JPH11308199A - 連続送受信無線通信におけるアンテナ切替ダイバーシチ制御方式 - Google Patents
連続送受信無線通信におけるアンテナ切替ダイバーシチ制御方式Info
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- JPH11308199A JPH11308199A JP10124046A JP12404698A JPH11308199A JP H11308199 A JPH11308199 A JP H11308199A JP 10124046 A JP10124046 A JP 10124046A JP 12404698 A JP12404698 A JP 12404698A JP H11308199 A JPH11308199 A JP H11308199A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】回路規模を縮減し小型化を達成するとともに価
格を低減可能とするアンテナ切替ダイバーシチ制御方式
の提供。 【解決手段】送受信アンテナと受信アンテナの切替えを
行うアンテナ切替スイッチ、基地局からの送信データを
受信する受信回路、受信した信号を復調して２値データ
へ変換する復調回路、復調されたデータから識別情報を
取得し受信データが、自局宛か、他局宛か、又は空き信
号か判断する自局判断手段と、復調されたデータから基
地局より分割されて送信されるデータの継続数を解析す
る継続数解析手段、自局判断手段の判断結果と継続数解
析手段の解析結果から受信データが他局宛又は空き信号
であり継続数が複数の場合次の同一スロットは受信しな
くてよいタイミングであると判断しそのタイミングでア
ンテナを切替えダイバーシチ動作を行うように制御す
る。
格を低減可能とするアンテナ切替ダイバーシチ制御方式
の提供。 【解決手段】送受信アンテナと受信アンテナの切替えを
行うアンテナ切替スイッチ、基地局からの送信データを
受信する受信回路、受信した信号を復調して２値データ
へ変換する復調回路、復調されたデータから識別情報を
取得し受信データが、自局宛か、他局宛か、又は空き信
号か判断する自局判断手段と、復調されたデータから基
地局より分割されて送信されるデータの継続数を解析す
る継続数解析手段、自局判断手段の判断結果と継続数解
析手段の解析結果から受信データが他局宛又は空き信号
であり継続数が複数の場合次の同一スロットは受信しな
くてよいタイミングであると判断しそのタイミングでア
ンテナを切替えダイバーシチ動作を行うように制御す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体無線通信装
置に関し、特に連続受信を行う移動局におけるアンテナ
切替ダイバーシチ制御方式に関する。
置に関し、特に連続受信を行う移動局におけるアンテナ
切替ダイバーシチ制御方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、連続受信を行っている移動局にお
いてダイバーシチ動作を行う場合、アンテナの切り替え
を行うタイミングがハードウェア回路だけでは判断でき
ないため、受信回路を２系統備え、検波後ダイバーシチ
制御を行なっている。
いてダイバーシチ動作を行う場合、アンテナの切り替え
を行うタイミングがハードウェア回路だけでは判断でき
ないため、受信回路を２系統備え、検波後ダイバーシチ
制御を行なっている。
【０００３】図４は、従来の検波後ダイバーシチ方式の
移動局の構成を示す図である。図４を参照すると、この
従来の移動局は、送受信用に使用される送受信アンテナ
１と、受信専用の受信アンテナ２と、不図示の基地局へ
無線信号を送信するための送信回路４と、「１」、
「０」の２値の信号を送信可能な信号へ変換する変調回
路５と、送受信アンテナ１に接続し基地局からの送信信
号を受信する第１受信回路６−１と、受信アンテナ２に
接続し基地局からの送信信号を受信する第２受信回路６
−２と、第１、第２受信回路６−１、６−２で受信した
信号を切り替える受信切替回路９と、受信切替回路９か
らの信号を「１」、「０」の２値の信号へ変換する復調
回路７と、これらを制御する制御部１０と、を備える。
