JPH1131094A - データベース管理方法 - Google Patents

データベース管理方法

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JPH1131094A
JPH1131094A JP9184223A JP18422397A JPH1131094A JP H1131094 A JPH1131094 A JP H1131094A JP 9184223 A JP9184223 A JP 9184223A JP 18422397 A JP18422397 A JP 18422397A JP H1131094 A JPH1131094 A JP H1131094A
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JP
Japan
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data
database
function
management method
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JP9184223A
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Inventor
Kazunobu Ukikawa
和宣 浮川
Hatsuko Ukikawa
初子 浮川
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JustSystems Corp
Original Assignee
JustSystems Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初めてのユーザでも簡単に扱える、すなわ
ち、面倒な手順や特別な知識なしに、容易にパーソナル
なデータベースを構築することができるデータベース管
理方法を得ること。 【解決手段】 リレーショナルデータベースを管理する
データベース管理方法において、対象となるデータを表
示させる第1の工程と、第1の工程において表示された
データを特定する第2の工程と、第2の工程において特
定されたデータが表示された状態でデータを加工する第
3の工程と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベース管理
方法に関し、特に、直感的操作で高度なデータ管理を可
能にしてユーザの負荷を軽減し、その操作性を向上させ
たデータベース管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、データベースを管理するデータベ
ース管理方法にあっては、絞り込み等操作者が所望する
操作を行うことができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
データベース管理方法を用いて、クライアント/サーバ
用のRDB(Relational Database )へ移行するために
は、RDB設計やSQLの知識・経験が不可欠であり、
その操作性が悪く、ユーザに負荷がかかりすぎるという
問題点があった。
【0004】本発明は、上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、初めてのユーザでも簡単に扱える、
すなわち、面倒な手順や特別な知識なしに、容易にパー
ソナルなデータベースを構築することができるデータベ
ース管理方法を得ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明によるデータベース管理方法は、リレー
ショナルデータベースを管理するデータベース管理方法
において、対象となるデータを表示させる第1の工程
と、第1の工程において表示されたデータを特定する第
2の工程と、前記の工程において特定されたデータが表
示された状態で前記データを加工する第3の工程と、を
含むものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図を参照して、こ
の発明に係るデータベース管理方法の実施の形態を詳細
に説明する。
【0007】〔発明の概要〕本発明に係るデータベース
管理方法は、直感的操作で高度なデータ管理を可能に
し、初めてのユーザでも簡単に扱える“敷居の低いデー
タベース”である。難しくて使いにくい従来のデータベ
ースソフトとは異なり、面倒な手順や特別な知識なし
