JPH11313734A - マットレスの性能測定装置及び測定方法 - Google Patents
マットレスの性能測定装置及び測定方法Info
- Publication number
- JPH11313734A JPH11313734A JP10124616A JP12461698A JPH11313734A JP H11313734 A JPH11313734 A JP H11313734A JP 10124616 A JP10124616 A JP 10124616A JP 12461698 A JP12461698 A JP 12461698A JP H11313734 A JPH11313734 A JP H11313734A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mattress
- measuring
- weight
- scale
- outer shape
- Prior art date
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- Pending
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- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明はマットレスの外形状の変化やへた
り状態を正確に測定することができるようにしたマット
レスの性能測定装置を提供することにある。 【解決手段】 マットレス4の外形状とへたりとを測定
するマットレスの性能測定装置において、ほぼ水平な状
態で載置されたマットレスの上面を跨ぐ状態で設置され
るとともにこのマットレスの上面に対向する水平部7に
支持孔11,12が形成された門型の架台5と、上記支
持孔にスライド自在に挿入支持され下端を上記マットレ
スの上面に当てることでマットレスの外形の変形量を測
定するスケール15と、上記支持孔にスライド自在に挿
入支持されたスケール部22及びこのスケールの下端に
設けられ上記マットレスを加圧する重りが載置される受
け部23を有しこの受け部に載置される重りの重さに応
じた上記マットレスの変形量を上記スケール部で測定す
るへたり測定具21とを具備したことを特徴とする。
り状態を正確に測定することができるようにしたマット
レスの性能測定装置を提供することにある。 【解決手段】 マットレス4の外形状とへたりとを測定
するマットレスの性能測定装置において、ほぼ水平な状
態で載置されたマットレスの上面を跨ぐ状態で設置され
るとともにこのマットレスの上面に対向する水平部7に
支持孔11,12が形成された門型の架台5と、上記支
持孔にスライド自在に挿入支持され下端を上記マットレ
スの上面に当てることでマットレスの外形の変形量を測
定するスケール15と、上記支持孔にスライド自在に挿
入支持されたスケール部22及びこのスケールの下端に
設けられ上記マットレスを加圧する重りが載置される受
け部23を有しこの受け部に載置される重りの重さに応
じた上記マットレスの変形量を上記スケール部で測定す
るへたり測定具21とを具備したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は使用にともなうマ
ットレスの外形状の変形状態やへたりを測定するための
マットレスの性能測定装置及び性能測定方法に関する。
ットレスの外形状の変形状態やへたりを測定するための
マットレスの性能測定装置及び性能測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ベッドに用いるマットレスはコ
イルスプリングを行列状に連結して形成されたスプリン
グユニット及びこのスプリングユニットの上下面に積層
された発泡弾性材からなるクッション材及びこの積層体
を被覆した外装体とによって構成されている。
イルスプリングを行列状に連結して形成されたスプリン
グユニット及びこのスプリングユニットの上下面に積層
された発泡弾性材からなるクッション材及びこの積層体
を被覆した外装体とによって構成されている。
【0003】ところで、このような構成のマットレス
は、長期の使用によってスプリングユニットのスプリン
グやクション材が永久変形を生じたり、へたるというこ
とがある。そのため、マットレスの外形状が損なわれた
り、反撥弾性が低下するなどしてマットレスの性能が低
下することが避けられない。
は、長期の使用によってスプリングユニットのスプリン
グやクション材が永久変形を生じたり、へたるというこ
とがある。そのため、マットレスの外形状が損なわれた
