JPH11307869A - アレイ光素子モジュール - Google Patents

アレイ光素子モジュール

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JPH11307869A
JPH11307869A JP11175098A JP11175098A JPH11307869A JP H11307869 A JPH11307869 A JP H11307869A JP 11175098 A JP11175098 A JP 11175098A JP 11175098 A JP11175098 A JP 11175098A JP H11307869 A JPH11307869 A JP H11307869A
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Japan
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optical element
array
coupling guide
module
planar
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Application number
JP11175098A
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English (en)
Inventor
Takao Ninomiya
隆夫 二ノ宮
Noriyuki Yokouchi
則之 横内
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Furukawa Electric Co Ltd
Real World Computing Partnership
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Real World Computing Partnership
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面型光素子の配列密度が高く、かつ面型光素
子と光ファイバとの位置合わせが容易な構成を備えたア
レイ光素子モジュールを提供する。 【解決手段】 本アレイ光素子モジュール10は、面型
アレイ光素子を備えたモジュール基板12と、モジュー
ル基板12と結合されるファイバ固定用ブロック14
と、ファイバ固定用ブロックの光ファイバ挿入孔に挿入
された光ファイバ16とを有する。モジュール基板は、
基板面上の正六角形メッシュ配列の各正六角形の中心及
び各頂点に設けられた面型光素子18からなる面型アレ
イ光素子と、1個の面型光素子の中心軸上の基板面側に
設けられた大突起22及び小突起23とを備える。ファ
イバ固定用ブロックは、面型光素子に対応して設けられ
た光ファイバ挿入孔24と大突起に対応して設けられた
大ガイド孔26及び小ガイド孔27とを備え、それぞ
れ、突起とガイド孔とを嵌合させて、モジュール基板に
結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレイ光素子モジ
ュールに関し、更に詳細には、面型光素子と光ファイバ
との光結合が容易な構成を備えたアレイ光素子モジュー
ル、特にいわゆる光通信、光インターコネクション領域
等に適用できるアレイ光素子モジュールに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光通信技術の進展に伴い、光ファイバに
よる光通信方式は、公衆線通信や専用線通信の分野で
は、長距離高速通信の幹線系、き線系への導入がほぼ完
了し、現在、加入者系への導入が強く推進されている。
一方、コンピュータネットワークのLAN分野でも、光
化が進んでおり、機器同士を接続するいわゆるネットワ
ーク伝送路の光化から機器内配線領域の光化に進展しつ
つある。コンピュータネットワークのLAN分野での光
化の特色は、大容量の並列信号を並列多芯の光ファイバ
により高速で同時に伝送することである。このために、
多数個の半導体光素子、例えば面発光レーザ素子を同じ
平面に配列した面型アレイ光素子が開発されている。
【0003】面型アレイ光素子は、通常、基板面上に一
直線状で等間隔、又は基板面の二次元格子点に光素子を
配置した光素子のアレイ構造として、構成されている。
