JPH11318311A - もぐら避け風向板一体プロペラ装置 - Google Patents

もぐら避け風向板一体プロペラ装置

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JPH11318311A
JPH11318311A JP3279092A JP3279092A JPH11318311A JP H11318311 A JPH11318311 A JP H11318311A JP 3279092 A JP3279092 A JP 3279092A JP 3279092 A JP3279092 A JP 3279092A JP H11318311 A JPH11318311 A JP H11318311A
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rod
vibration
wind
wind direction
direction plate
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JP3279092A
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English (en)
Inventor
正忠 ▲土▼田
Masatada Tsuchida
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、単に擦り振動発生するだけでなく、
パイル叩き振動を可能として、更にはや片側重心によっ
て横杆自体の共振振動をも発生させることができて、発
生させる振動や音を大きくさせるだけでなく、さまざま
な波長帯で地中に伝えてもぐらを追い払うだけでなく、
さらには風向板の働きを羽根部が兼ねる全く新しい動作
を行なう構造としたもぐら避け風向板一体プロペラ装置
に関するものである。 【構成】杆は基柱より略・水平円運動をする第1軸芯を
介して更に略・垂直回転運動する第2軸芯を介して更に
第3軸芯を介した後に羽根部まで連結される構造とし
て、第3杆を第2杆の金属製パイプへ貫通させて第3軸
芯を構成して、第3軸芯は第3杆の端部に羽根部を形成
させながら該羽根部と第2杆のパイプとの間に隙間によ
る遊びを形成させて、第3軸芯の最低でも往復運動と第
2軸芯の回転運動により振動と音を発生させる構造とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の技術分野】本発明は、単に擦り振動発生する
だけでなく、パイル叩き振動を可能として、更にはや片
側重心によって横杆自体の共振振動をも発生させること
ができて、発生させる振動や音を大きくさせるだけでな
く、さまざまな波長帯で地中に伝えてもぐらを追い払う
だけでなく、さらには風向板の働きを羽根部が兼ねる全
く新しい動作を行なう構造としたもぐら避け風向板一体
プロペラ装置に関するものである。
【0002】
【従 来 技 術】従来、風向きへプロペラを向けさせ
て回転させる構造にしたものは例えば大型風車であれば
垂直軸型風車以外は全て自動でプロペラを風方向へ振り
向ける機構が装備されており、または小型の簡易型風車
であれば垂直に取り付けた風向板によってプロペラを風
方向へ振り向けるものであったが、さらに簡単な構造の
風見鶏程度のものは全て風向板が取り付けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかし これら風向
板が取り付けられる構造は、横杆(本願クレームの第1
杆)の両端に一方がプロペラ、他方へ風向板を取り付け
るもので、総合体の重心点を運動軸芯としてバランスを
とるものであったが、実際の風向きにプロペラを向ける
には風向板側の重さが重心点より必ず重くなければなら
ず、例えばプロペラ側が風向板側よりも重い場合は、風
向板が充分働かずに風が吹いても風向き方向へプロペラ
を向けられない問題をもち、バランス的には風向板を充
分大きく且つ、風向板側重量を重めにしねばならずプロ
ペラへかけるコストと合わせると効率が悪い構造のもの
であった。しかしまた逆に風向板を取り付けないと風向
き方向へプロペラが正確に向かずに効率が悪い。
【0004】
【問題点を解決しようとする手段】そこで本発明は、プ
