JPH11309041A - 椅子組込み型暖房装置 - Google Patents

椅子組込み型暖房装置

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JPH11309041A
JPH11309041A JP13273198A JP13273198A JPH11309041A JP H11309041 A JPH11309041 A JP H11309041A JP 13273198 A JP13273198 A JP 13273198A JP 13273198 A JP13273198 A JP 13273198A JP H11309041 A JPH11309041 A JP H11309041A
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JP
Japan
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chair
heating element
heating device
built
heating
Prior art date
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Application number
JP13273198A
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English (en)
Inventor
Noritoshi Takahashi
典利 高橋
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HIRO ENGINEERING KK
Original Assignee
HIRO ENGINEERING KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 椅子の座部1または背もたれ部3、あるいは
その両方に棒状、面状発熱体5を組み込み、該発熱体5
の下面には熱反射体20を設け、さらに、発熱体5への
給電用電源コード6と共に、器具用コンセント7を一体
的に具備してなる椅子組込み型暖房装置。 【効果】 従来の椅子構造を製造上ほとんど変えない
で、簡単に椅子の暖房装置付きが実現できる。また、こ
の暖房装置は同様の構成で背もたれ用のユニットを提供
することで背中も暖房できる椅子が得られる。発熱体と
表面シート間に設けられたクッションを黒色または灰色
の熱吸収し易い色の材料とすることで、より熱効率の高
い椅子が得られる。また、椅子を横並びに何台でも任意
の台数だけ並べて簡単に電気接続ができ、暖房が不要な
時にはコード部の収納カバーによって良好な外観性と収
納性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、式典等の催事を行
うイベント会場や野球場、サッカー場等のスポーツ会
場、及び体育館等で使用される折りたたみ椅子、パイプ
椅子、備え付け椅子、長椅子等の椅子に組み込まれて使
用される暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の椅子においては、椅子に
組み込んで座部や背もたれ部を暖める暖房装置がなく、
式典やイベント会場では強力温風機やストーブ、また、
ホカロン(登録商標)等の簡易暖房により暖を取るのが
一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この椅子組込み型暖房
装置においては、従来安価で大量販売されているタイプ
の折りたたみ椅子やスタッキング椅子や長椅子を基本と
して、大きな改造をすることなく個々の椅子に組み込
め、しかも従来通り横連結で任意の台数の椅子を並べて
使用でき、大掛りな電気工事なしに既設のコンセントか
ら電気を供給できるものが要求されている。
【0004】本発明は、この種の椅子の形態と使用性を
ほとんど変えずに椅子そのものに組み込める暖房装置を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、以下の技術手段を採用した。すなわち、
請求項1記載の発明においては、椅子の座部または背も
たれ部、あるいはその両方に発熱体を組み込むという技
術手段を採用した。
【0006】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明における発熱体として、棒状発熱体を直線、
または、うず巻状、あるいは、じぐざぐ状に配設すると
いう技術手段を採用した。
【0007】請求項3記載の発明においては、請求項1
記載の発明における発熱体として、厚さ1mm程度の面
状発熱体を使用し、椅子の構造を大きく改造することな
