JPH11306356A - 画像による3次元計測方法および装置、並びに該方法に係るプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

画像による3次元計測方法および装置、並びに該方法に係るプログラムを記憶した記憶媒体

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JPH11306356A
JPH11306356A JP10111192A JP11119298A JPH11306356A JP H11306356 A JPH11306356 A JP H11306356A JP 10111192 A JP10111192 A JP 10111192A JP 11119298 A JP11119298 A JP 11119298A JP H11306356 A JPH11306356 A JP H11306356A
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dimensional
image
screen
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JP10111192A
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Kazunori Nakano
和典 中野
Junichi Taguchi
順一 田口
Yasue Nomoto
野本  安栄
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】従来技術では、衛星や航空機などの上空から地
表を撮影した2つの画像より緯度、経度および高度を計
測する場合、一方の画像の座標を基準として他の画像を
射影変換してマッチング処理しており、対応点の視差と
高度が比例関係にはならなかった。このため、大まかな
高度が既知である対応点を容易に探索することができ
ず、また3次元位置からマッチングに失敗した点(間違
った対応点)を見つけ出し修正する際にも、容易に修正
することができなかった。 【解決手段】地球上の地表を原点とし原点の緯度方向お
よび経度方向と同方向の2軸を持つ地表の座標平面とす
るスクリーンを設定して、各々の撮影画像をスクリーン
に投影するスクリーン投影処理を実行する。対応点を探
索するマッチング処理は、そのスクリーンに投影した画
像で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星画像あるいは
航空写真から地形図を作成する分野や、撮影画像から3
次元位置を算出する3次元形状計測分野に適用する3次
元計測方法および装置、並びに該方法に係るプログラム
を記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の画像から3次元位置を計測する3
次元計測技術の従来技術としては、高木幹雄、下田陽久
監修「画像解析ハンドブック」、594頁から605頁、(東
京大学出版会、平成3年1月発行)に記載された技術な
どがある。かかる従来技術では、2つ以上の撮影画像を
用いた3次元計測は、各画像の対応点を探索するマッチ
ング処理を行い、その対応点の画像座標より対象物空間
上の3次元座標を計算することにより行っている。
【0003】図4に、従来の3次元計測方法の概略を示
す。以下、図に従い説明する。図において、画像L40
0上の点PL(uL,vL)404および画像R401上の点
PR(uR,vR)405が対応点であるとする。すなわち、
撮影カメラをOL402に位置させて撮影した画像L4
00上の点PL404が点Pを映した点であり、撮影カ
メラをOR403に位置させて撮影した画像R401上
の点PR405が同じ点Pを映した点である。この両点
PL,PRと撮影カメラの投影中心(撮影位置)OL4
02およびOR403とがなす線分OLPLおよびOR
PRを求め、これらの線分OLPLおよびORPRが交
わる交点P(x,y,z)406を求めることにより、3次元
位置を計測する。
【0004】このとき、画像L400上の点PL404
に対応するもう一方の画像R401上の点PR405
は、2つの画像の投影中心OL402,OR403とP
L404とが作る平面と画像R401とが交わる直線上
にあり、この直線をエピポーラライン407とよぶ。
【0005】画像L400上の点PL404と画像R4
01上の点PR405すなわち対応点を求めるには、エ
ピポーララインに沿って画像を再配列すれば、対応点の
探索が1次元ですみ、マッチング処理のアルゴリズムが
単純になることが、従来技術として知られている。この
ため、従来は、画像L400のなす平面の画像座標(uL,
vL)を基準として画像R401を画像L400のなす平
面に射影変換してマッチング処理を行っていた。すなわ
ち、画像L400のuL軸方向をエピポーラライン407
とし、画像R401のみ再配列した画像R’411を作
成し、マッチング処理を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、衛
星や航空機などの上空から地表を撮影した2つの画像よ
り緯度、経度、および高度を計測する場合、一方の画像
