JPH1131464A - カラー陰極線管の電子銃 - Google Patents

カラー陰極線管の電子銃

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JPH1131464A
JPH1131464A JP18670997A JP18670997A JPH1131464A JP H1131464 A JPH1131464 A JP H1131464A JP 18670997 A JP18670997 A JP 18670997A JP 18670997 A JP18670997 A JP 18670997A JP H1131464 A JPH1131464 A JP H1131464A
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JP
Japan
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electron beam
electron
width
scanning direction
horizontal scanning
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JP18670997A
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English (en)
Inventor
Yasunobu Amano
靖信 天野
Norifumi Kikuchi
徳文 菊池
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Sony Corp
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Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モアレ縞の発生を抑制する。 【解決手段】 第1電極26には、3つの陰極の先端に
それぞれ対向する位置に、電子ビーム通過孔42、4
4、46が形成されている(図1の(A))。電子ビー
ム通過孔42、44、46はすべて縦長の楕円であっ
て、垂直幅が水平幅より長く、また面積はすべて同一と
なっている。そして、電子ビーム通過孔42、46の寸
法は従来と同じであるが、中央の電子ビーム通過孔44
の水平幅は、他の電子ビーム通過孔42、46の水平幅
より広く形成されている。したがって、電子ビーム通過
孔44を通過した電子ビームが蛍光体上に形成するビー
ムスポットの水平幅は他の電子ビーム通過孔42、46
を通過した電子ビームのものより広くなり、その結果、
このビームスポットによるモアレ縞の発生が抑制され、
そして色付きのモアレ縞の発生も抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極とその前方に
配列された複数の電極とにより電子ビームを形成してカ
ラー陰極線管の蛍光面に入射させるカラー陰極線管の電
子銃に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばアパチャーグリル方式の陰極線管
で、電子ビームが蛍光面上に形成するビームスポットが
アパチャーグリルのピッチより2ピッチぐらい小さく、
そして例えば間隔が非常に狭い縦縞を画面に表示するよ
うな場合、画面には上記縦縞に重畳してモアレ縞が現れ
てしまう。図4の(A)はこのモアレ縞の発生原理を説
明するための陰極線管蛍光体面の模式図、(B)はビー
ムスポットの形状を示す平面図である。図4の(A)に
示したように、管面102には帯状の蛍光体104が一
定の間隔をおいて配列され、隣接する蛍光体104の間
にはカーボンストライプ106が形成されている。な
お、帯状の蛍光体104およびカーボンストライプ10
6は実際には管面102の上下幅のほぼ全体に延在し、
また左右幅のほぼ全体に形成されているが、図では簡単
のため一部のみを示した。ここで、間隔の非常に狭い縦
縞模様を含む映像を映し出すような場合、その縦縞の箇
所では、電子ビームの水平走査によりビームスポットが
例えば左から右へと移動している状態で、電子ビームが
短い周期で例えばオン・オフされることになる。図4の
(A)はこの状態を示しており、位置P1、P3、P
5、P7、P9、P11では電子ビームがオンとなって
ビームスポット108が形成され、位置P2、P4、P
6、P8、P10では電子ビームはオフとなってビーム
スポットは形成されない。なお、ビームスポット108
はこの例では図4の(B)にも示したように横長の楕円
形である。
【0003】そして、ビームスポット108の水平走査
