JPH11309216A - 管腔内拡張留置具 - Google Patents

管腔内拡張留置具

Info

Publication number
JPH11309216A
JPH11309216A JP11709098A JP11709098A JPH11309216A JP H11309216 A JPH11309216 A JP H11309216A JP 11709098 A JP11709098 A JP 11709098A JP 11709098 A JP11709098 A JP 11709098A JP H11309216 A JPH11309216 A JP H11309216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
expansion
straight
lumen
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11709098A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Uehama
史朗 上濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP11709098A priority Critical patent/JPH11309216A/ja
Publication of JPH11309216A publication Critical patent/JPH11309216A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 安価で所望の拡張力および拡張巾を得、また
収縮・回収することが可能なことを特徴とする管腔内拡
張留置具を提供する。 【解決手段】 1つ以上の拡張バネ10およびバネ固定
具20より構成され、該拡張バネは2つのストレート部
2、2つのストッパー部8、バネ部9よりなり、該バネ
固定具は内腔を有し、該拡張バネは該バネ固定具の内腔
に内包されてなる管腔内拡張留置具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として人間の体内
における管腔(血管、食道、腸、尿管、鼻腔、口腔、膣
など)を拡張して処置を行ったり、留置して開存させる
ための管腔内拡張留置具である。
【0002】
【従来の技術】人間の体内おける管腔(血管、食道、
腸、尿管、鼻腔、口腔、膣など)を拡張するための器具
として従来はバルーンカテーテルが用いられてきた。こ
れは可撓性を有する合成樹脂製の膜によって作られたバ
ルーンに、空気、水などの流体を注入し、所望の拡張力
を得るものである。バルーンによる拡張具は比較的安価
であり、また大きさも様々なものが得られるため、これ
まで広く使われてきた。
【0003】しかしバルーンによる拡張はその外径を連
続的に可変するには有利であっても、所望の拡張力を瞬
間的に得るには不向きであり、また長期間留置するにも
バルーン収縮の恐れがあり不向きであった。長期留置す
るにはしばしばバルーンに空気、水などを定期的に注入
し、管理しなくてはならなかった。
【0004】また管腔の狭窄を拡張し、留置するための
器具として金属性のステントが用いられてきた。これは
網状に織られた金属製のワイヤーを狭窄部に挿入し、内
側よりバルーン等にて拡張することにより所望の拡張力
を得るものである。またセルフエクスパンドタイプと呼
ばれるものはまわりをシースで覆っておき、使用時には
シースを抜くことによって自動的に拡張するものであ
る。
【0005】しかしステントによる拡張・留置は管腔を
恒久的に拡張・留置するには良好であるが、一旦留置す
ると抜去することが困難なため、一時的な留置には不向
きであった。また拡張時にバルーンもしくはシースを使
用しなくてはならないため高価であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来のこうし
たバルーンカテーテルやステントの欠点を補うために開
発されたものである。本発明の目的は安価で瞬間的に所
望の拡張力を得、また瞬時にして収縮することを特徴と
する管腔内拡張留置具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、1つ以上
の拡張バネおよびバネ固定具より構成され、拡張バネは
2つのストレート部、2つのストッパー部、バネ部より
なり、ストレート部はその一端がバネ部の両端に接合さ
れており、ストッパー部はストレート部上に接合されて
おり、またバネ固定具は内腔を有し、内腔に拡張バネが
挿入されて組み合わせてなることを特徴とする管腔内拡
張留置具である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて、本発明を詳細
に説明する。図1(a)〜(c)は本発明による管腔内
拡張留置具の一実施例を示す概略図であり、図2は本発
明によるバネ固定具の内腔形状の一実施例を示す概略図
である。図3は管腔内拡張留置具により管腔を拡張する
実施例を示す概略図であり、図4は管腔内拡張留置具で
