JPH11317199A - 管球用電気導入体およびその製造方法 - Google Patents

管球用電気導入体およびその製造方法

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JPH11317199A
JPH11317199A JP3883399A JP3883399A JPH11317199A JP H11317199 A JPH11317199 A JP H11317199A JP 3883399 A JP3883399 A JP 3883399A JP 3883399 A JP3883399 A JP 3883399A JP H11317199 A JPH11317199 A JP H11317199A
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鎌三 甲斐
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寛 菅原
Shigenori Nozawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性無機物質成分と絶縁性無機物質成分か
らなる閉塞体と電極芯棒が焼結によって確実に固定され
てリークや電極芯棒が抜け落ちることのない管球用電気
導入体およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 管球の発光管に連設された閉塞管を封止
する管球用電気導入体であって、傾斜機能材料の中心孔
に電極芯棒が挿入された管球用の閉塞体において、閉塞
体と電極芯棒の境界領域に、閉塞体の導電性無機物質成
分と、電極芯棒の金属成分と、焼結温度において閉塞体
の導電性無機物質成分と電極芯棒の金属成分との拡散を
促進する拡散促進剤とが、相互に拡散しあった拡散領域
を形成して、電極芯棒と閉塞体の導電性無機物質成分が
接合している管球用電気導入体とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水銀ランプやメタ
ルハライドランプ、ハロゲンランプなどの管球の閉塞管
を閉塞する管球用電気導入体およびその製造方法に関す
る。管球用電気導入体とは、閉塞体と電極芯棒との組み
合せ構造体をいう。
【0002】
【従来技術】管球、例えば高圧放電ランプは、石英ガラ
ス製の球状や楕円球状をした発光管内に一対に電極が対
向配置され、水銀などの発光金属、放電用ガスなどが封
入される。そして、発光管の端部に筒状の閉塞管が連設
され、先端に電極を有する電極芯棒と外部リード棒がこ
の閉塞管で電気的に接続された状態で閉塞されるが、タ
ングステンからなる電極芯棒と石英ガラス製の閉塞管は
熱膨張率が大きく異なるために閉塞管を電極芯棒に直接
溶着して閉塞することができない。
【0003】このため従来は、箔シール法や熱膨張率の
異なる複数のガラスをつなぎ合わせる段継ぎ法などで閉
塞管を閉塞していたが、最近では、シリカなどの絶縁性
無機物質成分とモリブデンなどの導電性無機物質成分か
らなり略柱状に形成した傾斜機能材料からなる閉塞体で
発光管端部に連設された閉塞管を閉塞することが注目さ
れている。かかる閉塞体は、一方の端部はシリカなどの
絶縁性無機物質成分がリッチであり、他方の端部に向か
うにつれてモリブデンなどの導電性無機物質成分の割合
が連続的に、または段階的に増加するものである。従っ
て、シリカとモリブデンで成形された傾斜機能材料から
なる閉塞体の場合、該閉塞体の一方の端部近傍はシリカ
が多く含まれ、絶縁性であると共に熱膨張率が石英ガラ
スの熱膨張率に近く、他方の端部近傍はモリブデンが多
く含まれ、導電性であるとともに熱膨張率がモリブデン
の熱膨張率に近い特性を有する。
【0004】かかる傾斜機能材料製の閉塞体は、絶縁性
無機物質成分と導電性無機物質成分の割合が変化する勾
配を大きくすることができるので、閉塞体の軸線方向の