ロペラに風向板の働きを兼ね合わさせたものであり、構
造的には回転または反転などの運動する軸芯を最低でも
一軸増やしてプロペラに自由度を持たせたことにより従
来風向板と全く同様の働きをしてプロペラを風向き方向
へ移動させるものであり、その構造を図面とともに詳述
すれば以下のようになる。
【0005】杆aは基柱2より略・水平円運動をする第
1軸芯1bを介して更に略・垂直回転運動する第2軸芯
2bを介して更に第3軸芯3bを介した後に羽根部1ま
で連結される構造として、第3杆3aを第2杆2aの金
属製パイプ4へ貫通させて第3軸芯3bを構成して、第
3軸芯3bは第3杆3aの端部に羽根部1を形成させな
がら羽根部1と第2杆2aのパイプ4との間に隙間によ
る遊びを形成させて、第3軸芯3bの最低でも往復運動
と第2軸芯2bの回転運動により振動と音を発生させる
構造とした。
【0006】また、前記第3杆3aより先端の羽根部1
は両者をつないだその上下左右とも第3軸芯3bに対し
て略・バランスする構造として且つ・羽根部1の風を受
ける面を第3軸芯3bよりも後方へ形成させて、第3軸
芯3bは回転させられながらも放射方向を軸芯とした円
運動を羽根部1に行なわせる構造として、羽根部1は様
々な風向きに対して常に同一角度状態で臨む構造とし
て、羽部部1が風向板3の役目をも兼ねる構造としたも
のでも良い。
【0007】また、前記第1軸芯1bまたは第2軸芯2
bの軸芯b構造はパイプ4を用いて略、中心に孔部6と
小穴を形成して、ネジまたは釘11などの支持具を孔部
6より侵入させてパイプ4内部より小穴を通じて外部へ
支持具先端を突出させて最低でも第1杆1aの端部また
は基柱2に打ち込んで支持させて、さらにパイプ4へ両
端に羽根部1を形成させた第2杆2aや第1杆1aの端
部などへ形成させる構造としたものでも良い。
【0008】また、前記第3杆3a自体を複数の部品3
a`で構成させて、しかも複数の部品3a`で第3杆3
aの両端が捻りまたはねじり方向へ円運動する構造とし
て、複数の部品3a`にバネまたはスプリング5を引っ
掛ける構造として、対称な状態で設定された羽根部1の
風切り角度を自動調節する構造として、風量に応じて羽
根部1の傾き角度が自動可変する構造としたものでも良
い。
【0009】また、前記第1軸芯1bから羽根部1側の
総合重心が均等より重くなる構造として、回転する羽根
部1及び第3杆3aが発生させる上下振動と音を該片側
重心により共振させて第1杆の上下の揺れを拡大させる
構造として、第1軸芯1bを介して第1杆1aの該共振
振動をも基柱2に伝達させて地中に伝える構造としたも
のでも良い。
【0010】また、前記基柱2を複数の部材2`ととも
に構成させて、地中の基柱2および複数の部材2`の取
り付け部分に共同して空間部12を形成して、空間部1
2または空間構成部分が音または振動を拡大させる機能
として、基柱2および複数の部材2`の取り付け部分に
遊びを設けて留め合わせてガタつく構造としたものでも
良い。
【0011】
【作 用】本発明のプロペラの特徴についての最
低条件として、 最低でも第1軸芯1b、第2軸芯2
b、第3軸芯3bの計3軸により動作を行なうものであ
り、これに加えて羽根部1の動き自体を従来の風見鶏と
構造を全く変えたものである。それは第3杆3aが両端
に形成した羽根部1を同軸状態で且つ、軸芯方向に線対
称な状態または中心点に対して点対称な状態で風切り角
度を設定させたことと、第3軸芯3bが存在することに
よって初めて図3のように本機体が様々な方向から風を
受けても相対した羽根部1が常に風に対して一定姿勢と
なり、羽根部1が即座に風方向へ向いて羽根面積を最大
に利用した状態で風を羽根面にぶつけさせて、該状態の
ままで円軌道で移動して最終的に風方向へ機体を首振り
させるように働き、その後に機体が風方向と一致すると
初めてプロペラが回転することになる。つまり本装置は
風向板3を不要にしても羽根部1が風向板3の役目を兼
ねて充分機能できるものであり、従来の風見鶏のように
風向板3を無くしたら首振りしなくなることはない。し
かも本発明はこの特殊な構造を利用して、プロペラを図
1のように第3杆3aに設けた羽根部1とパイプ4との
間の遊びを大きくさせるだけで本発明は新たな効果を発
生する。その効果とは簡単に言えば、風によってプロペ