アレイ光素子の構成は、例えば、Electron Letters.,vo
l.32,pp1991-92,1996の“2Dalignment-free VCSEL arra
y module with push/pull fiber connector ”に記載さ
れている。アレイ光素子と光ファイバとを接続する際に
は、アレイ光素子を形成した基板をベース基板とし、フ
ァイバブロック等のコネクタを使って、ファイバをアレ
イ光素子に結合している。ファイバをアレイ光素子に結
合する際には、光学的にマーカを合わせる方法、ベース
基板又はコネクタの一方に設けた位置合わせ孔に他方の
位置合わせ突起を嵌め込む機械的な方法を、それぞれ、
単独で、或いは併用することにより、位置合わせを行っ
ている。ベース基板、コネクタ、コネクタを介してベー
ス基板のアレイ光素子に光結合された光ファイバアレイ
等を一体的に組み合わせてモジュール化したものをアレ
イ光素子モジュールと言う。
【0004】ここで、図5を参照して、従来のアレイ光
素子モジュールの構成を説明する。図5は従来のアレイ
光素子モジュールの構成を説明する分解図である。従来
のアレイ光素子モジュール50は、図5に示すように、
キャリア52と、キャリア52に結合されたファイバブ
ロック54と、ファイバブロック54に挿入されたテー
プファイバ状の光ファイバ56とから構成されている。
キャリア52は、アレイ光素子の取り扱いの便宜と、ア
レイ光素子で発生する熱を放熱する放熱板を兼ねた基板
であって、基板面の等間隔格子点毎に面発光レーザ素子
58を備えるチップ60をキャリア52の上面に接合さ
せ、チップ60の外側のキャリア周辺部にガイド孔62
を有する。ファイバブロック54は、面発光レーザ素子
58を配置したキャリア52の格子点に対応する位置に
ファイバ挿入孔64を、キャリア52のガイド孔62に
対応する位置にガイドピン66を備え、ファイバ挿入孔
64に光ファイバ16を挿入させている。
【0005】従来のアレイ光素子モジュール50では、
キャリア52に設けたガイド孔62は、ファイバブロッ
ク54と面発光レーザ素子58との位置合わせ、即ち光
ファイバ56と面発光レーザ素子58との光結合のため
の位置合わせを行うものであるから、面発光レーザ素子
58とガイド孔62との位置合わせを精密に行うことが
必要である。そこで、ガイド孔62を形成したキャリア
52上に、面発光レーザ素子58を備えたチップ60
を、X、Y方向の2次元で精密に位置合わせした上で、
ボンディングすることが必要である。一方、ファイバブ
ロック54でも、ガイドピン66とファイバ挿入孔64
とを精密に位置合わせして形成することが必要である。
キャリア52にファイバブロック54を結合する際に
は、ファイバブロック54のファイバ挿入孔64にテー
プファイバの光ファイバ56を挿入、固定した後、結合
するファイバブロック54の結合面を研磨する。次い
で、ガイドピン66をガイド孔62に挿入して、キャリ
ア52とファイバブロック54とを結合し、必要であれ
ばその間を接着剤で接合する。これにより、面発光レー
ザ素子14と光ファイバ16と光学的に結合することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のアレイ
光素子モジュールには、以下のような問題があった。第
1には、光素子及び光ファイバが、二次元平面上で正方
形状又は長方形状に配列された格子点上に配置されるた
め、光素子の配列密度は、上下左右ともテープファイバ
の標準間隔である例えば250μmピッチにより制約さ
れて、それが限界となり、光素子の配列密度が低いとい
う問題があった。第2には、光素子と光ファイバとの位
置合わせ、即ち光素子とガイド孔との位置合わせ、或い
はガイドピンとファイバ挿入孔との位置合わせは、例え
ばシングルモードファイバの場合には、±1μm程度の
精度でX、Y方向の二次元で独立に位置合わせを行って
おり、位置合わせ及びアライメントに非常に精密な技術
と高度の設備が必要であって、しかも時間がかかるの
で、アライメントコストが嵩むという問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、面型光素子の配
列密度が高く、かつ面型光素子と光ファイバとの位置合
わせが容易な構成を備えたアレイ光素子モジュールを提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るアレイ光素子モジュールは、基板面上
