JPH11305885A - 残量末期検出方法 - Google Patents

残量末期検出方法

Info

Publication number
JPH11305885A
JPH11305885A JP10112081A JP11208198A JPH11305885A JP H11305885 A JPH11305885 A JP H11305885A JP 10112081 A JP10112081 A JP 10112081A JP 11208198 A JP11208198 A JP 11208198A JP H11305885 A JPH11305885 A JP H11305885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
battery
read
terminal voltage
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10112081A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Okubo
良孝 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP10112081A priority Critical patent/JPH11305885A/ja
Publication of JPH11305885A publication Critical patent/JPH11305885A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電池の容量を十分に使い切ることができ、IC
カードに対して読出・書込処理を確実に行うことができ
るようにする。 【解決手段】ICカードに対して行われる読出・書込処
理の疑似状態を形成し、該疑似状態において電池の端子
電圧VA を検出し、該端子電圧VA と閾(しきい)値と
を比較し、比較結果に基づいて電池の残量末期を検出す
る。この場合、前記読出・書込処理の疑似状態が形成さ
れ、該疑似状態において電池の端子電圧VA が検出さ
れ、該端子電圧VA と閾値とが比較され、比較結果に基
づいて電池の残量末期が検出される。したがって、放電
曲線の急峻な点において電池の残量末期を検出すること
ができるので、残量末期の検出精度を高くすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、残量末期検出方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ICカードに対して読出・書込処
理を行うために駆動端末が使用され、該駆動端末の電源
部にアルカリ電池が使用されるようになっている。そし
て、アルカリ電池の残量末期を検出するために、残量末
期検出装置が配設されるようになっている。
【0003】図2は従来の駆動端末の回路図、図3は従
来のアルカリ電池の放電曲線を示す図、図4は従来の駆
動端末の状態を説明する図である。なお、図3におい
て、横軸に放電時間を、縦軸に端子電圧VA を採ってあ
る。図2において、10は駆動端末、11は電池として
のアルカリ電池、12は電圧検出器、13はDC/DC
コンバータ、14は端末制御回路、IA は前記アルカリ
電池11の放電電流、VA は前記アルカリ電池11の端
子電圧である。前記アルカリ電池11は、プラス端子側
が電圧検出器12のVDD端子及びDC/DCコンバー
タ13のVIN端子に、マイナス端子側が電圧検出器1
2の0〔V〕端子及びDC/DCコンバータ13の0
〔V〕端子に接続される。また、前記電圧検出器12の
OUT端子と端末制御回路14のBATLOW端子と
が、DC/DCコンバータ13のVOUT端子と端末制
御回路14のVCC端子とが、DC/DCコンバータ1
3の0〔V〕端子と端末制御回路14の0〔V〕端子と
が接続される。
【0004】次に、前記構成の駆動端末10の電源部の
動作について説明する。図3において、L1は前記放電
電流IA が6〔mA〕であるときの放電曲線、L2は前
記放電電流IA が190〔mA〕であるときの放電曲線
である。図3に示されるように、前記アルカリ電池11
においては、放電時間が長くなり、電池残量が少なくな
るにつれて端子電圧VA が低くなる。
【0005】そして、電圧検出器12は、前記端子電圧
A を検出し、該端子電圧VA が閾(しきい)値である
1.25〔V〕以下になると、残量末期検出信号BAT
