JPH11317693A - 直接拡散cdma移動通信システムにおける信号伝送方法、拡散同期方法、基地局及び移動局 - Google Patents

直接拡散cdma移動通信システムにおける信号伝送方法、拡散同期方法、基地局及び移動局

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JPH11317693A
JPH11317693A JP10124749A JP12474998A JPH11317693A JP H11317693 A JPH11317693 A JP H11317693A JP 10124749 A JP10124749 A JP 10124749A JP 12474998 A JP12474998 A JP 12474998A JP H11317693 A JPH11317693 A JP H11317693A
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JP10124749A
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English (en)
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Toshiyuki Futakata
敏之 二方
Katsutoshi Kimoto
勝敏 木本
Tsutomu Taguchi
努 太口
Taro Ishikawa
太朗 石川
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NTT Docomo Inc
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT Mobile Communications Networks Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直接拡散CDMA移動通信システムにおける
信号伝送方法、拡散同期方法、基地局及び移動局におい
て、拡散符号の初期同期の高速・高精度化を図ることを
目的とする 【解決手段】 送信フレームは、第一拡散符号及び第二
拡散符号により二重に拡散されて伝送する。その際、一
定シンボル周期でLシンボルの間、第二拡散符号をマス
クする。Lシンボル中は、初期同期用第一拡散符号及び
第二拡散符号グループ決定用第一拡散符号により、拡散
され送出される。移動局は、初期同期用第一拡散符号に
より初期同期をとり、更に第二拡散符号グループ決定用
第一拡散符号との相関により、基地局の第二拡散符号の
グループを認識する。移動局におけるコードサーチは、
第二拡散グループの第二拡散符号についてのみ行えば良
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接拡散CDMA
移動通信システムにおける信号伝送方法、拡散同期方
法、基地局及び移動局に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、屋内又は屋外で高品質、高速なデ
ータ伝送を達成することを目的として、次世代移動通信
システムの検討が世界中で行われている。その有力な無
線アクセス候補として、直接拡散CDMA(Code Divi
sion Multiple Access)方式があり、実用化に向けた
研究開発が行われている。この直接拡散CDMA方式
は、ユーザ情報を、その情報データレートに比較して非
常に高速なレートの拡散符号で帯域拡大して伝送する方
式であり、従来の周波数分割多重(FDMA:Frequenc
y Division Multiple Access)方式、時分割多重(T
DMA:Time Division Multiple Access)方式と比
較して、加入者容量の増大、可変レート伝送の容易な実
現、フレキシブルなセル設計などの効果を奏する点にお
いて、その早期開発が期待されている。
【0003】この直接拡散CDMA方式は、各ユーザの
情報シンボルが、その情報シンボルレートより高速な個
別の拡散符号によって帯域拡大され、その後、他のユー
ザ信号と周波数、時間を共有して無線区間へ送信され
る。受信側では、所望の情報シンボルに対応した拡散符
号を用いて逆拡散を行うことにより、信号を分離して信
号を受信する。
【0004】図1に示すものは、先に本出願人が提案し
た特願平8−47774号明細書に記載された基地局か