受信切替回路９は、第１、第２の受信回路６−１、６−
２の出力のうち、各アンテナ１、２の中で受信信号強度
の大きな方のアンテナに対応する受信回路の出力を選択
する。なお、ＴＤＭＡ／ＴＤＤの無線通信方式の無線電
話装置のアンテナダイバーシチ方式として例えば特開平
６−２６８６３５号公報等の記載が参照される。
移動局の構成を示す図である。図４を参照すると、この
従来の移動局は、送受信用に使用される送受信アンテナ
１と、受信専用の受信アンテナ２と、不図示の基地局へ
無線信号を送信するための送信回路４と、「１」、
「０」の２値の信号を送信可能な信号へ変換する変調回
路５と、送受信アンテナ１に接続し基地局からの送信信
号を受信する第１受信回路６−１と、受信アンテナ２に
接続し基地局からの送信信号を受信する第２受信回路６
−２と、第１、第２受信回路６−１、６−２で受信した
信号を切り替える受信切替回路９と、受信切替回路９か
らの信号を「１」、「０」の２値の信号へ変換する復調
回路７と、これらを制御する制御部１０と、を備える。
受信切替回路９は、第１、第２の受信回路６−１、６−
２の出力のうち、各アンテナ１、２の中で受信信号強度
の大きな方のアンテナに対応する受信回路の出力を選択
する。なお、ＴＤＭＡ／ＴＤＤの無線通信方式の無線電
話装置のアンテナダイバーシチ方式として例えば特開平
６−２６８６３５号公報等の記載が参照される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この検
波後ダイバーシチ方式では、受信回路を２系統持つこと
から部品点数を増加させ、また無線回路部分として小型
化できないという問題があった。
波後ダイバーシチ方式では、受信回路を２系統持つこと
から部品点数を増加させ、また無線回路部分として小型
化できないという問題があった。
【０００５】また連続受信している間に２つの受信回路
から受信感度の良い方を自動的に選択し、連続的に受信
しているデータに誤りを起こさないように切り替えるた
めの技術が必要とされ、部品単価自体高価なものを必要
としており、価格の上昇を招いていた。
から受信感度の良い方を自動的に選択し、連続的に受信
しているデータに誤りを起こさないように切り替えるた
めの技術が必要とされ、部品単価自体高価なものを必要
としており、価格の上昇を招いていた。
【０００６】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、回路規模を縮減
し小型化を達成するとともに価格を低減可能とするアン
テナ切替ダイバーシチ制御方式を提供することにある。
てなされたものであって、その目的は、回路規模を縮減
し小型化を達成するとともに価格を低減可能とするアン
テナ切替ダイバーシチ制御方式を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、送受信アンテナと、受信アンテナと、前
記送受信アンテナと前記受信アンテナのうち受信に用い
るアンテナの選択を行うアンテナ切替手段と、前記アン
テナ切替手段で選択されたアンテナより、基地局からの
送信データを受信する受信手段と、前記受信手段で受信
した信号を復調して２値データへ変換する復調手段と、
前記復調されたデータから識別情報を取得し、識別情報
に基づき、前記受信したデータが、自局宛か、他局宛
か、又は空き信号であるかを判断する自局判断手段と、
前記復調されたデータから基地局より分割されて送信さ
れるデータの継続数を解析する継続数解析手段と、前記
自局判断手段の判断結果と前記継続数解析手段の解析結
果から、前記受信したデータが他局宛又は空き信号であ
り、継続数が複数の場合、次の同一スロットは他局宛又
は空き信号であることから、受信しなくてよいタイミン
グであると判断し、前記アンテナ切替手段がアンテナ切
替えを行う場合該タイミングで行うように指示を与える
制御手段と、を備える。
め、本発明は、送受信アンテナと、受信アンテナと、前
記送受信アンテナと前記受信アンテナのうち受信に用い
るアンテナの選択を行うアンテナ切替手段と、前記アン
テナ切替手段で選択されたアンテナより、基地局からの
送信データを受信する受信手段と、前記受信手段で受信
した信号を復調して２値データへ変換する復調手段と、