の座標を基準として他の画像を射影変換してマッチング
処理しており、対応点の視差と高度が比例関係にはなら
なかった。このため、大まかな高度が既知である対応点
を容易に探索することができず、また、3次元位置から
マッチングに失敗した点(間違った対応点)を見つけ出
し修正する際にも、容易に修正することができなかっ
た。
【0007】本発明の目的は、上述の従来技術における
問題点に鑑み、複数の撮影画像を所定のスクリーンに投
影することにより対応点の視差と高度が比例関係になる
ようにし、大まかな高度が既知である対応点を容易に探
索することができるとともに、マッチングに失敗した点
を見つけ出し容易に修正することができるような3次元
計測方法および装置、並びに該方法に係るプログラムを
記憶した記憶媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る3次元計測方法は、複数の位置から
センサで撮影した各撮影画像に映った物体や場所に基づ
いて、各々の画像を撮影した時のセンサの位置を各々求
める標定処理ステップと、地表から任意の高度に設定し
た原点に対し、該原点から地表に平行な平面内にx軸お
よびy軸の2軸を持つ座標平面を設定してスクリーンと
して定義し、前記各々の撮影画像を該スクリーンに投影
するスクリーン投影処理ステップと、前記スクリーンに
投影した画像から対応点を探索するマッチング処理ステ
ップと、探索した対応点から、該対応点の3次元位置を
算出する3次元位置算出処理ステップとを備えたことを
特徴とする。
【0009】請求項2に係る3次元計測方法は、複数の
位置からセンサで撮影した各撮影画像に映った物体や場
所に基づいて、各々の画像を撮影した時のセンサの位置
を各々求める標定処理ステップと、地表から任意の高度
に設定した原点に対し、該原点から地表に平行な平面内
にx軸およびy軸の2軸を持つ座標平面を設定してスク
リーンとして定義し、前記各々の撮影画像を該スクリー
ンに投影するスクリーン投影処理ステップと、前記スク
リーンに投影した画像から対応点を探索するマッチング
処理ステップと、探索した対応点から、該対応点の3次
元位置を算出する3次元位置算出処理ステップと、算出
した対応点の3次元位置を用いて、2次元等間隔に配置
したメッシュの各点における3次元位置を補間推定する
補間処理ステップと、該2次元等間隔に配置したメッシ
ュの各点における3次元位置を用いて3次元モデルを作
成し、該3次元モデルに前記撮影画像を貼り付けて3次
元鳥瞰図を作成する3次元鳥瞰図作成処理ステップと、
作成した3次元鳥瞰図を任意の3次元視点で表示し、前
記マッチング処理ステップにおける対応点の探索間違い
を発見して修正するステップとを備えたことを特徴とす
る。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1または2
において、前記スクリーン投影処理ステップの後に、エ
ピポーララインを求め、前記スクリーン投影した各画像
を回転して、エピポーララインが前記スクリーンのいず
れかの軸と平行となる画像を作る画像回転処理ステップ
を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項1または2
において、前記マッチング処理ステップは、対応点の対
応関係が見やすくなるように前記スクリーンに投影した
各画像の色を変更し重ね合わせて画像表示するステップ
を含むことを特徴とする。例えば、前記スクリーンに投
影した複数の画像の各々に単色の色を割り当て、各画素
の輝度を割り当てた単色の輝度に変え、スクリーンに投
影した画像各々を重ね合わせて画像表示したり、前記ス
クリーンに投影した3つの画像各々に、赤と緑および青
の各々の色を割り当て、各画素の輝度を割り当てた単色
の輝度に変え、該スクリーンに投影した画像各々を重ね
合わせて画像表示するとよい。さらに、前記スクリーン
に投影した2つの画像各々に、赤と緑および青の3つの
色の中から1つずつ色を割り当て、各画素の輝度を割り
当てた色の輝度に変え、3つの色の余りの色を各画素の
輝度の1/2の値をその色の輝度に変え、スクリーンに
投影した画像各々を重ね合わせて画像表示するようにし
てもよい。
【0012】請求項5に係る発明は、請求項2におい
て、前記3次元鳥瞰図作成処理ステップは、作成した3
次元鳥瞰図で対応点の探索間違いが発見し易くなるよう
に前記各撮影画像の色を変更して3次元鳥瞰図を作成す
るステップを含むことを特徴とする。例えば、前記3次
元鳥瞰図の作成に用いる複数の画像の各々に単色の色を
割り当て、各画素の輝度を割り当てた単色の輝度に変
え、3次元鳥瞰図を作成したり、前記3次元鳥瞰図の作
成に用いる3つの画像各々に、赤と緑および青の各々の
色を割り当て、各画素の輝度を割り当てた単色の輝度に
変え、3次元鳥瞰図を作成するとよい。さらに、3次元
鳥瞰図の作成に用いる2つの画像各々に、赤と緑および
青の3つの色の中から1つずつ色を割り当て、各画素の
輝度を割り当てた色の輝度に変え、3つの色の余りの色
を各画素の輝度の1/2の値をその色の輝度に変え、3
次元鳥瞰図を作成するようにしてもよい。
【0013】請求項6に係る発明は、請求項2におい
て、前記3次元鳥瞰図作成処理ステップは、前記3次元