方向での幅がアパチャーグリルのピッチ110と同程度
となっているため、位置P1、P5、P9ではビームス
ポット108の中央部で電子が蛍光体104に入射し、
一方、位置P3、P7、P11では、ビームスポット1
08の両側部で電子が蛍光体104に入射する。そのた
め、位置P1、P5、P9では、蛍光体104は1箇所
でしか発光せず相対的に暗い光スポットが画面に表示さ
れ、一方、位置P3、P7、P11では、蛍光体104
は2箇所で発光するので相対的に明るい光スポットが画
面に表示される。なお、図4の(A)では理解を容易に
するため、暗いスポットと明るいスポットが交互に表示
される場合を示したが、多くの場合は、画面に表示しよ
うとする縦縞の間隔、したがって電子ビームのオン・オ
フの周期により暗いスポットがいくつか連続した後、同
数の明るいスポットが連続するというパターンの繰り返
しとなる。
【0004】そして、垂直走査を行うことで目的とする
縦縞が画面に表示されるが、その際、スポットの明るさ
が上述のように蛍光体104との位置関係により変化
し、水平方向で明るい箇所と暗い箇所とが交互に現れる
るので、目的の縦縞と共に別の縦縞、すなわちモアレ縞
が形成される。図5はこのようにして形成されたモアレ
縞の一例を示す模式図である。この図は陰極線管を組み
込んだテレビモニタの画面を示しており、画面112上
に縦の暗い帯114と明るい帯116とが交互に配列し
たモアレ縞が表示されている。 なお、モアレ縞の間
隔、すなわちモアレ波長λは、次式により算出できるこ
とが知られている。
【0005】
【数1】1/モアレ波長λ=1/アパチャーグリルピッ
チ−1/1解像度 ただし、1解像度=水平有効画面距離/水平解像度数 ところで、ビームスポット108の水平走査方向での幅
(ここでは単に水平幅ともいう)が広い場合には、モア
レ縞は目立たないものとなる。すなわち、図4の(A)
においてビームスポット108の水平幅が広く、例えば
ある位置のビームスポットにより隣接する4本の蛍光体
104が同時に発光する場合、他の位置でビームスポッ
ト108と蛍光体104との位置関係が変化したとき同
時に発光する蛍光体104の数は3本または5本といっ
た数になる。したがって、図4の場合に比べ、画面に表
示される光スポットの明るさの差は小さく、モアレ縞は
弱いものとなる。すなわち、ビームスポット108の水
平幅が広いほどモアレ縞は弱く、逆にビームスポット1
08の水平幅が狭いほどモアレ縞は強くなる。
【0006】なお、ビームスポット108の形状は、陰
極に近接して配置する例えば第1電極に形成する電子ビ
ーム通過孔の形状を変えることで変化させることができ
る。図6の(A)、(B)、(C)はインライン型電子
銃における種々の形状の電子ビーム通過孔が形成された
第1電極を示す正面図である。図6の(A)に示した第
1電極118では、赤、緑、青(RGBとも記す)にそ
れぞれ対応する電子ビーム通過孔120はいずれも円形
となっており、このような第1電極を用いた場合には、
蛍光体104上に形成されるビームスポットの形状も円
形となる。図6の(B)、(C)はそれぞれ電子ビーム
通過孔が縦長および横長に形成されている場合を示し、
前者では縦長のビームスポットが形成され、後者では横
長のビームスポットが形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、電極に形
成する電子ビーム通過孔の形状を変えてビームスポット
の水平幅を広くすることで、モアレ縞の強度を緩和する
ことが可能ではあるが、電子ビーム通過孔の形状を例え
ば図6の(C)に示したようなものにして単純にビーム
スポットの水平幅を広くしたのでは、水平走査方向での
解像度が低下してしまう。インライン型の電子銃では、
RGBの各色に対応する3つの陰極は水平走査方向に横
1列に配置されるので、両側に配置された陰極により形
成される電子ビームは、中央の陰極による電子ビームよ
り偏向歪みの影響を受け易い。そのため、蛍光面上に形
成されるビームスポットの水平幅は、両側の電子ビーム
によるもの方が中央の電子ビームによるものより広くな
りがちである。そして、ビームスポットの水平幅がRG
Bの各色に対応するビームスポットにより異なっている
場合には、各色のビームスポットによって形成されるモ
アレ縞の強度が異なったものとなり、その結果、モアレ
縞は色付きとなって、画像はさらに見ずらくなってしま
う。本発明はこのような問題を解決するためになされた
もので、その目的は、モアレ縞の発生を抑制したカラー
陰極線管の電子銃を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、陰極とその前方に配列された複数の電極を備
