JPH11305645A - 導電性印刷物 - Google Patents
導電性印刷物Info
- Publication number
- JPH11305645A JPH11305645A JP10734698A JP10734698A JPH11305645A JP H11305645 A JPH11305645 A JP H11305645A JP 10734698 A JP10734698 A JP 10734698A JP 10734698 A JP10734698 A JP 10734698A JP H11305645 A JPH11305645 A JP H11305645A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 多色の絵柄等の下地への影響を最小限に留め
ると共に、経済性、印刷精度等に優れる導電性印刷物の
提供するもので、カラー絵柄での導電ペンを使用した教
材、玩具等として有用な導電性印刷物を提供する。 【解決手段】 本発明の導電性印刷物は、多色の絵柄4
の表面上に、導電性オフセット印刷層5を方線パターン
状、万線パターン、また、網点パターンの少なくとも1
つの形状で設けたものである。
ると共に、経済性、印刷精度等に優れる導電性印刷物の
提供するもので、カラー絵柄での導電ペンを使用した教
材、玩具等として有用な導電性印刷物を提供する。 【解決手段】 本発明の導電性印刷物は、多色の絵柄4
の表面上に、導電性オフセット印刷層5を方線パターン
状、万線パターン、また、網点パターンの少なくとも1
つの形状で設けたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安価で高能率で作製す
ることができ、かつ高品質の導電性印刷物を提供するも
のである。
ることができ、かつ高品質の導電性印刷物を提供するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、導電性インキを用いて印刷した学
習用教材が知られている。この様な学習用教材として
は、例えば実開昭48−20540号に開示されている
学習用問題集(図1)のように、基材1上に非導電性イ
ンキによって印刷された問題(質問事項)部分2と導電
性インキ(または非導電性インキ)によって印刷された
選択するためのチェックマーク3とによって印刷物が構
成される。この場合、一つの質問事項に対して複数個の
回答が印刷され、それぞれに対してチェックマークが併
記して印刷され、正解のチェックマークのみが導電性イ
ンキによって印刷されている。学習者は、導電性インキ
層による導通が得られたときにのみランプを点灯させる
ようにしたチェック用ライトペン(図示せず)によって
チェックマークを押圧することによって正解ないし不正
解を確認することができるようになっている。従って、
このような学習用教材は、迅速な自己チェックが可能で
あり、繰り返し使用が可能であるという利点がある。
習用教材が知られている。この様な学習用教材として
は、例えば実開昭48−20540号に開示されている
学習用問題集(図1)のように、基材1上に非導電性イ
ンキによって印刷された問題(質問事項)部分2と導電
性インキ(または非導電性インキ)によって印刷された
選択するためのチェックマーク3とによって印刷物が構
成される。この場合、一つの質問事項に対して複数個の
回答が印刷され、それぞれに対してチェックマークが併
記して印刷され、正解のチェックマークのみが導電性イ
ンキによって印刷されている。学習者は、導電性インキ
層による導通が得られたときにのみランプを点灯させる
ようにしたチェック用ライトペン(図示せず)によって
チェックマークを押圧することによって正解ないし不正
解を確認することができるようになっている。従って、
このような学習用教材は、迅速な自己チェックが可能で
あり、繰り返し使用が可能であるという利点がある。
【0003】ところで、上記のような印刷物に用いられ
ている導電性インキとしては、導電性成分としてカーボ
ン粉末や銀粉末が使用されているが、上述したような学
習用教材のチェックマークのみの印刷においては特に問
題はないものの、カラー画像等の多様な画像パターンが
要求される幼児用の学習絵本などに適用する場合には、
