JPH11309205A - 動物用糞尿処理・消臭材及びその製造方法 - Google Patents
動物用糞尿処理・消臭材及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH11309205A JPH11309205A JP10134307A JP13430798A JPH11309205A JP H11309205 A JPH11309205 A JP H11309205A JP 10134307 A JP10134307 A JP 10134307A JP 13430798 A JP13430798 A JP 13430798A JP H11309205 A JPH11309205 A JP H11309205A
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- JP
- Japan
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- animal
- deodorizing
- deodorizing material
- waste
- animal excrement
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Abstract
(57)【要約】
【課題】犬，猫等のペットとして飼育する，動物用糞尿
処理・消臭材及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】植物性繊維を含む廃棄物原材料によって構
成する動物用糞尿処理・消臭材であって，無定形の多孔
質体である事を特徴とする動物用糞尿処理・消臭材を，
押出成形によって製造する方法であって，該押出成形の
温度条件が８５℃以下とし，該原材料に連続的に水を供
給しながら，加熱し，混練して，吐出する事を特徴とす
る，動物用糞尿処理・消臭材及びその製造方法を確保す
る。
処理・消臭材及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】植物性繊維を含む廃棄物原材料によって構
成する動物用糞尿処理・消臭材であって，無定形の多孔
質体である事を特徴とする動物用糞尿処理・消臭材を，
押出成形によって製造する方法であって，該押出成形の
温度条件が８５℃以下とし，該原材料に連続的に水を供
給しながら，加熱し，混練して，吐出する事を特徴とす
る，動物用糞尿処理・消臭材及びその製造方法を確保す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，特に犬，猫の様な
ペットとして飼育する動物用の，糞尿処理・消臭材及び
その製造方法に関する。
ペットとして飼育する動物用の，糞尿処理・消臭材及び
その製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来技術の動物用糞尿処理・消臭材は，
脱臭剤としての砂状ゼオライト等の多孔質の無機物を使
用していた。
脱臭剤としての砂状ゼオライト等の多孔質の無機物を使
用していた。
【０００３】従来技術の動物用糞尿処理・消臭材は，脱
臭剤としての紙或いは木材質チップを使用していた。
臭剤としての紙或いは木材質チップを使用していた。
【０００４】従来技術の動物用糞尿処理・消臭材は，植
物性繊維を含む廃棄物原材料に植物性の接合剤を用い
て，相互に接合していた。
物性繊維を含む廃棄物原材料に植物性の接合剤を用い
て，相互に接合していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の動物用糞尿
処理・消臭材における，脱臭剤としての砂状ゼオライト
等の多孔質の無機物は，安価ではあるが，特に，尿を含
む砂状ゼオライト等がトイレ全体に拡がり，使用後の廃
棄処理が面倒である等の問題点を有していた。
処理・消臭材における，脱臭剤としての砂状ゼオライト
等の多孔質の無機物は，安価ではあるが，特に，尿を含
む砂状ゼオライト等がトイレ全体に拡がり，使用後の廃
棄処理が面倒である等の問題点を有していた。
【０００６】従来技術の動物用糞尿処理・消臭材におけ
る，脱臭剤としての紙或いは木材質チップは，ゼオライ
ト等の無機物に比べて高価であり，貴重な森林資源を用
いて製造する紙の有効利用に逆行する等の問題点を有し
