JPH11314385A - 画像を記録する方法及び記録装置 - Google Patents

画像を記録する方法及び記録装置

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JPH11314385A
JPH11314385A JP7373199A JP7373199A JPH11314385A JP H11314385 A JPH11314385 A JP H11314385A JP 7373199 A JP7373199 A JP 7373199A JP 7373199 A JP7373199 A JP 7373199A JP H11314385 A JPH11314385 A JP H11314385A
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JP7373199A
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リー・シヤツバーグ
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/475Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material for heating selectively by radiation or ultrasonic waves
    • B41J2/4753Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material for heating selectively by radiation or ultrasonic waves using thermosensitive substrates, e.g. paper

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成に必要なエネルギーを減らす。 【解決手段】 感熱媒体上に画像を記録するには、媒体
に単一放射発信器からの放射を印加して媒体が記録を行
う閾値温度より低い第1の温度まで媒体の第1の部分を
加熱する。媒体にはまた、同じ放射発信器からの放射を
印加して、媒体の別の部分を前記閾値温度より高い第2
の温度まで加熱して媒体上に画像を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は感熱媒体上への画像記録に関し、
より具体的には画像品質を高める熱記録技術(thermal
recording technique)に関する。本技術は特にイメー
ジセッター、プレートセッターに好適である。
【0002】
【背景技術】熱画像作成(thermal imaging)は、感熱
媒体をレーザービームなどで放射して、媒体特性に変化
が生じてポジまたはネガのいずれかの画像を媒体に記録
できる閾値温度以上に媒体温度を上昇させる画像作成方
法(imaging)として広く公知である。感熱媒体はたと
えばポリエステルフィルムあるいはアルミニウムプレー
ト材などの金属または非金属のものが用いられる。
【0003】熱画像作成(thermal imaging)は基本的
には閾値エネルギープロセス(threshold energy proce
ss)である。感熱媒体に十分なエネルギーが印加される
と、その特性が変化して、乾式あるいは湿式処理(dry
or wet processing)を伴うまたは伴わずに、画像が媒
体上に記録される。感熱記録のプロセスは、金属剥離
(metal ablation)から非金属材料の転写(transfer o
f non-metallic material)、材質相の変化(change of
phase of materials)まで、多岐にわたる。しかし、
用いられるプロセスの如何にかかわらず、記録のために
印加されるエネルギーは画像を記録しようとしている媒
体の記録エネルギーの閾値を超えていなければならな
い。
【0004】イメージセッターやプレートセッターなど
の光熱画像作成装置(optical thermal imaging system
s)では、レーザーダイオードあるいはソリッドステー
トレーザーが放射源として使われるのが普通である。レ
ーザーはレーザー光を生成して発信し、これが感熱媒体
の上で走査されて画像を記録する。走査速度とレーザー
出力パワーは、媒体温度が画像記録の閾値温度以上に媒
体温度を上昇させるのに十分なエネルギーが媒体に印加
される値に設定される。したがって、画像作成装置のレ
ーザー出力パワーと走査速度は関連させて決定するのが
普通である。
【0005】市販のプレプレス画像作成装置(prepress
imaging system)では高出力レーザーが用いられる。
こうしたレーザーを使うことで、画像作成ビーム(imag
ingbeam)を高速で媒体上を走査させても、画像記録に
必要な閾値温度以上に媒体温度を上昇させるのに十分な
時間、レーザー光ビームが媒体上に当てることができ
る。
【0006】感熱媒体上に画像を記録するのに必要な放
射源出力パワーを減らすためのさまざまな技術が従来か
ら提案されている。たとえば、変化させようとしている
媒体部分を放射するための第2の光線源を用いて、媒体
上に画像を記録するためにレーザー光源から別の放射ビ
ームを印加する前に、媒体をあらかじめある程度加熱し
ておくことが提案されている。しかし、こうした装置は
2つの放射源を協調させて走査しなければならない点、
複雑である。さらに、余分な放射源やこれを装置の製作