く、椅子の座部または背もたれ部、あるいはその両方に
組込めるようユニット化するという技術手段を採用し
た。
【0008】請求項4記載の発明においては、請求項1
記載の発明に加えて、椅子の座部または背もたれ部の基
礎となる木製、あるいは樹脂製などの略剛性芯材と、表
面のクッション材との間に両面をシート状の電気絶縁物
でラミネート等の絶縁加工された発熱体を配置するとい
う技術手段を採用した。
【0009】請求項5記載の発明においては、請求項3
記載の発明に加えて、面状発熱体の裏面側の電気絶縁物
を介して直接、または発熱体の支持板を介して鏡面金属
やアルミ板等の熱反射板を配置するという技術手段を採
用した。
【0010】請求項6記載の発明においては、請求項1
記載の発明に加えて、椅子の座部の中心よりも発熱体の
中心位置を前方にずれるよう配置するという技術手段を
採用した。
【0011】請求項7記載の発明においては、請求項3
記載の発明に加えて、面状発熱体の周囲を難燃材料で覆
うという技術手段を採用した。
【0012】請求項8記載の発明においては、請求項1
記載の発明に加えて、発熱体への給電用電源コードと共
に、器具用コンセントを一体的に併設するという技術手
段を採用した。
【0013】請求項9記載の発明においては、請求項8
記載の発明の給電用電源コード側に磁石形器具用プラグ
を用いるという技術手段を採用した。
【0014】請求項10記載の発明においては、請求項
8または請求項9記載の発明に加えて、発熱体の給電用
電源コードの長さを40cm以下とするという技術手段
を採用した。
【0015】請求項11記載の発明においては、請求項
8または請求項9記載の発明に加えて、発熱体の給電用
電源コードと器具用コンセントの全体、または一部を覆
う着脱可能なカバーを設けるという技術手段を採用し
た。
【0016】請求項12記載の発明においては、請求項
8または請求項9記載の発明に加えて、電源コードや器
具用コンセント等の給配電部を、椅子座部の後方下部に
設けるという技術手段を採用した。
【0017】請求項13記載の発明においては、請求項
8または請求項9記載の発明に加えて、電源コードや器
具用コンセント等の給配電部を椅子の脚部に設けるとい
う技術手段を採用した。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図面によって説明する
と、図1において、1は折りたたみパイプ椅子の座部
で、下面に給配電部2を有する。3は同背もたれ部であ
る。
【0019】図2、図3において、座部に面状発熱体5
を組み込む場合について説明すると、スペーサー4の上
面に熱反射板20として鏡面仕上げしたアルミ板等を介
して面状発熱体5を支持し、この面状発熱体5の電線と
電源コード6と器具用コンセント7との電気接続を行う
空間を有する給配電部2を後方に設け、後方を厚肉に、
前方を薄肉にしたものがある。さらに、面状発熱体5と
表面シート11間に設けられたクッション10を黒色ま
たは灰色の熱吸収し易い色の材料とすることで、より熱
効率の高い椅子が得られる。
【0020】このスペーサー4に面状発熱体5と電源コ
ード6と器具用コンセント7とを組付けてユニット化す
ることにより、従来の椅子構造に大きな改造をすること
なく、又椅子の製造工程も大幅に変更することなく暖房
装置を組込むことが出来るものである。
【0021】また、スペーサー4の後方を厚肉にして電
気配線処理やサーモスタット等の温度調節器を組込んだ
りし易くすると共に、前方を薄肉にして座部1に座った
時に凹凸をあまり感じることなく、座って違和感のない
暖房装置を得ることが出来るものである。
【0022】8は板金製で椅子そのものの座部1の取付
けベースであり、9はクッション10を受ける略剛性芯
材で、パーチクルボードなどの木製または合成樹脂製等
で作られている。11は座部1の一番表面で人が直接座
る表面シートである。従来の椅子に使われている部品の
内、取付けベース8と略剛性芯材9の2部品についての
み前述のスペーサーユニットの給配電部2を外部に臨ま
せる角穴12、12’をそれぞれに明ける改造だけで対
応できるものである。
【0023】図4において、椅子を横並びに連結する時
は隣の椅子の器具用コンセント7に自らの電源コード6
を差し込むことにより、最初の1台だけ建物の電源に接
続するだけで全ての椅子の暖房が可能となるものであ
る。
【0024】なお、上記実施例では、横一列の連結につ
いて記述したが、同様の考えで、どれか縦一列を選択し
て連結することによって、前後の椅子の器具用コンセン
ト7に電源コード6を差し込むことにより、最初の1台
だけ建物の電源に接続するだけで縦、横全ての椅子の暖
房が可能となるものである。
【0025】以上、発熱体として面状発熱体5について
説明したが、この面状発熱体に換えて棒状発熱体を直
