JPH11305855A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH11305855A
JPH11305855A JP11720298A JP11720298A JPH11305855A JP H11305855 A JPH11305855 A JP H11305855A JP 11720298 A JP11720298 A JP 11720298A JP 11720298 A JP11720298 A JP 11720298A JP H11305855 A JPH11305855 A JP H11305855A
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Etsuo Miyoshi
悦夫 三好
Takashi Naka
隆 仲
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短絡や異常負荷による素子破壊を防止して装
置を保護でき、安定化動作が自動的に行われると共に、
装置の小型化が実現できる電源装置を得る。 【解決手段】 電池回路7から出力された電池出力を制
御信号に基づいて制御して出力端子3aに出力する電圧
制御出力回路9と、基準電圧を発生する基準電圧発生回
路11と、出力端子が短絡又は前記出力端子に低い負荷
が接続された場合に、基準電圧と出力端子3aに出力さ
れた電池出力との比較に基づいて、電圧制御出力回路9
から予め定められた出力以下の電池出力を出力端子に出
力させる上記制御信号を発生する電圧制御信号発生回路
12とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、化学プ
ラント、発電プラント等の防爆地域で使用される携帯電
話機、携帯無線機等に電源を供給する(連続制御型)電
源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は特開昭55−78314号公報に
掲載された従来の安定化電源装置としてのコレクタ出力
直流型定電圧電源回路の回路図である。この電源回路で
は、交流整流回路等の非安定化電源回路101と負荷1
02との間に制御用トランジスタ103をコレクタ10
3cを負荷102側にして接続している。
【0003】また、制御用トランジスタ103を制御す
る誤差増幅用トランジスタ104を設け、コレクタ10
4cを制御用トランジスタ103のベース103b回路
に、エミッタ104eを抵抗105を介してアースに、
ベース104bを保護用の小抵抗106を介して出力電
圧分圧用の分圧抵抗107の分圧点にそれぞれ接続して
いる。
【0004】また、誤差増幅用トランジスタ104のエ
ミッタ104e回路と制御用トランジスタ103のコレ
クタ103c回路との間に基準電圧作成用の定電圧ダイ
オード108を接続している。
【0005】また、誤差増幅用トランジスタ104のベ
ース104b回路と制御用トランジスタ103のコレク
タ103c回路とすなわち出力回路との間に、この出力
回路がアースに短絡された時に導通するような極性にし
たダイオード116を接続している。
【0006】また、誤差増幅用トランジスタ104のベ
ース104b回路とアースとの間にはリップル除去用の
コンデンサ109を設けている。尚、110、111は
平滑用コンデンサ、112は起動用抵抗である。
【0007】さらに、出力短絡時における制御用トラン
ジスタ103の破壊を防止する手段として、ダイオード
116によりコンデンサ109の放電経路を形成し、制
御用トランジスタ103のコレクタ103c回路が線1
13のようにアースに短絡された場合には、それまでコ
ンデンサ109に充電されていた電荷をダイオード11
6を介して放電させる。
【0008】こうして誤差増幅用トランジスタ104の
ベース104b回路をダイオード116を介してアース
に落とし、誤差増幅用トランジスタ104が遮断状態に
なり、それにより制御用トランジスタ103も遮断され
コレクタ電流が流れなくなり、出力回路の短絡から回路
全体を保護する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来の電源装置では、以下の問題点がある。 (1)直流型定電圧電源回路は、出力側の短絡による制
御用トランジスタ103の破壊を防止するためにダイオ
ード116を必要とし、部品点数の増加を招く。
【0010】(2)また、ダイオード116が導通する
直前の短絡に近い異常負荷が出力側の接続された場合の
制御用トランジスタ103の保護が考慮されていない。
【0011】(3)加えて、入力側の電圧増加により、
制御用トランジスタ103のベース電流の増加と共に出
力電流及びコレクタ損失増加による制御用トタンジスタ
103の破壊や、温度変化による同様の破壊に対する保
護が考慮されていない。
【0012】この発明は係る問題点を解決するためにな
されたもので、短絡や異常負荷による素子破壊を防止し
て装置を保護でき、安定化動作が自動的に行われると共
に、装置の小型化が実現できる電源装置の提供を目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電源装置
は、電池回路から出力された電池出力を制御信号に基づ
いて制御して出力端子に出力する電圧制御出力回路と、
基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、基準電圧と出
力端子に出力された電池出力とに基づいて前記制御信号