に、容易にパーソナルなデータベースを構築することが
できる。一方で、ユーザのボトムアップ要求にも対応し
ている。
【0008】従来のデータベースソフトでクライアント
/サーバ用のRDB(Relational Database )へ移行す
るためには、上記の如くRDB設計やSQLの知識・経
験が不可欠であったが、本発明に係るデータベース管理
方法は、ユーザにそうした負担をかけることはない。さ
らにデータコンバート機能も具備され、本発明に係るデ
ータベース管理方法において作成したデータベースのサ
ーバへの移行、あるいは他社のデータベースや表計算ソ
フトからのデータ取り込みも可能となる。加えて、上記
の如き操作をすべて分かりやすいユーザインターフェイ
スのもとで行なえるという技術的な効果がある。
【0009】したがって、個人のホビー管理から基幹系
RDBクライアントとしての利用まで、あらゆる状況に
おいてデータベース構築を強力に支援することが可能に
なる。
【0010】以下、この発明に係るデータベース管理方
法の機能を、 1.表の一覧表示機能 2.絞り込み操作機能 3.データ入力機能 4.検索、置換、一覧表内ジャンプ機能 5.集合、併合操作機能 6.実表化、ビュー化操作機能 7.グラフ作成機能 8.表関連補助操作機能 9.レポートジェネレータ機能 10.表作成、表定義機能 11.ビューと配列表機能 12.データベースオープン、RDB接続機能 13 データ活用機能 14.マクロ機能 15.ウィザード機能 16.その他の機能 の順に説明する。なお,図1,図2および図3は本発明
に係るデータベース管理方法の別の表示画面例を示す説
明図である。
【0011】〔1.表の一覧表示機能〕この機能は多彩
な表現力をもつ一覧の項目書式機能であり、本発明に係
るデータベース管理方法にあっては、表一覧表示の表現
方法を各種設定(表示/非表示、列固定、カーソルスキ
ップ、キー入力可/不可など)できるほか、表示書式に
数値、日付/時刻、時間、角度、期間、ファイル名など
の種類が用意されている。その際、「兆億万単位」や
「上半期・下半期」など、日本独自の表記を選択できる
うえ、数値の符号表示をマイナス記号(−)とするか、
あるいは△とするか、さらに書体、文字飾り、文字色の
設定などもきめ細かく設定することが可能である。ま
た、項目列の並べ替えはもちろん、項目ラベルの階層化
表示もできるなど、視認性の高い書式の作成が可能であ
る。
【0012】また、個別に設定が可能な一覧のレコード
書式を設定できる。表の一覧表示において、特定の条件
を満たすレコードの書式および文字属性を設定すること
ができる。これによって例えば、“前期の数字を上回っ
た支店レコードは赤で表示させる”など、表の視認性を
高め、データの効果的な活用が可能になる。
【0013】また、グループワークを支援する書式登録
機能がある。書式は表そのものにデフォルト表示書式と
して設定できるほか、一覧表示するごとに設定でき、さ
らにその書式に書式名称をつけて登録しておくことが可
能である。登録された書式名はタブに表示され、それを
マウスクリックにより切り替えるだけで、1つの表を多
様な切り口で見ることができる。さらに、この登録機能
をクライアント/サーバ環境で使えば、データだけでな
く書式そのものも共有することが可能になり、グループ
内での意志の疎通が図られる。
【0014】(3つの表示形式)本発明におけるデータ
ベース管理方法には、ニーズに合わせて利用できる3種
類のデータ表示機能がある。見通しの利く一覧形式は、
前後の関係や一つの項目の入力値を見る場合に便利であ
るが、項目数が多いとスライドバーを動かして見たい位
置をあわせる必要がある。
【0015】また、カード型の帳票形式では、対象のレ
コードははっきりわかるが、今度は前後の関係をみるた
めに、キー操作が必要となる。なお、このフォームはデ
フォルトであるが、フォーム編集の機能で、自由にカス
タマイズすることができる。
【0016】一覧、帳票どちらのメリットも使えるの
が、「混合形式」である。項目数が多く、帳票側がはみ
出している場合でも、一覧表の位置が上下左右に変更で
きるので、データにあわせて見やすい画面に設定でき
る。たとえば、一覧表側で氏名が見えなくても、帳票側
で表示されるようになる。混合形式は、縦と横の関係で
データを見ることができる。データの表示のみならず、
大量のデータを入力する際も、効率よくストレスを感じ
ず、行うことができる。
【0017】〔2.絞り込み操作機能〕まず、マウス操
作で簡単に行なえる絞込条件設定機能がある。すなわ
ち、本発明に係るデータベース管理方法にあっては、ク