LOWを端末制御回路14に対して出力する。一方、端
末制御回路14は、図4に示されるように駆動端末10
の状態#1、#2に対応して動作する。例えば、駆動端
末10が状態#1に置かれ、ICカードに対して読出・
書込処理が行われている場合、読出・書込処理を途中で
終了することができないので、そのまま読出・書込処理
を継続し、残量末期検出信号BATLOWの監視を行わ
ない。そして、残量末期検出信号BATLOWが出力さ
れると、端末制御回路14は、前記読出・書込処理が終
了した後、駆動端末10を状態#2に移行させる。
【0006】また、駆動端末10が状態#2に置かれ、
前記読出・書込処理が行われていない場合、残量末期検
出信号BATLOWの監視を1秒に1回行う。そして、
残量末期検出信号BATLOWが出力されると、端末制
御回路14は、アルカリ電池11の残量末期を検出し、
駆動端末10の図示されない表示装置に残量末期の表示
を行う。
【0007】ここで、駆動端末10が状態#2に置か
れ、前記読出・書込処理が行われておらず、かつ、例え
ば、端子電圧VA が1.4〔V〕であり、放電電流IA
が5〔mA〕であるときに、駆動端末10が状態#2か
ら状態#1に移行させられ、前記読出・書込処理が行わ
れると、端子電圧VA は低下して1.1〔V〕になり、
放電電流IA は多くなって130〔mA〕になる。ま
た、端子電圧VA が1.2〔V〕であり、放電電流IA
が6〔mA〕であるときに、駆動端末10が状態#2か
ら状態#1に移行させられ、前記読出・書込処理が行わ
れると、端子電圧V A は低下して0.8〔V〕になり、
放電電流IA は多くなって190〔mA〕になる。
【0008】ところで、前記DC/DCコンバータ13
において、VIN端子と0〔V〕端子との間に端子電圧
A が入力電圧VINとして印加されると、VOUT端
子と0〔V〕端子との間に出力電圧VOUTが発生させ
られ、該出力電圧VOUTが端末制御回路14のVCC
端子と0〔V〕端子との間に印加される。なお、DC/
DCコンバータ13の特性上、前記出力電圧VOUTの
レギュレーションを保証することができる入力電圧VI
Nの最低値は0.8〔V〕である。すなわち、端子電圧
A が0.8〔V〕より低くなると、端末制御回路14
を安定して作動させることができない。
【0009】したがって、端末制御回路14を安定して
作動させることができるようにするために、前記読出・
書込処理が行われているときの端子電圧VA を0.8
〔V〕以上にする必要がある。また、前記端末制御回路
14によって残量末期検出信号BATLOWの監視を行
うために、前記読出・書込処理が行われていないときの
端子電圧VA を1.2〔V〕以上にする必要がある。
【0010】そこで、アルカリ電池11の残量末期を検
出するための閾値を1.25〔V〕にし、前記読出・書
込処理が行われていないときの端子電圧VA が、放電曲
線L1に沿って低下して1.25〔V〕より低くなる
と、アルカリ電池11の残量末期を検出することができ
るようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の残量末期検出方法においては、アルカリ電池11の
残量末期を検出するための閾値が高く、放電曲線L1上
の比較的平らな部分の点Aにおいて残量末期が検出され
るので、該残量末期の検出精度を高くすることができな
い。
【0012】例えば、電圧検出器12として検出電圧の
誤差が±2〔%〕以上の安価なものを使用すると、アル
カリ電池11の残量末期を精度良く検出することができ
ない。したがって、アルカリ電池11の容量を十分に使
い切ることができなかったり、前記読出・書込処理を確
実に行うことができなかったりする。そこで、電圧検出
器12として検出電圧の誤差が±1〔%〕以内の高価な
ものを使用する必要があるので、駆動端末10のコスト
が高くなってしまう。
【0013】また、駆動端末10が状態#2から状態#
1に移行させられ、前記読出・書込処理が行われるのに
伴って、端子電圧VA が低くなるが、このときの電圧低
下量は雰囲気温度が低くなると大きくなるので、前記読
出・書込処理を確実に行うことができなくなることがあ
る。本発明は、前記従来の残量末期検出装置の問題点を
解決して、電池の容量を十分に使い切ることができ、I
Cカードに対して読出・書込処理を確実に行うことがで
きる残量末期検出方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の残
