JPH11308746A - 浮遊型プラントにおける送受電端接続装置 - Google Patents

浮遊型プラントにおける送受電端接続装置

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JPH11308746A
JPH11308746A JP10153512A JP15351298A JPH11308746A JP H11308746 A JPH11308746 A JP H11308746A JP 10153512 A JP10153512 A JP 10153512A JP 15351298 A JP15351298 A JP 15351298A JP H11308746 A JPH11308746 A JP H11308746A
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JP
Japan
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power transmission
floating
floating plant
land
plant
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JP10153512A
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Hideki Hosoi
秀樹 細井
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Toshiba Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】陸側と水上の浮遊プラント間の送電にあたって
は、浮遊プラントが風波の影響により、上下左右に位置
変動が起きる。このため、送電線に大幅な弛度を持たせ
る方法は、接触短絡事故の危険や占有領域が大きくな
る。また、浮遊プラント上に位置変動吸収機構を設ける
方法は、限られたスペースを占有してしまう。 【解決手段】陸側送受電端2と水上に設置される浮遊型
プラント1との間の送電手段において、陸側送受電端2
と浮遊型プラント1間における水上部分に位置する送電
手段に位置変動吸収機構7aを設けた浮遊型プラントに
おける送受電端接続装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水上に浮遊する電
力プラントと陸側送受電端とを電気的に接続する接続装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】海上などに浮遊する電力プラントは、風
波の影響により上下左右(主として上下)に揺れること
を常としている。このため、浮遊する電力プラントの発
電設備送電端から陸側送受電端まで、位置変動に影響さ
れることなく、確実かつ効率よく電力を供給することは
大きな課題であった。
【0003】一つの方法として、送受電端間の送電線に
ストレスがかかることを避けるため、ある程度の弛度を
もたせることで対応しているが、この方法の場合、弛度
を大きくとりすぎてしまうと、台風時の風圧振動等によ
り送電線の各相間が接触して短絡事故を起こしてしまう
という懸念があり、また、この事故を避けるための対応
として受電端側の相間を広くとらなければならない等、
困難な点が多かった。また、浮遊型プラントを水上に設
置後埋め立てる等により固定設備化することで、上記の
ような問題を避ける方法もある。しかしながら、この場
合は、移動させて他の場所において使用することができ
なくなり、浮遊型プラントとしての特性を失うこととな
る。
【0004】また、他の方法として実開昭53−150
491号には、上下動する洋上発電所と固定された係留
塔間の電力ケーブルの一部に伸縮吸収装置を設けた例が
開示されている。即ち、洋上発電所と係留塔間にはガイ
ドが渡されこのガイド上を通常の形態でケーブル敷設さ
れ、洋上発電所上において電力ケーブルを螺旋状にして
上下動があっても伸縮することで送電に支障のないよう
にしている。また、ケーブルの螺旋状の部分は、パンタ
グラフ形状の指示具により支承されている。
【0005】また、特公昭61−22536号には、発
電船と陸側との送電にあたり、陸側には先端にボールが
設けられたケーブルブリッジを設置し、発電船上にはケ
ーブルブリッジ先端のボールを受ける摺動支承台が設け
られ、更に発電船上のケーブルに弛度を持たせた構成が
開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ケーブ
ルに弛度をもたせる場合には、ケーブル間の接触短絡事
故の危険をもっており、これを回避するためケーブル相
間間隔を大きくすることは、それだけ占有領域も大きく
なる。また、上記実開昭、特公昭の各公報には、いづれ
も、陸側と水上プラントとの間、即ち水上においては、