を発生する電圧制御信号発生回路とを備えたものであ
る。
【0014】また、電圧制御信号発生回路は、出力端子
が短絡又は出力端子に低い負荷が接続された場合に、基
準電圧と電池出力との比較に基づいて、電圧制御出力回
路から予め定められた出力以下の電池出力を出力端子に
出力させる制御信号を発生するものである。
【0015】また、電圧制御信号発生回路は、電圧制御
出力回路からの電池出力の出力電流及び出力電圧を瞬時
にゼロ又はゼロに近づかせる制御信号を発生するもので
ある。
【0016】また、電圧制御信号発生回路は、出力端子
が開放された場合に、電圧制御出力回路から予め定めら
れた出力以上の電池出力を出力端子に出力させる制御信
号を発生するものである。
【0017】また、入力信号に応じて電圧制御信号発生
回路の動作を制御する動作制御回路をさらに備えたもの
である。
【0018】また、電池出力が予め定められた電圧より
大きくなった場合に電圧制御出力回路からの電池出力の
変動を減少させて一定の値に収める帰還回路を、電圧制
御出力回路と電圧制御信号発生回路との間に設けたもの
である。
【0019】また、電池回路と電圧制御出力回路と基準
電圧発生回路と電圧制御信号発生回路と動作制御回路と
帰還回路を一体のユニットとし、このユニットを電池回
路と出力端子との間に1つ又は複数個直列に接続して配
設したものである。
【0020】また、電圧制御出力回路は、第1の抵抗と
pnp型バイポーラトランジスタとの並列接続体であっ
て、第1の抵抗の一端側がpnp型バイポーラトランジ
スタのエミッタ領域に、第1の抵抗の他端側がpnp型
バイポーラトランジスタのコレクタ領域にそれぞれ接続
されており、電圧比較制御回路は、npn型バイポーラ
トランジスタと第2乃至第4の抵抗との接続体であっ
て、npn型バイポーラトランジスタのエミッタ領域が
第2の抵抗の一端側に、npn型バイポーラトランジス
タのベース領域が第3及び第4の抵抗の各々の一端側に
それぞれ接続されており、基準電圧発生回路は、ツェナ
ーダイオードであって、ツェナーダイオードのカソード
側をpnp型バイポーラトランジスタのコレクタ領域
に、ツェナーダイオードのアノード側をnpn型バイポ
ーラトランジスタのエミッタ領域にそれぞれ接続されて
おり、さらに、npn型バイポーラトランジスタのコレ
クタ領域をpnp型バイポーラトランジスタのベース領
域に、npn型バイポーラトランジスタのエミッタ領域
をpnp型バイポーラトランジスタのエミッタ領域にそ
れぞれ接続し、第3の抵抗の他端側をpnp型バイポー
ラトランジスタのコレクタ領域に接続したものである。
【0021】また、第2の抵抗には、pnp型バイポー
ラトランジスタの熱による電流増幅率変化の温度補償を
行う温度補償素子が直列に接続されたものである。
【0022】また、電池回路を構成する電池が、予め定
められた温度以上になった場合に電池回路からの出力を
遮断し、予め定められた温度以下になった場合に電池回
路からの出力を可能にするスイッチを電池と直列に接続
したものである。
【0023】また、電池回路を充電するための充電端子
と電池回路との間及び電池回路と出力端子との間にそれ
ぞれ逆流防止回路を設けたものである。
【0024】また、基準電圧発生回路は、互いに直列接
続された複数個のダイオードのしきい値電圧の総和で基
準電圧を定めるものである。
【0025】また、出力端子が短絡したこと又は出力端
子に低い負荷が接続されたことを表示する表示回路をさ
らに設けたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は実施の形態
1に示す連続制御型の電源装置の回路構成図である。図
1に示す電源装置は電池パック本体1内に収容される。
電池パック本体1は自在に携帯でき、防爆地域において
携帯電話機、携帯無線機の電源となる電池パックとして
着脱が自由に行える。
【0027】即ち、電池パック内の電池が放電して所要
の出力電圧以下になると、予備電池として電池を充電し
ておいた他の電池パックと容易に交換できる。
【0028】図1に示すように、電池パック本体1は連
続制御型の電源装置を構成する連続制御型電源ユニット
4、逆流防止回路6、電池回路7を備える。
【0029】また、電池パック本体1には充電端子2
a、2b、出力端子3a、3b及び制御端子14が配設
される。連続制御型電源ユニット4の出力端子は電池パ
ック本体1の出力端子3a、3bに接続され共用され
る。
【0030】逆流防止回路6は逆流防止用ダイオードD
1で構成される。逆流防止用ダイオードD1のアノード
領域は充電入力端子2aに接続され、カソード領域は入
力端子5aに接続される。
【0031】電池回路7は直流電源電圧の入力により充
電が行え、かつ放電が可能であって、直列に接続された
複数個の電池BTで構成される。
【0032】電池BTの陽極側は逆流防止回路6の逆流
防止用ダイオードD1のカソード領域、入力端子5aに
各々接続され、陰極側は充電入力端子2b、入力端子5
bに各々接続される。尚、入力端子5bは接地電位に接
続される。
【0033】連続制御型電源ユニット4は電圧制御出力
回路9、電圧比較制御回路(電圧制御信号発生回路)1
0、基準電圧発生回路11、帰還回路12及び動作制御
回路13を備える。
【0034】電圧制御出力回路9は、電池回路7から放
電される電池出力を後述する制御信号に基づいて制御し
て出力できるものであって、pnp型バイポーラトラン
ジスタTR1、スタートバイアス抵抗R1を備える。
