JPH1130494A - 熱交換装置およびこれを用いた空気調和機 - Google Patents

熱交換装置およびこれを用いた空気調和機

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JPH1130494A
JPH1130494A JP13294198A JP13294198A JPH1130494A JP H1130494 A JPH1130494 A JP H1130494A JP 13294198 A JP13294198 A JP 13294198A JP 13294198 A JP13294198 A JP 13294198A JP H1130494 A JPH1130494 A JP H1130494A
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heat exchanger
water
repellent
fin
fan
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JP13294198A
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Yoshito Watabe
義人 渡部
Mitsuo Kudo
光夫 工藤
Katsumi Muroi
克美 室井
Toshio Hatada
敏夫 畑田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は,優れた撥水性を示す熱交換器
から飛散する微細な凝縮水滴をファンの上流で捕捉・除
去することが可能な,通風抵抗が比較的小さく,除霜周
期の長い,低騒音の熱交換装置を提供することである。
また,上記熱交換装置を室外機として用いた,除霜周期
が長く,暖房運転の快適性が高い空気調和機を提供する
ことである。 【解決手段】撥水性熱交換器とファンとの間に通風抵抗
が小さく,氷による閉塞が起こりにくい熱交換器あるい
は水滴捕捉手段を設置し,除霜時に冷媒の凝縮潜熱を利
用して捕捉した氷を融解除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,空気調和機の室外
ユニットに用いられる熱交換器に関するものであり,特
に,撥水性熱交換器から発生する飛散水滴の捕捉・除去
を行う熱交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば,特開平4-184095号公報に記載さ
れているように,室内ユニット内に取付けられた撥水性
熱交換器の下流側に親水性熱交換器を設置して,凝縮水
が撥水性熱交換器の上流側に発生して付着したまま下流
端部に移動して親水性熱交換器に接触させ,膜状にして
流下させることにより通風抵抗の増加を小さくする熱交
換装置がある。この従来技術に使用されている撥水性熱
交換器のフィンには、水滴の接触角度が約150度の撥
水処理が施されている。
【0003】尚、接触角度とは、水滴の滴下した面を0
度とした場合、滴下面に対し水滴の端面の傾斜角度を言
いう。従って、接触角度が小さいほど親水性が小さく、
接触角度が大きほど撥水性が大きいものである。言換え
れば、接触角度が小さいほど滴下面に水滴が馴染み、広
がる状態となり、接触角度が大きいほど滴下面に水滴が
馴染まず、水玉となり、滴下面から離れようとするもの
である。
【0004】また,特開平4-334511号公報に記載されて
いるように,熱交換器とファンとを備え,熱交換器で熱
交換された空気をファンで吸引・送風する熱交換装置に
おいて,ファンの吸引側に水分捕捉手段を配設した熱交
換装置がある。
【0005】また、特開昭63-3182号公報には,上流側
のフィンピッチを下流側より大きくし,上流側を撥水
性,下流側を親水性とした熱交換器が示してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の発明者らは、
フィン表面の撥水処理方法の研究を進めてきた結果,直
径1mm程度の水滴の接触角度が170度以上で,かつ直
径数十μmの微細な凝縮水滴に対しても撥水性を示す被
膜を開発した。そして,直径数十μmの個々の水滴が持
つ表面張力は、隣り合う複数個の水滴が合体したときの
表面張力よりも大きいため、その表面張力の差が運動エ
ネルギーとなって水滴自ら飛散することが判った。その
結果、極めて撥水性の高いフィンを空気調和機等の室外
ユニット用熱交換器に適用すると,暖房運転時の熱交換
器への着霜量が著しく減少することが明らかとなったの
で,除霜周期を長くすることができることが判った。し
かしながら,外気温が低温時には,熱交換器の下流側に
飛散した微細な凝縮水滴がユニット内やファン翼に氷と
して蓄積されて、特にファン翼の氷とファンダクトが衝