時に取り付けるための費用がかさんで、装置のコストが
高くなる。現実には、それぞれの放射源からのビームを
完全に整合させることができないため、放射損失が生
じ、実際に記録に要するエネルギーの総量は、記録に要
するエネルギーレベルの理論値を超えてしまう。さら
に、第2の放射源を作動させるために要する余分のエネ
ルギーは装置の運転コストをさらに押し上げる。
【0007】もうひとつの提案技術として、媒体のうち
変化を生じさせる部分のごく一部を、記録温度の閾値よ
りは低い温度まで予熱することで、媒体のうち変化を生
じさせる部分のごく一部の光学特性を変えておき、つい
で予熱ビームを印加した部分を含め、媒体のうち変化を
生じさせる部分全体に画像作成用ビームを印加して所望
の画像を記録するという方法がある。予熱ビームを印加
した面積の小さい部分は、所望の画像を形成するために
ビームが印加される部分と完全にオーバーラップするた
め、予熱放射ビームによって変化をきたした小面積部分
は、媒体のうち画像作成ビームによって変化した面積の
より大きい部分の全体的な寸法に影響を及ぼさない。こ
の技術は画像を形成するのに必要な変調エネルギー(mo
dulatedenergy)をある程度減少させ得るが、画像作成
に必要なエネルギー総量が増えるという欠点を伴う。
【0008】したがって、低エネルギー、高品質で、画
素単位で放射源がひとつである画像作成装置が求められ
ている。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は従って、感熱媒体に画像
を形成するのに必要なエネルギー量を減らすことにあ
る。
【0010】本発明のさらなる目的は、感熱媒体上に高
品質画像を形成するための低エネルギー熱画像作成装置
を提供することにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、高品質の画像
を感熱媒体上に形成するための低コスト熱画像作成装置
を提供することにある。
【0012】これら以外の本発明の目的、利点、新規の
特徴は、本技術分野の熟練者にとって、以下の詳細な説
明を含む本開示、並びに本発明の実施から明らかになろ
う。以下に本発明を好ましい実施例に基づき説明する
が、本発明がこれらに限定されないことは了解されるべ
きである。本分野の通常の技術をもち、かつ本書の教示
にアクセスをもつものには、これら以外の実施例、変更
例、具体例並びに他の利用分野があることが認識される
もので、これらは本書に開示され特許請求が行われてい
る本発明の範囲内にあり、また本発明はこれらにとって
重要な効用をもつものである。
【0013】
【発明の要旨】本発明は感熱媒体上に画像を記録するこ
とを目的とする。媒体は金属または非金属の媒体であ
り、本技術は湿式、乾式あるいは処理なしのいずれにも
同じように応用可能である。
【0014】本発明によれば、文章かグラフィックかを
問わず、ポジまたはネガの画像が記録される媒体に光線
放射装置(radiation emitter)からの放射をかける。
つまり、媒体のうち記録が行われる部分、すなわち、熱
によって変化する部分にも、記録が行われない部分にも
放射を行う。放射はどのような形態のものでもよく、た
とえば、レーザービームでもよい。放射発信器(radiat
ion emitter)は事実上どのようなタイプのものでもよ
く、たとえば、レーザービームを生成し放射するレーザ
ー源、あるいはレーザービームが放射される光ファイバ
ー端部でもよい。
【0015】媒体のうち、記録が行われない部分には第
1の出力でエミッターからの放射ビームがかけられる。
放射ビームは媒体のこれら部分を、媒体が熱変化を起こ
す閾値温度より低い温度まで予熱する。すべてではない
が場合によっては、媒体のうち記録が行われない部分の
予熱温度を、記録温度よりほんのわずかに低い温度にす
るのが望ましいこともある。
【0016】媒体のうち記録が行われる部分には、同じ
光線放射装置から第2のより大きい出力の放射ビームが
かけられて、これら媒体部分の温度を記録温度の閾値よ
り高い第2の温度まで上げる。これにより画像が媒体上
に記録される。好ましくは、媒体に衝突する(imping
e)放射ビームの出力は、媒体のうち記録が行われない
部分に第1の出力で放射を行う第1のモードと、ついで
第1の出力とは異なる、かつ好ましくはこれより高い第
2の出力で、画像の他の部分を放射して画像を形成する
第2のモードの、2つのモードで作動するようにコント
ローラーによって制御される変調器を用いて、変調出力
を変化させて第1と第2の出力レベルを切り替える。あ
るいはまた、直接変調されるレーザー源(directly mod
ulated laser source)、たとえばレーザーダイオード
またはレーザーダイオードアレーを、連続 waive レー
ザー源(continuous waive laser source)と変調器の
代わりに利用することもできる。さらに、連続光源を用
いる場合、特殊な光変調器(light modulators)あるい
はその他の機械的あるいは音響、電気または光学変調技
術を使って変調を行う。
【0017】利点として、コントローラーによって変調
器が第1と第2の作動モード間で切り替えられている
間、媒体には放射発信器から連続して放射が行われる。
連続して放射される放射ビームはこれにより、媒体に衝
突するビームによって第1と第2の出力の切り替えが行
われるように変調される。その結果、第1の出力の放射
ビームが、媒体のうち記録されない部分に衝突し、第2