ら送出される拡散変調方式のフレームの構成を示す。拡
散符号は、ユーザ情報シンボル周期と同じ繰り返し周期
のショートコードと、ユーザ情報シンボル周期に比較し
て繰り返し周期の長いロングコードの二種類が使用され
る。前者は、例えば、各基地局に共通に、無線エリア内
の各ユーザ情報の直交化のために用いられ、後者は、例
えば、複数の無線エリアが存在する場合において、無線
エリア間の干渉を低減するために、基地局毎に異なる符
号が用いられる。
【0005】送信フレームは、第一拡散符号及び第二拡
散符号により二重に拡散されて伝送するが、その際、一
定シンボル周期でL’シンボル(L’は1以上の自然
数)の間、第二拡散符号をマスクしている。図2に、図
1のフレームを受信した移動局における、従来の拡散符
号同期方法の一例を示す。各基地局共通の第一拡散符号
のレプリカで、第二拡散符号をマスクした第一拡散符号
との相関をとり初期同期を確立する(S1)。その最大
相関値が得られる時間をスタート点として、第二拡散符
号群の第二拡散符号と第一拡散符号を乗じた符号に対し
て順次相関検出を行う。第二拡散符号群の全ての第二拡
散符号についてサーチを行い、最大相関ピークの検出と
その拡散符号位相の記憶を行う(S2)。記憶した最大
相関ピークから第二拡散符号を決定する(S3)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
ロングコードを用いる移動通信システムにおいて、移動
局が電源を入れたとき、拡散符号の同期をとらなけれ
ば、基地局からの制御チャネルを捕捉することができな
い。従って、移動局は、制御チャネルの捕捉の前に、拡
散符号の同期をとる必要があり、そのために時間を要す
るという問題がある。また、移動局が移動するために基
地局間との時間同期がとれない移動通信環境下において
は、移動局がチャネルを捕捉するには、受信しているチ
ャネルを拡散している拡散符号を検出するためにコード
サーチも必要となる。
【0007】従って、移動通信環境下において、チャネ
ルの初期同期を完了する時間は、コードサーチに要する
時間を含み、長周期の拡散符号で拡散を行った場合は、
大きな時間を要することとなる。特に、第二拡散符号群
の第二拡散符号の数が非常に多い場合には、第二拡散符
号の捕捉に非常に多くの時間を要し、瞬時に通信状態に
移ることが困難となる。
【0008】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、移動局における拡散符号の初期同期の高速・高精
度化を図ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、広帯域の信号に帯域拡大を行う拡散符号であっ
て、情報レートより高い速度の拡散符号は、情報シンボ
ル周期と同一の繰り返し周期を有する第一拡散符号群と
情報シンボル周期より繰り返し周期の長い第二拡散符号
群とからなり、該第一拡散符号群の第一拡散符号及び該
第二拡散符号群の第二拡散符号により二重に拡散して信
号を伝送する直接拡散CDMA移動通信システムにおけ
る信号伝送方法において、前記第二拡散符号群は、複数
の第二拡散グループにより構成され、前記各第二拡散符
号は、該第二拡散グループの一つに対応付けられ、基地
局から送出される送信信号には、一定周期でLシンボル
(Lは2以上の自然数)間、前記第二拡散符号をマスク
した初期同期捕捉期間が設けられ、該初期同期捕捉期間
における第一拡散符号は、初期同期用第一拡散符号及び
前記基地局の第二拡散符号のグループに対応した第一拡
散符号であることを特徴とする直接拡散CDMA移動通
信システムにおける信号伝送方法である。
【0010】請求項1記載の発明によれば、一定周期で
Lシンボル間、第二拡散符号をマスクした初期同期捕捉
期間が設けられ、該初期同期捕捉期間における第一拡散
符号は、初期同期用第一拡散符号及び前記基地局の第二
拡散符号のグループに対応した第一拡散符号を用いるこ
とにより、移動局におけるコードサーチは、第二拡散グ
ループの第二拡散符号についてのみ行えば良いので、移
動局における拡散符号の初期同期の高速・高精度化を図
ることができる。
【0011】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載の直接拡散CDMA移動通信システムにおける信号伝
送方法において、前記初期同期捕捉期間における第一拡
散符号は、最初に前記初期同期用第一拡散符号がM(M
