JPH11316281A - 放射線撮像装置のセンサユニット運搬用収納ケース - Google Patents
放射線撮像装置のセンサユニット運搬用収納ケースInfo
- Publication number
- JPH11316281A JPH11316281A JP10123311A JP12331198A JPH11316281A JP H11316281 A JPH11316281 A JP H11316281A JP 10123311 A JP10123311 A JP 10123311A JP 12331198 A JP12331198 A JP 12331198A JP H11316281 A JPH11316281 A JP H11316281A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor unit
- opening
- case
- closing lid
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measurement Of Radiation (AREA)
- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 放射線撮像装置のセンサユニットを所定の場
所まで運搬する間に、その破損を防止するため、センサ
ユニットを収納・保護するケースを提供し、これによっ
て、センサユニット自体を、小型軽量化することを可能
にする。 【解決手段】 基板上に形成された二次元光電変換素子
を筐体内に収納したセンサユニットを、放射線の方向と
直交する両表面に対して、それぞれ、空隙を介して、保
持・収納するケース本体に、該センサユニットを、前記
表面に平行に出入する開口部を設け、該開口部に開閉蓋
を設けたことを特徴とする。
所まで運搬する間に、その破損を防止するため、センサ
ユニットを収納・保護するケースを提供し、これによっ
て、センサユニット自体を、小型軽量化することを可能
にする。 【解決手段】 基板上に形成された二次元光電変換素子
を筐体内に収納したセンサユニットを、放射線の方向と
直交する両表面に対して、それぞれ、空隙を介して、保
持・収納するケース本体に、該センサユニットを、前記
表面に平行に出入する開口部を設け、該開口部に開閉蓋
を設けたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、Ｘ線やγ線等の放
射線を蛍光板により可視光などに変換し、この変換光を
１次元あるいは２次元の画像として読取るための放射線
撮像装置におけるセンサユニット運搬用収納ケースに関
するものである。
射線を蛍光板により可視光などに変換し、この変換光を
１次元あるいは２次元の画像として読取るための放射線
撮像装置におけるセンサユニット運搬用収納ケースに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の医療用放射線撮影は、フィルム撮
影が主流であり、デジタル処理による画像読取り行うた
めの放射線撮像装置は、あまり普及していなかった。ま
た、このような放射線撮像装置は、存在していたが、主
として、据置きタイプのであった。しかし、近年、より
迅速かつ高精度な撮影を可能にするため、可搬型の撮像
装置が要求されるようになってきた。
影が主流であり、デジタル処理による画像読取り行うた
めの放射線撮像装置は、あまり普及していなかった。ま
た、このような放射線撮像装置は、存在していたが、主
として、据置きタイプのであった。しかし、近年、より
迅速かつ高精度な撮影を可能にするため、可搬型の撮像
装置が要求されるようになってきた。
【０００３】可搬型の放射線撮像装置においては、その
センサユニットを持ち運ぶ際に、センサユニットの破損
に対して、十分な配慮が必要になる。即ち、持ち運び時
の耐圧・耐衝撃・耐振動性に優れたセンサユニットの構
造を得るために、従来から、２通りの工夫がなされてい
る。その第１の方策は、センサユニットの筐体を肉厚な
面で構成し、頑強な構造とすることであり、その第２の
方策は、前記筐体に外部の荷重がかかった時に、十分な
撓み代を持たせて、外部の荷重が直接、内部の蛍光板や
基板や装備部品に接触しないように構成することであ
る。
センサユニットを持ち運ぶ際に、センサユニットの破損
に対して、十分な配慮が必要になる。即ち、持ち運び時
の耐圧・耐衝撃・耐振動性に優れたセンサユニットの構
造を得るために、従来から、２通りの工夫がなされてい
る。その第１の方策は、センサユニットの筐体を肉厚な
面で構成し、頑強な構造とすることであり、その第２の
方策は、前記筐体に外部の荷重がかかった時に、十分な
撓み代を持たせて、外部の荷重が直接、内部の蛍光板や
基板や装備部品に接触しないように構成することであ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前者の方策を施したセ