カラー画像上に有色または隠蔽性を有する導電性インキ
を印刷することはカラー画像への影響があり、そのた
め、例えば特開平7−57545号公報等では透明導電
性インキをスクリーン印刷やグラビア印刷によりカラー
画像上に印刷してカラー印刷物の導電化が図られてい
る。
ている導電性インキとしては、導電性成分としてカーボ
ン粉末や銀粉末が使用されているが、上述したような学
習用教材のチェックマークのみの印刷においては特に問
題はないものの、カラー画像等の多様な画像パターンが
要求される幼児用の学習絵本などに適用する場合には、
カラー画像上に有色または隠蔽性を有する導電性インキ
を印刷することはカラー画像への影響があり、そのた
め、例えば特開平7−57545号公報等では透明導電
性インキをスクリーン印刷やグラビア印刷によりカラー
画像上に印刷してカラー印刷物の導電化が図られてい
る。
【0004】しかしながら、スクリーン印刷やグラビア
印刷は、経済性、印刷精度等に問題があり、導電性パタ
ーンの印刷におけるオフセット印刷化が課題となってい
るが、オフセット印刷に適した透明導電性インキの開発
は、透明性、導電性を満たすオフセットに使用可能な材
料がないという問題がある。
印刷は、経済性、印刷精度等に問題があり、導電性パタ
ーンの印刷におけるオフセット印刷化が課題となってい
るが、オフセット印刷に適した透明導電性インキの開発
は、透明性、導電性を満たすオフセットに使用可能な材
料がないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、多色の絵柄
等の下地への影響を最小限に留めると共に、経済性、印
刷精度に優れる導電性印刷物の提供を課題とする。
等の下地への影響を最小限に留めると共に、経済性、印
刷精度に優れる導電性印刷物の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の導電性印刷物
は、多色の絵柄の表面上に、導電性オフセット印刷層を
方線パターン状、万線パターン、また、網点パターンの
少なくとも1つの形状で設けたことを特徴とする。
は、多色の絵柄の表面上に、導電性オフセット印刷層を
方線パターン状、万線パターン、また、網点パターンの
少なくとも1つの形状で設けたことを特徴とする。
【0007】上記の多色の絵柄が、オフセット印刷によ
り形成されたものであることを特徴とする。
り形成されたものであることを特徴とする。
【0008】上記の導電性オフセット印刷層が、導電性
カーボンタイプオフセットインキを使用して形成される
ものであることを特徴とする。
カーボンタイプオフセットインキを使用して形成される
ものであることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図2(a)は本発明の導電性印刷
物の平面図であり、また、図2(b)は断面図である。
図中、1は基材、4は絵柄印刷層、5は導電性オフセッ
ト印刷層である。
物の平面図であり、また、図2(b)は断面図である。
図中、1は基材、4は絵柄印刷層、5は導電性オフセッ
ト印刷層である。
【0010】導電性オフセット印刷層5を形成する導電
性オフセットインキは、樹脂、導電材料粉および溶剤か
らなる。
性オフセットインキは、樹脂、導電材料粉および溶剤か
らなる。
【0011】樹脂としては、ロジン変性樹脂、アルキッ
ド樹脂、石油樹脂等の油性インキ用樹脂、アクリル系オ
リゴマー、モノマー等の電離放射線硬化型樹脂等が挙げ
られる。
ド樹脂、石油樹脂等の油性インキ用樹脂、アクリル系オ
リゴマー、モノマー等の電離放射線硬化型樹脂等が挙げ
られる。
【0012】導電性材料粉としては、導電性カーボン、
金、銀、酸化錫、酸化アンチモン等の粉末が使用される
が、本発明によると下地である絵柄印刷層への影響を最
小限のものとできるので、導電性カーボンが経済性の観
点から好ましく使用される。また、金、銀、酸化錫、酸
化アンチモン等はインキコストが大幅にアップし、経済
性の観点からは好ましくないが、粒径等を微小のものと
すると透明性等の観点からは使用可能である。
金、銀、酸化錫、酸化アンチモン等の粉末が使用される
が、本発明によると下地である絵柄印刷層への影響を最
小限のものとできるので、導電性カーボンが経済性の観