は1以上の自然数)シンボル間、送出され、前記第二拡
散符号のグループに対応した第一拡散符号は、該初期同
期用第一拡散符号の送出後、一定のタイミングでN(N
は1以上の自然数)シンボル間、送出されることを特徴
とする。
【0012】請求項2記載の発明によれば、第二拡散符
号のグループに対応した第一拡散符号は、初期同期用第
一拡散符号の送出後、一定のタイミングで送出されるこ
とにより、第二拡散符号のグループに対応した第一拡散
符号の相関を容易にとることができる。請求項3に記載
された発明は、請求項2記載の信号伝送方法により基地
局から送信された信号を受信した直接拡散CDMA移動
通信システムにおける移動局において、前記Lシンボル
中のMシンボルの第一拡散符号との相関検出によって得
られる最大相関出力信号を得た時間をもとに、初期同期
を確立し、前記Mシンボルの第一拡散符号からの一定の
タイミングにあるLシンボル中のNシンボルの第一拡散
符号との相関検出し、最大の相関値を得た第一拡散符号
から、第二拡散符号のグループを判定し、前記第二拡散
符号のグループ内の第二拡散符号との相関検出を行い、
最大の相関値を得た第二拡散符号から、第二拡散符号を
判定することを特徴とする拡散符号同期方法である。
【0013】請求項3記載の発明は、移動局における拡
散符号同期方法を規定したものである。請求項4に記載
された発明は、広帯域の信号に帯域拡大を行う拡散符号
であって、情報レートより高い速度の拡散符号は、情報
シンボル周期と同一の繰り返し周期を有する第一拡散符
号群と情報シンボル周期より繰り返し周期の長い第二拡
散符号群とからなり、該第一拡散符号群の第一拡散符号
及び該第二拡散符号群の第二拡散符号により二重に拡散
して信号を伝送する直接拡散CDMA移動通信システム
における基地局において、前記第二拡散符号群は、複数
の第二拡散グループにより構成され、前記各第二拡散符
号は、該第二拡散グループの一つに対応付けられ、送出
される送信信号には、一定周期でLシンボル(Lは2以
上の自然数)間、前記第二拡散符号をマスクした初期同
期捕捉期間が設けられ、該初期同期捕捉期間における第
一拡散符号は、初期同期用第一拡散符号及び当該基地局
の第二拡散符号のグループに対応した第一拡散符号であ
ることを特徴とする直接拡散CDMA移動通信システム
における基地局である。
【0014】請求項4 記載の発明は、直接拡散CDMA
移動通信システムにおける基地局を規定したものであ
る。請求項5に記載された発明は、請求項2記載の信号
伝送方法により基地局から送信された信号を受信した直
接拡散CDMA移動通信システムにおける移動局におい
て、前記Lシンボル中のMシンボルの第一拡散符号との
相関検出によって得られる最大相関出力信号を得た時間
をもとに、初期同期を確立し、前記Mシンボルの第一拡
散符号からの一定のタイミングにあるLシンボル中のN
シンボルの第一拡散符号との相関を検出し、最大の相関
値を得た第一拡散符号から、第二拡散符号のグループを
判定し、前記第二拡散符号のグループ内の第二拡散符号
との相関検出を行い、最大の相関値を得た第二拡散符号
から、第二拡散符号を判定することを特徴とする直接拡
散CDMA移動通信システムにおける移動局である。
【0015】請求項4 記載の発明は、直接拡散CDMA
移動通信システムにおける移動局を規定したものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図3に一般的に用いられる直接
拡散方式の構成を示す。これは、情報入力を第一拡散符
号で一次拡散し、その後第二拡散符号で二次拡散する方
式である。入力端子1に入力された情報を、乗算器2に
おいて、第一拡散符号生成部3の出力と乗算することに
より一次拡散する。次いで、乗算器2の拡散出力を乗算
器4において、第二拡散符号生成部5の出力と乗算する
ことにより、二次拡散し、出力端子6に拡散変調出力を
得る。
【0017】本発明の第二拡散符号は、移動局における
コードサーチを少なくするために、グループ化されてい
る。図4にその例を示す。第二拡散符号群が10の第二
拡散符号#1〜#10より構成されている場合である。
この第二拡散符号#1〜#10を例えば、3つのグルー
プにグループ化する。第二拡散符号#1〜#3を第二拡
散グループ#1、第二拡散符号#4〜#8を第二拡散グ
ループ#2及び第二拡散符号#9〜#10を第二拡散グ
ループ#3とグループ分けする。移動局は、受信した信