突するなどの不具合を生じるという問題があることが判
った。
【0007】また、空気調和機を暖房として運転させた
場合、冷凍サイクルは冷房運転とは異なり、室内ユニッ
ト内の熱交換器が放熱器として作用し、室外ユニット内
の熱交換器が蒸発器として作用する。室外ユニットの熱
交換器が蒸発器として作用すると、室外の温度、湿度と
熱交換して熱交換器に水滴が付着する。水滴が付着した
状態でファンが回転するとファンの吸引力によって熱交
換器に付着していた水滴までもが室外ユニット外へ飛散
してしまう。例えば、室外ユニットの空気吹出し口付近
に植木等が置かれていた場合、飛散した水滴が植木に付
着する。ところが、室外が凍結温度まで低下してしまっ
た場合には、水滴が凍ってしまい、植木が枯れてしまう
などの問題があった。
【0008】これらの不具合を解決する手段として、特
開平4-334511号公報は、熱交換器の表面に撥水処理が施
されているかについては明記されていないが、撥水面か
ら発生する飛散水滴をメッシュ状の捕捉手段で捕捉する
ことが記載されている。しかし、上述の接触角170度
以上の撥水処理を行なった場合には,飛散する水滴が微
細となるためメッシュを細かくする必要がある。
【0009】本発明は,上述のように優れた撥水性を示
す熱交換器から飛散する微細な凝縮水滴をファンの上流
で捕捉・除去し,通風抵抗を小さくし,除霜周期の長
い,低騒音の熱交換装置を提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は,熱交換器と
ファンとを備え,このファンを用いて空気を強制対流さ
せてなる熱交換装置において,前記熱交換器の空気上流
側熱交換器の表面を撥水性とし,下流側熱交換器の表面
を非撥水性とするとともに,前記上流側熱交換器のフィ
ンピッチよりも下流側熱交換器のフィンピッチを大きく
することにより達成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を具体
的に説明する。
【0012】図1は本発明による一実施例を示す空気調
和機の概略断面図である。空気調和機は室内ユニット
1,室外ユニット7およびそれらを連結する冷媒配管
4,4’より構成されている。室内ユニット1の内部に
は熱交換器2および貫流ファン3が収納されている。室
外ユニット7は撥水性熱交換器8,親水性熱交換器9,
軸流ファン10,ファンダクト11およびグリル101
から成っている。通常,室外ユニット7内部には圧縮機
5および膨張弁6が設置してあるが,この図では,冷媒
回路をわかりやすくするため,外部に記載した。
【0013】図2は図1におけるA−A断面図である。
本実施例では,室外ユニット7内の撥水性熱交換器8お
よび親水性熱交換器9をそれぞれU型形状としている。
これら熱交換器8、9の内側に軸流ファン10を設置し
てある。この軸流ファン10を回転させることにより,
撥水性熱交換器8の空気上流側から空気を吸引して熱交
換するようになっている。
【0014】図3は図2の部分拡大断面図である。この
図は撥水性熱交換器8および親水性熱交換器9の構造の
一例を示したものである。撥水性熱交換器8は伝熱管2
1およびフィン22から成り,親水性熱交換器9は伝熱
管23およびフィン24から成っている。撥水性熱交換
器8のフィン形状は現行と同様で略平板状であるが、親
水性熱交換器9のフィンは上流側を斜めに屈曲させてあ
る。フィンピッチは,撥水性熱交換器8に比べて親水性
熱交換器9の方を大きくしてある。例えば、撥水性熱交
換器8のフィンピッチは現行と同様に1〜2mmとし,親
水性熱交換器9のフィンピッチは3mm以上とすることが
望ましい。さらに望ましくは,親水性熱交換器9のフィ
ンピッチは4〜10mmにすると良い。ちなみに、親水性
熱交換器9は必ずしも優れた親水性である必要はなく,
接触した水滴をはじくことなく捕捉できる程度でよい。
【0015】つぎに,本実施例の暖房運転時の動作につ
いて図1を用いて説明する。圧縮機5が運転されること
により,圧縮機5から吐出した冷媒が配管4,熱交換器
2,配管4’膨張弁6,室外ユニット側撥水性熱交換器
8および親水性熱交換器9の順に循環する。そして,貫
流ファン3および軸流ファン10を回転させて送風する
ことにより室内・室外それぞれの熱交換器2、8、9の
熱交換を促進させる。このとき,室内ユニット側熱交換
器2は凝縮器として作用し,室外ユニット側撥水性熱交
換器8および親水性熱交換器9は蒸発器として作用す
る。撥水性熱交換器8の表面には上述した接触角170
度以上の撥水処理を施しているので微細な凝縮水滴が発
生し,飛散して下流側の親水性熱交換器9に接触・捕捉
される。従って、撥水性熱交換器8への水滴の付着を押
さえることができるので着霜しにくい。親水性熱交換器