【0035】バイポーラトランジスタTR1のエミッタ
領域は入力端子5aに接続され、コレクタ領域は出力端
子3aに接続され、ベース領域は電圧比較制御回路10
に接続される。
【0036】スタートバイアス抵抗R1は、一端側がバ
イポーラトランジスタTR1のエミッタ領域に接続さ
れ、他端側がバイポーラトランジスタTR1のコレクタ
領域に接続される。
【0037】電圧比較制御回路10は、電圧制御出力回
路9から出力される電池出力と基準電圧発生回路11か
ら出力される基準電圧との比較に基づいて、出力端子3
aに正常領域の負荷8が接続された場合は、電圧制御出
力回路9から出力端子3aに予め定められた出力以上の
一定の電池出力を出力させ、また、出力端子3aが短絡
した場合又は出力端子3aに異常負荷が接続された場合
は、電圧制御出力回路9から出力端子3aに予め定めら
れた出力以下の一定の電池出力が出力させるための制御
信号を発生するものであって、npn型バイポーラトラ
ンジスタTR2、出力電圧検出用抵抗R3、R4及び出
力電流設定用抵抗R2を備える。
【0038】バイポーラトランジスタTR2のコレクタ
領域は、電圧制御出力回路9のバイポーラトランジスタ
TR1のベース領域に接続され、エミッタ領域は、出力
電流設定用抵抗R2の一端側、基準電圧発生回路11及
び帰還回路12に各々接続され、ベース領域は、出力電
圧検出用抵抗R3、R4の各々の一端側に接続される。
【0039】出力電圧検出用抵抗R3の他端側は、電圧
制御出力回路9のバイポーラトランジスタTR1のコレ
クタ領域、出力端子3aに各々接続される。出力電圧検
出用抵抗R4の他端側は、接地電位に接続される。出力
電流設定用抵抗R2の他端側は、動作制御回路13に接
続される。
【0040】基準電圧発生回路11は、基準電圧を発生
して電圧比較制御回路10に出力するものであって、基
準電圧を生成するツェナーダイオードD2を備える。
【0041】ツェナーダイオードD2のカソード領域
は、電圧制御出力回路9のバイポーラトランジスタTR
1のコレクタ領域に接続され、アノード領域は、電圧比
較制御回路10のバイポーラトランジスタTR2のエミ
ッタ領域及び出力電流設定用抵抗R2の一端側に接続さ
れる。
【0042】帰還回路12は、電池出力が予め定められ
た電圧より大きく変動した場合に電池出力の変動を減少
させ一定の値に制御するものであって、抵抗R5を備え
る。
【0043】抵抗R5の一端側は、電圧制御出力回路9
のバイポーラトランジスタTR1のエミッタ領域及びス
タートバイアス抵抗R1の一端側に接続され、抵抗R5
の他端側は、電圧制御出力回路9のバイポーラトランジ
スタTR1のベース領域、基準電圧発生回路11のツェ
ナーダイオードD2のアノード領域、電圧比較制御回路
10のバイポーラトランジスタTR2のエミッタ領域及
び出力電流設定用抵抗R2の一端側に各々接続される。
【0044】動作制御回路13は、例えば、出力端子3
aに負荷8が接続されていない場合にこの電源装置が消
費する電力を減少させることを可能にするものであっ
て、スイッチ動作を行うnpn型バイポーラトランジス
タTR3及び抵抗R7を備える。
【0045】バイポーラトランジスタTR3のコレクタ
領域は、電圧比較制御回路10の出力電流設定用抵抗R
2の他端側に接続され、エミッタ領域は接地電位に接続
され、ベース領域は抵抗R7の一端側に接続される。抵
抗R7の他端側は、制御端子14に接続される。
【0046】以上の回路構成を有する連続制御型の電源
装置としての電池パック本体1の出力端子3aと3bと
の間には負荷8が接続される。
【0047】図1中、符号Iは出力端子3aから負荷8
に流れる出力電流である。符号Vは出力端子3aと3b
との間に発生する出力電圧である。出力電流I、出力電
圧Vはいずれも電池パック本体1から出力される電池出
力である。
【0048】図2は電池パック本体1の出力端子3a、
3bから出力される電池出力の電流対電圧出力特性図で
ある。
【0049】図2中、横軸は出力電流(A)を示し、縦
軸は出力電圧(V)を示す。電池出力15は電池パック
本体1の出力端子3a、3bに各々接続される負荷8の
大小によって変化し、かつ電池パック本体1に内蔵され
た電池回路7の電池BTの残存電池容量によっても変化
する。
【0050】電池出力15上の点Aは、出力端子3a、
3bに負荷8が接続されていない位置を示す。点Bは、
電池パック本体1から供給される電池出力として必要な
所要電圧と電池出力15との交差位置を示す。点Aから
点Bまでの間の範囲は負荷8が変動しても所要電圧以上
の出力電圧が得られる正常負荷領域である。
【0051】電池出力15上の点Cは降伏点の位置を示
す。点Dは、降伏点Cを過ぎて降伏点Cから瞬時に出力
電流及び出力電圧が限りなく、ゼロに近くなる点を近似
したものである。
【0052】点Dは、電圧制御出力回路9のバイポーラ
トランジスタTR1がOFF状態に制御され出力端子3
aに電池出力が出力されない位置を示す。点Cから点D
までの間の範囲は出力端子3aと3bとの間が短絡した
又は低負荷(異常負荷)が接続された短絡又は低負荷領
域である。
【0053】このように構成された連続制御型の電源装
置では、電池パック本体1の出力端子3a、3b間に正
常な負荷(適正な負荷)が接続されている場合、充電端
子2a、2bから電池回路7の電池BTに充電が行われ
ると、電圧比較制御回路10に正常バイアスが印加され
る。
【0054】即ち、まず電圧制御出力回路9から出力端
子3aに出力される電池出力(出力電圧V)が電圧比較