の出力の放射ビームが媒体のうち記録が行われる部分に
衝突することになる。
【0018】一般的に光線(radiation)はスピンミラ
ー、プリズム、移動レンズ(movinglens)その他の走査
素子(scanning element)などの光学走査装置によって
媒体上に向けて偏向を受ける。光線が放射される対象が
媒体の記録が行われる部分であれ、記録されない部分で
あれ、光線は同じ速度で走査される。必要であれば、変
調器の代わりにコントローラーを用いて、変調自在なレ
ーザーなど、変調可能なパワー源をコントロールするこ
とで、非記録と記録の2つの作動モードに放射ビーム出
力を変化させることもできる。これは多数のパワー源
(multiple sources)が用いられる装置の場合に特に有
利である。
【0019】本発明を用いて精密な画像(fine feature
images)を記録するのに必要な出力総量は、記録温度
まで、すなわち記録温度の閾値と等しいかまたはこれよ
り高い温度まで、媒体温度を上昇させて、画像を媒体に
記録するのに従来必要としていた出力より大幅に少ない
のが特徴である。したがって、本発明は媒体上に画像を
記録するためには別途生成させる必要のあった放射出力
を低減させるのに用いることができる。
【0020】
【発明を実施する最良の態様】図1〜2は、光路(opti
cal path)250に沿ってレーザー光ビームを生成し発
信するための単一出力レーザー光線源205をもつ画像
作成装置を示す。放射されたレーザー光ビームは変調器
215に入る前に、集光レンズ210を通って集光す
る。変調器215としては、音響光学変調器(acousto-
optics modulator)(AOM)、電子光学変調器(elec
tro-optics modulator)(EOM)、空間光変調器(sp
atial light modulator)(SLM)、その他のタイプ
の変調器などがある。変調器215は、先に定義した2
つの出力レベル、感熱媒体225に画像を記録するため
にこれを熱変化させるのに必要な閾値記録出力(thresh
oldrecord power)より高いレベルとこれより低いレベ
ルの間で、ビームを変調する。
【0021】レーザー光ビームは第1と第2の集光レン
ズ220、225を通過して最後の集光レンズアセンブ
リー230によってスピンミラー240上に集光され
る。スピンミラー240は媒体の種類、利用できるレー
ザー出力、装置のアドレス指定能力(addressability)
の関数である速度で回転する。スピンミラー240はレ
ーザー光ビームを感熱媒体255の画像平面(image pl
ane)245に向けて偏向させる。
【0022】変調器215は、キーパッド320とディ
スプレー330が搭載されたコントロールパネル305
を含むコントロール装置300によってコントロールさ
れる。コントロール装置300はまた、遠隔位置にある
オペレーター入力装置からの入力を受信するための通信
ポート340をもつコントローラー310も含む。必要
に応じて、通信ポート340を、コントローラー310
からの情報を離れた場所にある運転位置に伝達するのに
用いてもよいことは言うまでもない。変調器215をコ
ントールするために、コントローラー310は通信線3
50を使って信号を変調器215に発信する。コントロ
ーラーはまた、別の通信線(図示せず)を使って、指令
を伝達することでレーザー205とスピンミラー240
をコントロールする。以下に詳述するように、コントロ
ーラーはプログラムされコントローラー310に記憶さ
せた指示にしたがって指令信号を変調器215に生成さ
せるためのプロセッサを含む。
【0023】図1〜2の装置は以下のようにして作動す
る。たとえばキーパッド320から入力され、必要であ
れば、ディスプレー330に表示されるオペレーター指
示に呼応して、レーザー205、変調器215及びスピ
ンミラー240を含む装置を作動させる信号がコントロ
ーラー310から発信される。レーザー205は集光レ
ンズを介して放射ビームを生成して変調器に発信する。
【0024】コントローラー310から通信線350を
介して変調器215に発信される信号で、画像平面24
5のうち記録が行われない部分を表す信号にしたがっ
て、変調器は第1のモードで作動して、レーザー205
から発信されるレーザー光ビームを変調することでレー
ザー205から発する放射ビームの一部を偏向させる。
ビームのうち偏向された部分は変調器215の内部でブ
ロックされ、そのためそこから出力されない。これによ
り変調器215から発せられる放射ビームの出力が、媒
体上に記録を行うのに必要な出力以下に低減する。した
がって、第1の作動モードにおける光路250に沿った
変調器215からの放射ビーム出力は、これを非記録ビ
ームと以下称するが、媒体上に記録するには不十分な第
1の出力レベルになる。非記録ビームは第1、第2の集
光レンズおよび最後の集光レンズアセンブリー230か
らスピンミラー240に送られる。
【0025】スピンミラー240は非記録ビームを偏向
させて、記録が行われない部分について画像平面245
を走査する。非記録ビームの出力は、画像平面245に
当たる非記録ビームが、感熱媒体255のうち記録が行
われない部分を、感熱媒体255が変化する閾値温度よ
り低い温度まで予め加熱する。
【0026】それが適切である場合は、コントロール装
置300のコントローラー310も通信線350を介し
て、画像平面245上の記録が行われる部分を表す第2
のコントロール指令を生成し、変調器215に送る。こ
