JPH11304922A - 物体検知装置 - Google Patents

物体検知装置

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Publication number
JPH11304922A
JPH11304922A JP10125773A JP12577398A JPH11304922A JP H11304922 A JPH11304922 A JP H11304922A JP 10125773 A JP10125773 A JP 10125773A JP 12577398 A JP12577398 A JP 12577398A JP H11304922 A JPH11304922 A JP H11304922A
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JP
Japan
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light
signal
circuit
emitting element
light receiving
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Application number
JP10125773A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Sugimura
圭一 杉村
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Ricoh Optical Industries Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Optical Industries Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Optical Industries Co Ltd filed Critical Ricoh Optical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、高価で、外乱光や電気的外乱、変
調光の受光増幅における受光信号増幅回路の帯域のゲイ
ン不足やスルーレート不足により物体を誤検知するとい
う課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、発光素子LEDからの出射
光がその光路上で散乱反射した光を受光する受光素子
と、この受光素子からの電気信号を増幅する受光信号増
幅回路とを有し、前記出射光を予め定めた周波数で変調
する物体検知装置において、前記発光素子の変調による
光波形を正弦波もしくは正弦波に準じた波形もしくは積
分波形とする手段S2を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走ロボットの障
害物回避のための物体検知、複写機やイメ−ジスキャナ
等の画像読取装置の複写原稿又は読取原稿の有無及び/
又は原稿位置及び/又は原稿サイズを装置側で自動的に
検知する原稿検知、自動ドアの開閉のための人体検知等
に用いられる物体検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は投受光により物体を検知する従
来の物体検知装置の光学系を示す。この物体検知装置に
おいては、発光素子4から出射した光は、投光レンズ3
で略平行光にコリメートされて出射される。この出射光
の光路上に物体13(たとえば人体)がある場合、投光
レンズ3からの出射光は、その光路上の物体13によっ
て拡散反射される。この拡散反射された光は、受光レン
ズ5で集光され、受光素子6に入射する。この物体検知
装置は、発光素子4の出射光がその光路上の物体13で
拡散反射した光を検出し、光路上の物体13の有無を判
別する。
【0003】次に、この従来の物体検知装置の電気系に
ついて説明する。図6はこの従来の物体検知装置の電気
