JPH11314403A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11314403A
JPH11314403A JP12456698A JP12456698A JPH11314403A JP H11314403 A JPH11314403 A JP H11314403A JP 12456698 A JP12456698 A JP 12456698A JP 12456698 A JP12456698 A JP 12456698A JP H11314403 A JPH11314403 A JP H11314403A
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dot
image forming
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Atsushi Takehara
淳 竹原
Takehisa Maeda
雄久 前田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光装置毎のドットの安定度を略同等にす
る。 【解決手段】 対象となる露光装置5の実際の1ドット
光エネルギー量を実測するとともに、実際のビームのス
ポット面積を実測し、その結果、基準値に合わせて露光
時間と静止ドットパワーとを設定する。これにより、機
種毎の露光装置5の間のドットの安定度、或いは、同一
機種内の複数の露光装置5の間のドットの安定度を略同
等にする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2値化されたデー
タに基づいて画像を形成し、特に、カラー画像を形成す
るのに適した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術を応用したデジタル複写機
やプリンタでは、近年画像情報の高い再現性が求められ
ている。特に、カラー画像を形成するための画像形成装
置では、再現性が悪いと同一の画像データでも出力画像
の色合いや粒状性が異なる不具合が発生する。これは形
成されるドットのバラツキが環境変動により大きくなる
ことによるものと考えられている。したがって、安定状
態で画像を形成する技術の開発が進められている。
【0003】一方、2値化されたデータにより感光体に
静電潜像を書き込む方式では、階調性を高めるために小
径の静電潜像を形成し、書き込み密度を高くする工夫が
採られていることが多い。その小径の静電潜像を高精細
に再現するために、ビーム径を小さく絞る露光装置の開
発も盛んに行われている。しかし、ビーム径を小さく絞
るほど焦点深度が浅くなるため、ビームの径やスポット
面積にバラツキが出易い。通常、ビーム光を得るための
装置では、それが露光装置であるなしに係わらず静止ビ
ームパワーを一定に設定することが行われているが、ビ
ームのスポット面積はバラツキが生ずる。露光装置にお
いてビームのスポット面積にバラツキが発生すると、ド
ットを形成するときの安定度が異なる等の不具合が出易
い。
【0004】さらに、特開平3−271779号公報に
記載されているように、レーザ光量を多段階に変化させ
て階調表現を行う電子写真式のデジタル画像形成法にお
いて、レーザビーム径に応じてレーザの最大強度を変化
させたり、レーザビーム径に応じてγ補正のし方を変え
たり、ディザの閾値を変える等の方法により、階調再現
性を高め、原稿に忠実な画像を得るようにした発明があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の、レーザーダイ
オードを光源として用いた光学系を搭載した白黒レーザ
ープリンタのように、露光装置を一つしか備えていない
画像形成装置においては、その特定の画像形成装置を見
る限り(1ドット光エネルギー量/ビームのスポット面
積)の値が略一定になっているため問題は露呈しない。
しかし、同一機種の画像形成装置を比較した場合、それ
ぞれ露光装置が異なるため、ビームのスポット面積のバ
ラツキにより画像の安定度が微妙に異なるという問題が
生じる。
【0006】また、カラープリンタのように、各色毎に
複数の露光装置を備えた画像形成装置では、各露光装置
におけるビームの径やスポット面積が異なるため、色に
よってドットの安定性が異なるという問題が生ずる。
【0007】前述の特開平3−271779号公報に記
載された発明では、光量とレーザビーム径とで階調特性
の変動を補償しようとしているが、光量という特性値だ
けに注目しているので、パルス幅(露光時間)によって
ドットの安定度が変わってしまうという問題がある。尤
も、この公報の発明は、ドットの安定度を一定にするこ
とが目的ではなく、ビーム径の異なる露光装置において
も階調性の変動を抑えることを目的とするものであり、
異なる露光装置の間のビームのバラツキまで補償する記
述はなく、特に、小径の静電潜像を書き込む場合には、
ビームのスポット面積がバラツキ易い光学系では、複数
の露光装置の間でのドットの安定度が変わってしまう問
題が発生する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
露光装置から発光されたビームを感光体に照射してこの