ていた。
る，脱臭剤としての紙或いは木材質チップは，ゼオライ
ト等の無機物に比べて高価であり，貴重な森林資源を用
いて製造する紙の有効利用に逆行する等の問題点を有し
ていた。
【０００７】従来技術の動物用糞尿処理・消臭材は，植
物性繊維を含む廃棄物原材料に植物性の接合剤を用い
て，相互に接合していたので，吸収効果の低減を招く問
題点を有していた。
物性繊維を含む廃棄物原材料に植物性の接合剤を用い
て，相互に接合していたので，吸収効果の低減を招く問
題点を有していた。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために，本発明の動物用糞尿処理・消臭材は，植物性繊
維を含む廃棄物原材料を用い，資源を有効に再利用し，
且つ安価であって，使用後の廃棄処理まで配慮した動物
用糞尿処理・消臭材を提供する事を特徴とする。
ために，本発明の動物用糞尿処理・消臭材は，植物性繊
維を含む廃棄物原材料を用い，資源を有効に再利用し，
且つ安価であって，使用後の廃棄処理まで配慮した動物
用糞尿処理・消臭材を提供する事を特徴とする。
【０００９】本発明の動物用糞尿処理・消臭材は，植物
性繊維を含む廃棄物原材料に植物性の接合剤を用いず，
押出成形機を用い，加圧により固形化する製造方法を確
保する事により，優れた吸収効果を持たせる事を特徴と
する。
性繊維を含む廃棄物原材料に植物性の接合剤を用いず，
押出成形機を用い，加圧により固形化する製造方法を確
保する事により，優れた吸収効果を持たせる事を特徴と
する。
【００１０】
【発明の実施の形態】第１発明の動物用糞尿処理・消臭
材は，植物性繊維を含む廃棄物原材料によって構成する
動物用糞尿処理・消臭材であって，無定形片の多孔質体
である事を特徴とする。
材は，植物性繊維を含む廃棄物原材料によって構成する
動物用糞尿処理・消臭材であって，無定形片の多孔質体
である事を特徴とする。
【００１１】第１発明の動物用糞尿処理・消臭材におい
て，植物性繊維を含む廃棄物原材料は特定せず，各種の
食品加工業及び農林業等において排出する植物性繊維を
含む廃棄物を使用する事ができ，該廃棄物に含有する植
物性繊維の量比も特に限定しないが，該植物性繊維によ
って，その形状が保持され，該廃棄物中の植物性繊維の
含有量は３０重量％以上である事が望ましい。
て，植物性繊維を含む廃棄物原材料は特定せず，各種の
食品加工業及び農林業等において排出する植物性繊維を
含む廃棄物を使用する事ができ，該廃棄物に含有する植
物性繊維の量比も特に限定しないが，該植物性繊維によ
って，その形状が保持され，該廃棄物中の植物性繊維の
含有量は３０重量％以上である事が望ましい。
【００１２】第１発明の動物用糞尿処理・消臭材におい
て，無定形片は，各種の食品加工業及び農林業等におい
て排出する植物性繊維を含む廃棄物を用いて動物用糞尿
処理・消臭材を製造する際の，混合，混練等，加工時に
形成し，形状及び寸法は特定せず，該廃棄物は，通常，
何ら加工を要せず，そのまま用いる事が出来るが，押出
成形等の際に成形機に問題なく供給する事が出来ないほ
どに粗大なものである場合は，予め所定の大きさに加
工．処理した後，使用しても良く，更に，該廃棄物が多
量の水分を含有する場合は，乾燥した後，使用する事も
できる。
て，無定形片は，各種の食品加工業及び農林業等におい
て排出する植物性繊維を含む廃棄物を用いて動物用糞尿
処理・消臭材を製造する際の，混合，混練等，加工時に
形成し，形状及び寸法は特定せず，該廃棄物は，通常，
何ら加工を要せず，そのまま用いる事が出来るが，押出
成形等の際に成形機に問題なく供給する事が出来ないほ
どに粗大なものである場合は，予め所定の大きさに加
工．処理した後，使用しても良く，更に，該廃棄物が多
量の水分を含有する場合は，乾燥した後，使用する事も
できる。
【００１３】第１発明の動物用糞尿処理・消臭材におい
て，植物性繊維を含む廃棄物原材料として，大豆を豆腐
に加工する際に排出するオカラ，大豆中の油分を圧搾等
によって除いた残査である脱脂大豆，大麦を醗酵させて
ビールを製造する際に排出するビール粕，米を醗酵させ
て清酒を製造する際に排出する酒粕等の他，焼酎粕及び
醤油粕等を使用する事も出来る。
て，植物性繊維を含む廃棄物原材料として，大豆を豆腐
に加工する際に排出するオカラ，大豆中の油分を圧搾等