系の構成を示す。この物体検知装置は、発光素子4の出
射光がその光路上の物体13で拡散反射した光を受光素
子6で検出し、出射光の光路上の物体13の有無を判別
する。
【0004】ところが、受光素子6には、出射光の光路
上の物体13で拡散反射した光のみならず、外乱光も入
射する。このため、受光素子6に入射した光が、発光素
子4の出射光であるか外乱光であるかを区別することが
必要になる。そこで、発光素子4はあらかじめ定めた周
波数で変調点灯し、受光素子6に入射した光が発光素子
4の変調周波数と同じ周波数であった場合に受光素子6
に入射した光を発光素子4から出射してその出射光の光
路上の物体13で拡散反射した光であると判断し、出射
光の光路上に物体13が有ると判断する。
【0005】発光素子4は発光素子駆動回路19によっ
て変調点灯されるが、その変調周波数は発振器20によ
ってあらかじめ定められた周波数が指示される。図19
は従来の発光素子駆動回路19の例を示す。この発光素
子駆動回路19は発振器20となる矩形波信号源S1、
ゲートG1、抵抗R1〜R4及びトランジスタTR1か
らなる。矩形波信号源S1からの矩形波信号は、必要に
応じて別途指示される変調制御信号によりゲートG1を
通過して抵抗R4を通り、トランジスタTR1を駆動す
る。トランジスタTR1にはその矩形波信号に準じたコ
レクタ電流が流れ、このコレクタ電流が発光素子4とし
ての発光ダイオードLEDを駆動して発光ダイオードL
EDがそのコレクタ電流に比例した光を出射する。
【0006】この発光ダイオードLEDからの出射光の
光路上に物体13が置かれた場合、発光素子4から出射
した変調光は、その光路上に置かれた物体13によって
拡散反射され、受光素子6に入射する。物体13で拡散
反射されて受光素子6に入射した光は、受光素子6によ
り受光信号に変換されて直流増幅器からなる受光信号増
幅回路18によって増幅され、受光増幅信号として比較
器16に入力される。図20は受光信号増幅回路18の
例を示す。この受光信号増幅回路18は、コンデンサC
1,C2及び抵抗R5,R7が入出力端子間に接続され
た2つのアンプA1,A2と、このアンプA1,A2の
間に設けられた抵抗R6とからなり、受光素子6からの
受光信号を増幅する。
【0007】受光信号増幅回路18から出力される受光
増幅信号は、基本的には0V電圧を基準として受光素子
6が受けた受光光量に比例した電圧レベルとなる信号で
ある。そして、受光素子6が受ける光は変調点灯された
発光素子4から出射した光が物体13によって拡散反射
された光であるから、受光増幅信号は0V電圧を基準と
して受光素子6が受けた受光光量に比例した電圧レベル
となる変調信号である。図17は発光素子4の矩形波の
駆動波形、発光素子4の光波形、受光信号増幅回路18
の出力波形を示す。
【0008】比較器16は、基準電圧設定回路17から
の基準電圧と受光信号増幅回路18からの受光増幅信号
とを比較し、受光増幅信号が基準電圧より大きい場合に
は「1」、受光増幅信号が基準電圧より小さい場合には
「0」となる2値化信号を受光信号識別回路15に入力
する。図23は、受光増幅信号の例と、この受光増幅信
号を2値化した2値化信号の例を示す。
【0009】図26は、受光信号識別回路15の処理フ
ロ−を示す。受光信号識別回路15は、発振器20から
の信号の周波数(発光素子4の変調周波数)と比較器1
6からの2値化信号の周波数を比較し、これらが同じ周
波数でない場合には受光素子6に入射した光は発光素子
4から出射した光が物体13によって拡散反射されて受
光素子6に入射した光ではないと判定し、つまり、出射
光の光路上に物体13が無いと判定する。
【0010】また、受光信号識別回路15は、発振器2
0からの信号の周波数(発光素子4の変調周波数)と比
較器16からの2値化信号の周波数とが同じ周波数であ
る場合には、発光素子4から出射した光が物体13によ
って拡散反射されて受光素子6に入射したと判定し、つ
まり、出射光の光路上に物体13が有ると判定する。従
