JPH11308759A - 距離継電装置 - Google Patents
距離継電装置Info
- Publication number
- JPH11308759A JPH11308759A JP10115678A JP11567898A JPH11308759A JP H11308759 A JPH11308759 A JP H11308759A JP 10115678 A JP10115678 A JP 10115678A JP 11567898 A JP11567898 A JP 11567898A JP H11308759 A JPH11308759 A JP H11308759A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- power transformer
- tap
- distance relay
- impedance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電力用変圧器においては、タップ切替時ある
いは位相調整時に電圧変動が発生するため、この電力用
変圧器の後備保護継電器である距離継電装置の計測する
インピーダンス値に誤差を与えるという課題があった。 【解決手段】 電力用変圧器６のタップ切替状態あるい
は位相調整状態を取り込み、その状態に応じて距離継電
装置１の整定値を最適な値へ自動変更する構成とした。
いは位相調整時に電圧変動が発生するため、この電力用
変圧器の後備保護継電器である距離継電装置の計測する
インピーダンス値に誤差を与えるという課題があった。 【解決手段】 電力用変圧器６のタップ切替状態あるい
は位相調整状態を取り込み、その状態に応じて距離継電
装置１の整定値を最適な値へ自動変更する構成とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、負荷時タップ切
替機能あるいは負荷時電圧位相調整機能を搭載した電力
用変圧器の後備保護継電装置としての距離継電装置に関
するものである。
替機能あるいは負荷時電圧位相調整機能を搭載した電力
用変圧器の後備保護継電装置としての距離継電装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の距離継電装置は、電力系統にお
いて計器用変圧器、変流器を介して電圧値、電流値を入
力し、事故点までの電気的距離（＝インピーダンス値）
を求め、保護区間内に事故が存在すると判定（＝測距す
るインピーダンス値が整定した値以下となること）した
場合に遮断器へ遮断指令を出力するもので、この距離継
電装置が動作すべきインピーダンス値（＝整定値）を
Ｋ、距離継電装置が測距するインピーダンス値をＺとす
ると、 Ｚ≦Ｋ ・・・（１） となったとき、遮断器へ遮断指令を出力する。
いて計器用変圧器、変流器を介して電圧値、電流値を入
力し、事故点までの電気的距離（＝インピーダンス値）
を求め、保護区間内に事故が存在すると判定（＝測距す
るインピーダンス値が整定した値以下となること）した
場合に遮断器へ遮断指令を出力するもので、この距離継
電装置が動作すべきインピーダンス値（＝整定値）を
Ｋ、距離継電装置が測距するインピーダンス値をＺとす
ると、 Ｚ≦Ｋ ・・・（１） となったとき、遮断器へ遮断指令を出力する。
【０００３】図９は、例えば平成７年６月社団法人日本
電機工業会発行の保護リレーシステムの規格・設計基準
・標準類の提案並びに素案の４５５頁 図５−１４に示
された変圧器保護方式例（２７５／１５４ｋＶ変圧器の
例）であり、後備保護継電装置として距離継電装置を用
いている。
電機工業会発行の保護リレーシステムの規格・設計基準
・標準類の提案並びに素案の４５５頁 図５−１４に示
された変圧器保護方式例（２７５／１５４ｋＶ変圧器の
例）であり、後備保護継電装置として距離継電装置を用
いている。
【０００４】図において、１００は主保護部であり、比
率差動継電器（器具番号８７）１０１、地絡方向継電器
（器具番号２６７Ｇ）１０２、過電流継電器（器具番号
３５１）１０３、地絡過電圧継電器（器具番号３６４）
１０４を有する。１１０は１次後備保護部としての距離
継電装置であり、短絡距離継電器（器具番号１４４Ｓ）
１１１、地絡距離継電器（器具番号１４４Ｇ）１１２、
過電流継電器（器具番号１５１ＧＮ）１１３を有する。
１２０は２次後備保護部としての距離継電装置であり、
短絡距離継電器（器具番号２４４Ｓ）１２１、地絡距離
継電器（器具番号２４４Ｇ）１２２、過電流継電器（器
具番号２５１ＧＮ）１２３、地絡過電圧継電器（器具番
号２６４）１２４を有する。
率差動継電器（器具番号８７）１０１、地絡方向継電器
（器具番号２６７Ｇ）１０２、過電流継電器（器具番号
３５１）１０３、地絡過電圧継電器（器具番号３６４）
１０４を有する。１１０は１次後備保護部としての距離
継電装置であり、短絡距離継電器（器具番号１４４Ｓ）
１１１、地絡距離継電器（器具番号１４４Ｇ）１１２、
過電流継電器（器具番号１５１ＧＮ）１１３を有する。
１２０は２次後備保護部としての距離継電装置であり、
短絡距離継電器（器具番号２４４Ｓ）１２１、地絡距離
継電器（器具番号２４４Ｇ）１２２、過電流継電器（器
具番号２５１ＧＮ）１２３、地絡過電圧継電器（器具番
号２６４）１２４を有する。
【０００５】１３１は１次母線、１３２は２次母線、１
４０は電力用変圧器であり、その１次巻き線１４１は送