えて蛍光面に入射する3本の電子ビームを生成し、前記
陰極に近い電極が、水平走査方向に間隔をおいて1列に
形成され前記3本の電子ビームのそれぞれが通過する3
つの電子ビーム通過孔を有しているカラー陰極線管の電
子銃において、前記電極の前記3つの電子ビーム通過孔
のうち、中央の電子ビーム通過孔の水平走査方向での幅
が、他の電子ビーム通過孔の水平走査方向での幅より広
く形成されていることを特徴とする。
【0009】すなわち、本発明のカラー陰極線管の電子
銃では、中央の電子ビーム通過孔の水平走査方向での幅
が広く形成されているので、この電子ビーム通過孔を通
過した電子ビームにより蛍光面上に形成されるビームス
ポットの水平幅は広くなる。その結果、このビームスポ
ットによるモアレ縞の発生が抑制され、したがって全体
としてのモアレ縞も弱められる。そして、両側の電子ビ
ーム通過孔を通過した電子ビームが形成するビームスポ
ットの水平幅は偏向歪みの影響で従来から広くなる傾向
にあるが、両側の電子ビーム通過孔の水平幅は従来どう
りとすることで、これらのビームスポットの水平幅がさ
らに広がって解像度が低下することを避けることができ
る。そのため、本発明のカラー陰極線管の電子銃では水
平走査方向における解像度の低下を最小限に抑えつつモ
アレ縞の発生を抑制することができる。また、上述のよ
うに両側の電子ビーム通過孔を通過した電子ビームが形
成するビームスポットの水平幅は偏向歪みの影響で従来
から広くなる傾向にあるので、中央の電子ビーム通過孔
を通過した電子ビームが形成するビームスポットの水平
幅が広くなることで、赤、緑、青のそれぞれに対応する
3つのビームスポットの水平幅がバランスし、その結
果、色の付いたモアレ縞の発生を抑制できる。さらに、
アパチャーグリル方式の陰極線管に用いる場合、3つの
電子ビーム通過孔の面積をほぼ同一とし、そして、中央
の電子ビーム通過孔を通過した電子ビームにより緑の蛍
光体を発光させる場合には、陰極線管の管面に形成され
る緑の光スポットは、水平幅が広くなった分、水平走査
方向と直交する方向での幅(垂直幅ともいう)が狭くな
る。したがって、RGBの中で最も発光輝度が高く、か
つ人間の目による視認性が高い緑において水平走査方向
と直交する方向での解像度を向上させることができ、陰
極線管全体の解像度を向上させる上で大いに有効であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を実施例
にもとづき図面を参照して説明する。図1の(A)ない
し(D)は本発明によるカラー陰極線管の電子銃の一例
を構成する第1電極を示す正面図、図2は本発明による
カラー陰極線管の電子銃の一例を示す概略平面図、図3
は図2のカラー陰極線管の電子銃を備えたアパチャーグ
リル方式の陰極線管の一例を示す断面側面図である。図
3に示した陰極線管2は、本実施例の電子銃4を備えた
アパチャーグリル方式の陰極線管であり、本体はパネル
6、ファンネル8、ネック10により構成されている。
電子銃4はインライン型であり、ネック10内に収容さ
れている。この電子銃4により形成された電子ビーム1
2は、アパチャーグリル14を通じてパネル6の内側に
被着された膜状の蛍光体16に入射し、蛍光体16を発
光させて光スポットを生成する。そして電子ビーム12
を、ネック10の付け根部の外側に装着された偏向ヨー
ク18により偏向し、同時に電子ビーム12の強度を映
像信号により変調することで管面6Aに映像が形成され
る。
【0011】電子銃4は詳しくは図2に示すような構成
となっている。すなわち、パネル6(図3)と反対側の
端部に、3色に対応する3つの陰極20、22、24
が、熱電子放射端を蛍光体16(図3)の方向に向け、
水平走査方向に間隔をおいて1列に配置されている。3
つの陰極はそれぞれ赤、緑、青に対応し、陰極20から
放出された電子は発光色が赤の蛍光体に入射し、陰極2
2から放出された電子は発光色が緑の蛍光体に、また、
陰極24から放出された電子は発光色が青の蛍光体にそ
れぞれ入射する。陰極20、22、24の前方、すなわ
ちパネル6側に第1電極26、第2電極28、第3電極
30、第4電極32、第5−1電極34、第5−2電極
36、第6電極38がこの順番で配列され、第6電極3
8のパネル側端部にはシールドカップ40が装着されて
いる。陰極20、22、24から放出された電子は、こ
れらの電極により収束した電子ビーム12に整形され、
また加速されてパネル内面の蛍光体16に向う。
【0012】第1電極26には、図1の(A)に示した
ように、陰極20、22、24の先端にそれぞれ対向す
る位置に、3つの電子ビーム通過孔42、44、46が
形成されている。電子ビーム通過孔42、44、46は
すべて縦長の楕円であって、垂直幅が水平幅より長く、