の正三角形メッシュ配列の少なくとも一部複数個の正三
角形頂点に設けられた面型光素子からなる面型アレイ光
素子と、面型アレイ光素子中の1個の面型光素子の中心
軸上の基板面側に設けられた第1の結合用ガイドとを備
えたモジュール基板と、面型光素子に対応して設けられ
た光ファイバ挿入孔と、第1の結合用ガイドに対応して
設けられた第2の結合用ガイドとを備え、モジュール基
板に対面して配置され、第1の結合用ガイドと第2の結
合用ガイドとの係合によりモジュール基板に結合される
ファイバ固定用ブロックと、ファイバ固定用ブロックの
光ファイバ挿入孔に挿入された光ファイバとを備えてい
ることを特徴としている。
【0009】本発明の好適な実施態様では、面型光アレ
イ素子が、正六角形メッシュ状配列の各正六角形の中心
及び各頂点の少なくとも一部複数個上に配置されてい
る。また、面型光アレイ素子が、俵積み状の正三角形配
列で配置されている。
【0010】モジュール基板が、第1の結合用ガイドに
加えて、少なくとも1個の別の結合用ガイドを面型光素
子上に備え、ファイバ固定用ブロックが第2の結合用ガ
イドに加えて、モジュール基板上の別の結合用ガイドに
対応する結合用ガイドを備えているようにしても良い。
好適には、第1の結合用ガイドが面型アレイ光素子の中
心の面型光素子上に設けられ、面型アレイ光素子の中心
以外に設けた結合用ガイドが、中心から等角度で二次元
平面内で伸びる放射線上で中心から等距離の点に配置さ
れている。更に好適には、アレイ光素子の中心以外に設
けた結合用ガイドが、中心から120°間隔で二次元平
面内で伸びる放射線上で中心から等距離の点に配置され
ている。
【0011】第1の結合用ガイド及び第2の結合用ガイ
ドの一方が、突起であって、他方が突起を嵌合させる孔
である。また、モジュール基板が、第1の結合用ガイド
に加えて、少なくとも1個の別の結合用ガイドを面型光
素子上に備える際には、第1の結合用ガイドが突起であ
れば、他の結合用ガイドより突起の高さが高く、第1の
結合用ガイドが孔であれば、他の結合用ガイドよりも孔
の深さが深い。
【0012】好適には、アレイ光素子は、半導体からな
るモジュール基板上にエピタキシャル成長させた面型光
素子積層構造を加工して所定配列で形成した面型光素子
のアレイ状集合か、又は半導体基板上にエピタキシャル
成長させた面型光素子積層構造を加工して所定配列で形
成した面型光素子のアレイ状集合をモジュール基板上に
移載したものである。
【0013】正三角形の頂点に個別の面型光素子を配置
することにより、全ての方向で隣接する面型光素子との
間隔が同一となり、点対称構成とすることができる。こ
の配列の場合に、面型光素子の配置密度が最も稠密にな
り、配置密度は最大とすることができ、使用する基板ス
ペースの面型光素子の配置効率を最も高くできる。
【0014】本発明のアレイ光素子モジュールでは、光
素子は、面型光素子である限り、発光素子でも受光素子
でも他の機能デバイスでも良い。また、面型光素子を構
成する材料にも限定は無い。更に、光ファイバもSM
F、MMF等にかかわらずPCF、POF等全ての光フ
ァイバに適用できる。また、ファイバ固定用ブロックと
モジュール基板との結合後に光ファイバを挿入、固定し
ても良く、また、予め光ファイバをファイバ固定用ブロ
ックに固定し、光ファイバを固定したファイバ固定用ブ
ロックとモジュール基板とを結合しても良い。
【0015】光ファイバと面型光素子とを光結合させる
際には、先ず、第1の結合用ガイドと第2の結合用ガイ
ドとを位置合わせし、係合して回転中心とし、この係合
軸を回転中心としてモジュール基板とファイバ固定用ブ
ロックとを相互に回転することにより、回転方向のみの
調整で、面型光素子と光ファイバとの位置合わせを行
い、光結合することができる。従って、従来のアレイ光
素子モジュールのようにX、Y二方向での複雑で精密な
調整を必要としなくなる。更に、この回転中心を通る直
線上の任意の面型光素子上に1個以上の結合用ガイドを
追加して設けることにより、回転中心を中心にしてこの
結合用ガイドを回転して対応する結合用ガイドに合わせ
るのみで、面型光素子と光ファイバとの位置合わせがで
きる。更に、第1の結合用ガイドを中心として点対称な
回転方向での均等角度位置に追加の結合用ガイドを設け
