JPH11311176A - 水力機械 - Google Patents

水力機械

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JPH11311176A
JPH11311176A JP10117515A JP11751598A JPH11311176A JP H11311176 A JPH11311176 A JP H11311176A JP 10117515 A JP10117515 A JP 10117515A JP 11751598 A JP11751598 A JP 11751598A JP H11311176 A JPH11311176 A JP H11311176A
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JP
Japan
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runner
pressure chamber
hydraulic machine
fluid
wall surface
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JP10117515A
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Takanori Nakamura
村 高 紀 中
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Hydraulic Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランナやガイドベーンなどの無視できない壁
面や羽根面での摩擦損失を低減し、水車効率向上を図
る。 【解決手段】 水力機械内部の流路を流れる流体との間
で流体摩擦の生じる面に、所定のパターンで連続する凹
凸部11、12、13、14からなる流体摩擦低減部を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水車やポンプ水車
等の水力機械の流体摩擦低減装置に係り、特に、水力機
械の流路内を流れる流体の摩擦抵抗を低減する水力機械
に関する。
【0002】
【従来の技術】水力発電用水車の場合、水車効率の高低
がプラントの採算性を決める上で重要な要因となる。こ
のため可能な限り高い水車効率が要求されているが、最
近は設計技術が進歩したこともあり、流れと羽根角度の
不一致により発生する損失は、かなり低減されており、
水車効率向上が頭打ちの傾向になっている。このため、
現状以上の効率向上を果たすためには、流体の粘性によ
り発生する流動に伴う壁面の摩擦損失を低減することが
課題となっている。
【0003】図15は、従来の一般的なポンプ水車の縦
断面を示した図である。回転軸1の下端部には、ランナ
2が取り付けられている。ランナに流体を導く流路に
は、ステーベーン3と、ガイドベーン4が設けられてい
る。
【0004】ランナ2のランナクラウン2aと上カバー
5とによってランナ背圧室7が形成されている。また、
ランナ2のランナバンド2bと下カバー6とによってラ
ンナ側圧室8が形成されている。ランナ背圧室7、ラン
ナ側圧室8は、外周シール部9、10からの漏水により
充水されるため、ランナクラウン2aのランナ背圧室7
側の壁面およびランナバンド2bのランナ側圧室8側の
壁面には、ランナ2の回転に伴って水の粘性による円板
摩擦損失が発生する。この摩擦損失は、水力機械の全損
失の3〜4割を占めることが知られている。
【0005】さらに、ステーベーン3、ガイドベーン
4、ランナ2では、その羽根先端から発達する境界層に
より発生する摩擦があり、この摩擦損失は流量の2乗に
比例するので、特に大出力側での摩擦損失の増大は水力
性能上無視することができない。
【0006】従来、このような流路壁面での摩擦損失を
低減するために、流路壁面にリブレットを入れたり、流
路壁面に高分子溶液を塗布したりことや、多孔板(ポー
ラス板とも呼ばれている)を介して供給する空気により
壁面をマイクロバルブで覆うなど種々の技術が提案され
ている。
【0007】また、ランナ背圧室7およびランナ側圧室
8の壁面での摩擦損失の低減を低減するために、ランナ
背圧室7およびランナ側圧室8室の隙間寸法の適正化を
図ることにより摩擦損失を低減する方法(特公昭59−
34871号公報)や、ランナ背圧室7およびランナ側