前記復調されたデータから識別情報を取得し、識別情報
に基づき、前記受信したデータが、自局宛か、他局宛
か、又は空き信号であるかを判断する自局判断手段と、
前記復調されたデータから基地局より分割されて送信さ
れるデータの継続数を解析する継続数解析手段と、前記
自局判断手段の判断結果と前記継続数解析手段の解析結
果から、前記受信したデータが他局宛又は空き信号であ
り、継続数が複数の場合、次の同一スロットは他局宛又
は空き信号であることから、受信しなくてよいタイミン
グであると判断し、前記アンテナ切替手段がアンテナ切
替えを行う場合該タイミングで行うように指示を与える
制御手段と、を備える。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明は、連続的に受信するＴＤＭＡ（Ti
me Division Multiple Access；時分割多元アクセ
ス）方式の無線通信において、ダイバーシチ方式を、検
波後ダイバーシチ方式から、アンテナ切替型ダイバーシ
チ方式を採用することにより、装置部品点数の削減を可
能とし小型化を達成したものである。
に説明する。本発明は、連続的に受信するＴＤＭＡ（Ti
me Division Multiple Access；時分割多元アクセ
ス）方式の無線通信において、ダイバーシチ方式を、検
波後ダイバーシチ方式から、アンテナ切替型ダイバーシ
チ方式を採用することにより、装置部品点数の削減を可
能とし小型化を達成したものである。
【０００９】より詳細には、本発明は、その好ましい実
施の形態において、図１を参照すると、基地局（不図
示）から送信される無線通信データを受信回路（６）に
て受信し、復調回路（７）によって２値データへ変換
し、変換された２値のデータを制御部（８）の信号復号
部（８３）にて２値データにデスクランブル解析を行
い、自局判断部（８４）にて、基地局より送信されたデ
ータが、自局の無線機宛か、他局宛か、又は空き信号で
あるかを判断する。また、継続数解析部（８５）にて、
基地局より送信される信号は分割されて送信されている
ため、分割されたデータの継続数を解析する。
施の形態において、図１を参照すると、基地局（不図
示）から送信される無線通信データを受信回路（６）に
て受信し、復調回路（７）によって２値データへ変換
し、変換された２値のデータを制御部（８）の信号復号
部（８３）にて２値データにデスクランブル解析を行
い、自局判断部（８４）にて、基地局より送信されたデ
ータが、自局の無線機宛か、他局宛か、又は空き信号で
あるかを判断する。また、継続数解析部（８５）にて、
基地局より送信される信号は分割されて送信されている
ため、分割されたデータの継続数を解析する。
【００１０】ＣＰＵ（８６）では、自局判断部（８４）
と継続数解析部（８５）の結果から、基地局からの送信
されたデータが、他局宛もしくは空き信号であり、且つ
継続数が２以上である場合には、連続する受信データ
が、受信しなくてよいタイミングにあるものと判断でき
る。このようにして、受信データを受信しなくてもよい
タイミングが判断でき、そのタイミングでアンテナを切
り替えることでダイバーシチ動作が可能となる。
と継続数解析部（８５）の結果から、基地局からの送信
されたデータが、他局宛もしくは空き信号であり、且つ
継続数が２以上である場合には、連続する受信データ
が、受信しなくてよいタイミングにあるものと判断でき
る。このようにして、受信データを受信しなくてもよい
タイミングが判断でき、そのタイミングでアンテナを切
り替えることでダイバーシチ動作が可能となる。
【００１１】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【００１２】図１は、本発明の一実施例の構成を示す図
である。図１を参照すると、本発明の一実施例は、送受
信用に使用される送受信アンテナ１と、受信専用の受信
アンテナ２と、受信時に使用するアンテナを送受信アン
テナ１か受信アンテナ２かに切り替えるアンテナ切替ス
イッチ３と、基地局へ無線信号を送信するための送信回
路４と、「１」、「０」の２値の信号を送信可能な信号
へ変換する変調回路５と、不図示の基地局からの送信信
号を受信する受信回路６と、受信回路６にて受信した信