り、反撥弾性が低下するなどしてマットレスの性能が低
下することが避けられない。
【0004】そのような状態のマットレスを使用してい
ると、寝姿勢に悪い影響を与え、寝心地が低下するとい
うことがある。したがって、マットレスの性能が低下し
てきたならば、新しいマットレスに交換することが必要
となる。
ると、寝姿勢に悪い影響を与え、寝心地が低下するとい
うことがある。したがって、マットレスの性能が低下し
てきたならば、新しいマットレスに交換することが必要
となる。
【0005】従来、マットレスの性能低下の判断は数値
的に行われておらず、利用者などが感覚的に判断してい
た。家庭において、毎日利用しているマットレスであれ
ば、その性能が低下しているか否かを利用者が比較的正
確に判断することが可能である。
的に行われておらず、利用者などが感覚的に判断してい
た。家庭において、毎日利用しているマットレスであれ
ば、その性能が低下しているか否かを利用者が比較的正
確に判断することが可能である。
【0006】しかしながら、ホテル等のようにたくさん
のベッドを備えているところでは、管理者が各部屋のベ
ッドを利用していないから、そのベッドのマットレスの
性能がどの程度低下しているのかの判断は経験と感によ
って行わなければならない。そのため、正確な判断が行
なえず、性能が低下したマットレスを継続して使用して
利用者に不快感を与えたり、まだ利用できるマットレス
を廃棄してしまう無駄が生じるなどのことがあった。
のベッドを備えているところでは、管理者が各部屋のベ
ッドを利用していないから、そのベッドのマットレスの
性能がどの程度低下しているのかの判断は経験と感によ
って行わなければならない。そのため、正確な判断が行
なえず、性能が低下したマットレスを継続して使用して
利用者に不快感を与えたり、まだ利用できるマットレス
を廃棄してしまう無駄が生じるなどのことがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来はマ
ットレスの外形状やへたりなどの性能がどの程度低下し
ているのかを判断する場合、数値的な判断が行われてお
らず、判断する人の経験と感に頼っていたので、その判
断にばらつきが生じるということがあった。
ットレスの外形状やへたりなどの性能がどの程度低下し
ているのかを判断する場合、数値的な判断が行われてお
らず、判断する人の経験と感に頼っていたので、その判
断にばらつきが生じるということがあった。
【0008】この発明はマットレスの変形状態やへたり
などの性能低下を測定して数値的に判断できるようにし
たマットレスの性能測定装置及び性能測定方法を提供す
ることにある。
などの性能低下を測定して数値的に判断できるようにし
たマットレスの性能測定装置及び性能測定方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、マッ
トレスの外形状とへたりとを測定するマットレスの性能
測定装置において、ほぼ水平な状態で載置されたマット
レスの上面を跨ぐ状態で設置されるとともにこのマット
レスの上面に対向する水平部に支持部が形成された門型
の架台と、上記支持部にスライド自在に挿入支持され下
端を上記マットレスの上面に当てることでマットレスの
外形の変形量を測定するスケールと、上記支持部にスラ
イド自在に挿入支持されたスケール部及びこのスケール
の下端に設けられ上記マットレスを加圧する重りが載置
される受け部を有しこの受け部に載置される重りの重さ
に応じた上記マットレスの変形量を上記スケール部で測
定するへたり測定具とを具備したことを特徴とする。
トレスの外形状とへたりとを測定するマットレスの性能
測定装置において、ほぼ水平な状態で載置されたマット
レスの上面を跨ぐ状態で設置されるとともにこのマット
レスの上面に対向する水平部に支持部が形成された門型
の架台と、上記支持部にスライド自在に挿入支持され下
端を上記マットレスの上面に当てることでマットレスの
外形の変形量を測定するスケールと、上記支持部にスラ
イド自在に挿入支持されたスケール部及びこのスケール
の下端に設けられ上記マットレスを加圧する重りが載置
される受け部を有しこの受け部に載置される重りの重さ
に応じた上記マットレスの変形量を上記スケール部で測
定するへたり測定具とを具備したことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、マットレスの外形状と
へたりとを測定するマットレスの性能測定方法におい
て、上記マットレスの上面に下端を当接させてほぼ垂直
に支持されるスケールの上下方向の変位量を読み取るこ
とで上記マットレスの外形の変形量を測定する外形測定