エリー表を作ることなく、現在見ている一覧表に対して
条件を順次設定していくことで絞り込みを行なえる。従
って、生データを見ながら求める切り口を探り出すこと
が可能となる。ダイアログボックスは使用頻度の高い条
件書式のテンプレート入力形式となっており、マウス操
作を中心に、文字列検索、条件式、条件反転などの設定
を行なうことができる。
【0018】つぎに、ユーザの試行錯誤を可能にする操
作履歴の記録機能を有する。すなわち、絞り込みの操作
履歴は常に記録され、直前操作の取り消しはもちろん、
ある時点での条件の変更、あるいは任意の時点へ戻るこ
となども容易にできる。
【0019】(文字列絞込)新車発表会のアンケート結
果に関するデータにおいて、たとえば、このなかで、自
由形式に入力されている「質問4 魅力に感じるとこ
ろ」に「エアバッグ」と入力されているデータを絞り込
んでみる。直接「エアバッグ」と記入されているセル上
で右クリックする。そのセルに行える作業がポップアッ
プで現れる。絞込で文字列を選ぶと、対象となるデータ
が自動的に反映されるようになる。
【0020】また、本発明におけるデータベース管理方
法では、あいまい検索技術(JIAS)を搭載しており、表記
の揺れを吸収することができる。「エアバッグ」の他、
エアーバッグ、エヤバッグ、長音がマイナスのものも絞
り込まれる。
【0021】また、本実施の形態におけるデータベース
は、今見ているデータに対して、操作してゆくことがで
きる。従来のデータベースにあっては、データベースの
中のデータは一貫性が必要である。また、可変長のデー
タを使って分析するのは、きっちりした表現でなければ
ならない。したがって、この曖昧条件で検索できること
は、分析の幅を広げることになる。
【0022】(数値データ絞込)前記の絞り込みのに追
加して、利用年数の範囲が3年目以上7年目以下の条件
を追加する。条件の入力も、選択・穴埋め形式を用いて
おり、わかりやすく、設定できる。また、入力した条件
式は、簡単な式で表示されるので、修正が必要となった
場合でも、直接に修正を行うことができる。
【0023】不等号の向き一つとっても、従来のデータ
ベースには入力規則があり、それに従わなければならな
い。このような入力規則に慣れるまで時間がかかったり
する。本実施の形態におけるデータベースは入力規則を
覚える必要はなく、初心者でもすぐに使いこなすことが
できる。
【0024】(絞込履歴)次に、「絞込履歴」機能につ
いて説明する。従来のデータベースでは、クエリー一つ
に一括して条件を設定することになる。これに対し、本
実施の形態におけるデータベースでは、絞り込んだ条件
を履歴として保存している。
【0025】順番に絞り込める本実施の形態におけるデ
ータベースは、一つ前の条件を解除することも簡単にで
きる。たとえば、条件を解除後、やはり、「その条件で
良かった」といった場合、履歴から絞込の再実行が行う
ことができ、先に設定した条件を変更して再実行するこ
ともできる。この「絞り込み履歴機能」は、試行錯誤の
分析の際に特に有用な機能である。
【0026】〔3.データ入力機能〕操作性に優れたデ
ータ入力機能として、本発明に係るデータベース管理方
法では、一覧画面はもちろん、帳票画面、さらに両者を
同時に表示する混合表示画面からでもデータを入力する
ことができる。データ入力機能には、つぎのようなもの
がある。
【0027】第1に、一括エントリがある。データ入力
時には、複数レコードをまとめて入力しておき、反映操
作で一括して入力することができる。まとまったデータ
入力の際に、データ相互の関係が明確になり、とても便
利である。
【0028】第2に、入力書式の設定/変換辞書優先が
ある。入力書式でも、出力書式同様にきめ細かい設定が
可能である。オペレータに入力のガイドラインを与える
同時に、誤入力率を低減させる。また、入力項目ごとに
かな漢字変換ソフト等を含むフロント・エンド・プロセ
ッサの優先変換モードを設定できる。また、例えば人名
の項目では人名辞書を優先させるなどして入力効率を高
めることが可能である。
【0029】第3に、選択入力/表引きがある。入力候
補地をあらかじめ設定しておき、それをメニューから選
択することができる。他の表の項目値を選択入力の候補
として設定できる表引きなど、従来からある機能も強化
してある。
【0030】〔4.検索、置換、一覧表内ジャンプ機
能〕高速かつ的確な日本語検索を可能にする検索、置
換、ジャンプ機能を有する。本発明に係るデータベース
管理方法にあっては、文字列検索・置換では、ワイルド
