JPH11313604A - 食肉吊持用フック - Google Patents
食肉吊持用フックInfo
- Publication number
- JPH11313604A JPH11313604A JP12440698A JP12440698A JPH11313604A JP H11313604 A JPH11313604 A JP H11313604A JP 12440698 A JP12440698 A JP 12440698A JP 12440698 A JP12440698 A JP 12440698A JP H11313604 A JPH11313604 A JP H11313604A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- meat
- food meat
- titanium
- vanadium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A22—BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
- A22C—PROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
- A22C15/00—Apparatus for hanging-up meat or sausages
- A22C15/003—Hooks or the like specially adapted for meat or hams or part of carcasses
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面での大腸菌の繁殖および成育を防止す
る。引掛けられた食肉の変色を防止する。 【解決手段】 食肉貯蔵倉庫の食肉搬送装置において、
食肉を引掛け状態で吊持するフック６である。このフッ
ク６を、アルミニウム６ｗｔ％、バナジウム４ｗｔ％を
含み、残部チタンおよび不可避不純物からなるチタン合
金で形成する。
る。引掛けられた食肉の変色を防止する。 【解決手段】 食肉貯蔵倉庫の食肉搬送装置において、
食肉を引掛け状態で吊持するフック６である。このフッ
ク６を、アルミニウム６ｗｔ％、バナジウム４ｗｔ％を
含み、残部チタンおよび不可避不純物からなるチタン合
金で形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は食肉吊持用フック
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】たとえば、食肉貯蔵倉庫の食肉搬送装置
としては、図１に示すように、食肉貯蔵倉庫の天井(1)
に固定された梁(2) と、梁(2) にその長さ方向に間隔を
おいて固定された複数のハンガ(3) と、ハンガ(3) に吊
り下げ状態で保持された左右１対のレール(4) と、食肉
(5) を引掛け状態で吊持しかつ両レール(4) に沿って走
行する複数のフック(6) とを備えたものが知られてい
る。
としては、図１に示すように、食肉貯蔵倉庫の天井(1)
に固定された梁(2) と、梁(2) にその長さ方向に間隔を
おいて固定された複数のハンガ(3) と、ハンガ(3) に吊
り下げ状態で保持された左右１対のレール(4) と、食肉
(5) を引掛け状態で吊持しかつ両レール(4) に沿って走
行する複数のフック(6) とを備えたものが知られてい
る。
【０００３】従来、上記食肉吊持用フック(6) として
は、鋳鉄製のものが用いられていた。
は、鋳鉄製のものが用いられていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】近年、Ｏ１５７等の病
原大腸菌による食中毒が流行しており、食料品全般の安
全性を高めることの必要性が叫ばれているが、これを防
止する一手段として、食料品に直接触れる物品に抗菌性
を付与し、この物品の表面での大腸菌の繁殖および成育
を防止することが考えられている。
原大腸菌による食中毒が流行しており、食料品全般の安
全性を高めることの必要性が叫ばれているが、これを防
止する一手段として、食料品に直接触れる物品に抗菌性
を付与し、この物品の表面での大腸菌の繁殖および成育
を防止することが考えられている。
【０００５】ところで、従来の鋳鉄製食肉吊持用フック
(6) は、抗菌性を持たないので、その表面での大腸菌の
繁殖および成育を防止することができないという問題が
あった。また、従来の鋳鉄製食肉吊持用フック(6) によ
り引掛けられた食肉(5) では、フック(6) に発生する錆
や汚染のために、フック(6) に直接接触していた部分お
よびその近傍において変色し易く、衛生上変色した部分
を除去、廃棄する必要があるため、歩留まりが低下する