ラが回転する際に「カチン」「カチン」と音と振動を発
生させる。これは丁度図の状態になると第3杆3aや羽
根部自身の重さによって遊びがある分だけ自然落下し
て、プロペラが回転すると落下・回転・落下・回転と動
作して、結果的に鳥獣や虫などが嫌う振動や音を発生さ
せて追い払おうとする装置として有効であり、羽根部1
による杭打ち・ハンマー効果を発生して音や振動で生物
を追い払う農作業用の簡易装置に非常に有効な装置とも
なる。また請求項4のように風量に応じてスプリング5
の力で羽根の角度を自動可変させる機能にする場合で
も、第2杆2aへ複数の動作機能をコンパクトに収納で
きる大変効率の良い機構となる効果ももつ。
【0012】また請求項2のように、第3杆に対して羽
根部全体の重心が上下左右とも略・バランスさせなが
ら、羽根部の風を受ける面を軸芯よりも出来るだけ後方
へ形成させれば、弱風にたいしても風方向へ羽根部が向
いて第1杆を風方向へ向けさせた後に回転を始めさせる
ことができる。また請求項3のようにすれば、簡単な材
料を使って本装着を製作することが可能となる。つまり
本発明で用いる軸芯の構造に安価なパイプを用いて、ネ
ジまたは釘などの支持具により本発明の杆の端部または
基柱に打ち込んで支持させて軸芯として運動させるもの
である。ところで本発明では、用いるパイプ自体に溶接
または打ち抜きなどで本項3のネジまたは釘に相当する
支持部分を形成させれば本項3のようなパイプに孔部を
開ける工程などを必要としないものでも本発明としても
良い。さらにこのパイプに四角パイプを用いた場合には
面による接触を行なえる為、回転時に第2軸芯自体がぐ
らつかずに安定する。
【0013】さらに請求項4のように、第3杆3a自体
の構造を複数の部品で構成させて捻りまたはねじり方向
へ円運動させながら、バネまたはスプリング5を複数の
部品に引っ掛けることで、対称な状態で設定された羽根
部1の風切り角度をバネの力と風量で自動調節させるも
のであり、風の強さに応じて羽根部1の傾き角度が自動
可変するように働き、台風などの規定外の風量のときで
も羽根部1や回転軸を破損させないだけでなく、弱風で
も羽根面を最大に当てて充分な回転力が得られるように
働く効果もある。
【0014】また請求項5のように、第1軸芯1bから
羽根部1側の総合重心が均等より重くなる構造とするこ
とで風向板3を兼ねるプロペラの首振り効率が高まるこ
とになる。このような軸芯bからの重心バランスの問題
は比較的重要であり、従来プロペラ図8のように従来は
風向板3とプロペラは横杆aの重心に対して両端に形成
されたもので、後ろ側の風向板3に風が当たることで風
方向へプロペラ側を振り向ける構造である為、風向板3
側の重心が均衡か又は重いほうが巧く作動するもので、
もしプロペラ側が重い場合には後ろ側の風向板3面積を
大きくしねばならず材料的に効率が悪い。これは根本的
な構造上から起因しているもので、装置における最も重
いプロペラ頭側にバランスさせる為に、反対端部にその
重さを相殺するだけの面積または重さの風向板3を配置
させる従来構造はなんとも効率が悪く、プロペラを風上
へ振り向ける為に風下の風向板3をそのぶん大きくしな
ければならない。つまり羽根部1と風向板3を両端に形
成させて均衡させる従来方法は風向板3が大きい面積を
必要とするものであった。これに対して本発明は装置の
主要な重さとなるプロペラを設けた側の第1杆1aまた
は第2杆2aへ風向板3を形成させて第1軸芯1bから
羽根部1側の総合重心が均等より重くなる構造とするこ
とで余分な材料と重さを省略しながら風向板3の大きさ
も必要最低限にさせる効果がある。
【0015】そして本項5のもう一つ重要な働きは従来
プロペラ方式も本発明にも共通した振動というものの特
質についてであるが、振動が横杆の端部のプロペラ付近
で発生した場合に振動の最も大きくなって伝わる部分は
横杆の反対端部である。つまり従来のプロペラのように
風向板とプロペラが横杆の両端に形成されて左右均等に
バランスした状態で軸芯により基柱に支持された場合で
は、重心となって支持される均衡点は振動にとって最も
波長が小さくなる場所であり、丁度振動する際の波の揺
れの支点となり、振動を地中に伝えたい場合には重心を
とってバランスさせる方法は効率の悪い支持方法であっ