また面積はすべて同一となっている。そして、電子ビー
ム通過孔42、46の寸法は従来と同じであるが、中央
の電子ビーム通過孔44の水平幅が、本実施例では他の
電子ビーム通過孔42、46の水平幅より広く形成され
ている。したがって、電子ビーム通過孔44を通過した
電子ビーム12が蛍光体16上に形成するビームスポッ
トの水平幅は他の電子ビーム通過孔42、46を通過し
た電子ビーム12(図2)のものより広くなり、その結
果、このビームスポットによるモアレ縞の発生が抑制さ
れ、したがって全体としてのモアレ縞も弱められる。そ
して、両側の電子ビーム通過孔42、46を通過した電
子ビーム12が形成するビームスポットの水平幅は偏向
歪みの影響で従来から広くなる傾向にあるが、両側の電
子ビーム通過孔の水平幅は従来と同じとしているので、
これらのビームスポットの水平幅がさらに広がって解像
度が低下するということはない。そのため、本実施例の
カラー陰極線管の電子銃4では水平走査方向における解
像度の低下を最小限に抑えつつモアレ縞の発生を抑制す
ることができる。
【0013】また、上述のように両側の電子ビーム通過
孔42、46を通過した電子ビーム12が形成するビー
ムスポットの水平幅は偏向歪みの影響で従来から広くな
る傾向にあるので、中央の電子ビーム通過孔44を通過
した電子ビーム12が形成するビームスポットの水平幅
が広くなることで、赤、緑、青のそれぞれに対応する3
つのビームスポットの水平幅がバランスし、その結果、
色の付いたモアレ縞の発生を抑制できる。さらに、電子
ビーム通過孔44は、他の電子ビーム通過孔42、46
と面積が同じで水平幅が広いので、図4の(A)にも示
したように、電子ビーム通過孔44の垂直幅は他の電子
ビーム通過孔42、46の垂直幅より狭くなっている。
したがって、この電子ビーム通過孔44を通過した電子
ビーム12により蛍光体16上に形成される光スポット
の垂直幅も狭くなり、その結果、RGBの中で最も発光
輝度が高く、かつ人間の目による視認性が高い緑におい
て水平走査方向と直交する方向での解像度を向上させる
ことができ、陰極線管2全体の解像度を向上させる上で
大いに有効である。
【0014】電子ビーム通過孔42、44、46の形状
は種々に変更可能である。図4の(B)は、電子ビーム
通過孔42、46は縦長の楕円のままで、電子ビーム通
過孔44を円にした場合を示している。この場合にも、
電子ビーム通過孔44の直径を、電子ビーム通過孔4
2、46の水平幅より大きくすることで、上記実施例と
同様の効果が得られる。図4の(C)は、電子ビーム通
過孔42、46は縦長の楕円のままで、電子ビーム通過
孔44を横長の楕円にした場合を示している。この場合
にも、電子ビーム通過孔44の水平幅が、電子ビーム通
過孔42、46の水平幅より大きいので、上記実施例と
同様の効果が得られる。図4の(D)は、電子ビーム通
過孔42、44、46をすべて横長の楕円とし、電子ビ
ーム通過孔44の水平幅を電子ビーム通過孔42、46
の水平幅より広くした場合を示しており、この場合に
も、上記実施例と同様の効果が得られる。また、各電子
ビーム通過孔の形状は上述のように楕円や円とする以外
にも、長円や矩形とすることも無論可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカラー陰極
線管の電子銃では、中央の電子ビーム通過孔の水平走査
方向での幅が広く形成されているので、この電子ビーム
通過孔を通過した電子ビームにより蛍光面上に形成され
るビームスポットの水平幅は広くなる。その結果、この
ビームスポットによるモアレ縞の発生が抑制され、した
がって全体としてのモアレ縞も弱められる。そして、両
側の電子ビーム通過孔を通過した電子ビームが形成する
ビームスポットの水平幅は偏向歪みの影響で従来から広
くなる傾向にあるが、両側の電子ビーム通過孔の水平幅
は従来どうりとすることで、これらのビームスポットの
水平幅がさらに広がって解像度が低下することを避ける
ことができる。そのため、本発明のカラー陰極線管の電
子銃では水平走査方向における解像度の低下を最小限に
抑えつつモアレ縞の発生を抑制することができる。
【0016】また、上述のように両側の電子ビーム通過
孔を通過した電子ビームが形成するビームスポットの水
平幅は偏向歪みの影響で従来から広くなる傾向にあるの
で、中央の電子ビーム通過孔を通過した電子ビームが形
成するビームスポットの水平幅が広くなることで、赤、
緑、青のそれぞれに対応する3つのビームスポットの水
平幅がバランスし、その結果、色の付いたモアレ縞の発
生を抑制できる。さらに、アパチャーグリル方式の陰極
線管に用いる場合、3つの電子ビーム通過孔の面積をほ