工程と、上記マットレスの上面に加重を加えるとともに
にその加重を変化させることで、加重に対する変形量を
測定して上記マットレスのへたり状態を判別するへたり
測定工程とを具備したことを特徴とする。請求項1と請
求項2の発明によれば、スケールによってマットレスの
外形状の変形量を数値で把握することができるから、変
形状態を確実に知ることができ、さらにマットレスに加
重を加え、その加重の変化と変形量との関係を測定する
ことで、へたり状態を確実に知ることができる。
へたりとを測定するマットレスの性能測定方法におい
て、上記マットレスの上面に下端を当接させてほぼ垂直
に支持されるスケールの上下方向の変位量を読み取るこ
とで上記マットレスの外形の変形量を測定する外形測定
工程と、上記マットレスの上面に加重を加えるとともに
にその加重を変化させることで、加重に対する変形量を
測定して上記マットレスのへたり状態を判別するへたり
測定工程とを具備したことを特徴とする。請求項1と請
求項2の発明によれば、スケールによってマットレスの
外形状の変形量を数値で把握することができるから、変
形状態を確実に知ることができ、さらにマットレスに加
重を加え、その加重の変化と変形量との関係を測定する
ことで、へたり状態を確実に知ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。図1(a)と図2(a)はベ
ッド1を示し、このベッド1は長手方向一端にヘッドボ
ード2が立設された基体3を備えており、この基体3上
に性能が測定されるマットレス4が載置されている。
図面を参照して説明する。図1(a)と図2(a)はベ
ッド1を示し、このベッド1は長手方向一端にヘッドボ
ード2が立設された基体3を備えており、この基体3上
に性能が測定されるマットレス4が載置されている。
【0012】上記マットレス4は、その外形の変形状態
と、マットレス4を構成するスプリングユニット4aの
上下面に積層されたクッション材4b(図3に示す)の
へたり状態との性能が測定される。
と、マットレス4を構成するスプリングユニット4aの
上下面に積層されたクッション材4b(図3に示す)の
へたり状態との性能が測定される。
【0013】上記マットレス4の性能を測定するには図
1と図2に示す性能測定装置10が用いられる。この性
能測定装置10は架台5を有する。この架台5は一対の
支持脚6と、この支持脚6の上端に両端部が着脱自在に
係合されてほぼ水平に架設された水平部7とによって門
型に形成されている。
1と図2に示す性能測定装置10が用いられる。この性
能測定装置10は架台5を有する。この架台5は一対の
支持脚6と、この支持脚6の上端に両端部が着脱自在に
係合されてほぼ水平に架設された水平部7とによって門
型に形成されている。
【0014】つまり、図1(b)に示すように、上記水
平部7は上記マットレス4の幅寸法よりも長尺なチャン
ネル材からなり、その両端部には係合溝8が形成されて
いる。上記支持脚6は角筒状の部材によって形成されて
いて、下端にはベースプレート9が取付けられ、上端部
には上記水平部7の両端部が入り込む切り欠き部9が一
側壁を切り欠いて形成されている。そして、水平部7
は、両端部の係合溝8を上記切り欠き部9が切り欠かれ
た側壁の上端に係合させることで、着脱自在に架設され
ている。
平部7は上記マットレス4の幅寸法よりも長尺なチャン
ネル材からなり、その両端部には係合溝8が形成されて
いる。上記支持脚6は角筒状の部材によって形成されて
いて、下端にはベースプレート9が取付けられ、上端部
には上記水平部7の両端部が入り込む切り欠き部9が一
側壁を切り欠いて形成されている。そして、水平部7
は、両端部の係合溝8を上記切り欠き部9が切り欠かれ
た側壁の上端に係合させることで、着脱自在に架設され
ている。
【0015】上記一対の支持脚6は上記マットレス4の
幅方向両側に設置される。それによって、上記水平部7
は上記マットレス4の幅方向に沿ってほぼ水平、つまり
マットレス4の上面とほぼ平行に架設されている。そし
て、上記水平部7には支持部としての複数の第1の支持
孔11と第2の支持孔12とが所定間隔で交互に形成さ
れている。
幅方向両側に設置される。それによって、上記水平部7
は上記マットレス4の幅方向に沿ってほぼ水平、つまり
マットレス4の上面とほぼ平行に架設されている。そし
て、上記水平部7には支持部としての複数の第1の支持
孔11と第2の支持孔12とが所定間隔で交互に形成さ
れている。
【0016】上記マットレス4の外形の変形状態を測定
する場合には、上記架台5をマットレス4の長手方向の