電線１３３を介して１次母線１３１に接続され、２次巻
き線１４２は送電線１３４を介して２次母線１３２に接
続され、３次巻き線１４３は３次母線（図示せず）に送
電線１３５を介して接続されている。１５１は１次母線
１３１に接続した計測用変成器、１５２は２次母線１３
２に接続した計測用変成器、１５３は送電線１３５に接
続した計測用変成器、１６１、１６２は送電線１３３、
１３４に設けたヒューズ、１７１〜１７８は変流器、１
８０は２次巻き線１４２の接地抵抗である。
４０は電力用変圧器であり、その１次巻き線１４１は送
電線１３３を介して１次母線１３１に接続され、２次巻
き線１４２は送電線１３４を介して２次母線１３２に接
続され、３次巻き線１４３は３次母線（図示せず）に送
電線１３５を介して接続されている。１５１は１次母線
１３１に接続した計測用変成器、１５２は２次母線１３
２に接続した計測用変成器、１５３は送電線１３５に接
続した計測用変成器、１６１、１６２は送電線１３３、
１３４に設けたヒューズ、１７１〜１７８は変流器、１
８０は２次巻き線１４２の接地抵抗である。
【０００６】次に動作について説明する。上記主保護部
１００としては、外部事故などで大電流が流れた場合、
１次側変流器１７１、２次側変流器１７３の特性差など
による誤動作を防ぐため、通過電流で抑制をかけた比率
差動継電器１０１が適用されている。
１００としては、外部事故などで大電流が流れた場合、
１次側変流器１７１、２次側変流器１７３の特性差など
による誤動作を防ぐため、通過電流で抑制をかけた比率
差動継電器１０１が適用されている。
【０００７】特に、送電線事故時に線路の遮断器の遮断
失敗があると、各電力用変圧器１４０の後備保護部が一
斉に動作し、変電所全停となるおそれがあるため、重要
度の高い電力用変圧器については、１次、２次それぞれ
に距離継電装置を適用し、事故母線側のバンクのみを停
止する構成としている。
失敗があると、各電力用変圧器１４０の後備保護部が一
斉に動作し、変電所全停となるおそれがあるため、重要
度の高い電力用変圧器については、１次、２次それぞれ
に距離継電装置を適用し、事故母線側のバンクのみを停
止する構成としている。
【０００８】この距離継電装置の整定値は電力用変圧器
１４０の定格時に計測するインピーダンスをもとに決定
されているため、電力用変圧器１４０のタップ切替を実
施した場合、距離継電装置の計測するインピーダンス値
に誤差が生じ、保護区間外事故時の不要応動および保護
区間内事故時の不動作が発生する場合が存在する。
１４０の定格時に計測するインピーダンスをもとに決定
されているため、電力用変圧器１４０のタップ切替を実
施した場合、距離継電装置の計測するインピーダンス値
に誤差が生じ、保護区間外事故時の不要応動および保護
区間内事故時の不動作が発生する場合が存在する。
【０００９】例えば、図１０において、電力用変圧器１
４０の一次側に設置される後備保護部としての距離継電
装置１１０に変流器１７２、計測用変成器１５１を介し
て電流、電圧を入力する。電力用変圧器１４０が定格タ
ップ運用時における距離継電装置１１０の計測するイン
ピーダンスをＺ１とすると、このインピーダンスＺ１は
電力用変圧器１４０の二次側口出し部から送電線１３４
の事故点Ｆ２までのインピーダンスＺＬ、電力用変圧器
１４０の一次側電圧値ＨＶ、電力用変圧器の二次側電圧
値ＭＶを用いて下式の通りに表現することができる。 Ｚ１＝（ＨＶ／ＭＶ）2 ×ＺＬ
４０の一次側に設置される後備保護部としての距離継電
装置１１０に変流器１７２、計測用変成器１５１を介し
て電流、電圧を入力する。電力用変圧器１４０が定格タ
ップ運用時における距離継電装置１１０の計測するイン
ピーダンスをＺ１とすると、このインピーダンスＺ１は
電力用変圧器１４０の二次側口出し部から送電線１３４
の事故点Ｆ２までのインピーダンスＺＬ、電力用変圧器
１４０の一次側電圧値ＨＶ、電力用変圧器の二次側電圧
値ＭＶを用いて下式の通りに表現することができる。 Ｚ１＝（ＨＶ／ＭＶ）2 ×ＺＬ
【００１０】電力用変圧器１４０のタップ切替を実施し
たことによる電力用変圧器の一次側変化分電圧をΔＶと
すると、そのときに距離継電装置１１０の計測するイン
ピーダンスＺ２は Ｚ２＝｛（ＨＶ＋ΔＶ）／ＭＶ｝2 ×ＺＬ となり、εｒｙ＝Ｚ２−Ｚ１分だけ誤差が生じることに
なる。
たことによる電力用変圧器の一次側変化分電圧をΔＶと
すると、そのときに距離継電装置１１０の計測するイン
ピーダンスＺ２は Ｚ２＝｛（ＨＶ＋ΔＶ）／ＭＶ｝2 ×ＺＬ となり、εｒｙ＝Ｚ２−Ｚ１分だけ誤差が生じることに
なる。
【００１１】
【発明の解決しようとする課題】従来の距離継電装置は
以上のように構成されているので、負荷時タップ切替機
能を搭載した電力用変圧器を保護する後備保護としての
距離継電装置は、電力用変圧器のタップ切替実施時には
計測するインピーダンス値に誤差が生じ、保護区間に変
化が生じるという課題があった。
以上のように構成されているので、負荷時タップ切替機
能を搭載した電力用変圧器を保護する後備保護としての
距離継電装置は、電力用変圧器のタップ切替実施時には
計測するインピーダンス値に誤差が生じ、保護区間に変
化が生じるという課題があった。
【００１２】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、電力用変圧器のタップ切替時にも
保護継電器の整定値を手動で変更することなく想定した
