JPH11317942A - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

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JPH11317942A
JPH11317942A JP3556699A JP3556699A JPH11317942A JP H11317942 A JPH11317942 A JP H11317942A JP 3556699 A JP3556699 A JP 3556699A JP 3556699 A JP3556699 A JP 3556699A JP H11317942 A JPH11317942 A JP H11317942A
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JP
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bit
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rate
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Application number
JP3556699A
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English (en)
Inventor
Eiji Miyakoshi
英司 宮越
Akihiro Watabe
彰啓 渡部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP3556699A priority Critical patent/JPH11317942A/ja
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化データを復号することなく符号化デー
タを受け手メディアのビットレートに調整できる画像符
号化装置を提供する。 【解決手段】 目標ビット決定手段4により受け手メデ
ィア2のビットレート情報からピクチャタイプごとの目
標ビット量Bとブロックごとの目標ビット量Cを算出す
る。送り手メディア1のビットストリームからストリー
ム分離手段3によりビデオストリーム8を分離し、ビッ
ト量調整手段5に入力する。ビット量調整手段5はピク
チャごとのデータ量Aをカウントし、AとBを比較す
る。A<Bであれば、ブロックごとにEOB付加を調整
してビット量を調整し、または、マクロブロックごとに
CBP変更、ランレベル変更などの手段によりビット量
を調整する。B<=Aであり、かつ受け手メディアが固
定レートであれば、ダミーデータを付加してピクチャの
ビットレートをAに調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化データの転
送レートを受け手のメディアが扱うビットレートに応じ
て調整しつつ当該符号化データを転送する画像符号化装
置に関する。ここでメディアとは、蓄積媒体、ネットワ
ークなどのデータキャリアを含む。
【0002】
【従来の技術】近年、記録メディアの高密度化、大容量
化と、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)な
どのデジタル動画像圧縮技術により、従来のCD−RO
Mと同じサイズの光ディスクに120分以上の映像を、
S−VHS並みの画質で格納できるDVD(デジタルビ
デオディスク)等のディジタル記憶システム、記憶媒体
がすでに実用化されている。また、DVDなどのランダ
ムアクセスが可能な記憶媒体は、磁気テープ記憶媒体と
比較して複製が容易なことから、複製ソフトの量産性が
格段に優れている。
【0003】デジタル技術の進展は、一方で放送分野に
おいても、格段の進展をもたらしており、一部の放送メ
ディアでは、すでにMPEG2などのデジタル動画像圧
縮技術を用いたデータの配信が実用段階に入っており、
将来的には放送局のビデオサーバーにDVDが用いられ
るものと考えられている。
【0004】一般に、伝送路は、1チャンネル当りの伝
送レートを出来る限り少なくすることを通じて経済的な
運用を図る必要があることから、データ伝送において、
固定レートを採用することが多い。この固定レート符号
化により、MPEGの場合では、I、P、Bピクチャに
対して目標となるある一定のビット量を割り付けること
とし、その目標ビット量に近づけるようにレートコント
ーロールすることが行われる。
【0005】一方、DVD等のディジタル記憶において
は、可変レート符号化技術が用いられている。可変レー
ト符号化とは、MPEGの場合、フレーム間でオブジェ
クトの動きの激しい複雑なものに多くのビット量を割り
付け、簡単なものに少ないビット量を割り付けた符号化
を行うことで、データを効率良く圧縮して高画質にする
ものである。
【0006】固定レートの伝送メディアを利用して、可
変レート符号化技術を用いているDVDなどの記憶媒体
上のデータを伝送する場合には整合性が保てない場合が
ある。従来技術では、データ伝送に先立ち、可変レート
符号化されたデータを固定レート符号化すればよい。つ
まり、DVDに蓄積された可変レート符号化されたデー
タを一旦復号化し、得られた復号画像信号をデジタル動
画像圧縮装置で再び固定レートに再符号化して固定レー
トの伝送路で伝送する方法が考えられる。
【0007】また、従来技術において、高いビットレー
トのメディアから低いビットレートのメディアへ符号化
データを転送、記録する場合も、符号化データを一旦復
号化し、得られた復号画像信号を、画像圧縮装置により
その低いビットレートとなるように符号化を行った後