量末期検出方法においては、ICカードに対して行われ
る読出・書込処理の疑似状態を形成し、該疑似状態にお
いて電池の端子電圧を検出し、該端子電圧と閾値とを比
較し、比較結果に基づいて電池の残量末期を検出する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における駆動端末の回路図、図5は本発明の
実施の形態におけるアルカリ電池の放電曲線を示す第1
の図、図6は本発明の実施の形態における駆動端末の状
態を説明する図である。なお、図5において、横軸に放
電時間を、縦軸に端子電圧VA を採ってある。
【0016】図1において、20は駆動端末、11は電
池としてのアルカリ電池、22は電圧検出手段としての
A/Dコンバータ、13は出力電圧VOUTを発生させ
るDC/DCコンバータ、14はVCC端子において前
記出力電圧VOUTを受けて、図示されないICカード
に対して読出・書込処理を選択的に行う端末制御回路、
R1は抵抗、23はスイッチング素子としてのNチャネ
ルMOSFET、IAは前記アルカリ電池11の放電電
流、VA は前記アルカリ電池11の端子電圧、IB は、
前記読出・書込処理が行われているときの放電電流IA
に対応させて発生させられ、前記抵抗R1を流れる疑似
電流としての電流、IC は前記端末制御回路14に供給
されるVCC電流である。
【0017】そして、前記アルカリ電池11は、プラス
端子側がA/Dコンバータ22のAIN端子及びVCC
端子並びにDC/DCコンバータ13のVIN端子に、
マイナス端子側がA/Dコンバータ22の0〔V〕端子
及びDC/DCコンバータ13の0〔V〕端子に接続さ
れる。また、前記A/Dコンバータ22のDOUT端子
と端末制御回路14のADIN端子とが、DC/DCコ
ンバータ13のVOUT端子と端末制御回路14のVC
C端子及び抵抗R1とが、DC/DCコンバータ13の
0〔V〕端子と端末制御回路14の0〔V〕端子とが、
端末制御回路14のR1ON端子と前記NチャネルMO
SFET23とが接続される。
【0018】次に、前記構成の駆動端末20の動作につ
いて説明する。図5において、L1は前記放電電流IA
が6〔mA〕であるときの放電曲線、L2は前記放電電
流IA が190〔mA〕であるときの放電曲線である。
図5に示されるように、前記アルカリ電池11において
は、放電時間が長くなり、電池残量が少なくなるにつれ
て端子電圧VA が低くなる。なお、B、Cはアルカリ電
池11の残量末期が検出される点である。
【0019】そして、A/Dコンバータ22は、AIN
端子において前記端子電圧VA を検出し、該端子電圧V
A が閾値である0.9〔V〕以下になると、DOUT端
子からバッテリデータDOUTを端末制御回路14に対
して出力する。また、前記端末制御回路14は、ADI
N端子においてバッテリデータDOUTを受けると、図
6に示されるように、駆動端末20の状態#1〜#3に
対応して動作する。例えば、駆動端末20が状態#1に
置かれ、前記読出・書込処理が行われている場合、読出
・書込処理を途中で終了することができないので、その
まま読出・書込処理を継続し、バッテリデータDOUT
の監視を行わない。そして、バッテリデータDOUTが
出力されると、端末制御回路14は、前記読出・書込処
理が終了した後、駆動端末20を状態#2に移行させ
る。
【0020】また、駆動端末20が状態#2に置かれ、
前記読出・書込処理が行われていない場合、バッテリデ
ータDOUTの監視を1秒に1回行う。そして、バッテ
リデータDOUTが出力されると、端末制御回路14
は、駆動端末20の図示されない表示装置に残量末期の
表示を行い、前記読出・書込処理が行われるのを禁止す
る。
【0021】さらに、駆動端末20が状態#3に置か
れ、前記読出・書込処理が行われる直前である場合、バ
ッテリデータDOUTの監視を行う。そして、バッテリ
データDOUTが出力されると、端末制御回路14は、
駆動端末20の図示されない表示装置に残量末期の表示
を行い、前記読出・書込処理が行われるのを禁止する。
ここで、駆動端末20が状態#2に置かれ、前記読出・
書込処理が行われておらず、かつ、例えば、端子電圧V
A が1.4〔V〕であり、放電電流IA が5〔mA〕で
あるときに、駆動端末20が状態#2から状態#1に移
行させられ、前記読出・書込処理が行われると、端子電
圧VA は低下して1.1〔V〕になり、放電電流IA
多くなって130〔mA〕になる。また、端子電圧VA
が1.2〔V〕であり、放電電流IA が6〔mA〕であ