ることにより、位置合わせの精度が、より一層向上す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。実施形態例1 本実施形態例は、本発明に係るアレイ光素子モジュール
の実施形態の一例であって、図1は本実施形態例のアレ
イ光素子モジュールの構成を示す分解斜視図、図2は面
発光レーザ素子のアレイ状集合であるアレイ光素子の配
置図、図3はモジュール基板とファイバブロックとを結
合した状態での断面図である。本実施形態例のアレイ光
素子モジュール10は、図1に示すように、面発光レー
ザ素子アレイを備えたモジュール基板12と、モジュー
ル基板12と結合されるファイバブロック14と、ファ
イバブロック14に挿入された光ファイバ16とから構
成されている。
【0017】モジュール基板12は、図2に示すよう
に、多数個の正六角形からなる正六角形メッシュ配列の
各正六角形の中心及び各頂点上に、それぞれ独立して形
成された面発光レーザ素子18を備えていて、合計19
個の面発光レーザ素子18からなるアレイ光素子20を
備えた基板である。各面発光レーザ素子18は、図示し
ないが、GaAs基板上にn−DBRミラー、n−クラ
ッド層、InGaAs活性層、p−クラッド層、及びp
−DBRミラーをエピタキシャル成長させて得た、波長
980nmの面発光レーザ素子構造を備えた光素子であ
って、モジュール基板12は、エピタキシャル面を加工
して、19個の面発光レーザ素子18からなるアレイ光
素子20を形成している。
【0018】また、モジュール基板12は、アレイ光素
子20の中心に位置する面発光レーザ素子18Aのエピ
タキシャル面とは反対のGa As 基板面側に直径150
μm、高さ50μmの大突起22を、アレイ光素子20
を構成する最も外側の大きな正六角形の頂点であって1
20゜ずつ離れた3つの頂点の各々に位置する面発光レ
ーザ素子18B、C、D上に、それぞれ、直径150μ
m高さ30μmの小突起23B、23C、23Dを有す
る。
【0019】ファイバブロック14は、アレイ光素子2
0の正六角形メッシュと同じ配置でファイバブロック1
4を貫通するファイバ挿入孔24を備えている。更にフ
ァイバブロック14は、モジュール基板12の大突起2
2に対応する直径152μm、深さ55μmの大ガイド
孔26、小突起23B、C、Dに対応する直径152μ
m、深さ35μmの小ガイド孔27B、C、Dを小突起
23B、C、Dと同じ配置で備えている。マルチモード
の光ファイバ16が、ファイバブロック14のファイバ
挿入孔24に挿入され、かつ、図3に示すように、ファ
イバブロック14の大ガイド孔26、小ガイド孔27B
〜Dに、それぞれ、モジュール基板12の大突起22及
び小突起23B〜Dが挿入された状態で、モジュール基
板12とファイバブロック14とが、対向面28、30
の間で接着剤32により接合されている。
【0020】図1を参照して、本実施形態例のアレイ光
素子モジュール10を作製する方法を説明する。先ず、
合計19個の面発光レーザ素子18をGa As 基板上に
位置決めされた多数個の正六角形からなる正六角形メッ
シュの各正六角形の中心及び各頂点に形成し、アレイ光
素子20を作製する。面発光レーザ素子18は、GaA
s基板上にn−DBRミラー、n−クラッド層、InG
aAs活性層、p−クラッド層、及びp−DBRミラー
をエピタキシャル成長させ、所定の加工を経て得た、波
長980nmの面発光レーザ素子構造を有する。次い
で、フォトリソグラフィとウェットエッチング加工をG
a As 基板に施して、面発光レーザ素子18A上に直径
150μm、高さ50μmの大突起22を、面発光レー
ザ素子18B、C、D上に、それぞれ、直径150μm
高さ30μmの小突起23B、23C、23Dを形成し
て、モジュール基板12を得る。
【0021】一方、アレイ光素子20の正六角形メッシ
ュと同じ配置で光ファイバを挿入するファイバ挿入孔2
4を備え、更に、アレイ光素子20の大突起22及び小
突起23B〜Dにそれぞれ対応する直径152μm、深
さ55μmの大ガイド孔26及び直径152μm、深さ
35μmの小ガイド孔27B〜Dを大突起22及び小突
起23B〜Dと同じ配置で備えるファイバブロック14
をプラスチックの射出成形によって形成する。
【0022】次いで、モジュール基板12の大突起22
をファイバブロック14の大ガイド孔26に軽く挿入
し、続いて挿入した大突起22と大ガイド孔26とを回
転中心としてモジュール基板12とファイバブロック1
