JPH11312244A - テンプレートマッチング方法 - Google Patents

テンプレートマッチング方法

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JPH11312244A
JPH11312244A JP10118173A JP11817398A JPH11312244A JP H11312244 A JPH11312244 A JP H11312244A JP 10118173 A JP10118173 A JP 10118173A JP 11817398 A JP11817398 A JP 11817398A JP H11312244 A JPH11312244 A JP H11312244A
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JP
Japan
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value
template
image
pixels
evaluation
Prior art date
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Pending
Application number
JP10118173A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ikeda
光二 池田
Masashi Yoshida
昌司 吉田
淳 ▲高▼根
Atsushi Takane
Norio Sato
典夫 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH11312244A publication Critical patent/JPH11312244A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】テンプレートマッチングに用いる評価値演算に
おいて、打ち切りが発生したときでも適切な評価値が定
まる方法を提供する。 【解決手段】入力画像をセンサより検出したサーチ画像
を予め定めたテンプレート画像で順次1画素ずつ画素値
を累積評価し(109)、その累積画素の値が、予め定
めたしきい値Fを超過していないか判定する(11
0)、超過している時には、上記累積評価処理を打ち切
り、上記しきい値F,テンプレートの画素数N,打ち切
りが発生したときの評価済画素数nを用いて、評価値F
×N/nを計算して決定する(115)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製品の位置
決め,FAラインでの部品探索,リモートセンシング等
のパターン認識方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理のさまざまな応用分野におい
て、センサより得られた画像(これをサーチ画像と呼
ぶ)から、特定の画像パターン(これをテンプレートと
呼ぶ)と類似した部分領域を探索するテンプレートマッ
チングが利用されている。ここで、各画素をnビット
(n>1)で表される多階調画像を対象とし、類似した
かどうかを評価する尺度として正規化相関係数を用いる
ことが多い。正規化相関係数r(i,j)は、テンプレ
ートをt(m,n)(m=0,1,…,M−1、n=0,
1,…,N−1)、類似度を評価する部分画像をs(i
+m,j+n)(m=0,1,…,M−1、n=0,
1,…,N−1;i,jは部分画像の起点)、テンプレ
ートの画素数をPとしたとき、次式で与えられる。
【0003】
【数1】
【0004】テンプレートマッチングを行うときは、複
数の部分領域に対して上記正規化相関係数を求め、その
値に応じて1つまたは複数の類似領域を決定する。正規
化相関の特徴は、テンプレートとサーチ画像で照明変動
などにより同じ物体が異なる画素値になる場合でも、影
響なく適切なマッチングが行えるということである。上
記、正規化相関を用いたテンプレートマッチングでは、
正規化相関係数を求めるための演算量が膨大であるた
め、効率良く求める手法が検討されている。
【0005】従来、正規化相関を用いた高速なテンプレ
ートマッチング方法については、電子情報通信学会パタ
ーン認識・メディア理解研究会技術報告PRMU96−
173(1997年3月)の23頁から29頁に「正規化
相互相関テンプレートマッチングのKL展開を用いたS
SDA化」として記載されている。この従来手法を、図
5のフローチャートを用いて説明する。
【0006】従来手法では、まず、テンプレート画像t
(m,n)(m=0,1,…,M、n=0,1,…,N)
に対して、平均画素値tmと、正規化係数T=1/{Σ
(t(m,n)−tm)^2}^1/2を求め(803)、
テンプレートの各画素値t(m,n)に対して、正規化し
た画素値t′(m,n)=T×{t(m,n)−tm}を計
算しておく(804)。さらに、計算を打ち切るための