線、または、うず巻状、あるいは、じぐざぐ状に配設し
て発熱体を形成する等で、平面状に形成できる発熱体で
あれば、種々採用できる。
【0026】次に、図5〜図7に基づいて、折りたたみ
式の長椅子に棒状発熱体を組み込む実施例について説明
する。図5からも理解できるように、長手方向に略全長
に渡り、棒状発熱体を組み込んだ実施例である。
【0027】図7に示す要部の詳細図に基づいて詳細に
説明する。表面材19とクッション材18を剥し、長椅
子本体13を露出させ、該長椅子本体13の上部に断熱
材14を設け、該断熱材14の上部の芯材21に棒状発
熱体15を配置できるように孔部16を形成する。この
孔部16に棒状発熱体15を組み込んで器具用コンセン
ト7、電源コード6を接続することによって暖房装置を
作用させるものである。
【0028】さらに、棒状発熱体15の下面に、熱反射
用の鏡面仕上げしたアルミ板等の熱反射板20を設け、
さらに、棒状発熱体15と表面材19間のクッション材
18の下面に熱吸収材として表面を黒色に仕上げたアル
ミ板17が貼り付けてある。以上の長椅子本体13、断
熱材14、熱反射板20、棒状発熱体15、アルミ板1
7の全体を覆うようにクッション材18と表面材19を
設け、暖房装置を組み込んだ長椅子を構成するものであ
る。
【0029】以上、簡易な折りたたみパイプ椅子、折り
たたみ長椅子で説明したが、スタッキング椅子や、野球
場、サッカー場等の屋外、屋内スポーツ会場、病院等に
設けられている長椅子、例えば、式典用、ロビーチェ
ア、応接用、会議用、事務用、医師用、宴会用、観覧
用、学校用、お寺用、斎所用、その他用とに応じた各種
椅子に簡単に取り付けられる。
【0030】次に、作用としては、本発明の請求項1〜
4の手段によれば、薄肉の面状発熱体5であるため従来
の椅子の座部1や背もたれ部3の構造をほとんど改造す
ることなく椅子に組込むことができ、しかも、50℃以
下での温度設定にすることにより表面のクッション材を
通して人体に伝わる温度も快適温度を得ることができる
という作用を有する。
【0031】本発明の請求項5の手段によれば、面状発
熱体5の下面側または下面の近傍に熱反射板を置くこと
により、下面から逃げる熱を少なくし、表面への放熱の
みを主体とすることができるという作用を有する。
【0032】本発明の請求項6の手段によれば、発熱体
の周囲を難燃化することにより、万一の過熱、異常時に
も危険を防ぐことができるという作用を有する。
【0033】本発明の請求項7の手段によれば、発熱体
を座部の前方に寄せて配置することにより、座った人の
臀部から太股にかけて暖めることができるという作用を
有する。
【0034】本発明の請求項8〜13の手段によれば、
電源コード6と共に器具用コンセント7を設けることに
より、横並びに何台でも任意の台数だけ椅子を並べて電
気接続して暖房することができ、また電源コード6の長
さを40cm程度にし、着脱カバーを設けることによっ
て夏場の暖房が不要な時のコードの収納性を良くし、ひ
いては椅子を折りたたんでの収納性も良くするという作
用を有する。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1〜請求項
7の手段によれば、従来の椅子構造を製造上ほとんど変
えないで、簡単に椅子の暖房装置付きが実現でき、しか
も使用性の良い快適で安全な暖房装置付き椅子が得られ
るものである。また、この暖房装置は同様の構成で背も
たれ用のユニットを提供することで背中も暖房できる椅
子が得られるものである。
【0036】発熱体と表面シート間に設けられたクッシ
ョンを黒色または灰色の熱吸収し易い色の材料とするこ
とで、より熱効率の高い椅子が得られるものである。
【0037】また、本発明の請求項8〜請求項13の手
段によれば椅子を横並びに何台でも任意の台数だけ並べ
て簡単に電気接続ができ、暖房が不要な時にはコード部
の収納カバーによって良好な外観性と収納性が得られる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す暖房装置を組込んだ折
りたたみパイプ椅子の外観図である。
【図2】本発明の同暖房装置を組込んだ折りたたみパイ
プ椅子の座部の横断面図である。
【図3】本発明の同座部を構成する部品の分解図であ
る。
【図4】本発明の同暖房装置を組込んだ折りたたみパイ
プ椅子の横並び連結図である。
【図5】本発明の同暖房装置を組込んだ長椅子の一部を
切断した斜視図である。
【図6】図5の暖房装置を組み込んだ長椅子の縦断面図
である。
【図7】図6の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1・・・・椅子の座部 2・・・・給配電
部 3・・・・椅子の背もたれ部 4・・・・スペー
サー 5‥‥面状発熱体 6‥‥電源コ
