JPH11313836A - 医療用レーザ装置 - Google Patents

医療用レーザ装置

Info

Publication number
JPH11313836A
JPH11313836A JP10122485A JP12248598A JPH11313836A JP H11313836 A JPH11313836 A JP H11313836A JP 10122485 A JP10122485 A JP 10122485A JP 12248598 A JP12248598 A JP 12248598A JP H11313836 A JPH11313836 A JP H11313836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
tip
laser
laser device
medical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10122485A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Sadohara
俊幸 佐土原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osada Research Institute Ltd
Original Assignee
Osada Research Institute Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osada Research Institute Ltd filed Critical Osada Research Institute Ltd
Priority to JP10122485A priority Critical patent/JPH11313836A/ja
Publication of JPH11313836A publication Critical patent/JPH11313836A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Surgery Devices (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザメスチップに冷却水を注水した時の該
レーザチップの光ファイバを目視しやすくするととも
に、該光ファイバを機械的,化学的に補強する。 【解決手段】 レーザメスチップ10は、レーザハンド
ピースに着脱自在に接続され、光入力端15より該レー
ザメスチップ10に伝達され、該レーザメスチップ10
の先端ファイバ12より放射される。この先端ファイバ
12は保護筒11に対して同軸的に支持され、これらの
ギャップより、治療部に対して冷却水又は冷却エアーを
放出するようになっている。注水時、光ファイバ12が
目立たなくなってしまうので、目視用の印13が施され
ているが、光ファイバ12の材料が機械的,化学的に耐
久性が弱い場合、破損し、或いは、化学反応によって光
伝達効率が低下する。そのため、該印13を施した上
を、例えばテフロン等の熱収縮チューブ14で保護する
とともに、視認性を確保するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用レーザ装
置、より詳細には、医療用レーザ装置におけるレーザメ
スチップに関し、特に、該レーザメスチップの光ファイ
バに冷却水を注水した時又は冷却エアーを吹き付けた時
に、該光ファイバを目視しやすくするとともに、該レー
ザチップの光ファイバが機械的及び化学的に耐久性に弱
い場合に、該光ファイバを機械的(物理的)に補強する
とともに化学的にも劣化しないようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】医療用レーザ装置は、通常、レーザ発振
器と、該レーザ発振器が発するレーザ光を伝送する光フ
ァイバ(例えば、2〜11μmの赤外光を通す導光路)
と、該光ファイバの先端に着脱自在に設けられたレーザ
メスチップ(肉眼的には透明であり2〜11μmの赤外
光を通す先端光ファイバを有する)とを有し、硬組織の
窩洞形成等を行う時、或いは、軟組織の切開等を行う
時、これら硬組織や軟組織を冷却するために、また、レ
ーザメスチップの先端光ファイバを冷却するために注
水、又はエアーを吹き付ける。
【0003】その場合、先端光ファイバ(石英,サファ
イヤ等の光ファイバ)が注水路と同軸であるため、ま
た、先端光のファイバへ注水する(又はエアーを吹き付
ける)ため、光ファイバが見えなくなってしまうので、
光ファイバに印(先端光ファイバを確認しやすくするた
め)を付け、注水中でも光ファイバを確認しやすくする
ようにし、或いは、光ファイバに石英,サファイヤ等の
酸化物を用い、その一部分もしくは全体に金蒸着を施し
て、該レーザチップを見やすくしている。
【0004】図3は、本発明が適用される医療用レーザ
装置の一例を説明するための図で、図中、10はレーザ
メスチップ、20はハンドピース、30はキャップで、
ハンドピース20には光ファイバ21が接続されてお
り、該光ファイバ21の一端には、図示しないレーザ光
源に接続するための接続具22が接続されている。ま
た、接続具22又は該接続具22の近傍の光ファイバ2
1には、紐或いは針金31等を介してキャップ30が取
り付けられており、非使用時、該キャップ30により接
続具22の接続端子部23を覆い、これにより、接続具
22側における光ファイバ端を保護している。レーザメ
スチップ10はハンドピース20の光放出端24に着脱
自在に装着され、使用時、該レーザメスチップ10の光
入射端15がハンドピース20の光放出端24にワンタ
ッチで装着され、レーザメスチップ10の光ファイバ1
2よりレーザ光が照射され、所望の治療が行われる。
【0005】図4は、図3に示したレーザチップ10の
一例を説明するための要部斜視図(図4(A))及び要
部断面図(図4(B))で、図中、10は本発明が適用
される一例としてのレーザメスチップで、該レーザメス
チップ10は、ステンレスパイプ等の保護筒11と、該
保護筒11内に該保護筒11と同軸に配設された石英,
サファイヤ等の先端光ファイバ12から成り、該先端光
ファイバ12の他端は、前述のごとくしてハンドピース
に着脱自在に接続され、図示しないレーザ発振器に接続
され、該レーザ発振器によって発生されたレーザ光を、
該先端ファイバ12に導き、該先端ファイバ12の先端
面よりレーザ光を照射して、硬組織の形成等を行い、或
いは、軟組織の切開等を行う。その際、硬組織や軟組織
を冷却するために、保護筒11と先端光ファイバ12の
間の隙間Gを通して冷却水又は冷却エアーを放出する。
【0006】しかし、従来、図4に示したように、先端
光ファイバ12と注水路(G)が同軸であり、また、先
端光ファイバ12に水が吹き付けられるため、水によっ
て光ファイバ12が見えなくなってしまうことがある。
そのため、従来、図4に示すように、先端光ファイバ1
2に印13をつけ(例えば、金蒸着:金蒸着はクラッド
に代わるもので、この印(金蒸着膜)13は、図4
(A)に示すように、一部に設けてもよいが、図4
(B)に示すように、先端光ファイバ12の外周面全長
に亘って設けてもよく、この金蒸着膜13はレーザ光を
略完全に反射する)、レーザ導光路を見やすくしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この場合、金属(又は
金)蒸着した光ファイバ12の材料が機械的或いは化学
的に耐久性が弱い場合、保護筒11から突出した部が外
物に当って破損したり、或いは、化学反応により劣化し
たりし、レーザ光の放射効率が低下し、医療作業が十分
に行なえなくなってしまう等の問題があった。