制御回路10において検出され、この検出された電池出
力と基準電圧発生回路11で生成される基準電圧とが電
圧比較制御回路10において比較される。
【0055】後述するように、この場合、出力電圧Vの
変化は、電圧比較制御回路10の出力電圧検出用抵抗R
2、R3において電池出力の変化として検出される。
【0056】電圧比較制御回路10のバイポーラトラン
ジスタTR2が基準電圧に対して順方向バイアスに印加
されている間は、バイポーラトランジスタTR2のON
動作が維持できる。
【0057】従って、電圧制御出力回路9のバイポーラ
トランジスタTR1には制御信号としてベース電流が流
れて順方向にバイアスが印加され、バイポーラトランジ
スタTR1のON動作が維持できるので、電圧制御出力
回路9から負荷8に対応した電池出力(出力電流I)が
出力できる。
【0058】このように正常な(適正な)負荷8が出力
端子3a、3b間に接続されている場合は、図2に示す
ように、電池出力15は正常負荷領域(点A〜点B間)
の範囲にあり、所要電圧以上の電圧が確保できる。
【0059】一方、電池パック本体1の出力端子3a、
3b間が短絡した場合又は出力端子3a、3b間に極低
い付加負荷(異常な負荷)8が接続された場合は、電圧
制御出力回路9から出力端子3aに出力される電池出力
(出力電圧V)が低下する。
【0060】この電池出力は前述と同様に電圧比較制御
回路10において検出され、この検出された電池出力と
基準電圧発生回路11で生成される基準電圧とが電圧比
較制御回路10において比較される。
【0061】後述するように、この場合、出力電圧Vの
変化は、電圧比較制御回路10の出力電圧検出用抵抗R
2、R3において電池出力の変化として検出される。
【0062】電圧比較制御回路10のバイポーラトラン
ジスタTR2のベース電圧がこの基準電圧に対しほぼ等
しくなる状態に達すると、バイポーラトランジスタTR
2のベース電流はほとんど流れず、バイポーラトランジ
スタTR2がOFF動作になる。
【0063】従って、電圧制御出力回路9のバイポーラ
トランジスタTR1には制御信号としてのベース電流が
流れず、バイポーラトランジスタTR1はOFF動作に
なるので、電圧制御出力回路9から電池出力(出力電圧
V)が出力されず、出力端子3aから電池出力(出力電
圧V)が得られない。
【0064】この場合、図2に示すように、電池出力1
5は短絡又は低負荷領域の範囲にあり、出力電流I、出
力電圧Vはいずれもほぼゼロとなり、この状態が維持さ
れる。
【0065】さらに、出力端子3a、3b間の短絡状態
が開放されるか、又は出力端子3a、3b間から低負荷
8が外され、出力端子3a、3b間に正常負荷8が接続
されると、正常な動作に自動的に復旧できる。
【0066】従って、出力端子3a、3b間からの負荷
8の取り外しにより、電流電圧の双方が瞬時にゼロに限
りなく近くなりその状態を維持している場合に、負荷8
の取り外しにより瞬時に所要電池出力を出しうる状態に
復帰できる。
【0067】このように構成された連続制御型の電源装
置の詳細な回路動作について、図1及び図2を参照して
さらに説明する。ただし、制御端子14は、正の電圧が
印加され動作制御回路13がONしている状態とする。
【0068】(1)電池BTへの充電動作 まず、この連続制御型の電源装置において、電池パック
本体1の充電端子2a、2bから直流の電力が入力さ
れ、逆流防止回路6の逆流防止用ダイオードD1を介し
て電池回路7の電池BTが充電される。電池BTに充電
された電力は連続制御型電源ユニット4の入力端子5
a、5b間に印加される。
【0069】(2)出力端子3a、3b間に負荷8が接
続されていない場合の動作 電池パック本体1の出力端子3a、3b間に負荷8が接
続されていない場合は、入力端子5aに入力された電力
は電圧制御出力回路9のスタートバイアス抵抗R1を介
して出力端子3aに出力される。
【0070】出力端子3a、3b間には負荷8が接続さ
れていないので、この場合、電圧比較制御回路10の出
力電圧検出用抵抗R3、R2、バイポーラトランジスタ
TR2のベース領域、エミッタ領域、基準電圧発生回路
11のツェナーダイオードD2のカソード領域、アノー
ド領域の各々を介して接地電位に電流が微量に流れる。
【0071】これにより、電圧比較制御回路10のバイ
ポーラトランジスタTR2がONし、電圧制御出力回路
9のバイポーラトランジスタTR1がONし、図2に示
すように、電池出力15の点Aの位置の出力電流I及び
出力電圧Vが得られる。
【0072】また、この場合の出力電圧Vの最大値は、
基準電圧発生回路11のツェナーダイオードD2のツェ
ナー電圧と、出力電圧検出用抵抗R3、R4との比によ
って決定される。
【0073】(3)出力端子3a、3b間に正常負荷領
域の負荷8が接続された場合の動作 電池パック本体1の出力端子3a、3b間に正常負荷領
域(点A〜点B間の領域)の負荷8が接続された場合
は、入力端子5a、5b間に印加された電力は、電圧制
御出力回路9のバイポーラトランジスタTR1のエミッ
タ領域、コレクタ領域を介して出力端子3aに出力され
る。
【0074】この場合、電池出力の出力電流Iは、出力
電圧検出用抵抗R2において決定される電圧制御出力回
路9のバイポーラトランジスタTR1のベース領域の電
流により決定される。
【0075】即ち、出力電流Iの最大値はバイポーラト
ランジスタTR1の電流増幅率倍であり、負荷による出
力電流がバイポーラトランジスタTR1のベース領域の
電流の電流増幅率倍の範囲内にある場合は、図2に示す