に、再符号化データを転送する方法が考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来技術の方法では、転送元メディアの符号化データを
一旦復号化するための画像復号装置および得られた復号
画像信号を転送先メディアのビットレートに合わせて再
び符号化する画像圧縮装置が新たに必要となり、コスト
の上昇を招き、また処理工数が余計に増えるという問題
があった。
【0009】本発明は、上記問題点を解決すべくなされ
たもので、再符号化という方法を用いずに、可変レート
符号化データを固定レート符号化データに変換してデー
タを伝送する画像符号化装置を提供することを目的とす
る。
【0010】また、本発明は、ビットレートの異なる2
つのメディア間のデータ転送において、再符号化という
方法を用いずに、ビットレートを受け手のメディアが扱
うビットレート以下に調整して符号化データを伝送する
画像符号化装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明にかかる画像符号化装置は、変換するビット
レートと変換対象のブロック数からブロックあたりの目
標ビット量を算出する目標ビット量決定手段と、ビット
ストリームを監視してブロックあたりのビット量が前記
目標ビット量になったときにブロックデータ中にブロッ
ク終了を示す終了識別子を付加し、前記付加された終了
識別子に後続する符号を削除するビット量調整手段とを
備えたことを特徴とする。
【0012】上記構成により、データを復号化すること
なく、簡単なシステム構成のみでブロックあたりのビッ
ト量を調整することにより、画像符号化データの転送レ
ートを受け手のメディアが扱うビットレートに調整する
ことができる。
【0013】また、本発明の画像符号化装置は、変換す
るビットレートと変換対象のマクロブロック数からマク
ロブロックあたりの目標ビット量を算出する目標ビット
量決定手段と、ビットストリームを監視してマクロブロ
ックあたりのビット量が前記目標ビット量になったとき
にマクロブロック情報であるコードブロックパターンを
変更し、前記コードブロックが変更されたブロックの符
号を削除するビット量調整手段とを備えたことを特徴と
する。
【0014】上記構成により、データを復号化すること
なく、簡単なシステム構成のみでマクロブロックあたり
のビット量を調整することにより、画像符号化データの
転送レートを受け手のメディアが扱うビットレートに調
整することができる。
【0015】また、本発明の画像符号化装置は、変換す
るビットレートと変換対象のブロック数からブロックあ
たりの目標ビット量を算出する目標ビット量決定手段
と、一符号あたりのラン・レベル情報をより低いラン・
レベル情報に変換して符号あたりのビット量を削減して
ブロックあたりのビット量を前記目標ビット量となるよ
うにビット量を削減するビット量調整手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0016】上記構成により、データを復号化すること
なく、簡単なシステム構成のみで符号あたりのビット量
を削減してブロックあたりのビット量を調整することに
より、画像符号化データの転送レートを受け手のメディ
アが扱うビットレートに調整することができる。
【0017】また、本発明にかかる画像符号化装置は、
変換するビットレートと変換対象のマクロブロック数か
らマクロブロックあたりの目標ビット量を算出する目標
ビット量決定手段と、一符号あたりのラン・レベル情報
をより低いラン・レベル情報に変換して符号あたりのビ
ット量を削減してマクロブロックあたりのビット量を前
記目標ビット量となるようにビット量を削減するビット
量調整手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】上記構成により、データを復号化すること
なく、簡単なシステム構成のみで符号あたりのビット量
を削減してマクロブロックあたりのビット量を調整する
ことにより、画像符号化データの転送レートを受け手の
メディアが扱うビットレートに調整することができる。
【0019】次に、前記画像符号化装置は、符号化終了
コード付近の符号に対してのみ、前記ビット量調整手段
を行なうことが好ましい。
【0020】上記構成により、DCT係数の性質から、
データの高周波成分のみを処理することにより、画質を
高く保つことができる。
【0021】次に、前記画像符号化装置は、前記ビット
量調整手段を繰り返すことによりビット量を削減するこ
とが好ましい。
【0022】上記構成により、一度の処理による符号あ
たりのビット量の削減で前記変換するレートが達成でき
ない場合でも、複数回行うことにより確実に変換するレ
ートを達成することができる。
【0023】次に、前記目標ビット量決定手段におい
て、イントラ符号化画像データ量と順方向予測画像デー
タ量とを不変として双方向予測画像データのみを用いて
ビットレート変換後のビット量を達成するための双方向
予測画像データに対する目標ビット量を算出し、前記ビ
ット量調整手段において双方向予測画像データに対して
のみをビット量を削減する処理を行うことが好ましい。
【0024】上記構成により、イントラ符号化画像デー
タと順方向予測画像データが不変であるので、画質の劣
化を小さく抑えることができる。
【0025】次に、前記ビットレートが固定レートであ
って、転送先メディアのビットレートの方が転送元メデ
ィアのビットレートより高い場合、前記ビット量調整手
段は、転送データのビットレートが前記転送先メディア
のビットレートとなるようにダミーデータを付加するこ
とが好ましい。
【0026】上記構成により、可変レート符号化データ
を受け手のメディアが扱う固定レート符号化データに変