【0008】本発明は、上述のごとき、金属(metal)
或いは金(gold)13が蒸着された先端光ファイバ12
が、機械的或いは化学的に弱い場合に、蒸着したものの
上からテフロン等へ熱収縮チューブ等を被せ、該先端フ
ァイバを機械的或いは化学的に保護し、しかも、先端光
ファイバを目視できるようにして、視認性を失わないよ
うにすることを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、レー
ザ発振器と、該レーザ発振器が発するレーザ光を伝送す
る光ファイバと、該光ファイバの先端に設けられた先端
ファイバ部と、該先端ファイバ部を同軸に保持する保護
筒とから成り、該先端ファイバの先端部よりレーザ光を
照射するとともに該ファイバと前記保護筒との間から冷
却水又は冷却エアーを放出する医療用レーザ装置におい
て、前記先端ファイバは、前記保護筒よりより突出した
部分を有するとともに該突出した部分の外周面に蒸着膜
を有し、該蒸着膜の上に保護層が被覆されていることを
特徴としたものである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記保護層が熱収縮チューブであることを特徴とし
たものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記熱収縮チューブが着色チューブであることを特
徴としたものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの発明において、前記蒸着層が金属蒸着膜であるこ
とを特徴としたものである。
【0013】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記金属蒸着膜が金蒸着膜であることを特徴とした
ものである。
【0014】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記熱収縮チューブが透明チューブであることを特
徴としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるレーザメス
チップの一例を説明するための要部斜視図で、図中、図
4に示したレーザメスチップと同様の作用をする部分に
は図4の場合と同一の参照番号が付してある。而して、
本発明においては、金属(又は金)蒸着13が施される
先端ファイバ12が物理的、或いは、化学的に耐久性が
弱い場合に、該金属(又は金)蒸着13を施した上を、
保護層、例えば、テフロン等の熱収縮チューブ14で保
護するようにしたもので、その場合に、蒸着金属13が
目視しにくい色である場合には、該保護層14を着色層
として視認性を確保し、蒸着金属13が金(gold)等の
目視しやすい色である場合は、透明の保護層(熱収縮チ
ューブ)を使用してもよいようにしたものである。
【0016】図2は、先端光ファイバ12の構成例を示
す図で、図2(A)は先端光ファイバ12が長尺の場
合、図2(B)は定(短)尺の場合の例を示す図で、前
述のようにして保護層(熱収縮チューブ)14で先端光
ファイバ12を保護する場合、該保護膜14の端部を光
ファイバ12の端部から所定長さa(例えば、a=5〜
20mm)離すようにする。これは、光ファイバの端
部、すなわち、光レーザ光の入射,出射端では熱を持
ち、この熱により、保護膜が焼損して、光伝達効率が低
下するので、これを防ぐためである。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、医療用レーザメスチップにおいて、先端光フ
ァイバの材質が機械的或いは化学的に耐久性に弱い場合
に、該光ファイバを保護層(例えばチューブ)によって
機械的に強化するとともに、外部の化学物質と接触しな
いようにしたので、該光ファイバが外力や化学反応によ
って破損,折損したり、化学反応を起こして特性が劣化
するようなことはなく、しかも、該保護層の色によって
光ファイバの位置を視覚的に確認でき、或いは、該保護
層が透明体の場合には、該保護層を通して金属(又は
金)蒸着膜を目視することがき、冷却水注水時、流水又
は付着水によって光ファイバが見えなくなるようなこと
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による医療用レーザメスチップの一実
施例を説明するための概略斜視図である。
【図2】 本発明の実施に使用される先端光ファイバの
保護層の例を説明するための図である。
【図3】 本発明が適用される医療用レーザプローブの
一例を示す全体概略構成図である。
【図4】 本発明が適用される従来の医療用レーザメス
チップの一例を説明するための要部概略斜視図である。
【符号の説明】
10…レーザメスチップ、11…保護筒、12…先端光
ファイバ、13…金属(又は金)蒸着膜、14…保護
層、15…光入力端、21…光ファイバ、22…接続
具、30…キャップ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器と、該レーザ発振器が発す
    るレーザ光を伝送する光ファイバと、該光ファイバの先
    端に着脱自在に接続されるレーザメスチップとを有し、
    該先端光ファイバを同軸に保持する保護筒とから成り、
    該レーザメスチップは前記光ファイバからのレーザ光が
    伝送される先端光ファイバと、該先端光ファイバの先端
    部よりレーザ光を照射するとともに該先端光ファイバと
    前記保護筒との間から冷却水又は冷却エアーを放出する
    医療用レーザ装置において、前記先端光ファイバは、前
    記保護筒よりより突出した部分を有するとともに該突出
    した部分の外周面に蒸着膜を有し、該蒸着膜の上に保護
    層が被覆されていることを特徴とする医療用レーザ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記保護層が熱収縮チューブであること
    を特徴とする請求項1に記載の医療用レーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記熱収縮チューブが着色チューブであ
    ることを特徴とする請求項2に記載の医療用レーザ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記蒸着層が金属蒸着膜であることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の医療用レー
    ザ装置。
  5. 【請求項5】 前記金属蒸着膜が金蒸着膜であることを
    特徴とする請求項4に記載の医療用レーザ装置。
  6. 【請求項6】 前記熱収縮チューブが透明チューブであ
    ることを特徴とする請求項5に記載の医療用レーザ装
    置。
JP10122485A 1998-05-01 1998-05-01 医療用レーザ装置 Pending JPH11313836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10122485A JPH11313836A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 医療用レーザ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10122485A JPH11313836A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 医療用レーザ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11313836A true JPH11313836A (ja) 1999-11-16