ように、点Aから点Bまでの範囲である電池出力15の
出力電流I、出力電圧Vが得られる。
【0076】(4)出力端子3a、3b間に接続された
負荷8が正常負荷領域よりも低い値になった(低負荷が
接続された)場合の動作 電池パック本体1の出力端子3a、3b間に接続された
負荷8が正常負荷領域よりも低い値になった(低負荷が
接続された)場合は、出力電流Iが電圧制御出力回路9
のバイポーラトランジスタTR1の電流設定値を越え、
バイポーラトランジスタTR1のエミッタ領域、コレク
タ領域間に電圧降下が生じ、出力電圧Vが低くなる。
【0077】この場合、出力電圧Vの変化は、電圧比較
制御回路10の出力電圧検出用抵抗R3、R2において
電池出力の変化として検出され、電圧比較制御回路10
において基準電圧発生回路11のツェナーダイオードD
2のツェナー電圧と比較される。
【0078】そして、常にツェナーダイオードD2のツ
ェナー電圧以上、つまり負荷8が正常負荷領域(点A〜
点B間の領域)、異常負荷領域(点C〜点D間の領域)
にあることが監視される。
【0079】(5)出力端子3a、3b間に接続される
負荷8が低負荷又は短絡に近い状態になった場合の動作 さらに、電池パック本体1の出力端子3a、3b間に接
続される負荷8が低負荷又は短絡に近い状態になった場
合は、出力端子3a、3b間の出力電圧Vはほぼゼロと
なり出力電流Iもほぼゼロとなる。
【0080】この電池出力の変化は、前述と同様に電圧
比較制御回路10の出力電圧検出用抵抗R3、R2にお
いて電池出力の変化として検出され、電圧比較制御回路
10において基準電圧発生回路11のツェナーダイオー
ドD2のツェナー電圧と比較される。
【0081】検出された電池出力の変化がツェナーダイ
オードD2のツェナー電圧以下となった場合は、電圧比
較制御回路10のバイポーラトランジスタTR2のベー
ス電流がゼロに近くなり、バイポーラトランジスタTR
2がOFFの状態となる。
【0082】従って、電圧制御出力回路9のバイポーラ
トランジスタTR1には制御信号としてのベース電流が
流れず、バイポーラトランジスタTR1はOFF動作に
なるので、電圧制御出力回路9から電池出力が出力され
ず、出力端子3a、3b間の出力電圧Vはゼロ又はゼロ
近くになり、出力電流Iもゼロ又はゼロ近くとなる。
【0083】即ち、電圧制御出力回路9から出力される
電池出力の電流電圧特性が、所要電池出力以上において
電流の増加とともに電圧が徐々に減少し、所要電池出力
以下において電流と電圧の双方が瞬時にゼロまたはゼロ
に限りなく近づく状態が保持される。
【0084】この電池出力の変化は、図2の電池出力1
5上の点Cから点Dに至る急激な変化となる。
【0085】出力端子3a、3b間の低負荷又は短絡に
近い状態が解消された場合又は出力端子3a、3b間に
正常な負荷が接続された場合は、前述した正常負荷領域
における正常な動作に自動的に復旧できる。
【0086】即ち、出力端子3a、3b間の低負荷又は
短絡に近い状態が解消し、正常負荷が接続され自動的に
安定化動作に復旧され、保守が簡単になる効果がある。
【0087】このように、連続制御型の電源装置の出力
端子3a、3b間が短絡した場合又は出力端子3a、3
b間に異常な低負荷が接続された場合は、出力端子3a
から異常な出力電流が流れず、出力端子3a、3b間の
出力電圧Vはゼロ又はゼロ近くになるので、出力電力
(出力電力P=出力電流I×出力電圧V)もゼロ又はゼ
ロ近くとなる。
【0088】従って、負荷8の過熱による損傷といった
短絡や異常負荷による素子破壊を回避できると共に、連
続制御型の電源装置自体の損傷が回避できる効果があ
る。
【0089】また、このような簡易な回路構成により装
置を小型に構成することができる。
【0090】尚、実施の形態1においては、逆流防止回
路6、電池回路7及び連続制御型電源ユニット4が電池
パック本体1に内蔵された一体型の連続制御型の電源装
置について説明したが、逆流防止回路6及び電池回路7
を電池回路ユニットとして電池回路装置を構成し、連続
制御型電源ユニット4と組み合わせて相互に着脱可能に
しても本発明の連続制御型の電源装置を構成することが
できる。
【0091】この場合、相互に着脱可能な構成とするこ
とで、保守が簡単に行える。
【0092】このように上記実施の形態1によれば、ま
ず、連続制御型の電源装置の電圧制御出力回路9から出
力端子3a、3bに出力される電池出力と基準電圧発生
回路11の基準電圧とが比較される。
【0093】次に、出力端子3a、3b間が短絡した場
合又は出力端子3a、3b間に異常な低負荷が接続され
た場合は、短絡又は異常負荷により変化する電池出力と
基準電圧発生回路11の基準電圧とが電圧制御比較回路
10において比較され、この比較された電圧差が電圧制
御出力回路9に制御電圧として帰還回路12を介して帰
還できる。
【0094】電圧制御出力回路9においては制御電圧に
基づき電池出力を制御し、出力端子3aには所要電池出
力以下の減少された電池出力が出力される。
【0095】従って、第1に、出力端子3a、3b間に
接続される負荷8が過熱状態にならないので、この連続
制御型の電源装置及び出力端子3a、3b間に接続され
る負荷8の損傷、破壊が防止でき、この連続制御型の電
源装置、負荷8の双方が保護できる。
【0096】第2に、電池出力の変化に応じこの電池出
力の基づいて電圧比較制御回路10において生成された
制御電圧により電圧制御出力回路9が自動的に電池出力
を制御できるので、電池出力の制御精度が高い連続制御