ぼ同一とし、そして、中央の電子ビーム通過孔を通過し
た電子ビームにより緑の蛍光体を発光させる場合には、
陰極線管の管面に形成される緑の光スポットは、水平幅
が広くなった分、水平走査方向と直交する方向での幅が
狭くなる。したがって、RGBの中で最も発光輝度が高
く、かつ人間の目による視認性が高い緑において水平走
査方向と直交する方向での解像度を向上させることがで
き、陰極線管全体の解像度を向上させる上で大いに有効
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)ないし(D)は本発明によるカラー陰極
線管の電子銃の一例を構成する第1電極を示す正面図で
ある。
【図2】本発明によるカラー陰極線管の電子銃の一例を
示す概略平面図である。
【図3】図2のカラー陰極線管の電子銃を備えたアパチ
ャーグリル方式の陰極線管の一例を示す断面側面図であ
る。
【図4】(A)はモアレ縞の発生原理を説明するための
陰極線管蛍光体面の模式図、(B)はビームスポットの
形状を示す平面図である。
【図5】モアレ縞の一例を示す模式図である。
【図6】(A)、(B)、(C)は種々の形状の電子ビ
ーム通過孔が形成された第1電極を示す正面図である。
【符号の説明】
2……陰極線管、4……電子銃、6……パネル、8……
ファンネル、10……ネック、12……電子ビーム、1
4……アパチャーグリル、16……蛍光体、18……偏
向ヨーク、20,22,24……陰極、26……第1電
極、42,44,46……電子ビーム通過孔。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極とその前方に配列された複数の電極
    を備えて蛍光面に入射する3本の電子ビームを生成し、
    前記陰極に近い電極は、水平走査方向に間隔をおいて1
    列に形成され前記3本の電子ビームのそれぞれが通過す
    る3つの電子ビーム通過孔を有しているカラー陰極線管
    の電子銃において、 前記電極の前記3つの電子ビーム通過孔のうち、中央の
    電子ビーム通過孔の水平走査方向での幅が、他の電子ビ
    ーム通過孔の水平走査方向での幅より広く形成されてい
    る、 ことを特徴とするカラー陰極線管の電子銃。
  2. 【請求項2】 前記3つの電子ビーム通過孔はすべて水
    平走査方向の幅が水平走査方向と直交する方向の幅より
    狭く形成されていることを特徴とする請求項1記載のカ
    ラー陰極線管の電子銃。
  3. 【請求項3】 中央の電子ビーム通過孔は略円形に形成
    され、他の前記電子ビーム通過孔は水平走査方向の幅が
    水平走査方向と直交する方向の幅より狭く形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のカラー陰極線管の電
    子銃。
  4. 【請求項4】 中央の電子ビーム通過孔は水平走査方向
    の幅が水平走査方向と直交する方向の幅より広く形成さ
    れ、他の前記電子ビーム通過孔は水平走査方向の幅が水
    平走査方向と直交する方向の幅より狭く形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のカラー陰極線管の電子
    銃。
  5. 【請求項5】 前記3つの電子ビーム通過孔はすべて水
    平走査方向の幅が水平走査方向と直交する方向の幅より
    広く形成されていることを特徴とする請求項1記載のカ
    ラー陰極線管の電子銃。
  6. 【請求項6】 中央の電子ビーム通過孔は、緑色に発光
    する蛍光体に入射する電子ビームが通過することを特徴
    とする請求項1記載のカラー陰極線管の電子銃。
JP18670997A 1997-07-11 1997-07-11 カラー陰極線管の電子銃 Pending JPH1131464A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7071606B2 (en) 2001-04-06 2006-07-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Color picture tube

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7071606B2 (en) 2001-04-06 2006-07-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Color picture tube

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