所定の位置に設置したのち、水平部7に形成された第1
の支持孔11にスケール15を挿入し、その下端をマッ
トレス4の上面に当接させる。そして、図3(a)に示
すように上記スケール15の水平部7の上面における目
盛り15aを読み取ることで、その位置のマットレス4
の上面の高さを測定することができる。
する場合には、上記架台5をマットレス4の長手方向の
所定の位置に設置したのち、水平部7に形成された第1
の支持孔11にスケール15を挿入し、その下端をマッ
トレス4の上面に当接させる。そして、図3(a)に示
すように上記スケール15の水平部7の上面における目
盛り15aを読み取ることで、その位置のマットレス4
の上面の高さを測定することができる。
【0017】このようにして、マットレス4の長手方向
の所定の位置における幅方向の複数箇所の上面の高さを
測定したならば、マットレス4の長手方向の他の位置に
おける幅方向の高さを順次測定する。
の所定の位置における幅方向の複数箇所の上面の高さを
測定したならば、マットレス4の長手方向の他の位置に
おける幅方向の高さを順次測定する。
【0018】それによって、マットレス4の上面の高さ
の変化を知ることができるから、その変化からマットレ
ス4の上面の変形状態、つまりマットレス4を形成する
スプリングユニット4aやクッション材4bに永久変形
が生じているか否かを測定することができる。
の変化を知ることができるから、その変化からマットレ
ス4の上面の変形状態、つまりマットレス4を形成する
スプリングユニット4aやクッション材4bに永久変形
が生じているか否かを測定することができる。
【0019】一方、マットレス4のクッション材4b
は、長期間の使用によってへたりが生じる。その場合、
上記性能測定装置10に図2に示すへたり測定具21を
用いて測定する。このへたり測定具21は図2(a)〜
(c)、図3(b)に示すように上記水平部7の第2の
支持孔12に挿入されるスケール部22と、このスケー
ル部22の下端に着脱自在にねじ結合された円盤状の受
け部23およびこの受け部23に着脱自在に載置される
所定の重さの複数の重り24とから形成されている。重
り24には図3(b)に示すように一対の取手24aが
設けられているとともに、上記スケール部22の下端部
に係合する係合溝24bが形成されている。
は、長期間の使用によってへたりが生じる。その場合、
上記性能測定装置10に図2に示すへたり測定具21を
用いて測定する。このへたり測定具21は図2(a)〜
(c)、図3(b)に示すように上記水平部7の第2の
支持孔12に挿入されるスケール部22と、このスケー
ル部22の下端に着脱自在にねじ結合された円盤状の受
け部23およびこの受け部23に着脱自在に載置される
所定の重さの複数の重り24とから形成されている。重
り24には図3(b)に示すように一対の取手24aが
設けられているとともに、上記スケール部22の下端部
に係合する係合溝24bが形成されている。
【0020】上記へたり測定具21によってマットレス
4のへたりを測定する場合、架台5をマットレス4の長
手方向の所定の位置に設置し、その水平部7の第2の支
持孔12にスケール部22を挿入し、その下端に受け部
23を取付ける。そのときの上記スケール部22の目盛
りを読み取る。つぎに、上記受け部23に重り24を1
つずつ載置し、重り24の数とスケール部22の読み、
つまりマットレス4の変形量との関係を測定する。つい
で、上記受け部23に載置された重り24を1つずつ取
り除き、そのときの重り24の数とスケール部22の読
みとの関係を測定する。
4のへたりを測定する場合、架台5をマットレス4の長
手方向の所定の位置に設置し、その水平部7の第2の支
持孔12にスケール部22を挿入し、その下端に受け部
23を取付ける。そのときの上記スケール部22の目盛
りを読み取る。つぎに、上記受け部23に重り24を1
つずつ載置し、重り24の数とスケール部22の読み、
つまりマットレス4の変形量との関係を測定する。つい
で、上記受け部23に載置された重り24を1つずつ取
り除き、そのときの重り24の数とスケール部22の読
みとの関係を測定する。
【0021】図4(a)はクッション材が正常なときの
重り24の数とスケール部22との読み(変形量)との
関係を示すグラフで、図中曲線Aは重り24を増加させ
てゆくときの変形量で、曲線Bは減少させてゆくときの
変形量を示す。
重り24の数とスケール部22との読み(変形量)との
関係を示すグラフで、図中曲線Aは重り24を増加させ
てゆくときの変形量で、曲線Bは減少させてゆくときの
変形量を示す。
【0022】つまり、マットレス4のクッション材4b