た。したがって本発明のようなプロペラにすることで重
心をずらせた支持方法が可能となるだけでなく、第3杆
の遊びと回転によって「カチン」「カチン」とハンマー
のような振動を発生させながら第2軸芯の回転による従
来同様の擦り振動をも発生させることになり、それに加
えて第1軸芯を片側重心とすることで第1杆自体も羽根
部の振動により上下左右に振れながら低振動を発生させ
ることになり、基柱を伝わって地中へこれらの振動を大
きくさせた状態で伝えることができる。
【0016】さらには請求項6のようにすることで、と
くに基柱に伝わる振動のうち、第5項のような場合に発
生する振動、つまりは基柱を揺さぶるような横波に対し
ては、振動が伝わる際に共振して、基柱を部分的に振動
の大きいところと小さいところの疎密状態を起こさせる
が、本発明の基柱の長さを調節して横波振動の大きな部
分へ本項6のような構造にして振動を拡大させても良い
し、更には縦波として振動が伝わった場合でも、基柱の
地中端部付近に単独または複数の部材の取り付け部分と
共同して空間を形成して、基柱端部の空間の構成部分が
強烈に振動することで振動は拡大されて、しかも空間が
存在することでも音または振動は拡大させられて、機能
的には音叉として作用するものであり、しかも縦波振動
も横波振動も利用できるものとなっている。さらには基
柱および複数の部材の取り付け部分に遊びを設けて留め
合わせてもガタつく構造としたことでガタつきにより発
生する音や振動は直接地中からも発生することになり、
もぐらの撃退には直接的な効果がある。この場合、ガタ
つきのみでなく金属のビスやナットを入れて遊ばせるこ
とで、該金属同士の衝突や擦り音などを発生させる方法
でも良い。
【0017】さらに本項6の発想の延長として、より単
純な構造のもを示せば、例えば基柱の地中端部付近に形
成させる空間を無くして、ガタつく構造のみで基柱と複
数の部材とを連結させたものでも振動効果は本項6より
小さくなるし、新規性にも乏しいがそのような単純構造
でも良いし、または複数の部材側に空間を形成させて基
柱へガタつかせずに固定しながらも該空間部を固定させ
るボルトとナットに遊びのある状態でビスやワシャなど
を貫通させて、ボルトやビスなどに衝突音を発生させる
構造としたものでも良いし、さらには複数の部材を設け
ずに基柱のみで構成しながら端部へ空間を形成してボル
トナットなどの遊びを持たせたものを空間に貫通させた
ものでも良い。いずれにしてもこれら全ての応用例は、
地中に差し込んだ基柱へ何らかの手段でガタつきを持た
せて、風の力で羽根部を動かせて発音させた振動を伝え
ながらも地中で再度音や振動を発生させるという二重以
上の音または振動を発生させる方法であるという点では
全く共通したものとなっている。
【0018】
【実 施 例】
【0019】
【図1】は、本発明の第1実施例を示す側面図。従来の
類似する図8のものと比較して本装置の最大の特徴は風
方向に対して羽根部1が後側で回転することと、最低必
要な軸芯bの数が一つ多いことと、風向板3が不要とな
る点が異なる。これにより発生する振動音も従来の回転
による擦り振動だけでなく、第3杆へ遊びを設けさせた
ことにより羽根部1が回転すると自重による自然落下ま
たは遠心力により「カチン」「カチン」と杭打ち振動を
発生させる。しかし本図の場合には、あえて風向板3が
羽根部1付近に形成してあり更には第1軸芯から片側の
みを重くした請求項5の特徴を備えさせたものであり、
機体を風方向へ向ける主要な働きは風向板3の働きを兼
ねる羽根部1で行なうものである為に、あえて風向板3
を設けたとしても面積が小さくて済むし、振動面から見
れば該片側重心により第1杆自体も上下に揺れ動き、基
柱への振動に第1杆の揺れる低振動をも地中に伝えるこ
とになる。さらには第2杆2aの金属製パイプ4を四角
パイプにしたものでも良く、この場合には第3杆までも
金属製四角棒を用いたものでも良く、四角パイプと四角
棒の間の遊びによって最低限でも羽根部1を風方向へ振
り向ける働きを行ないながらも必要以上の第3軸芯の回
転ムラをも抑えるだけでなく、第2軸芯の回転時のぐら
つきも四角パイプの面による第1杆端部への接触で回転
が安定するものとなる。
【0020】
【図2】は、本発明の第1実施例の運動状態を示す平面
