JPH11316279A - X線センサ及びx線検査装置 - Google Patents

X線センサ及びx線検査装置

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JPH11316279A
JPH11316279A JP10123181A JP12318198A JPH11316279A JP H11316279 A JPH11316279 A JP H11316279A JP 10123181 A JP10123181 A JP 10123181A JP 12318198 A JP12318198 A JP 12318198A JP H11316279 A JPH11316279 A JP H11316279A
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JP
Japan
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adhesive
glass fiber
ray
silicon
protective material
Prior art date
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Pending
Application number
JP10123181A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Mito
美生 三戸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH11316279A publication Critical patent/JPH11316279A/ja
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  • Measurement Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光センサとガラスファイバーとの接続部分に
使用するシリコングリースが時間の経過とともに垂れ
て、下部のシンチレータとガラスファイバーの接続面へ
入り込む問題がある。シリコングリースが上記接続面に
入るとシリコングリースが入っている部分は、入ってい
ない部分と光の透過効率が異なるため、例えば均一厚み
のアルミニュウム板を撮影した場合、画像として濃淡の
異なる部分として撮影される。 【解決手段】 シリコングリースの垂れをブロックする
ために、光センサとガラスファイバーとの間の張り合わ
せ面部の周囲に接着剤のモールドを施し、シリコングリ
ースの浸出を防ぐ構造とする。また、シンチレータとガ
ラスファイバーの接続面の周囲に接着剤のモールドを施
してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に電子部品の検
査において光学的検査では観察できない内部構造のX線
非破壊検査置に使用するX線センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のX線センサを説明するため
の内部構造図である。基板21上にマウントされた光セ
ンサ25とガラスファイバー26との張り合わせ面は、
保護材29で埋められている。保護材29には、例えば
シリコングリースやオイルなどが用いられる。保護材2
9は、X線によるシンチレータ27から光センサ25へ
の蛍光の伝送特性を向上させるため、または水分や機械
的損傷から光センサ25の接着面及びガラスファイバー
26の接着面を保護するために使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のX線センサ
では、保護材が時間の経過とともに図の下方向に垂れ
て、シンチレータとガラスファイバーの接続面へ入り込
むことがある。特に、X線を上方向に照射する場合はX
線センサが上方に位置させる必要があるため、X線セン
サ自体が、下側からシリコンゴム28、シンテレータ2
7、ガラスファイバー26、保護材29、光センサ25
の順で積層される。従って、被写体を挟んでシンチレー
タが上記接続面に対して下側になるために保護材が垂れ
やすくなる。シリコングリースが上記接続面に侵入する
とシリコングリースが侵入した部分は、侵入していない
部分と光の透過効率が異なるため、例えば均一厚みのア
ルミニュウム板を撮影した場合、保護材の侵入した部分
は保護材が侵入していない部分と比べ濃く、侵入してい
ない部分は淡く画像として濃淡の異なる部分として撮影
される。
【0004】これを解決するために上記接続面に予め保
護材を入れておくことも考えられるが、シンチレータ表
面の凹凸が大きいため接続部内に気泡が残留し、気泡部
分が周りと濃淡の異なる画像として撮影される。
【0005】従って、保護材が侵入した部分や気泡部分
の画像がノイズとなって実際の撮影画像に重なり、2値
化等の良比判定のための画像処理に悪影響を及ぼす。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明のX線センサは、光センサとガラスファ
イバーとの間の張り合わせ面部の周囲に接着剤のモール
ドを施し、保護材の浸出を防ぐ構造とする。
【0007】また、本発明はシンチレータとガラスファ
イバーの接続面の周囲に接着剤のモールドを施す構造と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】第1の発明によるX線センサによ
れば、光センサとガラスファイバーとの間に張り合わせ
面から保護材が侵出するのを防止することができる。
【0009】またX線を光に変換する変換手段と光伝導
手段との接続面に保護材が入ることを防止することがで
きる。
【0010】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の
形態を示す内部構造図である。図1(a)はX線センサ
の断面図であり、図1(b)は(a)をa−a’面で切
ったときの断面図である。図において、1は回路部分を
載せる基板、2は回路部品、3は回路部品2と本体装置
を接続するケーブル、4はセンサーのパッケージ、5は
光センサで、標施の形態ではを用いている。6はX線を
光に変換するシンチレータで、7はシンチレータ6にお
いて発生した光をCCDに伝導するためのガラスファイ
バー、8はシリコンゴムで、9はCCD5とガラスファ
イバー7との間に挿入される保護材である。
【0011】本実施の形態では、保護材としてシリコン
グリースを用いている。シリコングリース9は、X線照
射によってシンチレータ6で励起された蛍光の伝送特性
を向上させるため、または水分や機械的損傷からCCD
5の接着面及びガラスファイバー6の接着面を保護する
ために使用される。CCD5とガラスファイバー7との