点から好ましく使用される。また、金、銀、酸化錫、酸
化アンチモン等はインキコストが大幅にアップし、経済
性の観点からは好ましくないが、粒径等を微小のものと
すると透明性等の観点からは使用可能である。
【0013】溶剤としては、高沸点石油系溶剤、高級ア
ルコール等が挙げられる。
ルコール等が挙げられる。
【0014】導電性オフセットインキは、樹脂、導電性
粉末及び溶剤を、固形分として樹脂が10重量%〜50
重量%、好ましくは20重量%〜40重量%、導電性材
料が10重量%〜40重量%、好ましくは15重量%〜
30重量%の割合とし、ボールミル、サンドミル、三本
ロールミル等の分散機を使用して混合し、インキ粘度1
0〜30Pa・S(L型粘度計)に調整され、導電性オ
フセットインキとされる。
粉末及び溶剤を、固形分として樹脂が10重量%〜50
重量%、好ましくは20重量%〜40重量%、導電性材
料が10重量%〜40重量%、好ましくは15重量%〜
30重量%の割合とし、ボールミル、サンドミル、三本
ロールミル等の分散機を使用して混合し、インキ粘度1
0〜30Pa・S(L型粘度計)に調整され、導電性オ
フセットインキとされる。
【0015】インキにおける導電性粉末の分散性をより
高めるために、シランカップリング剤や界面活性剤など
の分散助剤を併用することができる。さらに、耐ブロッ
キング性や耐磨耗性を向上させるために、印刷用インキ
に一般的に用いられるワックス、微粉シリカ及びフッ素
樹脂パウダーなどが併用できる。
高めるために、シランカップリング剤や界面活性剤など
の分散助剤を併用することができる。さらに、耐ブロッ
キング性や耐磨耗性を向上させるために、印刷用インキ
に一般的に用いられるワックス、微粉シリカ及びフッ素
樹脂パウダーなどが併用できる。
【0016】基材としては紙、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニルをベースとする合成紙、ポリエ
チレンテレフタレート等の合成樹脂フイルム等が挙げら
れ、多色の絵柄や図柄層は、オフセット印刷、グラビア
印刷、スクリーン印刷等により設けられるが、経済性、
高能率性の観点からは多色の絵柄や図柄層もオフセット
印刷によるものとするとよい。
チレン、ポリ塩化ビニルをベースとする合成紙、ポリエ
チレンテレフタレート等の合成樹脂フイルム等が挙げら
れ、多色の絵柄や図柄層は、オフセット印刷、グラビア
印刷、スクリーン印刷等により設けられるが、経済性、
高能率性の観点からは多色の絵柄や図柄層もオフセット
印刷によるものとするとよい。
【0017】絵柄印刷層4、導電性オフセット印刷層5
は、オフセット5色機や6色機を使用して同時に設ける
ことが好ましく、導電性オフセット印刷層5は、乾燥膜
厚1μm〜2μmとされる。
は、オフセット5色機や6色機を使用して同時に設ける
ことが好ましく、導電性オフセット印刷層5は、乾燥膜
厚1μm〜2μmとされる。
【0018】導電性オフセット印刷層は、基材上の多色
の絵柄や図柄層表面に、例えば図3に示すような方線パ
ターン状に形成される。なお、本発明における導電性層
は経済性、高能率性の観点から導電性オフセット印刷層
とされるが、スクリーン印刷、グラビア印刷により形成
されてもよいことはいうまでもない。
の絵柄や図柄層表面に、例えば図3に示すような方線パ
ターン状に形成される。なお、本発明における導電性層
は経済性、高能率性の観点から導電性オフセット印刷層
とされるが、スクリーン印刷、グラビア印刷により形成
されてもよいことはいうまでもない。
【0019】図3(a)は、導電性としたい絵柄部にお
いて、導電性オフセット印刷層により形成される方線パ
ターンの平面図であり、図3(b)は、方線パターンの
一部拡大図である。図中、4は絵柄印刷層、5は導電性
オフセット印刷層である。
いて、導電性オフセット印刷層により形成される方線パ
ターンの平面図であり、図3(b)は、方線パターンの
一部拡大図である。図中、4は絵柄印刷層、5は導電性
オフセット印刷層である。
【0020】方線パターンとしては、65〜300線/
inch、好ましくは133〜175線/inchで、
導電性オフセット印刷層の面積率は5〜40%、好まし
くは33〜37%とするとよく、方線の交わり角度は、
