対
向する右側のワイヤー48は、湾曲部18の湾曲動作に
より、密着ばね52内を挿入部14の軸線方向に沿って
湾曲部18の方向に走行する。このワイヤー48の走行
によりワイヤー48と密着ばね52との間で摺動して動
摩擦が生じる。尚、密着ばね52の代わりにチューブ内
にワイヤー48を走行させても同様に動摩擦が生じる。
【0020】そこで、本発明では、内視鏡10を構成す
る摺動部品のうち少なくとも動摩擦を生じる摺動部品、
例えばワイヤー48と密着ばね52との間の潤滑剤とし
て、ミネラルオイルを乳化剤で乳化した乳化ミネラルオ
イルを使用するようにした。これにより、ワイヤー48
が密着ばね52内を移動する際の動摩擦係数を、潤滑剤
として二硫化モリブデン粉末を使用した時と同程度まで
小さくでき、しかも内視鏡10を過酸化水素のプラズマ
ガスで消毒しても二硫化モリブデンのように内視鏡10
にダメージを与える硫酸等の生成物を生成することがな
い。尚、乳化ミネラルオイルの使用対象としては、動摩
擦を生じる摺動部品に限定されるものではなく、摺動部
品の全てに使用することができる。
る摺動部品のうち少なくとも動摩擦を生じる摺動部品、
例えばワイヤー48と密着ばね52との間の潤滑剤とし
て、ミネラルオイルを乳化剤で乳化した乳化ミネラルオ
イルを使用するようにした。これにより、ワイヤー48
が密着ばね52内を移動する際の動摩擦係数を、潤滑剤
として二硫化モリブデン粉末を使用した時と同程度まで
小さくでき、しかも内視鏡10を過酸化水素のプラズマ
ガスで消毒しても二硫化モリブデンのように内視鏡10
にダメージを与える硫酸等の生成物を生成することがな
い。尚、乳化ミネラルオイルの使用対象としては、動摩
擦を生じる摺動部品に限定されるものではなく、摺動部
品の全てに使用することができる。
【0021】乳化ミネラルオイルは、ミネラルオイルと
水の混合液に、非イオン系乳化剤、陰イオン系乳化剤等
の乳化剤を添加して乳化させたものであり、潤滑剤とし
て使用する場合には、乳化ミネラルオイルを摺動部品に
コーティングした後、30分程度自然乾燥してから摺動
部品を使用することが必要である。これにより、摺動部
品に潤滑皮膜が形成されるので、乳化ミネラルオイルが
摺動部品から流れ落ちてしまうことがなく、しかもコー
ティングされた摺動部品の表面を滑らかにして潤滑効果
を発揮することができる。この潤滑皮膜は、長期間使用
しても潤滑性能が殆ど低減しない。これは、ミネラルオ
イルは乳化することにより摺動部品の表面に馴染み易く
なり潤滑皮膜が維持されるためである。更に、ミネラル
オイルは、食用オイル等のように空気中の酸素で酸化重
合されにくく粘性が増加しにくいためである。尚、乳化
ミネラルオイルの乾燥は、自然乾燥に限定するものでは
なく、温風等による強制乾燥でもよい。
水の混合液に、非イオン系乳化剤、陰イオン系乳化剤等
の乳化剤を添加して乳化させたものであり、潤滑剤とし
て使用する場合には、乳化ミネラルオイルを摺動部品に
コーティングした後、30分程度自然乾燥してから摺動
部品を使用することが必要である。これにより、摺動部
品に潤滑皮膜が形成されるので、乳化ミネラルオイルが
摺動部品から流れ落ちてしまうことがなく、しかもコー
ティングされた摺動部品の表面を滑らかにして潤滑効果
を発揮することができる。この潤滑皮膜は、長期間使用
しても潤滑性能が殆ど低減しない。これは、ミネラルオ
イルは乳化することにより摺動部品の表面に馴染み易く
なり潤滑皮膜が維持されるためである。更に、ミネラル
オイルは、食用オイル等のように空気中の酸素で酸化重
合されにくく粘性が増加しにくいためである。尚、乳化
ミネラルオイルの乾燥は、自然乾燥に限定するものでは
なく、温風等による強制乾燥でもよい。
【0022】表1は、動摩擦を生じるワイヤー48と密
着ばね52との間の潤滑剤として、本発明の乳化ミネラ
ルオイルを使用した場合の潤滑性能を測定したものであ
り、二硫化モリブデン粉末及び窒化硼素粉末と対比し
た。潤滑性能の測定は、操作ノブ22を回動させる回動
トルクを測定することにより行い、湾曲部18を上下左
右の4方向にそれぞれ3000回湾曲させた時の回動ト
ルクの平均値で示した。また、チューブ類やガイド類の
影響がでないように、挿入部14内にはワイヤー48及
び密着ばね52のみを内容物とした場合で測定した。
着ばね52との間の潤滑剤として、本発明の乳化ミネラ
ルオイルを使用した場合の潤滑性能を測定したものであ
り、二硫化モリブデン粉末及び窒化硼素粉末と対比し
た。潤滑性能の測定は、操作ノブ22を回動させる回動
トルクを測定することにより行い、湾曲部18を上下左
右の4方向にそれぞれ3000回湾曲させた時の回動ト
ルクの平均値で示した。また、チューブ類やガイド類の
影響がでないように、挿入部14内にはワイヤー48及
び密着ばね52のみを内容物とした場合で測定した。
【0023】
【表1】 表1の結果から分かるように、本発明の乳化ミネラルオ
イルを使用した場合、操作ノブ22の回動トルクの平均
値は、湾曲部18の湾曲方向が上下左右の場合のすべて
において1.2(kgf・cm)であり、二硫化モリブ
デン粉末の場合と同じ良好な結果を得ることができた。
イルを使用した場合、操作ノブ22の回動トルクの平均
値は、湾曲部18の湾曲方向が上下左右の場合のすべて
において1.2(kgf・cm)であり、二硫化モリブ
デン粉末の場合と同じ良好な結果を得ることができた。