境界面からシリコングリース9が垂れるのを防止するた
めに、CCD5とガラスファイバー7との間の張り合わ
せ面部の周囲にシリコン接着剤10のモールドを施す。
【0012】図においては、CCD5とガラスファイバ
ー7との張り合わせ面の全周にわたってシリコン接着剤
10でモールドしているが、例えば、周の3面は全てモ
ールドし、他の1面のモールドが1部切り欠けられてい
るような状態でも、保護材の流出はある程度防止でき
る。図2に例を示す。
【0013】シリコン接着剤としては30℃以下で硬化
する常温硬化タイプのものが好ましいが、それ以外のも
のでも差しつかえない。更に、シンチレータ6をガラス
ファイバー7に密着させるためにシリコンゴム8を緩衝
材として配備し、パッケージ4で押さえる構造としてい
る。パッケージ4と基板1の間はエポキシ接着剤等で接
着する。本実施の形態においては、ボンディングワイヤ
11をシリコン接着剤10で覆う構成としているので、
シリコン接着剤10が、ボンディングワイヤ11の保護
材としての役目も果たしている。
【0014】以上の構成において、X線がX線センサに
照射されるとシンチレータ7から蛍光が発せられ、この
蛍光はガラスファイバー6により伝送されCCD5に送
られる。ガラスファイバー6は、通常成分に鉛を含むも
のを用いることによって、シンチレータ7からの蛍光の
みを通してX線を極力通さないようにして、CCD5の
放射線劣化を防ぐことができる。CCD5は蛍光を電気
信号に変換し、このアナログ信号はケーブル3を通して
信号処理系に送られる。
【0015】図3は上記X線センサを使用したX線検査
システムのブロック図である。パソコン43内に組み込
まれたX線コントロールボード47によりX線源45か
らX線が照射野46の範囲で発せられ被写体44に照射
される。X線センサ41からの画像情報はアナログ信号
としてパソコン43内に組み込まれたA/D変換ボード
42へ送られ、パソコン43内で画像処理されてCRT
48上に表示される。操作は、キーボード50またはマ
ウス49によって行う。
【0016】上記の実施の形態によれば、CCD5とガ
ラスファイバー7との接合面の周囲をシリコン接着剤1
0で覆う構成とし、保護材9が流れ出るのを防止し、ガ
ラスファイバー7とシンテレータ6との間への保護材の
流入を防止したが、図4に示す通りにガラスファイバー
7とシンテレータ6との接合面の周囲をシリコン接着剤
10で覆い保護材9の流入を防止しても良い。
【0017】光センサとしてCCDではなくフォトダイ
オードを使用した場合も同様の構成でよい。特にマトリ
ックス状に形成されたアモルファスシリコン放射線セン
サにX線を光に変換するシンチレータ等を直接付加する
のではなく、放射線シールドのためにガラスファイバー
を挟む場合にも同様の構成でよい。
【0018】また、CCD5とガラスファイバー6との
張り合わせ面周囲に施すモールド用接着剤としては、紫
外線硬化タイプのものでもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によればCCDとガラスファイバーとの張り合わせ面に
シリコングリースの垂れをブロックするためにシリコン
接着剤施すことによって、シリコングリースがシンチレ
ータとガラスファイバーに侵入することなく、雑音のな
い画像を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すX線センサ内部構
造図
【図2】本発明の一実施の形態を示すX線センサ内部構
造図
【図3】本発明の一実施の形態を示すX線検査システム
ブロック図
【図4】本発明の一実施の形態を示す断面図
【図5】従来のX線センサ内部構造図
【符号の説明】
1 基板 2 回路部品 3 ケーブル 4 パッケージ 5 光センサ 6 シンチレータ 7 ガラスファイバー 8 シリコンゴム 9 保護材 10 シリコン接着剤 11 ボンディングワイヤ 21 基板 22 回路部品 23 ケーブル 24 パッケージ 25 光センサ 26 ガラスファイバー 27 シンチレータ 28 シリコンゴム 29 保護材 31 ボンディングワイヤ 41 X線センサ 42 A/D変換ボード 43 パソコン 44 被写体 45 X線源 46 照射野 47 X線コントロールボード 48 CRT 49 マウス 50 キーボード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光センサと、X線を光に変換する変換手
    段と光伝導部材と、前記光センサと前記光伝導部材との
    間にそなえられた保護材とを有し、前記光センサと前記
    光伝導部材との間の張り合わせ面部の周囲に接着剤を備
    えたX線センサ。
  2. 【請求項2】 保護材がシリコングリースである請求項
    1記載のX線センサ。
  3. 【請求項3】 接着剤がシリコン系部材である請求項1
    又は2記載のX線センサ。
  4. 【請求項4】 シリコン系接着剤が30℃以下で硬化す
    る常温硬化タイプ接着剤である請求項3記載のX線セン
    サ。
  5. 【請求項5】 接着剤が紫外線硬化タイプ接着剤である
    請求項1記載のX線センサ。
  6. 【請求項6】 光センサがCCDである請求項1から請
    求項3記載のX線センサ。
  7. 【請求項7】 光センサがフォトダイオードである請求
    項1から請求項3記載のX線センサ。
  8. 【請求項8】 光センサと、X線を光に変換する変換手
    段と、光伝導部材と前記光センサと前記光センサとの間
    にそなえられた保護材とを有し、前記光センサと前記光
    伝導部材との間の張り合わせ面部の周囲に接着剤を備え
    た光センサを具備するX線検査装置。
JP10123181A 1998-05-06 1998-05-06 X線センサ及びx線検査装置 Pending JPH11316279A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035781A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Canon Inc 放射線画像撮影装置
JP2005069960A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子式線量計
JP2008216041A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 放射線画像検出器
JP2012026996A (ja) * 2010-07-28 2012-02-09 High Energy Accelerator Research Organization 放射線検出装置

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