感光体の表面に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像
して用紙に転写する画像形成装置において、1ドットの
静電潜像を書き込むための露光時間と静止ビームパワー
との積で与えられる基準となる1ドット光エネルギー量
Aを設定する基準エネルギー量設定手段と、1ドット光
エネルギー量Aのときのビームのスポット面積Bを設定
する基準スポット面積設定手段と、対象となる露光装置
から発光される1ドット光エネルギー量A’を測定する
エネルギー量測定手段と、対象となる露光装置から照射
されたビームのスポット面積B’を測定するスポット面
積測定手段と、A/Bの値A’/B’の値を演算する演
算手段と、A/Bの値とA’/B’の値とを比較する比
較手段と、A/Bの値とA’/B’の値とが不一致のと
きに両方の値が略一致するように対象となる露光装置の
露光時間を補正する露光時間補正手段と、A/Bの値と
A’/B’の値とが略一致したときにB’に対応したデ
ータを基に対象となる露光装置による画像形成プロセス
を実行する画像形成プロセス実行手段とを備える。した
がって、対象とする露光装置の実際の1ドット光エネル
ギー量A’が実測されるとともに、実際のビームのスポ
ット面積B’が実測され、その結果、基準値(A/B)
に合わせて露光時間が補正され、静止ドットパワーが設
定される。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ビームのスポット面積は、感光体上の像面
位置でのスポット面積とする。したがって、露光装置の
露光時間と静止ビームパワーとは、現像に寄与する特性
値をもって設定される。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、複数の露光装置を備えている。し
たがって、カラープリンタのように複数の露光装置を備
えた画像形成装置の場合でも、各露光装置毎に実際の1
ドット光エネルギー量A’が実測されるとともに、実際
のビームのスポット面積B’が実測され、その結果、基
準値(A/B)に合わせて露光時間が補正され、静止ド
ットパワーが設定される。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか一記載の発明において、与えられる1ドット光
エネルギー量に対して現像後の感光体上の1ドット面積
が略飽和するように、1ドットを書き込むための露光時
間及び静止ビームパワーを設定する。したがって、異な
る露光装置の間での、感光体上に形成されるドット面積
を、環境変動にあまり影響されずに略等しくすることが
可能となる。
【0012】請求項5記載発明は、請求項1ないし4の
何れか一記載の発明において、露光装置は、レーザーダ
イオードから発光されるビームを偏向走査する偏向走査
型の露光装置である。したがって、同一の光束のビーム
で走査して静電潜像を形成することにより、感光体上の
ドットのバラツキを有効に抑えることが可能となる。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1ないし4
の何れか一記載の発明において、露光装置は、多数の発
光ダイオードを感光体の長手方向に配列したライン型の
露光装置である。したがって、結像系にfθレンズ等の
補正レンズを用いる必要がない。これにより、補正レン
ズの歪の影響を除くことが可能となる。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
の記載の発明において、ビームのスポット面積に応じた
階調表現をする階調表現手段を備えている。したがっ
て、濃度階調のバラツキを低減することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。本発明は、白黒プリンタのように一つ
の露光装置を備えた画像形成装置、カラープリンタのよ
うに複数の露光装置を備えた画像形成装置に適用するこ
とができる。
【0016】図1に示す画像形成装置1は、感光体3を
回転させる過程で、帯電装置4により感光体3の表面を
帯電させ、その帯電された感光体3の表面に露光装置5
からビーム6を照射して静電潜像を形成し、その静電潜
像を現像装置7により現像し、その現像画像を転写装置
8により用紙9に転写し、その転写画像を定着装置10
により定着し、感光体3に残存する残存トナーをクリー
ニング装置11により清掃するように構成されている。
用紙9は給紙装置12により給紙され、感光体3と転写
装置8との間の通紙経路13を通って図示しない搬送部
材によって搬送される。
【0017】次に、カラープリンタとして用いられる画
像形成装置2を図2に示す。この画像形成装置2は、図
1の画像形成装置1の原理と同じであるので同一符号を
用い説明も省略する。この画像形成装置2は、給紙装置
(図示せず)から定着装置10に向けて用紙9を搬送す
る搬送ベルト14を備えている。この搬送ベルト14は
モータ(図示せず)に駆動される駆動ローラ15と従動
ローラ16とに巻回されている。そして、搬送ベルト1
4に沿って複数の感光体3と複数の転写装置8とが対向
配置されている。帯電装置4と露光装置5と現像装置7
とは、個々の感光体3毎に設けられ、それぞれY,M,