図。機体の横方向から風が吹くことによって、風切り角
度をもつ羽根部1が風の流れを受けて第1杆1aを円軌
道で移動させて風方向と同一方向にさせるが、このとき
に風を受けた羽根部1は風に対して同じ状態を保ちなが
ら、しかも最も抵抗の大きな状態のままで第1杆1aを
移動させる点が特徴である。つまり従来の風向板3と同
じ働きをする。そして第1杆1aが風方向と同一方向に
なった時点で回転しだす。ところでこの場合、第1軸芯
1bと同じ水平運動を行なう軸芯bを一か所新たに加え
て丁度、図5のようにさせれば、第1杆1aが風方向に
対して横向きになっていても常に羽根部1は回転しなが
ら第1杆1aを風方向へ矯正させることもできる。
【0021】
【図3】は、本発明の第2実施例を示す第2杆と第3杆
の断面斜視図。請求項4の特徴を備えたものであり、第
2杆2aのパイプ4内が第2軸芯2bとなって第3杆3
aを円運動させながらも、さらに第3杆3a自体もスプ
リング5の力で図4のように運動するものである。この
ように二つの軸芯b機能をパイプ4内でまとめて行なわ
せることで、軸芯bの複数構造を簡略化させて、組み立
ても容易にするものである。
【0022】
【図4】は、本発明の第2実施例羽根部の運動状態を示
す平面図。図3と共に請求項4の羽根部1の働きを示し
たものである。風の強さによって羽根部1の傾き角度が
自動的に可変するものであり、弱い風のときは羽根部1
同士が開くように機能して有効に弱風を羽根部1の回転
に変えるし、逆に強い風のときは図の羽根部1同士が閉
じるように機能して回転限界以上の風力は受け流すこと
で羽根や軸を痛めないものである。
【0023】
【図5】は、本発明の第3実施例を示す斜視図である。
本図は羽根部1の数を増やして4枚羽根として更に複数
でも対応させることができるものである。さらに軸芯b
となる軸もそれぞれ一組増やして図のような構造として
基柱2の取り付け位置をeの位置に形成させても良い
し、第1実施例のように最低でも第3杆3と第3軸芯3
bを支持させるので良ければ基柱2の取り付け位置をf
の位置に形成させても良い。このように新たに軸芯bを
加えることで、図2のように横方向から風が吹いた場合
でも、羽根部1は常時回転しながら第1杆1aを風方向
へ振り向けさせることができる。また本発明の請求項1
では図のような重り9を第1杆1aの反対方向へ取り付
けてバランスさせるものでも良いし、請求項5のように
一端に重心をかけるものでも良い。またこの場合図のよ
うに第2杆2aが図1と異なる形状である為に、金属パ
イプ4自体が第1杆1aとして働くものである。
【0024】
【図6】は、本発明の第4実施例を示す羽根部の斜視
図。請求項2の特徴を持たせたもので、羽根部1に重り
9などを取り付けさせて全体として第3杆3aの支点に
対して上下左右が同じ重さとなるようにさせたものであ
る。さらには羽根部1をできるだけ第3杆3aの支点よ
りも後方にずらせて形成させたもので、風が流れる際に
該支点よりも後方の羽根部1が相互に風に引っ張られる
形で姿勢を風方向へ向けながら安定させ、その後に第2
軸芯bを支点として回転を始めることになる。このよう
にバランスがとれた状態にすると弱風でも安定して姿勢
を風方向に維持できて大変便利である。また該支点より
も後方へ羽根部1が風に引っ張られる形にする為に凧揚
げの凧の足のような尾ヒレやチアガールの応援に用いる
房のようなものを取り付けても効果がある。
【0025】
【図7】は、本発明の第5実施例を示す基柱の側面図。
請求項6の特徴を備えさせたもので、基柱2の地中端部
〜切り込みを入れて空間部12を形成しながらU字型ま
たはコの字型の形状としている。更には基柱2端部に別
の複数の部材2`には金属板8を差し込んだ簡単構造の
ものをボルトで留め合わせて一体化させることで、基柱
2を地面に打ち込む際に土が空間部12に詰まらないよ
うにさせたものである。さらには基柱2と複数の部材2
`とがガタつく状態で取り付けてあり、基柱2のU字と
空間部12によって音叉のように働き振動を拡大して該
ガタつきや遊んでいるワシャー10などへ伝えて該遊び
により音を発生させるものである。また長時間使用中に
空間部12に土が侵入してくるのを防止する為に、空間
部12のある基柱にビニールテープを巻くなどの侵入防
止手段を講じれば一層良くなる。