が正常であれば、加重の増加とともに変形量も増加し、
さらに加重の減少とともに変形状態も復元するものの、
クッション材は加えられた重り24が除去されても、変
形状態が元の状態に復元するまでに時間が掛かるから、
曲線Aと曲線Bとは一致せず、ヒステリシスが生じるこ
とになる。したがって、曲線Aと曲線Bとにヒステリシ
スが生じる場合には、そのマットレス4のクッション材
4bがへたっていないと判断することができる。
が正常であれば、加重の増加とともに変形量も増加し、
さらに加重の減少とともに変形状態も復元するものの、
クッション材は加えられた重り24が除去されても、変
形状態が元の状態に復元するまでに時間が掛かるから、
曲線Aと曲線Bとは一致せず、ヒステリシスが生じるこ
とになる。したがって、曲線Aと曲線Bとにヒステリシ
スが生じる場合には、そのマットレス4のクッション材
4bがへたっていないと判断することができる。
【0023】上記クッション材4bがへたっている場合
には、重り24を加える時に、そのクッション材4bが
圧縮変形することがないから、図4(b)に示すように
重り24を加えるときと、重り24を除去するときとで
ほぼ同じ曲線Xとなり、クッション材4bがへたってい
ないときのように加重を加えるときと、除去するときと
でヒステリシスが生じることがほとんどない。
には、重り24を加える時に、そのクッション材4bが
圧縮変形することがないから、図4(b)に示すように
重り24を加えるときと、重り24を除去するときとで
ほぼ同じ曲線Xとなり、クッション材4bがへたってい
ないときのように加重を加えるときと、除去するときと
でヒステリシスが生じることがほとんどない。
【0024】以上のことから、受け部23に重り24の
数を順次増やしてゆくときのマットレス4の変形量の変
化と、受け部23から重り24の数を順次減らしてゆく
ときのマットレス4の変形量の変化とを測定し、これら
両者の測定値に所定以上の差が生じるか否かによってマ
ットレス4のクッション材4bがへたっているかどうか
を判別することができる。
数を順次増やしてゆくときのマットレス4の変形量の変
化と、受け部23から重り24の数を順次減らしてゆく
ときのマットレス4の変形量の変化とを測定し、これら
両者の測定値に所定以上の差が生じるか否かによってマ
ットレス4のクッション材4bがへたっているかどうか
を判別することができる。
【0025】すなわち、マットレス4の変形とへたりと
の状態を測定に基づく数値によって知ることができるか
ら、マットレス4の損傷状態をその数値から正確に判断
することができる。
の状態を測定に基づく数値によって知ることができるか
ら、マットレス4の損傷状態をその数値から正確に判断
することができる。
【0026】また、クッション材4a(マットレス4)
のへたりを測定する方法としては、クッション材4aに
加重を順次加えたのち、除去するときにヒステリシスが
生じるか否かを測定するだけでなく、新しいマットレス
4、つまりクッション材4aがへたっていないマットレ
ス4の加重と変形量との関係を予め求めて基本データと
し、その基本データをへたり状態を判別するマットレス
4の測定値と比較することで、クッション材4aがへた
っているか否かを判別するようにしてもよい。
のへたりを測定する方法としては、クッション材4aに
加重を順次加えたのち、除去するときにヒステリシスが
生じるか否かを測定するだけでなく、新しいマットレス
4、つまりクッション材4aがへたっていないマットレ
ス4の加重と変形量との関係を予め求めて基本データと
し、その基本データをへたり状態を判別するマットレス
4の測定値と比較することで、クッション材4aがへた
っているか否かを判別するようにしてもよい。
【0027】つまり、へたっていないクッション材4a
は加重に対する変形量が大きいから、測定値が基本デー
タに対して大きく異なることなく、所定の範囲内の値を
示せば、そのクッション材4aはへたっていないと判断
することが可能となる。
は加重に対する変形量が大きいから、測定値が基本デー
タに対して大きく異なることなく、所定の範囲内の値を
示せば、そのクッション材4aはへたっていないと判断
することが可能となる。
【0028】
【発明の効果】請求項1と請求項2の発明によれば、ス
ケールによってマットレスの外形状の変形量を数値で把
握することができるから、変形状態を確実に知ることが
でき、さらにマットレスに加重を加え、その加重の変化
と変形量との関係を測定することで、へたり状態を確実
に知ることができる。
ケールによってマットレスの外形状の変形量を数値で把
握することができるから、変形状態を確実に知ることが