4とを相互に回転して、小突起23B〜Dを小ガイド孔
27B〜Dに位置合わせして、それぞれ、嵌合する。そ
の後、マルチモードの光ファイバ16を一芯ずつファイ
バブロック14のファイバ挿入孔24に挿入して、アレ
イ光素子20の面発光レーザ素子18と光ファイバ16
とを光結合し、続いて接着剤で、モジュール基板12と
ファイバブロック14とを接合することにより、アレイ
光素子モジュール10を得ることができる。
【0023】実施形態例1のアレイ光素子モジュール1
0を試作して、光結合損失を測定したところ、光結合損
失の平均値として0.7dBが得られ、アレイ光素子モ
ジュール10は良好な光結合効率を示すことが実証され
た。
【0024】実施形態例2 本実施形態例は、本発明に係るアレイ光素子モジュール
の実施形態の別の例であって、図4は面発光レーザ素子
の配置図である。本実施形態例のアレイ光素子モジュー
ルは、モジュール基板上の面発光レーザ素子の配置及び
突起の配置、従ってファイバブロックの光ファイバ挿入
孔の配置及びガイド孔の配置が実施形態例1のアレイ光
素子モジュール10と異なっていることを除いて実施形
態例1のアレイ光素子モジュール10と同じ構成を備え
ている。
【0025】本実施形態例のアレイ光素子モジュールで
は、面発光レーザ素子42は、図4に示すように、一直
線上に等間隔で配置した8個の面発光レーザ素子42を
3段の俵積み配列、即ち正三角形配列で配置した24個
の面発光レーザ素子42からなるアレイ光素子44を備
えている。また、アレイ光素子44は、アレイ光素子4
4の略中心位置、即ち上から2段目の配列で端から4番
目の面発光レーザ素子42A上に直径150μm、高さ
50μmの大突起46を、上から3段目の配列で両端に
配置された面発光レーザ素子42B、42C上に直径1
50μm高さ30μmの小突起47B、47Cを備えて
いる。また、ファイバブロック(図示せず)は、面発光
レーザ素子42の配列と同じ配列で光ファイバ挿入孔を
有し、大突起46及び小突起47A、Bに対応する直径
152μm、深さ55μmの大ガイド孔及び直径152
μm、深さ35μmの小ガイド孔を備えている。
【0026】実施形態例2のアレイ光素子モジュールを
試作して、光結合損失を測定したところ、光結合損失の
平均値として0.8dBが得られ、アレイ光素子モジュ
ール10は良好な光結合効率を示すことが実証された。
【0027】実施形態例1及び2では、面発光レーザ素
子を例にして面型光素子を説明したが、面型光素子は発
光素子でも受光素子でも他の機能デバイスでも良い。ま
た、面型光素子を構成する材料にも限定は無い。更に、
光ファイバは、SMF、MMF等にかかららず、PC
F、POF等全ての光ファイバに適用できる。また、上
述の実施形態例では、ファイバブロックとモジュール基
板との結合後に光ファイバを挿入、固定しているが、予
め光ファイバをファイバブロックに固定し、光ファイバ
を固定したファイバブロックとモジュール基板とを結合
しても良い。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、正三角形の頂点上に面
型光素子を配置することにより、最も配置効率の高い稠
密な配列で面型光素子を配置することができるので、面
型光素子の配置密度の高い小型のアレイ光素子モジュー
ルを実現できる。また、第1の結合用ガイドと第2の結
合用ガイドとを嵌合させ、それを回転中心としてモジュ
ール基板とファイバブロックとを相互に回転することに
より、従来のアレイ光素子モジュールのような二次元平
面上の精密な位置合わせが不要となり、回転軸回りの一
方向のみの位置合わせにより、高い結合効率で光結合を
実現できる。更に、第1の結合用ガイド及び第2の結合
用ガイド以外にも、位置合わせのための結合用ガイドを
設けて、機械的に位置合わせを行うことにより、一層容
易に面型光素子と光ファイバとの位置合わせを行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1のアレイ光素子モジュールの構成
を示す分解斜視図である。
【図2】実施形態例1の面発光レーザ素子の配置図であ
る。
【図3】モジュール基板とファイバブロックとを接合し
た状態での断面図である。
【図4】実施形態例2の面発光レーザ素子の配置図であ
る。
【図5】従来のアレイ光素子モジュールの構成を示す分
解斜視図である。