狭窄部を拡張し、留置する実施例を示す概略図である。
【0009】図1(a)に示したように、本発明による
管腔内拡張留置具は拡張バネ(10)及びバネ固定具
(20)より構成される。拡張バネ(10)にはストレ
ート部(2)、ストッパー部(8)及びバネ部(9)が
設けられる。ストレート部(2)は棒状もしくは線状の
形状が用途に応じて選択されるが、通常線状であること
が加工性の面で好ましい。ストレート部(2)の形状は
図1(a)に示した様にまっすぐなものや、図1(b)
に示した様に段付きのものあるいは図1(c)に示した
様に折れ曲がりのあるものが用途に応じて選択される
が、拡張のみの用途であれば挿入時に引っかかりとなら
ず、まっすぐなものが好ましく、留置の用途であれば留
置後抜け防止のための段付きのものが好ましい。また挿
入時の損傷を防ぐため、ストレート部(2)の端点を丸
め加工することも好ましい。
【0010】ストッパー部(8)の形状は図1(a)に
示した様に三角形状もしくは四角形状、半球形状が用途
に応じて選択され、また図1(a)の様にストレート部
に接合されてなるものや、図1(c)の様にストレート
部(2)の一部を屈曲させてなるものが使用される。コ
ストの面からはストレート部(2)の一部を屈曲させて
なるものが安価に製造できるため、より好ましい。バネ
部(9)の形状は図1(a)のようにU字形状、もしく
は円弧、図1(b)の様にスプリング形状、図1(c)
の様に巻きバネ形状などをとりうるが、目的と用途によ
って選択される。製造コストを考慮すると、U字形状も
しくは円弧形状であることがより好ましい。
【0011】ストレート部(2)、ストッパー部(8)
およびバネ部(9)は相互に接合されてなるか、もしく
は部分的、全体に連続してなるが、全体として連続にな
ることが製造コストの面で安価に製造できるためより好
ましい。また拡張バネ(10)はバネ部(9)をはさん
で線対称であることが、均等な拡張力を得るためより好
ましい。拡張バネ(10)が全く外力を受けない状態に
おかれたときの2つのストッパー部(8)間の距離はバ
ネ固定具(20)の内腔の端点間の距離よりも大きいこ
とが必要であり、それよりも小さくては拡張バネ(1
0)をバネ固定具(20)に挿入しても抜け落ちてしま
い好ましくない。
【0012】バネ固定具(20)の内腔(12)形状を
図2に示す。これによれば内腔(12)は円形、四角
形、三角形、六角形などが用途に応じて選択されるが、
人体への損傷を防ぐために円形であることがより好まし
い。バネ固定具(20)の全長は拡張バネ(10)の全
長よりも長いと拡張バネ(10)全体が入ってしまうた
め、拡張バネ(10)の全長よりも短い必要があり、よ
り好ましくは、より大きく拡張させるため拡張バネ(1
0)の3分の1以下が好ましい。
【0013】バネ固定具(20)はその内腔(12)に
拡張バネ(10)の一部を内包する。2つのストレート
部(2)が内腔(12)に位置するときは2つのストレ
ート部(2)の間隔はほぼ内腔(12)と同一の巾もし
くはそれより狭くなる。これはバネ部(9)の力により
ストレート部(2)が外力を受けているからである。バ
ネ固定具(20)をストッパー部(8)方向に移動する
とそれに伴いストレート部(2)が拡張するが、やがて
バネ固定具(20)の端面とストッパー部(8)の端面
が接触し、バネ固定具(20)がその位置で固定され
る。これによりストレート部(2)の拡張も一定の位置
に止まることが可能となる。
【0014】本発明による管腔内処置留置具による拡張
力および開き具合を決定する要因は主としてバネ部
(9)の材質、外径、長さ、形状や、バネ固定具(2
0)の内腔(12)の端点間の距離・全長などである。
【0015】これらの寸法はその用途に応じて勘案され
るべきものであるが、人間の体内における管腔内での用
途に限定するならば、バネ部(9)の外径はφ0.01
〜φ50mmが好ましい。φ0.01mmより小さいと
弾性が得られないため好ましくなく、φ50mmより大
きいと、弾性が強すぎるため管腔内裂傷を引き起こす恐
れがあり好ましくないためである。長さは0.1〜20
0mmが好ましい。0.1mmよりも短いと、有効な開
き具合が得られず好ましくなく、また200mmより長
いと管腔内を突き破る恐れがあり好ましくないためであ
る。バネ部(9)の材質は弾性を有するものならば何で
も好ましいが、ステンレス鋼、チタニウム鋼、タングス
テン鋼、アモルファス鋼などの金属や、軟質塩化ビニル
樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウ
レタン樹脂などが好んで使用される。
【0016】拡張バネ(10)の本数は特に制限される
ものではないが、実用上1〜10本が好ましく、10本
より多いと操作が複雑になるため好ましくない。バネ固
定具(20)の材質は弾性を有せず、拡張バネ(10)
の拡張力により破壊されることのない強度を有するもの
であれば何でも好ましいが、ステンレス鋼、チタニウム
鋼、タングステン鋼、アモルファス鋼などの金属や、硬
質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、アクリルブタジエンゴム樹脂などが特に好んで使