の指令に呼応して、変調器215は異なる変調パラメー
タをもつ第2の運転モードに切り替わり、レーザ205
から発せられるレーザー光ビームを変調して、レーザー
光ビームのうち異なる部分であって、典型的にはより低
い部分(a different, and typically lesser,portion
of the laser light beam)を偏向させる。その結果、
ビーム放射の別の部分が変調器215内部でブロックさ
れ、出力放射ビームは非記録ビームの出力パワーとは異
なり、かつ一般的にはこれより高い第2の出力パワーを
もつ。この記録ビームは光路250に沿い、第1、第2
集光レンズ220、225と最後の集光レンズアセンブ
リー230を通って、スピンミラー240上に出力され
る。
【0027】スピンミラー240が記録ビームを偏向さ
せて、画像平面245のうち記録が行われる領域を走査
する。記録ビームの出力パワーは、画像平面245に当
たるビームが感熱媒体255のうち記録が行われる領域
を、感熱媒体255が熱変化する閾値温度より高い温度
まで加熱するような値に設定される。
【0028】コントローラー310は、レーザー205
が連続的に放射ビームを生成して送り出すようにレーザ
ー205をコントロールし、この放射ビームはコントロ
ーラー310からの信号に呼応して非記録出力パワーと
記録出力パワーの間で、変調器215によって変調され
る。
【0029】スピンミラー240は異なるアドレス指定
能力(addressabilities)で作動可能でありそのため速
度も可変であるが、変調器215による放射ビームの変
調中の作動速度はひとつしかない点に留意しなければな
らない。より具体的には、入力したアドレス指定能力に
呼応して、コントローラー310が走査速度信号を生成
し、これがスピンミラー240に送られて、スピンミラ
ーの回転速度が選択したアドレス指定能力および媒体の
種類に対応する値に設定される。いったんアドレス指定
能力が選択されると、レーザー205によって生成され
た放射ビームが通信線350を介して送られるコントロ
ール信号に従って、非記録出力パワーと記録出力パワー
の間で変調されている間は、スピンミラーは同じ速度を
保ちつづける。
【0030】また本技術分野の熟練者には、上述の変調
器を変調可能なレーザーダイオードなどの変調可能なレ
ーザー源に代えてもよいことが認識される。その意味で
は、変調可能なレーザー源をコントローラーでコントロ
ールして、第1、第2モードで作動させて第1の出力パ
ワーと第2の出力パワーをもつレーザー光ビームを発信
させることができる。
【0031】図1は、光路250’、250”、25
0'''に沿ってレーザー光ビームを生成、発信するため
の変調可能な単一出力パワー源205’を多数もつ画像
作成装置を示す。発信されるレーザー光ビームは感熱媒
体255’の画像面245’に当たる前に、集光レンズ
220’、225’を通って集光される。変調されたパ
ワー源205’はそれぞれ、感熱媒体255’が熱変化
を生じて画像を記録するのに必要な閾値記録出力パワー
より高い値とこれより低い値の、2つのあらかじめ決め
られた出力パワーレベルの間で変調されるビームを発信
する。
【0032】レーザー光ビームはそれぞれ第1、第2の
集光レンズ220’、225’を通って画像平面24
5’にあたる。スピンミラー240は、媒体の種類、利
用できるレーザー出力パワー、装置のアドレス指定可能
性の関数である速度で回転する。スピンミラー240は
レーザー光ビームを感熱媒体255の画像平面245の
上に偏向させる。
【0033】変調可能な放射源205’は、キーパッド
320’とディスプレー330’を搭載したコントロー
ルパネル305’を含むコントロール装置300’によ
ってコントロールされる。コントロール装置300’は
また、遠隔位置にあるオペレター入力装置からの入力を
受信すことができる通信ポート340’をもつコントロ
ーラー310’含む。ポート340’を用いて、必要で
あれば、コントローラー310’から遠隔位置にある操
作現場に情報を送信することができるのは言うまでもな
い。変調可能な放射源205’をコントロールするため
に、コントローラー310’は信号を生成し、通信線3
50’を介して放射源205’に送信する。以下にさら
に詳述するように、コントローラーは、コントローラー
310’に記憶させたプログラム済みの指示(programm
ed instructions)にしたがって指令信号(command sig
nals)を放射源205’に生成させるプロセッサーを含
む。
【0034】図1の画像作成装置は以下のようにして作
動する。キーパッド320’から入力され、必要であれ
ばディスプレー330’に表示されるオペレーターの指
示に呼応して、コントローラー310’はレーザー20
5’を含め、そうちの作動を開始させる信号を生成す
る。レーザー205’は放射ビームを生成、変調し、集
光レンズ220’、225’を通って画像平面245’
に発信する。
【0035】コントローラー310’から通信線35
0’を介して放射源205’に送られる信号であって、
画像平面245のうち記録が行われない領域を表す信号
にしたがい、放射源はそれぞれ、生成レーザー光ビーム
205を変調することで、レーザー205’によって発
信された放射ビームの一部を偏向させる第1のモードで
作動する。各ビームのうち偏向された部分はレーザー2
05’内部でブロックされ、そのためここから出力され
ない。これにより、1つ以上のレーザー205’から発