換してデータを伝送することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施形態にかかる画像符号化装置について、図面を参照
しながら説明する。以下、本実施形態1において、最初
に本発明の画像符号化装置の基本動作を述べ、次に、具
体的な実施形態として、ビット量調整手段としてブロッ
ク中のEOB(End of block:ブロック終了コード)を
利用する装置構成例について述べる。なお、実施形態2
以下では別のビット量調整手段を利用する装置構成例に
ついて述べる。
【0028】まず、本発明の画像符号化装置の基本動作
を述べる。図1は、本発明の画像符号化装置の基本動作
を説明する図であり、本発明の画像符号化装置を用い
て、2つのビットレートの異なるメディア間で符号化デ
ータを転送する処理の概要を示したブロック図である。
1が送り手となるメディアであり、2が受け手となるメ
ディアである。DVDやハードディスク等のディジタル
記録メディア、ケーブル放送の伝送路メディアなど、メ
ディアの形態は問わない。また、送り手メディア1、受
け手メディア2が扱う符号化データは可変レートであっ
ても固定レートであってもよい。また、データは、画像
データだけでなく音声データも含んでいても良い。3は
ビットストリーム分離手段であり、入力された符号化デ
ータをビデオストリーム8とオーディオストリーム9に
分離する。なお、音声データの圧縮は、一般に、固定レ
ートで扱われており、また、データ量も高々数100k
ビット/秒であるので、本実施形態では、特に触れず、
ビデオデータを中心に説明する。
【0029】6は本発明の画像符号化装置であって、目
標ビット量決定手段4と、ビット量調整手段5を備えて
いる。7はビットストリーム結合手段であり、分離した
ビデオストリーム8とオーディオストリーム9を結合・
合成する。10は本発明の画像符号化装置6を適用した
装置全体のモジュールである。
【0030】送り手メディア1から符号化データがモジ
ュール10に入力されると、ストリーム分離手段3によ
りビデオストリーム8とオーディオストリーム9と分離
され、ビデオストリーム8は画像符号化装置6に入力さ
れる。画像符号化装置6の詳細な構成、動作は図2を用
いて後述するが、画像符号化装置6の処理動作の概要
は、あらかじめ受け手メディア2の扱うビットレートに
応じて目標ビット量決定手段4により目標ビット量を定
めておく。入力された符号化データのビットレートと目
標ビット量との比較結果に基づいてビット量調整手段5
により、ビット量を調整して所定のビットレートに変換
し、ストリーム結合手段7に出力する。なお、前記比較
結果によりビット量調整が必要ない場合はビット量を調
整せずにストリーム結合手段7にスルーさせる。ストリ
ーム結合手段7はビデオストリーム8をオーディオスト
リーム9に結合した後、受け手メディア2に符号化デー
タを渡す。
【0031】上記のビット量の調整は、以下に従う。
【0032】(1)入力された符号化データのビットレ
ートが受け手メディア2のビットレートより大きい場合
は、ビット調整手段5により受け手メディア2のビット
レートを満たすように、入力された符号化データのビッ
ト量を削減する。
【0033】(2)受け手メディア2の扱うデータが可
変レートであり、入力された符号化データのビットレー
トが受け手メディア2のビットレート以下の場合は、ビ
ット調整手段5によるビット量調整は行わず、符号化デ
ータをスルーさせる。
【0034】(3)受け手メディア2の扱うデータが固
定レートであり、入力された符号化データのビットレー
トが受け手メディア2のビットレート以下の場合は、ビ
ット調整手段5により受け手メディア2のビットレート
まで入力された符号化データに対してダミーデータを付
加してビット量を調整する。
【0035】以上が本発明の画像符号化装置の基本動作
である。
【0036】ビット調整手段は、処理単位、ビット量調
整方法に応じて複数のバリエーションが可能である。以
下、本実施形態1は、処理単位をブロック単位とし、符
号化データのブロックごとに目標ビット量を定め、必要
に応じてブロック終了コードEOBを利用してビット量
を削減する構成例を示す。
【0037】まず、EOBについて簡単に説明してお
く。
【0038】図4は、扱われるビデオストリーム8のデ
ータ構造の例を示している。これは、MPEGなどにお
いて広く用いられているデータ形式である。
【0039】図4に示すように、ビデオデータのビット
ストリームは、シーケンス層11、GOP(Group Of Pi
ctures)層12、ピクチャ層13、スライス層14、マ
クロブロック層15、ブロック層16で構成されてい
る。シーケンス層11は、画面フォーマット等を規定す
るものである。GOP層12は、一般に、ランダムアク
セスの単位となる画面グループの最小単位を示すもので
ある。ピクチャ層13は、1枚の画面に共通な属性を与
えるもので、例えば、画面符号化モード(イントラモー
ド、インターモードなどのピクチャータイプ)等の情報
を含む。スライス層14は、1枚の画面を任意の長さに
分割した小画面に共通の情報(例えば、量子化特性値)
等を含む。マクロブロック層15は、例えば、動きベク
トル値などの情報が含まれている。ブロック層16は、
画像データが格納されており、画像データの大半の領域
が含まれている。このブロック層16には当該ブロック
に含まれているデータの終了を示すブロック終了コード
EOBが付加されている。本実施形態1では、このEO
Bを利用してブロック層16に含まれるビット量、つま
りブロック単位ごとにビット量を調整し、ビデオストリ
ーム8全体のビット量を調整するものである。
【0040】図2は、本実施形態1の画像符号化装置6
の詳細ブロック図である。図3は画像符号化装置6の処