型の電源装置が実現できる。
【0097】また、出力端子3a、3b間が短絡した場
合又は出力端子3a、3b間に異常な低負荷が接続され
た場合は、出力端子3a、3b間にはほとんど電流が流
れず、また電圧が発生しないので回路特に電圧制御出力
回路9の過熱が防止でき、連続制御型の電源装置、負荷
8の双方が保護できる。
【0098】また、出力端子3a、3b間の負荷8の開
放した場合は、自動的に出力が回復でき、出力端子3
a、3b間の短絡等の事故が生じた場合の復旧作業を容
易にする。
【0099】また、制御端子14から動作制御回路13
への信号入力(正の電圧の印加)の有無により、出力端
子3a、3b間の負荷8の開放の状態に関係無く、連続
制御型の電源装置の出力を強制的に遮断して自己消費電
流の制御ができるので、出力端子3a、3b間の負荷8
の開放開放時に電池回路の放電を防止できる。
【0100】また、電池回路7、電圧制御出力回路9、
基準電圧発生回路11、電圧比較制御回路10、帰還回
路12及び動作制御回路13は、電池パック1として一
体的に収納され携帯できるようにすることで、電源装置
の小型化が実現できる。
【0101】実施の形態2.図3は実施の形態2に示す
連続制御型の電源装置の回路構成図である。図3に示す
連続制御型の電源装置は、電圧比較制御回路10に正の
温度特性を持つ温度補償素子Tを備える。
【0102】温度補償素子Tは一端側がバイポーラトラ
ンジスタTR2のエミッタ領域、基準電圧発生回路11
のツェナーダイオードD2のアノード領域、帰還回路1
2の抵抗R5の他端側に各々接続され、他端側は動作制
御回路13のバイポーラトランジスタTR3のコレクタ
領域に接続される。
【0103】このよう構成された連続制御型の電源装置
では、温度補償素子Tにおいて、電圧制御出力回路9の
バイポーラトランジスタTR1の温度による電流増幅率
変化を抑制する。即ち、温度の変化に対して安定した出
力電流Iが得られる効果がある。
【0104】このように上記実施の形態2によれば、n
pn型のバイポーラトランジスタTR2のエミッタ領域
と基準電圧発生回路11、帰還回路12に接続される出
力電圧検出抵抗R2には、pnp型のバイポーラトラン
ジスタTR1の熱による電流増幅率変化の温度補償を行
う正の温度特性を持つ温度補償素子Tが接続される。
【0105】その結果、温度補償素子Tが電圧制御出力
回路9のpnp型のバイポーラトランジスタTR1にお
いて電流増幅率の温度補償が行えるので、温度の変化に
影響を受けることがなく一定の電池出力が得られる。
【0106】実施の形態3.図4は実施の形態3に示す
連続制御型の電源装置の回路構成図である。図4に示す
連続制御型の電源装置は電池回路7にバイメタルスイッ
チ(ポリスイッチ)Sを備える。
【0107】バイメタルスイッチSは電池回路7の複数
個直列に接続された電池BT間に電気的に直列に接続さ
れる。
【0108】このよう構成された連続制御型の電源装置
では、バイメタルスイッチSにおいて、特定の温度以上
に電池回路7の温度が上昇した場合に、電池BT間が遮
断され、電池回路7の充電動作、放電動作がいずれも停
止し、電池回路7の異常な温度上昇が防止できる。
【0109】また、バイメタルスイッチSにおいて、逆
に特定の温度よりも電池回路7の温度が低下した場合
は、電池BT間の接続が自動的に回復し、電池回路7の
充電動作、放電動作がいずれも回復する。
【0110】即ち、バイメタルスイッチSは異常充電に
おける電池回路7の損傷及び電圧制御出力回路9、負荷
8等の異常な過熱等による損傷を防止できる効果があ
る。
【0111】このように実施の形態3によれば、電池回
路7は直列接続された複数の電池BTで構成され、電池
回路7の複数の電池BT間には、電池回路7が特定の温
度に上昇した場合に電池BT間の接続が遮断され、特定
の温度に低下した場合に電池間の接続が回復できるバイ
メタルスイッチ(ポリスイッチ)Sが配設される。
【0112】その結果、バイメタルスイッチ(ポリスイ
ッチ)Sにより電池回路7の異常な温度上昇が防止で
き、特定の温度に達した場合には電源装置に流れる電
流、負荷に流れる電池出力がいずれも遮断できる。従っ
て,連続制御型の電源装置、負荷8の各々異常な過熱に
よる損傷が防止できる。
【0113】実施の形態4.図5は実施の形態4に示す
連続制御電源装置の回路構成図である。図5に示す連続
制御型の電源装置は、逆流防止回路6を充電出力端子2
aと電池回路7との間に備えるだけでなく、出力端子3
aと電池回路7との間にも逆流防止回路16を備える。
【0114】逆流防止回路16は同様に逆流防止用ダイ
オードD3を備え、この逆流防止用ダイオードD3のカ
ソード領域は電池回路7に接続され、アノード領域は出
力端子3aに接続される。
【0115】このよう構成された連続制御型の電源装置
では、逆流防止回路6において充電入力端子2a、2b
から電池回路7に充電が行え、これに加えて逆流防止回
路16において出力端子3aから電池回路7に充電が行
える。
【0116】即ち、図5に示す連続制御型の電源回路に
おいて、充電入力端子2a、2b、出力端子3aの双方
から充電が行える効果がある。
【0117】前述した実施の形態において説明した連続
制御型の電源装置と同様に、電圧制御出力回路9からの
電池出力は出力端子3aに出力される。
【0118】このように上記実施の形態4によれば、電
池回路7と出力端子3aとの間に逆流防止回路16を、
電池回路7と充電端子2aとの間に電池回路7に充電が
行える逆流防止回路6をそれぞれ設けることにより、出