モデルに前記撮影画像のそれぞれを貼り付けた画像を交
互にフリックして表示し、あるいは修正前の画像と修正
後の画像を交互にフリックして表示するステップを含む
ことを特徴とする。
【0014】請求項7に係る3次元計測装置は、複数の
位置からセンサで撮影した各撮影画像に映った物体や場
所に基づいて、各々の画像を撮影した時のセンサの位置
を各々求める標定処理手段と、地表から任意の高度に設
定した原点に対し、該原点から地表に平行な平面内にx
軸およびy軸の2軸を持つ座標平面を設定してスクリー
ンとして定義し、前記各々の撮影画像を該スクリーンに
投影するスクリーン投影処理手段と、前記スクリーンに
投影した画像から対応点を探索するマッチング処理手段
と、探索した対応点から、該対応点の3次元位置を算出
する3次元位置算出処理手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0015】請求項8に係る3次元計測装置は、複数の
位置からセンサで撮影した各撮影画像に映った物体や場
所に基づいて、各々の画像を撮影した時のセンサの位置
を各々求める標定処理手段と、地表から任意の高度に設
定した原点に対し、該原点から地表に平行な平面内にx
軸およびy軸の2軸を持つ座標平面を設定してスクリー
ンとして定義し、前記各々の撮影画像を該スクリーンに
投影するスクリーン投影処理手段と、前記スクリーンに
投影した画像から対応点を探索するマッチング処理手段
と、探索した対応点から、該対応点の3次元位置を算出
する3次元位置算出処理手段と、算出した対応点の3次
元位置を用いて、2次元等間隔に配置したメッシュの各
点における3次元位置を補間推定する補間処理手段と、
該2次元等間隔に配置したメッシュの各点における3次
元位置を用いて3次元モデルを作成し、該3次元モデル
に前記撮影画像を貼り付けて3次元鳥瞰図を作成する3
次元鳥瞰図作成処理手段と、作成した3次元鳥瞰図を任
意の3次元視点で表示し、前記マッチング処理手段によ
る対応点の探索間違いを発見して修正する手段とを備え
たことを特徴とする。
【0016】請求項9に係る発明は、複数の撮影画像か
ら3次元位置を算出する3次元計測方法に係るプログラ
ムを格納した記憶媒体であって、該プログラムは、複数
の位置からセンサで撮影した各撮影画像に映った物体や
場所に基づいて、各々の画像を撮影した時のセンサの位
置を各々求める標定処理ステップと、地表から任意の高
度に設定した原点に対し、該原点から地表に平行な平面
内にx軸およびy軸の2軸を持つ座標平面を設定してス
クリーンとして定義し、前記各々の撮影画像を該スクリ
ーンに投影するスクリーン投影処理ステップと、前記ス
クリーンに投影した画像から対応点を探索するマッチン
グ処理ステップと、探索した対応点から、該対応点の3
次元位置を算出する3次元位置算出処理ステップとを備
えたことを特徴とする。
【0017】請求項10に係る発明は、複数の撮影画像
から3次元位置を算出する3次元計測方法に係るプログ
ラムを格納した記憶媒体であって、該プログラムは、複
数の位置からセンサで撮影した各撮影画像に映った物体
や場所に基づいて、各々の画像を撮影した時のセンサの
位置を各々求める標定処理ステップと、地表から任意の
高度に設定した原点に対し、該原点から地表に平行な平
面内にx軸およびy軸の2軸を持つ座標平面を設定して
スクリーンとして定義し、前記各々の撮影画像を該スク
リーンに投影するスクリーン投影処理ステップと、前記
スクリーンに投影した画像から対応点を探索するマッチ
ング処理ステップと、探索した対応点から、該対応点の
3次元位置を算出する3次元位置算出処理ステップと、
算出した対応点の3次元位置を用いて、2次元等間隔に
配置したメッシュの各点における3次元位置を補間推定
する補間処理ステップと、該2次元等間隔に配置したメ
ッシュの各点における3次元位置を用いて3次元モデル
を作成し、該3次元モデルに前記撮影画像を貼り付けて
3次元鳥瞰図を作成する3次元鳥瞰図作成処理ステップ
と、作成した3次元鳥瞰図を任意の3次元視点で表示
し、前記マッチング処理ステップにおける対応点の探索
間違いを発見して修正するステップとを備えたことを特
徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0019】まず、第1の実施の形態として、本発明を
衛星画像の処理に適用した例について説明する。衛星
は、地球上の周回軌道上を回り、地表上の同一地点を前
後等、別の視点から撮影して複数枚の画像を得ることが
できる。以下、本願で用いる座標および用語の定義を簡
単に述べた後、3次元計測の手順について説明し、さら
にその変形例を説明する。
【0020】まず、座標および用語の定義について説明
する。
【0021】地表上の地点は、緯度、経度、および高度
の座標系で表現できる。ある地表上の地点を原点とし
て、原点の緯度方向および経度方向を各々y軸およびx
軸とし、y軸およびx軸と垂直な軸をz軸とすると、地
表上の3次元直交座標系となる。この3次元直交座標系
を地表座標系と定義する。緯度、経度、および高度の座
標系と地表座標系とは、一定の範囲内であれば一対一の
関係がある。ここで、ある地表上の地点を原点とした3
km四方程度の地平面について考える。3km四方程度の地