号を「１」、「０」の２値の信号へ変換する復調回路７
と、これらを制御する制御部８と、を含む。
である。図１を参照すると、本発明の一実施例は、送受
信用に使用される送受信アンテナ１と、受信専用の受信
アンテナ２と、受信時に使用するアンテナを送受信アン
テナ１か受信アンテナ２かに切り替えるアンテナ切替ス
イッチ３と、基地局へ無線信号を送信するための送信回
路４と、「１」、「０」の２値の信号を送信可能な信号
へ変換する変調回路５と、不図示の基地局からの送信信
号を受信する受信回路６と、受信回路６にて受信した信
号を「１」、「０」の２値の信号へ変換する復調回路７
と、これらを制御する制御部８と、を含む。
【００１３】制御部８は、送信管理部８１と、信号符号
部８２と、信号復号部８３と、自局判断部８４と、継続
数解析部８５と、ＣＰＵ８６と、を備えている。
部８２と、信号復号部８３と、自局判断部８４と、継続
数解析部８５と、ＣＰＵ８６と、を備えている。
【００１４】送信管理部８１は、送信データが発生した
場合のみ送信を行うパケット通信において、基地局へ送
信データを連続的に送信しているわけではなく、またＴ
ＤＭＡ方式で送信するので、例えば２０ｍｓｅｃ毎のサ
ブフレーム単位に、送信データを基地局へ送出する送信
タイミングを管理している。
場合のみ送信を行うパケット通信において、基地局へ送
信データを連続的に送信しているわけではなく、またＴ
ＤＭＡ方式で送信するので、例えば２０ｍｓｅｃ毎のサ
ブフレーム単位に、送信データを基地局へ送出する送信
タイミングを管理している。
【００１５】信号符号部８２は、ＣＰＵ８６からの基地
局へ送信するデータに、基地局側との間で予め決められ
たスクランブルコードでスクランブル処理を行う。
局へ送信するデータに、基地局側との間で予め決められ
たスクランブルコードでスクランブル処理を行う。
【００１６】信号復号部８３は、信号符号部８２とは逆
に、基地局からの信号を、予め決められたスクランブル
コードでデスクランブル処理を行い、その結果を、ＣＰ
Ｕ８６と自局判断部８４と継続数解析部８５へ伝送す
る。
に、基地局からの信号を、予め決められたスクランブル
コードでデスクランブル処理を行い、その結果を、ＣＰ
Ｕ８６と自局判断部８４と継続数解析部８５へ伝送す
る。
【００１７】自局判断部８４は、信号復号部８３にてデ
スクランブル処理されたデータからその信号内に定義さ
れている識別子情報を取得し、識別子情報から自局か、
他局又は空き信号かを判断して、その結果を、ＣＰＵ８
６へ通知する。
スクランブル処理されたデータからその信号内に定義さ
れている識別子情報を取得し、識別子情報から自局か、
他局又は空き信号かを判断して、その結果を、ＣＰＵ８
６へ通知する。
【００１８】継続数解析部８５は、デスクランブル処理
されたデータから、２０ｍｓｅｃ（ミリ秒）毎のサブフ
レーム信号が残り何サブフレーム継続するかの情報を解
析して、ＣＰＵ８６へ通知する。
されたデータから、２０ｍｓｅｃ（ミリ秒）毎のサブフ
レーム信号が残り何サブフレーム継続するかの情報を解
析して、ＣＰＵ８６へ通知する。
【００１９】ＣＰＵ８６は、送信管理部８１と自局判断
部８４と継続数解析部８５とからの情報を基に、連続受
信している無線チャネルで受信しなくてよいスロットタ
イミングを判断し、そのタイミングでアンテナ切替を行
うために、アンテナ切替タイミング出力８７をアンテナ
切替スイッチ３に対して通知する。
部８４と継続数解析部８５とからの情報を基に、連続受
信している無線チャネルで受信しなくてよいスロットタ
イミングを判断し、そのタイミングでアンテナ切替を行
うために、アンテナ切替タイミング出力８７をアンテナ
切替スイッチ３に対して通知する。
【００２０】図２は、本発明の一実施例の動作シーケン
スを示す図であり、基地局からの無線信号の送信タイミ
ングの一例を示す図である。図１及び図２を参照して、
本発明の一実施例の動作について説明する。以下では、
ＴＤＭＡ方式のパケット通信用物理チャネルを使用した
場合について説明する。
スを示す図であり、基地局からの無線信号の送信タイミ
ングの一例を示す図である。図１及び図２を参照して、
本発明の一実施例の動作について説明する。以下では、