【0026】
【図8】は、従来の風見鶏に類するものの側面図。従来
は簡単構造で組立が簡単そうで、風向板3が絶対必要な
ものであるが、使用する用途によっては前述作用的記載
で述べたように本発明のような構造のほうが特定分野に
おいて性能が良くなることや、構造上でも新たな機能を
付加しながらも簡単に製造できるなど、根本的に様々な
要求の違いが本発明の装置を必要とする背景があり、こ
のようなプロペラによる従来のものとは振動や音を発生
させる能力でも本発明のほうが優れており、従来の擦り
振動のみでは弱風の場合に擦り振動音が小さいのに対し
て、本発明では低回転でも杭打ち振動音の音量だけは変
わらないで発生できる点でも優れているし、当然本発明
でも回転による擦り振動を発生できるものとなってい
る。
【0027】ところで本発明の利用方法は、簡単構造の
風見鶏に利用できるだけでなく、羽根部1の回転による
風切り音で波動を発生させたり、軸の回転摩擦音や第2
杆2aと第3杆3aの間の遊びによる叩き音やワシャー
10などの衝突音などで例えば鳥獣や虫などの撃退・追
い払い用途にも利用できるものである。さらには、本発
明は第1軸芯よりも後方で羽根部が回転するために例え
ば凧揚げの凧の足のような尾ヒレを羽根部に取り付けて
も、尾ヒレが装置に絡み付かないだけでなく、尾ヒレが
風に引っ張られて弱風でも羽根部を回転させることがで
きるうえに、該尾ヒレが風に流れる姿で鳥などを怖がら
せることもできる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、従来必ず必要であった風向板
を不要にして羽根部へ風向板の役目を兼ねさせながら、
さまざまな風方向へプロペラの向きを変えさせて羽根部
を回転できるもので、簡単な風見鶏に利用した場合で
も、基本的に本発明の発生させる音や振動は、従来プロ
ペラのように回転による金属同士の擦り振動と音だけを
発生させるだけでなく、本発明は擦り振動と音に加えて
第3杆の遊びによる杭打ち振動と音、更には請求項5に
すれば第1杆自体も上下に揺れて低振動を基柱へ伝える
ことができて様々な振動波長を発生させることができ
る。さらには請求項6のようにプロペラ付近で発生させ
た振動や音を基柱に伝えて再度地中で金属や木の擦れ音
や衝突音を再発生させてもぐらの追い払い効果を高めて
も良い。さらには本発明は羽根部の回転による風切り音
で波動を発生させたり、軸の回転摩擦音や第3杆などの
遊びによる叩き音や金属同士の擦り音、ワシャーなどの
衝突音などでもぐらだけでなく例えば鳥獣や虫などの撃
退・追い払い用途にも利用できるものである。
【0029】また本発明の働きは前述した様々な点での
性能が従来のあらゆる製品と異なる為、使用する用途に
よって性能面や用途的面でも住み分けが発生してくる。
例えば、風量に応じてスプリングの力で羽根の角度を自
動可変させる機能にする場合でも、従来大型風車に使わ
れる羽根角度調節のようなモーターの駆動力と歯車によ
る可変方法を用いなくても、スプリングの作用によって
第2杆へ複数の動作機能をコンパクトに収納できる大変
効率の良い機構となる効果ももち、これによって弱風で
も効率よく回転するだけでなく強風の風圧でも羽根部や
軸芯を破損させることがなくなり、風量に応じて最大限
に回転力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の第1実施例を示す側面図。
【図2】は、本発明の第1実施例の運動状態を示す平面
図。
【図3】は本発明の第2実施例を示す第2杆と第3杆の
断面斜視図。
【図4】は本発明の第2実施例羽根部の運動状態を示す
平面図。
【図5】は本発明の第3実施例を示す斜視図。
【図6】は、本発明の第4実施例を示す羽根部の斜視
図。
【図7】は、本発明の第5実施例を示す基柱の側面図。
【図8】は、従来の風見鶏に類するものの側面図。
【符合の説明】
a(1a、2a、3a)ーーー杆(第1杆、第2杆、第
3杆) b(1b、2b、3b)ーーー軸芯(第1軸芯、第2軸
芯、第3軸芯) e、fーーー基柱取り付け位置 1ーーー羽根部、2ーーー基柱、3、ーーー風向板、4
ーーーパイプ、5ーーースプリング、6ーーー孔部、7
ーーーストッパー、8ーーー金属板、9ーーー重り、1