しきい値Fを設定し(805)、各部分画像に対する正
規化相関係数を求める処理を行う。
【0007】部分画像に対する正規化相関係数を求める
処理では、まだ対象となっていない部分画像s(i+
m,j+n)を選択し(806)、その部分画像の平均
画素値smと、正規化係数S=1/{Σ(s(i+m,j
+n)−sm)^2}^1/2を求める(807)。次
に、テンプレートの正規化した画素値t′(m,n)と部
分画像の対応する正規化した画素値s′(i+m,j+
n)=S×{s(i+m,j+n)−sm}との差の二乗を
1画素ずつ求めて累積加算し(809)、その値がFを
超過していないか判定する(810)。この累積加算値
は単調増加するため、累積加算値が一旦Fを超過したな
らば、以降の処理でFを下回ることはありえないので、
累積加算値がFを超過した時点で処理を打ち切り、別の
部分画像に対して同様の処理を行う(810,81
4)。すべての画素に対して、累積加算値がFを超過し
なければ、対象部分画像の座標を登録し(812)、求
めた累積加算値を新たなしきい値Fとして(813)、
別の部分画像に対して同様の処理を行う。すべての部分
画像に対して、上記の処理を完了した時点で、最後に登
録された部分画像の座標が最も類似度の高いマッチング
位置となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法では、打
ち切りが発生したとき、評価値が定まらない。このた
め、サブピクセル精度の座標を求める処理など、マッチ
ング位置以外の評価値を用いる処理を行えないという問
題がある。
【0009】本発明の目的は、打ち切りが発生したとき
でも適切な評価値が定まる方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、予め定めたテンプレート画像と、入力画
像をセンサにより得たサーチ画像における前記テンプレ
ート画像と同一サイズの部分画像に対して、順次1画素
ずつ画素値を累積評価し、前記累積評価の値が、予め定
めたしきい値を超過したとき、前記テンプレート画像と
前記部分画像との累積評価処理を終了させ、前記累積評
価処理が終了した場合は、画素の初期値,しきい値,テ
ンプレート画像の画素数及び、累積評価処理が終了した
ときの評価画素数から、最終的な評価値を決定する。
【0011】上記構成にすることで、打ち切りが発生し
たときにでも最終的な評価値を定めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1を
用いて説明する。図1は、本発明によるテンプレートマ
ッチング方法を記したフローチャートである。
【0013】まず、テンプレート画像t(m,n)(m=
0,1,…,M、n=0,1,…,N)に対して、平均
画素値tmと、正規化係数T=1/{Σ(t(m,n)−
tm)^2}^1/2を求め(103)、テンプレート
の各画素値t(m,n)に対して、正規化した画素値t′
(m,n)=T×{t(m,n)−tm}を計算しておく
(104)。さらに、計算を打ち切るためのしきい値F
を設定し(105)、各部分画像に対する正規化相関係
数を求める処理を行う。
【0014】部分画像に対する正規化相関係数を求める
処理では、まだ対象となっていない部分画像s(i+
m,j+n)を選択し(106)、その部分画像の平均
画素値smと、正規化係数S=1/{Σ(s(i+m,j
+n)−sm)^2}^1/2を求める(107)。次
に、テンプレートの正規化した画素値t′(m,n)と部
分画像の対応する正規化した画素値s′(i+m,j+
n)=S×{s(i+m,j+n)−sm}との差の二乗を
1画素ずつ求めて累積加算し(109)、その値がFを
超過していないか判定する(110)。このとき、累積
加算値がFを超過した時点で処理を打ち切る(11
0)。すべての画素に対して、累積加算値がFを超過し
なければ、対象部分画像の座標を登録し(112)、求
めた累積加算値を新たなしきい値Fとする(113)。
以上までは、従来手法と同じである。この後、しきい値
F,テンプレートの画素数N,打ち切りが発生したとき
の評価済画素数nを用いて、評価値F×N/nを計算
し、登録する(115)。そして、別の部分画像に対し
て同様の処理を行う(114)。
【0015】上記実施例の手法を、図2及び図3の画像
に対して実行した結果を図4に示す。ここで、図2をテ
ンプレート、図3をサーチ画像とする。
【0016】図4では、各部分画像に対して、処理した
画素数に対する累積加算値を表している。第1の部分画
像では、しきい値を4に初期設定するため途中打ち切り
が発生しない。このとき、累積加算値は2.632 であ
り、従って、相関値は1−2.632/2=−0.316
となる。
【0017】第2の部分画像では、しきい値を2.63
2 として評価値計算を実施するが、打ち切りは発生せ
ず、評価値2.2(相関値−0.1)を得る。第3の部分
画像でも打ち切りが発生せず、評価値1.3(相関値0.