によって除いた残査である脱脂大豆，大麦を醗酵させて
ビールを製造する際に排出するビール粕，米を醗酵させ
て清酒を製造する際に排出する酒粕等の他，焼酎粕及び
醤油粕等を使用する事も出来る。
【００１４】第１発明の動物用糞尿処理・消臭材は多孔
質体であり，多くの空疎を有し，無定形片の間に形成
し，その大きさ，形状，方向等は全くランダムであり，
また該空疎は，それぞれが独立した空疎であっても良
く，これらの少なくとも一部が連通しても良く，該空疎
内に尿等を吸収し，該空疎の壁面に吸着し，尿等の臭い
が効率的に低減する作用を有し，またこれらの空疎が連
通する部分が多いほど尿等がより速く，且つ十分に吸収
し，良好な室内環境を保持する作用を有する。
質体であり，多くの空疎を有し，無定形片の間に形成
し，その大きさ，形状，方向等は全くランダムであり，
また該空疎は，それぞれが独立した空疎であっても良
く，これらの少なくとも一部が連通しても良く，該空疎
内に尿等を吸収し，該空疎の壁面に吸着し，尿等の臭い
が効率的に低減する作用を有し，またこれらの空疎が連
通する部分が多いほど尿等がより速く，且つ十分に吸収
し，良好な室内環境を保持する作用を有する。
【００１５】第１発明の動物用糞尿処理・消臭材は，通
常，所定の形状，寸法のチップに成形し使用する事もで
き，該チップは，ペットの種類及び大きさ等により選択
する事が出来る。
常，所定の形状，寸法のチップに成形し使用する事もで
き，該チップは，ペットの種類及び大きさ等により選択
する事が出来る。
【００１６】第２発明の動物用糞尿処理・消臭材は，豆
腐製造産廃物のオカラ，及び大豆より油脂分をしぼりき
った産廃物の脱脂大豆のうちの，少なくとも一方である
第１発明の動物用糞尿処理・消臭材であり，植物性繊維
を含む廃棄物原材料としては，オカラ及び脱脂大豆が好
ましく，これらを用いて得られる動物用糞尿処理・消臭
材は，軽量であり，且つ輸送，保管時等，その形状が崩
れる恐れがなく，またオカラは豆腐の製造に伴って副生
され，且つ安価であって，入手し易く，資源の再利用に
役立てる事が出来る。
腐製造産廃物のオカラ，及び大豆より油脂分をしぼりき
った産廃物の脱脂大豆のうちの，少なくとも一方である
第１発明の動物用糞尿処理・消臭材であり，植物性繊維
を含む廃棄物原材料としては，オカラ及び脱脂大豆が好
ましく，これらを用いて得られる動物用糞尿処理・消臭
材は，軽量であり，且つ輸送，保管時等，その形状が崩
れる恐れがなく，またオカラは豆腐の製造に伴って副生
され，且つ安価であって，入手し易く，資源の再利用に
役立てる事が出来る。
【００１７】第３発明の動物用糞尿処理・消臭材は，犬
及び猫用であって，且つ直径が２─３ｍｍ，そして長さ
が２─８ｍｍである，第１乃至２の発明いずれかの動物
用糞尿処理・消臭材であり，この程度の寸法のチップで
あれば，犬及び猫が排泄に際して該チップを掘り返すの
に適当な大きさである。
及び猫用であって，且つ直径が２─３ｍｍ，そして長さ
が２─８ｍｍである，第１乃至２の発明いずれかの動物
用糞尿処理・消臭材であり，この程度の寸法のチップで
あれば，犬及び猫が排泄に際して該チップを掘り返すの
に適当な大きさである。
【００１８】第４発明の動物用糞尿処理・消臭材は，嵩
比重が０．５５─０．７５である，第１乃至３の発明い
ずれかの動物用糞尿処理・消臭材であり，嵩比重が０．
５０未満と軽い場合は，犬，猫等の動きによっては糞尿
処理・消臭材が容易に散乱し，用をなさない，一方，嵩
比重が０．８０を越えると，空疎が少なく，尿等を十分
に吸収する事が出来ない。
比重が０．５５─０．７５である，第１乃至３の発明い
ずれかの動物用糞尿処理・消臭材であり，嵩比重が０．
５０未満と軽い場合は，犬，猫等の動きによっては糞尿
処理・消臭材が容易に散乱し，用をなさない，一方，嵩
比重が０．８０を越えると，空疎が少なく，尿等を十分
に吸収する事が出来ない。
【００１９】第５発明の動物用糞尿処理・消臭材の製造
方法は，植物性繊維を含む廃棄物原材料を用い，押出成
形によって動物用糞尿処理・消臭材を製造する方法であ
って，該押出成形の温度条件が８５℃以下とし，該原材
料に連続的に水を供給しながら，加熱し，混練して，吐
出する事を特徴とする動物用糞尿処理・消臭材の製造方
法であり，該成形温度条件が８５℃以上になると，固形