保護区間内事故で正確に動作する距離継電装置を得るこ
とを目的とする。
めになされたもので、電力用変圧器のタップ切替時にも
保護継電器の整定値を手動で変更することなく想定した
保護区間内事故で正確に動作する距離継電装置を得るこ
とを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】この発明に係る距離継電
装置は、負荷時タップ切替機能を搭載した電力用変圧器
におけるタップ選択状態を接点情報として読み込む情報
読み込み手段を備え、整定値変更手段は上記読み込んだ
タップ選択状態に追従して整定値を最適な値へ自動変更
するものである。
装置は、負荷時タップ切替機能を搭載した電力用変圧器
におけるタップ選択状態を接点情報として読み込む情報
読み込み手段を備え、整定値変更手段は上記読み込んだ
タップ選択状態に追従して整定値を最適な値へ自動変更
するものである。
【００１４】この発明に係る距離継電装置は、負荷時タ
ップ切替機能を搭載した電力用変圧器におけるタップ選
択状態を２進数情報に変換した接点情報として読み込む
情報読み込み手段を備え、整定値変更手段は上記読み込
んだタッブ選択状態に追従して整定値を最適な値へ自動
変更するものである。
ップ切替機能を搭載した電力用変圧器におけるタップ選
択状態を２進数情報に変換した接点情報として読み込む
情報読み込み手段を備え、整定値変更手段は上記読み込
んだタッブ選択状態に追従して整定値を最適な値へ自動
変更するものである。
【００１５】この発明に係る距離継電装置は、負荷時タ
ップ切替機能を搭載した電力用変圧器におけるタップ選
択状態を情報として、光ファイバを介して読み込む情報
読み込み手段を有するものである。
ップ切替機能を搭載した電力用変圧器におけるタップ選
択状態を情報として、光ファイバを介して読み込む情報
読み込み手段を有するものである。
【００１６】この発明に係る距離継電装置は、負荷時タ
ップ切替機能を搭載した電力用変圧器におけるタップ選
択状態を、前記電力用変圧器の一次巻線端子電圧と二次
巻線端子電圧の電圧比を計測する計測手段を備え、判定
手段は上記計測した電圧比に対応してタップ値と電圧比
の対比テーブルからタップ値を判定するものである。
ップ切替機能を搭載した電力用変圧器におけるタップ選
択状態を、前記電力用変圧器の一次巻線端子電圧と二次
巻線端子電圧の電圧比を計測する計測手段を備え、判定
手段は上記計測した電圧比に対応してタップ値と電圧比
の対比テーブルからタップ値を判定するものである。
【００１７】この発明に係る距離継電装置は、電力用変
圧器の口出し部から保護区間のインピーダンスを整定値
として入力する入力手段と、負荷時タップ切替機能を搭
載した電力用変圧器の一次巻線端子電圧と二次巻線端子
電圧の電圧比を計測しその計測値を２乗する電圧比計算
手段と、前記電力用変圧器の一次側インピーダンスまた
は二次側インピーダンスを演算するインピーダンス演算
手段とを備え、動作値変更手段は前記電圧比計算手段の
出力値と整定値として入力する電力用変圧器の口出し部
から保護区間のインピーダンスとの乗算値を前記一次側
インピーダンスまたは二次側インピーダンスと対比し
て、前記電力用変圧器のタップ切替時に動作値を最適な
値へ自動変更するものである。
圧器の口出し部から保護区間のインピーダンスを整定値
として入力する入力手段と、負荷時タップ切替機能を搭
載した電力用変圧器の一次巻線端子電圧と二次巻線端子
電圧の電圧比を計測しその計測値を２乗する電圧比計算
手段と、前記電力用変圧器の一次側インピーダンスまた
は二次側インピーダンスを演算するインピーダンス演算
手段とを備え、動作値変更手段は前記電圧比計算手段の
出力値と整定値として入力する電力用変圧器の口出し部
から保護区間のインピーダンスとの乗算値を前記一次側
インピーダンスまたは二次側インピーダンスと対比し
て、前記電力用変圧器のタップ切替時に動作値を最適な
値へ自動変更するものである。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態１．図１はこの発明の実施の一形態による距
離継電装置を適用した電力系統図である。図において、
１は距離継電装置であり、電力用変圧器６の一次側の電
流・電圧を取り込んでインピーダンスを演算し、読み込
んだタップ選択状態に追従して整定値を最適な値へ自動
変更する整定値変更手段としての距離継電器部１ａ、電
力用変圧器６の二次側の電流・電圧を取り込んでインピ
ーダンスを演算し、読み込んだタップ選択状態に追従し
て整定値を最適な値へ自動変更する整定値変更手段とし
ての距離継電器部１ｂ、タップ切替情報を入力する情報
読み込み手段としての信号入力部１ｃを有する。
説明する。 実施の形態１．図１はこの発明の実施の一形態による距
離継電装置を適用した電力系統図である。図において、
１は距離継電装置であり、電力用変圧器６の一次側の電
流・電圧を取り込んでインピーダンスを演算し、読み込
んだタップ選択状態に追従して整定値を最適な値へ自動
変更する整定値変更手段としての距離継電器部１ａ、電
力用変圧器６の二次側の電流・電圧を取り込んでインピ
ーダンスを演算し、読み込んだタップ選択状態に追従し
て整定値を最適な値へ自動変更する整定値変更手段とし
ての距離継電器部１ｂ、タップ切替情報を入力する情報
読み込み手段としての信号入力部１ｃを有する。
【００１９】２は１次母線、３は２次母線、４は１次母