ＴＤＭＡ方式のパケット通信用物理チャネルを使用した
場合について説明する。
【００２１】本発明の一実施例において、移動局は、基
地局からどのようなタイミングで自局宛のデータがどの
サブフレームで送信されてくるか分からないため、全て
のサブフレームを受信する必要があり、その結果、移動
局の受信回路６は、常に受信状態としておく必要があ
る。
地局からどのようなタイミングで自局宛のデータがどの
サブフレームで送信されてくるか分からないため、全て
のサブフレームを受信する必要があり、その結果、移動
局の受信回路６は、常に受信状態としておく必要があ
る。
【００２２】基地局からの無線信号は、送受信アンテナ
１か受信専用アンテナ２のどちらかで受信される。どち
らのアンテナで受信するかは、アンテナ切替ダイバーシ
チ方式を用いているため、送受信アンテナ１と受信専用
アンテナ２のうち、受信レベルが高い方を選択してアン
テナ切替スイッチ３にて切り替える。
１か受信専用アンテナ２のどちらかで受信される。どち
らのアンテナで受信するかは、アンテナ切替ダイバーシ
チ方式を用いているため、送受信アンテナ１と受信専用
アンテナ２のうち、受信レベルが高い方を選択してアン
テナ切替スイッチ３にて切り替える。
【００２３】図２を参照すると、基地局からの無線信号
には大きく分けて３種類存在し、これらは、（ａ）自局
宛の無線信号、（ｂ）他局宛の無線信号、（ｃ）自局で
も他局でもない空き（アイドル）無線信号、からなる。
には大きく分けて３種類存在し、これらは、（ａ）自局
宛の無線信号、（ｂ）他局宛の無線信号、（ｃ）自局で
も他局でもない空き（アイドル）無線信号、からなる。
【００２４】基地局からは、上記した３種類の無線信号
が規則的に等間隔のタイミングで送信しているわけでは
ないため、移動局は全ての無線信号を受信する必要があ
る。
が規則的に等間隔のタイミングで送信しているわけでは
ないため、移動局は全ての無線信号を受信する必要があ
る。
【００２５】基地局からの無線信号の先頭のスロットに
は、その無線信号がどの移動局宛の信号であるかを識別
するための識別子情報と、その無線信号が何サブフレー
ム継続されるかを示す情報（「継続数情報」という）が
含まれている。すなわち、図２に示す例では、第１クレ
ーム内の第１のサブクレームの先頭スロット（＃０）は
自局宛の先頭のスロットであり、継続数が「４」である
ことを示す情報が含まれており、次のスロット（＃２）
は他局宛の先頭スロットであり、継続数が２であること
を示している。
は、その無線信号がどの移動局宛の信号であるかを識別
するための識別子情報と、その無線信号が何サブフレー
ム継続されるかを示す情報（「継続数情報」という）が
含まれている。すなわち、図２に示す例では、第１クレ
ーム内の第１のサブクレームの先頭スロット（＃０）は
自局宛の先頭のスロットであり、継続数が「４」である
ことを示す情報が含まれており、次のスロット（＃２）
は他局宛の先頭スロットであり、継続数が２であること
を示している。
【００２６】このため、基地局からの無線信号を、移動
局では、受信レベルの高いアンテナ側を通して、受信回
路６にて受信して、復調回路７にて「１」、「０」の２
値の信号へ変換する。
局では、受信レベルの高いアンテナ側を通して、受信回
路６にて受信して、復調回路７にて「１」、「０」の２
値の信号へ変換する。
【００２７】変換した信号は暗号化されているため、信
号復号部８３にてＣＰＵ８６から指定されたスクランブ
ルコードでデスクランブル処理を行い、自局判断部８４
と継続数解析部８５へデスクランブル後の信号を渡す。
号復号部８３にてＣＰＵ８６から指定されたスクランブ
ルコードでデスクランブル処理を行い、自局判断部８４
と継続数解析部８５へデスクランブル後の信号を渡す。
【００２８】自局判断部８４では、デスクブル後の信号
から識別子情報を取得し、また継続数解析部８５では継
続数情報を解析してＣＰＵ８６へ渡す。
から識別子情報を取得し、また継続数解析部８５では継
続数情報を解析してＣＰＵ８６へ渡す。
【００２９】ＣＰＵ８６では、識別子情報と継続数解析
情報を基に、識別子情報が、他局、又は空き信号であっ
て、継続数が「２」以上の場合に、移動局が次の同一ス
ロットを受信しなくてもよいものと判断する。