るときに、駆動端末20が状態#2から状態#1に移行
させられ、前記読出・書込処理が行われると、端子電圧
A は低下して0.8〔V〕になり、放電電流IA は多
くなって190〔mA〕になる。
【0022】次に、駆動端末20が状態#3に置かれ、
前記読出・書込処理が行われる直前における残量末期検
出装置の動作について説明する。図7は本発明の実施の
形態における残量末期検出装置の動作を示すフローチャ
ート、図8は本発明の実施の形態におけるアルカリ電池
の放電曲線を示す第2の図、図9は本発明の実施の形態
におけるアルカリ電池の放電曲線を示す第3の図であ
る。なお、図8及び9において、横軸に放電時間を、縦
軸に端子電圧VA を採ってある。
【0023】まず、図8に示されるように、駆動端末2
0(図1)が状態#2に置かれ、前記読出・書込処理が
行われていない場合に、オペレータが前記読出・書込処
理を指示すると、端末制御回路14は、R1ON端子を
確定し、NチャネルMOSFET23を駆動してオンに
し、抵抗R1に電流IB を流す。これによって、駆動端
末20が状態#3に置かれ、前記読出・書込処理の疑似
状態が形成される。
【0024】この場合、電流IB の値は、DC/DCコ
ンバータ13のVOUT端子から端末制御回路14のV
CC端子に供給されるVCC電流IC 及びDC/DCコ
ンバータ13の電力変換効率を考慮して、前記読出・書
込処理が行われている場合に、前記放電電流IA と等し
くなるように設定される。したがって、前記読出・書込
処理が行われる直前であるにもかかわらず、前記読出・
書込処理の疑似状態を形成して、前記端子電圧VA を低
下させることができる。なお、前記R1ON端子を確定
する時間は、端子電圧VA が十分に低下するように20
0〔ms〕にされる。
【0025】そして、前記端末制御回路14は、状態#
3における前記読出・書込処理が行われる直前の200
〔ms〕の間、バッテリデータDOUTの監視を行うこ
とによって、端子電圧VA と閾値である0.9〔V〕と
を、端子電圧VA の変化率δVと設定値である400
〔mV〕/100〔ms〕とをそれぞれ比較し、比較結
果に基づいてアルカリ電池11の残量末期を検出する。
なお、前記400〔mV〕/100〔ms〕は、実験に
よって得られた数値である。
【0026】この場合、DC/DCコンバータ13の特
性上、前記出力電圧VOUTのレギュレーションを保証
することができる入力電圧VINの最低値は0.8
〔V〕である。したがって、端子電圧VA が0.8
〔V〕より低くなると、端末制御回路14を安定して作
動させることができない。そこで、端末制御回路14
は、端子電圧VA が0.9〔V〕以下である場合、前記
読出・書込処理を行うことができないと判断し、前記R
1ON端子の確定を解除するとともに、状態#1に移行
することなく前記読出・書込処理が行われるのを禁止す
る。
【0027】なお、図8に示されるように、駆動端末2
0は、状態#3に置かれた後、所定時間だけ状態#2に
置かれ、続いて、数秒間状態#1に置かれて前記読出・
書込処理を行うので、状態#1に置かれている間に端子
電圧VA がわずかに低くなる。したがって、前記出力電
圧VOUTのレギュレーションを保証することができる
入力電圧VINの最低値が0.8〔V〕であるのに対し
て、閾値を0.9〔V〕とし、0.1〔V〕のマージン
を採るようにしている。
【0028】また、端末制御回路14は、前記変化率δ
Vが400〔mV〕/100〔ms〕より大きい場合
も、前記読出・書込処理を行うことができないと判断
し、前記R1ON端子の確定を解除するとともに、状態
#1に移行することなく前記読出・書込処理が行われる
のを禁止する。なお、前記端子電圧VA の電圧低下量は
雰囲気温度によって異なる。すなわち、図9に示される
ように、雰囲気温度が50〔℃〕のときは線aに示され
るように、雰囲気温度が25〔℃〕のときは線bに示さ
れるように、雰囲気温度が0〔℃〕のときは線cに示さ
れるように端子電圧VA が低くなる。本実施の形態にお
いては、前記変化率δVが400〔mV〕/100〔m
s〕より大きい場合に、前記読出・書込処理が行われる
のを禁止するので、雰囲気温度が0〔℃〕より高い場合
には、前記読出・書込処理が行われることになる。
【0029】そして、端末制御回路14は、端子電圧V
A が0.9〔V〕以下である場合、及び変化率δVが4
00〔mV〕/100〔ms〕より大きい場合に、図示
されない表示装置に残量末期の表示を行う。このよう