長さが短くても、一方の端面の絶縁性無機物質成分をリ
ッチにするとともに他方の端面の導電性無機物質成分を
リッチにすることができる。また、傾斜機能材料はその
構成成分の組成が大きく変わる境界面を持たないので熱
ショックや機械的強度が強い。従って、閉塞管に閉塞体
を溶着するシール部分を、点灯時に高温になる発光管の
中央部に近づけることができ、閉塞管の軸線方向の長さ
が短いことと相俟って、閉塞管を短くできる利点を有す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】導電性無機物質成分と
絶縁性無機物質成分からなる傾斜機能材料で閉塞体を成
形するとき、先ず、これらの粉末にバインダーを添加し
て金型内でプレスして柱状の加圧成形体を得る。そして
加圧成形体を1300℃程度の温度で仮焼結して仮焼結
体を得る。次に、この仮焼結体の軸心に電極芯棒を埋設
するための孔あけ加工を施して中心孔を形成する。或い
は、中心孔形成用の突出部材を有する金型内でプレスし
て予め中心孔が形成された加圧成形体とし、これを仮焼
結する。そして、仮焼結体の中心孔に電極芯棒を挿入し
てから1750℃程度の温度で本焼結する。
【0006】ところで、傾斜機能材料を焼結するとき
に、これらの材料は10〜20%も収縮するので、仮焼
結体の中心孔は、電極芯棒の外径よりも大きくしておく
必要がある。このとき、中心孔の大きさが不十分な場合
は、本焼結時に電極芯棒の周りの傾斜機能材料に応力が
発生して割れてしまうので、中心孔を所定値よりやや大
きくして、本焼結によって傾斜機能材料が収縮しても割
れが発生しないようにする必要がある。
【0007】この場合、中心孔の径のバラツキや本焼結
時の収縮のバラツキ等により電極芯棒が閉塞体に十分に
安定して密着されず、この中心孔が閉塞体の一方の端面
から他方の端面まで貫通した貫通孔の場合は、気密性が
不十分となるという問題があった。このため、本焼結し
た後に、電極芯棒が伸び出す閉塞体の露出側側面に、ガ
ラスか金属ろうを溶着してリークを防止するとともに閉
塞体と電極芯棒の固定を確実にしていたが、工程数が増
加し、製造に手間を要していた。
【0008】また、中心孔が閉塞体の端面から所定の距
離だけ形成された非貫通孔の場合は、リークの問題は生
じないものの、固定が不十分であるため、振動などによ
って電極芯棒が抜け落ちてしまうなどの不具合があっ
た。従ってこの場合も、本焼結した後に、閉塞体と電極
芯棒の固定を確実にする何らかの手段を講じる必要があ
った。
【0009】そこで本発明は、導電性無機物質成分と絶
縁性無機物質成分とからなる閉塞体の中心孔内に、電極
芯棒が焼結によって確実に固定されて、リークや電極芯
棒が抜け落ちることのない管球用電気導入体およびその
製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1は、管球の発光管に連設された閉塞管を
封止する管球用電気導入体であって、導電性無機物質成
分と絶縁性無機物質成分からなり、軸方向に沿って両者
の割合が順次変化する多層構造の柱状に成形された焼結
傾斜機能材料に形成された中心孔に電極芯棒が挿通され
てなる管球用の閉塞体において、前記閉塞体と電極芯棒
の境界領域に、閉塞体の導電性無機物質成分と、電極芯
棒の金属成分と、前記傾斜機能材料の焼結温度において
閉塞体の導電性無機物質成分と電極芯棒の金属成分との
拡散を促進する拡散促進剤の、3者が相互に拡散しあっ
た拡散領域が形成されて該電極芯棒と該閉塞体の中心孔
内面が接合している管球用電気導入体とするというもの
である。
【0011】本願で拡散促進剤とは、閉塞体を構成する
傾斜機能材料の焼結温度で電極芯棒の金属成分と閉塞体
の導電性無機物質成分の両方に固溶して、前記導電性無
機物質成分と閉塞体の導電性無機物質成分との両者の相
互拡散を促進させる物質をいう。
【0012】そして、かかる管球用の閉塞体は、請求項
2の発明、請求項3の発明または請求項4の発明によっ
