JPH11312433A - キ―スイッチ - Google Patents

キ―スイッチ

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JPH11312433A
JPH11312433A JP11084627A JP8462799A JPH11312433A JP H11312433 A JPH11312433 A JP H11312433A JP 11084627 A JP11084627 A JP 11084627A JP 8462799 A JP8462799 A JP 8462799A JP H11312433 A JPH11312433 A JP H11312433A
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Isao Mochizuki
勲 望月
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/12Push-buttons
    • H01H3/122Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor
    • H01H3/125Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor using a scissor mechanism as stabiliser

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キーボードの小型化、薄型化に対応しつつキ
ーストロークを大きくすることができ、更に簡単な構成
によりキー入力の操作性が良好であるとともに確実なキ
ー入力を可能とする低コストのキースイッチを提供す
る。 【解決手段】 キートップ2を昇降案内するための2つ
の第1及び第2リンク4、5を側面視X字状に交叉配置
するとともに、2つの第1及び第2リンク4、5をその
中途交叉部で回動自在に連結し、第1リンク4と一体に
形成された第2スプリング部材7の先端部7aが、第1
リンク4と第2リンク5の交叉部(支持孔21a、21
bと支持軸25a、25bから構成される)からずれた
位置に配置されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサ、パ
ーソナルコンピュータ等の入力装置であるキーボード等
に使用されるキースイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のキーボードに使用される
キースイッチとして、特開昭60−60217号公報や
特開昭60−89011号公報等に開示されているもの
がある。これらのキースイッチは、キートップの下面に
下向きに突設したステムをホルダ部材に形成されたキー
ホルダ部に挿通させて上下動可能に案内支持すると共
に、ステムの下方に、下面に接点部を備えたラバースプ
リングが配置されている。そして、このラバースプリン
グの下端に、フレキシブルシートに電気接点を形成した
メンブレンスイッチなどのスイッチング部が配設されて
いる。
【0003】そして、特開昭60−60217号公報に
記載のキースイッチにおいては、接点部と比較して平面
形状の大きいスペースキー等のキートップの一端部を押
下したとき、このキートップが傾くことなく平行に上下
動せしめるため、側面視X字形状に配置した一対のリン
ク部材を、キートップ下面とホルダ部材との間に配置す
ることを提案している。この一対のリンク部材は、その
略中央部同士が回動自在に連結されているものである。
【0004】ところで、近年、キーボードの薄型化に伴
い、キートップが偏平化する一方で、キー入力の操作性
を向上させると共にキー入力の確実性を確保するため
に、大きなキーストロークが要求されるようになってき
ている。
【0005】しかし、上述した従来のキースイッチにお
いては、キートップ下面に下向き突設するステムと、キ
ーホルダ部との摺動案内にて、キートップの上下動を案
内支持している。このため、キーボードの薄型化を実現
しようとすると、ステムがホルダ部に対して摺動案内支
持される上下寸法をいきおい減少させなければならな
い。そうすると、キーの押下時にステムとホルダ部との
間にこじれ現象が発生し、円滑且つ軽快なキーの操作性
能が得られないという問題が生ずる。これを防止するた
めに、上述した摺動案内の寸法を大きく設定すると、キ
ーストロークが短くなるという問題が生ずる。従って、
キーボードの薄型化と、大きなキーストロークの確保と
いう、2つの相反する問題の同時解決は非常に困難であ
った。
【0006】これらの問題点を解決するため、本出願人
は先に特願平3−330160号願書に添付した明細書
及び図面において、次のようなキースイッチを提案し
た。まず、キートップの上下動案内手段を、側面視X字