カード検索といった一般的な機能に加え、より高度な文
字列検索を可能にする正規表現による検索や、日本語特
有の表記ゆれに対応した日本語あいまい検索機能(JIA
S:Japanese Intelligent Advanced Search Technology
)も搭載している。このあいまい検索では、字種・字
体の同一視、カナ表記のゆれ(ヴァとバなど)の同一
視、記号無視など、ジャストシステム独自の日本語処理
技術の高さを生かした機能が搭載されている。また、一
覧表内でのジャンプ機能には、指定行への移動のほか
に、ユニークな機能として、表の先頭から全体の何パー
セントの位置へ移動するかを設定することもできる。
【0031】〔5.集合、併合操作機能〕簡単な操作で
実行可能な表操作機能を有する。本発明に係るデータベ
ース管理方法にあっては、これまで面倒な手順が必要だ
った集合操作(射影、結合、和、差、直積など)を簡単
に設定できるコマンドを用意し、簡便なデータベース操
作を実現した。洗練されたユーザインターフェイスのも
と、穴埋め式でインタラクティブに各操作の条件設定を
きわめて簡単に行なうことができる。操作→結果の確認
→つぎの操作というようなサイクルで直感的にデータを
加工できるうえに、その状態をビュー化コマンドにより
ビューとして登録できる。また、併合操作、ソート、集
計、クロス集合といった操作についても同様に視覚的に
実行することが可能である。
【0032】〔6.実表化、ビュー化操作機能〕WYS
IWIGで実表を作成できる実表化・ビュー化操作機能
を有する。本発明に係るデータベース管理方法にあって
は、絞り込み、ソート、表結合などの操作を行なった状
態での一覧表データを、新しい表のデータとして固定さ
せる実表化コマンドを用意している。またデータを固定
せず、ビューとして定義づけることができるビュー化コ
マンドもある。生データを見ながら表定義/ビュー定義
が簡単にできるので、個人のニーズに合致したデータ活
用が可能になる。
【0033】たとえば、絞り込んでいるデータ「エアバ
ック」と「ご利用年数」のデータを、ビュー化(クエリ
ー化)することができる。このように、絞り込んだもの
からビュー化することができる。この操作においては、
データベースの構造や設計の概念は必要ない。したがっ
て、初めての方でも容易に使いこなすことができる。
【0034】〔7.グラフ作成機能〕的確なデータ分析
を支援するリアルタイムグラフ作成機能を有する。他の
アプリケーションでも使用しているグラフコンポーネン
トを共有する。絞り込みや集計機能と組み合わせて、そ
の場でグラフ作成を行なえるなど、効果的なデータ分析
が可能である。また、表ごとに任意のグラフ作成条件を
設定することもできる。
【0035】〔8.表関連補助操作機能〕第1に、設定
内容の理解をアシストするダイアログボックス表示機能
を有する。すなわち、表に関する操作(複製、名称変
更、削除など)をダイアログボックスで実行できるよう
にするなど、ダイアログボックスでの操作性を大幅に向
上させた。
【0036】第2に、ネットワーク上のデータベースを
透過的に扱える表リンク機能を有する。複数のネットワ
ークサーバに分散した表をリンク付けして、仮想的な1
つのデータベースにまとめて扱うことが可能となる。
【0037】〔9.レポートジェネレータ機能〕第1
に、日本語ワープロ等のアプリケーションの出力環境を
備えた2つの印刷機能を有する。本発明に係るデータベ
ース管理方法の印刷機能には、一覧表を画面の書式で直
接出力する「一覧印刷」と、帳票設計を行なって出力す
る「帳票印刷」とがある。簡単かつ高速な出力を必要と
する場合は「一覧印刷」を選び、伝票やハガキなど自由
な書式で高精細な出力が必要な場合には「帳票印刷」を
選ぶといった使い分けが可能である。また、上記の日本
語ワープロの印刷機能に加えて、書式の拡張やバーコー
ド印刷など、多くのものを追加した。
【0038】第2に、美しく繊細な表現を可能にする豊
富なレポート生成機能を有する。本発明に係るデータベ
ース管理方法には、他のアプリケーション画面でレイア
ウトできる印刷帳票をはじめ、以下のような、さまざま
なレポートジェネレータ機能が用意されている。
【0039】 画面帳票/印刷帳票 帳票の設計には、データハンドリングが容易な「画面帳
票」と、豊かな表現力を可能にする「印刷帳票」の2種
類が用意されている。「画面帳票」では、データを閲覧
しやすいよう枠をレイアウトしたり、カーソルの移動を
設定して容易なデータ入力を可能にする。一方「印刷帳