て好適に製造することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施の形態を具体的に説明する。図1は、本発明の管球
用電気導入体を使用した高圧放電ランプの例として示し
た、定格電力が3kWのキセノンショートアークランプ
である。なお、本発明の管球用電気導入体は、放電ラン
プとして水銀ランプやメタルハライドランプなど他の放
電ランプにも適用可能である。
【0014】本願実施例においては、管球用電気導入体
を放電ランプに使用した例にて説明するが、タングステ
ンフィラメントを有するハロゲンランプなど白熱電球に
も使用することができる。放電ランプにおいては、電極
芯棒が閉塞体の中心孔に焼結によって固定されるが、タ
ングステンフィラメントを有するハロゲンランプに本発
明の管球用電気導入体を使用した場合は、電極芯棒では
なく、先端にタングステンフィラメントの端部に接続し
て使われる内部リード棒が閉塞体の中心孔に焼結によっ
て固定される。
【0015】図1において、石英ガラス製の発光管11
は球状や楕円球状の中央部を有しており、その内部に
は、タングステンからなる陽極20と陰極30が、例え
ば5mm間隔で対向配置してされている。また、放電用
ガスとしてキセノンガスが所定圧力で封入されている。
そして、発光管11の両端に閉塞管12,12が連設さ
れているが、閉塞管12,12の端部は、導電性無機物
質成分と絶縁性無機物質成分からなる傾斜機能材料製の
閉塞体50と電極芯棒40とから構成される管球用電気
導入体70で閉塞されている。
【0016】閉塞体50は、絶縁性の端面51が発光管
11方向になるように、閉塞管12内に嵌め込まれ、こ
の端面51の部分で石英ガラス製の閉塞管12に溶着さ
れる。陽極20の電極芯棒40および陰極30の電極芯
棒40はタングステンからなり、閉塞体50の絶縁性の
端面51は、例えば、ほぼ100%のシリカからなり、
導電性の端面52はSiO225%+Mo75%の組成
からなる。
【0017】シリカとモリブデンからなる傾斜機能材料
は、1750℃程度で本焼結されるが、電極芯棒40に
拡散促進剤を被覆したり、或は傾斜機能材料で成形され
た閉塞体50に拡散促進剤を含有させることによって、
その焼結温度で拡散促進剤が閉塞体50を構成する導電
性無機物質と固溶体を形成して溶融する。その溶融した
固溶体が電極芯棒40の金属成分へ拡散して、閉塞体5
0を構成する導電性無機物質成分と、拡散促進剤と、電
極芯棒40の金属成分との相互拡散領域が電極芯棒40
と閉塞体50の中心孔内面との界面領域に形成され、電
極芯棒40と閉塞体50の中心孔内面は確実に接合し固
定される。
【0018】従って、電極芯棒40と閉塞体50の間か
ら発光管11内の高圧ガスがリークしたり、電極芯棒4
0が抜け落ちることがなく、接合部の信頼性が向上す
る。このため、従来のように、電極芯棒40が伸び出す
閉塞体50の端面52に、ガラスか金属ろうを溶着する
必要がなく、工程を簡素化することができる。
【0019】或いは、図2に示すように、閉塞体50の
両端面51、52からそれぞれ、電気伝導性を有する部
分まで非貫通の中心孔をあけ、それぞれの中心孔に陽極
20および陰極30の電極芯棒40と陽極端子22およ
び陰極端子32のそれぞれを電気的に接合しても良い。
この場合も、電極芯棒40に拡散促進剤を被覆したり、
或は傾斜機能材料で成形された閉塞体50に拡散促進剤
を含有させることによって設けられた拡散促進剤が、閉
塞体50を構成する導電性無機物質成分と固溶体を形成
して溶融し、閉塞体50を構成する導電性無機物質成分
と拡散促進剤と電極芯棒40の金属成分との相互拡散領
域が電極芯棒40と閉塞体50の中心孔内面との界面領
域に形成され、電極芯棒40と閉塞体50の中心孔内面
とは確実に接合し固定される。
【0020】次に、請求項1に記載の管球用電気導入体
の製造方法である請求項2の発明の実施の形態を説明す
る。傾斜機能材料の導電性無機物質成分と絶縁性無機物