【符号の説明】 10 実施形態例1のアレイ光素子モジュール 12 モジュール基板 14 ファイバブロック 16 光ファイバ 18 面発光レーザ素子 20 アレイ光素子 22 大突起 23 小突起 24 ファイバ挿入孔 26 大ガイド孔 27 小ガイド孔 28、30 対向面 32 接着剤 42 面発光レーザ素子 44 アレイ光素子 46 大突起 47 小突起 50 従来のアレイ光素子モジュール 52 キャリア 54 ファイバブロック 56 テープファイバ状の光ファイバ 58 面発光レーザ素子 60 チップ 62 ガイド孔 64 ファイバ挿入孔 66 ガイドピン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板面上の正三角形メッシュ配列の少な
    くとも一部複数個の正三角形頂点に設けられた面型光素
    子からなる面型アレイ光素子と、面型アレイ光素子中の
    1個の面型光素子の中心軸上の基板面側に設けられた第
    1の結合用ガイドとを備えたモジュール基板と、 面型光素子に対応して設けられた光ファイバ挿入孔と、
    第1の結合用ガイドに対応して設けられた第2の結合用
    ガイドとを備え、モジュール基板に対面して配置され、
    第1の結合用ガイドと第2の結合用ガイドとの係合によ
    りモジュール基板に結合されるファイバ固定用ブロック
    と、 ファイバ固定用ブロックの光ファイバ挿入孔に挿入され
    た光ファイバとを備えていることを特徴とするアレイ光
    素子モジュール。
  2. 【請求項2】 面型光アレイ素子が、正六角形メッシュ
    状配列の各正六角形の中心及び各頂点の少なくとも一部
    複数個上に配置されていることを特徴とする請求項1に
    記載のアレイ光素子モジュール。
  3. 【請求項3】 面型光アレイ素子が、俵積み状の正三角
    形配列で配置されていることを特徴とする請求項1に記
    載のアレイ光素子モジュール。
  4. 【請求項4】 モジュール基板が、第1の結合用ガイド
    に加えて、少なくとも1個の別の結合用ガイドを面型光
    素子上に備え、ファイバ固定用ブロックが、第2の結合
    用ガイドに加えて、モジュール基板上の別の結合用ガイ
    ドに対応する結合用ガイドを備えていることを特徴とす
    る請求項1から3のうちのいずれか1項に記載のアレイ
    光素子モジュール。
  5. 【請求項5】 第1の結合用ガイドが面型アレイ光素子
    の中心の面型光素子上に設けられ、面型アレイ光素子の
    中心以外に設けた結合用ガイドが、中心から等角度で二
    次元平面内で伸びる放射線上で中心から等距離の点に配
    置されていることを特徴とする請求項4に記載のアレイ
    光素子モジュール。
  6. 【請求項6】 アレイ光素子の中心以外に設けた結合用
    ガイドが、中心から120°間隔で二次元平面内で伸び
    る放射線上で中心から等距離の点に配置されていること
    を特徴とする請求項5に記載のアレイ光素子モジュー
    ル。
  7. 【請求項7】 第1の結合用ガイド及び第2の結合用ガ
    イドのいずれか一方が、突起であって、他方が突起を嵌
    合させる孔であることを特徴とする請求項1から6のう
    ちのいずれか1項に記載のアレイ光素子モジュール。
  8. 【請求項8】 モジュール基板が、第1の結合用ガイド
    に加えて、少なくとも1個の別の結合用ガイドを面型光
    素子上に備える際には、第1の結合用ガイドが突起であ
    れば、他の結合用ガイドより突起の高さが高く、第1の
    結合用ガイドが孔であれば、他の結合用ガイドよりも孔
    の深さが深いことを特徴とする請求項7に記載のアレイ
    光素子モジュール。
  9. 【請求項9】 アレイ光素子は、半導体からなるモジュ
    ール基板上にエピタキシャル成長させた面型光素子積層
    構造を加工して所定配列で形成した面型光素子のアレイ
    状集合か、又は半導体基板上にエピタキシャル成長させ
    た面型光素子積層構造を加工して所定配列で形成した面
    型光素子のアレイ状集合をモジュール基板上に移載した
    ものであることを特徴とする請求項1から8のうちのい
    ずれか1項に記載のアレイ光素子モジュール。
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