票」では、罫線を引いたり文字属性を設定するなど、高
度な表現力を伴ったデータ出力を可能にする。
【0040】 帳票編集モード 帳票全体のレイアウトを設計するためのモードである。
他のアプリケーション画面にデータ枠を配置する方式な
ので、レイアウトそのものがワープロ感覚で行なえるう
えに、フリーカーソル/フリー罫線の特長を生かした自
由度の高い帳票設計ができる。印刷の形式には、表形
式、カード形式、タック形式などを用意しており、また
それらを用途に応じて組み合わせることも可能である。
【0041】 書式設定 他のアプリケーション・ソフトのさまざまな書式設定を
フルに活用することができる。さらに、現在ある他のア
プリケーション・ソフトを帳票テンプレートとして読み
込み、その上にデータ枠を配置することができるなど、
効率的な帳票デザインが可能である。
【0042】 領域種別と枠 ヘッダ/フッタは、ドキュメント、ページ、グループご
とに設定することができる。さらにグループは、レベル
を設定することが可能である。各領域に項目枠や計算枠
を直感的に配置していけるので、簡単にデザインするこ
とができる。また文字列同様、枠に対しても属性設定が
行なえるなど、ワープロ感覚で美しい仕上げをほどこす
ことが可能である。
【0043】このように、従来のデータベース管理方法
では、帳票作成機能が大変弱く、また、その操作が困難
であることが弱点であったが、本発明におけるデータベ
ース管理方法の帳票機能「レポートジェネレータ」は、
「表現力に欠ける」点や「作成が困難な」点を一気に解
決した。
【0044】たとえば、ワープロソフト等のアプリケー
ションソフトで作成した文書がそのまま雛形として利用
できるので、データベースの表を組み合わせて、帳票が
作成できる。この読み込んだ文書に、一つフィールドを
付け加える。すでにデータベースに接続されているた
め、項目名にはアンケートデータの項目名が、対象の項
目リストが表示される。ここでは、郵便番号を選択し
て、データの枠を張り付ける。枠の張り付けは、マウス
を使って簡単に行うことができる。さらに、データ操作
モードも搭載してる。カーソルをフィールドの中にあわ
せ、ページダウンキーなどを使って順次表示させること
もできる。
【0045】このほか、ビジュアルデータもカバーして
いる。レポートジェネレータはデータベースの組込型か
らグラフィックデータを印字することもできる。さら
に、バーコード印刷機能も有しており、レポートジェネ
レータでは、郵便の割引対象となる、カスタムバーコー
ドの印刷も可能である。
【0046】また、データベースのメニューをカスタマ
イズしたり、データベースの持つ機能を組み合わせて定
型処理を自動化する、といった従来のマクロに相当する
ものから、本格的なクライアント/サーバーシステムの
開発まで幅広いニーズに対応することができまる。
【0047】〔10.表作成、表定義機能〕第1に、高
速・高精度の演算を可能にするデータ型を有する。本発
明に係るデータベース管理方法のデータベースエンジン
のデータ型は固定長・可変長の文字列、整数、実数など
がある。十進整数型では有効桁数38桁を保証してい
る。金融勘定系にも余裕ある演算精度を実現する。
【0048】また、リモートでのデータベース接続時に
は接続先データベースのデータ型のサポート内容に自動
的に追従する。本発明に係るデータベース管理方法で扱
えるデータ型には、つぎのようなものがある。 固定長/可変長文字列 正数/実数/十進数値 時刻/時間型 バイナリ/組込型
【0049】第2に、操作性に優れ、分かりやすい表書
式および表示形式設定機能を有する。表の画面上での書
式としてグループ単位表示、複数行表示などが設定でき
る。また表の表示形式が“一覧”“帳票”“混合”から
選択可能である。混合表示では一覧表示と帳票表示を混
在して表示でき、表全体と各レコードの関係を明確にす
ることができる。なお、各項目にはふりがな先項目入
力、かな漢字変換ソフト等を含むフロント・エンド・プ
ロセッサ入力モード設定、表引きなどの入力補助機構を
設定することが可能である。
【0050】〔11.ビューと配列表機能〕第1に、視
覚的で簡単に操作できるビジュアルビュー定義機能を有
する。ビュー作成は、元になる実表(テーブル)からマ
ウスドラッグで線を引き、関係項目の条件式を選択(ク
リック)するだけで完成する。
【0051】第2に、データ組み合わせを容易にする配
列表定義機能を有する。配列表はビューの一種である。
一般のRDBでは、伝票データのようにマスタと明細票
からなるデータ組み合わせを管理する場合、親実表(マ
