JPH11316109A - 測定システム - Google Patents

測定システム

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JPH11316109A
JPH11316109A JP3203499A JP3203499A JPH11316109A JP H11316109 A JPH11316109 A JP H11316109A JP 3203499 A JP3203499 A JP 3203499A JP 3203499 A JP3203499 A JP 3203499A JP H11316109 A JPH11316109 A JP H11316109A
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JP
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camera
light source
substrate
measurement system
light
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JP3203499A
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English (en)
Inventor
Peter Conlon
ピーター・コンロン
Peter Kootsookos
ピーター・クートスークス
James Mahon
ジェームズ・マホン
Sean O'neill
シーン・オニール
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MV Res Ltd
Original Assignee
MV Res Ltd
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速製造環境に適した簡単で高速かつ効率的
な方式で個々のはんだデポジットの位置及び体積を正確
に求めるはんだペースト測定システムの提供。 【解決手段】 まず基板上のはんだデポジットをカメラ
41を用いて測定し、バンプの二次元位置を求める。カ
メラ41からのイメージは、最初に、軸上照明を行うL
ED群42によって基板を照明しているときに処理す
る。これにより、簡単に裸のパッド部分をフィルタリン
グすることができる。二次元検査の後、レーザ装置44
及びレーザセンサ46を用いて、選択されたはんだデポ
ジットの高さ及び体積の測定を行うためにガントリヘッ
ドを動かす。レーザ装置44は、基板のX軸及びY軸に
対して45゜をなす直線として基板に当たる光のシート
の形態をなすビーム60を照射する。ビーム60は垂直
方向に対して或る角度をなすので、デポジットは、カメ
ラ46が捉える直線に凸凹を生じさせる。この凸凹の程
度がバンプの高さを表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上のはんだペ
ーストの測定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子回路が小型化が進むに連れて、はん
だペーストデポジットの位置及び寸法が製造プロセスに
おいて益々重要になっている。製造の遅い段階での欠陥
検出は、再加工が困難で時間を要することから、非常に
コストが高くつく場合が多い。
【0003】品質管理を改善するために、はんだペース
トデポジットを検査するためのシステムが開発されてい
る。このようなシステムの一つが、米国特許第5105
149号明細書(Matsushita)に記載されている。この
システムは、1台の上部カメラと4台の側部カメラとを
有する。標的の照明のために、リング形状の上側光源と
4つの側部光源の組とが設けられている。これらのカメ
ラ及び光源は主として、基板の平面(多くの場合,X−
Y平面と称される)内で標的の二次元検査のために用い
られる。更に、このシステムはレーザ装置と、反射され
たレーザ光を検出するための2つの関連するセンサとを
有する。このレーザ装置及びセンサは主として、はんだ
の高さ(Z方向の寸法)を検出するために用いられる。
【0004】前記カメラ及び光源の全てを制御するため
には、高度の制御が必要となると考えられる。例えば、
レーザビームは、小形ミラーの回転により標的を走査す
る集束光として発せられる。また、7つの光源が存在す
ることから、光信号及びイメージ処理の同期が困難とな
り、かつ時間がかかると思われる。検査時間が長いの
は、ほとんどの電子回路製造環境において受け入れ難い
ことである。
【0005】はんだ検査のための他のシステムが開発さ
れている。米国特許第5206705号明細書(Matsus
hita)には、レーザビームがチップ又は他の要素を走査
して、はんだを検査する際の基準データを提供するシス