9はフィンピッチが大きいため,撥水性熱交換器8から
の水滴が付着しても着霜による空気流路の閉塞は起こり
にくく、長時間除霜せずに暖房運転を続けることができ
る。すなわち,除霜のための暖房停止の頻度を少なくす
ることができるので,暖房運転の快適性を高めることが
できる。
【0016】このように、空気上流側の撥水性熱交換器
への着霜を押さえることができるので,現行の空気調和
機に使用されている熱交換器に比べて上流側の熱交換器
はの熱伝達率が高くなり、下流側のフィンピッチを大き
くしても,交換熱量を確保することができる。そして,
フィンピッチを大きくした分,通風抵抗が比較的小さ
く,低コスト・低騒音の熱交換器ユニットを提供するこ
とができる。
【0017】ところで、除霜運転時には,冷媒の流れを
反転させ,圧縮機5から流出したホットガスを親水性熱
交換器9,撥水性熱交換器8の順に流すmのである。こ
のとき,主として親水性熱交換器9に蓄積された氷が融
解・除去される。親水性熱交換器9表面の親水性が優れ
たもの、言換えればフィンの表面が吸取り紙のように水
滴を極端に吸寄せるものであると,水滴の自重で水の流
下が速くなり,除霜時間を短くすることができる。
【0018】例えば、親水性熱交換器9のフィン屈曲部
の射影幅が親水性熱交換器9のフィンピッチ幅より小さ
くても,フィンの屈曲部分で飛散水滴に遠心力が加わ
り,空気流路壁であるフィン表面に接触しやすくなり大
部分の水滴をフィンに付着させることができる。
【0019】図4は撥水性熱交換器8で発生した凝縮水
滴を親水性熱交換器9で捕捉した状態を示す部分拡大図
である。捕捉され凍結した凝縮水25,26は親水性熱
交換器9に蓄積されるが,フィンピッチが大きいため,
従来の親水性の室外熱交換器よりも空気流路が閉塞しに
くい。また,撥水性熱交換器8と親水性熱交換器9との
間に隙間27を設けて,フィン屈曲部に蓄積される氷が
成長して撥水性熱交換器8方向に達し,隙間27を閉塞
させてしまうことを防止している。本実施例では,フィ
ン22,24に切り起こしは設けていない。
【0020】図5は撥水性熱交換器8の他の実施例を示
す部分拡大図である。この図で5,撥水性熱交換器8の
フィン22に切り起こし部31を設けた、いわゆるスリ
ットフィンとしたものである。撥水性熱交換器8には霜
が付着しにくいため,熱伝達率の高いスリットフィンを
採用しても霜によってスリットフィン部分が目詰まりす
ることがない。
【0021】図6は親水性熱交換器9の他の実施例を示
した部分拡大図である。本実施例では,親水性熱交換器
9のフィン24に切り起こし部32を設けたハーフスリ
ットフィンである。この切り起こし部32によって飛散
水滴は、切り超こし32を設けないフィンよりも大量に
捕捉することができるので親水性熱交換器9のフィンピ
ッチを更に大きくすることが可能である。
【0022】図7は親水性熱交換器9の他の実施例を示
した部分拡大図である。本実施例では,親水性熱交換器
9のフィン24の屈曲部にも切り起こし部32を設けて
水滴の捕捉量を拡大させたものである。
【0023】図8は撥水性熱交換器8の他の実施例を示
した部分拡大図である。本実施例では,フィン22の下
流側にのみ切り起こし部31を設けたハーフスリットフ
ィンとしている。これは撥水性熱交換器8の撥水処理表
面被膜が劣化した場合に切り起こし部31で水滴を捕捉
することによって空気流路の閉塞を緩和するものであ
る。
【0024】図9は本発明の他の実施例を示す部分拡大
図である。本実施例では室外側熱交換管を2列配列した
撥水性熱交換器51と熱交換管を配置していない水滴捕
捉手段52との組合わせである。水滴捕捉手段52の前
列43は撥水性熱交換器51のフィンに対して傾きを有
している。後列44は撥水性熱交換器51のフィンと平
行である。このような構造により,撥水性熱交換器51
から発生する飛散水滴を捕捉することができる。尚、こ
の水滴捕捉手段は、枠の中に前列と後列のフィンが支持
されているものである。
【0025】一般的に、室外側熱交換器の除霜運転では
ファンを停止した状態で伝熱管にホットガスを流すもの
であるが、伝熱管を設置していない水滴捕捉手段では、
室外ユニット7の軸流ファン10を低速で回転させてホ
ットガスの熱を水滴捕捉手段52に供給し,捕捉した氷
を融解・除去するものである。
【0026】図10は図9に示す実施例の冷房運転時に
おける構造を示す部分拡大図である。本実施例は,水滴
捕捉手段52の前列43を回転あるいは変形可能とし,
冷房運転時には前列を回転させて不必要な水滴捕捉手段
52の通風抵抗を低減できるようにしたものである。
【0027】図11は親水性熱交換器9の他の実施例を
示した部分拡大図である。本実施例では,親水性熱交換
器9のフィン24の上流側を波形とすることにより水滴
捕捉を容易にするとともに,熱伝達率を高めたものであ