用される。
【0017】次に本発明による管腔内拡張留置具により
管腔を拡張する方法および、管腔を拡張し留置する方法
について図3、図4を用いて解説し、本発明の効果を明
確にする。
【0018】本発明による管腔内拡張留置具により管腔
(30)を拡張するには図3(a)に示したように拡張
バネ(10)を2本有したものが好ましい。挿入時はバ
ネ部(9)を手前に引き、ストレート部(2)が平行も
しくはそれよりも狭い状態で管腔(30)への挿入を行
う。ストレート部(2)が平行もしくはそれよりも狭く
ならない場合はストレート部(2)を手でつかみ、絞っ
ても可である。
【0019】ストレート部(2)を十分に管腔内に押し
込み、バネ固定具(20)が管腔入口(31)に当たっ
たら、バネ固定具(20)を固定しバネ部(9)を押し
込み、ストッパー部(8)の端面がバネ固定具(20)
の端面と接触して止まる。それと同時にストレート部
(2)が広がり、管腔(30)を拡張する。拡張バネ
(10)の先端部を丸めておけば、管腔(30)内を傷
つけることもなく、安全である。拡張方向は四方向で十
分な拡張力が得られる。
【0020】抜去時はバネ部(9)を管腔入口(31)
に押しつけたまま、バネ部(9)を手前に引くことによ
り、ストレート部(2)が収縮する。その状態で、拡張
バネ(10)およびバネ固定具(20)を一緒に手前に
引くことにより抜去も容易である。
【0021】本発明による管腔内拡張留置具を狭窄部
(32)に留置し、拡張する手順を図4に示した。図4
(a)に示したように、2つの鉗子孔を有する内視鏡
(35)より鉗子1(33)および鉗子2(34)を用
いてそれぞれバネ部(9)およびバネ固定具(20)を
把持する。
【0022】内視鏡の操作により狭窄部(32)に拡張
バネ(10)のストレート部(2)を挿入する。十分に
挿入されたら、図4(b)に示すように、鉗子2(3
4)でバネ固定具(20)が動かないように押さえなが
ら、鉗子1(33)の操作により、バネ部(9)を前方
に操作する。バネ部(9)が押し込まれることにより、
ストッパー部(8)がバネ固定具(20)内に挿入され
る。それによりストレート部(2)が広がり、狭窄部
(32)を拡張する。拡張バネ(10)の先端部を丸め
ておけば、管腔(30)内および狭窄部(32)を傷つ
けることもなく、安全である。
【0023】拡張バネ(10)は少なくとも2本以上あ
ったほうが好ましく、通常2〜4本が好ましい。2本よ
り少ない十分な拡張が得られず好ましくなく、また4本
より多いと拡張バネ(10)が邪魔となり、血液、体
液、食物等の管腔内通過の妨げとなり好ましくない。抜
去時は、鉗子2(34)によりバネ固定具(20)を把
持・固定したまま鉗子1(33)によりバネ部(9)を
手前に引くことにより、ストレート部(2)が収縮す
る。その状態で、拡張バネ(10)およびバネ固定具
(20)を鉗子1(33)および鉗子2(34)により
把持したまま内視鏡(35)ごと抜去することにより、
抜去・回収も容易である。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば安価で所望の拡張力およ
び拡張巾を得、また収縮・回収することが可能なことを
特徴とする管腔内拡張留置具を提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による管腔内拡張留置具の一実施例を示
す概略図である。
【図2】本発明によるバネ固定具の内腔形状の一実施例
を示す概略図である。
【図3】本発明による管腔内拡張留置具により管腔を拡
張する実施例を示す概略図である。
【図4】本発明による管腔内拡張留置具で狭窄部を拡張
し、留置する実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
2. ストレート部 8. ストッパー部 9. バネ部 10.拡張バネ 12.内腔 20.バネ固定具 30.管腔 31.管腔入口 32.狭窄部 33.鉗子1 34.鉗子2 35.内視鏡

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ以上の拡張バネおよびバネ固定具よ
    り構成され、拡張バネは2つのストレート部、2つのス
    トッパー部、バネ部よりなり、ストレート部はその一端
    がバネ部の両端に接合されており、ストッパー部はスト
    レート部上に接合されており、またバネ固定具は内腔を
    有し、内腔に拡張バネが挿入されて組み合わせてなるこ
    とを特徴とする管腔内拡張留置具。
  2. 【請求項2】 拡張バネはストレート部がバネ固定具の
    内腔に位置し、よって2つのストレート部が平行もしく
    は閉じた状態と、バネ固定具が拡張バネのストッパー部
    側に移動し、それにともないバネ部が拡張するもストッ
    パー部の端面及びバネ固定具の端面が接触し、よってバ
    ネ部の拡張が止まり、同時に2つのストレート部があら
    かじめ定められた開いた状態をとる請求項1記載の管腔
    内拡張留置具。