テムが記載されている。どのようにイメージ処理を行う
かについて詳細な記述は殆ど無いが、レーザビームを走
査して基準のための追加処理を行う必要があるので、や
はり複雑なものであると考えられる。
【0006】更に別のシステムが、米国特許第5495
337号明細書(Machine Vision Products)に記載さ
れている。このシステムでは、「サンセット」組及び
「サンライズ」組のビームを標的に当てる。全ビームか
らの光を処理して、光強度の中心を決定する。しかし、
これもやはり、より高いレベルのイメージ処理が必要で
あると考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、高速製造環境に適した簡単で高速かつ効率的な方式
で個々のはんだデポジットの位置及び体積を正確に求め
るはんだペースト測定システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、はんだ
デポジットを有する基板を支持するための手段と、標的
の基板に光ビームを当てるように設けた光源と、反射光
を受け取るように設けたカメラと、前記カメラに接続さ
れ、かつ前記カメラの出力信号を処理してはんだデポジ
ットの高さデータを求めるための手段を有するイメージ
プロセッサとを備えるはんだデポジットの測定システム
であって、前記光源が、前記基板のX軸及びY軸と概ね
45゜の角度をなす直線として基板に当るシート状の光
を発するための手段からなり、前記カメラ及び前記光源
が、前記基板に光ビームが当たる位置での高さの差が、
前記カメラで見る前記直線のパターンとして表わされる
ように、相互に或る角度で設けられていることを特徴と
する測定システムが提供される。
【0009】好適には、前記光ビームが前記標的に当た
る位置の実質的に真上に前記カメラが位置するように、
前記カメラ及び前記光源が設けられる。理想的には、前
記カメラ及び前記光源が同一平面上にあり、かつ相互の
角度が15゜乃至45゜の範囲にあって、好ましくは前
記角度が概ね40゜である。
【0010】別の実施例では、前記イメージプロセッサ
が、各光の直線をピクセルの列として表わすための手段
を有し、各ピクセルの強度が、対応する前記光の偏差の
程度に比例する。
【0011】或る実施例では、前記偏差が、前記はんだ
デポジットに隣接する前記基板から導出される局所デー
タに対して計算される。
【0012】別の実施例では、前記イメージプロセッサ
が、ピクセルの異常値を排除するメジアンフィルタリン
グ技術を用いて、受け取ったデジタル光信号をフィルタ
リング処理するための手段を有する。
【0013】好適には、前記システムがガントリを更に
備え、前記カメラ及び前記光源がガントリヘッド上に設
けられ、前記ガントリが、選択された基板領域に前記ヘ
ッドを移動させ、かつ前記ヘッドを前記領域内の一連の
連続した離散位置にステップ駆動するための駆動手段を
更に有する。
【0014】或る実施例では、前記システムが前記基板
を基準高さに支持するための手段を更に有する。
【0015】好適には、前記システムが、最初に前記標
的の二次元検査を実行して、測定すべきはんだデポジッ
トの位置を求めるための手段を有する。
【0016】別の実施例では、前記システムが、垂直に
設けられたカメラと、軸上ビームを発する光源と、及び
軸外ビームを発する光源とを備え、前記イメージプロセ
ッサが、前記光源を切り換えるための手段と、裸のパッ
ドをイメージから排除するべく前記軸上ビームから反射
される光信号を処理するため、及び基板を排除するべく
前記軸外ビームからの反射光を処理するための手段とを
有する。
【0017】理想的には、前記光源が発光ダイオードで
あり、かつ前記カメラ軸の周りに対称的にリング状に配
置されている。
【0018】或る実施例では、前記処理手段が、隣接す
るデポジットの境界が結合しているか否かを判定するこ
とによって、はんだの短絡を検出するための手段を有す
る。
【0019】本発明の別の実施態様によれば、はんだデ
ポジットを有する基板を支持するための手段と、標的を
照明するように設けられた光源手段と、反射光を受け取
るように設けられたカメラと、前記カメラに接続され、
かつ前記カメラの出力信号を処理してはんだデポジット
の面積データを求めるための手段を有するイメージプロ
セッサとを備える測定システムであって、前記光源手段
が、軸上ビームを発するための光源と、軸外ビームを発
するための光源とからなり、前記イメージプロセッサ
が、前記光源を切り換えるための手段と、基板の裸のパ
ッドを排除するべく前記軸上ビームから反射される光信
号を処理するため、及び基板をイメージから削除するべ
く前記軸外ビームからの反射光を処理するための手段と
からなることを特徴とする測定システムが提供される。
【0020】或る実施例では、前記光源が発光ダイオー
ドであり、かつ前記カメラ軸の周りに対称的にリング状