圧室8に抗力低減物質を混入するなどの方法が知られて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水力プ
ラントの場合、河川に水を利用するため、たとえ毒性が
ないとはいえ、水以外の高分子溶液などの物質を付加す
るのは、その物質の漏れ対策が問題となり好ましくな
い。また、マイクロバルブの場合には、多孔板の目詰ま
りなどの問題がある。また、水車あるいはポンプ水車な
どの水力機械が、大容量、高落差化される現在において
は、ますます摩擦損失を極力低減し、高効率高性能の水
力機械を開発することが課題とされている。
【0009】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
有する問題点を解消し、無視できない壁面での摩擦損失
を低減し、効率向上を図ることのできるようにした水力
機械を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、水車、ポンプ水車その他の水力機械に
おいて、環状のランナ背圧室、ランナ側圧室を水力機械
のカバーの内周面とそれぞれ形成するランナの各壁面
に、所定のパターンで連続する凹凸部からなる流体摩擦
低減部を有することを特徴とする。
【0011】さらに、本発明は、水車、ポンプ水車その
他の水力機械において、ランナまたはガイドベーンまた
はステーベーンの羽根面入口側および/または出口側に
流体の主流の流れ方向に対して一定のパターンで連続す
る複数の凹凸部からなる流体摩擦低減部を形成したこと
を特徴とする。
【0012】本発明によれば、流体摩擦低減の凹部に存
在する流体が主流の流体と接するようになるので、主流
の接触する面積を減少させ、壁面全体に流体が接する場
合に生じる摩擦抵抗よりも、流体摩擦の大きさを低減さ
せることができる。
【0013】本発明の好適な実施形態によれば、前記凹
部は、ランナ円周方向に所定のピッチで配列したランナ
半径方向に延びる複数の溝からなる。また、前記溝を複
数の部屋に仕切ることによって、流体摩擦低減に加えて
壁面近傍において主流を横切る2次流れも抑制すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による水力機械の一
実施形態について、添付の図面を参照しながら説明す
る。なお、本発明の実施形態の構成要素のうち、従来の
水力機械として図15に挙げたポンプ水車の構成要素と
同一の構成要素については、同一符号を付してその詳細
な説明は省略する。
【0015】第1実施形態 図1は、本発明の第1実施形態を示す図である。この第
1実施形態では、図15のポンプ水車において、上カバ
ー5の内周面との間でランナ背圧室7を形成するランナ
クラウン2aの壁面および下カバー6の内周面との間で
ランナ側圧室8を形成するランナバンド2bの壁面に流
体摩擦低減部を設けている。
【0016】ランナクラウン2aのランナ背圧室7側の
壁面には、半径方向に延びる方形の溝11が複数形成さ
れている。この溝11は、周方向に所定のピッチで全周
にわたって形成されており、溝11同士の間には、矩形
断面で平坦な凸面を有する凸条12が形成されている。
このようにランナクラウン2aのランナ背圧室7側の壁
面には、溝11、凸条12の連続する凹凸部によって流
体摩擦低減部を構成するようになっている。
【0017】同様にして、ランナバンド2bのランナ側
室8側の壁面についても、半径方向に延びる方向の溝1
3と、矩形断面で平坦な凸面を有する凸条12が連続し
て形成され、全周にわたる凹凸部によって流体摩擦低減
部を構成している。
【0018】この第1実施形態によれば、ランナ背圧室
7、ランナ側圧室8内で支配的な流れの流体は、矢印で
その回転方向を示すランナ2の回転とともに、凸条1
2、14の凸面に接してこの凸面に摩擦抵抗が生じる
が、溝11、13に存在する流体もランナクラウン2
a、ランナバンド2bの回転とともに移動して主流の流
体と接するようになるので、ランナクラウン2a、ラン
ナバンド2bの壁面全体に流体が接する場合に生じる摩
擦抵抗よりも、流体摩擦の大きさを低減させることがで
きる。
【0019】図2は、本実施の形態における水車効率
と、ランナに凹凸部からなる流体摩擦低減部を設けない
従来の水車の水車効率とを比較して示す図である。本実
施の形態によれば、従来の水車効率よりも、部分負荷に
おいて、Δη=1.5〜2%、効率が向上し、過負荷に
おいては、Δη=0.7〜1.5%、効率が向上し、部