図3(a)(b)に示すような垂直でも、また、それ以
外の角度としてしてもよい。更に、方線は網目状であれ
ば、直線、波線、曲線により形成されていてもよい。ま
た、万線状であってもよい。
inch、好ましくは133〜175線/inchで、
導電性オフセット印刷層の面積率は5〜40%、好まし
くは33〜37%とするとよく、方線の交わり角度は、
図3(a)(b)に示すような垂直でも、また、それ以
外の角度としてしてもよい。更に、方線は網目状であれ
ば、直線、波線、曲線により形成されていてもよい。ま
た、万線状であってもよい。
【0021】また、導電性オフセット印刷層を導電性カ
ーボンを含有する導電性インキを使用して形成する場合
には、ベタ濃度1.4〜1.8として上記の方線パター
ンを形成すると方線の隙間から下地のカラー絵柄が確認
でき、また、墨濁りの少ないカラー印刷物が得られる。
ーボンを含有する導電性インキを使用して形成する場合
には、ベタ濃度1.4〜1.8として上記の方線パター
ンを形成すると方線の隙間から下地のカラー絵柄が確認
でき、また、墨濁りの少ないカラー印刷物が得られる。
【0022】また、導電ペンの検知センサーの大きさに
もよるが、例えば直径が100μm以下の微細なセンサ
ーを使用する場合には、上記の方線パターンに代えて、
網点により導電性オフセット印刷層を形成してもよい。
この場合には、45〜200線/inch、好ましくは
60〜130線/inchとするとよく、また、導電性
オフセット印刷層の面積率は3〜60%、好ましくは2
5〜40%とするとよい。
もよるが、例えば直径が100μm以下の微細なセンサ
ーを使用する場合には、上記の方線パターンに代えて、
網点により導電性オフセット印刷層を形成してもよい。
この場合には、45〜200線/inch、好ましくは
60〜130線/inchとするとよく、また、導電性
オフセット印刷層の面積率は3〜60%、好ましくは2
5〜40%とするとよい。
【0023】また、上記の方線や網点列は、絵柄に対す
る角度としては、モアレが発生しないように、各絵柄に
おける構成色のスクリーン角度と一定量ずらして印刷さ
れるとよい。
る角度としては、モアレが発生しないように、各絵柄に
おける構成色のスクリーン角度と一定量ずらして印刷さ
れるとよい。
【0024】本発明における導電性オフセット印刷層に
おける導電性(25℃)は、1×103 Ω〜1×107
Ωであり、現在実用化されている108 Ω以下と108
Ω以上を区別して感知するチェック用ライトペンに適応
させることができる。
おける導電性(25℃)は、1×103 Ω〜1×107
Ωであり、現在実用化されている108 Ω以下と108
Ω以上を区別して感知するチェック用ライトペンに適応
させることができる。
【0025】また、本発明における導電性オフセット印
刷層は、多色の絵柄や図柄層の表面に透明プライマー層
を介して設けられてもよい。透明プライマー層は絵柄や
図柄層中に含有される可塑剤等が導電性オフセット印刷
層に移行するのを防止するバリア効果や、導電性オフセ
ット印刷層を形成するのにムラの少ない平滑な印刷面を
与えることができる。このような透明プライマー層を形
成するには、グラビアワニス、オフセット用のOPワニ
ス等を使用し、乾燥膜厚0.3μm〜10μmに形成す
るとよい。
刷層は、多色の絵柄や図柄層の表面に透明プライマー層
を介して設けられてもよい。透明プライマー層は絵柄や
図柄層中に含有される可塑剤等が導電性オフセット印刷
層に移行するのを防止するバリア効果や、導電性オフセ
ット印刷層を形成するのにムラの少ない平滑な印刷面を
与えることができる。このような透明プライマー層を形
成するには、グラビアワニス、オフセット用のOPワニ
ス等を使用し、乾燥膜厚0.3μm〜10μmに形成す
るとよい。
【0026】本発明の導電性印刷物においては、例えば
回答例の不正解の部分についても、導電性インキと色光
沢等を合わせたダミー用非導電性インキで印刷すること
により、目視による正解、不正解の判別がしにくくする
ことができ、好ましい。
回答例の不正解の部分についても、導電性インキと色光
沢等を合わせたダミー用非導電性インキで印刷すること
により、目視による正解、不正解の判別がしにくくする
ことができ、好ましい。