に配置されている。
【0021】別の実施例では、前記イメージプロセッサ
が、隣接するデポジットの境界が結合しているか否かを
判定することによって、はんだの短絡を検出するための
手段を有する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、以下に添付図面を参照
しつつ、その単なる例示である各実施例の詳細な説明か
ら容易に理解されよう。
【0023】添付図面を参照すると、本発明のはんだペ
ースト測定システム1は、その中をコンベヤシステム3
が延長するハウジング2を有する。前記コンベヤシステ
ムの上方にはガントリ4が設置され、ロボット式制御下
で動くガントリヘッド5を備える。ガントリヘッド5に
はイメージプロセッサ6が接続され、一対のコントロー
ルパネル7及びキーボード8によって制御される。出力
信号はモニタ9上に表示される。
【0024】特に図2を参照すると、コンベヤシステム
3は、その中をベルトが駆動モータ21によって駆動さ
れて、標的22を測定位置に移動させる一対のレール2
0を有する。図2に示すように右側のコンベヤレール2
0は、空気圧システム24によって横方向に調整するた
めにキャリッジ23上に取り付けられている。またコン
ベヤシステム3は、コンベヤレールに平行でかつ空気圧
ピストンにより操作されるクランプを備える。これらに
よって基板が、測定のための基準位置におけるデータ
(datum)クランププレート25に対して保持される。
これにより、標的を確実に前記ヘッドの光源及びセンサ
から最適の距離におくことができる。また、これによっ
て基板の傾斜、反り及び移動が最小となる。
【0025】ガントリ4は、その上をガントリビーム3
1が走行する一対のレール30を有する。ガントリビー
ム31はリニアモータ32を有し、かつケーブルルーム
(loom)33が、ガントリヘッド5に信号及び電力を供
給する。
【0026】特に図2及び図3を参照すると、ガントリ
ヘッド5は、垂直方向に整合して設けられたカメラ41
を支持する支持プレート40を有する。また、支持プレ
ート40は、カメラの軸について対称に配置されたLE
D群からなる上側リング42を支持する。上側リング4
2は概ね126mmの高さにあり、かつ直径が40mm
である。更に、下側LEDリング43が、前記カメラ軸
について対称に設けられている。下側リング43は、基
板の上方約20mmの高さにあり、かつLED群が直径
約112mmの環状に配置されている。
【0027】更に、ヘッド5は、垂直方向に対して約4
0゜の角度で取り付けられたレーザ装置44を支持して
いる。また、ヘッド5にはレーザセンサ45が鉛直方向
に取り付けられている。レーザセンサ45は、光学セン
サと、A/Dコンバータと、パラレルアーキテクチャの
チップで編成されたプロセッサとを組み合わせたもので
ある。このパラレルアーキテクチャにより、1秒当たり
500フレームより大きい256×256ピクセルの処
理が可能となる。レーザセンサ45は、高解像度を可能
にする小さな視野を有する。一方、カメラ41は、視野
をより広くするための異なるレンズ編成を有し、100
0×1000ピクセルより大きいイメージサイズを有す
る。
【0028】動作時に、測定システム1は、その上に例
えばスクリーン印刷によってはんだペーストデポジット
が塗布された回路基板を連続的に受け取る。この回路基
板は、部品が組み付けられていてもいなくてもよい。図
4乃至図6を概観すると、この測定では、初めに基板を
基準高さにクランプし、その後水平面(基板の平面)に
おけるはんだデポジットの位置を求める。これらの図面
では、基板が符号50を付して示され、かつはんだデポ
ジット51はパッド52上にある。
【0029】図4に示すように、前記測定システムは、
上側LED42により発せられる軸上ビーム53、及び
カメラ41によって捕らえられる軸上の反射光54を用
いて、第1の検査を行う。図5に示すように、前記ガン
トリヘッドが同じ位置にあるとき、下側LED43によ
り軸外ビーム55が連続的に照射され、その結果生じた
反射光56が同様にカメラ41により検出される。上側
LED42を用いた第1検査は、裸のパッド52の部分
をアクティブイメージから除去するために用いられるの
に対し、下側LED43を用いる第2の検査は、基板5
0を除去する。
【0030】この二次元検査の後、はんだデポジットの
位置が決定され、次にガントリヘッド5が基板50の選
択された位置に動かされて、特定のはんだデポジットの
高さを測定する。図6及び図7に示すように、レーザ装
置44は、平坦な基板上に直線として当たるシート状の
光60を発射する。この直線は、X軸及びY軸に対して
概ね45゜の角度をなす。反射光61は、レーザセンサ
45によって感知される。図7に示すように、ビーム6
0がはんだデポジットのような物体に当たると、前記直
線は歪む。このパターンはイメージプロセッサ6により