分負荷から過負荷までの広い範囲にわたって効率を向上
されることができるという結果が得られた。
【0020】第2実施形態 次に、図3に本発明の第2実施形態を示す。この実施形
態は、図1の第1実施形態の溝12、14の形状を変え
たものである。ランナクラウン2aのランナ背圧室7側
の壁面で半径方向に延びる溝15は、ランナの外周側に
向かって暫時溝幅が広くなるようになっている。この溝
15は、周方向に所定のピッチで全周わたって形成され
ている。溝15の幅の変化に対応して、凸条16の幅
は、逆に内周側に向かって暫時狭くなっている。同様
に、ランナバンド2bのランナ側室8側の壁面において
も、同じパターンの凹凸部を構成する溝17と凸条18
が形成されている。
【0021】この第2実施形態によれば、流体摩擦を低
減する基本的な作用は第1実施形態と同様であるが、特
に、主流の流体の流速は、ランナ2の内周側よりも外周
側の方が速く、且つ流体がランナ2の壁面と接触する面
積も増大するという流れの特徴に対応するようにして流
体摩擦を低減することができる。すなわち、溝15、1
7は外周側に向かって溝幅が次第に広くなるので、溝1
5、17に存在する流体と主流の流体とが接触する割合
が増えることに加えて、主流の流体が凸条16、17の
凸面と接触する面積は外周側に向かって増えず、むしろ
減少するようになっているので、全体として流体摩擦を
より流れの特性に合わせて効果的に減じることが可能と
なる。
【0022】第3実施形態 次に、図4に本発明の第3の実施形態を示す。この第3
実施形態では、ランナクラウン2aのランナ背圧室7側
の壁面と、ランナバンド2bのランナ側室8側の壁面に
は、それぞれ断面半円状の溝20、21が形成されてい
る。第1実施形態の溝11、13および第2実施形態の
溝15、17はともに底面が平坦な角溝になっている
が、この第3実施形態の溝20、21は曲面になってい
る。
【0023】この第3実施形態によれば、流体摩擦を低
減する基本的な作用は第1実施形態と同様であるが、特
に、NC工作機械による溝20、21の荒削り加工で対
処でき、加工が容易になる利点がある。すなわち、仕上
げ加工を簡略化できるので、加工時間の短縮と加工コス
トの低減を図ることができる。
【0024】第4実施形態 次に、図5に本発明による第4の実施形態を示す。この
第4実施形態は、基本的には第1実施形態と同じ形状、
パターンで連続する凹凸部からなる流体摩擦低減部をラ
ンナクラウン2aのランナ背圧室7側の壁面と、ランナ
バンド2bのランナ側室8側の壁面に有している。第1
実施形態では、溝11、溝13を機械加工により形成す
るが、この第4実施形態では、ランナクラウン2aのラ
ンナ背圧室7側の壁面と、ランナバンド2bのランナ側
室8側の壁面にそれぞれ凸条12、14に相当する細長
い角部材22、23を周方向に所定のピッチで溶接して
いる。したがって、それぞれ溝24は、角部材22、2
2の間に、溝25は角部材23、23の間に形成され
る。
【0025】この第4実施形態によれば、溝24、25
を機械加工によらずにランナクラウン2a、ランナバン
ド2bへの角部材22、23の溶接により形成すること
ができるため、機加工加工コストを削減することができ
る。また、溶接で簡単に角部材22、23を取り付られ
るので、既存の水力機械のランナへの本発明の適用も容
易である。
【0026】なお、角部材22、23は、図3の第2実
施形態における凸条16、18に相当する形状の部材を
用いてもよく、この場合は、凹凸部の連続パターンは、
第2実施形態と同等のものが得られる。
【0027】第5実施形態 図6は、本発明による第5の実施形態を示す。この第5
実施形態は、基本的には第1実施形態と同じ形状、パタ
ーンで連続する凹凸部からなる流体摩擦低減部をランナ
クラウン2aのランナ背圧室7側の壁面と、ランナバン
ド2bのランナ側室8側の壁面に有している。
【0028】この第5実施形態では、ランナクラウン2
aの壁面に形成される溝26は、仕切部材27によって
複数の部屋28に仕切られている。ランナバンド2bの
壁面についても、溝29は図示はされないが同じように
複数の部屋に仕切られている。
【0029】この第5実施形態によれば、流体摩擦を低
減する基本的な作用は第1実施形態と同様であるが、特
に、溝26、29を複数の部屋に仕切きることにより、
壁面近傍において主流を横切る2次流れも抑制すること
ができる。このため、流体摩擦低減効果に加えて、2次