質成分は、例えば、平均粒径が1.0μmのモリブデン
粉末と平均粒径が5.6μmのシリカ粉末である。先
ず、第1工程として、モリブデン粉末とシリカ粉末の混
合比率を変化させた複数の粉末混合体を調製する。
【0021】なお、傾斜機能材料の絶縁性無機物質成分
としては、前述のシリカ粉末以外に、発光管がセラミッ
クス製の場合は該セラミックス粉末を用いるなど、発光
管と同物質であればよく、更に、傾斜機能材料の導電性
無機物質成分としてもモリブデン粉末以外に、ニッケ
ル、タングステンなどの適宜の金属導電物質粉末を使用
できることは勿論である。
【0022】第2工程として、この混合粉末体を有機バ
インダー、例えばステアリン酸の約23%溶液と混合の
うえ乾燥する。そして、この混合物を中心孔用の突出部
材を有する筒状の金型に充填するが、傾斜機能材料の場
合は、モリブデン粉末とシリカ粉末の混合比率が順次変
化するように粉末混合体を金型に充填する。そして、筒
状の金型の外方から例えば1.5t/cm2の荷重で加
圧して中心孔が形成された柱状の加圧成形体を得る。
【0023】更に、第3工程として、得られた加圧成形
体を水素雰囲気において1200℃で30分間焼結し、
有機バインダーを除去して仮焼結体を得る。
【0024】次に第4工程として、電極芯棒の表面に、
拡散促進剤として、例えばクロムの層を形成する。クロ
ムの層は、めっき法、粉末のディッピング法、スパッタ
リング法などにより形成する。例えば、クロム層の厚み
は30μm程度でよい。クロムは、例えば、電極芯棒と
して選ばれるタングステンとも、傾斜機能材料の導電性
無機物質成分として選ばれるモリブデンとも、焼結温度
1750℃において全率固溶体を形成する金属であり、
拡散促進剤として有効である。
【0025】拡散促進剤は、クロムに限られるものでは
なく、焼結温度において、電極芯棒と閉塞体の導電性無
機物質成分の両方に拡散し、そのことによって、同時に
電極芯棒の金属成分と閉塞体の導電性無機物質成分との
間の相互拡散を促進し、相互拡散領域が電極芯棒と閉塞
体の界面領域に形成され、電極芯棒と閉塞体が確実に接
合し固定されるものであればよい。
【0026】拡散促進剤として選択された元素は、本焼
結温度1750℃において、閉塞体の導電性無機物質成
分であるモリブデンおよび電極芯棒の金属成分であるタ
ングステンに少なくとも5at%固溶され、また該導電
性無機物質成分および電極芯棒の主要導電性無機物質成
分となるモリブデンおよびタングステンより十分融点が
低いため、それらへの拡散長が大きい金属である。
【0027】例えば閉塞体を構成する導電性無機物質成
分としてモリブデンを例にとれば、拡散促進剤として
は、Cr、Al、Co、Fe、Ni、Hf、Ir、N
b、Os、Pt、Pd、Ru、Rh、Si、Ti、V、
Ta、Zr、Reなどの単体金属あるいはこれらの合金
を使用することができる。
【0028】第5工程として、仮焼結体の中心孔に、表
面に拡散促進剤の層を形成した電極芯棒40を挿入す
る。つまり、図3に示すように、閉塞体50の中心孔内
周面と電極芯棒40の外周面の間に拡散促進剤60が介
在した状態にする。
【0029】そして非酸化性雰囲気ないし10-2Pa程
度の真空状態において、1750℃で10分間焼結して
本焼結する。中でも、クロムはクロム−モリブデン系お
よびクロム−タングステン系状態図から判断して、16
77℃以上の温度において、モリブデンにもタングステ
ンにも全率で固溶する。冷却速度が実質的に速い限り、
より低温でも固溶状態を保持するため、空洞(巣)が出
来たりしない。また、1750℃という焼結温度は、ク
ロムの融点に近いために、クロム中のタングステンおよ
びモリブデンの拡散係数は非常に大きい。
【0030】したがって焼結温度に一定時間保持され、
冷却された後は、図3に示す拡散促進剤60のクロム
は、後述もするが、図5に示されるように、閉塞体50
のモリブデンと電極芯棒40のタングステンに拡散し、
また同時に、閉塞体50のモリブデンは拡散促進剤60