C,Kの4ブロックのプロセスユニットを形成してい
る。この画像形成装置2では、用紙を搬送ベルト14に
より右から左の定着装置10に向けて搬送する過程で、
それぞれの感光体3に形成した画像を用紙9に転写する
ことでカラー画像を得る。この場合、プロセスユニット
Yではイエローの画像が、プロセスユニットMではマゼ
ンタの画像が、プロセスユニットCではシアンの画像
が、プロセスユニットKではブラックの画像が形成され
る。
【0018】本実施の形態における画像形成装置1,2
は、何れもマイクロコンピュータ構成の制御装置を備え
ている。図示しないが、この制御装置は、プログラム等
を含む固定データが記憶されているROM、各部の動作
を監視してROMに記憶されているプログラムを実行す
るCPU、ワークエリア等の可変データを更新自在に書
き込むRAM等を主要な構成とするもので、CPUには
各部を駆動する駆動回路、画像情報を展開して保持する
メモリ等が接続されている。また、画像形成装置1,2
は階調表現手段を備えている。この階調表現手段は、図
示しないが、階調情報をもつ画像データに基づいて露光
装置5を駆動制御し、その階調情報に従った階調表現を
する手段であり、具体的には誤差拡散法やデイザ法等の
周知の階調表現技術を用いて実行される。
【0019】感光体3に静電潜像を形成する場合、露光
装置5から感光体3に照射されるビームの光量分布は、
図3に示すように、中心部でピーク値Ioを示し、ビーム
のスポット面積は、スポット径dにより求める。スポッ
ト径dは主走査方向(感光体3の長手方向)と副走査方
向(感光体3の回転方向)とで異なるので、スポット面
積は楕円の面積として計算して求める。そして、1ドッ
ト光エネルギー量は、露光装置5からビームを露光する
露光時間と、静止ビームパワーとの積を計算することで
求める。
【0020】ここで、図3に示すように、横軸に狙いと
するビームのスポット面積をとり、縦軸に複数の露光装
置5の間のスポット面積のバラツキをとり、両者の関係
を調べると、スポット面積を小さくする程、換言すると
スポット径を小さくする程、複数の露光装置5の間のス
ポット面積のバラツキが大きくなることが分かる。ここ
で、複数の露光装置5間のバラツキとは、図1に示すよ
うに、一つの露光装置5を備えた画像形成装置1の場合
は、複数の画像形成装置1の間のバラツキを意味し、図
2に示すように、複数の露光装置5を備えた画像形成装
置2の場合は、一つまたは複数の画像形成装置2の露光
装置5の間のバラツキを意味する。
【0021】また、図5に示すように、横軸に1ドット
光エネルギー量をとり、縦軸に感光体3上のドット面積
をとり、両者の関係を調べると、1ドット光エネルギー
が一定値(約7pJ)を越えると、それまで増えていた
感光体3上のドット面積は次第に増え方を減らしやがて
飽和する領域に達することが分かる。
【0022】以下、画像形成装置1,2による画像形成
のプロセスについて説明する。本発明の基本は、露光装
置5によって感光体3に1ドットの静電潜像を書き込む
ための露光時間と静止ビームパワーとの積で与えられる
1ドット光エネルギー量を、そのビームのスポット面積
で割った値が一定になるように、1ドットの画像を書き
込むための露光時間及び静止ビームパワーを設定するこ
とである。具体的には図6に示すフローチャートを参照
して説明する。なお、露光装置5は、レーザーダイオー
ドを光源として用い、画像データに基づいて変調したパ
ルスによりレーザーダイオードからビームを出射させ、
その出射光をポリゴンミラー等の偏向器により感光体3
に走査する偏向走査型として説明する。
【0023】まず、基準となる露光装置5の1ドット光
エネルギー量Aを設定し(S1)、その基準となる露光
装置5の像面位置(感光体3の表面)でのビームのスポ
ット面積Bを計算して求める(S2)。ここで基準とな
る1ドット光エネルギー量A、スポット面積Bは、最も
好ましい条件で静電潜像を形成することができる設定値
を設定する。
【0024】次に、対象となる露光装置5の1ドット光
エネルギー量A’を測定し(S3)、対象となる露光装
置5の像面位置(感光体3の表面)でのビームのスポッ
ト面積B’を測定する(S4)。これらの測定は受光す
る光の大きさにより出力電圧が変わる受光素子、受光面
が分割されて受光領域に応じて信号を出力する公知の受
光素子等により測定できる。次に、A/B及びA’/
B’を演算した後に、A/Bの値とA’/B’の値とを
比較し(S5)、この比較の結果、両方の値が許容範囲
以上に異なると判断した場合は(S5のN)、対象とな
る露光装置5から出力するパルス幅を上げ、または下げ
る調整をする(S6)。このパルス幅の調整によって露
光時間が調整される。A/Bの値とA’/B’の値とが
許容範囲内で一致すると判断したときは(S5のY)、
B’に対応した階調データをRAM等のメモリに格納す
る(S7)。しかる後に、格納した階調データを基に対
象となる露光装置5を制御して画像形成プロセスを実行
する。
【0025】ここで、S1は、1ドットの静電潜像を書
き込むための露光時間と静止ビームパワーとの積で与え
られる基準となる1ドット光エネルギー量Aを設定する
基準エネルギー量設定手段として機能する。S2は、1
ドット光エネルギー量Aのときのビームのスポット面積