Family

ID=14837024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10122485A Pending JPH11313836A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 医療用レーザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11313836A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3535685B2 (ja) 医療用レーザプローブ
US6383179B1 (en) Diode laser scalpel
US3858577A (en) Fiber optic laser light delivery system
US5700260A (en) Endoscopic light delivery system
US7492987B2 (en) Fiber optic laser energy delivery devices
US5349590A (en) Medical laser apparatus for delivering high power infrared light
US20190083177A1 (en) Protective caps of tips for surgical laser fibers
US20140107630A1 (en) Side firing optical fiber device for consistent, rapid vaporization of tissue and extended longevity
JPH02185241A (ja) レーザ治療器貝
JPH0685782B2 (ja) 接触レーザー式外科用一体メス
JP6553021B2 (ja) 組織除去装置
US20170042618A1 (en) Disposable sleeve for protecting surgical laser delivery fiber assembly, and laser delivery fiber with metal tip
JPH0928715A (ja) レーザプローブおよびそれを用いたレーザ医療装置
JPH11313836A (ja) 医療用レーザ装置
JP2002336291A (ja) 電気ゾンデ
JP2001346891A (ja) 医療用レーザ装置
JP2000041997A (ja) 医療用レーザ装置
JPS6031742A (ja) レ−ザプロ−ブ
JPH07163578A (ja) レーザ光の照射装置
JPH0363377B2 (ja)
JP2885355B2 (ja) レーザメス装置及び接触型レーザプローブ
JPH07284500A (ja) レーザプローブ
JP2004195246A (ja) レーザプローブ
WO2008045397A2 (en) Waveguide handpiece
JPS6226090Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041026

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050308