解析され、高さマップ70において対角線方向のピクセ
ル71の列を有する連続的に検知される直線群が表わさ
れる。
【0031】シート状レーザ光が当たって生ずる直線
が、X軸及びY軸に対して概ね45゜をなすということ
が極めて重要である。これによって確実に、ガントリヘ
ッド5の移動及び基板の向き双方の感知が直交方向に対
して等しく行われる。この角度は正確に45゜であるの
が理想的であるが、両直交方向に実質的に等しく感知さ
れる範囲においてずれを生じてもよい。
【0032】より詳細には、図9乃至図12を参照する
と、二次元処理が方法80として示されて、かつ三次元
処理が方法100として示されている。ステップ81で
は、イメージプロセッサ6が、パッドが配置された標的
の小領域を示すコンピュータ支援設計(CAD)データ
を受け取る。これらの小領域は、図11及び図12にお
いて直線110で示されている。この小領域は、標的の
基準による現在の視野と相関性を有する。前記各小領域
は60×100ピクセルの面積を有し、各ピクセルは2
5μm×25μmを表す。次に各ピクセルをその強度に
よって解析するが、その強度は0乃至255のレベルで
ある。このデータは、前記パッド小領域をカメラ41の
軸上に直接マッピングするために用いられる。
【0033】この位置にあるとき、ステップ84におい
て、前記コントローラは下側LED群43を動作停止に
し、かつ上側LED群42を動作させる。これによっ
て、軸上ビーム53がパッド52上のはんだデポジット
51に当たる図4に示すような照明ができる。裸のパッ
ド52の部分は平坦であることから、カメラ41が検出
する軸上光54における反射光の割合は極めて高くな
る。典型的なイメージが図11に示されており、パッド
52の裸の部分は比較的明るい。また、基板が相当明る
く見えることに注意されたい。しかし、このパターン
は、基板がパッドほど反射性を持たず、かつ正確さが不
十分であることから、はんだデポジット51の周りに正
確な境界を描くには不十分である。
【0034】ステップ85において、イメージプロセッ
サは、ピクセル値を140のような数値に変えることに
より、前記パッドを表すピクセルを消す。
【0035】前記ガントリヘッドが同じ位置にある間、
ステップ86において、上側LED群42は非活動化さ
れ、軸外ビーム55が標的に当たる下側LED群43が
活動化される。はんだデポジット表面の凸凹形状のため
に、はんだデポジットの垂直方向の反射率が高くなり、
従って基板は、ピクセル値がこの閾値より通常低くなる
ので、除去することができる。図12に示すように、イ
メージプロセッサ6は、このように閾値処理をすること
によって、はんだペースト51の境界を画定することが
できる。
【0036】軸外ビーム55は、前記はんだを非常に効
果的に強調することから、はんだの境界は、第2の検査
の後に、より正確に描くことができる。このイメージ処
理はステップ87に示されている。イメージプロセッサ
は、はんだの境界にピクセルの線を引く境界トラッキン
グ処理を実行する。次に、この境界内にある全てのピク
セルを、X軸及びY軸方向の遷移に数値を割り当てる境
界トラッキングアルゴリズムに従ってカウントする。こ
れは、前記小領域内部のはんだペーストの領域を識別す
る効率的な方法である。これらの境界は図12に示され
ている。
【0037】ステップ88において、イメージプロセッ
サは、はんだ領域を境界の組として記憶し、かつステッ
プ89において、(前記CADデータによって)次の小
領域が存在する場合には、その次の小領域について処理
を反復することを決定し、全ての領域の検査が終了して
いる場合には、はんだの短絡試験を行う。これらの試験
には、プロセッサが、隣接するはんだペースト境界間の
ピクセルの線を、隣接するいずれの境界とも接触するこ
となくマップしようとするステップ90の処理が含まれ
る。接触がある場合には、ステップ91においてマイナ
スの結果が出力されるが、接触がないということは、は
んだ塊間に十分な距離があることを表している。当然な
がら、ピクセルの尺度に応じて、前記線の幅は1ピクセ
ルより大きくてもよい。ステップ92において、イメー
ジプロセッサ6は、はんだペースト領域を表すX−Yデ
ータを記憶する。
【0038】測定システム1は、用途による必要に応じ
て追加のサブピクセル処理を行うことができる。この処
理は、はんだペースト領域において最も明るいピクセル
の値を求め、かつ前記第2の検査の後に基板のピクセル
値を求めることによって行われる。これにより、例えば
50〜200の領域における尺度が提供される。境界の
ピクセル値をこの尺度と比較することにより、イメージ
プロセッサ6は、はんだを表すピクセルの比率を決定す
る。これは、サブピクセルの精度を達成する簡単な方法
である。
【0039】測定システム1は、ガントリヘッドを4μ
m間隔でガントリヘッドをステッピングさせ、かつ結果