信された放射ビームの出力パワーを、媒体上に記録する
のに必要な閾値出力パワー以下に減らすことになる。光
路250’、250”、250'''に沿って第1の作動
モードでレーザー205’から出力される放射ビームを
以下では非記録ビームと称するが、この非記録ビームは
したがって、媒体上に記録を行うには不十分な第1の出
力パワーである。非記録ビームは第1、第2集光レンズ
220’、225’を通って画像作成平面245’に送
られ、画像平面245’のうち記録が行われない領域を
走査する。非記録ビームの出力パワーは、画像平面24
5’に衝突する非記録ビームが、感熱媒体255’のう
ち、記録が行われない領域を、感熱媒体255’に変化
が生じる閾値温度より低い温度まで予熱するような値に
設定される。
【0036】それが適切な場合は、コントロール装置3
00’のコントローラー310’も、画像平面245’
のうち記録が行われる領域を示す第2のコントロール指
令を生成し、通信線350’を介して送信する。この指
令に呼応して、放射源は第2の作動モードに切り替わ
り、生成レーザー光ビームを変調してレーザー光ビーム
のうち異なる部分であって、典型的により出力の小さい
部分を偏向させる。そのため、ビーム放射のうち別の部
分は放射源205’の内部でブロックされ、出力放射ビ
ームは非記録ビームの出力パワーとは異なり、かつこれ
より典型的に高い第2の出力パワーをもつ。この記録ビ
ームは光路250’、250”、250'''に沿って出
力され、第1、第2の集光レンズ220’、225’を
通って、画像平面のうち記録が行われる領域を走査す
る。記録ビームの出力パワーは、画像平面245’に衝
突するビームが、感熱媒体255’のうち記録が行われ
る領域を、感熱媒体255’が熱変化する閾値温度より
高い温度まで加熱するような値に設定される。
【0037】コントローラー310’が、各レーザー2
05’の作動をコントロールすることで、非記録出力パ
ワーと記録出力パワーとの間で、レーザー205がコン
トローラー310からの信号に呼応して放射ビームを連
続的に生成し、発信する。
【0038】図3は、コントロール装置300をやや単
純化して図示したものである。本技術分野の熟練者に
は、コントロール装置300を変更して上述のコントロ
ール装置300’の機能を果たすようにするのは容易で
あることが認識される。図3に示すように、コントロー
ラー310はデジタルプロセッサー510とディスプレ
ー430を含む。コントロール装置300は市販のハー
ドウェア部品をで組み立てても、あるいは特別設計のも
のを組み立ててもよい。コントローラー310の独自性
の一側面は、リードオンリーメモリー(ROM)550
に記憶させたソフトウェア指示にある。
【0039】プロセッサー510、ROM550に加
え、コントローラー310は通信線350を介して変調
器215と通信するための通信インターフェース570
を含む。通信インターフェース570は通信ポート34
0にも接続していて、遠隔位置のオペレーター入力装置
からのデータを受信したり、必要であれば送信したりす
る。変調器215への通信としては、変調器215に上
記の異なる作動モードで作動するよう指示するのに必要
な指示信号がある。
【0040】入力インターフェース520はキーパッド
320とのインターフェースを、またディスプレーイン
ターフェース530はコントロール装置300のディス
プレー330とのインターフェースをもたらす。ランダ
ムアクセスメモリー(RAM)560は、コントローラ
ー310のプログラムずみ指示にしたがってプロセッサ
ー510が利用するデータを一時的に記憶するために設
けられている。バス540は、コントローラー310内
のさまざまな下位部品(subcomponents)間の信号の移
転(transfer)を通常の方法で行う。プロセッサー51
0が本書で上述した動作を行うように指示するために、
ROM550に記憶させたプログラミング指示の開発
は、ルーチンのプログラム努力であり、本技術分野の熟
練者であれば、実験の必要なしに簡単にできるのは言う
までもない。
【0041】図3に示すコントロール装置300の動作
を図1の実施例を参照して説明する。コントローラー3
10の構成部品は従来通りの相互作用をする。したがっ
て、図示した部品のルーチン動作については、熟練者に
は広く知られているので概ね説明しない。
【0042】図1〜2の画像作成装置の作動を開始させ
るには、イメージセッターあるいはプレートセッターの
オペレーターが、装置の選択アドレス指定能力と媒体の
種類をコントロール装置300のキーパッド320に入
力する。この情報は入力インターフェース520とバス
540を介してプロセッサー510に送信される。プロ
セッサー510は信号を生成し、この信号は通信リンク
350を介して変調器215に送られる。この信号に呼
応して、レーザービームのうち第1および第2作動モー
ドで変調器215によって偏向される部分が変調器によ
って設定される。
【0043】コントロール装置300が、たとえばポー
ト340を介して、受信した画像信号にしたがって、プ
ロセッサー510はインターフェース570と通信線3
50を介して変調器215に送られる信号を生成する。
これらの信号にしたがって、変調器215の作動モード
は画像作成要件に対応するモードに切り替えられる。プ
ロセッサー510は、ROM550に記憶されたコント
ローラー310用の独自のプログラミング指示にしたが
って、受信した情報をすべて処理する。これらの指示は
コントロール装置300が作動中、RAM560に送ら