ンサユニットは、図５に模式的に示されており、後者の
方策を施したセンサユニットは、図６に模式的に示され
ている。なお、図５および図６において、符号３０はセ
ンサユニットの筐体、１１は光電変換素子を一次元ある
いは二次元に配列したガラス基板、１２は蛍光板、１３
は駆動信号を伝達するフレキシブル配線、１４はガラス
基板１１を支持する基台、１６は基台１４の下側に設け
た処理回路基板である。しかし、前者の方策では筐体が
肉厚になるので、重量増が避けられず、後者の方策で
は、撓み代を考慮するために、筐体の大型化が避けられ
ない。
ンサユニットは、図５に模式的に示されており、後者の
方策を施したセンサユニットは、図６に模式的に示され
ている。なお、図５および図６において、符号３０はセ
ンサユニットの筐体、１１は光電変換素子を一次元ある
いは二次元に配列したガラス基板、１２は蛍光板、１３
は駆動信号を伝達するフレキシブル配線、１４はガラス
基板１１を支持する基台、１６は基台１４の下側に設け
た処理回路基板である。しかし、前者の方策では筐体が
肉厚になるので、重量増が避けられず、後者の方策で
は、撓み代を考慮するために、筐体の大型化が避けられ
ない。
【０００５】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところは、センサユニットを所定
の場所まで運搬する間に、その破損を防止するため、セ
ンサユニットを収納・保護するケースを提供し、これに
よって、センサユニット自体を、小型軽量化することを
可能にすることにある。
ので、その目的とするところは、センサユニットを所定
の場所まで運搬する間に、その破損を防止するため、セ
ンサユニットを収納・保護するケースを提供し、これに
よって、センサユニット自体を、小型軽量化することを
可能にすることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
基板上に形成された二次元光電変換素子を筐体内に収納
したセンサユニットを、放射線の方向と直交する両表面
に対して、それぞれ、空隙を介して、保持・収納するケ
ース本体に、該センサユニットを、前記表面に平行に出
入する開口部を設け、該開口部に開閉蓋を設けたことを
特徴とする。
基板上に形成された二次元光電変換素子を筐体内に収納
したセンサユニットを、放射線の方向と直交する両表面
に対して、それぞれ、空隙を介して、保持・収納するケ
ース本体に、該センサユニットを、前記表面に平行に出
入する開口部を設け、該開口部に開閉蓋を設けたことを
特徴とする。
【０００７】この場合、前記ケース本体は、その内部
に、前記センサユニットの両側縁を、前記開口部への出
入方向に対して摺動可能に支持する支持部を備えている
こと、また、前記開口部に設けられた開閉蓋は、ケース
本体の一面を構成する上側板にヒンジされ、前記ケース
本体に設けたロック部材で、閉状態にロックされるよう
に構成してあること、更には、前記ケース本体は、前記
上側板を装着する面および前記開口部以外を囲う筐体
と、前記上側板、開閉蓋とで、閉塞される構造であるこ
とが、その実施の形態として有効である。
に、前記センサユニットの両側縁を、前記開口部への出
入方向に対して摺動可能に支持する支持部を備えている
こと、また、前記開口部に設けられた開閉蓋は、ケース
本体の一面を構成する上側板にヒンジされ、前記ケース
本体に設けたロック部材で、閉状態にロックされるよう
に構成してあること、更には、前記ケース本体は、前記
上側板を装着する面および前記開口部以外を囲う筐体
と、前記上側板、開閉蓋とで、閉塞される構造であるこ
とが、その実施の形態として有効である。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
１〜図４を参照して具体的に説明する。ここで、符号１
は開閉蓋、２はケース本体の一面を構成する上側板、３
はケース本体の一部として、開閉蓋１が装着される開口
部および上側板２が装着される面以外を囲う筐体であ
り、前記ケース本体は、筐体３と、上側板２、開閉蓋１
とで、閉塞される構造である。また、４は開閉蓋１を上
側板２の縁にヒンジするヒンジ部材であり、５はケース
本体に設けたロック部材で、閉状態にロックされるよう
に構成してある。なお、符号６は運搬の際の取り扱いを
便利にするための取手である。
１〜図４を参照して具体的に説明する。ここで、符号１
は開閉蓋、２はケース本体の一面を構成する上側板、３
はケース本体の一部として、開閉蓋１が装着される開口
部および上側板２が装着される面以外を囲う筐体であ
り、前記ケース本体は、筐体３と、上側板２、開閉蓋１
とで、閉塞される構造である。また、４は開閉蓋１を上
側板２の縁にヒンジするヒンジ部材であり、５はケース
本体に設けたロック部材で、閉状態にロックされるよう