形状に交叉配置した第1リンクと第2リンクとにより構
成し、この両リンクをその中途交叉部で回動自在に連結
させる。更に第1リンク及び第2リンクの自由端のうち
一方がキートップの下面とホルダ部材とに略水平方向に
摺動可能に係止される一方、第1リンク及び第2リンク
の自由端のうち他方がキートップの下面とホルダ部材と
に回動可能に係止される。また、両リンクの交叉部の下
方には、キャップ状の弾性変形可能なラバースプリング
が配置される。キートップによる押下入力操作にて案内
手段の交叉部がラバースプリングを弾性変形させ、これ
によりスイッチング部をスイッチ動作させるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成したキースイッチにおいては、第1リンクの下
端の自由端が回転可能にのみ軸支されているホルダ部材
の箇所を中心にして、第1リンクと第2リンクとの交叉
部が上下回動する軌跡を描くことになる。しかるに、従
来のラバースプリングの形状は、キートップ下面のステ
ムにより一直線状に押下されることを前提として成形さ
れていた。つまり、キャップ状のラバースプリングの頭
部上面は水平状で成形してあった。
【0008】従って、このようなラバースプリングの頭
部上面を前述の第1リンクと第2リンクとの交叉部で斜
め下向きに押圧すると、ラバースプリングのドーム部の
弾性変形の度合い(ドーム部の座屈変形の度合い)が、
第1リンクの回動支点に近い側と遠い側とで大きく食い
違い、キーによってキー押下特性にバラつきが生じる。
このため、ラバースプリングの下方のスイッチング部に
対するスイッチング動作にもバラつきが生じるという問
題点が新たに生じた。
【0009】また、スイッチング部を覆うラバースプリ
ングも公差により位置がバラツクので、上記と同様に、
ラバースプリングの下方のスイッチング部に対するスイ
ッチング動作にバラつきが生じるという問題点がある。
【0010】また、スイッチング部を覆うラバースプリ
ングが、それ自体にある程度の厚みを有しているため、
更にキーボードを薄くするための障害になるという問題
点もある。
【0011】本発明は、上述した種々の問題点を解決す
るためになされたものであり、キーボードの小型化、薄
型化に対応しつつキーストロークを大きくすることがで
き、更に簡単な構成によりキー入力の操作性が良好であ
るとともに確実なキー入力を可能とする低コストのキー
スイッチを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明に係るキースイッチは、交叉部にて略X字形状
に交叉して配置された第1リンクと第2リンクとからな
り、キートップの下面とその下方の支持基台部とに連結
係止してキートップの昇降動作を案内支持する案内部材
を備え、前記支持基台部に配置されているスイッチング
部のスイッチング動作を行うキースイッチにおいて、前
記第1リンクと第2リンクのいずれか一方に設けられた
スプリング部材と、前記スプリング部材の先端に形成さ
れ、キートップが押下されて降下した際に前記スイッチ
ング部のスイッチング動作を行う先端部とを備え、前記
スプリング部材の先端部は、前記第1リンクと第2リン
クの交叉部からずれた位置に配置されていることを特徴
とする。
【0013】
【作用】上記の構成を有する本発明に係るキースイッチ
によれば、案内部材は、略X字形状に交叉して配置され
た第1リンクと第2リンクとからなり、キートップの下
面とその下方の支持基台部とを連結係止してキートップ
の昇降動作を案内支持する。そして、第1リンクと第2
リンクのいずれか一方に設けられたスプリング部材の先
端に形成された先端部は、キートップが押下されて降下
した際に、支持基台部のスイッチング部のスイッチング
動作を行う。
【0014】このとき、スプリング部材の先端部は、第
1リンクと第2リンクの交叉部からずれた位置に配置さ
れているので、キートップの押下時に交叉部と支持基台
との間でキーストローク上の制約を受けることがなく、
従って、先端部がスイッチング部のスイッチング動作を
行った後におけるキートップのオーバートラベルを自在
に設定することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0016】最初に図1(a)と図1(b)とを参照
し、本実施例のキースイッチ1の構成を説明する。図1
(a)は、キースイッチ1からキートップ2を外し、2
つのリンクの一部を破断した状態の上面図であり、図1
(b)はキースイッチ1の側断面図である。
【0017】キースイッチ1は、大別して、キートップ
2と、このキートップ2に着脱可能な案内部材3と、こ
の案内部材3を支持するための支持基台部50とから構
成されている。
【0018】ABS樹脂等の合成樹脂にて成形されたキ
ートップ2は、その上面(表面)に数字、英字等の文字