表面の端の地点では、地表座標系のz値と高度値との誤
差が数十cmである。このため、地表座標系のz軸は、ほ
ぼ高度と同等であるとみなせる。
【0022】あらかじめ、緯度、経度、および高度が分
かっている地点は、GCP(GroundControl Position)
と呼ばれている。GCPの緯度、経度、および高度か
ら、GCPの地表座標系での位置が算出できる。
【0023】地表座標において、z=0の平面をスクリ
ーンと定義する。本発明においては、別の撮影位置から
撮影した複数の撮影画像をそれぞれスクリーンに投影す
るが、このスクリーン上に投影した画像では、撮影対象
物のz=0の点が映ったスクリーン上の点を(x0,y
0)とすると、同じ緯度および経度で高度のみ(z座標
のみ)が大きくなった点が投影されたスクリーン上の点
のx座標およびy座標はそのz座標に比例して上記x0
およびy0から位置がずれる特徴を持つ。なお、ここで
はz=0の平面をスクリーンと定義したが、任意のz座
標の位置にスクリーンを定義してもよい。そのz座標を
オフセットとして計算すれば、z=0の平面をスクリー
ンと定義した場合と同様に処理できる。
【0024】ある等間隔の緯度および経度のメッシュに
おける高度のデータ列は、DEM(digital Elevation
Model)と呼ばれている。本実施の形態では、同一地点
を別々の視点から撮影された複数の画像をもとに、DE
Mを作成することを目的とした処理について述べてい
る。
【0025】次に、本実施の形態における処理の手順に
ついて説明する。図2に本実施の形態における処理の手
順を示し、図1にスクリーン投影面を示す。
【0026】図2の衛星画像L210およびR220の
例を、図5に示す。このような衛星画像から、まずステ
ップ211でGCPを決定する。これは、複数のGCP
が衛星画像L210のどこに映っているか調べ、その画
像L上での位置をそれぞれ求める処理である。図6に、
GCPのデータ例を示す。各GCPにはGCP番号が付
され、GCPの衛星画像上での座標と、地表座標系での
座標が保持される。
【0027】次に、ステップ212で標定を行う。標定
とは、複数のGCPの画像L上での位置と地表座標系で
の位置とから、撮影時のセンサの位置と姿勢を求める処
理である。センサの位置は地表座標系での位置であり、
姿勢は3次元の各軸回りの回転を規定するマトリックス
で表現される。図7に、センサの位置と姿勢のデータ例
を示す。ステップ211および212の処理は、従来よ
り知られているものである。
【0028】次に、ステップ213で、スクリーン投影
を行う。これは、撮影時のセンサ位置と姿勢から、衛星
画像をスクリーンに投影する処理である。図1に示すよ
うに、衛星画像L210を地表上のスクリーン投影面1
02に投影し、スクリーン投影面102上での画像L1
00(x,y)を求める。スクリーン投影には次式を用い
る。
【0029】[数1] x = xL0 + zL0*(a11*UL + a12*VL - a13*CL)/(a31*UL + a32*VL - a33*CL) y = yL0 + zL0*(a21*UL + a22*VL - a23*CL)/(a31*UL + a32*VL - a33*CL) ここで、a11,a12,a13,a21,a22,a23,a31,a32,a33:セン
サの姿勢を規定する回転マトリックスの要素、 xL0,yL0,zL0:センサの位置、 CL:画像から投影中心までの距離、 UL,VL:画像座標 である。図8に、スクリーン投影された画像の例を示
す。
【0030】上記のようにスクリーン投影された画像L
100においては、撮影対象物のz=0の点ではx座標
およびy座標が正しく(すなわち、スクリーン投影され
た位置とその撮影対象物のz=0の点の地表座標系での
位置とが一致する)、z座標値が大きくなるにつれてx
座標およびy座標が上記の正しい座標値からずれる特徴
がある。x座標およびy座標のそれぞれについて、上記
の正しい座標値からのずれ量はz座標値に比例してい
る。
【0031】次に、ステップ221〜223で、衛星画
像R220について、ステップ211〜213と同様の
処理を行う。
【0032】ここで、スクリーン投影された画像L10
0と画像R101の両画像について述べる。上述したよ
うに、両画像における撮影対象物のz=0の点ではx座
標およびy座標が一致して映り、z座標が大きくなるに
つれてx,yがずれる特徴がある。つまり、撮影対象物
のz座標の大きさで両画像の対応する点の視差が変わ
り、z座標の大きさと視差には比例関係が生じている。
地表座標系のz軸は、ほぼ高度と同等であるとみなせる
ため、視差の大きさと高度には比例関係が生じると言い
換えることができる。
【0033】次に、ステップ231で、回転角算出(エ
ピポーララインを横軸)を行う。これは、ステップ21
2およびステップ222にて求めた撮影時のセンサの位
置および姿勢から、エピポーラライン407が横軸とな
るような回転角を求める処理である。回転角は次式より
求める。
【0034】[数2]θ = tan^-1((yR0/zR0 - yL0/zL
0) / (xR0/zR0 - xL0/zL0)) ここで、θ:回転角、 xL0,yL0,zL0:衛星画像L210に対するセンサの位