スタテーブル)と子実表(明細テーブル)を作成し、結
合ビューを作成するという面倒な手順が必要であるが、
本発明に係るデータベース管理方法ではこれらの定型パ
ターンを配列表として1回の操作で定義することが可能
である。さらに、データ入力の際にも、配列表への直接
入力により効率を高めることができる。
【0052】〔12.データベースオープン、RDB接
続機能〕第1に、アイコンのマウスクリックで開始でき
るデータベース新規作成機能を有する。本発明に係るデ
ータベース管理方法でのデータベース作成は、表示され
ているアイコンをマウスクリックすることで開始でき
る。このとき、すでに作成済みのデータベースがある場
合には、そのアイコンをマウスクリックする。また、ホ
スト情報、ログイン情報などの必要な情報を設定するこ
とにより、ネットワークサーバ上のRDBに対しても同
様の操作でデータベース接続することが可能である。
【0053】第2に、基幹系RDBとの接続を容易にす
るネットワークドライバの標準添付がされている。ネッ
トワークRDBサーバへの接続条件を登録することによ
り、リモートのデータベースに接続することができる。
一度登録するとローカルエンジンへの接続時と同様のユ
ーザインターフェイスで表操作が可能になる。ODBC
接続はもちろん、オラクル7ネイティブドライバのサポ
ートによりクライアント/サーバ型RDBの業界標準オ
ラクル7の固有機能も十分活用することができる。
【0054】本発明にかかるデータベース管理方法がサ
ポートするデータベースサーバは、つぎの通りである。 Oracle7 SQL Server(ODBCドライバ経由) Sybase(ODBCドライバ経由) Informix(ODBCドライバ経由) その他のODBCドライバ経由で接続可能なデータベー
スサーバ
【0055】第3に、操作環境が統一されたデータベー
ス管理コマンドを有する。データベース作成や、表定義
コマンドの発行をローカルデータベースに対する操作と
同一のインターフェイスで実行できるようにした。例え
ば、実表(テーブル)生成など本発明に係るデータベー
ス管理方法のコマンドと同一の操作性を可能にし、SQ
L言語の知識がないユーザにも不便さを感じさせない。
【0056】〔13.データ活用機能〕第1に、ボトム
アップアプローチを容易にするファイル変換機能を有す
る。Microsoft Accessのほか、CSV 形式などの読込が可
能である。これにより、ローカルデータベースを変換し
て共有するオラクル7サーバへのボトムアップアプロー
チが可能になる。
【0057】〔14.マクロ機能〕第1に、本格的プロ
グラミング環境を提供するマクロ機能を有する。データ
ベースアクセスOCXの提供により、データベースへの
さまざまな操作を簡単に実行できる。
【0058】第2に、本発明に係るデータベース管理方
法には、強力で使いやすいマクロ言語が搭載される。マ
クロの記述は、アプリケーションとの共通のマクロ編集
ツール上で記述し、その結果を目で追いながら確認でき
るので、マクロは初めてというユーザでも容易に扱うこ
とができる。また、ファミリ共通のマクロ環境として、
操作性が完全に統一化されている場合、一度マスターす
れば、ほかのアプリケーションのマクロ記述も可能であ
る。さらに、オートメーション機能に対応している場合
には、他社のWindows アプリケーションから本発明に係
るデータベース管理方法の機能をコントロールすること
もできる。
【0059】〔15.ウィザード機能〕容易な条件式の
作り込みを可能にする式ウィザード機能を有する。一覧
の絞り込みやビューの作成などに設定する条件式は、統
一された式ウィザードにより、簡単に設定することが可
能である。文字列数値の一致や大小比較、AND、O
R、NOTの組み合わせ条件といった基本的な条件式設
定は、ほとんどマウス操作やダイアログボックスでの選
択程度で行なうことができる。また、対象の項目と数
値、文字列の比較だけでなく別表の項目値との比較の実
行にも、SQLなどの特別な知識は不要となる。
【0060】検索条件として入力できる条件例として、
つぎのようなものがある。 文字列 検索文字列と全一致、正規表現形式が一致、ワイルドカ
ード一致、日本語あいまい検索(JIAS)等 条件式入力 項目値の範囲内、項目値同士の比較による条件、項目値
とワイルドカード比較、正規表現との比較、値リスト内
有無の比較、項目値が別表の索引あるいは項目に含まれ
るなどの条件 〔16.その他の機能〕 レコード強調書式機能 次に、データ全体から、傾向をつかむことのできる「レ