という問題があった。しかも、これらの問題を解決する
ためには常時フック(6) を洗浄する必要があり、その作
業が面倒であった。
(6) は、抗菌性を持たないので、その表面での大腸菌の
繁殖および成育を防止することができないという問題が
あった。また、従来の鋳鉄製食肉吊持用フック(6) によ
り引掛けられた食肉(5) では、フック(6) に発生する錆
や汚染のために、フック(6) に直接接触していた部分お
よびその近傍において変色し易く、衛生上変色した部分
を除去、廃棄する必要があるため、歩留まりが低下する
という問題があった。しかも、これらの問題を解決する
ためには常時フック(6) を洗浄する必要があり、その作
業が面倒であった。
【０００６】この発明の目的は、上記問題を解決し、表
面での大腸菌の繁殖および成育を防止することができ、
しかも引掛けられた食肉の変色を防止しうる食肉吊持用
フックを提供することにある。
面での大腸菌の繁殖および成育を防止することができ、
しかも引掛けられた食肉の変色を防止しうる食肉吊持用
フックを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段と発明の効果】この発明に
よる食肉吊持用フックは、純チタン、またはアルミニウ
ム５〜７ｗｔ％、バナジウム３〜５ｗｔ％を含み残部チ
タンおよび不可避不純物からなるチタン合金で形成され
ているものである。
よる食肉吊持用フックは、純チタン、またはアルミニウ
ム５〜７ｗｔ％、バナジウム３〜５ｗｔ％を含み残部チ
タンおよび不可避不純物からなるチタン合金で形成され
ているものである。
【０００８】上記において、この発明によるフックを形
成する純チタンとしては、たとえば工業用純チタンが用
いられる。
成する純チタンとしては、たとえば工業用純チタンが用
いられる。
【０００９】この発明によるフックを形成するチタン合
金において、アルミニウムおよびバナジウムの含有量を
それぞれ５〜７ｗｔ％および３〜５ｗｔ％に限定した理
由は、この範囲であれば、フックの強度を増大させるこ
とができるからである。なお、チタン合金としては、ア
ルミニウム６ｗｔ％、バナジウム４ｗｔ％を含み、残部
チタンおよび不可避不純物からなるものを用いることが
好ましい。
金において、アルミニウムおよびバナジウムの含有量を
それぞれ５〜７ｗｔ％および３〜５ｗｔ％に限定した理
由は、この範囲であれば、フックの強度を増大させるこ
とができるからである。なお、チタン合金としては、ア
ルミニウム６ｗｔ％、バナジウム４ｗｔ％を含み、残部
チタンおよび不可避不純物からなるものを用いることが
好ましい。
【００１０】この発明の食肉吊持用フックによれば、純
チタン、またはアルミニウム５〜７ｗｔ％、バナジウム
３〜５ｗｔ％を含み残部チタンおよび不可避不純物から
なるチタン合金で形成されているので、表面での大腸菌
の繁殖および成育を防止することができる。さらに、こ
の発明によるフックは腐食しにくく、かつ抗菌性に優れ
ているので、このフックに引掛けられた食肉におけるフ
ックに直接接触した部分およびその近傍の変色を防止す
ることができる。したがって、食肉の除去、廃棄が一切
不要で、歩留まりが向上する。しかも、フックを常時洗
浄する必要がなくなる。
チタン、またはアルミニウム５〜７ｗｔ％、バナジウム
３〜５ｗｔ％を含み残部チタンおよび不可避不純物から
なるチタン合金で形成されているので、表面での大腸菌
の繁殖および成育を防止することができる。さらに、こ
の発明によるフックは腐食しにくく、かつ抗菌性に優れ
ているので、このフックに引掛けられた食肉におけるフ
ックに直接接触した部分およびその近傍の変色を防止す
ることができる。したがって、食肉の除去、廃棄が一切
不要で、歩留まりが向上する。しかも、フックを常時洗
浄する必要がなくなる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を比較例
とともに説明する。
とともに説明する。
【００１２】実施例１〜６ 工業用純チタン（実施例１）、アルミニウム５ｗｔ％、
バナジウム３ｗｔ％を含み残部チタンおよび不可避不純
物からなるチタン合金（実施例２）、アルミニウム５ｗ
ｔ％、バナジウム７ｗｔ％を含み残部チタンおよび不可
避不純物からなるチタン合金（実施例３）、アルミニウ
ム６ｗｔ％、バナジウム４ｗｔ％を含み残部チタンおよ
び不可避不純物からなるチタン合金（実施例４）、アル
ミニウム７ｗｔ％、バナジウム３ｗｔ％を含み残部チタ
ンおよび不可避不純物からなるチタン合金（実施例
５）、ならびにアルミニウム７ｗｔ％、バナジウム５ｗ
ｔ％を含み残部チタンおよび不可避不純物からなるチタ
ン合金（実施例６）からそれぞれ試験片を製作し、引張
強度を測定するとともに、大腸菌の成育状況を観察する
ことにより抗菌性を調べた。
バナジウム３ｗｔ％を含み残部チタンおよび不可避不純