って、受光信号識別回路15は、出射光の光路上に物体
13が有るか否かを判定する物体有無判定手段を構成す
る。
【0011】図13は、物体検知装置の他の例である原
稿検知装置の一例の機械光学系を示す。この原稿検知装
置においては、発光素子4から出射した光は、投光レン
ズ3で略平行光にコリメ−トされてハ−フミラ−2で反
射され、回転ミラ−7に入射して反射される。この回転
ミラ−7で反射された光は、光路11に沿ってコンタク
トガラス1からなる原稿載置台に向かう。光走査手段と
しての回転ミラ−7は、モ−タ8によって回転駆動さ
れ、回転ミラ−7で反射された光がコンタクトガラス1
を軌跡12に沿って走査する。コンタクトガラス1は複
写機、イメ−ジスキャナ等の画像読取装置において、原
稿が載置される原稿載置台であり、コンタクトガラス1
上の原稿は画像読取装置により画像が読み取られる。
【0012】エンコ−ダ読み取りセンサ9及びエンコ−
ダディスク10は、回転ミラ−7からの出射光がコンタ
クトガラス1上のどの位置にいるかを知る為のエンコ−
ダを構成し、エンコ−ダディスク10がモ−タ8に取り
付けられてモ−タ8により回転駆動される。このエンコ
−ダディスク10をエンコ−ダ読み取りセンサ9で読み
取ることで、回転ミラ−7からの出射光がコンタクトガ
ラス1上のどの位置を走査しているかを知ることができ
る。
【0013】コンタクトガラス1の上に原稿が置かれて
いた場合、回転ミラ−7からの出射光はコンタクトガラ
ス1上の原稿で拡散反射される。この拡散反射された光
は、回転ミラ−7からの出射光と同じ光路11を逆に進
んで回転ミラ−7で反射され、ハ−フミラ−2を透過し
て受光レンズ5で集光され、受光素子6に入射する。こ
の原稿検知装置は、発光素子4の出射光がコンタクトガ
ラス1上の原稿で拡散反射された光を受光素子6で検出
し、コンタクトガラス1上の原稿の有無を判別する。
【0014】次に、この原稿検知装置の電気系について
説明する。図8は、この原稿検知装置の電気系の構成を
示す。この原稿検知装置の電気系は、先に説明した物体
検知装置の図6に示す電気系と同様なもの4、6、15
〜20に出射光走査位置識別回路21と原稿サイズ判定
回路14を設けたものであり、受光信号識別回路15が
コンタクトガラス1上の原稿の有無を判別した信号を原
稿サイズ判定回路14に入力したときのコンタクトガラ
ス1上の出射光の走査位置を出射光走査位置識別回路2
1によって知り、原稿の大きさを判定する。
【0015】ここに、受光信号識別回路15は、図27
に示すように、発振器20からの信号の周波数(発光素
子4の変調周波数)と比較器16からの2値化信号の周
波数を比較し、これらが同じ周波数でない場合には受光
素子6に入射した光は発光素子4から出射した光がコン
タクトガラス1上の原稿によって拡散反射されて受光素
子6に入射した光ではないと判定し、つまり、コンタク
トガラス1上に原稿が無いと判定する。
【0016】また、受光信号識別回路15は、発振器2
0からの信号の周波数(発光素子4の変調周波数)と比
較器16からの2値化信号の周波数とが同じ周波数であ
る場合には、発光素子4から出射した光がコンタクトガ
ラス1上の原稿によって拡散反射されて受光素子6に入
射したと判定し、つまり、コンタクトガラス1上に原稿
が有ると判定する。従って、受光信号識別回路15は、
コンタクトガラス1上に物体としての原稿が有るか否か
を判定する物体有無判定手段としての原稿有無判定手段
を構成する。
【0017】出射光走査位置識別回路21は、エンコ−
ダディスク10とエンコ−ダ読み取りセンサ9からなる
エンコーダで、回転ミラ−7からの出射光がコンタクト
ガラス1上のどの位置にいるかを識別する為の出射光走
査位置識別手段を構成し、出射光走査位置識別信号を原
稿サイズ判定回路14に入力する。
【0018】原稿サイズ判定回路14は、受光信号識別
回路15から原稿検知信号が入力されたときには出射光
のコンタクトガラス1上の走査位置を出射光走査位置識
別回路21からの出射光走査位置識別信号より読み取