を比較することにより、二次元処理の精度を定期的に試
験することができる。この結果は、ヘッドの移動方向に
おける漸新的なシフトを示す。
【0040】図10には、はんだ塊の高さを求める方法
が示されている。方法100では、ステップ101にお
いて、イメージプロセッサ6がX−Yマッピングデータ
を解析し、かつ解析すべきデポジットのX−Y位置を識
別する。大抵の用途では、デポジットの僅かな部分につ
いてのみ高さ及び体積を解析する。これらの位置はステ
ップ102で選択され、かつステップ103において、
ヘッドは、レーザビーム60が選択されたはんだデポジ
ットに当たる選択された位置に動かされる。ステップ1
04において、センサ45は、図7に示すようにレーザ
光の直線116を検出する。レーザ装置44の配置につ
いて重要な点は、それが垂直方向に対して40゜の角度
をなし、より一般的には垂直方向に対して15〜50゜
の範囲にあるということである。
【0041】垂直方向に対する前記角度は、直線116
がパッド上のはんだデポジットのような物体を横断する
ときに、平面上でずれを生じさせる。しかし、前記角度
は、標的に重大なオーバーハングや影を生じさせるほど
大きくはない。また、上述したように、ビーム60はX
方向及びY方向に対して45゜の角度で基板50に当た
る。これにより、前記パッド及びデポジットが概ねX方
向又はY方向に延びていることから、均一な解析が可能
となる。これは、整合性、即ち両方向に延びる物体によ
って同じ程度まで直線が歪みを生じることを実現するの
に非常に重要である。
【0042】高さ検査に関する別の重要な点は、前記カ
メラがデポジットの垂直方向上方にあることである。こ
れによって、受け取った信号を基板の高さとは、実際に
は高さにある程度のばらつきが生ずるが、無関係にする
ことが可能となる。
【0043】前記ピクセル直線はステップ104で記憶
され、かつステップ105においてイメージプロセッサ
6が、他の線を捕らえる必要があるか否かを判定し、必
要な場合には、ステップ103及び104を反復する。
走査速度は、二次元段階で決定されたペーストデポジッ
トの寸法に応じて変わる。これによって8〜64μmの
範囲内での直線の分離ができ、より小さいデポジットに
ついてより小さな分離が用いられる。全ての線が捕らえ
られると、ステップ106において、イメージプロセッ
サが、図8に示すように高さマップ70の解析を行う。
【0044】高さマップ70は一連のピクセル71の列
であって、各列は捕らえられた一本の直線116を表し
ている。高さマップ70の各ピクセルの値は、図8に示
すようなデータ(基準)線Dから標的の関連部分への距
離に比例する。このデータは、X軸に対して45゜の角
度で延びる直線であり、従って前記データ(基準)から
最大の距離にある光が、前記はんだデポジットの最も高
い部分に当っている。従って、高さマップ70は、はん
だデポジットの三次元パターンを表す非常に簡単で効果
的な方法である。前記ペーストデポジットを取り囲む基
板に対応するデータ線Dの部分により、局所高さ基準が
得られる。これによって、局所的な傾斜及び反りを補償
することによって優れた精度が得られ、かつシステムの
プログラミング及びセットアップ時間が短縮される。
【0045】この高さマップは、はんだデポジットを簡
単に表わしたものである。高さの計算はピクセル強度値
から直接得られ、かつ多数のピクセルがカバーする領域
の平均値は簡単に計算することできる。或る方法では、
面積及び高さデータを統合して、絶対体積データを求め
ることができる。別のより簡単な方法では、平均高さを
体積に比例するものとみなして、比例体積データが得ら
れる。
【0046】三次元イメージ処理の別の重要な点は、受
け取った光信号が、ピクセルの異常値をメジアン値に割
り当てるメジアンフィルタリング処理を受けることであ
る。各ピクセル値を、そのピクセル値及び元の三次元イ
メージにおける全ての近傍の値のメジアンとして求めら
れた新たな値で置き換えることにより、元のイメージか
ら新たな三次元イメージが構築される。
【0047】本発明は、非常に単純な方法によるはんだ
ペースト検査を実現する。本発明では、二次元検査のた
めのカメラが唯一つである。高さは、反射光の1本又は
僅かな数の直線を簡単に処理することによって求められ
る。この二次元検査を行う方法により、正確な三次元検
査を可能にする非常に正確なはんだ位置データが得られ
る。
【0048】本発明は、上述した実施例に限定されず、
特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で、その構成や詳
細な部分を様々に変更して実施することができる。例え
ば、前記測定システムは二次元検査のみの手段から構成
することができる。この場合、非常に包括的な二次元情
報が得られる。また、前記測定システムは三次元検査の