に、読出・書込処理の疑似状態において、端子電圧VA
が放電曲線L2(図5)に沿って低下して点Bにおいて
0.9〔V〕以下になると、アルカリ電池11の残量末
期が検出される。
【0030】その後、例えば、雰囲気温度が高くなって
端子電圧VA が1.3〔V〕以上になると、端末制御回
路14は前記読出・書込処理の禁止を解除する。また、
端末制御回路14は、端子電圧VA が0.9〔V〕より
高い場合、及び変化率δVが400〔mV〕/100
〔ms〕以下である場合に、前記R1ON端子の確定か
ら200〔ms〕が経過すると、R1ON端子の確定を
解除し、NチャネルMOSFET23をオフにする。そ
して、端末制御回路14は、駆動端末20を、状態#2
を経て状態#1に移行させ、前記読出・書込処理を数秒
間行う。
【0031】続いて、該読出・書込処理が数秒間行われ
ると、端末制御回路14は駆動端末20を状態#1から
状態#2に移行させる。その後、端末制御回路14は、
前記読出・書込処理が行われていないときに、バッテリ
データDOUTを1秒に1回監視する。そして、端末制
御回路14は、端子電圧VA が0.9〔V〕以下である
場合、前記表示装置に残量末期の表示を行うとともに、
前記読出・書込処理が行われるのを禁止する。
【0032】この場合、前記読出・書込処理が行われて
いないときに、端子電圧VA が、放電曲線L1に沿って
低下して点Cにおいて0.9〔V〕以下になると、アル
カリ電池11の残量末期が検出される。なお、この場
合、前記読出・書込処理が行われることはないので、従
来のように閾値を1.25〔V〕にする必要はない。こ
のように、本実施の形態においては、前記読出・書込処
理が行われる直前に形成された読出・書込処理の疑似状
態において、端子電圧VA を放電曲線L2に沿って低下
させ、放電曲線L2の急峻な点Bにおいてアルカリ電池
11の残量末期を検出することができる。また、前記読
出・書込処理が行われていないときに、端子電圧VA
放電曲線L1に沿って低下させ、放電曲線L1の急峻な
点Cにおいてアルカリ電池11の残量末期を検出するこ
とができる。
【0033】したがって、該残量末期の検出精度を高く
することができるので、例えば、電圧検出手段として、
8ビット程度の安価なA/Dコンバータを使用しても、
前記残量末期を精度良く検出することができる。その結
果、駆動端末20のコストを低くすることができる。ま
た、アルカリ電池11の容量を十分に使い切ることがで
きるだけでなく、前記読出・書込処理を確実に行うこと
ができる。
【0034】さらに、雰囲気温度が低い場合において、
端子電圧VA の変化率δVが400〔mV〕/100
〔ms〕以下になると、前記残量末期が検出され、前記
読出・書込処理が行われるのが禁止される。したがっ
て、前記読出・書込処理を確実に行うことができる。ま
た、R1ON端子が確定される時間は200〔ms〕で
あり、前記読出・書込処理を行うのに必要とされる時間
と比べて極めて短いので、駆動端末20を操作する上で
支障があったり、R1ON端子が確定されるのに伴って
アルカリ電池11の寿命が短くなったりすることはな
い。
【0035】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS1 R1ON端子を確定する。 ステップS2 端子電圧VA が0.9〔V〕以下である
かどうかを判断する。端子電圧VA が0.9〔V〕以下
である場合はステップS7に、端子電圧VA が0.9
〔V〕より大きい場合はステップS3に進む。 ステップS3 変化率δVが400〔mV〕/100
〔ms〕より大きいかどうかを判断する。変化率δVが
400〔mV〕/100〔ms〕より大きい場合はステ
ップS7に、変化率δVが400〔mV〕/100〔m
s〕以下である場合はステップS4に進む。 ステップS4 R1ON端子の確定から200〔ms〕
経過しているかどうかを判断する。経過している場合は
ステップS5に、経過していない場合はステップS2に
戻る。 ステップS5 R1ON端子の確定を解除する。 ステップS6 読出・書込処理を行う。 ステップS7 R1ON端子の確定を解除し、読出・書
込処理が行われるのを禁止し、残量末期を表示する。 ステップS8 端子電圧VA が1.3〔V〕以上である
かどうかを判断する。端子電圧VA が1.3〔V〕以上
である場合はステップS9に進み、端子電圧VAが1.
3〔V〕より小さい場合はステップS7に戻る。 ステップS9 読出・書込処理の禁止を解除する。 ステップS10 NチャネルMOSFET23をオンに