や記号が刻印または印刷等により付されている。キート
ップ2の下面には、後述する第1リンク4における上自
由端側のピン部11a,11bを、略水平方向に、即ち
キートップ2の前後方向に摺動可能に係止するための前
後長手溝状の摺動係止部16,16と、後述する第2リ
ンク5における基部22の回動軸部13a,13bを回
動のみ可能に係止するための孔状の回動係止部15,1
5とが一体成形により設けられている。
【0019】案内部材3は、第1リンク4と、第2リン
ク5とが側面視で略X字形状に連結配置されて構成され
ている。
【0020】ここで、図3(a)〜(d)を参照して、
ガラス繊維強化合成樹脂製等の合成樹脂からなる第1リ
ンク4及び第2リンク5を詳細に説明する。図3(a)
は第1リンク4の平面図、図3(b)は第1リンク4の
側面図、図3(c)は第2リンク5の平面図、図3
(d)は第2リンク5の側面図である。
【0021】第1リンク4は、基部18と上側自由端部
19a,19bと下側自由端部20a,20bとにより
平面視で略H字形状に一体成形されており、基部18の
側面には支持軸25a、25bが突設されている。ま
た、下側自由端部20a,20bの側面には、各々ピン
部12a,12bが突設されており、上自由端部19
a,19bの側面にはピン部11a,11bが突設され
ている。
【0022】第2リンク5は、基部22と自由端部24
a,24bとにより平面視で略コ字形状に一体成形され
ている。自由端部24a,24bの側面には水平方向に
貫通する支持孔21a,21bが設けられており、この
支持孔21a,21bに第1リンク4の支持軸25a,
25bが嵌挿される。この結果、第1リンク4と第2リ
ンク5とは、支持軸25a,25bを中心に回動可能に
連結される。第2リンク5の自由端部24a,24bの
側面には、各々ピン部14a,14bが突設されてお
り、基部22には回動軸13a,13bが設けられてい
る。
【0023】本実施例においては、第1リンク4の支持
軸25aの中心線から上下のピン部11a、12aの中
心線までの距離と、第2リンク5の支持孔21aの中心
線から回動軸部13a,ピン部14aの中心線までの距
離とがそれぞれ相等しくなるように構成されている。こ
のように構成すると、後述のように、第1リンク4の下
側自由端部のピン部12a,12bを中心にして案内部
材3が回動変位することにより、キートップ2はホルダ
部材8の上面に対して平行な状態を保ちながら昇降動す
ることができる。
【0024】支持基台部50は、案内部材3を支持する
ための合成樹脂製のホルダ部材8と、このホルダ部材8
の孔部26にスイッチング部29(図1(a)参照)が
臨むようにホルダ部材8の下面に張設するフレキシブル
な印刷基板9と、その下面側に張設した補強板10とか
ら構成されている。
【0025】ホルダ部材8はガラス繊維強化合成樹脂製
等の合成樹脂製(第1リンク4,第2リンク5とは別材
料であることが好ましい)であり、押下用の孔26が穿
設されている。第1リンク4に形成されている第2スプ
リング部材7は、この孔26を介して印刷基板9に設け
られているスイッチング部29を押下可能である。そし
て、このホルダ部材8の孔26の左右には、左右一対の
回動係止部27と左右長手溝状の摺動係止部28とが、
その各係止部27,28の下方が開放するように一体的
に射出成形されている。そして、2つの回動係止部27
に対しては、第1リンク4における下端側のピン部12
a,12bが回動可能に嵌挿され、2つの摺動係止部2
8に対しては第2リンク5における自由端のピン部14
a,14bが前後摺動可能に嵌挿される。
【0026】このとき、ピン部11a,11b、ピン部
14a,14b、そして摺動係止部16,28の形状寸
法は、第1リンク4と第2リンク5とが図1(a)にお
ける上下方向に対して略不動となり、且つピン部11
a,14aの図1中の左右方向の摺動を妨げないよう決
定されている。具体的には、本実施例においては、各ピ
ン部の付け根が、対応する摺動係止部の内側側面と略接
して摺動するように構成されている。このため、支持孔
21a、21bから支持軸25a,25bが抜け出るこ
とが防止される。
【0027】また、図1(a)及び図2(a)に示すよ
うに、第2スプリング部材7は、印刷基板9におけるス
イッチング部(電気接点部)29の上方に配置されるよ
うに、第1リンク4の基部18と一体成形されている。
この第2スプリング部材7は、帯状の板バネ状に形成さ
れ、電気的にONしてからオーバートラベル(電気的O
N以後の摺動)が出るように構成されている。このと
き、第2スプリング部材7の先端部7aは、図1乃至図
3に示されているように、第1リンク4と第2リンク5
の交叉部(支持孔21a、21bと支持軸25a、25
bから構成される)からずれた位置に配置されているの
で、キートップ2の押下時に交叉部と支持基台50との
間でキーストローク上の制約を受けることがなく、従っ