情報を基に、識別子情報が、他局、又は空き信号であっ
て、継続数が「２」以上の場合に、移動局が次の同一ス
ロットを受信しなくてもよいものと判断する。
【００３０】図３は、本発明の一実施例の処理フローを
説明するための流れ図である。図３を参照して、本発明
の一実施例の動作について説明する。
説明するための流れ図である。図３を参照して、本発明
の一実施例の動作について説明する。
【００３１】まず、ステップＡ１では、識別子情報か
ら、基地局から受信した信号が自局宛かどうかを判断す
る。
ら、基地局から受信した信号が自局宛かどうかを判断す
る。
【００３２】ステップＡ１での識別子情報の判定結果が
自局であれば、次の同一スロットは受信しなければなら
ない。すなわち、アンテナ切替のタイミングとして使用
できないため、２０ｍｓｅｃ後の同一スロットのタイミ
ングでアンテナ切替タイミング出力８７には、ＯＦＦを
出力する（ステップＡ５）。
自局であれば、次の同一スロットは受信しなければなら
ない。すなわち、アンテナ切替のタイミングとして使用
できないため、２０ｍｓｅｃ後の同一スロットのタイミ
ングでアンテナ切替タイミング出力８７には、ＯＦＦを
出力する（ステップＡ５）。
【００３３】一方、ステップＡ１で、基地局から受信し
た信号が自局宛でないと判断した場合には、ステップＡ
２へ移行して、他局宛か否かを判断する。
た信号が自局宛でないと判断した場合には、ステップＡ
２へ移行して、他局宛か否かを判断する。
【００３４】ステップＡ２で、他局宛と判断した場合に
は、当該他局宛データが最終スロットのデータであるか
否かを継続数情報から判断する（ステップＡ３）。
は、当該他局宛データが最終スロットのデータであるか
否かを継続数情報から判断する（ステップＡ３）。
【００３５】他局宛データが最終データである場合に
は、次の同一スロットには、自局／他局／アイドルのど
の信号が送信されてくるか分からないため、２０ｍｓｅ
ｃ後のタイミングではアンテナ切替を行わない（ステッ
プＡ５）。
は、次の同一スロットには、自局／他局／アイドルのど
の信号が送信されてくるか分からないため、２０ｍｓｅ
ｃ後のタイミングではアンテナ切替を行わない（ステッ
プＡ５）。
【００３６】一方、ステップＡ３にて、他局データが最
終スロットではないものと判断できれば、次の同一スロ
ットには必ず他局宛のデータが入来することになるの
で、受信する必要がない。
終スロットではないものと判断できれば、次の同一スロ
ットには必ず他局宛のデータが入来することになるの
で、受信する必要がない。
【００３７】このため、次の同一スロットのタイミング
で、アンテナ切替タイミング出力８７をＯＮに設定する
（ステップＡ６）。
で、アンテナ切替タイミング出力８７をＯＮに設定する
（ステップＡ６）。
【００３８】さらにステップＡ２にて、他局宛のデータ
ではないと判断した場合には、そのデータは、アイドル
スロットということになる。そこで、アイドルスロット
の継続数を判定し（ステップＡ４）、継続数が０である
と判定した場合には、他局宛の最終スロットと同様、次
の同一スロットでどの信号が送信されてくるか分からな
いため２０ｍｓｅｃ後のタイミングではアンテナ切替を
行わない（ステップＡ５′）。
ではないと判断した場合には、そのデータは、アイドル
スロットということになる。そこで、アイドルスロット
の継続数を判定し（ステップＡ４）、継続数が０である
と判定した場合には、他局宛の最終スロットと同様、次
の同一スロットでどの信号が送信されてくるか分からな
いため２０ｍｓｅｃ後のタイミングではアンテナ切替を
行わない（ステップＡ５′）。
【００３９】一方、ステップＡ４で継続数が０以外であ
ると判断された場合、次の同一スロットはアイドルスロ
ットであると判断できるため、２０ｍｓｅｃ後のタイミ
ングでアンテナ切替タイミング出力８７をＯＮに設定す
る（ステップＡ６）。
ると判断された場合、次の同一スロットはアイドルスロ
ットであると判断できるため、２０ｍｓｅｃ後のタイミ
ングでアンテナ切替タイミング出力８７をＯＮに設定す
る（ステップＡ６）。
【００４０】上記動作により、連続受信中に受信しなく
てもよいスロットを算出することが可能となり、そのタ
イミングにてアンテナ切替動作を行うことが可能とな