号から、送信した基地局の第二拡散符号グループが判明
すれば、初期同期に際して、全ての、第二拡散符号につ
いて、相関検出する代わりに、グループ内の第二拡散符
号についてのみ行えばよく、コードサーチ時間を短縮す
ることができる。
【0018】図5に本発明の拡散変調方式のフレーム構
成を示す。図1と同じく、送信フレームは、第一拡散符
号及び第二拡散符号により二重に拡散されて伝送する
が、その際、一定シンボル周期でLシンボル(Lは2以
上の自然数)の間、第二拡散符号をマスクしている。本
発明では、Lシンボルの中のMシンボル(Mは1以上の
自然数)は、第二拡散符号周期サーチ用第一拡散符号
(初期同期用第一拡散符号)であり、Lシンボル中のN
シンボル(Nは1以上の自然数)は、第二拡散符号グル
ープ決定用第一拡散符号である。第二拡散符号グループ
決定用第一拡散符号の例を、図4に示す。 例えば、第二
拡散符号#1には、00000000の第一拡散符号を
用い、第二拡散グループ#2には、00001111を
用い、第二拡散グループ#3には、11110000を
用いる。
【0019】移動局は、この信号を受信して、Mシンボ
ルの初期同期用第一拡散符号により初期同期をとり、更
に、Nシンボルの第二拡散符号グループ決定用第一拡散
符号との相関により、送信した基地局の第二拡散符号の
グループを認識する。第二拡散符号の同期は、そのグル
ープに属する第二拡散符号に関して順次相関をとるだけ
で済み、第二拡散符号の長さ又はその数に関係なく、高
速で高精度の同期が可能となる。
【0020】図6は基地局の送信回路を説明するための
図である。制御チャネル情報は、初期同期用信号を送信
する場合は、乗算器57で初期同期用第一拡散符号及び
第二拡散グループ決定用第一拡散符号生成部50の出力
により、拡散(なお、一般の制御情報は、チャネル直交
用第一拡散符号生成部51の出力される。)され、次い
で、第二拡散符号の複素共役符号生成部54の出力、つ
まり第二拡散符号をマスクする信号により拡散され、信
号合成器60を介して、乗算器61で第二拡散符号生成
部56の出力により拡散され、拡散変調信号出力が得ら
れる。
【0021】なお、初期同期用第一拡散符号及び第二拡
散グループ決定用第一拡散符号生成部50は、初期同期
捕捉期間に当たる一定周期のLシンボル間の第二拡散符
号をマスクする期間に、まず、最初に前記初期同期用第
一拡散符号をMシンボル間生成し、次いで、前記第二拡
散符号のグループに対応した第一拡散符号を、該初期同
期用第一拡散符号の送出後、一定のタイミングでNシン
ボル間生成する。
【0022】また、第二拡散符号の複素共役符号生成部
54は、初期同期捕捉期間に当たる一定周期のLシンボ
ル間の第二拡散符号をマスクするために、第二拡散符号
による拡散に先だって、第二拡散符号の複素共役符号に
より拡散する。従って、乗算器61において、第二拡散
符号により、信号が拡散されても、拡散変調信号出力に
は、第二拡散符号による拡散はない。なお、第二拡散符
号の複素共役符号生成部54は、乗算器61の後段に設
け、第二拡散符号により拡散された信号に対して拡散し
てもよい。また、第二拡散符号の複素共役符号生成部5
4を設けることなく、第二拡散符号生成部56自体を、
初期同期捕捉期間に当たる一定周期のLシンボル間発生
させなくしても良い。
【0023】従って、拡散変調信号出力として、初期同
期捕捉期間に当たる一定周期のLシンボル間の第二拡散
符号をマスクした期間に、まず、最初に初期同期用第一
拡散符号がMシンボル間送出され、次いで、第二拡散符
号のグループに対応した第一拡散符号は、該初期同期用
第一拡散符号の送出後、一定のタイミングでNシンボル
間送出されるた拡散変調信号出力が得られる。
【0024】また、通信用チャネル情報1〜Nは、それ
ぞれ、チャネル直交用第一拡散符号生成部1〜Nによ
り、乗算器58〜59で一次拡散され、信号合成器60
を介して、乗算器61で第二拡散符号生成部56の出力
により二次拡散され、拡散変調信号出力が得られる。タ
イミング制御部55は、所望の信号が得られようにその
タイミングを制御する。
【0025】図7は移動局の受信回路を説明するための
図である。受信された拡散変調信号出力で、回線90に
現れた信号は、初期同期用第一拡散符号レプリカ生成部
71の出力とマッチトフィルタ70で相関が取られる。
該マッチトフィルタ70の出力の最大値を最大相関出力
検出回路73で検出し、更に、最大相関ピークチップ位
相検出回路74で、相関検出出力のピーク値のタイミン