て、先端部7aがスイッチング部29のスイッチング動
作を行った後におけるキートップ2のオーバートラベル
を自在に設定することができる。更に、第2スプリング
部材7の先端部7aは、スイッチング部29のスイッチ
ング動作が確実におこなわれる形状(例えば本実施例で
は円弧状)に形成されている。
【0028】また、図1乃至図3に示すように、第1ス
プリング部材6も、第1リンク4の基部18に一体成形
されている。更に、第1スプリング部材6も、帯状の板
バネ状に形成され、2回曲げられることにより弾性変形
するように構成されている。従って、曲げられた状態の
第1スプリング部材6の端から端までの距離は、第1ス
プリング部材を一直線上に延ばしたときの端から端まで
の距離よりも短くなっている。また、第1スプリング部
材6の先端部6aは、印刷基板9と常に接触するように
構成されており、キートップ2が押下される際に、印刷
基板9と接触しながら摺動する。
【0029】このとき第1スプリング部材6の先端部6
aと印刷基板9との間の摩擦抵抗を少なくするために、
先端部6aと印刷基板9とは線接触あるいは点接触にな
るように構成されている。本実施例においては、先端部
6aは略円筒形状を有している。使用者がキートップ2
を押下した後に押下を解除すると、キートップ2は第1
スプリング部材6及び第2スプリング部材7の弾性復元
力により、初期の位置(ストロークが0mmの位置)に
復帰する。
【0030】図4は、第1スプリング部材6と第2スプ
リング部材7によるキースイッチ1の押下特性を示して
いる。プリトラベル17の区間の押下力は、第1スプリ
ング部材6のバネ特性で決定され、オーバートラベル2
3の区間の押下力は第1スプリング部材6と第2スプリ
ング部材7のバネ特性の合成で決定される。押下力は、
それぞれのスプリング部材の材質と形状を変えることに
よって、任意に変更することができる。A点は電気的な
ON点を示し、このA点よりもストロークが大きい位置
ではキースイッチ1は電気的に常にON状態である。ま
た、B点は電気的なOFF点を示し、このB点よりもス
トロークが小さい位置ではキースイッチ1は電気的に常
にOFF状態である。これらの点も、それぞれのスプリ
ング部材の形状を変えることによって、任意に変更する
ことができる。A点の電気的なON点以降は第1スプリ
ング部材6と第2スプリング部材7のバネ特性の合成で
押下力が必ず変化するので、使用者は電気的にONした
ことが必ず感触として認識できる。
【0031】次に、図1乃至図4を参照して本実施例の
キースイッチ1の動作を説明する。
【0032】使用者がキースイッチ1のキートップ2を
押下することにより、第1スプリング部材6の復元力に
抗して案内部材3は第1リンク4の下側自由端部のピン
部12a,12bを中心にして回動変位する。この時、
第1スプリング部材6の先端部6aは、印刷基板9と常
に接触しながら摺動し、キートップ2はホルダ部材8の
上面に対して平行な状態を保ちながら降動する。
【0033】そして図4に示すように、ストロークがプ
リトラベル17の区間(0mm〜略2.5mm)を経て
A点に達すると、第2スプリング部材7の先端部7a
は、スイッチング部29に接触してスイッチング動作を
行う。更に、使用者によりキートップ2が押下される
と、ストロークがオーバートラベル23の区間(略2.
5mm〜略4.0mm)において、第1スプリング部材
6及び第2スプリング部材7の復元力に抗して案内部材
3は第1リンク4の下側自由端部のピン部12a,12
bを中心にして更に回動変位し、キートップ2はホルダ
部材8の上面に対して平行な状態を保ちながら更に降動
する。
【0034】そして、キートップ2が最下位(ストロー
クが略4.0mm)の位置に達すると、使用者がこれ以
上押下してもキートップ2は降動しない。この状態が図
2に示すキースイッチ1の状態である。
【0035】最後に使用者がキートップ2の押下を解除
すると、キートップ2は第1スプリング部材6及び第2
スプリング部材7の弾性復元力により、まずB点まで復
帰し、更にキートップ2は第1スプリング部材6の弾性
復元力により、初期の位置(ストロークが0mmの位
置)まで復帰する。
【0036】以上詳述したように、本発明のキースイッ
チは、第1リンク部材と第1スプリング部材及び第2ス
プリング部材を一体成形したので、第2スプリング部材
の印刷基板のスイッチング部に対する位置が確実に決定
され、スイッチング動作を確実に行うことができるとと
もに、押下荷重が調整しやすいという効果を奏する。ま
た、ある程度厚みのあるラバースプリングをなくしたの
で、キースイッチをより薄くすることができ、且つ部品
点数が減って組立時間が短くなるので、低コストのキー
スイッチを提供できるという効果も奏する。
【0037】また、第2スプリング部材7の先端部7a
は、図1乃至図3に示されているように、第1リンク4