り、原稿23がコンタクトガラス1の上に置かれた位置
に換算する。コンタクトガラス1に原稿23を置くとき
に基準位置を決めて置くと、原稿サイズ判定回路14
は、受光信号識別回路15でコンタクトガラス1上に原
稿23があると判定して受光信号識別回路15から原稿
検知信号が入力されたときに出射光走査位置識別回路2
1からの出射光走査位置識別信号より出射光の走査位置
を知って原稿13の大きさを判定する。従って、原稿サ
イズ判定回路14は、原稿23の位置及び大きさを判定
する原稿サイズ判定手段を構成する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の物体検知装
置では、光路上に物体がないときの受光信号増幅回路1
8の出力信号のレベルを基準として物体13、23を検
出する。一般的には物体13、23がないときの受光信
号増幅回路18の出力信号レベルは0Vであり、物体1
3、23がないときの受光信号増幅回路18の出力信号
レベルが0Vになっていないと、物体13、23を検出
できなくなったり、物体13、23がないのにあると判
断してしまうことがある。
【0020】物体13、23がないときに受光信号増幅
回路18の出力が0Vにならない要因としては、外乱光
や受光素子6の暗電流によるオフセット電圧、受光信号
増幅回路18や受光素子6の温度特性によるオフセット
電圧の変動、変調光の受光増幅における受光信号増幅回
路18の帯域の不足やスルーレートの不足による受光増
幅信号の浮き上がり等がある。受光信号増幅回路18の
出力にオフセット電圧が加わると、出射光の光路上に物
体13、23が置かれていなくても物体有りと判断して
しまう。また、受光信号増幅回路18の帯域の不足やス
ルーレートの不足による受光増幅信号の浮き上がりは物
体13、23を検出できなくしてしまう。
【0021】外乱光によるオフセット電圧について説明
すると、受光素子6には出射光の光路上の物体13、2
3からの拡散反射光のみならず、外乱光も入射する。外
乱光は物体検知装置が置かれた状況によって変化する
が、外乱光は発光素子4の出射光が物体13、23で拡
散反射した光に重なり、外乱光に属するバックグランド
光はオフセット電圧となって受光信号増幅回路18の出
力に現れてくる。受光信号増幅回路18の増幅度が大き
いため、微少なバックグランド光も物体検知に影響する
くらい大きいオフセット電圧になることもある。
【0022】暗電流によるオフセット電圧について説明
すると、ホトダイオードは暗電流が流れ、受光素子6に
ホトダイオードを使用した場合はホトダイオードの暗電
流が受光信号増幅回路18によって増幅されてオフセッ
ト電圧として出力される。図20に示した受光信号増幅
回路の例では、受光素子6としてのホトダイオードPD
の暗電流はアンプA1、A2で増幅される。
【0023】温度特性について説明すると、ホトダイオ
ードPDの暗電流は温度により増減する特性を持つた
め、受光信号増幅回路18の増幅度を大きくすると、受
光信号増幅回路18の出力に現れるオフセット電圧の変
動も大きくなる。受光信号増幅回路18も温度特性があ
り、この温度特性はオフセット電圧の変動として現れ
る。図20に示した受光信号増幅回路の例では、アンプ
A1のオフセット電圧がアンプA2で増幅されて大きく
なる。
【0024】図24は原稿検知装置において受光信号増
幅回路18から出力される受光増幅信号にオフセット電
圧が(+)に現れた例を示す。図24の例では、オフセ
ット電圧が基準電圧設定回路17からの基準電圧を超え
たため、比較器16の出力は「1」になったままの状態
となってしまう。オフセット電圧が(−)に現れた場合
には原稿が検知されなかったりする。
【0025】この問題を解決するために、従来は受光信
号増幅回路18にオフセットキャンセル回路を付加した
り、基準電圧設定回路17にオフセット補償回路を付加
したりすることが行われている。しかし、オフセットキ
ャンセル回路やオフセット補償回路は、原理的に複雑で
高価であり、物体検知装置が高価なものとなる。