れたり、ここから引き出される。
【0044】より具体的には、プロセッサー510は、
プログラム済みの指示にしたがって信号を生成し、この
信号はバス540を介して通信インターフェース570
で受信され、変調器540をコントロールしてレーザー
205で生成される放射ビームを変調するために変調器
215に送られる。コントローラー310から受け取っ
たコントロール信号にしたがって、たとえば第1モード
で作動中の変調器215は、第1のあらかじめ設定され
た出力パワーをもつ非記録光ビームを発信する。この光
ビームはスピンミラー240によって感熱媒体255上
で走査されるが、スピンミラー240も媒体255のう
ち記録が行われない部分を走査するために、コントロー
ラー310からのコントロール信号にしたがって作動す
る。
【0045】媒体のうち記録が行われる部分を走査する
ために、RAM560に記憶させたプログラミング指示
にしたがって、プロセッサー510は、もう一つのコン
トロール信号を生成し、この信号は通信インターフェー
ス570によって通信線350を介して変調器215に
送られる。この信号に呼応して、変調器215はその第
2作動モードに切り替わり、第2のあらかじめ設定した
出力パワーをもつ記録用光ビームを発信するために、レ
ーザー205が生成した光りビームを変調する。スピン
ミラーは感熱媒体255の画像平面245の上の画像作
成ビームを走査する。その結果、記録ビームが走査され
て媒体の別の部分に記録が行われる。
【0046】プロセッサー510はプログラミング指示
にしたがってさらに別の信号を生成し、変調器215の
作動モードを切り替えて非記録モードに戻し、たとえば
画像作成平面245のうち、記録が行われない次の部分
を走査する。さらに別のコントロール信号が生成され、
変調器215を記録モードに再度切り替えて、媒体の別
の部分に記録を行う。このコントロールシーケンスは、
感熱媒体255の画像平面に所望の画像が記録されるま
で続く。
【0047】本技術分野の熟練者には、各作動モードで
のビーム出力パワーは画像を記録する特定の感熱媒体、
所望の解像度またはアドレス指定能力、レーザーのスポ
ットサイズ、および用いられているスクリーニング技術
に基づいて設定しなければならないことがわかるであろ
う。 各作動モードでの変調器215の作動パラメータ
を慎重に選定することにより、画像が最適化され高解像
度、高品質の画像の作成が可能になり、同時に画像作成
装置の全体的な出力パワーの必要量を減らすことができ
る。
【0048】図4Aは、上述の感熱媒体255のうち、
記録されない部分と記録される部分を示す。図示のよう
に、画像平面245の記録されない領域、すなわちAの
文字がポジ画像として記録された部分を含まない領域
は、変調器215がコントロール装置300によって第
1作動モードで作動されているとき、変調器215から
発信される非記録レーザー光ビームによって走査され
る。より具体的には、非記録領域は第1のモードで作動
する変調器215によって走査され、感熱媒体255の
閾値記録温度より低い温度まで予熱される。画像平面2
45の記録領域、すなわち媒体のうち文字Aがポジ画像
として記録されている部分が、コントロール装置300
によって第2のモードで作動するようにコントロールさ
れる変調器215で走査されて、感熱媒体255の画像
平面245に画像が記録される。
【0049】図4Bは、変調器215をコントロール装
置300で第1モードで作動するようコントロールする
ことで、画像平面245のうち記録されない部分を非記
録光ビームで走査して文字Aをネガ画像として作成し、
第2モードで作動するようにコントロールすることで、
画像平面245の他の部分に記録するようにした、画像
作成装置の他の例を示す。
【0050】媒体255のうち記録が行われない領域を
閾値記録温度のすぐ下の温度まで非画像作成ビームで加
熱すると、媒体のうち記録される領域もある程度予熱さ
れる。予熱するとすれば、本技術分野の熟練者には理解
されるように、その予熱量は媒体255の熱伝達特性
(heat transfer characteristics)その他の要因によ
って決まる。たとえば、媒体255のうち図4Aの画像
510を作成しようとする部分の予熱温度をあらかじめ
決めておいて、この情報を利用して第2の作動モードで
の放射出力パワーを設定して、感熱媒体255の画像平
面245に画像を記録できるようにすることもできる。
【0051】しかし、媒体の記録されない部分、記録部
分は大きさや位置が多様であるのが普通である。そのた
め、媒体のうち記録された部分の予熱が多少不均一にな
ることが多い。そうした場合は、予熱の効果があったに
しても、画像を記録するために変調器215が第2の作
動モードにある時に、感熱媒体255の画像平面245
にレーザーを印加するのに必要な最小出力を決定する上
でほとんど影響をもたないと考えられる。
【0052】媒体255のうち画像が作成される領域が
予熱されると否にかかわらず、所望のポジまたはネガ画
像の細部(small features)を、上記の二重作動モード
を用いて媒体上に記録するのに必要なエネルギー総量
は、従来技術を用いた場合に比べて少ない。しかし、こ
うした要素にもかかわらず、必要エネルギー総量の削減
は上記技術を用いて実現することができる。
【0053】図5は、放射ビーム出力パワーレベル範囲
(range of radiation beam powerlevels)で、単一画
素水平線および垂直線(single pixel horizontal and