と第2リンク5の交叉部(支持孔21a、21bと支持
軸25a、25bから構成される)からずれた位置に配
置されているので、キートップ2の押下時に交叉部と支
持基台50との間でキーストローク上の制約を受けるこ
とがなく、従って、先端部7aがスイッチング部29の
スイッチング動作を行った後におけるキートップ2のオ
ーバートラベルを自在に設定することができる。
【0038】本発明は、以上詳述した実施例に限定され
ることなく、その主旨を逸脱しない範囲において種々の
変更を加えることができる。
【0039】例えば、本実施例では、第1及び第2のス
プリング部材は第1リンク4にそれぞれ1つずつ設けら
れていたが、それぞれ複数個ずつ設けられるように構成
してもよい。この場合、1つのキースイッチに対してス
イッチング部を複数個にしてもよいし、1つのままでも
よい。
【0040】また、第1及び第2のスプリング部材が第
2リンク5に設けられるように構成してもよい。
【0041】また、本実施例の支持基台部50は、ホル
ダ部材8と、印刷基板9と、補強板10とからなる三層
構造が採用されているが、ある程度の剛性を有する一枚
板にホルダ部を作成するとともに、回路を印刷した一層
構造としてもよい。また、三層以外の複数層構造をとっ
てもよい。
【0042】なお、第1リンク4の基部18にそれぞれ
のスプリング部材を形成する際に、リンクの基部の材料
とスプリング部材の材料を、異種の樹脂材料で2色成形
して形成しても良いし、リンクの基部の樹脂材料とスプ
リング部材の金属材料を、インサートあるいはアウトサ
ート成形して形成しても実現できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のキースイッチでは、第1リンクと第2リンクとを
交叉部にて略X字形状に交叉して配置してなる案内部材
を介してキートップの昇降を案内支持し、第1リンクと
第2リンクのいずれか一方にスプリング部材を設けると
ともに、スプリング部材の先端に形成された先端部を第
1リンクと第2リンクの交叉部からずれた位置に配置す
るように構成されているので、キートップの押下時に交
叉部と支持基台との間でキーストローク上の制約を受け
ることがなく、従って、先端部がスイッチング部のスイ
ッチング動作を行った後におけるキートップのオーバー
トラベルを自在に設定することが可能となる。
【0044】また、ある程度厚みのあるラバースプリン
グをなくしたので、キースイッチをより薄くすることが
でき、且つ、部品点数が減って組立時間が短くなるの
で、低コストのキースイッチを提供できるという産業上
著しい効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本実施例のキースイッチからキートッ
プを外し、2つのリンクの一部を破断した状態の上面図
である。(b)は(a)のB−B線におけるキースイッ
チの側断面図である。
【図2】(a)は本実施例のキースイッチを押下した場
合に、キートップを外し、2つのリンクの一部を破断し
た状態の上面図である。(b)は(a)のB−B線にお
けるキースイッチの側断面図である。
【図3】(a)は第1リンクの上面図である。(b)は
第1リンクの側面図である。(c)は第2リンクの上面
図である。(d)は第2リンクの側面図である。
【図4】本実施例のキースイッチの押下特性図である。
【符号の説明】
1 キースイッチ 2 キートップ 3 案内部材 4 第1リンク 5 第2リンク 6 第1スプリング部材 7 第2スプリング部材 29 スイッチング部 50 支持基台部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交叉部にて略X字形状に交叉して配置さ
    れた第1リンクと第2リンクとからなり、キートップの
    下面とその下方の支持基台部とに連結係止してキートッ
    プの昇降動作を案内支持する案内部材を備え、前記支持
    基台部に配置されているスイッチング部のスイッチング
    動作を行うキースイッチにおいて、 前記第1リンクと第2リンクのいずれか一方に設けられ
    たスプリング部材と、 前記スプリング部材の先端に形成され、キートップが押
    下されて降下した際に前記スイッチング部のスイッチン
    グ動作を行う先端部とを備え、 前記スプリング部材の先端部は、前記第1リンクと第2
    リンクの交叉部からずれた位置に配置されていることを
    特徴とするキースイッチ。
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KR100846762B1 (ko) * 2001-09-11 2008-07-16 삼성전자주식회사 키보드유닛의 키스위치

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