グを検出する。この出力で、第二拡散グループ決定用第
一拡散符号レプリカ生成部81をトリガする。マッチト
フィルタ及び第二拡散グループ決定回路80は、回線9
2に現れた拡散変調信号出力と第二拡散グループ決定用
第一拡散符号レプリカと相関をとり、最大の相関を示す
拡散符号から、受信した拡散変調信号を送信した基地局
の第二拡散グループを認識する。マッチトフィルタ及び
第二拡散グループ決定回路80において、初期同期のタ
イミング及び第二拡散グループを記憶する。
【0026】次いで、初期同期のタイミングで、第二拡
散符号レプリカ生成部75を駆動し第二拡散符号を生成
する。この第二拡散符号を更にチャネル直交用第一拡散
符号レプリカ生成部72と乗算器79で乗算し、更に、
回線91に現れている受信された拡散変調信号出力を乗
算器78で乗算し、積分・ダンプ回路76で、その相関
を検出する。積分・ダンプ回路出力が、所定値を越えて
いるか否かを、しきい値判定回路77で判定し、しきい
値を越えていれば、第二拡散符号と同期がとれたと判断
する。また、しきい値以下ならば、第二拡散符号レプリ
カ生成部75の位相をずらして、同期がとれるまで行
う。この場合、マッチトフィルタ及び第二拡散グループ
決定回路80の出力により、第二拡散グループの第二拡
散符号に関してだけ、コードサーチを行う。従って、第
二拡散符号が多い場合は、コードサーチに要する時間を
大幅に短縮することができる。
【0027】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1、3記載
の発明によれば、一定周期でLシンボル間、第二拡散符
号をマスクした初期同期捕捉期間が設けられ、該初期同
期捕捉期間における第一拡散符号は、初期同期用第一拡
散符号及び信号を送出した基地局の第二拡散符号のグル
ープに対応した第一拡散符号を用いることにより、移動
局におけるコードサーチは、第二拡散グループの第二拡
散符号についてのみ行えば良いので、移動局における拡
散符号の初期同期の高速・高精度化を図ることができ
る。
【0028】請求項2記載の発明によれば、第二拡散符
号のグループに対応した第一拡散符号は、初期同期用第
一拡散符号の送出後、一定のタイミングで送出されるこ
とにより、第二拡散符号のグループに対応した第一拡散
符号の相関を容易にとることができる。請求項4、5記
載の発明によれば、直接拡散CDMA移動通信システム
において、移動局における拡散符号の初期同期の高速・
高精度化を図ることができる基地局及び移動局を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】拡散変調方式のフレーム構成例を示す図
【図2】従来の拡散符号同期方法の一例を示す図
【図3】直接拡散方式の構成を示す図
【図4】本発明の第二拡散符号群、第二拡散符号群のグ
ループ及び第一拡散符号との対応を示す図
【図5】本発明の拡散変調方式のフレーム構成を示す図
【図6】基地局の送信回路の一部を説明するための図
【図7】移動局の受信回路の一部を説明するための図
【符号の説明】
50 初期同期用第一拡散符号及び第二拡散グループ
決定用第一拡散符号生成部 51〜53 チャネル直交用第一拡散符号生成部 54 第二拡散符号の複素共役符号生成部 55 タイミング制御部 56 第二拡散符号生成部 57、58、59、60、78、79 乗算器 70 マッチトフィルタ 71 初期同期用第一拡散符号レプリカ生成部 72 チャネル直交用第一拡散符号レプリカ生成部 73 最大相関出力検出回路 74 最大相関ピークチップ位相検出回路 75 第二拡散符号レプリカ生成部 76 積分・ダンプ回路 77 しきい値判定回路 80 マッチトフィルタ及び第二拡散グループ決定回
路 81 第二拡散グループ決定用第一拡散符号レプリカ
生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 太朗 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広帯域の信号に帯域拡大を行う拡散符号
    であって、情報レートより高い速度の拡散符号は、情報
    シンボル周期と同一の繰り返し周期を有する第一拡散符
    号群と情報シンボル周期より繰り返し周期の長い第二拡
    散符号群とからなり、該第一拡散符号群の第一拡散符号
    及び該第二拡散符号群の第二拡散符号により二重に拡散