理動作のフローチャートである。
【0041】図2において、21は目標ビット量決定
部、22はピクチャタイプ判定・ビット量カウント部、
23はピクチャビット量比較器、24はEOB付加部、
25はダミーデータ付加部である。目標ビット量決定部
21が目標ビット量決定手段に相当し、ピクチャタイプ
判定・ビット量カウント部22、ピクチャビット量比較
器23、EOB付加部24およびダミーデータ付加部2
5がビット量調整手段に相当する。
【0042】目標ビット量決定部21は、あらかじめ受
け手メディア2のビットレート情報を受け付け、ピクチ
ャタイプごとに、そのピクチャ単位の目標ビット量Bと
ブロック毎の目標ビット量Cを算出・保持する。
【0043】ピクチャタイプ判定・ビット量カウント部
22は、ビットストリーム中の情報から処理中の画像デ
ータのピクチャタイプを検知し、さらに当該ピクチャの
ビット量Aをカウントする。
【0044】ピクチャビット量比較器23は、カウント
したビット量Aと、当該ピクチャタイプの目標ビット量
Bとを比較し、比較結果に応じてイネーブル信号を出力
する。
【0045】EOB付加部24は、ピクチャビット量比
較器23の比較においてA>Bの場合にイネーブルとな
り、ビットストリームのビット量をブロックごとにカウ
ントして、ブロック目標ビット量Cと比較し、ブロック
目標ビット量Cに達したときに強制的にブロックデータ
の終了を示すEOBを付加してそのブロックの後続デー
タを削除する。
【0046】ダミーデータ付加部25は、ピクチャビッ
ト量比較器23の比較においてB<=Aの場合にイネー
ブルとなり、ビットストリームのビット量をブロックご
とにカウントしてブロック目標ビット量Cと比較し、ブ
ロック目標ビット量Cに未達であるのにEOBがあった
場合に、強制的にダミーデータを挿入し、ブロック毎の
データを目標ビット量Cに調整する。
【0047】図3は、画像符号化装置6の処理動作を示
すフローチャートである。
【0048】ステップS301において、受け手メディ
ア2のビットレート情報を基に、目標ビット量決定部2
1によりピクチャタイプ(I,P,B)ごとにピクチャ
の目標ビット量B(BI,BP,BB)を算出する。
【0049】次に、目標ビット量決定部21により各ピ
クチャタイプ(I,P,B)についてブロックごとの目
標ビット量C(CI,CP,CB)を算出する(ステップ
S302)。ここで、ブロックごとの目標ビット量C
(CI,CP,CB)は(数1)〜(数3)により算出さ
れる。
【0050】
【数1】CI=BI/[(横方向マクロブロック数)×(縦方
向マクロブロック数)×6]
【0051】
【数2】CP=BP/[(横方向マクロブロック数)×(縦方
向マクロブロック数)×6]
【0052】
【数3】CB=BB/[(横方向マクロブロック数)×(縦方
向マクロブロック数)×6] 上記(数1)〜(数3)中の“6”という係数は、図4
で示すように、1マクロブロックが6ブロックで構成さ
れているためである。
【0053】以上のステップS301〜S302は、前
処理としてあらかじめ行っておくことができる。
【0054】次に、ステップ303において、送り手メ
ディア1からストリーム分離手段3を介してビデオビッ
トストリームが入力される。
【0055】ステップS304において、ピクチャタイ
プ判定・ビット量カウント部22によりピクチャ層13
が示すピクチャタイプを判断して、入力されたビットス
トリームがIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャのいず
れであるかを判断する。
【0056】また、ステップS305において、ピクチ
ャタイプ判定・ビット量カウント部22によりピクチャ
ごとのビット量A(AI,AP,またはAB)をカウント
する。
【0057】次に、ステップS306において、認識し
たピクチャタイプに従い、ピクチャビット量比較器23
により目標ビット量決定部21の示す目標ビット量B
(BI,BP,またはBB)とステップS306でカウン
トした実際のピクチャごとのビット量A(AI,AP,ま
たはAB)を比較する。
【0058】ステップS306の比較の結果、B<Aで
あれば、ビット量削減処理が必要となるので、EOB付
加部24に対してイネーブル信号が出力され、ステップ
S307に進む。
【0059】ステップS307において、EOB付加部
24には、ビットストリーム、イネーブル信号、ピクチ
ャタイプに応じたブロック毎の目標ビット量C(CI
P,またはCB)が入力される。EOB付加部24は、
流れるビットストリームをカウントし、ブロック毎の目
標ビット量Cと比較する。
【0060】ステップS308において、EOB付加部
24は、カウントしているブロックデータ量がブロック
毎の目標ビット量Cに達したとき、強制的に当該ブロッ
クデータのDCT係数の区切り単位の後にEOBを付加
する。これにより当該ブロック中の後続データは削除さ
れることとなり、符号化データを受け手メディア2のビ
ットレートを持つビデオストリーム8に変換することが
できる。
【0061】ステップS309において、ストリーム結
合手段7にビット量調整済みのデータを出力し、さら
に、処理すべきビデオストリーム8があればステップS
304に戻り、なければ終了する(ステップS31
0)。
【0062】一方、ステップS306のの比較の結果、
B<=Aであれば、受け手メディア2が固定レートであ
るか否かをチェックし(ステップS311)、固定レー
トであればピクチャビット量をAに調整する必要がある
ため、ダミーデータ付加部25によりピクチャデータ量
がAと等しくなるまで必要量のダミーデータをEOBの
前に付加し(ステップS312)、ストリーム結合手段
7を介して出力する。固定レートでなければ、ピクチャ