線２から電力用変圧器６の１次巻き線６ａに至る送電
線、５は電力用変圧器６の２次巻き線６ｂから２次母線
３に至る送電線、７は電力用変圧器６ヘタップ切替指令
を出力する制御装置、８は制御装置７から電力用変圧器
６へ出力されるタップ切替指令の信号伝達路、９は制御
装置７から距離継電装置１へ出力されるタップ切替情報
の信号伝達路、１０は１次母線２に接続した計測用変成
器、１１は２次母線３に接続した計測用変成器、１２は
送電線４に設けた変流器、１３は送電線５に設けた変流
器、ＨＶは電力用変圧器６の一次側電圧値、ＭＶは電力
用変圧器６の二次側電圧値である。
線２から電力用変圧器６の１次巻き線６ａに至る送電
線、５は電力用変圧器６の２次巻き線６ｂから２次母線
３に至る送電線、７は電力用変圧器６ヘタップ切替指令
を出力する制御装置、８は制御装置７から電力用変圧器
６へ出力されるタップ切替指令の信号伝達路、９は制御
装置７から距離継電装置１へ出力されるタップ切替情報
の信号伝達路、１０は１次母線２に接続した計測用変成
器、１１は２次母線３に接続した計測用変成器、１２は
送電線４に設けた変流器、１３は送電線５に設けた変流
器、ＨＶは電力用変圧器６の一次側電圧値、ＭＶは電力
用変圧器６の二次側電圧値である。
【００２０】図２は変圧器保護継電装置としての距離継
電装置１と制御装置７間のタップ切替情報の信号伝達路
９を示すブロック図であり、この信号伝達路９はメタリ
ックケーブルを用いている。ＴＡＰ１，ＴＡＰ２，ＴＡ
Ｐ３，ＴＡＰ４，ＴＡＰ５は、電力用変圧器６のタップ
選択状態を示す情報を出力する接点であり、制御装置７
内に設けられている。
電装置１と制御装置７間のタップ切替情報の信号伝達路
９を示すブロック図であり、この信号伝達路９はメタリ
ックケーブルを用いている。ＴＡＰ１，ＴＡＰ２，ＴＡ
Ｐ３，ＴＡＰ４，ＴＡＰ５は、電力用変圧器６のタップ
選択状態を示す情報を出力する接点であり、制御装置７
内に設けられている。
【００２１】上記電力用変圧器６には、変圧比を微調整
するタップ（巻数比を微調整する）が存在する。通常の
使用状態で選択されるタップを定格タップといい、この
時の電圧値を定格電圧という。タップは最低タップ、定
格タップ、最高タップの間で調整できるようになってい
る。
するタップ（巻数比を微調整する）が存在する。通常の
使用状態で選択されるタップを定格タップといい、この
時の電圧値を定格電圧という。タップは最低タップ、定
格タップ、最高タップの間で調整できるようになってい
る。
【００２２】また、距離継電装置１が測距するインピー
ダンスは、例えば、電力用変圧器６の１次側に設置され
て、電力用変圧器６の２次側を保護する距離継電装置１
の場合を式で表現すると、 ＺｔａＰ０＝Ｚｐｓ＋ＺＬ Ｚｐｓ：１次から２次の通過インピーダンス ＺＬ：距離継電装置１から見た２次側線路インピーダン
ス ＺＬは、電力用変圧器６の２次側から見た、２次側線路
インピーダンス値をＺＬ０とすると、ＺＬ＝ＺＬ０×
（変圧比）2 にて求められる。 ∴ＺｔａＰ０＝Ｚｐｓ＋ＺＬ０×（変圧比）2
ダンスは、例えば、電力用変圧器６の１次側に設置され
て、電力用変圧器６の２次側を保護する距離継電装置１
の場合を式で表現すると、 ＺｔａＰ０＝Ｚｐｓ＋ＺＬ Ｚｐｓ：１次から２次の通過インピーダンス ＺＬ：距離継電装置１から見た２次側線路インピーダン
ス ＺＬは、電力用変圧器６の２次側から見た、２次側線路
インピーダンス値をＺＬ０とすると、ＺＬ＝ＺＬ０×
（変圧比）2 にて求められる。 ∴ＺｔａＰ０＝Ｚｐｓ＋ＺＬ０×（変圧比）2
【００２３】したがって、タップ選択状態を変化させる
（＝変圧比が変化する）と、距離継電装置１の測距する
インピーダンスが変化してしまう。この変化分のことが
誤差分εｎである。 ∴変圧比（誤差分εｎ）＝１次電圧値／２次電圧値→タ
ップ調整すると、（１次電圧値＋α）／２次電圧値）
（＝変圧比が変化する）と、距離継電装置１の測距する
インピーダンスが変化してしまう。この変化分のことが
誤差分εｎである。 ∴変圧比（誤差分εｎ）＝１次電圧値／２次電圧値→タ
ップ調整すると、（１次電圧値＋α）／２次電圧値）
【００２４】次に動作について説明する。あらかじめ、
ｎ番目（ｎ：１〜５）の切替タップＴＡＰｎが選択され
たときに発生する距離継電装置１の誤差分εｎを不図示
の格納部に保持しておく。そして、電力用変圧器６にお
いて切替タップＴＡＰｎが選択されているとき、制御装
置７内に設置される接点ＴＡＰｎを動作させ、制御装置
７から信号伝達路９を介して電力用変圧器６のタップ選
択状態を示す情報を送り、定格タップ時を基準に整定さ
れている距離継電装置１の整定値Ｚｔａｐ０に対して当
該誤差分εｎを補正する構成とする。 ＺｔａＰ＝ＺｔａＰ０＋εｎ なお、Ｚｔａｐは、補正後の距離継電器整定値である。
ｎ番目（ｎ：１〜５）の切替タップＴＡＰｎが選択され
たときに発生する距離継電装置１の誤差分εｎを不図示
の格納部に保持しておく。そして、電力用変圧器６にお
いて切替タップＴＡＰｎが選択されているとき、制御装
置７内に設置される接点ＴＡＰｎを動作させ、制御装置
７から信号伝達路９を介して電力用変圧器６のタップ選
択状態を示す情報を送り、定格タップ時を基準に整定さ
れている距離継電装置１の整定値Ｚｔａｐ０に対して当
該誤差分εｎを補正する構成とする。 ＺｔａＰ＝ＺｔａＰ０＋εｎ なお、Ｚｔａｐは、補正後の距離継電器整定値である。
【００２５】上記構成の実施の形態１によれば、電力用