る。尚、これまでは親水性熱交換器9のフィン24の上
流側を屈曲させる場合について説明してきたが,フィン
24の下流側を屈曲させることにより水滴を捕捉するこ
とも可能である。
【0028】図12は撥水性熱交換器の他の実施例を示
した部分拡大図である。本実施例では,撥水性熱交換器
51は2列で,コルゲートフィン61およびハーフスリ
ットフィン62を備えている。
【0029】図13は撥水性熱交換器の他の実施例を示
した部分拡大図である。本実施例では,撥水性熱交換器
51は2列で,スリットフィン63,64を備えてい
る。
【0030】図14は撥水性熱交換器および親水性熱交
換器の組合わせの他の実施例を示した部分拡大図であ
る。本実施例では,撥水性熱交換器8は1列で,ハーフ
スリットフィン22を備えている。
【0031】図12,13および14の親水性熱交換器
9のフィン24はプレートフィンの上流側を屈曲させた
ものである。
【0032】図15は図12の撥水性熱交換器および親
水性熱交換器を備えた室外熱交換器を用いた空気調和機
の暖房運転時における各部の経時温度変化の一例を示し
たものである。フィンピッチは,撥水性熱交換器51の
1列目が1.5mm,2列目が1.4mm,親水性熱交換器9が4.
5mmである。この実験は,室外条件を気温2℃/湿度8
5%とし,室内条件を気温20℃/湿度50%とし、霜
が最も付着しやすい条件て行ったものである。また,蒸
発器の除霜に関する制御は,除霜終了後90分経過した
ときに蒸発器温度が所定温度を下回る場合に除霜運転を
行うように設定してある。
【0033】本図において,撥水性熱交換器および親水
性熱交換器を備えた室外熱交換器を用いた空気調和機の
結果は実線で示してある。比較のため,従来の親水性熱
交換器を備えた空気調和機の結果を破線で示した。従来
の空気調和機の除霜周期は45分となっている。従来の
親水性熱交換器は1列目がコルゲートフィンで,2列目
がハーフスリットフィンであり,フィンピッチはそれぞ
れ,1.5mm,1.4mmである。
【0034】この結果から,実線の室内吹出し空気温度
および蒸発器中間温度は90分間ほぼ一定である。これ
に対し,破線で示す温度は45分の間に低下している。
実線は,本発明による撥水性熱交換器と親水性熱交換器
の組合わせにより,暖房運転が少なくとも90分間連続
可能であることを示している。一方,従来の室外熱交換
器には着霜による空気流路の閉塞が起こり,暖房能力が
低下していることを示している。
【0035】上記の実験結果は室外条件が気温2℃/湿
度85%の場合の着霜実験に関するものであるが,一般
に暖房運転は室外条件が気温7℃/湿度85%を標準と
して実験を行っている。その場合,空気の絶対湿度が高
いため凝縮量が多く,親水性熱交換器あるいはファンで
捕捉されずに下流側のグリルにまで到達する水滴が若干
多くなる。長時間運転すると,水滴が下流側グリルに蓄
積されて全体の通風抵抗に影響を与えることになる。こ
れを解決するための手段を以下で説明する。
【0036】図16は本発明による一実施例を示す室外
機ファンの下流側グリルの正面図である。本実施例で
は,グリル101を縦方向に設置してある。本図では,
グリル101の奥にファンダクト104およびファン1
05が見える。グリル101のピッチ103は使用上の
安全性を考慮して10mm程度とするのが望ましい。
【0037】本実施例に示すグリル101の構造によ
り,上述の親水性熱交換器で捕捉し切れずにグリル10
1に付着した水滴は、水滴の自重で流下させて通風抵抗
の増加を抑制したものである。
【0038】図17は本発明による他の実施例を示す室
外機ファンの下流側グリルの正面図である。本実施例で
は,グリル101を傾斜させて設置してある。
【0039】図18は本発明による他の実施例を示す室
外機ファンの下流側グリルの正面図である。本実施例で
は,2方向に傾斜したグリル101を組合わせて菱形状
に配置してある。
【0040】図19は本発明による他の実施例を示す室
外機ファンの下流側グリルの正面図である。本実施例で
は,グリル101をハニカム形状としてある。
【0041】図20は本発明による他の実施例を示す室
外機ファンの下流側グリルの正面図である。本実施例で
は,グリル101をV字形としてある。
【0042】図21は本発明による他の実施例を示す室
外機ファンの下流側グリルの正面図である。本実施例で
は,グリル101を逆V字形としてある。
【0043】図22は現行の室外機ファンの下流側グリ
ルの正面図である。本実施例では,グリル101を水平
方向に設置してある。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば,優れた撥水性を示す熱
交換器から飛散する微細な凝縮水滴をファンの上流で捕