に構成してある。なお、符号６は運搬の際の取り扱いを
便利にするための取手である。
【０００９】また、この実施の形態では、前記ケース本
体内には、装填されるセンサユニット１０を収納した際
に、放射線の方向と直交する両表面に対して、それぞ
れ、空隙を介して、保持・収納するために、センサユニ
ット１０の両側縁を、前記開口部への出入方向に対して
摺動可能に支持するレール状の保持部材７が備えられて
いる。なお、保持部材７の縁には、上側板２をネジ止め
するための受け部７Ａが設けてある。
体内には、装填されるセンサユニット１０を収納した際
に、放射線の方向と直交する両表面に対して、それぞ
れ、空隙を介して、保持・収納するために、センサユニ
ット１０の両側縁を、前記開口部への出入方向に対して
摺動可能に支持するレール状の保持部材７が備えられて
いる。なお、保持部材７の縁には、上側板２をネジ止め
するための受け部７Ａが設けてある。
【００１０】センサユニット１０は、図４に示されるよ
うに、Ｘ線を可視光に変換する蛍光板１２と、この可視
光を電気信号に変換する光電変換素子を二次元配列し
て、センサアレーを構成したガラス基板１１と、これら
を支持する基台１４と、光電変換された電気信号を処理
する回路基板（図示せず）と、フレキシブル配線１３
と、それらをカバーして保護する筐体１５とから構成さ
れている。
うに、Ｘ線を可視光に変換する蛍光板１２と、この可視
光を電気信号に変換する光電変換素子を二次元配列し
て、センサアレーを構成したガラス基板１１と、これら
を支持する基台１４と、光電変換された電気信号を処理
する回路基板（図示せず）と、フレキシブル配線１３
と、それらをカバーして保護する筐体１５とから構成さ
れている。
【００１１】なお、蛍光板１２やガラス基板１１は、ガ
ラス製、半導体部品を装備するなどの、きわめて脆く衝
撃に弱い材料でできているので、筐体１５で保護する構
造になっているが、通常、運搬の際には、前述のような
構成の収納ケースに装填されていて、必要に応じて、図
３に示すように、例えば、撮像のためのベッド２１内に
矢印Ｂの方向に装填され、ベッド２１上の被撮影物体、
例えば、人体の放射線撮影に供される。
ラス製、半導体部品を装備するなどの、きわめて脆く衝
撃に弱い材料でできているので、筐体１５で保護する構
造になっているが、通常、運搬の際には、前述のような
構成の収納ケースに装填されていて、必要に応じて、図
３に示すように、例えば、撮像のためのベッド２１内に
矢印Ｂの方向に装填され、ベッド２１上の被撮影物体、
例えば、人体の放射線撮影に供される。
【００１２】このように構成されているので、センサユ
ニット１０は、ケース本体内に収容された状態では、上
側板２の下面とセンサユニット１０の上面との間、およ
び、前記ケース本体の筐体３の底面とセンサユニット１
０の下面との間に空隙が形成された状態で、保持部材７
に保持されるから、例えば、上記間隙に、衝撃に対する
緩衝材（図示せず）を充填することで、センサユニット
１０を、運搬時の衝撃などから保護することができる。
ニット１０は、ケース本体内に収容された状態では、上
側板２の下面とセンサユニット１０の上面との間、およ
び、前記ケース本体の筐体３の底面とセンサユニット１
０の下面との間に空隙が形成された状態で、保持部材７
に保持されるから、例えば、上記間隙に、衝撃に対する
緩衝材（図示せず）を充填することで、センサユニット
１０を、運搬時の衝撃などから保護することができる。
【００１３】従って、センサユニット１０自体は、内部
の脆弱な部材を保護する筐体１５の強度を考慮する必要
がなく、軽量、小型化できることになる。
の脆弱な部材を保護する筐体１５の強度を考慮する必要
がなく、軽量、小型化できることになる。
【００１４】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようになり、収
納ケースを用意して、センサユニットをこの中に収容
し、運搬することができ、これによって、センサユニッ
ト自体を小型化（特に、薄型化）、軽量化することがで
き、放射線撮像装置としての可搬性に優れたものを提供
できる。
納ケースを用意して、センサユニットをこの中に収容
し、運搬することができ、これによって、センサユニッ
ト自体を小型化（特に、薄型化）、軽量化することがで
き、放射線撮像装置としての可搬性に優れたものを提供
できる。
【図１】本発明の実施の形態を示す収納ケースの斜視図
である。
である。
【図２】同じく、収納ケースの内部を示した斜視図であ
る。
る。
【図３】本発明の一使用態様を説明するための、収納ケ
ースとベッドとの位置関係を示す概略断面図である。
ースとベッドとの位置関係を示す概略断面図である。
【図４】本発明の収納ケースに収容されるセンサユニッ
トの概略斜視図である。
トの概略斜視図である。
【図５】従来技術の問題点を示すためのセンサユニット