変圧器６のタップ選択状態の変化に応じて距離継電装置
１の設定値を自動的に補正することにより、保護範囲が
変化しない構成とすることができる。
変圧器６のタップ選択状態の変化に応じて距離継電装置
１の設定値を自動的に補正することにより、保護範囲が
変化しない構成とすることができる。
【００２６】実施の形態２．上記実施の形態１では、電
力用変圧器６の複数タップの接点情報を、その接点と同
数の信号伝達路９を介して制御装置７から距離継電装置
１へ伝達しているが、実施の形態２では図４に示すよう
に、複数タップの接点情報を２進数情報Ｘ３，Ｘ２，Ｘ
１に割り当てることにした。
力用変圧器６の複数タップの接点情報を、その接点と同
数の信号伝達路９を介して制御装置７から距離継電装置
１へ伝達しているが、実施の形態２では図４に示すよう
に、複数タップの接点情報を２進数情報Ｘ３，Ｘ２，Ｘ
１に割り当てることにした。
【００２７】以上のように、この実施の形態２よれば、
実施の形態１と同数タップの接点情報を伝達するのに、
図３に示すように制御装置７と距離継電装置１を接続す
る信号伝達路９の本数を削減することができる。
実施の形態１と同数タップの接点情報を伝達するのに、
図３に示すように制御装置７と距離継電装置１を接続す
る信号伝達路９の本数を削減することができる。
【００２８】実施の形態３．上記実施の形態１、実施の
形態２では、電力用変圧器６の複数タップの接点情報を
メタリックケーブルの信号伝達路９を媒体として制御装
置７から距離継電装置１へ出力していたが、実施の形態
３は図５に示すように、信号伝達路９を光ファイバ１４
としたもので、図５において、制御装置７は制御部とし
てのＣＰＵ１５と電気・光変換部１６を有し、距離継電
装置１は信号入力部として光・電気変換部１７を有す
る。
形態２では、電力用変圧器６の複数タップの接点情報を
メタリックケーブルの信号伝達路９を媒体として制御装
置７から距離継電装置１へ出力していたが、実施の形態
３は図５に示すように、信号伝達路９を光ファイバ１４
としたもので、図５において、制御装置７は制御部とし
てのＣＰＵ１５と電気・光変換部１６を有し、距離継電
装置１は信号入力部として光・電気変換部１７を有す
る。
【００２９】以上のように、この実施の形態３よれば、
制御装置７と距離継電装置１間の距離が長距離となる場
合でも、ノイズの影響を受けず、正確な情報伝違が可能
となる。
制御装置７と距離継電装置１間の距離が長距離となる場
合でも、ノイズの影響を受けず、正確な情報伝違が可能
となる。
【００３０】実施の形態４．上記実施の形態１、実施の
形態２、実施の形態３では、電力用変圧器６の複数タッ
プの接点情報を制御装置７から距離継電装置１へ出力し
ているが、図６に示すように、電力用変圧器６の一次側
電圧値ＨＶおよび電力用変圧器６の二次側電圧値ＭＶを
計測し、その一次側電圧値ＨＶ，二次側電圧値ＭＶによ
り計測手段１８で計算したタップ切替後の変圧比（ＨＶ
／ＭＶ）と、あらかじめ距離継電装置１内の格納手段１
９に保持しておいた図７に示すタップ値と上記変圧比の
対比関係を判定手段２０で照合することで、現在選択さ
れている電力用変圧器６のタップ値ＴＡＰｎを判定する
ことができる。
形態２、実施の形態３では、電力用変圧器６の複数タッ
プの接点情報を制御装置７から距離継電装置１へ出力し
ているが、図６に示すように、電力用変圧器６の一次側
電圧値ＨＶおよび電力用変圧器６の二次側電圧値ＭＶを
計測し、その一次側電圧値ＨＶ，二次側電圧値ＭＶによ
り計測手段１８で計算したタップ切替後の変圧比（ＨＶ
／ＭＶ）と、あらかじめ距離継電装置１内の格納手段１
９に保持しておいた図７に示すタップ値と上記変圧比の
対比関係を判定手段２０で照合することで、現在選択さ
れている電力用変圧器６のタップ値ＴＡＰｎを判定する
ことができる。
【００３１】図７において、Ｋ１，Ｋ２，Ｋ３，Ｋ４，
Ｋ５は各々あらかじめ距離継電装置１内に保持しておい
たＴＡＰ１選択時、ＴＡＰ２選択時、ＴＡＰ３選択時、
ＴＡＰ４選択時、ＴＡＰ５選択時の（ＨＶ／ＭＶ）値で
ある。
Ｋ５は各々あらかじめ距離継電装置１内に保持しておい
たＴＡＰ１選択時、ＴＡＰ２選択時、ＴＡＰ３選択時、
ＴＡＰ４選択時、ＴＡＰ５選択時の（ＨＶ／ＭＶ）値で
ある。
【００３２】以上のように、この実施の形態４によれ
ば、制御装置７と距離継電装置１間の情報伝達回路を不
要とすることができる。
ば、制御装置７と距離継電装置１間の情報伝達回路を不
要とすることができる。
【００３３】実施の形態５．上記実施の形態４では電力
用変圧器６のタップ選択状態に応じた誤差分をあらかじ
め距離継電装置１の内部に保持しておく必要があった
が、実施の形態５によれば、図８に示すように、電力用
変圧器６の口出し部から保護区間のインピーダンス（図
示例は口出し部から事故点Ｆ２までのインピーダンス）
ＺＬを整定値として入力する入力手段２５と、負荷時タ
ップ切替機能を搭載した電力用変圧器６の一次側電圧値
ＨＶと二次側電圧値ＭＶの電圧比を計測しその計測値を
２乗する電圧比計算手段２３と、前記電力用変圧器６の
一次側電圧値ＨＶと一次側電流Ｉ1 とにより変圧器一次
側インピーダンスＺRYを演算するインピーダンス演算手
段２２と、前記電圧比計算手段２３の出力値と整定値と
して上記保護区間のインピーダンスＺＬとの乗算値を前
記一次側インピーダンスＺRYと対比して、 Ｚｔａｐ＝ＺＬ×（ＨＶ／ＭＶ）2 ≧ＺRY 前記電力用変圧器６のタップ切替時に動作値を最適な値