vertical lines)を適正に表現するのに必要な暴露出力
パワーの変化を示す。より詳しくは、曲線110、12
0はそれぞれ、スポットサイズが18μmの1x1画素
ラインを記録するための放射ビーム出力パワーを示す。
曲線110は垂直線を記録するための放射パワーを表
す。曲線120はスポットサイズが18μmの水平線を
記録するのに必要な放射パワーを表す。曲線130、1
40は、スポットサイズが22μmと大きくなっている
以外は、曲線110、120と同じである。本技術分野
の熟練者にはよく理解されるように、熱記録装置ではほ
とんどの場合、記録パラメーターの最適化は記録スポッ
トの大きさを設定するにある。次いでパルス幅を調節し
て単一画素水平線、垂直線の暴露応答(exposure respo
nse)に合わせる(match)。図5に示す曲線は1インチ
あたり2400ドット(dpi)を表す。
【0054】曲線110からわかるように、スポットサ
イズが18μmの垂直線を従来技術を用いて作成しよう
とすると、記録ビームのエネルギーレベルは、図示の例
の場合、曲線110と図5のグラフの縦軸の交点で示さ
れるように、約75から80mj/cm2である。すな
わち、これが非記録ビームがない場合の記録ビーム出力
パワーの必要量になる。本発明によれば、媒体に印加さ
れる非記録ビームのエネルギーレベルが記録ビーム出力
パワーの約15%まで増大するため、単一画素垂直線を
得るのに必要な記録ビーム出力パワーは55乃至60m
j/cm2まで減少する。
【0055】非記録ビーム出力パワーが記録ビーム出力
パワーの15%以上に増大すると、対応する記録ビーム
出力パワーの減少量がへる。したがって、非記録ビーム
出力パワーが記録ビーム出力パワーの約20%であると
き、非記録ビームと記録ビームの出力パワーにほぼ最適
なバランスが得られる。20%という閾値は、図5に示
すように、曲線120で表す18μmの単一画素水平線
と曲線130、140で表す22μmの水平線および垂
直線を記録するのにも好都合である。
【0056】図5の曲線で示されるように、図1の変調
器215を作動させることで、あるいは図1のレーザー
源を上述のように二重モードで変調することにより、感
熱媒体上に画像を記録するのに必要な装置出力パワーの
総量を大幅に減らすことができる。たとえば、曲線11
0を例にとると、普通75から80MJ/cm2の記録
ビーム出力パワーを必要とする単一画素垂直線の作成
は、非記録ビーム出力パワーが20%であれば、55乃
至60mj/cm2の出力ですむ。その意味で、記録ビ
ーム出力パワーは55から60mj/cm2、非記録ビ
ーム出力パワーは11から12mj/cm2とする。線
幅合わせ(line width match)は、20%−30%の非
記録ビーム出力パワーレベルで大体のところはできる。
これ以上非記録ビーム出力パワーを増大させると、媒体
のうち暴露を受けていないところが目立ち始める(begi
n to mark)。感熱媒体によってはグラデーションが他
の媒体より低いものがあるため、正確な分岐点(cutoff
point)は、当然ながら、媒体とレーザービームの質に
依存する。非記録ビーム出力パワーの範囲である20%
−30%のうち、低い側に近い値に保てば、同じ暴露パ
ワーでも、水平線と垂直線の幅を完全に合わせるのに十
分な余地が得られる。
【0057】本発明を、感熱媒体のうち記録が行われて
いない部分と、記録が行われている部分の特定部分につ
いて説明してきた。この点に関し、非記録用および記録
用放射ビームは画素単位で印加するのが望ましいことが
理解される。すなわち、隣接する画素はそれぞれ本発明
による非記録用放射と記録用放射の暴露を受ける。
【0058】上記に詳述したように、本発明を実施する
ことで熱画像作成装置の必要エネルギー総量を減らし、
感熱媒体上に高品質画像を形成することができる。本発
明はさらに、高品質画像を感熱媒体上に形成する低コス
トの熱画像作成装置の製造を容易にする。
【0059】ここまで本発明を1つ以上の好ましい実施
例について説明してきたが、本技術分野の熟練者には、
本発明がこれらに限定されないことが認識されよう。上
述の本発明のさまざまな特徴や側面は、それぞれ個別に
あるいは共に活用することができる。さらに本発明を特
定の環境や特定の目的での発明の実施という文脈にそっ
て記述してきたが、本技術分野の熟練者であれば、本発
明の有用性はこれらに限定されないこと、また本発明が
数多くの環境や実施例で有益に利用できることが理解さ
れる。したがって、特許請求の範囲は、本書に記載した
本発明の広さと精神を鑑みて解釈されなければならな
い。
【0060】本発明の特徴および態様を示せば以下のと
おりである。
【0061】1.感熱媒体255上に画像を記録する方
法であって、媒体の第1の部分に、単一の放射発信器2
05からの放射を印加し媒体を第1の温度まで加熱し、
媒体の第1の部分とは異なる第2の部分に、単一の放射
発信器からの放射を印加して媒体を第2の温度まで加熱
して画像を記録することを含み、第1の温度は、媒体が
画像を記録する閾値温度より低く、第2の温度は前記閾
値温度に等しいかこれを超える、上記方法。
【0062】2.媒体に単一放射発信器からの放射を連
続的に印加する、上記1に記載の方法。
【0063】3.媒体の第1の部分に放射を印加して媒
体を第1の温度まで加熱し、媒体の第2の部分に放射を
印加して媒体を第2の温度まで加熱することで画像を記
録する、上記1に記載の方法。
【0064】4.媒体の第1の部分が媒体の第2の部分