0ーーーワシャー、11ーーー釘、12ーーー空間部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】杆は基柱より略・水平円運動をする第1軸
    芯を介して更に略・垂直回転運動する第2軸芯を介して
    更に第3軸芯を介した後に羽根部まで連結される構造と
    して、第3杆を第2杆の金属製パイプへ貫通させて第3
    軸芯を構成して、第3軸芯は第3杆の端部に羽根部を形
    成させながら該羽根部と第2杆のパイプとの間に隙間に
    よる遊びを形成させて、第3軸芯の最低でも往復運動と
    第2軸芯の回転運動により振動と音を発生させる構造と
    したもぐら避け風向板一体プロペラ装置。
  2. 【請求項2】前記第3杆より先端の羽根部は両者をつな
    いだその上下左右とも第3軸芯に対して略・バランスす
    る構造として且つ・羽根部の風を受ける面を第3軸芯よ
    りも後方へ形成させて、第3軸芯は回転させられながら
    も放射方向を軸芯とした円運動を羽根部に行なわせる構
    造として、羽根部は様々な風向きに対して常に同一角度
    状態で臨む構造として、羽部部が風向板の役目をも兼ね
    る構造とした特許請求の範囲第1項記載のもぐら避け風
    向板一体プロペラ装置。
  3. 【請求項3】前記第1軸芯または第2軸芯の軸芯構造は
    パイプを用いて略、中心に孔部と小穴を形成して、ネジ
    または釘などの支持具を該孔部より侵入させてパイプ内
    部より小穴を通じて外部へ支持具先端を突出させて最低
    でも第1杆の端部または基柱に打ち込んで支持させて、
    さらにパイプへ両端に羽根部を形成させた第2杆や第1
    杆の端部などへ形成させる構造とした特許請求の範囲第
    1項及び第2項記載のもぐら避け風向板一体プロペラ装
    置。
  4. 【請求項4】前記第3杆自体を複数の部品で構成させ
    て、しかも複数の部品で第3杆の両端が捻りまたはねじ
    り方向へ円運動する構造として、該複数の部品にバネま
    たはスプリングを引っ掛ける構造として、対称な状態で
    設定された羽根部の風切り角度を自動調節する構造とし
    て、風量に応じて羽根部の傾き角度が自動可変する構造
    とした特許請求の範囲第1項及び第2項及び第3項記載
    のもぐら避け風向板一体プロペラ装置。
  5. 【請求項5】前記第1軸芯から羽根部側の総合重心が均
    等より重くなる構造として、回転する羽根部及び第3杆
    が発生させる上下振動と音を該片側重心により共振させ
    て第1杆の上下の揺れを拡大させる構造として、第1軸
    芯を介して第1杆の該共振振動をも基柱に伝達させて地
    中に伝える構造とした特許請求の範囲第1項及び第2項
    及び第3項及び第4項記載のもぐら避け風向板一体プロ
    ペラ装置。
  6. 【請求項6】前記基柱を複数の部材とともに構成させ
    て、地中の基柱および複数の部材の取り付け部分に共同
    して空間部を形成して、該空間部または空間構成部分が
    音または振動を拡大させる機能として、基柱および複数
    の部材の取り付け部分に遊びを設けて留め合わせてガタ
    つく構造とした特許請求の範囲第1項及び第2項及び第
    3項及び第4項及び第5項記載のもぐら避け風向板一体
    プロペラ装置。
JP3279092A 1992-01-23 1992-01-23 もぐら避け風向板一体プロペラ装置 Pending JPH11318311A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180000391U (ko) * 2018-01-11 2018-02-07 (주)에코팜 두더지 퇴치기
CN110876375A (zh) * 2019-11-26 2020-03-13 国网河南省电力公司南阳供电公司 一种电力设备驱鸟装置
JP2020060074A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 濱中ナット株式会社 アンカーフレーム

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