のクロムにも電極芯棒40の金属成分のタングステンに
も拡散し、電極芯棒40の金属成分のタングステンも拡
散促進剤60のクロムと閉塞体50のモリブデンに拡散
する。結果として、導電性無機物質成分のモリブデンと
電極芯棒の金属成分のタングステンはよく相互に拡散し
たままの状態となり、良好に接合された閉塞体を得るこ
とができる。
【0031】拡散促進剤であるクロムが、閉塞体50を
構成する導電性無機物質成分であるモリブデンと固溶体
を形成して溶融し、その溶融した固溶体が電極芯棒40
を構成するタングステン内へ流動拡散して、閉塞体50
を構成する導電性無機物質成分のモリブデンと拡散促進
剤のクロムと電極芯棒40のタングステンとの相互拡散
領域が形成され、電極芯棒40と閉塞体50が接合して
いるのである。
【0032】本発明の効果を確認する実験例を次に示
す。シリカ15wt%−モリブデン85wt%を均質に
混合して柱状に成形し貫通中心孔を設けた閉塞体に、ク
ロムメッキを巾5mm厚み30μmで施したφ3mmの
タングステン製芯棒を挿通した管球用電気導入体のサン
プルを準備した。そして、そのサンプルを真空雰囲気中
において、1750℃で10分間焼結処理したものを、
タングステン製芯棒を含む軸方向の断面で切り出して、
その切断面をEDX(エネルギー分散X線分光法)分析
した。
【0033】図5には、EDX分析した結果を示す。図
から分かるように、タングステン製芯棒のタングステン
(W)と閉塞体の導電性無機物質成分であるモリブデン
(Mo)が拡散領域において相互に拡散して接合し、タ
ングステン製芯棒と閉塞体の中心孔内面が確実に固定さ
れていた。クロムメッキを施した部分ではタングステン
とモリブデンが10μm以上相互に拡散していた。図6
に示すように、クロムも芯棒側に約10μm、閉塞体側
にも約100μm拡散していた。また、電子顕微鏡像に
よっても観察したが、タングステン製芯棒と閉塞体の境
界がなくなっており、確実に固着されていることが確認
された。
【0034】また、比較のためにクロムメッキを施さな
いで、クロムメッキを施したときと同じ条件で、芯棒と
閉塞体の結合を行った。そのときのEDX分析結果を図
4に示す。図4から明らかなようにクロムメッキをしな
い場合、すなわち拡散促進剤が存在しない場合は、タン
グステンとモリブデンともに相互の拡散は、ほとんど見
られない。
【0035】請求項2の発明においては、中心孔用の突
出部材を有する筒状の金型を使用し、中心孔のあいた加
圧成形体を得たが、請求項3の発明においては、電極芯
棒40の外周面に拡散促進剤を被覆し、次に、この電極
芯棒40を筒状の型の中心に立設し、有機バインダーと
混合した粉末混合体を筒状の型に充填し、筒状の型の外
方から加圧して電極芯棒40と一体になった加圧成形体
を得るようにする。
【0036】次に、請求項4の発明の実施の形態につい
て説明する。導電性無機物質成分、例えばモリブデン粉
末と、絶縁性無機物質成分、例えばシリカ粉末とを、両
者の割合が異なるように混合した複数の第1粉末混合体
を調製する。そして、第1粉末混合体の1種または2種
以上に、拡散促進剤として例えばニッケルの粉末を体積
比で例えば5%混合して第2粉末混合体を得る。
【0037】次に第1粉末混合体と第2粉末混合体を個
別に有機バインダーと混合し、中心孔用の突出部材を有
する筒状の型にモリブデン粉末とシリカ粉末の割合が順
次異なるように第1粉末混合体を充填し、次に第2粉末
混合体を充填し、続いて同じくモリブデン粉末とシリカ
粉末の割合が順次異なるように第1粉末混合体を充填し
て粉末積層体とし、筒状の型の外方から加圧して多層体
からなる加圧成形体を得る。
【0038】各粉末の混合割合(wt%)および各層の
厚みの一例を図7に示す。
【0039】前記加圧成形体を仮焼結して仮焼結体と
し、次に、(第5工程として、第4工程で得られた)仮
焼結体の中心孔に電極芯棒40を挿入し、本焼結する。
図7に示す混合割合の傾斜機能材料を使用したときは、