【0026】ゲイン不足について説明すると、受光素子
6で検出する物体からの拡散反射光は微少であるため、
受光増幅信号増幅回路18の増幅度を大きくする必要が
ある。受光信号増幅回路18の増幅度を大きくすると、
受光信号増幅回路18の周波数特性の高域側のゲインが
低下してしまう。受光信号増幅回路18の周波数特性の
高域側のゲインが低下し、発光素子4の変調点灯された
出射光の持つ周波数帯域をカバーできなくなってしまう
と、受光増幅信号の0V側のレベルが浮き上がってしま
う。図21は受光信号増幅回路18の周波数特性の高域
側のゲインが低下し、発光素子4の変調周波数での受光
信号増幅回路18のゲインが不足した場合の周波数特性
を示す。
【0027】受光信号増幅回路18に要求される周波数
帯域は、受光信号増幅回路18が増幅する信号の帯域で
ある。この物体検知装置は、発光素子4から放射されて
物体13、23で拡散反射された光を受光素子6で光電
変換して受光信号増幅回路18で増幅し、この受光信号
増幅回路18からの受光増幅信号の変化を観察して物体
の有無を判別する。このため、発光素子4が放射する光
の波形すなわち発光素子4を駆動する信号の波形が受光
信号増幅回路18が増幅する信号であり、発光素子4を
駆動する信号の周波数帯域が受光信号増幅回路18に要
求される周波数帯域となっている。
【0028】発光素子4の変調点灯では、制御の簡便さ
から、矩形波で発光素子4の駆動がなされ、発光素子4
の発光波形も矩形波となる。図17は発光素子4の矩形
波の駆動波形、発光素子4の光波形、受光信号増幅回路
18の出力波形を示す。矩形波のパワースペクトル分布
は、その基本周波数となる変調周波数と、基本周波数よ
りも周波数の高い高調波を含む。図16はその様子を示
す。図16に示すように受光信号増幅回路(アンプ)1
8の周波数特性が発光素子4の変調点灯された出射光の
基本周波数となる変調周波数よりも大幅に高域までカバ
ーしていないと、受光信号増幅回路18からの受光増幅
信号は発光素子4の変調点灯された矩形波の出射光を再
現できず、また、受光増幅信号の0V側のレベルが浮き
上がることがある。図18は受光増幅信号が浮き上がっ
ている様子を示す。
【0029】受光信号増幅回路18のスルーレート不足
について説明すると、物体からの拡散反射光の光量は、
物体の濃度に比例する。図22は物体濃度と受光増幅信
号電圧の関係を示す。受光信号増幅回路18のスルーレ
ートが小さいと、非常に明るい物体が出射光の光路上に
置かれた場合、受光増幅信号の振幅が大きくなり、受光
信号増幅回路18のスルーレートが足りなくなってしま
い、受光信号増幅回路18のゲインが不足したと同じよ
うに、受光増幅信号の0V側のレベルが浮き上がってし
まう。図25は原稿検知装置で受光信号増幅回路18の
スルーレートが不足したときの様子を示す。そこで、受
光信号増幅回路18は、高帯域・高利得・高スルーレー
トのアンプを使用することになる。しかし、高帯域・高
利得・高スルーレートのアンプは高価であるため、従来
の物体検知装置は高価なものとなっている。
【0030】電気ノイズにつて説明すると、受光信号増
幅回路18の出力信号には、物体で拡散反射された発光
素子4の出射光、外乱光の信号のほかに、電気的外乱の
信号が現れる。この受光信号増幅回路18の出力信号を
比較器16に入力し基準電圧と比較して2値化した後、
その2値化信号の周期を確認した場合、物体で拡散反射
された発光素子4の出射光の信号が外乱光や電気的外乱
の信号に埋もれてしまい、発光素子4の変調周波数と同
じ周波数を確認することができず、物体を検知できなく
なることがあった。
【0031】しかし、従来は、外乱光に対する対策は無
く、電気的外乱に対しては、電気的外乱を受け難くする
程度の対策しか無く、信頼性が低かった。以上のよう
に、従来の物体検知装置は、物体を検知できないか、検
知できたとしても誤検知となることを回避するため、高
価なものになっていた。また、物体検知装置は、このよ
うに高価なものであっても信頼性が低かった。