【0027】以下、本発明を実施例により説明する。
【0028】
【実施例】(導電性オフセット印刷インキの調製)ロジ
ン変性樹脂使用ワニス40重量部に、導電性カーボン粉
末(コロンビア(株)製、 Conductex 975 ULTRA、粒径
21μm)を20重量部を加え、予備分散し、粗いペー
スト状とした後、3本ロールミルにて分散させ、次い
で、AFソルベント6号(日本石油(株)製)を38重
量部添加し、更に、乾燥調整剤としてマンガンドライヤ
ー2重量部を添加して導電性オフセット印刷インキを調
製した。得られた導電性オフセットインキは、タック1
0〜11であった。
ン変性樹脂使用ワニス40重量部に、導電性カーボン粉
末(コロンビア(株)製、 Conductex 975 ULTRA、粒径
21μm)を20重量部を加え、予備分散し、粗いペー
スト状とした後、3本ロールミルにて分散させ、次い
で、AFソルベント6号(日本石油(株)製)を38重
量部添加し、更に、乾燥調整剤としてマンガンドライヤ
ー2重量部を添加して導電性オフセット印刷インキを調
製した。得られた導電性オフセットインキは、タック1
0〜11であった。
【0029】(導電性印刷物の作製)オフセット印刷に
よって一部分に多色の絵柄を形成した印刷物(基材には
148g/m2 のグロスコート紙を使用)における絵柄
表面に、上記で調製した導電性オフセットインキと枚葉
オフセット印刷機を使用し、図3に示す方線パターンを
ベタ濃度1.7となるように導電性オフセット印刷層を
形成した。
よって一部分に多色の絵柄を形成した印刷物(基材には
148g/m2 のグロスコート紙を使用)における絵柄
表面に、上記で調製した導電性オフセットインキと枚葉
オフセット印刷機を使用し、図3に示す方線パターンを
ベタ濃度1.7となるように導電性オフセット印刷層を
形成した。
【0030】方線パターンは、150線/inch、線
幅27μm、面積率35%とした。得られた導電性オフ
セット印刷層の導電性を、ハイレスターIP HT−2
10(油化電子(株)製)を使用し測定したところ、1
×106 Ωであった。
幅27μm、面積率35%とした。得られた導電性オフ
セット印刷層の導電性を、ハイレスターIP HT−2
10(油化電子(株)製)を使用し測定したところ、1
×106 Ωであった。
【0031】また、得られた導電性印刷物は、方線の隙
間から下地のカラー絵柄が確認でき、墨濁りの少ないカ
ラー印刷物であった。
間から下地のカラー絵柄が確認でき、墨濁りの少ないカ
ラー印刷物であった。
【0032】また、上記の導電性印刷層において、方線
パターンに代えて網点(175線/Inch、面積率4
0%)をオフセット印刷により、カラー絵柄表面に同様
に形成した。方線パターン同様に、下地のカラー絵柄が
確認でき、墨濁りの少ないカラー印刷物が得られた。
パターンに代えて網点(175線/Inch、面積率4
0%)をオフセット印刷により、カラー絵柄表面に同様
に形成した。方線パターン同様に、下地のカラー絵柄が
確認でき、墨濁りの少ないカラー印刷物が得られた。
【0033】
【発明の効果】本発明の導電性印刷物は、絵柄層、導電
性オフセット印刷層を共にオフセット印刷により形成す
るものであり、また、導電性インキとしても最も安価な
導電性カーボンタイプのインキを使用することができる
ので、経済性、印刷精度等に優れるものとできる。ま
た、導電性オフセット印刷層を方線パターン、万線パタ
ーン、網点パターンで形成するので、被印刷体の外観色
相を大きく変えないで導電性を付与でき、高品質の導電
性カラーオフセット印刷物とできる。
性オフセット印刷層を共にオフセット印刷により形成す
るものであり、また、導電性インキとしても最も安価な
導電性カーボンタイプのインキを使用することができる
ので、経済性、印刷精度等に優れるものとできる。ま
た、導電性オフセット印刷層を方線パターン、万線パタ
ーン、網点パターンで形成するので、被印刷体の外観色
相を大きく変えないで導電性を付与でき、高品質の導電
性カラーオフセット印刷物とできる。
【0034】これにより、本発明の導電性印刷物は、カ
ラー絵柄での導電ペンを使用した教材、玩具等として、
また、透明プラスチックフィルム上に本発明における導
電性オフセット印刷層を形成すると導電性フィルムとで