図9に示すように、閉塞体50は12層からなり、第1
層がシリカのみ、第2〜第8層および第12層がシリカ
とモリブデンの混合体であり、これらは第1粉末混合体
から成形されたものである。
【0040】これに対して、第9〜第11層がシリカと
モリブデンおよびニッケルの混合体であり、これらは第
2粉末混合体から成形されたものである。なお、各層の
厚みは、図7に示すように、同一ではないが、図9にお
いては、便宜上同一の厚みに描いた。そして、この仮焼
結体を非酸化性雰囲気ないし10-2Pa程度の真空状態
において、1750℃で10分間焼結して本焼結する。
【0041】この本焼結によって、第9〜11層に含有
されるニッケルが閉塞体50を構成するモリブデンと固
溶体を形成し電極芯棒40側へ拡散してタングステンと
モリブデンとニッケルの相互拡散領域が形成されて接合
する。
【0042】この場合のEDX分析も図5と同様の結果
が得られる。すなわち、タングステン製芯棒のタングス
テンとモリブデンが拡散領域において相互に拡散して接
合し、電極芯棒40と閉塞体50の中心孔内面が確実に
固定されていた。これは、ニッケルの拡散促進作用によ
るものである。また、電子顕微鏡像によっても観察した
が、この場合も電極芯棒40と閉塞体50の境界がなく
なっており、確実に固着されていることが確認された。
従って、電極芯棒40と閉塞体50の境界から、点灯時
に高圧ガスがリークすることがない。
【0043】図7におけるモリブデンに対するニッケル
の混合割合は、5wt%であるが、モリブデンに対する
ニッケルの混合割合を変化させて、この混合割合とリー
クの発生率を調べた。その結果を図8に示す。これから
分かるように、ニッケルの混合割合が5wt%および1
0wt%の場合は、全くリークしなかったが、ニッケル
の混合割合が3wt%および20wt%の場合は、リー
クする確率が大きくなる。
【0044】これは、ニッケルの混合割合が3wt%の
場合には、ニッケル量が少なすぎて十分な相互拡散領域
が形成されないためである。また、ニッケルの混合割合
が20wt%の場合は、ニッケルとモリブデン相互に1
750℃での固溶限は大きいが、冷却過程において、過
剰のモリブデンまたはニッケルが析出したり第3相を形
成するため、合金中に空孔が残され、この空孔からリー
クするものと思われる。
【0045】以上の請求項4の発明においては、中心孔
用の突出部材を有する筒状の金型を使用し、中心孔のあ
いた加圧成形体を得たが、さらに電極芯棒40を筒状の
型の中心に立設し、有機バインダーと混合した第1粉末
混合体および第2粉末混合体を順次筒状の型に充填し、
筒状の型の外方から加圧して電極芯棒40と一体になっ
た加圧成形体を得るようにすることも可能である。
【0046】以上は、ニッケルを拡散促進剤として使用
した場合について請求項4の発明の実施の形態を説明し
たが、クロムを拡散促進剤として使用した場合は次に示
すようになる。
【0047】導電性無機物質成分、例えばモリブデン粉
末と、絶縁性無機物質成分、例えばシリカ粉末とを、両
者の割合が異なるように混合した複数の第1粉末混合体
を調製する。そして、第1粉末混合体の1種または2種
以上に、拡散促進剤としてクロムの粉末を体積比で例え
ば5%混合して第2粉末混合体を得る。
【0048】次に、第1粉末混合体と第2粉末混合体を
個別に有機バインダーと混合し、筒状の型にモリブデン
粉末とシリカ粉末の割合が順次異なるように第1粉末混
合体を充填し、次に第2粉末混合体を充填し、続いて同
じくモリブデン粉末とシリカ粉末の割合が順次異なるよ
うに第1粉末混合体を充填して粉末積層体とし、筒状の
型の外方から加圧して多層体からなる加圧成形体を得
る。
【0049】各粉末の混合割合(wt%)および各層の
厚みの一例を図10に示す。
【0050】前記加圧成形体を仮焼結して仮焼結体と
し、仮焼結体の中心孔に電極芯棒40を挿入する。図1
0に示す混合割合の傾斜機能材料を使用したときは、閉