置、 xR0,yR0,zR0:衛星画像R220に対するセンサの位置 である。tan^-1はアークタンジェントを示す。
【0035】次に、ステップ214で、画像回転(エピ
ポーララインを横軸)を行う。これは、ステップ231
にて求めた回転角により、画像L100の座標(x,y)を
エピポーラ回転面104の座標(xe,ye)に回転変換し、
マッチング用の画像を作成する処理である。さらにステ
ップ224で、画像R101について、ステップ214
と同様の処理を行う。
【0036】次に、ステップ232で、マッチング処理
を行う。これは、エピポーラ回転面104での画像L1
00および画像R101から対応点を求める処理であ
る。具体的には、人が目視で確認しながら対応点を指定
していく方法や、微小な範囲で比較することにより対応
点を自動的に判別するチップマッチングの方法などを用
いる。上述したように各画像を投影したスクリーン上で
は対応点の視差が高度に比例するため、撮影対象物の大
きさがおおまかに分かっている場合、一方の画像におけ
る対象物の特徴となる点と、その点に対応するもう一方
の画像の特徴となる点を見つけ出すことは容易となる。
図9に、求めた対応点のデータ例を示す。
【0037】次に、ステップ233で3次元位置算出を
行う。これは、求めた対応点の座標および撮影時のセン
サ位置と姿勢から、共線方程式により地表座標系の3次
元位置を求める処理である。共線方程式については、例
えば、高木幹雄、下田陽久監修「画像解析ハンドブッ
ク」、594頁から605頁、(東京大学出版会、平成3年1
月発行)などに記載されており、本実施の形態では省略
する。図10に、求めた3次元位置のデータ例を示す。
さらにステップ233では、対応点における地表座標系
の3次元位置から、対応点における、緯度、経度、およ
び高度を算出する。
【0038】次に、ステップ234で補間処理を行う。
これは、ステップ233で求めた複数の対応点における
緯度、経度、および高度を用いて、等間隔の緯度および
経度のメッシュにおける高度を補間により求め、DEM
を作成する処理である。図11に、DEMのデータ例を
示す。等間隔の緯度および経度のメッシュにおける高度
のデータが配列で並べられている。
【0039】以上の第1の実施の形態では、地表にスク
リーンを定義し各々の撮影画像を該スクリーン上に投影
することにより、マッチング処理を容易にすることがで
きるという効果がある。
【0040】前記第1の実施の形態の変形例を説明す
る。前記実施の形態では2つの衛星画像を用いた3次元
計測の処理例を説明したが、3つ以上の衛星画像を用い
ることもできる。3つの衛星画像を用いる場合には、ス
テップ231、ステップ214、およびステップ224
を省略し、3つ目の衛星画像Cについてステップ211
〜213と同様な処理を行えばよい。マッチング処理は
スクリーンに投影された3つの画像を用いて行う。ま
た、3つ以上の衛星画像を用いる場合には、3つの衛星
を用いた場合と同様に、衛星画像の増分だけ、3つの衛
星画像を用いた場合と同様の処理を行えばよい。
【0041】3つ以上の衛星画像を用いた場合の効果に
ついて、図12を例として説明する。スクリーン投影し
た画像Lおよび画像Rにおいて、画像Lに映し出された
対象物A1200は、画像Rでは対象物B1211に隠
れてしまい、画像R上での対象物Aの対応点を見つけ出
すことは困難である。この現象は一般にオクルージョン
(隠蔽)と呼ばれている。画像L上の対象物A1200
については、画像C上の対象物A1220により対応点
探索するというように、画像Rあるいは画像L上でオク
ルージョンの生じた対象物については、画像Cあるいは
その他の画像を用いて対象物の対応点を見つけ出せばよ
い。
【0042】以上述べた第1の実施の形態の変形例で
も、地表にスクリーンを定義し各々の画像をスクリーン
投影することにより、マッチング処理を容易にすること
ができるという効果がある。
【0043】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。第2の実施の形態はマッチングの修正を伴う場合の
例であり、まずその手順を説明し、さらにその変形例を
説明する。
【0044】図3に基づき、図の番号をステップ番号と
して、本実施の形態における手順を以下に説明する。ス
テップ211〜234は、上述した第1の実施の形態と
同様である。ステップ331を設け、その間のステップ
232〜234を繰り返し実行し、DEM235を修正
できるようにしたのが、図2と異なる点である。以下、
第1の実施の形態と異なる処理のみについて説明する。
【0045】ステップ331は3次元鳥瞰図作成処理で
ある。これは、DEM235の高度データから3次元モ
デリングにて3次元モデルを作成し、衛星画像L210
および衛星画像R220をテクスチャマッピングにて、
3次元モデル上に貼り付けて3次元鳥瞰図とする処理で
ある。3次元モデリングおよびテクスチャマッピングに
ついては、例えば、James D.Foley著、岩見淳美訳、
「コンピュータ・グラフィックス」、275頁から394頁、
(日本コンピュータ協会、昭和59年7月発行)などに
記載されている。
【0046】この3次元鳥瞰図では、DEM235で不
正確な高度は、衛星画像L210および衛星画像R22