コード強調書式」機能について説明する。
【0061】本実施の形態におけるデータベースでは、
先に説明した絞込とは異なり、全体の中から条件に該当
するレコードを浮き上がらせて表示する機能を備えてい
る。絞込では、条件で合致したものだけが表示される
が、レコード強調書式は、すべてのレコードを表示しす
る。たとえば、車検ターゲットでは、3年目の車検対象
者は黄色、5年目の対象者は紫、7年目の対象者は水色
のレコードで表示するよう設定することができる。これ
を利用年数でソートすると、7年、5年、3年のデータ
が色分けできる。また、年齢ターゲットは、年齢が25歳
以上、35歳以下データの表示を際だたせることもでき
る。さらに、セダンターゲットは、セダン車に乗ってい
る方を色分けすることもできる。この機能を利用すれ
ば、絞り込まれた条件に該当するデータとしないデータ
を一目瞭然で判別することができる。
【0062】条件に該当するデータの前後に、条件に該
当しないが、関連する情報がある場合も多いので、この
「レコード強調書式機能」を利用すれば、前後の関係も
見ることができる。
【0063】このように、絞込やソートだけではわかり
にくいデータ間の前後関係などを視覚的に理解すること
のできる「レコード強調書式」は、従来のデータベース
にはできなかった独自の機能である。
【0064】 簡易表から表の新規作成 次に「簡易表作成」機能を説明する。新しい表を作成す
るが、ここでは「新規顧客一時表」とする。この「簡易
表作成機能」は、表の定義を行わずに、表計算ソフトと
同様にデータをセルに直接入力できる機能である。当
然、定義の変更は後から自由に行うことができる。終了
すると、データの種別を自動判別して定義を設定する。
仮に設定されている項目名などは後から自由に変更する
ことができる。
【0065】 二つの表から結合ビューを作成する機
能 次にリレーショナルデータベースとして重要な機能う
ち、「結合」機能を説明する。データの分析の際には、
二つの表を一つにして、データを見てみるといったこと
が必要となる。本実施の形態におけるデータベースで
は、選択方式で簡単に二つの表から新しい表を作成する
ことができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明に係るデ
ータベース管理方法にあっては、初めてのユーザでも簡
単に扱える。すなわち、面倒な手順や特別な知識なし
に、容易にパーソナルなデータベースを構築することが
できるデータベース管理方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータベース管理方法の表示画面
例を示す説明図である。
【図2】本発明に係るデータベース管理方法の別の表示
画面例を示す説明図である。
【図3】本発明に係るデータベース管理方法の別の表示
画面例を示す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リレーショナルデータベースを管理する
    データベース管理方法において、 対象となるデータを表示させる第1の工程と、 前記第1の工程において表示されたデータを特定する第
    2の工程と、 前記第2の工程において特定されたデータが表示された
    状態で前記データを加工する第3の工程と、 を含むことを特徴とするデータベース管理方法。
JP9184223A 1997-07-09 1997-07-09 データベース管理方法 Pending JPH1131094A (ja)

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JPH1131094A true JPH1131094A (ja) 1999-02-02

Family

ID=16149531

Family Applications (1)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287967A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Eiwa Iijima 業務開発システム
JP2006018607A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Fujitsu Ltd メタデータエディタプログラムおよびその記録媒体、メタデータ編集方法ならびにメタデータ編集装置

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