塞体50は12層からなり、第1層がシリカのみ、第2
〜第8層および第12層がシリカとモリブデンの混合体
であり、これらは第1粉末混合体から成形されたもので
ある。
【0051】これに対して、第9〜第11層がシリカと
モリブデンおよびクロムの混合体であり、これらは第2
粉末混合体から成形されたものである。そして、この仮
焼結体を非酸化性雰囲気ないし10-2Pa程度の真空状
態において、1750℃で10分間焼結して本焼結す
る。
【0052】この本焼結によって、第9〜11層に含有
されるクロムが閉塞体50を構成するモリブデンと固溶
体を形成し電極芯棒40側へ拡散してタングステンとモ
リブデンとクロムの相互拡散領域が形成されて接合す
る。この場合のEDX分析も図5と同様の結果が得られ
た。すなわち、タングステン製芯棒のタングステンとモ
リブデンが拡散領域において相互に拡散して接合し、電
極芯棒40と閉塞体50の中心孔内面が確実に固定され
ていた。これは、クロムの拡散促進作用によるものであ
る。
【0053】また、電子顕微鏡像によっても観察した
が、この場合も電極芯棒40と閉塞体50の境界がなく
なっており、確実に固着されていることが確認された。
従って、電極芯棒40と閉塞体50の境界から、点灯時
に高圧ガスがリークすることがない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、導電性
無機物質成分と絶縁性無機物質成分からなる傾斜機能材
料製閉塞体の中心孔内周面と電極芯棒の外周面の界面領
域に、導電性無機物質成分と絶縁性無機物質成分と拡散
促進剤との相互拡散領域を形成し、電極芯棒と閉塞体の
導電性無機物質成分が接合するようにしたので、閉塞体
の中心孔内面と電極芯棒とが確実に固定されてリークや
電極芯棒が抜け落ちることがなく、電極芯棒の接合部の
信頼性が大幅に向上した管球用電気導入体とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発光管の閉塞部が傾斜機能材料で形成された閉
塞体に電極芯棒を貫通保持した管球用電気導入体で閉塞
された高圧放電ランプの説明図である。
【図2】発光管の閉塞部が傾斜機能材料で形成された閉
塞体に電極芯棒を非貫通で保持した管球用電気導入体で
閉塞された他の高圧放電ランプの説明図である。
【図3】請求項2の要部の説明図である。
【図4】従来例の、拡散促進剤を使用しない場合におけ
る閉塞体の電極芯棒接合部のEDX分析結果を示す。
【図5】本願実施例の、拡散促進剤を使用した場合にお
ける閉塞体の電極芯棒接合部のEDX分析結果を示す。
【図6】本願実施例の、拡散促進剤を使用した場合にお
ける閉塞体の電極芯棒接合部のEDX分析結果を示す。
【図7】請求項4の各粉末の混合割合(wt%)および
各層の厚み(mm)の一例を、拡散促進剤がニッケルで
ある場合で示した表である。
【図8】各粉末の混合割合(wt%)とリークの発生確
率を示す。
【図9】請求項4の要部の説明図である。
【図10】請求項4の各粉末の混合割合(wt%)およ
び各層の厚み(mm)の一例を、拡散促進剤がクロムで
ある場合で示した表である。
【符号の説明】 11 発光管 12 閉塞管 20 陽極 30 陰極 40 電極芯棒 50 閉塞体 60 拡散促進剤 70 管球用電気導入体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田川 幸治 兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシオ 電機株式会社内 (72)発明者 甲斐 鎌三 兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシオ 電機株式会社内 (72)発明者 菅原 寛 兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシオ 電機株式会社内 (72)発明者 野澤 繁典 兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシオ 電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管球の発光管に連設された閉塞管を封止