ビット量をAに調整する必要がないため、符号化データ
をピクチャビット量Bのままストリーム結合手段7を介
して出力する。
【0063】上記ステップS301〜ステップS312
により、符号化データを復号化、再符号化することな
く、簡単な処理により符号化データのビットレートを受
け手メディア2のビットレートに変換できる。
【0064】(実施形態2)以下、図面を参照しつつ、
実施形態2の画像符号化装置について説明する。本実施
形態2は、ビット量調整手段として、処理単位をマクロ
ブロック単位とし、符号化データのマクロブロックごと
に目標ビット量を定め、必要に応じてコードブロックパ
ターン(CBP)を利用してビット量を削減する構成例
を示す。
【0065】まず、コードブロックパターン(CBP)
について簡単に説明しておく。
【0066】図5は、図4に示したマクロブロック層1
5とブロック層16の詳細な説明図である。ここで、マ
クロブロック層15とブロック層16に含まれるデータ
及びフォーマットは通常のMPEG等において用いられ
るものと同様である。図5に示すように、マクロブロッ
ク層15は、マクロブロックエスケープ(MacroblockEsc
ape)、マクロブロックアドレスインクリメント(Macrobl
ock Address Increment)、マクロブロックタイプ、量子
化スケール、動き水平前方コード(Motion Horizontal F
orward Code)、動き水平前方r(Motion Horizontal For
ward r)、動き垂直後方コード(Motion Vertical Backwa
rd Code)、動き垂直後方r(Motion Vertical Backward
r)、CBP、DCT係数、符号化終了コード(End of Bl
ock)から構成されている。マクロブロックエスケープは
マクロブロックスキップ33個分に相当する。マクロブ
ロックアドレスインクリメントはスライス層14内のマ
クロブロックの位置を示すものである。マクロブロック
タイプはマクロブロック内の符号化モードを示すもので
ある。量子化スケールはマクロブロック内の量子化ステ
ップ幅を示すものである。
【0067】動き水平前方コード〜動き垂直後方rは、
動きベクトルの前方、後方、垂直、水平成分を示すもの
である。CBPはマクロブロック内の6つのブロックが
係数を持つか持たないかを示すものである。DCT係数
は、量子化、DCT処理されたものをランレングス符号
化した結果をハフマン符号化したデータである。ここ
で、ランレングス符号化とは、画像データの係数0の数
とそれに引き続く符号化レベルを1つの符号化の区切り
として、符号化する方法である。ハフマン符号化とは、
統計上発生頻度の高いデータに短い符号化コードを割り
当て、統計上発生頻度の低いデータに長い符号化コード
を割り当て、圧縮率を稼ぐ方法である。符号化終了コー
ドにより符号化の終了を表し、符号化終了コード以降の
符号は、すべて0であることを示す。
【0068】本実施形態2のビット量調整手段は、上記
マクロブロック情報のうちコードブロックパターンに注
目し、マクロブロックあたりのビット量の総和が目標ビ
ット量になったときに、コードブロックパターンを変更
し、コードブロックパターンが変更されたブロックの符
号を削除するものであり、マクロブロック単位ごとにビ
ット量を調整し、ビデオストリーム8全体のビット量を
調整する。
【0069】図6は、本実施形態2の画像符号化装置の
詳細ブロック図である。図7は画像符号化装置の処理動
作のフローチャートである。
【0070】図6において、21aは目標ビット量決定
部、22はピクチャタイプ判定・ビット量カウント部、
23はピクチャビット量比較器、26はCBP変更部、
25はダミーデータ付加部である。なお、実施形態1の
図2に示した要素と同様のものには同じ番号を付してお
り、ここでの説明は適宜省略する。目標ビット量決定部
21aが目標ビット量決定手段に相当し、ピクチャタイ
プ判定・ビット量カウント部22、ピクチャビット量比
較器23、CBP変更部26およびダミーデータ付加部
25がビット量調整手段に相当する。
【0071】目標ビット量決定部21aは、あらかじめ
受け手メディア2のビットレート情報を受け付け、ピク
チャタイプごとに、そのピクチャ単位の目標ビット量B
(B I,BP,BB)とマクロブロック毎の目標ビット量
D(DI,DP,DB)を算出・保持する。
【0072】CBP変更部26は、ピクチャビット量比
較器23の比較においてA>Bの場合にイネーブルとな
り、ビットストリームのビット量をマクロブロックごと
にカウントして、マクロブロック目標ビット量Dと比較
し、カウントしたビット量がマクロブロック目標ビット
量Dに達したときに強制的にコードブロックパターンを
変更するものであり、当該コードブロックパターンの変
更に従ってブロックデータを削除する。
【0073】ピクチャタイプ判定・ビット量カウント部
22、ピクチャビット量比較器23、ダミーデータ付加
部25は、それぞれ、実施形態1で説明したものと同様
のものである。
【0074】図7に本実施形態2の画像符号化装置6の
処理のフローチャートを示す。
【0075】ステップS701において、受け手メディ
ア2のビットレート情報を基に、目標ビット量決定部2
1aによりピクチャタイプ(I,P,B)ごとにピクチ
ャの目標ビット量B(BI,BP,BB)を算出する。
【0076】次に、目標ビット量決定部21aにより各
ピクチャタイプ(I,P,B)についてマクロブロック
ごとの目標ビット量D(DI,DP,DB)を算出する
(ステップS702)。ここで、ブロックごとの目標ビ
ット量D(DI,DP,DB)は(数4)〜(数6)によ
り算出される。
【0077】
【数4】DI=BI/[(横方向マクロブロック数)×(縦方