する。 ステップS11 NチャネルMOSFET23をオフに
する。
【0036】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、残量末期検出方法においては、ICカードに対し
て行われる読出・書込処理の疑似状態を形成し、該疑似
状態において電池の端子電圧を検出し、該端子電圧と閾
値とを比較し、比較結果に基づいて電池の残量末期を検
出する。
【0038】この場合、前記読出・書込処理の疑似状態
が形成され、該疑似状態において電池の端子電圧が検出
され、該端子電圧と閾値とが比較され、比較結果に基づ
いて電池の残量末期が検出される。したがって、電池の
放電曲線の急峻な点において電池の残量末期を検出する
ことができるので、残量末期の検出精度を高くすること
ができる。その結果、端子電圧を検出するために安価な
A/Dコンバータを使用することができ、駆動端末のコ
ストを低くすることができる。また、電池の容量を十分
に使い切ることができるだけでなく、前記読出・書込処
理を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における駆動端末の回路図
である。
【図2】従来の駆動端末の回路図である。
【図3】従来のアルカリ電池の放電曲線を示す図であ
る。
【図4】従来の駆動端末の状態を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるアルカリ電池の放
電曲線を示す第1の図である。
【図6】本発明の実施の形態における駆動端末の状態を
説明する図である。
【図7】本発明の実施の形態における残量末期検出装置
の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態におけるアルカリ電池の放
電曲線を示す第2の図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるアルカリ電池の放
電曲線を示す第3の図である。
【符号の説明】
11 アルカリ電池 20 駆動端末 IA 放電電流 IB 電流 VA 端子電圧

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ICカードに対して行われる読出
    ・書込処理の疑似状態を形成し、(b)該疑似状態にお
    いて電池の端子電圧を検出し、(c)該端子電圧と閾値
    とを比較し、比較結果に基づいて電池の残量末期を検出
    することを特徴とする残量末期検出方法。
  2. 【請求項2】 前記疑似状態は前記読出・書込処理が行
    われる直前に形成される請求項1に記載の残量末期検出
    方法。
  3. 【請求項3】 前記疑似状態は、前記読出・書込処理が
    行われるときの放電電流に対応する疑似電流を発生させ
    ることによって形成される請求項1に記載の残量末期検
    出方法。
  4. 【請求項4】 前記疑似電流はスイッチング素子を駆動
    することによって発生させられる請求項3に記載の残量
    末期検出方法。
  5. 【請求項5】 前記端子電圧の変化率と設定値とを比較
    し、比較結果に基づいて電池の残量末期を検出する請求
    項1に記載の残量末期検出方法。
  6. 【請求項6】 (a)前記ICカードに対して処理が行
    われていないときの電池の端子電圧を検出し、(b)該
    端子電圧と前記閾値とを比較し、比較結果に基づいて電
    池の残量末期を検出する請求項1に記載の残量末期検出
    方法。
JP10112081A 1998-04-22 1998-04-22 残量末期検出方法 Withdrawn JPH11305885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10112081A JPH11305885A (ja) 1998-04-22 1998-04-22 残量末期検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10112081A JPH11305885A (ja) 1998-04-22 1998-04-22 残量末期検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11305885A true JPH11305885A (ja) 1999-11-05

Family