化現象が生じ，吸収作用を阻害し，尚，この成形温度と
は吐出物の出口温度であり，押出成形機の供給ゾーン，
混練ゾーン，押出ゾーン及びダイス等の温度を設定する
事により調整する事ができ，この温度設定は，該供給ゾ
ーン側を低めに，ダイス側を高めにして使用する事が好
ましく，また水の供給量を変えることにより該糞尿処理
・消臭材の空疎生成の程度を調整する事が出来る。
方法は，植物性繊維を含む廃棄物原材料を用い，押出成
形によって動物用糞尿処理・消臭材を製造する方法であ
って，該押出成形の温度条件が８５℃以下とし，該原材
料に連続的に水を供給しながら，加熱し，混練して，吐
出する事を特徴とする動物用糞尿処理・消臭材の製造方
法であり，該成形温度条件が８５℃以上になると，固形
化現象が生じ，吸収作用を阻害し，尚，この成形温度と
は吐出物の出口温度であり，押出成形機の供給ゾーン，
混練ゾーン，押出ゾーン及びダイス等の温度を設定する
事により調整する事ができ，この温度設定は，該供給ゾ
ーン側を低めに，ダイス側を高めにして使用する事が好
ましく，また水の供給量を変えることにより該糞尿処理
・消臭材の空疎生成の程度を調整する事が出来る。
【００２０】第５発明の動物用糞尿処理・消臭材の製造
方法において，吐出する吐出物は，その吐出方向に所定
の長さに切断しチップ化する事ができ，このチップはダ
イスに設けた透孔の形状により，円形，三角形，四角形
等の所定の断面形状のものにする事もでき，またその長
さも押出成形機の押出速度と切断速度とを調整すること
により，任意に変えることができ，このチップの直径は
１─５ｍｍ，長さは１─１２ｍｍ程度とする事が出来
る。
方法において，吐出する吐出物は，その吐出方向に所定
の長さに切断しチップ化する事ができ，このチップはダ
イスに設けた透孔の形状により，円形，三角形，四角形
等の所定の断面形状のものにする事もでき，またその長
さも押出成形機の押出速度と切断速度とを調整すること
により，任意に変えることができ，このチップの直径は
１─５ｍｍ，長さは１─１２ｍｍ程度とする事が出来
る。
【００２１】第６発明の動物用糞尿処理・消臭材の製造
方法は，上記，水の供給が，単位時間当たりの吐出量
（単位：ｋｇ）と，単位時間当たりの水の供給量（単
位：リットル）との比（吐出量の絶対値／水の供給量の
絶対値）が２５─３０％となる範囲である事を特徴とす
る，第５発明の動物用糞尿処理・消臭材の製造方法であ
り，該水の供給量率により，第４の発明に特定する嵩比
重を有し，輸送，保管等の取扱時等に形状が崩れる恐れ
がなく，且つ尿等を十分に吸収する作用を有する動物用
糞尿処理・消臭材を確保する事が出来る。
方法は，上記，水の供給が，単位時間当たりの吐出量
（単位：ｋｇ）と，単位時間当たりの水の供給量（単
位：リットル）との比（吐出量の絶対値／水の供給量の
絶対値）が２５─３０％となる範囲である事を特徴とす
る，第５発明の動物用糞尿処理・消臭材の製造方法であ
り，該水の供給量率により，第４の発明に特定する嵩比
重を有し，輸送，保管等の取扱時等に形状が崩れる恐れ
がなく，且つ尿等を十分に吸収する作用を有する動物用
糞尿処理・消臭材を確保する事が出来る。
【００２２】
【実施例】この発明の実施例を以下説明すると，乾燥し
た原材料であるオカラ，約１００ｋｇを室温においてコ
ーンブレンダーにより予め分散・混合し，この混合物を
スクリュー径４７ｍｍの二軸押出成形機に供給し，ホッ
パーから混合物を投入し，該押出成形機の温度条件を全
て８５℃以下とし，水の供給条件を，単位時間当たりの
吐出量（単位：ｋｇ）と，単位時間当たりの水の供給量
（単位：リットル）との比（吐出量の絶対値／水の供給
量の絶対値）が２５─３０％となる範囲とし，該原材料
に連続的に水を供給しながら，加熱し，混練して，１０
０ｋｇ／時間の押出速度で吐出させ，吐出させた直径２
─３ｍｍの吐出物を長さ８ｍｍに切断し，約１００ｋｇ
のチップ状の動物用糞尿処理・消臭材を確保した。
た原材料であるオカラ，約１００ｋｇを室温においてコ
ーンブレンダーにより予め分散・混合し，この混合物を
スクリュー径４７ｍｍの二軸押出成形機に供給し，ホッ
パーから混合物を投入し，該押出成形機の温度条件を全
て８５℃以下とし，水の供給条件を，単位時間当たりの
吐出量（単位：ｋｇ）と，単位時間当たりの水の供給量
（単位：リットル）との比（吐出量の絶対値／水の供給