【0024】これに対し、窒化硼素粉末を使用した場合
には、操作ノブ22の回動トルクの平均値は、湾曲部1
8の湾曲方向が上側の場合で1.9(kgf・cm)、
下側の場合で1.3(kgf・cm)、右側の場合で
1.4(kgf・cm)、左側の場合で1.9(kgf
・cm)となり、本発明の乳化ミネラルオイルの回動ト
ルクよりも顕著に大きくなった。また、窒化硼素粉末の
場合、湾曲部18の湾曲方向により回動トルクに差が生
じた理由としては、密着ばね52内をワイヤー48が移
動することにより窒化硼素粉末の塗布分布に偏りが生じ
たためである。
には、操作ノブ22の回動トルクの平均値は、湾曲部1
8の湾曲方向が上側の場合で1.9(kgf・cm)、
下側の場合で1.3(kgf・cm)、右側の場合で
1.4(kgf・cm)、左側の場合で1.9(kgf
・cm)となり、本発明の乳化ミネラルオイルの回動ト
ルクよりも顕著に大きくなった。また、窒化硼素粉末の
場合、湾曲部18の湾曲方向により回動トルクに差が生
じた理由としては、密着ばね52内をワイヤー48が移
動することにより窒化硼素粉末の塗布分布に偏りが生じ
たためである。
【0025】尚、本発明の実施の形態では、ファイバー
スコープ型の内視鏡装置で説明したが、電子内視鏡装置
の場合にも本発明を適用することができる。
スコープ型の内視鏡装置で説明したが、電子内視鏡装置
の場合にも本発明を適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内視鏡装
置によれば、内視鏡を構成する摺動部品のうち少なくと
も動摩擦を生じる摺動部品の潤滑剤として、ミネラルオ
イルを乳化剤で乳化した乳化ミネラルオイルを使用した
ので、動摩擦係数を二硫化モリブデンの同様に小さくで
き、しかも内視鏡を過酸化水素のプラズマガスで消毒し
ても二硫化モリブデンのように内視鏡にダメージを与え
る硫酸等の生成物を生成することがない。
置によれば、内視鏡を構成する摺動部品のうち少なくと
も動摩擦を生じる摺動部品の潤滑剤として、ミネラルオ
イルを乳化剤で乳化した乳化ミネラルオイルを使用した
ので、動摩擦係数を二硫化モリブデンの同様に小さくで
き、しかも内視鏡を過酸化水素のプラズマガスで消毒し
ても二硫化モリブデンのように内視鏡にダメージを与え
る硫酸等の生成物を生成することがない。
【0027】従って、内視鏡を構成する摺動部品のうち
特に動摩擦を生じる摺動部品の操作性を向上させること
ができると共に、消毒後における内視鏡の滅菌レベルを
向上させることができる。
特に動摩擦を生じる摺動部品の操作性を向上させること
ができると共に、消毒後における内視鏡の滅菌レベルを
向上させることができる。
【図1】本発明の内視鏡装置の全体構成図
【図2】内視鏡挿入部の先端部分を軸線方向で切断した
断面図
断面図
【図3】内視鏡を図2のA位置に対応する位置で径方向
に切断した断面図
に切断した断面図
【図4】内視鏡の湾曲動作機構を説明する説明図
【図5】密着ばね内を走行するワイヤーを示した説明図
10…内視鏡 12…手元操作部 14…挿入部 16…軟性部 18…湾曲部 20…先端硬質部 22…操作ノブ 28…対物レンズ 32…ライトガイド 34…鉗子チューブ 36…イメージガイド 38…送気・送水チューブ 40…ジェット管 42…アングルリング 48…ワイヤー 52…密着ばね
Claims (2)
- 【請求項1】内視鏡を構成する摺動部品のうち少なくと
も動摩擦を生じる摺動部品の潤滑剤として、ミネラルオ
イルを乳化剤で乳化した乳化ミネラルオイルを使用した
ことを特徴とする内視鏡装置。 - 【請求項2】前記動摩擦を生じる摺動部品は、前記内視
鏡の湾曲部を湾曲させるためのワイヤーであることを特
徴とする請求項1の内視鏡装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10125774A JPH11318818A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 内視鏡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10125774A JPH11318818A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 内視鏡装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11318818A true JPH11318818A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=14918513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10125774A Pending JPH11318818A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 内視鏡装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11318818A (ja) |
-
1998
- 1998-05-08 JP JP10125774A patent/JPH11318818A/ja active Pending
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