捉・除去することが可能な,通風抵抗が比較的小さく,
除霜周期の長い,低騒音の熱交換装置を提供することが
できる。
【0045】また,着霜による空気流路の閉塞を緩和し
て除霜周期を長くすることができ,空気調和機の暖房運
転時の快適性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す空気調和機の概略断面
図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】図2の部分拡大断面図である。
【図4】本発明による熱交換器の一実施例を示す部分拡
大図である。
【図5】本発明による撥水性熱交換器の他の実施例を示
す部分拡大図である。
【図6】本発明による親水性熱交換器の他の実施例を示
す部分拡大図である。
【図7】本発明による親水性熱交換器の他の実施例を示
す部分拡大図である。
【図8】本発明による撥水性熱交換器の他の実施例を示
す部分拡大図である。
【図9】本発明による熱交換器ユニットの他の実施例を
示す部分拡大図である。
【図10】図8に示す実施例の冷房運転時における構造
を示す部分拡大図である。
【図11】本発明による親水性熱交換器の他の実施例を
示す部分拡大図である。
【図12】本発明による撥水性熱交換器の他の実施例を
示す部分拡大図である。
【図13】本発明による撥水性熱交換器の他の実施例を
示す部分拡大図である。
【図14】本発明による撥水性熱交換器の他の実施例を
示す部分拡大図である。
【図15】図12の撥水性熱交換器および親水性熱交換
器を備えた室外熱交換器を用いた空気調和機の暖房運転
時における各部の経時温度変化である。
【図16】本発明による一実施例を示す室外機ファンの
下流側グリルの正面図である。
【図17】本発明による他の実施例を示す室外機ファン
の下流側グリルの正面図である。
【図18】本発明による他の実施例を示す室外機ファン
の下流側グリルの正面図である。
【図19】本発明による他の実施例を示す室外機ファン
の下流側グリルの正面図である。
【図20】本発明による他の実施例を示す室外機ファン
の下流側グリルの正面図である。
【図21】本発明による他の実施例を示す室外機ファン
の下流側グリルの正面図である。
【図22】現行の室外機ファンの下流側グリルの正面図
である。
【符号の説明】
1…室内ユニット,2…熱交換器,3…貫流ファン,
4,4’…冷媒配管,5…圧縮機,6…膨張弁,7…室
外ユニット,8…撥水性熱交換器,9…親水性熱交換
器,10…軸流ファン,11…ファンダクト,12…風
向,21,23…伝熱管,22,24…フィン,25,
26…霜,27…隙間,31,32…切り起こし部,4
1…伝熱管,42…フィン,43,44…水滴捕捉フィ
ン,51…撥水性熱交換器,52…水滴捕捉手段,10
1…グリル,102…空気流路,103…グリルピッ
チ,104…ファンダクト,105…ファン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F25B 39/02 F25B 39/02 V (72)発明者 畑田 敏夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換器とファンとを備え,このファンを
    用いて空気を強制対流させてなる熱交換装置において,
    前記熱交換器の空気上流側熱交換器の表面を撥水性と
    し,下流側熱交換器の表面を非撥水性とするとともに,
    前記上流側熱交換器のフィンピッチよりも下流側熱交換
    器のフィンピッチを大きくした熱交換装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、下流側熱交換器のフィ
    ンの少なくとも一部を屈曲させた熱交換装置。
  3. 【請求項3】撥水性熱交換器と、ファンとを備え,この
    撥水性熱交換器とファンの間に水滴捕捉手段あるいは非
    撥水性熱交換器を設置した熱交換装置において,前記水
    滴捕捉手段あるいは非撥水性熱交換器の通気抵抗を可変
    とした熱交換装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    において、熱交換装置を室外機として用いた空気調和
    機。
JP13294198A 1997-05-16 1998-05-15 熱交換装置およびこれを用いた空気調和機 Pending JPH1130494A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003130393A (ja) * 2001-10-18 2003-05-08 Hitachi Ltd 空気調和機
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