0のテクスチャのずれとして表示される特徴をもつ。そ
こで、前記特徴から、テクスチャのずれている場所をス
テップ232のマッチングにて再処理し、ステップ23
3〜234を行うことで、DEM235を修正する。以
上の手順を3次元鳥瞰図のテクスチャのずれがなくなる
まで繰り返し、ずれがなくなったところで終了する。
【0047】以上述べた第2の実施の形態では、3次元
鳥瞰図を作成することにより、マッチングに失敗した箇
所を見つけ出し修正することができるという効果があ
る。
【0048】次に、上記第2の実施の形態の変形例を3
つ説明する。
【0049】第1の変形例は、フリック表示により修正
箇所を発見する例である。すなわち、ステップ331の
3次元鳥瞰図作成において、衛星画像L210および衛
星画像R220のテクスチャを交互に表示する。これに
より、複雑なテクスチャであっても修正箇所を容易に発
見することができる。また、修正前の鳥瞰図と修正後の
鳥瞰図を交互に表示する。これにより、修正によりかえ
って悪い結果となる場合を防ぐことができる。
【0050】第2の変形例は、カラー合成表示により修
正箇所を発見する例である。すなわち、ステップ331
の3次元鳥瞰図作成において、衛星画像L210の輝度
に赤色の1および青色の1/2を割り当て、衛星画像R
220の輝度に緑色の1および青色の1/2を割り当
て、鳥瞰図を作成する。赤色の1、あるいは青色の1/
2などは、当該色の輝度の割り当ての割り合いを示すも
のである。例えば、赤色の1および青色の1/2を割り
当てるとは、各画素について、その画素の輝度と同じ輝
度の赤色と、その画素の輝度の1/2の輝度の青色と
で、表すということである。このような色および輝度の
割り当てを行うことにより、正しい点は赤、青、および
緑のそれぞれの輝度が1となり白色になる。したがっ
て、テクスチャのずれの部分が識別しやすくなる。
【0051】なお、2つの衛星画像に対して、それぞれ
単色の色を割り当てて各画素をその単色で表す(単色で
表示する各画素の輝度はその画素の輝度と同じにする)
ようにしてもよい。それぞれ単色で表された2つの衛星
画像から3次元鳥瞰図を作成すれば、色ずれにより、マ
ッチングに失敗した箇所を見つけ出することが容易にな
る。また、3つの衛星画像を用いる場合は、各衛星画像
にそれぞれ赤、青、および緑を割り当ててもよい(単色
で表示する各画素の輝度はその画素の輝度と同じにす
る)。それぞれ単色で表された3つの衛星画像から3次
元鳥瞰図を作成すれば、色ずれにより、マッチングに失
敗した箇所を見つけ出することが容易になる。
【0052】さらに、ここでは3次元鳥瞰図の作成の際
に用いる衛星画像の色を変更する場合について説明した
が、スクリーンに投影した画像に対して上述したように
色を変えて重ね合わせて表示してもよい。例えば、ステ
ップ232のマッチング処理において、スクリーン投影
された画像L100の輝度に赤色の1および青色の1/
2を割り当て、スクリーン投影された画像R101の輝
度に緑色の1および青色の1/2を割り当て、重ねて表
示する。また、2つのスクリーン投影画像に対して、そ
れぞれ単色の色を割り当てて各画素をその単色で表す
(単色で表示する各画素の輝度はその画素の輝度と同じ
にする)ようにしてもよい。3つのスクリーン投影画像
を用いる場合は、各画像にそれぞれ赤、青、および緑を
割り当ててもよい(単色で表示する各画素の輝度はその
画素の輝度と同じにする)。以上のように、スクリーン
投影された画像の段階で色を変えて重ね合わせ表示する
ことにより、ずれた対応点を見つけ出しやすくなる。
【0053】第3の変形例は、正射画像作成を行う例で
ある。すなわち、ステップ331の3次元鳥瞰図作成
を、真上から見た正射画像を作成する正射画像作成処理
とする。衛星画像L210を基にした正射画像と衛星画
像R220を基にした正射画像では、高度の不正確な箇
所で両画像の対応点がずれ、カラー合成表示やフリック
表示等をして重ねて表示すると、容易に高度の不正確な
箇所をずれとして発見できる。ずれている所を指定する
ことで、容易に本来の高度を計算でき、正確な高度を求
める処理を行うことができる。
【0054】以上述べた第2の実施の形態の変形例で
は、マッチングに失敗した箇所を見つけ出し修正するこ
とができるという効果がある。なお、これらの変形例
は、3次元鳥瞰図作成において適用する代りに、2次元
画像の段階で適用してもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、地表上(あるいは任意
の高度の位置でもよい)にスクリーンを設定し、上空か
ら地表を撮影した複数の画像をスクリーンに投影する。
このことにより、対応点の視差と高度が比例関係にな
り、大まかな高度が既知である対応点を容易に探索する
ことができ、また3次元位置からマッチングに失敗した
点(間違った対応点)を容易に見つけ出し修正すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のスクリーン投影面を示す図
である。
【図2】第1の実施の形態の3次元計測の処理ブロック
を示す図である。
【図3】第2の実施の形態の3次元計測の処理ブロック
を示す図である。
【図4】従来技術の概要を示す図である。
【図5】衛星画像の例を示す図である。