ID=14577618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10112081A Withdrawn JPH11305885A (ja) 1998-04-22 1998-04-22 残量末期検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11305885A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009128199A1 (ja) * 2008-04-15 2009-10-22 パナソニック株式会社 半導体集積回路および撮像装置
JP2013182827A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Toyota Motor Corp 非水電解液二次電池の評価装置及び非水電解液二次電池の評価方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009128199A1 (ja) * 2008-04-15 2009-10-22 パナソニック株式会社 半導体集積回路および撮像装置
JP2013182827A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Toyota Motor Corp 非水電解液二次電池の評価装置及び非水電解液二次電池の評価方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5744963A (en) Battery residual capacity measuring apparatus and method for measuring open-circuit voltages as the battery starts and stops supplying power
US6437540B2 (en) Battery pack
KR100884842B1 (ko) 충전 제어용 반도체 집적 회로, 그 충전 제어용 반도체집적 회로를 사용한 충전 장치 및 2차 전지 접속 검출 방법
KR100536589B1 (ko) 배터리 전원의 전자 장치 및 그의 전원 공급 제어 방법
JP5228403B2 (ja) 蓄電装置
US20130041606A1 (en) Detecting an open wire between a battery cell and an external circuit
JP4845613B2 (ja) 電力用コンデンサ寿命診断機能付き充電装置
JP2009250796A (ja) 蓄電池の劣化診断方法および診断システム
KR100360352B1 (ko) 전지소진검출장치와,이를갖는전원회로및이전원회로를갖는휴대용기기
JP2008014951A (ja) 電池残量警告回路
US6847191B1 (en) Power control device and the operating method thereof
US6339264B1 (en) Apparatus and method for forecasting output voltage of a battery of a digital camera
JPH11305885A (ja) 残量末期検出方法
JPH0949868A (ja) 電池切れ検出装置、これを有する電源回路およびこの電源回路を有する携帯用機器
JP3768984B2 (ja) 二次電池充電方法及び装置
JP5663156B2 (ja) 二次電池の充電制御回路
JP2002228731A (ja) 電子機器
JPH077865A (ja) 充電器の充電完了検出方法及び装置
JP2010068579A (ja) 充電制御装置
JP4577502B2 (ja) 電池制御回路、該電池制御回路を備えた電子機器
JP2007157665A (ja) バッテリ終止検出装置
JP2007006615A (ja) 異常検出回路
JPH10154026A (ja) 電池内蔵式電子機器
EP0416589A2 (en) Computer having a function of detecting a low-battery state
JP2010160967A (ja) 不活性検知回路、充電器、及び不活性検知方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705