上下動を吸収する構成とはなっておらず、いづれも、プ
ラント上に伸縮吸収機構やケーブルに弛度を持たせる等
の機構が開示されている。これらによると、発電船等の
水上プラントの上下動は吸収されるとしても、水上プラ
ントの限られたスペースに伸縮吸収機構やケーブル弛度
部を設けなければならなかった。このことは、各種のプ
ラント毎に位置変動吸収機構を設けなければならないこ
とを意味する。
【0007】本発明の目的とするところは、発電船のよ
うな水上に浮遊するベース上に電力プラントを建設する
場合、上下左右(主として上下)に変動する発電設備送
電端から陸側送受電端までその位置変動に影響されるこ
となく、確実かつ効率よく電力を供給する装置に関す
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係わる浮遊型プラントにおけ
る送受電端接続装置は、陸側送受電端と水上に設置され
る浮遊型プラント間の送電手段において、前記陸側送受
電端と前記浮遊プラント間における水上部分に位置する
前記送電手段に位置変動吸収機構を備えたことを特徴と
する。
【0009】請求項2記載の発明に係る浮遊型プラント
における送受電端接続装置は、請求項1において、前記
位置変動吸収機構が、コイル状送電線であることを特徴
とする。
【0010】請求項3記載の発明に係る浮遊型プラント
における送受電端接続装置は、請求項1において、前記
位置変動吸収機構が、前記陸側送受電端と前記浮遊型プ
ラント間に懸架された摺動部材並びにこの摺動部材上に
設置されたコイル状ケーブルであることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明に係る浮遊型プラント
における送受電端接続装置は、請求項1において、前記
位置変動吸収機構が、パンタグラフ状導電部材であるこ
とを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明に係る浮遊型プラント
における送受電端接続装置は、請求項1において、前記
位置変動吸収機構が、前記陸側送受電端から水上に突出
する第1導電部材と、前記浮遊型プラントから可回動に
前記水上に突出し、前記第1導電部材と導電的に摺動可
能な如く接続される第2導電部材からなることを特徴と
する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施例の形態について図
面を参照して説明する。図1乃至図4はいずれも本発明
の異なる実施形態を説明するための図であるが、各図に
共通的な構成として、浮遊型プラント1並びに陸側送受
電端2について説明する。浮遊型プラント1は海3等の
水上に浮遊状態で設置されており、流出しないよう錨4
により定位置に固定されている。錨4で固定されてはい
るが、波や風により浮遊型プラント1は上下左右に変動
する。
【0014】浮遊型プラント1には、図示しない発電設
備が設置されており、浮遊プラント1で発電した電力は
陸側へ供給する如く機能する。陸側送受電端2には、図
示しないが、浮遊型プラント1からの供給電力を受電し
各種施設へ送電する機能を有している。
【0015】図1は、スパイラルコイル方式で架空送電
線をした例である。浮遊型プラント1側の浮遊側鉄塔5
と陸側送受電端2の陸側鉄塔6との間には、コイル状に
成形したコイル状架空送電線7が布設される。このコイ
ル状架空送電線7は浮遊側送受電端子8並びに陸側送受
電端子9に接続されており、各送受電端子8、9を介し
てコイル状架空送電線7にて送電が行われる。このよう
に、コイル状架空送電線7を用いることにより、浮遊型
プラント1の位置変動により生ずるケーブルに対するス
トレスを吸収することができる。
【0016】図2は、図1と類似のスパイラルコイル方
式ではあるが、導電体としてコイル上送電ケーブル10
を使用した例を示してある。この例では、図1のような
鉄塔は必要でないが、ケーブルを引き込むための浮遊側
ケーブルヘッド11並びに陸側ケーブルヘッド12を設
けてある。各ケーブルヘッド11、12と浮遊型プラン
ト1並びに陸側送受電端2間にはそれぞれ浮遊側送受電
端子8並びに陸側送受電端子9が設けられている。コイ
ル状送電ケーブル10は、浮遊型プラント1並びに陸側
送受電端2間に渡された摺動式のタラップ13上に支持
される。タラップ13は、浮遊型プラント1、陸側送受
電端2の上部に摺動可能に配置されており、浮遊型プラ
ント1が位置変動してもコイル状送電ケーブル10が海
3に落下することなく、ケーブルに対するストレスを吸
収する方式である。
【0017】図3は、パンタグラフ方式であり、浮遊型
プラント1の浮遊側鉄塔5と陸側送受電端2の陸側鉄塔
6間に導電性のパンタグラフ14を懸架した構成であ
る。浮遊型プラント1が位置変動しても、この位置変動
に追従してパンタグラフ14が自由に伸縮して連続送電
を可能とする。パンタグラフ14中央の接続部には上下