【0032】請求項1に係る発明は、高価な高帯域・高
利得・高スルーレートのアンプが不要となり、安価な汎
用アンプを使用して安価に実現できる物体検知装置を提
供することを目的とする。請求項2に係る発明は、直流
成分であるオフセット電圧を容易に排除できて高価なオ
フセットキャンセル回路やオフセット補償回路が不要で
安価に実現でき、発光素子の変調周波数の帯域での受光
信号増幅回路のゲインが不足しても、また、受光信号増
幅回路のスルーレートが不足してもその影響を受けるこ
とがなく、更に、受光信号増幅回路に汎用の安価なアン
プを使用することができて一層安価にできる物体検知装
置を提供することを目的とする。請求項3に係る発明
は、外乱光や電気的外乱の影響を小さくすることができ
て信頼性を高めることができる物体検知装置を提供する
ことを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、発光素子からの出射光を投
光する手段と、この手段で投光した出射光がその光路上
で散乱反射した光を受光して電気信号に変換する受光素
子と、この受光素子で変換した電気信号を増幅する受光
信号増幅回路とを有し、前記出射光を予め定めた周波数
で変調し、前記受光信号増幅回路からの受光増幅信号の
変化を観測して該受光増幅信号が前記出射光の変調周波
数と同じ周波数である場合に前記出射光の光路上に物体
が有ることを検出する物体検知装置において、前記発光
素子の変調による光波形を正弦波もしくは正弦波に準じ
た波形もしくは積分波形とする手段を備えたものであ
る。
【0034】請求項2に係る発明は、請求項1記載の物
体検知装置において、前記受光信号増幅回路を交流増幅
回路としたものである。請求項3に係る発明は、請求項
2記載の物体検知装置において、前記交流増幅回路に前
記出射光の変調周波数を概略中心としたバンドパス特性
を付加したものである。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態は、上述した従
来の物体検知装置において、発光素子4の変調による光
波形を正弦波もしくは正弦波に準じた波形、もしくは積
分波形として、変調した光波形の周波数帯域を下げ、受
光信号増幅回路18が増幅する受光信号の帯域を下げる
ようにしており、受光信号増幅回路18が従来必要とし
ていた高価な高帯域・高利得・高スルーレートのアンプ
が不要となり、安価な汎用アンプを使用できる。
【0036】図3は発光素子4の駆動波形を正弦波もし
くは正弦波に準じた波形にしたときの発光素子4の光波
形とその時の受光信号増幅回路18の出力の状態を示
す。先に説明したように、上記物体検知装置は、発光素
子4から放射されて物体で拡散反射された光を受光素子
6で光電変換して受光信号増幅回路18で増幅し、この
受光信号増幅回路18からの受光増幅信号の変化を観察
して物体の有無を判別する。このため、発光素子4を駆
動する信号の波形が受光信号増幅回路18に伝わること
になる。
【0037】発光素子4の駆動波形が変調周波数を基本
周波数として高い周波数成分を含む矩形波であれば、受
光信号増幅回路18の周波数特性はその矩形波が持つ高
い周波数をカバーすることが求められる。発光素子4の
駆動波形が変調周波数の正弦波であれば、受光信号増幅
回路18の周波数特性はその変調周波数をカバーすれば
良く、受光信号増幅回路18の周波数特性を発光素子4
の駆動波形を矩形波とした場合に比べて低くできる。図
14は正弦波のパワースペクトル分布を示す。
【0038】図1は本発明の第1の実施形態において発
光素子4を駆動する正弦波駆動回路を示す。この第1の
実施形態は、上記従来の図6及び図12に示す物体検知
装置において、上記発光素子駆動回路19を図1に示す
正弦波駆動回路としたもので、受光信号増幅回路18と
して安価な汎用アンプを用いることができる。この正弦
波駆動回路は発振器20となる正弦波信号源S2、トラ
ンジスタTR2からなるゲート、抵抗R1〜R3,R
8、コンデンサC3およびトランジスタTR1からな
る。