力端子3a又は充電端子2aの2以上の複数の端子から
電池回路7の充電を行なうことができ、複数の充電を行
う端子の電気的な短絡から電池回路を保護が出来る。
【0119】実施の形態5.図6は実施の形態5に示す
連続制御型の電源装置の回路構成図である。図6に示す
連続制御電源装置は、基準電圧発生回路11に電圧調整
用ダイオードD4を備える。
【0120】電圧調整用ダイオードD4のカソード領域
はツェナーダイオードD2のアノード領域、カソード領
域は電圧比較制御回路10のバイポーラトランジスタT
R2のエミッタ領域及び出力電流設定用抵抗R2の一端
側に各々接続される。
【0121】図6おいては、電圧調整用ダイオードD4
は1個であるが、必要に応じて複数個直列に接続でき
る。
【0122】このよう構成された連続制御型の電源装置
では、電圧調整用ダイオードD4には、しきい値電圧
(Si半導体の場合、約0.6V)が通常あるから、こ
のしきい値電圧により基準電圧が調整できる。電圧調整
用ダイオードD4が直列に接続される場合には、各々の
しきい値電圧の総和により基準電圧が決定される。
【0123】即ち、ツェナーダイオードの電圧以外にダ
イオードとの組合せの総和により基準電圧を微少に調整
できる効果がある。
【0124】このように実施の形態5によれば、基準電
圧発生回路11は、互いに直列接続された複数個のダイ
オードのしきい値電圧の総和で基準電圧を制御するの
で、基準電圧発生回路11で生成される基準電圧の調整
が行える。
【0125】実施の形態6.図7は実施の形態6に示す
連続制御電源装置の回路構成図である。図7に示す連続
制御電源装置は、電池パック本体1に表示回路17が搭
載される。表示回路17は表示器の発光ダイオードD5
及び抵抗R6を備える。
【0126】発光ダイオードのカソード領域は、電圧制
御出力回路9のバイポーラトランジスタTR1のコレク
タ領域に接続され、アノード領域は、抵抗R6の一端側
に接続される。抵抗R5の他端側はバイポーラトランジ
スタTR1のエミッタ領域に接続される。
【0127】このよう構成された連続制御型の電源装置
では、表示回路17において負荷8が低負荷又は短絡に
近い状態となり、前述した異常負荷領域におけるバイポ
ーラトランジスタTR1がOFF時、エミッタ領域、コ
レクタ領域間に発生する電圧にて点灯する。
【0128】このように実施の形態6によれば、表示回
路17の点灯により、連続制御型の電源装置の状態、例
えば遮断状態であることが表示できる効果がある。
【0129】実施の形態7.図8は実施の形態7に示す
連続制御電源装置の回路構成図である。図8に示す連続
制御電源装置は、複数個(図8では2段)直列接続され
た逆流防止回路6を備えると共に、複数個(図8では2
段)直列に接続された電圧制御回路9を備える。
【0130】このように構成された連続制御型の電源装
置では、冗長性が向上できる効果がある。
【0131】尚、本発明はこのように説明された実施の
形態に限定されない。例えば、本発明においては、実施
の形態1〜7で説明した各々の連続制御型の電源装置を
組み合せるを行なうことで同様な効果を秦する。
【0132】
【発明の効果】この発明によれば、短絡又は異常負荷に
よる素子の過熱を防止し、装置が保護でき安定化動作が
自動的に行われると共に、装置の小型化を実現した連続
制御型の電源回路が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に示す連続制御型の電源装置の
回路構成図である。
【図2】 連続制御型の電源装置の電流電圧特性図であ
る。
【図3】 実施の形態2に示す連続制御型の電源装置の
回路構成図である。
【図4】 実施の形態3に示す連続制御型の電源装置の
回路構成図である。
【図5】 実施の形態4に示す連続制御型の電源装置の
回路構成図である。
【図6】 実施の形態5に示す連続制御型の電源装置の
回路構成図である。
【図7】 実施の形態6に示す連続制御型の電源装置の
回路構成図である。
【図8】 実施の形態7に示す連続制御型の電源装置の
回路構成図である。
【図9】 従来の安定化電源装置の回路構成図である。
【符号の説明】
1 電池パック本体、2a、2b 充電端子、3a、3
b 出力端子、4 連続制御型電源ユニット、5a、5
b 入力端子、6 逆流防止回路、7 電池回路、8
負荷、9 電圧制御出力回路、10 電圧比較制御回
路(電圧制御信号発生回路)、11 基準電圧発生回
路、12 帰還回路、13 動作制御回路、14 制御
端子、16 逆流防止回路、BT 電池、D1、D3
逆流防止用ダイオード、D2 ツェナーダイオード、D
4 電圧調整用ダイオード、D5 発光ダイオード、R
1 スタートバイアス抵抗、R2 出力電流設定用抵
抗、R3、R4 出力電圧検出用抵抗、R5〜R6 抵
抗、S バイメタルスイッチ(ポリスイッチ)、T 温
度補償素子、TR1 pnp型バイポーラトランジス
タ、TR2、TR3 npn型バイポーラトランジス
タ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池回路から出力された電池出力を制御
    信号に基づいて制御して出力端子に出力する電圧制御出
    力回路と、基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、前
    記基準電圧と前記出力端子に出力された前記電池出力と
    に基づいて前記制御信号を発生する電圧制御信号発生回