左右自在に回転が可能なヒンジ15を使用している。
【0018】図4は、トロリー方式であり、浮遊側鉄塔
5と陸側鉄塔6との間には、トロリー機構16が設けら
れている。トロリー機構16は、陸側鉄塔6に固定され
ている銅バーからなる固定子17と浮遊側鉄塔5に可回
動に取着された導電性の可動子18から構成されてい
る。可動子18は固定子17と導電的かつ摺動可能に接
触するようになされている。このような構成により、浮
遊型プラント1が位置変動しても、この変動にトロリー
機構16が追従し、連続して送電が可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上本発明によれば、送電線の弛度を長
く持たせ、相間の幅を広くとる必要もなくなった。換言
すれば、送電線長及び長い弛度を持たせるために高くし
ていた鉄塔の短縮、幅の広い相間設置のため必要であっ
た広大な土地の縮小が実現可能となった。更に、浮遊側
の変動時に生ずる張力によって接続導体が破断したり、
風波による振動で相間が接触して短絡事故を起こす可能
性もなくなった。また、設置後に埋め立て等により固定
化する必要もないため、移動式プラントの特性をそのま
ま発揮することができる。
【0020】更に、陸側送受電端と浮遊側送受電端との
間、即ち、陸側と浮遊側との間において、浮遊側の位置
変動を吸収することが可能となったことから、浮遊側あ
るいは陸側において位置変動吸収のための特別の機構を
設ける必要がなくなったことから、各種異なる浮遊型プ
ラント毎に位置変動吸収機構を設置する必要もなくなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施の形態の装置の概略図。
【図2】本発明に係る第2実施の形態の装置の概略図。
【図3】本発明に係る第3実施の形態の装置の概略図。
【図4】本発明に係る第4実施の形態の装置の概略図。
【符号の説明】
1…浮遊型プラント、2…陸側送受電端、3…海、4…
錨、5…浮遊側鉄塔、6…陸側鉄塔、7…コイル状架空
送電線、8…浮遊側送受電端子、9…陸側送受電端子、
10…コイル状送電ケーブル、11…浮遊側ケーブルヘ
ッド、12…陸側ケーブルヘッド、13…タラップ、1
4…パンタグラフ、15ヒンジ、16トロリー機構、1
7…固定子、18…可動子。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陸側送受電端と水上に設置される浮遊型プ
    ラント間の送電手段において、前記陸側送受電端と前記
    浮遊型プラント間における水上部分に位置する前記送電
    手段に位置変動吸収機構を設けたことを特徴とする浮遊
    型プラントにおける送受電端接続装置。
  2. 【請求項2】前記位置変動吸収機構が、コイル状送電線
    であることを特徴とする請求項1記載の浮遊型プラント
    における送受電端接続装置。
  3. 【請求項3】前記位置変動吸収機構が、前記陸側送受電
    端と前記浮遊型プラント間に懸架された摺動部材並びに
    この摺動部材上に設置されたコイル状ケーブルであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の浮遊型プラントにおける
    送受電端接続装置。
  4. 【請求項4】前記位置変動吸収機構が、パンタグラフ状
    導電部材であることを特徴とする請求項1記載の浮遊型
    プラントにおける送受電端接続装置。
  5. 【請求項5】前記位置変動吸収機構が、前記陸側送受電
    端から水上に突出する第1導電部材と、前記浮遊型プラ
    ントから可回動に前記水上に突出し、前記第1導電部材
    と導電的に摺動可能な如く接続される第2導電部材から
    なることを特徴とする請求項1記載の浮遊型プラントに
    おける送受電端接続装置。
JP10153512A 1998-04-24 1998-04-24 浮遊型プラントにおける送受電端接続装置 Pending JPH11308746A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105490271A (zh) * 2016-01-13 2016-04-13 陈志忠 海上电力传送装置及其实现方法
CN105610114A (zh) * 2016-01-13 2016-05-25 陈志忠 海上电力传送装置及其实现方法
CN105610152A (zh) * 2016-01-13 2016-05-25 郑悦 海洋电力输送设备及其实现方法
CN105633952A (zh) * 2016-01-13 2016-06-01 陈志忠 电网系统传送装置及其架设方法
CN105633953A (zh) * 2016-01-13 2016-06-01 陈志忠 海上电网系统传送装置及其架设方法

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