Bを設定する基準スポット面積設定手段として機能す
る。S3は、対象となる露光装置5から発光される1ド
ット光エネルギー量A’を測定するエネルギー量測定手
段として機能する。S4 対象となる露光装置5から照
射されたビームのスポット面積B’を測定するスポット
面積測定手段として機能する。前述したマイクロコンピ
ュータは、A/Bの値A’/B’の値を演算する演算手
段として機能する。S5は、A/Bの値とA’/B’の
値とを比較する比較手段として機能する。S6は、A/
Bの値とA’/B’の値とが不一致のときに両方の値が
略一致するように対象となる露光装置5の露光時間を補
正する露光時間補正手段として機能する。S7は、ビー
ムのスポット面積に応じた階調表現をする階調表現手段
として機能する。S8は、A/Bの値とA’/B’の値
とが略一致したときにB’に対応したデータを基に対象
となる露光装置による画像形成プロセスを実行する画像
形成プロセス実行手段として機能する。
【0026】以上のように、対象となる露光装置5の実
際の1ドット光エネルギー量A’が実測されるととも
に、実際のビームのスポット面積B’が実測され、その
結果、基準値(A/B)に合わせて露光時間と静止ドッ
トパワーとを設定することができるので、機種毎の露光
装置5の間のドットの安定度、或いは、同一機種内の複
数の露光装置5の間のドットの安定度を略同等にするこ
とができる(請求項1対応)。
【0027】また、ビームのスポット面積を、感光体3
上の像面位置でのスポット面積とすることにより、露光
装置5の露光時間と静止ビームパワーとを、現像に寄与
する特性値をもって設定することができる。したがっ
て、実際の画像においてドットの安定度を高めることが
できる(請求項2対応)。
【0028】さらに、図2に示すように、複数の露光装
置5を備えている画像形成装置2に上述の画像形成プロ
セスを適用することにより、同一機種内の露光装置5の
間のドットの安定度を略同等にすることができる(請求
項3対応)。
【0029】さらに、露光装置5は、レーザーダイオー
ドからの出射光を偏向走査する偏向走査型の露光装置で
あるので、同一の光束のビームで走査することで静電潜
像を形成することができる。これにより、感光体3上の
ドットのバラツキを有効に抑えることができる(請求項
5対応)。
【0030】さらに、ビームのスポット面積B’に応じ
て階調表現をするようにしたので、濃度階調のバラツキ
を低減することができる(請求項7対応)。
【0031】次に、露光装置5として、光源として多数
の発光ダイオード(図示せず)を感光体3の長手方向に
配列したライン型を用いた場合について説明する。この
ような構成では、結像系にfθレンズ等の補正レンズを
用いる必要がないので、補正レンズの歪の影響を除くこ
とができる(請求項6対応)。
【0032】さらに、光源として多数の発光ダイオード
(図示せず)を感光体3の長手方向に配列したライン型
の露光装置5を用いた場合には、図5を用いて説明した
ように、与えられる1ドット光エネルギー量に対して現
像後の感光体上の1ドット面積が略飽和するように、1
ドットを書き込むための露光時間及び静止ビームパワー
を設定することにより、露光装置5毎に感光体3上に形
成されるドット面積を環境変動にあまり影響されずに略
等しくすることができる(請求項4対応)。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、対象とな
る露光装置の実際の1ドット光エネルギー量を実測する
とともに、実際のビームのスポット面積を実測し、その
結果、基準値に合わせて露光時間を補正し、静止ドット
パワーを設定するようにしたので、機種毎の露光装置の
間のドットの安定度、或いは、同一機種内の複数の露光
装置の間のドットの安定度を略同等にすることができ
る。
【0034】請求項2記載の発明によれば、ビームのス
ポット面積を、感光体上の像面位置でのスポット面積と
することにより、露光装置の露光時間と静止ビームパワ
ーとを、現像に寄与する特性値をもって設定することが
できる。したがって、実際の画像においてドットの安定
度を高めることができる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、複数の露光
装置を備えているので、カラープリンタのように複数の
露光装置を備えた画像形成装置の場合でも、各露光装置
毎に実際の1ドット光エネルギー量を実測するととも
に、実際のビームのスポット面積を実測し、その結果、
基準値に合わせて露光時間を補正し、静止ドットパワー
を設定することにより、同一機種内の露光装置間のドッ
トの安定度を略同等にすることができる。
【0036】請求項4記載の発明によれば、与えられる
1ドット光エネルギー量に対して現像後の感光体上の1
ドット面積が略飽和するように、1ドットを書き込むた
めの露光時間及び静止ビームパワーを設定するようにし
たので、異なる露光装置の間での、感光体上に形成され
るドット面積を、環境変動にあまり影響されずに略等し
くすることができる。
【0037】請求項5記載の発明によれば、露光装置
は、レーザーダイオードから発光されるビームを偏向走
査する偏向走査型の露光装置であるので、同一の光束の
ビームで走査して静電潜像を形成することにより、感光