    して信号を伝送する直接拡散CDMA移動通信システム
    における信号伝送方法において、 前記第二拡散符号群は、複数の第二拡散グループにより
    構成され、 前記各第二拡散符号は、該第二拡散グループの一つに対
    応付けられ、 基地局から送出される送信信号には、一定周期でLシン
    ボル(Lは2以上の自然数)間、前記第二拡散符号をマ
    スクした初期同期捕捉期間が設けられ、 該初期同期捕捉期間における第一拡散符号は、初期同期
    用第一拡散符号及び前記基地局の第二拡散符号のグルー
    プに対応した第一拡散符号であることを特徴とする直接
    拡散CDMA移動通信システムにおける信号伝送方法。
  2. 【請求項2】 前記初期同期捕捉期間における第一拡散
    符号は、最初に前記初期同期用第一拡散符号がM(Mは
    1以上の自然数)シンボル間、送出され、前記第二拡散
    符号のグループに対応した第一拡散符号は、該初期同期
    用第一拡散符号の送出後、一定のタイミングでN(Nは
    1以上の自然数)シンボル間、送出されることを特徴と
    する請求項1記載の直接拡散CDMA移動通信システム
    における信号伝送方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の信号伝送方法により基地
    局から送信された信号を受信した直接拡散CDMA移動
    通信システムにおける移動局において、 前記Lシンボル中のMシンボルの第一拡散符号との相関
    検出によって得られる最大相関出力信号を得た時間をも
    とに、初期同期を確立し、 前記Mシンボルの第一拡散符号からの一定のタイミング
    にあるLシンボル中のNシンボルの第一拡散符号との相
    関検出し、最大の相関値を得た第一拡散符号から、第二
    拡散符号のグループを判定し、 前記第二拡散符号のグループ内の第二拡散符号との相関
    検出を行い、最大の相関値を得た第二拡散符号から、第
    二拡散符号を判定することを特徴とする拡散符号同期方
    法。
  4. 【請求項4】 広帯域の信号に帯域拡大を行う拡散符号
    であって、情報レートより高い速度の拡散符号は、情報
    シンボル周期と同一の繰り返し周期を有する第一拡散符
    号群と情報シンボル周期より繰り返し周期の長い第二拡
    散符号群とからなり、該第一拡散符号群の第一拡散符号
    及び該第二拡散符号群の第二拡散符号により二重に拡散
    して信号を伝送する直接拡散CDMA移動通信システム
    における基地局において、 前記第二拡散符号群は、複数の第二拡散グループにより
    構成され、 前記各第二拡散符号は、該第二拡散グループの一つに対
    応付けられ、 送出される送信信号には、一定周期でLシンボル(Lは
    2以上の自然数)間、前記第二拡散符号をマスクした初
    期同期捕捉期間が設けられ、 該初期同期捕捉期間における第一拡散符号は、初期同期
    用第一拡散符号及び当該基地局の第二拡散符号のグルー
    プに対応した第一拡散符号であることを特徴とする直接
    拡散CDMA移動通信システムにおける基地局。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の信号伝送方法により基地
    局から送信された信号を受信した直接拡散CDMA移動
    通信システムにおける移動局において、 前記Lシンボル中のMシンボルの第一拡散符号との相関
    検出によって得られる最大相関出力信号を得た時間をも
    とに、初期同期を確立し、 前記Mシンボルの第一拡散符号からの一定のタイミング
    にあるLシンボル中のNシンボルの第一拡散符号との相
    関を検出し、最大の相関値を得た第一拡散符号から、第
    二拡散符号のグループを判定し、 前記第二拡散符号のグループ内の第二拡散符号との相関
    検出を行い、最大の相関値を得た第二拡散符号から、第
    二拡散符号を判定することを特徴とする直接拡散CDM
    A移動通信システムにおける移動局。
JP10124749A 1998-05-07 1998-05-07 直接拡散cdma移動通信システムにおける信号伝送方法、拡散同期方法、基地局及び移動局 Pending JPH11317693A (ja)

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