【0039】正弦波信号源S2からの正弦波信号は抵抗
R8、コンデンサC3を介してトランジスタTR1を駆
動し、トランジスタTR1に正弦波信号に準じたコレク
タ電流が流れる。トランジスタTR1を流れるコレクタ
電流は発光素子4である発光ダイオードLEDを駆動す
る。発光ダイオードLEDの発する光波形は、トランジ
スタTR1のコレクタ電流に比例する。抵抗R1,R2
はトランジスタTR1のバイアス電圧Vbを決定する。
このバイアス電圧Vbを適当に設定すれば、トランジス
タTR1のコレクタ電流の変化を正弦波としたり、正弦
波の半波整流波形としたりすることができる。トランジ
スタTR2は必要に応じて別途指示される変調制御信号
によりオン/オフして正弦波信号源S2からの正弦波信
号をオン/オフさせることで、発光ダイオードLEDの
変調の開始、停止を制御する。
【0040】本発明の第2の実施形態は、上述した上記
従来の図8及び図13に示す物体検知装置としての原稿
検知装置において、上記発光素子駆動回路19を図1に
示す正弦波駆動回路としたもので、受光信号増幅回路1
8として安価な汎用アンプを用いることができる。
【0041】図2は本発明の第3の実施形態における積
分波形駆動回路を示す。この第3の実施形態は、上記第
1の実施形態の物体検知装置において、発光素子駆動回
路19を図2に示す積分波形駆動回路としたもので、受
光信号増幅回路18として安価な汎用アンプを用いるこ
とができる。図4は発光素子4の駆動波形を積分波形に
した本実施形態における発光素子4の光波形とその時の
受光信号増幅回路18の出力の状態を示す。図2に示す
積分波形駆動回路は、発振器20となる矩形波信号源S
1、ゲートG1、抵抗R1〜R4、コンデンサC4及び
トランジスタTR1からなる。
【0042】矩形波信号源S1からの矩形波信号は、ゲ
ートG1及び抵抗R4を経由してトランジスタTR1を
駆動する。トランジスタTR1を流れるコレクタ電流は
発光素子4である発光ダイオードLEDを駆動する。ゲ
ートG1の出力は矩形波であるが、トランジスタTR1
に伝わる信号は、抵抗R4、コンデンサC4からなる積
分回路によって積分されて積分波形に成形される。この
積分回路は、ハイカットフィルタであり、ゲートG1か
らトランジスタTR1への矩形波信号の高域の周波数成
分のパワーを著しく低下させる。その結果、トランジス
タTR1を流れるコレクタ電流が積分波形となって発光
ダイオードLEDの発する光波形の周波数帯域が低下す
る。そのため、受光信号増幅回路18に要求される周波
数特性を下げることができる。図15は上記積分波形の
パワースペクトル分布の例を示す。
【0043】本発明の第4の実施形態は、上記第2の実
施形態の物体検知装置としての原稿検知装置において、
発光素子駆動回路19を図2に示す積分波形駆動回路と
したもので、受光信号増幅回路18として安価な汎用ア
ンプを用いることができる。
【0044】これらの第1の実施形態乃至第4の実施形
態は、発光素子4からの出射光を投光する手段としての
投光レンズ3等の光学系と、この手段で投光した出射光
がその光路上で散乱反射した光を受光して電気信号に変
換する受光素子6と、この受光素子6で変換した電気信
号を増幅する受光信号増幅回路18とを有し、前記出射
光を予め定めた周波数で変調し、前記受光信号増幅回路
18からの受光増幅信号の変化を観測して該受光増幅信
号が前記出射光の変調周波数と同じ周波数である場合に
前記出射光の光路上に物体13、23が有ることを検出
する物体検知装置において、前記発光素子4の変調によ
る光波形を正弦波もしくは正弦波に準じた波形もしくは
積分波形とする手段としての正弦波信号源S2もしくは
抵抗R4及びコンデンサC4からなる積分回路を備えた
ので、高価な高帯域・高利得・高スルーレートのアンプ
が不要となり、安価な汎用アンプを使用して安価に実現
できる。
【0045】本発明の第5の実施形態乃至第8の実施形
態は、上記第1の実施形態乃至第4の実施形態におい
て、それぞれ、受光信号増幅回路18を交流増幅回路か