物からなるチタン合金（実施例２）、アルミニウム５ｗ
ｔ％、バナジウム７ｗｔ％を含み残部チタンおよび不可
避不純物からなるチタン合金（実施例３）、アルミニウ
ム６ｗｔ％、バナジウム４ｗｔ％を含み残部チタンおよ
び不可避不純物からなるチタン合金（実施例４）、アル
ミニウム７ｗｔ％、バナジウム３ｗｔ％を含み残部チタ
ンおよび不可避不純物からなるチタン合金（実施例
５）、ならびにアルミニウム７ｗｔ％、バナジウム５ｗ
ｔ％を含み残部チタンおよび不可避不純物からなるチタ
ン合金（実施例６）からそれぞれ試験片を製作し、引張
強度を測定するとともに、大腸菌の成育状況を観察する
ことにより抗菌性を調べた。
【００１３】比較例１〜３ 鋳鉄（比較例１）、市販のエンジニアリングプラスチッ
ク（比較例２）、およびＳＵＳ３０４からそれぞれ試験
片を製作し、引張強度を測定するとともに、大腸菌の成
育状況を観察することにより抗菌性を調べた。
ク（比較例２）、およびＳＵＳ３０４からそれぞれ試験
片を製作し、引張強度を測定するとともに、大腸菌の成
育状況を観察することにより抗菌性を調べた。
【００１４】実施例１〜６および比較例１〜３の結果を
表１に示す。なお、表１において、引張強度の欄の○印
は８００Ｎ／ｍｍ2 を越えていることを表し、△印は３
００〜８００Ｎ／ｍｍ2 であることを表し、×印は３０
０Ｎ／ｍｍ2 未満であることを表す。また、抗菌性の欄
の○印は大腸菌が成育しないものを表し、×印は大腸菌
が成育したものを表す。
表１に示す。なお、表１において、引張強度の欄の○印
は８００Ｎ／ｍｍ2 を越えていることを表し、△印は３
００〜８００Ｎ／ｍｍ2 であることを表し、×印は３０
０Ｎ／ｍｍ2 未満であることを表す。また、抗菌性の欄
の○印は大腸菌が成育しないものを表し、×印は大腸菌
が成育したものを表す。
【００１５】
【表１】
【図１】食肉貯蔵倉庫の食肉搬送装置の一部分を示す斜
視図である。
視図である。
(6)：フック
Claims (1)
- 【請求項１】 純チタン、またはアルミニウム５〜７ｗ
ｔ％、バナジウム３〜５ｗｔ％を含み残部チタンおよび
不可避不純物からなるチタン合金で形成されている食肉
吊持用フック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12440698A JPH11313604A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 食肉吊持用フック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12440698A JPH11313604A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 食肉吊持用フック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11313604A true JPH11313604A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14884680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12440698A Withdrawn JPH11313604A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 食肉吊持用フック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11313604A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104648930A (zh) * | 2014-10-27 | 2015-05-27 | 苏州市吴中区光福金凤五金厂 | 一种称重滑轮输送组件 |
| CN109329358A (zh) * | 2018-09-21 | 2019-02-15 | 贵州大学 | 一种冷冻室挂肉智能控制装置 |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP12440698A patent/JPH11313604A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104648930A (zh) * | 2014-10-27 | 2015-05-27 | 苏州市吴中区光福金凤五金厂 | 一种称重滑轮输送组件 |
| CN109329358A (zh) * | 2018-09-21 | 2019-02-15 | 贵州大学 | 一种冷冻室挂肉智能控制装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050802 |