    路とを備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 電圧制御信号発生回路は、出力端子が短
    絡又は前記出力端子に低い負荷が接続された場合に、基
    準電圧と電池出力との比較に基づいて、電圧制御出力回
    路から予め定められた出力以下の電池出力を出力端子に
    出力させる制御信号を発生することを特徴とする請求項
    1に記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 電圧制御信号発生回路は、電圧制御出力
    回路からの電池出力の出力電流及び出力電圧を瞬時にゼ
    ロ又はゼロに近づかせる制御信号を発生することを特徴
    とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 電圧制御信号発生回路は、出力端子が開
    放された場合に、電圧制御出力回路から予め定められた
    出力以上の電池出力を前記出力端子に出力させる制御信
    号を発生することを特徴とする請求項3に記載の電源装
    置。
  5. 【請求項5】 入力信号に応じて電圧制御信号発生回路
    の動作を制御する動作制御回路をさらに備えたことを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 電池出力が予め定められた電圧より大き
    くなった場合に電圧制御出力回路からの前記電池出力の
    変動を減少させて一定の値に収める帰還回路を、前記電
    圧制御出力回路と電圧制御信号発生回路との間に設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電
    源装置。
  7. 【請求項7】 電池回路と電圧制御出力回路と基準電圧
    発生回路と電圧制御信号発生回路と動作制御回路と帰還
    回路を一体のユニットとし、このユニットを前記電池回
    路と出力端子との間に1つ又は複数個直列に接続して配
    設したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記
    載の電源装置。
  8. 【請求項8】 電圧制御出力回路は、第1の抵抗とpn
    p型バイポーラトランジスタとの並列接続体であって、
    前記第1の抵抗の一端側が前記pnp型バイポーラトラ
    ンジスタのエミッタ領域に、前記第1の抵抗の他端側が
    前記pnp型バイポーラトランジスタのコレクタ領域に
    それぞれ接続されており、電圧比較制御回路は、npn
    型バイポーラトランジスタと第2乃至第4の抵抗との接
    続体であって、前記npn型バイポーラトランジスタの
    エミッタ領域が前記第2の抵抗の一端側に、前記npn
    型バイポーラトランジスタのベース領域が前記第3及び
    第4の抵抗の各々の一端側にそれぞれ接続されており、
    基準電圧発生回路は、ツェナーダイオードであって、前
    記ツェナーダイオードのカソード側を前記pnp型バイ
    ポーラトランジスタのコレクタ領域に、前記ツェナーダ
    イオードのアノード側を前記npn型バイポーラトラン
    ジスタのエミッタ領域にそれぞれ接続されており、さら
    に、前記npn型バイポーラトランジスタのコレクタ領
    域を前記pnp型バイポーラトランジスタのベース領域
    に、前記npn型バイポーラトランジスタのエミッタ領
    域を前記pnp型バイポーラトランジスタのエミッタ領
    域にそれぞれ接続し、前記第3の抵抗の他端側を前記p
    np型バイポーラトランジスタのコレクタ領域に接続し
    たことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の
    電源装置。
  9. 【請求項9】 第2の抵抗には、pnp型バイポーラト
    ランジスタの熱による電流増幅率変化の温度補償を行う
    温度補償素子が直列に接続されたことを特徴とする請求
    項8に記載の電源装置。
  10. 【請求項10】 電池回路を構成する電池が、予め定め
    られた温度以上になった場合に前記電池回路からの出力
    を遮断し、前記予め定められた温度以下になった場合に
    前記電池回路からの出力を可能にするスイッチを前記電
    池と直列に接続したことを特徴とする請求項1乃至9の
    いずれかに記載の電源装置。
  11. 【請求項11】 電池回路を充電するための充電端子と
    電池回路との間及び電池回路と出力端子との間にそれぞ
    れ逆流防止回路を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    10のいずれかに記載の電源装置。
  12. 【請求項12】 基準電圧発生回路は、互いに直列接続
    された複数個のダイオードのしきい値電圧の総和で基準
    電圧を定めることを特徴とする請求項1乃至11のいず
    れかに記載の電源装置。
  13. 【請求項13】 出力端子が短絡したこと又は出力端子
    に低い負荷が接続されたことを表示する表示回路をさら
    に設けたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか
    に記載の電源装置。
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