量の絶対値）が２５─３０％となる範囲とし，該原材料
に連続的に水を供給しながら，加熱し，混練して，１０
０ｋｇ／時間の押出速度で吐出させ，吐出させた直径２
─３ｍｍの吐出物を長さ８ｍｍに切断し，約１００ｋｇ
のチップ状の動物用糞尿処理・消臭材を確保した。
【００２３】上記で確保した動物用糞尿処理・消臭材
は，形状の保持性に優れ，取扱易い，良好な品質であっ
た。
は，形状の保持性に優れ，取扱易い，良好な品質であっ
た。
【００２４】前記で確保した動物用糞尿処理・消臭材の
チップを，ペット用トイレに敷きつめ，そこで猫に排尿
をさせた。その結果，該チップは猫の動きによって容易
に散乱する様なことはなく，また尿はその全量が速かに
該チップに吸収され，該尿を吸収した該チップは固まっ
て塊状物となった。該塊状物は持ち上げても崩れること
なく，容易に廃棄処理する事が出来た。また，尿を吸収
した該チップを廃棄した後，室内には殆ど猫の尿の臭い
は残っていなかった。更に，尿を吸収した該チップを土
中に埋め，１ヵ月後に再び掘り起こしてみたが，チップ
は見いだされなかった。
チップを，ペット用トイレに敷きつめ，そこで猫に排尿
をさせた。その結果，該チップは猫の動きによって容易
に散乱する様なことはなく，また尿はその全量が速かに
該チップに吸収され，該尿を吸収した該チップは固まっ
て塊状物となった。該塊状物は持ち上げても崩れること
なく，容易に廃棄処理する事が出来た。また，尿を吸収
した該チップを廃棄した後，室内には殆ど猫の尿の臭い
は残っていなかった。更に，尿を吸収した該チップを土
中に埋め，１ヵ月後に再び掘り起こしてみたが，チップ
は見いだされなかった。
【００２５】
【発明の効果】本発明は，以上説明した様な形態で実施
され，以下に記載される様な効果を有する。
され，以下に記載される様な効果を有する。
【００２６】本発明の動物用糞尿処理・消臭材は，犬．
猫等のペットの尿等を速かに吸収し，室内に尿等の臭い
が殆ど残らない効果を有する。
猫等のペットの尿等を速かに吸収し，室内に尿等の臭い
が殆ど残らない効果を有する。
【００２７】本発明の動物用糞尿処理・消臭材は，特に
植物性繊維を含む廃棄物原材料に植物性の接合剤を用い
ないので，優れた吸収効果を有する。
植物性繊維を含む廃棄物原材料に植物性の接合剤を用い
ないので，優れた吸収効果を有する。
【００２８】本発明の動物用糞尿処理・消臭材は，尿等
を吸収した後は，扱いやすい塊状物となり，容易に廃棄
処理でき，植物性繊維を含む廃棄物原材料によって構成
されているので，廃棄物は土中で容易に分解し経時とと
もに消失し，また可燃性の廃棄物として処分する事もで
き，環境に優しい効果を有する。
を吸収した後は，扱いやすい塊状物となり，容易に廃棄
処理でき，植物性繊維を含む廃棄物原材料によって構成
されているので，廃棄物は土中で容易に分解し経時とと
もに消失し，また可燃性の廃棄物として処分する事もで
き，環境に優しい効果を有する。
【００２９】本発明の動物用糞尿処理・消臭材は，植物
性繊維を含む廃棄物原材料を用い，資源を有効に再利用
し，且つ安価である効果を有する。
性繊維を含む廃棄物原材料を用い，資源を有効に再利用
し，且つ安価である効果を有する。
【００３０】本発明の動物用糞尿処理・消臭材の製造方
法は，押出成形機を用い，原料を混合し，これに水を供
給しつつ押出成形する，簡便な方法であり，また水の供
給量を変えることにより該糞尿処理・消臭材の空疎生成
の程度を調整する事ができる効果を有する。
法は，押出成形機を用い，原料を混合し，これに水を供
給しつつ押出成形する，簡便な方法であり，また水の供
給量を変えることにより該糞尿処理・消臭材の空疎生成
の程度を調整する事ができる効果を有する。
【００３１】本発明の動物用糞尿処理・消臭材の製造方
法は，押出成形機を用い，吐出する吐出物は，その吐出
方向に所定の長さに切断しチップ化する事ができ，この
チップはダイスに設けた透孔の形状により，円形，三角
形，四角形等の所定の断面形状のものにする事もでき，
またその長さも押出成形機の押出速度と切断速度とを調
整することにより，任意に変えることが出来る効果を有
する。
法は，押出成形機を用い，吐出する吐出物は，その吐出
方向に所定の長さに切断しチップ化する事ができ，この
チップはダイスに設けた透孔の形状により，円形，三角
形，四角形等の所定の断面形状のものにする事もでき，