へ自動変更する動作値変更手段２４を有する。
用変圧器６のタップ選択状態に応じた誤差分をあらかじ
め距離継電装置１の内部に保持しておく必要があった
が、実施の形態５によれば、図８に示すように、電力用
変圧器６の口出し部から保護区間のインピーダンス（図
示例は口出し部から事故点Ｆ２までのインピーダンス）
ＺＬを整定値として入力する入力手段２５と、負荷時タ
ップ切替機能を搭載した電力用変圧器６の一次側電圧値
ＨＶと二次側電圧値ＭＶの電圧比を計測しその計測値を
２乗する電圧比計算手段２３と、前記電力用変圧器６の
一次側電圧値ＨＶと一次側電流Ｉ1 とにより変圧器一次
側インピーダンスＺRYを演算するインピーダンス演算手
段２２と、前記電圧比計算手段２３の出力値と整定値と
して上記保護区間のインピーダンスＺＬとの乗算値を前
記一次側インピーダンスＺRYと対比して、 Ｚｔａｐ＝ＺＬ×（ＨＶ／ＭＶ）2 ≧ＺRY 前記電力用変圧器６のタップ切替時に動作値を最適な値
へ自動変更する動作値変更手段２４を有する。
【００３４】以上のように、この実施の形態５によれ
ば、距離継電装置１の誤差分εｎを保持する回路を削除
することができ、タップ切替時の整定値追従処理の標準
化を図ることができる。なお、図８には距離継電装置１
を電力用変圧器６の一次側に設置する例を示したが、距
離継電装置１を電力用変圧器６の二次側に設置し、電力
用変圧器６の二次側インピーダンスを演算し、電力用変
圧器６の一次側の事故を見つけるようにしてもよく、実
施の形態５と同様の効果が得られる。
ば、距離継電装置１の誤差分εｎを保持する回路を削除
することができ、タップ切替時の整定値追従処理の標準
化を図ることができる。なお、図８には距離継電装置１
を電力用変圧器６の一次側に設置する例を示したが、距
離継電装置１を電力用変圧器６の二次側に設置し、電力
用変圧器６の二次側インピーダンスを演算し、電力用変
圧器６の一次側の事故を見つけるようにしてもよく、実
施の形態５と同様の効果が得られる。
【００３５】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、負荷
時タップ切替機能を搭載した電力用変圧器におけるタッ
プ選択状態を接点情報として読み込み、読み込んだタッ
プ選択状態に追従して整定値を最適な値へ自動変更する
ように構成したので、変圧器のタップ選択状態により想
定した保護区間が変化しない距離継電装置が得られる効
果がある。
時タップ切替機能を搭載した電力用変圧器におけるタッ
プ選択状態を接点情報として読み込み、読み込んだタッ
プ選択状態に追従して整定値を最適な値へ自動変更する
ように構成したので、変圧器のタップ選択状態により想
定した保護区間が変化しない距離継電装置が得られる効
果がある。
【００３６】また、タップ選択状態を２進数情報に変換
した接点情報として読み込む構成としたので、タップ制
御装置と距離継電装置間の情報伝達用ケーブルが削減で
きる効果がある。
した接点情報として読み込む構成としたので、タップ制
御装置と距離継電装置間の情報伝達用ケーブルが削減で
きる効果がある。
【００３７】また、タップ選択状態を光ファイバを介し
て読み込む構成としたので、耐ノイズ性が向上し、タッ
ブ制御装置と距離継電装置間の距離が長距離となる場合
でも適用が可能となる効果がある。
て読み込む構成としたので、耐ノイズ性が向上し、タッ
ブ制御装置と距離継電装置間の距離が長距離となる場合
でも適用が可能となる効果がある。
【００３８】また、電力用変圧器の一次側および二次側
から計測される電圧値より変圧比を計算し、あらかじめ
距離継電装置内に保持しておいた変圧比とタップ選択状
態との対比関係を照合するように構成したので、変圧器
のタップ選択状態の情報伝達路を不要とすることができ
る効果がある。
から計測される電圧値より変圧比を計算し、あらかじめ
距離継電装置内に保持しておいた変圧比とタップ選択状
態との対比関係を照合するように構成したので、変圧器
のタップ選択状態の情報伝達路を不要とすることができ
る効果がある。
【００３９】また、電力用変圧器の口出し部から保護区
間のインピーダンスを整定値として入力し、電圧比計算
手段で計測した電圧比と、変圧器一次側インピーダンス
または二次側インピーダンスにより、動作値変更手段は
電力用変圧器のタップ切替時に動作値を最適な値へ自動
変更するように構成したので、あらかじめ距離継電装置
内にタップ選択状態と変圧比の対比関係を保持する必要
がなくなり、システムの簡素化、標準化を図ることがで
きる効果がある。
間のインピーダンスを整定値として入力し、電圧比計算
手段で計測した電圧比と、変圧器一次側インピーダンス
または二次側インピーダンスにより、動作値変更手段は
電力用変圧器のタップ切替時に動作値を最適な値へ自動
変更するように構成したので、あらかじめ距離継電装置
内にタップ選択状態と変圧比の対比関係を保持する必要
がなくなり、システムの簡素化、標準化を図ることがで
きる効果がある。
【図１】 この発明の実施の形態１による距離継電装置
を適用した電力系統図である。
を適用した電力系統図である。
【図２】 実施の形態１による距離継電装置とタップ制
御装置間の情報伝達路を示すブロック図である。
御装置間の情報伝達路を示すブロック図である。
【図３】 この発明の実施の形態２による距離継電装置
とタッブ制御装置間の情報伝達路を示すブロック図であ
る。
とタッブ制御装置間の情報伝達路を示すブロック図であ
る。