向マクロブロック数)]
【0078】
【数5】DP=BP/[(横方向マクロブロック数)×(縦方
向マクロブロック数)]
【0079】
【数6】DB=BB/[(横方向マクロブロック数)×(縦方
向マクロブロック数)] 実施形態1と同様、以上のステップS701〜S702
は、前処理としてあらかじめ行っておくことができる。
【0080】ステップS703〜ステップS706の過
程は、実施形態1で示した図2のフローチャートのステ
ップS303〜ステップS306と同様であるので、こ
こでは説明を適宜省略する。
【0081】ステップS706の比較の結果、B<Aで
あれば、ビット量削減処理が必要となるので、CBP変
更部26に対してイネーブル信号が出力され、ステップ
S707に進む。
【0082】ステップS707において、CBP変更部
26には、ビットストリーム、イネーブル信号、ピクチ
ャタイプに応じたマクロブロック毎の目標ビット量D
(DI,DP,またはDB)が入力される。CBP変更部
26は、流れるビットストリームをカウントし、マクロ
ブロック毎の目標ビット量Dと比較する。
【0083】ステップS708において、CBP変更部
26は、カウントしているマクロブロックデータ量がマ
クロブロック毎の目標ビット量Dに達したとき、強制的
に後続のブロックが削除されるようにCBPを変更し、
マクロブロックごとにビット量を調整する。
【0084】ステップS709において、ストリーム結
合手段7にビット量調整済みのデータを出力し、さら
に、処理すべきビデオストリーム8があればステップS
704に戻り、なければ終了する(ステップS71
0)。
【0085】一方、ステップS706の比較の結果、B
<=Aである場合のダミーデータ付加処理は、実施形態
1の図3のステップS311〜S312の処理と同様で
あるのでここでの説明は適宜省略する。
【0086】上記ステップS701〜ステップS712
により、符号化データを復号化、再符号化することな
く、簡単な処理により符号化データのビットレートを受
け手メディア2のビットレートに変換できる。
【0087】(実施形態3)以下、図面を参照しつつ、
実施形態3の画像符号化装置について説明する。本実施
形態3は、ビット量調整手段として、処理単位をマクロ
ブロック単位とし、符号化データのマクロブロックごと
に目標ビット量を定め、必要に応じてハフマン符号化テ
ーブルのラン、レベル情報を利用して符号あたりのビッ
ト量を調整する構成例を示す。
【0088】まず、ハフマン符号化テーブルのラン、レ
ベル情報について簡単に説明する。図8にMPEG等で
用いられる典型的なハフマン符号化テーブルの構成例を
説明する図を示す。この図8において、横軸81はレベ
ル、縦軸82はラン、xで示した位置83は、ハフマン
コードが存在するところである。x以外のところは、ハ
フマンコードを用いずに、MPEG2の場合では、6ビ
ットのESCコード“000001”と6ビットのRU
Nと12ビットLEVELデータで示す。
【0089】ハフマンコード内の典型的なコード例とし
ては、MPEG2の場合では、 RUN6.LEVEL3のコードは、“0000 0000 0001
0100 0” RUN6.LEVEL2のコードは、“0000 0001 1110
0” RUN6.LEVEL1のコードは、“0000 1100”で
ある。
【0090】このコード例から分かるようにLEVEL
が小さい程、ビット量が少ないコードが割り付けられ
る。
【0091】同様に、同じLEVELであれば、RUN
が小さい程、ビット量が少ないコードが割り付けられ
る。
【0092】本実施形態3のビット量調整手段は、上記
ハフマン符号化テーブルのラン、レベル情報に注目し、
マクロブロックあたりのビット量の総和が目標ビット量
を越える場合に、1つの符号あたりのラン・レベル(ラ
ン、レベル)情報をより低いラン、より低いレベル情報
((ラン−M、レベル−N)但し、M,Nは1以上の整
数)に変換して、符号あたりのビット量を削減すること
により、マクロブロック単位ごとにビット量を調整し、
ビデオストリーム8全体のビット量を調整する。
【0093】図9は、本実施形態3の画像符号化装置の
詳細ブロック図である。図9において、21aは目標ビ
ット量決定部、22はピクチャタイプ判定・ビット量カ
ウント部、23はピクチャビット量比較器、27はラン
レベル情報変更部、25はダミーデータ付加部である。
なお、実施形態1、2の図2、図6に示した要素と同様
のものには同じ番号を付しており、ここでの説明は適宜
省略する。目標ビット量決定部21aが目標ビット量決
定手段に相当し、ピクチャタイプ判定・ビット量カウン
ト部22、ピクチャビット量比較器23、ランレベル情
報変更部27およびダミーデータ付加部25がビット量
調整手段に相当する。
【0094】ランレベル情報変更部27は、ピクチャビ
ット量比較器23の比較においてA>Bの場合にイネー
ブルとなり、ビットストリームのビット量をマクロブロ
ックごとにカウントして、マクロブロック目標ビット量
Dと比較し、カウントしたビット量がマクロブロック目
標ビット量Dを越える場合に強制的に1つの符号あたり
のラン・レベル(ラン、レベル)情報をより低いラン、
より低いレベル情報に変更してビット量を低減するもの
である。ピクチャタイプ判定・ビット量カウント部2
2、ピクチャビット量比較器23、ダミーデータ付加部
25は、それぞれ、実施形態1で説明したものと同様の
ものである。
【0095】ラン、レベル情報を、低く調整する方法の
一例としては、レベル情報の低減を優先して低減する方
法が挙げられる。つまり、(RUN,LEVEL)から
(RUN−M,LEVEL−N)への低減処理におい
て、まず、Mを0とし、Nを1ずつ増加してビット量を
調整し、LEVELが1に達しても更なる低減が必要な