み、即ち別個の検査システム又はCADデータによって
解析される基板領域の位置のための手段を有していても
よい。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば,上述したように構成さ
れることにより、簡単で高速かつ効率的な方式で個々の
はんだデポジットの位置及び体積を正確に求めることが
でき、電子回路の製造のような高速製造環境に適した測
定システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測定システムの正面図である。
【図2】本発明の測定システムを側方から見たより詳細
な斜視図である。
【図3】測定システムのガントリヘッドをより詳細に示
す斜視図である。
【図4】測定システムによる二次元検査を示す正面図で
ある。
【図5】測定システムによる二次元検査を示す正面図で
ある。
【図6】測定システムによる三次元検査を示す正面図で
ある。
【図7】図6の三次元検査の平面図である。
【図8】イメージ処理のためのピクセル高さマップの模
式図である。
【図9】図6のシステムのイメージ処理を示すフロー図
である。
【図10】図6のシステムのイメージ処理を示すフロー
図である。
【図11】図6のシステムが捕らえたイメージを示す図
である。
【図12】図6のシステムが捕らえたイメージを示す図
である。
【符号の説明】
1 はんだペースト測定システム 2 ハウジング 3 コンベヤシステム 4 ガントリ 5 ガントリヘッド 6 イメージプロセッサ 7 コントロールパネル 8 キーボード 9 モニタ 20 コンベヤレール 21 駆動モータ 22 標的 23 キャリッジ 24 空気圧システム 25 位置基準クランププレート 30 レール 31 ガントリビーム 32 リニアモータ 33 ケーブルルーム 40 支持プレート 41 カメラ 42 上側LEDリング 43 下側LEDリング 44 レーザ装置 45 レーザセンサ 50 基板 51 はんだデポジット 52 パッド 53 軸上ビーム 54 反射光 55 軸外ビーム 56 反射光 60 レーザビーム 61 反射光 70 高さマップ 71 ピクセル 110 直線 116 直線
フロントページの続き (72)発明者 ピーター・クートスークス アイルランド国・ダブリン・4,ピアス・ ストリート,アイディエイ・エンタープラ イズ・センター,ユニット・24 (72)発明者 ジェームズ・マホン アイルランド国・ダブリン・9,グラスネ イブン,セント・モブハイ・ロード・137 (72)発明者 シーン・オニール アイルランド国・ダブリン・9,コリン ズ・アベニュー,コリンズウッド・110

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 はんだデポジットを有する基板を支持
    するための手段と、基板に光ビームを当てるように設け
    た光源と、反射光を受け取るように設けたカメラと、前
    記カメラに接続され、かつ前記カメラの出力信号を処理
    してはんだデポジットの高さデータを求めるための手段
    を有するイメージプロセッサとを備えるはんだデポジッ
    トの測定システムであって、 前記光源が、前記基板のX軸及びY軸と概ね45゜の角
    度をなす直線として標的に当るシート状の光を発するた
    めの手段からなり、 前記カメラ及び前記光源が、前記標的に光ビームが当た
    る位置での高さの差が前記カメラで見る前記直線のパタ
    ーンとして表わされるように、相互に或る角度で設けら
    れていることを特徴とする測定システム。
  2. 【請求項2】 前記光ビームが前記標的に当たる位置
    の実質的に真上に前記カメラが位置するように、前記カ
    メラ及び前記光源が設けられることを特徴とする請求項
    1に記載の測定システム。
  3. 【請求項3】 前記カメラ及び前記光源が同一平面上
    にあり、かつ相互の角度が15゜乃至45゜の範囲にあ
    ることを特徴とする請求項1に記載の測定システム。
  4. 【請求項4】 前記角度が概ね40゜であることを特
    徴とする請求項3に記載の測定システム。
  5. 【請求項5】 前記イメージプロセッサが、各光の直
    線をピクセルの列として表わすための手段を有し、各ピ
    クセルの強度が、対応する前記光の偏差の程度に比例す
    ることを特徴とする請求項1に記載の測定システム。
  6. 【請求項6】 前記偏差が、前記はんだデポジットに
    隣接する前記基板から導出される局所データに対して計
    算されることを特徴とする請求項5に記載の測定システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記イメージプロセッサが、ピクセル
    の異常値を排除するメジアンフィルタリング技術を用い