またその長さも押出成形機の押出速度と切断速度とを調
整することにより，任意に変えることが出来る効果を有
する。
Claims (6)
- 【請求項１】植物性繊維を含む廃棄物原材料によって構
成する動物用糞尿処理・消臭材であって，無定形片の多
孔質体である事を特徴とする動物用糞尿処理・消臭材。 - 【請求項２】上記廃棄物が，豆腐製造産廃物のオカラ，
及び大豆より油脂分をしぼりきった産廃物の脱脂大豆の
うちの，少なくとも一方である請求項１記載の動物用糞
尿処理・消臭材。 - 【請求項３】犬及び猫用であって，且つ直径が２─３ｍ
ｍ，そして長さが２─８ｍｍである，請求項１乃至２の
いずれか１項に記載の動物用糞尿処理・消臭材。 - 【請求項４】嵩比重が０．５５─０．７５である，請求
項１乃至３のいずれか１項に記載の動物用糞尿処理・消
臭材。 - 【請求項５】植物性繊維を含む廃棄物原材料を用い，押
出成形によって動物用糞尿処理・消臭材を製造する方法
であって，該押出成形の温度条件が８５℃以下とし，該
原材料に連続的に水を供給しながら，加熱し，混練し
て，吐出する事を特徴とする動物用糞尿処理・消臭材の
製造方法。 - 【請求項６】上記，水の供給が，単位時間当たりの吐出
量（単位：ｋｇ）と，単位時間当たりの水の供給量（単
位：リットル）との比（吐出量の絶対値／水の供給量の
絶対値）が２５─３０％となる範囲である事を特徴とす
る，請求項５記載の動物用糞尿処理・消臭材の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10134307A JPH11309205A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 動物用糞尿処理・消臭材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10134307A JPH11309205A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 動物用糞尿処理・消臭材及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11309205A true JPH11309205A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=15125242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10134307A Pending JPH11309205A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 動物用糞尿処理・消臭材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11309205A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006141790A (ja) * | 2004-11-22 | 2006-06-08 | Nippon Safety Kk | 処理材付きトイレ装置 |
| JP2010166875A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-08-05 | Univ Of Miyazaki | 乾燥粉体および乾燥粉体の製造方法 |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP10134307A patent/JPH11309205A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006141790A (ja) * | 2004-11-22 | 2006-06-08 | Nippon Safety Kk | 処理材付きトイレ装置 |
| JP2010166875A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-08-05 | Univ Of Miyazaki | 乾燥粉体および乾燥粉体の製造方法 |
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