に近接して配設される、上記3に記載の方法。
【0065】5.媒体の第1の部分と媒体の第2の部分
が隣接する、上記3に記載の方法。
【0066】6.媒体の第2の部分が記録され、媒体の
第1の部分が記録されない、上記3に記載の方法。
【0067】7.媒体を第1の温度まで加熱するための
放射が第1の出力パワーで行われ、媒体を第2の温度ま
で加熱して媒体に記録するための放射が第1の出力パワ
ーとは異なる2の出力パワーで行われる、上記1に記載
の方法。
【0068】8.放射を変調させるための変調器をさら
に具備し、第1の出力パワーをもつ放射を媒体上に出力
して、媒体を第1の温度まで加熱するように変調器をコ
ントロールし、第2の出力パワーをもつ放射を出力し
て、媒体を第2の温度まで加熱するように変調器をコン
トロールする、ステップをさらに含む、上記1に記載の
方法。
【0069】9.感熱媒体255上に画像を記録するた
めの画像生成装置であって、放射を生成して発信するよ
う構成された単一の放射源205と、発信された放射を
変調して第1の出力パワーをもつ出力放射を形成する第
1のモードと、発信された放射を変調して第2の出力パ
ワーをもつ出力放射ビームを形成する第2のモードで作
動可能な変調器215と、第1のモードで作動して、媒
体が画像を記録する閾値温度より低い第1の温度まで媒
体を加熱し、第2のモードで作動して閾値温度と少なく
とも等しい第2の温度まで加熱することで、媒体上に画
像を記録するように変調器をコントロールするコントロ
ーラー、からなる記録装置。
【0070】10.第1の出力パワーが第2のパワーと
は異なる、上記9に記載の装置。
【0071】11.単一放射源がさらに、媒体上に連続
的に放射を発信するように構成され、コントローラーは
さらに変調器を第1の作動モードと第2の作動モードに
切り替えるようにコントロールすることで、連続発信さ
れる放射が第1の出力パワーと第2の出力パワーの間で
切り替わるよう構成される、上記9に記載の方法。
【0072】12.第1作動モードでは、第1のパワー
の出力放射ビームが媒体の第1の部分に衝突し、第2の
作動モードでは、第2のパワーの出力放射ビームが媒体
の第2の部分に衝突して画像を記録する、上記9に記載
の装置。
【0073】13.媒体の第1の部分と第2の部分が互
いに重なり合わない、上記12に記載の装置。
【0074】14.媒体上の出力放射ビームを走査する
ように構成された光学走査装置240をさらに具備し、
コントローラーは、変調器をコントロールして、変調器
が第1のモードで作動しているとき、出力放射ビームが
媒体のうち記録されない第1の部分で、光学走査装置に
よって走査され、変調器が第2のモードで作動している
とき、出力放射ビームが媒体のうち記録される第2の部
分上で、光学走査装置によって走査される、上記9に記
載の装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像作成装置。
【図2】本発明の直接変調可能な放射源をもつマルチビ
ーム画像作成装置。
【図3】図1に示すコントロール装置のブロック概略
図。
【図4】本発明の、ポジ画像を作成した媒体の非記録部
分と記録部分(A)、及び本発明の、ネジ画像を作成し
た媒体の非記録部分と記録部分(B)を表す。
【図5】異なる非記録ビーム出力パワーレベルで必要な
記録ビームを表にしめす。
【符号の説明】
205 放射発振器 210 集光レンズ 215 変調器 255 熱媒体 310 コントローラー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱媒体上に画像を記録する方法であっ
    て、 媒体の第1の部分に、単一の放射発信器からの放射を印
    加して媒体を第1の温度まで加熱し、 媒体の第1の部分とは異なる第2の部分に、単一の放射
    発信器からの放射を印加して媒体を第2の温度まで加熱
    して画像を記録することを含み、 第1の温度は、媒体が画像を記録する閾値温度より低
    く、第2の温度は前記閾値温度に等しいかこれを超える
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 感熱媒体上に画像を記録するための画像
    生成装置であって、 放射を生成して発信するよう構成された単一の放射源
    と、 発信された放射を変調して第1の出力パワーをもつ出力
    放射を形成する第1のモードと、発信された放射を変調
    して第2の出力パワーをもつ出力放射ビームを形成する
    第2のモードで作動可能な変調器と、 第1のモードで作動して媒体が画像を記録する閾値温度
    より低い第1の温度まで媒体を加熱し、第2のモードで
    作動して閾値温度と少なくとも等しい第2の温度まで加
    熱することで媒体上に画像を記録するように変調器をコ
    ントロールするコントローラー、からなる記録装置。
JP7373199A 1998-03-18 1999-03-18 画像を記録する方法及び記録装置 Pending JPH11314385A (ja)

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US09/040,623 US6057548A (en) 1998-03-18 1998-03-18 Increased quality thermal image recording technique
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