【図４】 実施の形態２における選択タップ状態を２進
数情報に割り当てたテーブルである。
数情報に割り当てたテーブルである。
【図５】 この発明の実施の形態３による距離継電装置
とタップ制御装置間の情報伝達路を示すブロック図であ
る。
とタップ制御装置間の情報伝達路を示すブロック図であ
る。
【図６】 この発明の実施の形態４による距離継電装置
のブロック図である。
のブロック図である。
【図７】 実施の形態４における選択タップ状態を変圧
比に割り当てたテーブル図である。
比に割り当てたテーブル図である。
【図８】 この発明の実施の形態５による距離継電装置
のブロック図である。
のブロック図である。
【図９】 変圧器保護方式全体を示すブロック図であ
る。
る。
【図１０】 従来の距離継電器の動作を示すブロック図
である。
である。
１ａ，１ｂ 距離継電器部（整定値変更手段）、１ｃ
信号入力部（情報読み込み手段）、６ 電力用変圧器、
１４ 光ファイバ、１８ 計測手段、２０ 判定手段、
２２ インピーダンス演算手段、２３ 電圧比計算手
段、２４ 動作値変更手段、２５ 入力手段。
信号入力部（情報読み込み手段）、６ 電力用変圧器、
１４ 光ファイバ、１８ 計測手段、２０ 判定手段、
２２ インピーダンス演算手段、２３ 電圧比計算手
段、２４ 動作値変更手段、２５ 入力手段。
Claims (5)
- 【請求項１】 負荷時タップ切替機能を搭載した電力用
変圧器におけるタップ選択状態を接点情報として読み込
む情報読み込み手段と、この読み込んだタップ選択状態
に追従して整定値を最適な値へ自動変更する整定値変更
手段とを備えた距離継電装置。 - 【請求項２】 負荷時タップ切替機能を搭載した電力用
変圧器におけるタップ選択状態を２進数情報に変換した
接点情報として読み込む情報読み込み手段と、この読み
込んだタッブ選択状態に追従して整定値を最適な値へ自
動変更する整定値変更手段とを備えた距離継電装置。 - 【請求項３】 負荷時タップ切替機能を搭載した電力用
変圧器におけるタップ選択状態を情報として光ファイバ
を介して読み込む情報読み込み手段を有することを特徴
とする請求項１記載の距離継電装置。 - 【請求項４】 負荷時タップ切替機能を搭載した電力用
変圧器におけるタップ選択状態を、前記電力用変圧器の
一次巻線端子電圧と二次巻線端子電圧の電圧比を計測す
る計測手段と、この計測した電圧比に対応してタップ値
と電圧比の対比テーブルからタップ値を判定する判定手
段とを有することを特徴とする請求項１記載の距離継電
装置。 - 【請求項５】 電力用変圧器の口出し部から保護区間の
インピーダンスを整定値として入力する入力手段と、負
荷時タップ切替機能を搭載した電力用変圧器の一次巻線
端子電圧と二次巻線端子電圧の電圧比を計測しその計測
値を２乗する電圧比計算手段と、前記電力用変圧器の一
次側インピーダンスまたは二次側インピーダンスを演算
するインピーダンス演算手段と、前記電圧比計算手段の
出力値を整定値として入力する電力用変圧器の口出し部
から保護区間のインピーダンスとの乗算値を前記一次側
インピーダンスまたは二次側インピーダンスと対比し
て、前記電力用変圧器のタップ切替時に動作値を最適な
値へ自動変更する動作値変更手段とを備えた距離継電装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10115678A JPH11308759A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 距離継電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10115678A JPH11308759A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 距離継電装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11308759A true JPH11308759A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14668582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10115678A Pending JPH11308759A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 距離継電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11308759A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2482410A1 (en) * | 2011-01-27 | 2012-08-01 | LSIS Co., Ltd. | Relay and method for protecting transformer, transformer protecting system having the same |
| JP2013099203A (ja) * | 2011-11-04 | 2013-05-20 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 変圧器タップ値の予測システムおよび方法 |