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図６】同じく、従来技術の問題点を示すためのセンサ
ユニットの模式的断面図である。
ユニットの模式的断面図である。
１ 開閉蓋 ２ 上側板（ケース本体の一部） ３ 筐体（ケース本体の一部） ４ ヒンジ ５ ロック部材 ６ 取手 ７ 保持部材 ７Ａ 受け部 １０ センサユニット ２０ 被撮影物体 ２１ ベッド
Claims (4)
- 【請求項１】 基板上に形成された二次元光電変換素子
を筐体内に収納したセンサユニットを、放射線の方向と
直交する両表面に対して、それぞれ、空隙を介して、保
持・収納するケース本体に、該センサユニットを、前記
表面に平行に出入する開口部を設け、該開口部に開閉蓋
を設けたことを特徴とする、放射線撮像装置のセンサユ
ニット運搬用収納ケース。 - 【請求項２】 前記ケース本体は、その内部に、前記セ
ンサユニットの両側縁を、前記開口部への出入方向に対
して摺動可能に支持する支持部を備えていることを特徴
とする請求項１に記載の放射線撮像装置のセンサユニッ
ト運搬用収納ケース。 - 【請求項３】 前記開口部に設けられた開閉蓋は、ケー
ス本体の一面を構成する上側板にヒンジされ、前記ケー
ス本体に設けたロック部材で、閉状態にロックされるよ
うに構成してあることを特徴とする請求項１あるいは２
に記載の放射線撮像装置のセンサユニット運搬用収納ケ
ース。 - 【請求項４】 前記ケース本体は、前記上側板を装着す
る面および前記開口部以外を囲う筐体と、前記上側板、
開閉蓋とで、閉塞される構造であることを特徴とする請
求項３に記載の放射線撮像装置のセンサユニット運搬用
収納ケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10123311A JPH11316281A (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 放射線撮像装置のセンサユニット運搬用収納ケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10123311A JPH11316281A (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 放射線撮像装置のセンサユニット運搬用収納ケース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11316281A true JPH11316281A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14857416
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10123311A Pending JPH11316281A (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 放射線撮像装置のセンサユニット運搬用収納ケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11316281A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003014857A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Canon Inc | 可搬型ｘ線平面撮像装置、取り扱い方法、情報表示方法、及び信号発信方法 |
| JP2006214861A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-17 | Shimadzu Corp | 二次元画像検出器 |
-
1998
- 1998-05-06 JP JP10123311A patent/JPH11316281A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003014857A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Canon Inc | 可搬型ｘ線平面撮像装置、取り扱い方法、情報表示方法、及び信号発信方法 |
| JP4717272B2 (ja) * | 2001-06-29 | 2011-07-06 | キヤノン株式会社 | 可搬型ｘ線平面撮像装置 |
| JP2006214861A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-17 | Shimadzu Corp | 二次元画像検出器 |
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