る。
てもよいスロットを算出することが可能となり、そのタ
イミングにてアンテナ切替動作を行うことが可能とな
る。
【００４１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動局の部品点数を縮減し、価格を低減するとともに、
小型化を達成する、という効果を奏する。
移動局の部品点数を縮減し、価格を低減するとともに、
小型化を達成する、という効果を奏する。
【００４２】その理由は、本発明においては、従来方式
のように、アンテナ１系毎に受信回路を持つことを不要
とし、２つの受信回路を自動的に高利得な方へ切り替え
る受信切替回路も不要としており、従来方式から受信回
路１つと受信切替回路を削減した構成とした。
のように、アンテナ１系毎に受信回路を持つことを不要
とし、２つの受信回路を自動的に高利得な方へ切り替え
る受信切替回路も不要としており、従来方式から受信回
路１つと受信切替回路を削減した構成とした。
【図１】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図２】本発明の一実施例におけるタイミング動作を示
すタイミング図である。
すタイミング図である。
【図３】本発明の一実施例の処理フローを示す流れ図で
ある。
ある。
【図４】従来の移動局の構成を示す図である。
１ 送受信アンテナ ２ 受信アンテナ ３ アンテナ切替スイッチ ４ 送信回路 ５ 変調回路 ６ 受信回路 ７ 復調回路 ８ 制御部 ９ 受信切替回路 １０ 制御部 ８１ 送信管理部 ８２ 信号符号部 ８３ 信号復号部 ８４ 自局判断部 ８５ 継続数解析部 ８７ アンテナ切替タイミング出力
Claims (4)
- 【請求項１】複数のアンテナと、 前記複数のアンテナのうち受信に用いるアンテナを切替
選択するアンテナ切替用スイッチと、 前記アンテナ切替用スイッチで選択されたアンテナよ
り、基地局からの送信データを受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した信号を復調して２値データへ変
換する復調手段と、 前記復調されたデータから識別情報を取得し、識別情報
に基づき、前記受信したデータが、自局宛か、他局宛
か、又は空き信号であるかを判断する自局判断手段と、 前記復調されたデータから基地局より分割されて連続的
に送信されるデータの継続数を解析する継続数解析手段
と、 前記自局判断手段の判断結果と前記継続数解析手段の解
析結果とから、前記受信したデータが他局宛又は空き信
号であり、且つ、継続数が２以上の場合には、次の同一
スロットは他局宛又は空き信号であることから、受信し
なくてもよいタイミングであると判断し、前記アンテナ
切替用スイッチがアンテナ切替えを行う場合、該タイミ
ングで行うように指示を与える制御手段と、 を備えたことを特徴とする移動端末装置のアンテナ切替
ダイバーシチ制御方式。 - 【請求項２】送受信アンテナと、受信アンテナと、 前記送受信アンテナと前記受信アンテナのうち受信に用
いるアンテナの切替を行うアンテナ切替用スイッチと、 前記アンテナ切替用スイッチで選択されたアンテナよ
り、基地局からの送信データを受信する受信回路と、 前記受信回路で受信した信号を２値データへ変換する復
調回路と、 前記復調回路で変換された２値のデータをデスクランブ
ル処理する信号復号手段と、 前記デスクランブル処理されたデータから識別情報を取
得し、識別情報に基づき基地局より送信されたデータ
の、自局宛か、他局宛か、又は空き信号であるかを判断
する自局判断手段と、 前記デスクランブル処理されたデータから基地局より分
割されて連続的に送信されるデータの継続数を解析する
継続数解析手段と、 前記受信したデータが他局宛であるか又は空き信号であ
り、且つ、継続数が２以上の場合には、次の同一スロッ
トは他局宛又は空き信号であることから、連続する受信
データについて受信しなくてもよいタイミングであると
判断し、前記アンテナ切替スイッチがアンテナ切替えを
行うには前記タイミングで行うように指示を与える制御
手段と、 を備えたことを特徴とする移動端末装置。 - 【請求項３】前記基地局から移動端末装置に伝送される
送信データが、時分割された複数のスロットが一つのサ