ード 7‥‥器具用コンセント 8‥‥取付け
ベース 9‥‥略剛性芯材 10‥‥クッシ
ョン 11‥‥表面シート 12‥‥角穴 13‥‥長椅子本体 14‥‥断熱
材 15‥‥棒状発熱体 16‥‥孔部 17‥‥アルミ板 18‥‥クッ
ション材 19‥‥表面材 20‥‥熱反
射板 21‥‥芯材

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子の座部または背もたれ部、あるいは
    その両方に発熱体を組み込むことができることを特徴と
    する椅子組込み型暖房装置。
  2. 【請求項2】 発熱体として、棒状発熱体を直線、また
    は、うず巻状、あるいは、じぐざぐ状に配設したことを
    特徴とする請求項1記載の椅子組込み型暖房装置。
  3. 【請求項3】 発熱体として、板厚の薄い面状発熱体を
    用いたことを特徴とする請求項1記載の椅子組込み型暖
    房装置。
  4. 【請求項4】 座部または背もたれ部の基礎となる木
    製、あるいは樹脂製などの略剛性芯材と、表面のスポン
    ジなどのクッション材との間に電気絶縁物を介して発熱
    体を配置したことを特徴とする請求項1記載の椅子組込
    み型暖房装置。
  5. 【請求項5】 面状発熱体の裏側、又は面状発熱体の支
    持板上面に鏡面金属やアルミ板などの熱反射板を具備し
    たことを特徴とする請求項3記載の椅子組込み型暖房装
    置。
  6. 【請求項6】 椅子の座部の中心よりも発熱体の中心位
    置を前方にずらして配置したことを特徴とする請求項1
    記載の椅子組込み型暖房装置。
  7. 【請求項7】 面状発熱体の周囲を難燃材料で覆ってな
    ることを特徴とする請求項3記載の椅子組込み型暖房装
    置。
  8. 【請求項8】 発熱体への給電用電源コードと共に、器
    具用コンセントを一体的に具備してなることを特徴とす
    る請求項1記載の椅子組込み型暖房装置。
  9. 【請求項9】 給電用電源コード側に磁石形器具用プラ
    グを用いたことを特徴とする請求項8記載の椅子組込み
    型暖房装置。
  10. 【請求項10】 発熱体の給電用電源コードの長さを4
    0cm以下としたことを特徴とする請求項8、または請
    求項9記載の椅子組込み型暖房装置。
  11. 【請求項11】 発熱体の給電用電源コードと器具用コ
    ンセントの全体、または一部を覆う着脱可能なカバーを
    具備したことを特徴とする請求項8、または請求項9記
    載の椅子組込み型暖房装置。
  12. 【請求項12】 電源コードや器具用コンセント等の給
    配電部を椅子座部の中心より後方下面に配置してなるこ
    とを特徴とする請求項8、または請求項9記載の椅子組
    込み型暖房装置。
  13. 【請求項13】 電源コードや器具用コンセント等の給
    配電部を椅子の脚部に配置してなることを特徴とする請
    求項8、または請求項9記載の椅子組込み型暖房装置。
JP13273198A 1998-04-27 1998-04-27 椅子組込み型暖房装置 Pending JPH11309041A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT517622A1 (de) * 2015-08-18 2017-03-15 Hochenegger Robert Sitzbank insbesondere für eine Sauna- oder Infrarotkabine mit einem Rückenteil
JP2017087754A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 マツダ株式会社 車両用シート
KR102616169B1 (ko) * 2023-06-29 2023-12-20 주식회사 신양씨앤에스 경기장용 의자

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT517622A1 (de) * 2015-08-18 2017-03-15 Hochenegger Robert Sitzbank insbesondere für eine Sauna- oder Infrarotkabine mit einem Rückenteil
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JP2017087754A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 マツダ株式会社 車両用シート
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