流れによる損失をも低減することができ、より多く水力
効率の向上を達成することができる。
【0030】なお、溝26、29の形状は、第2実施形
態と同様の凹凸の連続パターンとするために、ランナ外
周部に向かって幅が広くなるようにしてもよい。また、
仕切部材27は、ランナと別体の部材に限らず、機械加
工により溝26、29を仕切るようにしてもよい。
【0031】第6実施形態 次に、図7乃至図12を参照して本発明の第6の実施形
態について説明する。図7は、ランナ2の羽根面を示
す。この第6実施形態は、ランナ2の羽根面における流
体摩擦を低減するため、羽根面の入口部と出口部に流体
摩擦低減部30、31を設けた実施の形態である。この
場合、水車運転をするときには、ランナ2に流れ込む流
体の流れの方向は図に矢印で示すようになり、流体摩擦
低減部30が羽根面の入口部に相当し、流体摩擦低減部
31が出口部に相当する。ポンプ運転時には逆になる。
【0032】図8に示すように、流体摩擦低減部30、
31は、主流の流れに対して直角に交差するように複数
の溝31と凸条32からなる凹凸部のパターンが連続し
て羽根面に形成されているものである。
【0033】図9は、ガイドベーン4の羽根面を示す。
このガイドベーン4の羽根面の入口部と出口部にも同じ
ようにして、流体摩擦低減部33、34が設けられてお
り、この流体摩擦低減部33、34も主流の流れに対し
て直角に交差するように複数の溝35と凸条36からな
る凹凸部のパターンが連続して羽根面に形成されている
ものである。同様に、図10は、羽根面の入口部および
出口部に流体摩擦低減部37、38を有するステーベー
ン3を示し、図11は、流体摩擦低減部37、38の溝
39、凸条40からなる凹凸部のパターンを示してい
る。
【0034】ランナ2やガイドベーン4、ステーベーン
3の羽根に流入する流体の流れは、通常、水車の運転状
態によって変化する。最高効率点などで羽根に流入する
流れの方向と羽根角度とが比較的一致している場合に
は、羽根面で流れが剥離することはないが、羽根面には
境界層が好くなからず存在するので流体の摩擦抵抗は発
生する。他方、羽根に流入する流れの方向と羽根角度が
一致しない運転状態では、最高効率点における羽根面の
境界層よりもかなり境界層が発達し、流れの剥離が生じ
たり、摩擦抵抗が増大するようになる。
【0035】本発明の第6実施形態によれば、ランナ
2、ガイドベーン4、ステーベーン3の羽根面の入口
部、出口部に流体摩擦低減部30、31、33、34、
37、38を設けることにより、溝31、35、39に
存在する流体に主流が接するので、この部分での摩擦抵
抗は凸条32、36、40の凸面での摩擦抵抗よりは減
少する。すなわち、主流と接する面積が従来の羽根面よ
りも小さくなるので、広い運転範囲において流体摩擦を
低減することができる。
【0036】第7実施形態 図13は、本発明による第7の実施形態を示す。これま
で説明してきた実施形態は、いずれも流体摩擦低減部を
構成する凹部が複数条の溝からなるものであるが、この
実施形態では、凹部として円形凹部42を散点状にラン
ナクラウン2a、ランナバンド2bの壁面に形成するも
のである。
【0037】この第7実施形態によれば、流体摩擦を低
減する基本的な作用は第1実施形態と同様であるが、第
6実施形態におけるランナ2、ガイドベーン4、ステー
ベーン3の羽根面の入口部、出口部に流体摩擦低減部3
0、31、33、34、37、38も溝と凸条に代えて
円形凹部を形成するようにしてもよい。
【0038】第8実施形態 図14は、本発明による第8の実施形態を示す。この第
8実施形態は、第4実施形態と同様に、基本的には第1
実施形態と同じ形状、パターンで連続する凹凸部からな
る流体摩擦低減部をランナクラウン2aのランナ背圧室
7側の壁面と、ランナバンド2bのランナ側室8側の壁
面に有しているものである。図14では、ランナクラウ
ン2aを示すが、この第8実施形態の場合、凸条44、
溝45の連続する凹凸部は、樹脂系材料からなるシート
46に溝45を予め圧縮成形加工などにより形成してお
いたものからなり、これを流体摩擦低減部として固着剤
47によりランナクラウン2aの壁面に固着している。
同様のシートは、図示はしないがランナバンド2bの壁
面に対しても固着される。この8実施形態によれば、溝
45を形成したシート46用いて、既存の水力機械のラ
ンナへ流体摩擦低減部を容易に設けることが可能とな
り、既存の水力機械の効率を向上させることができる。
【0039】なお、溝45の形状は、第2実施形態と同