| CN113922324A (zh) * | 2021-09-16 | 2022-01-11 | 许继电气股份有限公司 | 嵌入式继电保护定值整定计算校验方法及继电保护装置 |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP10115678A patent/JPH11308759A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2482410A1 (en) * | 2011-01-27 | 2012-08-01 | LSIS Co., Ltd. | Relay and method for protecting transformer, transformer protecting system having the same |
| US8854776B2 (en) | 2011-01-27 | 2014-10-07 | Lsis Co., Ltd. | Relay and method for protecting transformer, and transformer protecting system having the same |
| JP2013099203A (ja) * | 2011-11-04 | 2013-05-20 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 変圧器タップ値の予測システムおよび方法 |
| CN113922324A (zh) * | 2021-09-16 | 2022-01-11 | 许继电气股份有限公司 | 嵌入式继电保护定值整定计算校验方法及继电保护装置 |
| CN113922324B (zh) * | 2021-09-16 | 2023-12-12 | 许继电气股份有限公司 | 嵌入式继电保护定值整定计算校验方法及继电保护装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6603298B2 (en) | System for estimating the frequency of the power signal on a power transmission line | |
| US6839210B2 (en) | Bus total overcurrent system for a protective relay | |
| US5737166A (en) | Protective equipment in a bipolar HVDC station | |
| US4620257A (en) | Carrier relay system | |
| KR20040014364A (ko) | 지락 방향 계전 장치 | |
| EP1335470A2 (en) | Directional comparison distance relay system | |
| US7053503B2 (en) | Cross current compensation control system for a power system | |
| KR20160127671A (ko) | 차량용 고전압 충전장치 및 충전방법 | |
| US6671151B2 (en) | Network protector relay and method of controlling a circuit breaker employing two trip characteristics | |
| JPH11308759A (ja) | 距離継電装置 | |
| US5959819A (en) | Reliable fault tolerant power supply for a protective relay | |
| JPS5822521A (ja) | 電力系統の二次ア−ク消弧装置 | |
| JPH05122835A (ja) | 電力系統における逆潮流防止装置 | |
| WO2024105897A1 (ja) | 逆電力遮断継電器及び逆電力遮断継電器における逆電力遮断方法 | |
| JP2640628B2 (ja) | 系統連系保護装置 | |
| JPS6077631A (ja) | 変圧器運転制御方法 | |
| JP2856923B2 (ja) | 無効電力継電装置 | |
| JPS61277317A (ja) | 発電機主回路保護継電装置 | |
| RU114234U1 (ru) | Адаптивная система резервной защиты с контролем положения рпн трансформаторов ответвительных подстанций | |
| JPH1032922A (ja) | 比率差動継電器 | |
| JP2751009B2 (ja) | 系統連系保護装置 | |
| JPH01177822A (ja) | 地絡距離継電方式 | |
| JPS6347052B2 (ja) | ||
| JPH0583844A (ja) | 距離継電装置 | |
| JP2004015972A (ja) | 電流変化幅継電器を使用した保護継電装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040109 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040406 |