【図6】GCPのデータ例を示す図である。
【図7】センサの位置と姿勢のデータ例を示す図であ
る。
【図8】スクリーン投影された画像の例を示す図であ
る。
【図9】求めた対応点のデータ例を示す図である。
【図10】求めた3次元位置のデータ例を示す図であ
る。
【図11】DEMのデータ例を示す図である。
【図12】3つ以上の衛星画像を用いた場合の例を示す
図である。
【符号の説明】
100…画像L、101…画像R、102…スクリーン
投影面、104…エピポーラ回転面、210…衛星画像
L、211…GCP決定、212…標定、213…スク
リーン投影、214…画像回転、220…衛星画像R、
221…GCP決定、222…標定、223…スクリー
ン投影、224…画像回転、231…回転角算出、23
2…マッチング、233…3次元位置算出、234…補
間、235…DEM、331…3次元鳥瞰図作成、40
0…画像L、401…画像R、402…投影中心OL、
403…投影中心OR、404…点PL、405…点P
R、406…点P、407…エピポーラライン。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の位置からセンサで撮影した各撮影画
    像に映った物体や場所に基づいて、各々の画像を撮影し
    た時のセンサの位置を各々求める標定処理ステップと、 地表から任意の高度に設定した原点に対し、該原点から
    地表に平行な平面内にx軸およびy軸の2軸を持つ座標
    平面を設定してスクリーンとして定義し、前記各々の撮
    影画像を該スクリーンに投影するスクリーン投影処理ス
    テップと、 前記スクリーンに投影した画像から対応点を探索するマ
    ッチング処理ステップと、 探索した対応点から、該対応点の3次元位置を算出する
    3次元位置算出処理ステップとを備えたことを特徴とす
    る画像による3次元計測方法。
  2. 【請求項2】複数の位置からセンサで撮影した各撮影画
    像に映った物体や場所に基づいて、各々の画像を撮影し
    た時のセンサの位置を各々求める標定処理ステップと、 地表から任意の高度に設定した原点に対し、該原点から
    地表に平行な平面内にx軸およびy軸の2軸を持つ座標
    平面を設定してスクリーンとして定義し、前記各々の撮
    影画像を該スクリーンに投影するスクリーン投影処理ス
    テップと、 前記スクリーンに投影した画像から対応点を探索するマ
    ッチング処理ステップと、 探索した対応点から、該対応点の3次元位置を算出する
    3次元位置算出処理ステップと、 算出した対応点の3次元位置を用いて、2次元等間隔に
    配置したメッシュの各点における3次元位置を補間推定
    する補間処理ステップと、 該2次元等間隔に配置したメッシュの各点における3次
    元位置を用いて3次元モデルを作成し、該3次元モデル
    に前記撮影画像を貼り付けて3次元鳥瞰図を作成する3
    次元鳥瞰図作成処理ステップと、 作成した3次元鳥瞰図を任意の3次元視点で表示し、前
    記マッチング処理ステップにおける対応点の探索間違い
    を発見して修正するステップとを備えたことを特徴とす
    る画像による3次元計測方法。
  3. 【請求項3】前記スクリーン投影処理ステップの後に、
    エピポーララインを求め、前記スクリーン投影した各画
    像を回転して、エピポーララインが前記スクリーンのい
    ずれかの軸と平行となる画像を作る画像回転処理ステッ
    プを設けた請求項1または2の何れか1つに記載の画像
    による3次元計測方法。
  4. 【請求項4】前記マッチング処理ステップは、対応点の
    対応関係が見やすくなるように前記スクリーンに投影し
    た各画像の色を変更し重ね合わせて画像表示するステッ
    プを含む請求項1または2の何れか1つに記載の画像に
    よる3次元計測方法。
  5. 【請求項5】前記3次元鳥瞰図作成処理ステップは、作
    成した3次元鳥瞰図で対応点の探索間違いが発見し易く
    なるように前記各撮影画像の色を変更して3次元鳥瞰図
    を作成するステップを含む請求項2に記載の画像による
    3次元計測方法。
  6. 【請求項6】前記3次元鳥瞰図作成処理ステップは、前
    記3次元モデルに前記撮影画像のそれぞれを貼り付けた
    画像を交互にフリックして表示し、あるいは修正前の画
    像と修正後の画像を交互にフリックして表示するステッ
    プを含む請求項2に記載の画像による3次元計測方法。
  7. 【請求項7】複数の位置からセンサで撮影した各撮影画
    像に映った物体や場所に基づいて、各々の画像を撮影し
    た時のセンサの位置を各々求める標定処理手段と、 地表から任意の高度に設定した原点に対し、該原点から
    地表に平行な平面内にx軸およびy軸の2軸を持つ座標
    平面を設定してスクリーンとして定義し、前記各々の撮
    影画像を該スクリーンに投影するスクリーン投影処理手
    段と、 前記スクリーンに投影した画像から対応点を探索するマ
    ッチング処理手段と、 探索した対応点から、該対応点の3次元位置を算出する