様の凹凸の連続パターンとするために、ランナ外周部に
向かって幅が広くなるようにしてもよい。また、凹凸の
連続パターンを有するシート46を第6実施形態に適用
して、ランナ2、ガイドベーン4、ステーベーン3の羽
根面に取り付けるようにしても同等の効果が得られる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、水力機械内部の流路を流れる流体との間で流
体摩擦の生じる面に、所定のパターンで連続する凹凸部
からなる流体摩擦低減部を設けることにより、水力機械
で無視できない壁面や羽根面での摩擦損失を低減し、効
率向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による水力機械のラン
ナの要部を示す斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態による水力機械の水車性
能を示したグラフ。
【図3】本発明の第2実施形態による水力機械のランナ
の要部を示す斜視図。
【図4】本発明の第3実施形態による水力機械のランナ
の要部を示す斜視図。
【図5】本発明の第4実施形態による水力機械のランナ
の要部を示す斜視図。
【図6】本発明の第5実施形態による水力機械のランナ
の要部を示す斜視図。
【図7】本発明の第6実施形態による水力機械のランナ
の羽根を示す図。
【図8】図7のA部の拡大図。
【図9】本発明の第6実施形態による水力機械のガイド
ベーンの羽根を示す図。
【図10】図9のB部の拡大図。
【図11】本発明の第6実施形態による水力機械のステ
ーベーンの羽根を示す図。
【図12】図11のC部の拡大図。
【図13】本発明の第7実施形態による水力機械のラン
ナの要部を示す斜視図。
【図14】本発明の第8実施形態による水力機械のラン
ナの要部の断面図。
【図15】従来の水車を示す断面図。
【符号の説明】
1 回転軸 2 ランナ 3 ステーベーン 4 ガイドベーン 5 上カバー 6 下カバー 7 ランナ背圧室 8 ランナ側圧室 11 溝部 12 凸条 13 溝部 14 凸条 15 溝部 16 凸条 17 溝部 18 凸条 27 仕切部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水車、ポンプ水車その他の水力機械におい
    て、 環状のランナ背圧室、ランナ側圧室を水力機械のカバー
    の内周面とそれぞれ形成するランナの各壁面に、所定の
    パターンで連続する凹凸部からなる流体摩擦低減部を有
    することを特徴とする水力機械。
  2. 【請求項2】前記凹部は、ランナ円周方向に所定のピッ
    チで配列したランナ半径方向に延びる複数の溝からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の水力機械。
  3. 【請求項3】前記溝は、複数の部屋に仕切られているこ
    とを特徴とする請求項1乃至2のいずれかの項に記載の
    水力機械。
  4. 【請求項4】水車、ポンプ水車その他の水力機械におい
    て、 ランナまたはガイドベーンまたはステーベーンの羽根面
    入口側および/または出口側に流体の主流の流れ方向に
    対して一定のパターンで連続する複数の凹凸部からなる
    流体摩擦低減部を形成したことを特徴とする水力機械。
  5. 【請求項5】前記凹部は、流体の主流の流れ方向に対し
    て交差する方向に延びる複数の溝からなることを特徴と
    する請求項4に記載の水力機械。
  6. 【請求項6】前記凹部は、散点状に形成された円形凹部
    からなることを特徴とする請求項2または4に記載の水
    力機械。
  7. 【請求項7】前記流体摩擦低減部は、所定のパターンで
    連続する凹凸部が形成された樹脂系シートからなること
    を特徴とする請求項1または4に記載の水力機械。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013167180A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 水車用ランナおよび水車
JP2015178829A (ja) * 2013-08-20 2015-10-08 株式会社東芝 水車および配管

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