  3. 【請求項3】 少なくとも2つの拡張バネを有してな
    り、拡張バネは1本のワイヤーにより構成され、ストッ
    パー部は2つの相反する屈曲部により構成され、バネ固
    定部は円筒形状を有し、内腔も円筒形でワイヤーを固定
    するに十分な複数の溝を有している請求項1又は2記載
    の管腔内拡張留置具。
  4. 【請求項4】 拡張バネ部はU字形状もしくは円弧形状
    を有してなる請求項3記載の管腔内拡張留置具。
JP11709098A 1998-04-27 1998-04-27 管腔内拡張留置具 Pending JPH11309216A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11709098A JPH11309216A (ja) 1998-04-27 1998-04-27 管腔内拡張留置具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11709098A JPH11309216A (ja) 1998-04-27 1998-04-27 管腔内拡張留置具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11309216A true JPH11309216A (ja) 1999-11-09

Family

ID=14703157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11709098A Pending JPH11309216A (ja) 1998-04-27 1998-04-27 管腔内拡張留置具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11309216A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100430880B1 (ko) * 2002-04-04 2004-05-10 윤영석 자가지지형 부비동 세척기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100430880B1 (ko) * 2002-04-04 2004-05-10 윤영석 자가지지형 부비동 세척기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2935561B2 (ja) ステント供給装置
JP4907339B2 (ja) 複数の分散型ステントを送り込む装置と方法
US7963987B2 (en) Sequential implant delivery system
US6656213B2 (en) Stent delivery system
US6660032B2 (en) Expandable coil endoluminal prosthesis
JP4187930B2 (ja) 動脈の修復装置および方法
ES2387911T3 (es) Espiral atada para el tratamiento de lúmenes corporales
US6488700B2 (en) Endoluminal prosthesis placing method
EP1861156B1 (en) Access catheter having dilation capability
US20020188344A1 (en) Retrievable stent and method of use thereof
US20040087965A1 (en) Method and apparatus for caged stent delivery
JPH1057502A (ja) 自動拡張ステント送出装置
JPH0724688B2 (ja) 血管内で放射状に膨脹可能なステント及びその移植装置
JP2009501567A (ja) 自己拡張型血管内装置の展開に使用する供給システムおよびその方法
JP2008508033A (ja) 側方拡張部を有する末端部材を備えたステント
US20040260381A1 (en) Devices and methods for forming stenting structures in situ
WO2005117754A1 (en) Expandable and contractible guidewire
JP4982045B2 (ja) 解体可能部分を有するステントおよびその形成方法
WO2004112653A2 (en) Devices and methods for delivering and forming single and multiple stenting structures in situ
JP6458165B2 (ja) ステント
JPH11309216A (ja) 管腔内拡張留置具
JPH0546419Y2 (ja)
JPH11309217A (ja) 管腔内拡張留置具
JPH0415230Y2 (ja)
GB2264236A (en) Catheter and stent used therewith