体上のドットのバラツキを有効に抑えることができる。
【0038】請求項6記載の発明によれば、露光装置
は、多数の発光ダイオードを感光体の長手方向に配列し
たライン型の露光装置であるので、結像系にfθレンズ
等の補正レンズを用いる必要がない。これにより、補正
レンズの歪の影響を除くことができる。
【0039】請求項7記載の発明によれば、ビームのス
ポット面積に応じて階調表現をするようにしたので、濃
度階調のバラツキを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における一つの露光装置
を備えた画像形成装置の概略構成を示す説明図である。
【図2】複数の露光装置を備えた画像形成装置の概略構
成を示す説明図である。
【図3】露光装置から照射されるビームの光量分布を示
す説明図である。
【図4】狙いとするビームのスポット面積と露光装置間
のスポット面積のバラツキとの関係を示すグラフであ
る。
【図5】1ドット光エネルギー量と感光体上のドット面
積との関係を示すグラフである。
【図6】画像形成プロセスの処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1,2 画像形成装置 3 感光体 5 露光装置 S1 基準エネルギー量設定手段 S2 基準スポット面積設定手段 S3 エネルギー量測定手段 S4 スポット面積測定手段 S5 比較手段 S6 露光時間補正手段 S7 階調表現手段 S8 画像形成プロセス実行手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光装置から発光されたビームを感光体
    に照射してこの感光体の表面に静電潜像を形成し、この
    静電潜像を現像して用紙に転写する画像形成装置におい
    て、 1ドットの静電潜像を書き込むための露光時間と静止ビ
    ームパワーとの積で与えられる基準となる1ドット光エ
    ネルギー量Aを設定する基準エネルギー量設定手段と、
    1ドット光エネルギー量Aのときのビームのスポット面
    積Bを設定する基準スポット面積設定手段と、対象とな
    る露光装置から発光される1ドット光エネルギー量A’
    を測定するエネルギー量測定手段と、対象となる露光装
    置から照射されたビームのスポット面積B’を測定する
    スポット面積測定手段と、A/Bの値及びA’/B’の
    値を演算する演算手段と、A/Bの値とA’/B’の値
    とを比較する比較手段と、A/Bの値とA’/B’の値
    とが不一致のときに両方の値が略一致するように対象と
    なる露光装置の露光時間を補正する露光時間補正手段
    と、A/Bの値とA’/B’の値とが略一致したときに
    B’に対応したデータを基に対象となる露光装置による
    画像形成プロセスを実行する画像形成プロセス実行手段
    とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 ビームのスポット面積は、感光体上の像
    面位置でのスポット面積とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 複数の露光装置を備えている請求項1ま
    たは2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 与えられる1ドット光エネルギー量に対
    して現像後の感光体上の1ドット面積が略飽和するよう
    に、1ドットを書き込むための露光時間及び静止ビーム
    パワーを設定する請求項1ないし3の何れか一記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 露光装置は、レーザーダイオードから発
    光されるビームを偏向走査する偏向走査型の露光装置で
    ある請求項1ないし4の何れか一記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 露光装置は、多数の発光ダイオードを感
    光体の長手方向に配列したライン型の露光装置である。
    請求項1ないし4の何れか一記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 ビームのスポット面積に応じた階調表現
    をする階調表現手段を備えている請求項1ないし6の何
    れか一記載の画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009042606A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Ricoh Co Ltd 静電潜像評価方法及び静電潜像評価装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009042606A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Ricoh Co Ltd 静電潜像評価方法及び静電潜像評価装置

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