ブフレームをなし、複数の前記サブフレームが一フレー
ムをなしており、前記識別情報及び前記継続数情報が前
記各スロットに挿入され、前記継続数情報は残り何サブ
フレーム継続するかを示すものであることを特徴とする
請求項２記載の移動端末装置。 - 【請求項４】前記基地局から移動端末装置に伝送される
送信データが、時分割された複数のスロットが一つのサ
ブフレームをなし、複数の前記サブフレームが一フレー
ムをなしており、 前記移動端末装置が、送受信アンテナと、受信アンテナ
と、 前記送受信アンテナと前記受信アンテナのうち受信に用
いるアンテナの切替選択を行うアンテナ切替用スイッチ
と、 前記アンテナ切替用スイッチで選択されたアンテナよ
り、基地局から伝送される送信データを受信する受信回
路と、 前記受信回路で受信した信号を２値データへ変換する復
調回路と、 制御回路と、 を備え、 前記制御回路が、変換された２値のデータをデスクラン
ブル処理する信号復号手段と、 前記デスクランブル処理されたデータの各スロットに含
まれる識別情報を取得し、識別情報に基づき基地局より
送信されたデータの、自局宛か、他局宛か、又は空き信
号であるかを判断する自局判断手段と、 前記デスクランブル処理されたデータの各スロットから
基地局より分割されて連続的に送信されるデータの継続
数を解析する継続数解析手段と、 前記受信したデータが、他局宛であるか又は空き信号で
あり、継続数が２以上である場合には、後続するサブフ
レームの同一スロットは、他局宛又は空き信号であるこ
とから、受信しなくてもよいタイミングであるものと判
断し、前記タイミングで前記アンテナ切替用スイッチが
アンテナ切替えダイバーシチ動作を行うように制御する
制御手段と、 を備えたことを特徴とする移動端末装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10124046A JPH11308199A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 連続送受信無線通信におけるアンテナ切替ダイバーシチ制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10124046A JPH11308199A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 連続送受信無線通信におけるアンテナ切替ダイバーシチ制御方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11308199A true JPH11308199A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14875663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10124046A Pending JPH11308199A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 連続送受信無線通信におけるアンテナ切替ダイバーシチ制御方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11308199A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008537664A (ja) * | 2005-03-29 | 2008-09-18 | ソニー株式会社 | Ｍｉｍｏ及びｓｉｍｏ方式の無線システムにおける耐フェーディング方法及び装置 |
-
1998
- 1998-04-17 JP JP10124046A patent/JPH11308199A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008537664A (ja) * | 2005-03-29 | 2008-09-18 | ソニー株式会社 | Ｍｉｍｏ及びｓｉｍｏ方式の無線システムにおける耐フェーディング方法及び装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001114 |