    3次元位置算出処理手段とを備えたことを特徴とする画
    像による3次元計測装置。
  8. 【請求項8】複数の位置からセンサで撮影した各撮影画
    像に映った物体や場所に基づいて、各々の画像を撮影し
    た時のセンサの位置を各々求める標定処理手段と、 地表から任意の高度に設定した原点に対し、該原点から
    地表に平行な平面内にx軸およびy軸の2軸を持つ座標
    平面を設定してスクリーンとして定義し、前記各々の撮
    影画像を該スクリーンに投影するスクリーン投影処理手
    段と、 前記スクリーンに投影した画像から対応点を探索するマ
    ッチング処理手段と、 探索した対応点から、該対応点の3次元位置を算出する
    3次元位置算出処理手段と、 算出した対応点の3次元位置を用いて、2次元等間隔に
    配置したメッシュの各点における3次元位置を補間推定
    する補間処理手段と、 該2次元等間隔に配置したメッシュの各点における3次
    元位置を用いて3次元モデルを作成し、該3次元モデル
    に前記撮影画像を貼り付けて3次元鳥瞰図を作成する3
    次元鳥瞰図作成処理手段と、 作成した3次元鳥瞰図を任意の3次元視点で表示し、前
    記マッチング処理手段による対応点の探索間違いを発見
    して修正する手段とを備えたことを特徴とする画像によ
    る3次元計測装置。
  9. 【請求項9】複数の撮影画像から3次元位置を算出する
    3次元計測方法に係るプログラムを格納した記憶媒体で
    あって、 該プログラムは、 複数の位置からセンサで撮影した各撮影画像に映った物
    体や場所に基づいて、各々の画像を撮影した時のセンサ
    の位置を各々求める標定処理ステップと、 地表から任意の高度に設定した原点に対し、該原点から
    地表に平行な平面内にx軸およびy軸の2軸を持つ座標
    平面を設定してスクリーンとして定義し、前記各々の撮
    影画像を該スクリーンに投影するスクリーン投影処理ス
    テップと、 前記スクリーンに投影した画像から対応点を探索するマ
    ッチング処理ステップと、 探索した対応点から、該対応点の3次元位置を算出する
    3次元位置算出処理ステップとを備えたことを特徴とす
    る3次元計測方法に係るプログラムを記憶した記憶媒
    体。
  10. 【請求項10】複数の撮影画像から3次元位置を算出す
    る3次元計測方法に係るプログラムを格納した記憶媒体
    であって、 該プログラムは、 複数の位置からセンサで撮影した各撮影画像に映った物
    体や場所に基づいて、各々の画像を撮影した時のセンサ
    の位置を各々求める標定処理ステップと、 地表から任意の高度に設定した原点に対し、該原点から
    地表に平行な平面内にx軸およびy軸の2軸を持つ座標
    平面を設定してスクリーンとして定義し、前記各々の撮
    影画像を該スクリーンに投影するスクリーン投影処理ス
    テップと、 前記スクリーンに投影した画像から対応点を探索するマ
    ッチング処理ステップと、 探索した対応点から、該対応点の3次元位置を算出する
    3次元位置算出処理ステップと、 算出した対応点の3次元位置を用いて、2次元等間隔に
    配置したメッシュの各点における3次元位置を補間推定
    する補間処理ステップと、 該2次元等間隔に配置したメッシュの各点における3次
    元位置を用いて3次元モデルを作成し、該3次元モデル
    に前記撮影画像を貼り付けて3次元鳥瞰図を作成する3
    次元鳥瞰図作成処理ステップと、 作成した3次元鳥瞰図を任意の3次元視点で表示し、前
    記マッチング処理ステップにおける対応点の探索間違い
    を発見して修正するステップとを備えたことを特徴とす
    る3次元計測方法に係るプログラムを記憶した記憶媒
    体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100446636B1 (ko) * 2002-11-21 2004-09-04 삼성전자주식회사 이동체의 움직임 및 이동체 전방에 위치한 물체의 3차원정보 측정 기능을 구비한 이동체 및 그 방법
GR20050100502A (el) * 2005-09-30 2007-04-25 Χριστακης Νικολαου Φελλας Δορυφορικο συστημα ταυτοχρονης τηλεαποτυπωσης γεωγραφικου χωρου και συνθεση εικονας για τρισδιαστατη αντιληψη συμβαντων πραγματικου χρονου
JP2015124560A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 五洋建設株式会社 水中構造物の据え付け作業支援装置及びそれを使用した水中構造物の据え付け方法
CN107843240A (zh) * 2017-09-14 2018-03-27 中国人民解放军92859部队 一种海岸带区域无人机影像同名点信息快速提取方法

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