35)を得る。
【0018】第4の部分画像では、しきい値を1.3 と
して評価値計算を実施し、4画素目でしきい値を超過す
るため処理を打ち切る。もし、処理を打ち切らなけれ
ば、評価値は3.265 になる。本手法で評価値を求め
ると、1.3*9/4=2.925を得る。
【0019】同様に、第5,第6,第7,第8の部分画
像共、しきい値1.3 に対して、それぞれ、8画素目,
5画素目,7画素目,3画素目で打ち切りが発生する。
従って、本手法で評価値を求めると、それぞれ、1.4
6,2.34,1.67,3.9となる。なお、実際の評
価値は、それぞれ、1.88,2.32,2.32,2.32
である。
【0020】上記の例では、3×3画素のテンプレート
を用いたが、実際のテンプレートマッチングでは、もっ
と大きいテンプレートが用いられるため、推定値と実際
の値との差はさらに狭まると考えられる。
【0021】打ち切り時の評価値の計算を、しきい値×
N/nではなく、打ち切り時の評価値×N/nとする
と、上記の例では、第4,第5,第6,第7,第8の部
分画像における評価値は、3.51,1.77,2.8
1,2.03,4.66になる。
【0022】なお、4.66 のように、計算された値が
実際取り得ない値になったとき、実際取り得る境界値
(ここでは4)に変更してもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明により、テンプレートマッチング
処理における評価値計算で、打ち切りが発生しても、最
終的な評価値に近似した値を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテンプレートマッチングの手順を示す
フローチャートである。
【図2】テンプレート画像の一実施例を示した図であ
る。
【図3】サーチ画像の一実施例を示した図である。
【図4】本発明のテンプレートマッチングを行った場合
の部分画像と評価値との関係を示した図である。
【図5】従来のテンプレートマッチングの手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1301〜1309…テンプレート画像の画素、140
1〜1425…サーチ画像の画素(中の値は画素値)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 典夫 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め定めたテンプレート画像と、入力画像
    をセンサにより得たサーチ画像における前記テンプレー
    ト画像と同一サイズの部分画像に対して、順次1画素ず
    つ画素値を累積評価し、前記累積評価の値が、予め定め
    たしきい値を超過したとき、前記テンプレート画像と前
    記部分画像との累積評価処理を終了させ、前記累積評価
    処理が終了した場合は、画素の初期値,しきい値,テン
    プレート画像の画素数及び、累積評価処理が終了したと
    きの評価画素数から、最終的な評価値を決定するテンプ
    レートマッチング方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記初期値A,前記しきい値B,前記テンプレート画像
    の画素数C及び、累積評価処理が終了したときの評価画
    素数Dに関して、最終的な評価値をA−(A−B)×C
    /Dで求めるテンプレートマッチング方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記初期値A,累積評価処理が終了したときの評価値
    B,前記テンプレート画像の画素数C及び、累積評価処
    理が終了したときの評価画素数Dに関して、最終的な評
    価値は、A−(A−B)×C/Dで求めるテンプレートマ
    ッチング方法。
JP10118173A 1998-04-28 1998-04-28 テンプレートマッチング方法 Pending JPH11312244A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7545992B2 (en) 2004-07-07 2009-06-09 Canon Kabushiki Kaisha Image processing system and image processing method
US7596271B2 (en) 2004-07-07 2009-09-29 Canon Kabushiki Kaisha Image processing system and image processing method
US7640269B2 (en) 2004-07-07 2009-12-29 Canon Kabushiki Kaisha Image processing system and image processing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7545992B2 (en) 2004-07-07 2009-06-09 Canon Kabushiki Kaisha Image processing system and image processing method
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