でき、さらにマットレスに加重を加え、その加重の変化
と変形量との関係を測定することで、へたり状態を確実
に知ることができる。
【0029】したがって、マットレスを継続して使用で
きるか否かを所定の基準で正確に判別することができる
から、性能低下したマットレスをさらに使用したり、使
用できるマットレスを処分してしまうなどのことを防止
することができる。
きるか否かを所定の基準で正確に判別することができる
から、性能低下したマットレスをさらに使用したり、使
用できるマットレスを処分してしまうなどのことを防止
することができる。
【図1】(a)はこの発明の第1の実施の形態を示すマ
ットレスの形状変化を測定する場合のベッドの斜視図、
(b)は同じく架台の分解斜視図。
ットレスの形状変化を測定する場合のベッドの斜視図、
(b)は同じく架台の分解斜視図。
【図2】(a)は同じくマットレスのへたりを測定する
場合のベッドの斜視図、(b)は同じく正面図、(c)
は同じく測定具の分解図。
場合のベッドの斜視図、(b)は同じく正面図、(c)
は同じく測定具の分解図。
【図3】(a)はマットレスの外形の変形量の測定状態
の拡大図、(b)は同じくへたりの測定状態の拡大図。
の拡大図、(b)は同じくへたりの測定状態の拡大図。
【図4】(a)はへたりのないマットレスの測定状態の
グラフ、(b)はへたりが生じたマットレスの測定状態
のグラフ。
グラフ、(b)はへたりが生じたマットレスの測定状態
のグラフ。
4…マットレス 5…架台 7…水平部 11,12…支持孔(支持部) 15…スケール 21…へたり測定具 22…スケール部 23…受け部 24…重り
Claims (2)
- 【請求項1】 マットレスの外形状とへたりとを測定す
るマットレスの性能測定装置において、 ほぼ水平な状態で載置されたマットレスの上面を跨ぐ状
態で設置されるとともにこのマットレスの上面に対向す
る水平部に支持部が形成された門型の架台と、 上記支持部にスライド自在に挿入支持され下端を上記マ
ットレスの上面に当てることでマットレスの外形の変形
量を測定するスケールと、 上記支持部にスライド自在に挿入支持されたスケール部
及びこのスケールの下端に設けられ上記マットレスを加
圧する重りが載置される受け部を有しこの受け部に載置
される重りの重さに応じた上記マットレスの変形量を上
記スケール部で測定するへたり測定具とを具備したこと
を特徴とするマットレスの性能測定装置。 - 【請求項2】 マットレスの外形状とへたりとを測定す
るマットレスの性能測定方法において、 上記マットレスの上面に下端を当接させてほぼ垂直に支
持されるスケールの上下方向の変位量を読み取ることで
上記マットレスの外形の変形量を測定する外形測定工程
と、 上記マットレスの上面に加重を加えるとともににその加
重を変化させることで、加重に対する変形量を測定して
上記マットレスのへたり状態を判別するへたり測定工程
とを具備したことを特徴とするマットレスの性能測定方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10124616A JPH11313734A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | マットレスの性能測定装置及び測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10124616A JPH11313734A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | マットレスの性能測定装置及び測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11313734A true JPH11313734A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14889840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10124616A Pending JPH11313734A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | マットレスの性能測定装置及び測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11313734A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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