場合はMを1ずつ増加させる方法である。例えば、図8
に示すように、RUN6LEVEL3のデータの可変長
符号化コードは、MPEG2の規格によれば、“0000 0
000 0001 0100”である。このRUN6LEVEL3の
可変長符号化コードでマクロブロックごとのビット量が
目標ビット量Dを越える場合、RUN6LEVEL2
(M=0、N=1で低減する場合)に低減する。この場
合、可変長符号化コードは、MPEG2の規格によれ
ば、“0000 0001 1110”となり、ビット量において1符
号あたり4ビット低減する。このLEVEL情報の
“1”低減によってもマクロブロックごとのビット量が
目標ビット量Dを越える場合、さらにレベル情報を下
げ、RUN6LEVEL1(M=0、N=2で低減する
場合)に低減する。さらにビット量を削減する必要があ
る場合は、既にLEVELが1に達しているので、次は
RUN情報を低減し、RUN5LEVEL1(M=1、
N=2で低減する場合)に低減する。このように、レベ
ル情報を優先して低減し、次にラン情報を低減する規則
により、マクロブロックのビット量が目標ビット量D以
内になるようにランレベル情報を低減する。
【0096】図10に本実施形態3の画像符号化装置6
の処理のフローチャートを示す。
【0097】ステップS1001〜ステップS1006
までの処理は、実施形態2で示した図7のフローチャー
トのステップS701〜S706と同様であるのでここ
での説明は適宜省略する。
【0098】ステップS1006の比較の結果、B<A
であれば、ビット量削減処理が必要となるので、ランレ
ベル情報変更部27に対してイネーブル信号が出力さ
れ、ステップS1007に進む。
【0099】ステップS1007において、ランレベル
変更部27には、ビットストリーム、イネーブル信号、
ピクチャタイプに応じたマクロブロック毎の目標ビット
量D(DI,DP,またはDB)が入力される。ランレベ
ル変更部27は、流れるビットストリームをカウント
し、マクロブロック毎の目標ビット量Dと比較する。
【0100】ステップS1008において、ランレベル
変更部27は、カウントしているマクロブロックデータ
量がマクロブロック毎の目標ビット量Dを越える場合、
強制的にランレベル情報を低減し、1符号あたりのビッ
ト量を低減し、ビット量を調整する。
【0101】上記ステップS1007〜S1008の処
理により、目標ビット量に充分近づいていない場合に
は、上記ステップS1007〜S1008の処理フロー
を複数回繰り返して行うことにより、目標ビット量以下
にする。
【0102】出力処理であるステップS1009〜ステ
ップS1010は実施形態1のステップS309〜31
0と同様であるので説明は省略する。
【0103】また、ステップS1006の比較の結果、
B<=Aである場合のダミーデータ付加処理は、実施形
態1の図3のステップS311〜S312の処理と同様
であるのでここでの説明は省略する。
【0104】上記ステップS1001〜ステップS10
12により、簡単な処理により符号化データのビットレ
ートを受け手メディア2のビットレートに変換できる。
【0105】なお、この処理を、高周波成分となる符号
化終了コード31の近くの符号化コード30に対しての
み行なえば、画質を高く保つことができる。
【0106】なお、本実施形態3では、フローチャート
で示した処理ではマクロブロック単位の目標ビット量を
採用したが、ブロック単位の目標ビット量を採用しても
良い。
【0107】また、上記各実施形態のビット量調整手段
においてビット量削減が必要な場合、Bピクチャを優先
してビット量を削減し、Iピクチャ、Pピクチャに対し
てはビット量を削減しない手法がある。I,Pピクチャ
に多くのビット量を割り当てることにより画質を高く保
つことができる。この場合、受け手メディア2のビット
レートにより決まるGOPのビット総量から、Iピクチ
ャとPピクチャの総ビット量を引き、目標のレートまで
の残ビット量を算出してBピクチャに割り当てられる目
標ビット量を計算する。上記実施形態1〜3の構成によ
り、入力されたデータの実際のBピクチャビット量を、
目標ビット量まで削減すれば良い。
【0108】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜8に係る本発
明の画像符号化装置は、簡単なシステム構成のみでビッ
ト量を調整することにより、画像符号化データの転送レ
ートを受け手のメディアが扱うビットレートに調整する
ことができる。
【0109】また、請求項1に係る本発明では、ビット
量調整手段として、ブロックあたりのビット量をEOB
を用いて調整することができる。
【0110】また、請求項2に係る本発明では、ビット
量調整手段として、マクロブロックあたりのビット量を
CBP変更により調整することができる。
【0111】また、請求項3〜4に係る本発明では、ビ
ット量調整手段として、ランレベル情報の低減によりブ
ロックあたりまたはマクロブロックあたりのビット量を
調整することができる。
【0112】また、請求項8に係る本発明では、ビット
レートが固定レートであって、転送先メディアのビット
レートの方が転送元メディアのビットレートより高い場
合、ビット量調整手段は、ダミーデータを付加し、可変
レート符号化データを受け手のメディアが扱う固定レー
ト符号化データに変換してデータを伝送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像符号化装置の基本動作を説明す
る図
【図2】 本実施形態1の画像符号化装置の詳細ブロッ
ク図
【図3】 本実施形態1の画像符号化装置の処理動作の
フローチャート
【図4】 ビデオストリーム8のデータ構造の例を説明
する図