    て、受け取ったデジタル光信号をフィルタリング処理す
    るための手段を有することを特徴とする請求項1に記載
    の測定システム。
  8. 【請求項8】 ガントリを更に備え、前記カメラ及び
    前記光源がガントリヘッド上に設けられ、前記ガントリ
    が、選択された基板領域に前記ヘッドを移動させ、かつ
    前記ヘッドを前記基板領域内の一連の連続した離散位置
    にステップ駆動するための駆動手段を更に有することを
    特徴とする請求項1に記載の測定システム。
  9. 【請求項9】 前記基板を基準高さに支持するための
    手段を更に有することを特徴とする請求項8に記載の測
    定システム。
  10. 【請求項10】 最初に前記標的の二次元検査を実行
    して、測定すべきはんだデポジットの位置を求めるため
    の手段を有することを特徴とする請求項1に記載の測定
    システム。
  11. 【請求項11】 垂直に設けられたカメラと、軸上ビ
    ームを発する光源と、及び軸外ビームを発する光源とを
    備え、 前記イメージプロセッサが、 前記光源を切り換えるための手段と、 裸のパッドをイメージから排除するべく前記軸上ビーム
    から反射される光信号を処理するため、及び基板を排除
    してデポジットの境界を画定するべく前記軸外ビームか
    らの反射光を処理するための手段とを有することを特徴
    とする請求項10に記載の測定システム。
  12. 【請求項12】 前記光源が発光ダイオードであり、
    かつ前記カメラ軸の周りに対称的にリング状に配置され
    ていることを特徴とする請求項10に記載の測定システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記処理手段が、隣接するデポジッ
    トの境界が結合しているか否かを判定することによっ
    て、はんだの短絡を検出するための手段を有することを
    特徴とする請求項11に記載の測定システム。
  14. 【請求項14】 はんだデポジットを有する基板を支
    持するための手段と、標的を照明するように設けられた
    光源手段と、反射光を受け取るように設けられたカメラ
    と、前記カメラに接続され、かつ前記カメラの出力信号
    を処理してはんだデポジットの面積データを求めるため
    の手段を有するイメージプロセッサとを備える測定シス
    テムであって、 前記光源手段が、軸上ビームを発するための光源と、軸
    外ビームを発するための光源とからなり、 前記イメージプロセッサが、前記光源を切り換えるため
    の手段と、基板の裸のパッドを排除するべく前記軸上ビ
    ームから反射される光信号を処理するため、及び基板を
    イメージから削除してデポジットの境界を画定するべく
    前記軸外ビームからの反射光を処理するための手段とか
    らなることを特徴とする測定システム。
  15. 【請求項15】 前記光源が発光ダイオードであり、
    かつ前記カメラ軸の周りに対称的にリング状に配置され
    ていることを特徴とする請求項14に記載の測定システ
    ム。
  16. 【請求項16】 前記イメージプロセッサが、隣接す
    るデポジットの境界が結合しているか否かを判定するこ
    とによって、はんだの短絡を検出するための手段を有す
    ることを特徴とする請求項14に記載の測定システム。
JP3203499A 1998-02-09 1999-02-09 測定システム Pending JPH11316109A (ja)

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IE980650A IE980650A1 (en) 1998-02-09 1998-08-04 Solder paste measurements

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7884949B2 (en) 2003-02-06 2011-02-08 Koh Young Technology Inc. Three-dimensional image measuring apparatus
CN107401978A (zh) * 2017-07-06 2017-11-28 广东天机工业智能系统有限公司 测量装置

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US7884949B2 (en) 2003-02-06 2011-02-08 Koh Young Technology Inc. Three-dimensional image measuring apparatus
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