    する管球用電気導入体であって、導電性無機物質成分と
    絶縁性無機物質成分とからなり、軸方向に沿って両者の
    割合が順次変化する多層構造の略柱状に成形された傾斜
    機能材料製の、閉塞体に形成された中心孔に電極芯棒が
    挿通されてなる管球用電気導入体において、 前記閉塞体と前記電極芯棒の境界領域に、該閉塞体を構
    成する導電性無機物質成分と、該電極芯棒の金属成分
    と、前記傾斜機能材料の焼結温度において該閉塞体を構
    成する導電性無機物質成分と該電極芯棒の金属成分との
    拡散を促進する拡散促進剤の、3者が相互に拡散しあっ
    た拡散領域が形成されて該電極芯棒と該閉塞体の中心孔
    内面が接合していることを特徴とする管球用電気導入
    体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の管球用電気導入体の製
    造方法であり、次の工程からなることを特徴とする製造
    方法。 (1)導電性無機物質成分粉末と絶縁性無機物質成分粉
    末とを混合した粉末混合体を調製する第1工程。 (2)第1工程で調製された粉末混合体を有機バインダ
    ーと混合して、中心孔用の突出部材を有する筒状の型に
    充填し、筒状の型の外方から加圧して加圧成形体を得る
    第2工程。 (3)該加圧成形体を仮焼結して仮焼結体を得る第3工
    程。 (4)電極芯棒の外周面に拡散促進剤を被覆する第4工
    程。 (5)第3工程で得られた仮焼結体の中心孔に第4工程
    で得られた電極芯棒を挿入し、当該仮焼結体を本焼結し
    て、電極芯棒と本焼結体の中心孔内面とを接合する第5
    工程。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の管球用電気導入体の製
    造方法であり、次の工程からなることを特徴とする製造
    方法。 (1)導電性無機物質成分粉末と絶縁性無機物質成分粉
    末を混合した粉末混合体を調製する第1工程。 (2)電極芯棒の外周面に拡散促進剤を被覆する第2工
    程。 (3)第2工程で得られた電極芯棒を筒状の型の中心に
    立設し、第1工程で調製された粉末混合体を有機バイン
    ダーと混合して、筒状の型に充填し、筒状の型の外方か
    ら加圧して加圧成形体を得る第3工程。 (4)該加圧成形体を仮焼結して仮焼結体を得る第4工
    程。 (5)第4工程で得られた仮焼結体を本焼結して、該電
    極芯棒と本焼結体の中心孔内面とを接合する第5工程。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の管球用
    電気導入体の製造方法において、電極芯棒の外周面に拡
    散促進剤を被覆する替りに、第1工程において導電性無
    機物質成分粉末と絶縁性無機物質成分粉末を混合し、そ
    の中に拡散促進剤を混合して粉末混合体を調製すること
    を特徴とする製造方法。
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JP2006092946A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Toshiba Lighting & Technology Corp 管球および封止部材
CN103498972A (zh) * 2013-10-19 2014-01-08 伍会杰 内部温度2500℃且压力100MPa的容器使用的电引入结构
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