き、例えば帯電防止フィルムとすることもできる。
ラー絵柄での導電ペンを使用した教材、玩具等として、
また、透明プラスチックフィルム上に本発明における導
電性オフセット印刷層を形成すると導電性フィルムとで
き、例えば帯電防止フィルムとすることもできる。
【図1】 図1は従来の導電性インキを用いて印刷され
た学習用教材の平面図である。
た学習用教材の平面図である。
【図2】 図2は、本発明の導電性印刷物の平面図及び
断面図である。
断面図である。
【図3】 図3は、本発明の導電性印刷物における方線
パターンの一例を平面図で示す図である。
パターンの一例を平面図で示す図である。
1…基材、2…非導電性インキによって印刷された問題
(質問事項)部分、3…導電性インキ及び非導電性イン
キによって印刷された選択するためのチェックマーク、
4…絵柄印刷層、5…導電性オフセット印刷層
(質問事項)部分、3…導電性インキ及び非導電性イン
キによって印刷された選択するためのチェックマーク、
4…絵柄印刷層、5…導電性オフセット印刷層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 真 神奈川県横浜市緑区青砥町450番地 ザ・ インクテック株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 多色の絵柄の表面上に、導電性オフセッ
ト印刷層を方線パターン状、万線パターン、また、網点
パターンの少なくとも1つの形状で設けたことを特徴と
する導電性印刷物。 - 【請求項2】 多色の絵柄がオフセット印刷により形成
されたものである請求項1記載の導電性印刷物。 - 【請求項3】 導電性オフセット印刷層が、導電性カー
ボンタイプオフセットインキを使用して形成されるもの
である請求項1又は請求項2記載の導電性印刷物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10734698A JPH11305645A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 導電性印刷物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10734698A JPH11305645A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 導電性印刷物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11305645A true JPH11305645A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14456735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10734698A Pending JPH11305645A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 導電性印刷物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11305645A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010013062A1 (en) * | 2008-07-31 | 2010-02-04 | Novalia Ltd. | Printed article |
-
1998
- 1998-04-17 JP JP10734698A patent/JPH11305645A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010013062A1 (en) * | 2008-07-31 | 2010-02-04 | Novalia Ltd. | Printed article |
US9242501B2 (en) | 2008-07-31 | 2016-01-26 | Novalia Ltd. | Printed article |
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