【図5】 マクロブロックとブロック層の関係を説明す
る図
【図6】 本実施形態2の画像符号化装置の詳細ブロッ
ク図
【図7】 本実施形態2の画像符号化装置の処理動作の
フローチャート
【図8】 MPEG等で用いられる典型的なハフマン符
号化テーブルの構成例を説明する図
【図9】 本実施形態3の画像符号化装置の詳細ブロッ
ク図
【図10】 本実施形態3の画像符号化装置の処理動作
のフローチャート
【符号の説明】
1 送り手のメディア 2 受け手のメディア 3 ストリーム分離手段 4 目標ビット量決定手段 5 ビット量調整手段 6 画像符号化装置 7 ストリーム結合手段 8 ビデオストリーム 9 オーディオストリーム 10 本発明の画像符号化装置6を適用した装置全体の
モジュール 11 シーケンス層 12 GOP(Group Of Pictures)層 13 ピクチャ層 14 スライス層 15 マクロブロック層 16 ブロック層 21,21a 目標ビット量決定部 22 ピクチャタイプ判定・ビット量カウント部 23 ピクチャビット量比較器 24 EOB付加部 25 ダミーデータ付加部 26 CBP変更部 27 ランレベル情報変更部 81 LEVEL 82 RUN 83 ハフマン符号テーブルが存在するところ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変換するビットレートと変換対象のブロ
    ック数からブロックあたりの目標ビット量を算出する目
    標ビット量決定手段と、ビットストリームを監視してブ
    ロックあたりのビット量が前記目標ビット量になったと
    きにブロックデータ中にブロック終了を示す終了識別子
    を付加し、前記付加された終了識別子に後続する符号を
    削除するビット量調整手段とを備えたことを特徴とする
    画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 変換するビットレートと変換対象のマク
    ロブロック数からマクロブロックあたりの目標ビット量
    を算出する目標ビット量決定手段と、ビットストリーム
    を監視してマクロブロックあたりのビット量が前記目標
    ビット量になったときにマクロブロック情報であるコー
    ドブロックパターンを変更し、前記コードブロックが変
    更されたブロックの符号を削除するビット量調整手段と
    を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 変換するビットレートと変換対象のブロ
    ック数からブロックあたりの目標ビット量を算出する目
    標ビット量決定手段と、一符号あたりのラン・レベル情
    報をより低いラン・レベル情報に変換して符号あたりの
    ビット量を削減してブロックあたりのビット量を前記目
    標ビット量となるようにビット量を削減するビット量調
    整手段とを備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 変換するビットレートと変換対象のマク
    ロブロック数からマクロブロックあたりの目標ビット量
    を算出する目標ビット量決定手段と、一符号あたりのラ
    ン・レベル情報をより低いラン・レベル情報に変換して
    符号あたりのビット量を削減してマクロブロックあたり
    のビット量を前記目標ビット量となるようにビット量を
    削減するビット量調整手段とを備えたことを特徴とする
    画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 符号化終了コード付近の符号に対しての
    み、前記ビット量調整手段を行なう請求項3または4に
    記載の画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記ビット量調整手段を繰り返すことに
    よりビット量を削減する請求項3〜5のいずれか1項に
    記載の画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記目標ビット量決定手段において、イ
    ントラ符号化画像データ量と順方向予測画像データ量と
    を不変として双方向予測画像データのみを用いてレート
    変換後のビット量を達成するための双方向予測画像デー
    タに対する目標ビット量を算出し、前記ビット量調整手
    段において双方向予測画像データに対してのみをビット
    量を削減する処理を行う請求項1〜6のいずれか1項に
    記載の画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 前記ビットレートが固定レートであっ
    て、転送先メディアのビットレートの方が転送元メディ
    アのビットレートより高い場合、前記ビット量調整手段
    は、転送データのビットレートが前記転送先メディアの
    ビットレートとなるようにダミーデータを付加する請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
JP3556699A 1998-02-19 1999-02-15 画像符号化装置 Pending JPH11317942A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003526291A (ja) * 2000-03-08 2003-09-02 ゼネラル インスツルメント コーポレーション パーソナル多機能レコーダ、並びにそれを実装及び使用する方法
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