らなる受光信号交流増幅回路22としたものである。図
5は第7の実施形態の構成を示し、図7は第8の実施形
態の構成を示す。
【0046】図9は上記受光信号交流増幅回路22の構
成を示し、図10は受光信号交流増幅回路22及び比較
器16の出力信号を示す。この受光信号交流増幅回路2
2は、コンデンサC1,C2及び抵抗R5、R7が入出
力端子間に接続された2つのアンプA1、A2と、この
アンプA1、A2の間に設けられた抵抗R6及びコンデ
ンサC5の直列回路からなり、受光素子6からの受光信
号を増幅する。コンデンサC5はアンプA1とA2とを
交流結合する。
【0047】オフセット電圧は直流成分であり、受光信
号増幅回路18を受光信号交流増幅回路22とすること
でオフセット電圧を排除することができる。受光素子6
に入射するバックグランド光の直流成分は、受光信号交
流増幅回路22によって排除される。従って、受光信号
増幅回路18を受光信号交流増幅回路22とすることに
よって、従来必要としていたオフセットキャンセル回路
やオフセット補償回路は不要となり、安価な物体検知装
置を実現することができる。
【0048】図9に示すように、受光素子6にはホトダ
イオ−ドPDを使用している。ホトダイオ−ドPDの暗
電流はアンプA1で増幅されるが、アンプA1とアンプ
A2の接続がコンデンサC5により交流結合となってい
る為、ホトダイオ−ドPDの暗電流はアンプA2には伝
わらない。従って、比較器16にはホトダイオ−ドPD
の暗電流の影響が伝わらない。アンプA1のオフセット
電圧もコンデンサC5によりアンプA2には伝わらな
い。比較器16にはアンプA2のオフセット電圧のみが
伝わる。アンプA2のオフセット電圧は増幅されないの
で小さい。
【0049】先に述べたように、ホトダイオ−ドPDの
温度特性はオフセット電圧の変化として現れる。このホ
トダイオ−ドPD並びにアンプA1の温度特性の影響は
コンデンサC5により比較器16には伝わらず、アンプ
A2のオフセット電圧の温度特性の影響のみが比較器1
6に伝わる。アンプA2のオフセット電圧の温度特性の
影響は増幅されないので小さい。従って、受光信号増幅
回路18を受光信号交流増幅回路22としたことによっ
て、従来必要としていたオフセットキャンセル回路やオ
フセット補償回路は不要となり、安価な物体検知装置を
実現できる。
【0050】受光信号増幅回路18を受光信号交流増幅
回路22としたことによって、受光増幅信号は0Vを挟
んだ振幅信号となる。受光信号交流増幅回路22の周波
数特性が悪化し、発光素子4の変調周波数の帯域での受
光信号交流増幅回路22のゲインが不足した場合も、受
光信号交流増幅回路22の出力は0Vを挟んでの振幅が
小さくなるのみである。基準電圧設定回路17で基準電
圧を0Vに近いところに設定すれば、発光素子4の変調
周波数の帯域での受光信号交流増幅回路22のゲインが
不足してもその影響はほとんど受けない。
【0051】明るい濃度の物体が光路上に置かれ、受光
素子6に入射する光の光量が大きくなった時に、受光信
号交流増幅回路22のスル−レ−トが不足しても、その
出力は0Vを挟んでの振幅が小さくなるのみである。基
準電圧設定回路17で基準電圧を0Vに近いところに設
定すれば、受光信号交流増幅回路22のスル−レ−トが
不足しても物体の濃度の影響はほとんど受けない。従っ
て、受光信号交流増幅回路22は汎用の安価なアンプを
使用でき、汎用の安価な原稿検知装置を実現できる。
【0052】このように、第5の実施形態乃至第8の実
施形態は、第1の実施形態乃至第4の実施形態におい
て、それぞれ、受光信号増幅回路18を受光信号交流増
幅回路22としたので、直流成分であるオフセット電圧
を容易に排除でき、従来必要としていた高価なオフセッ
トキャンセル回路やオフセット補償回路は不要となり、
安価な物体検知装置を実現することができる。
【0053】しかも、受光信号交流増幅回路の出力が0
Vを挟んだ振幅信号であるので、基準電圧を0Vに近い
ところに設置すれば、発光素子の変調周波数での帯域の
受光信号交流増幅回路のゲインが不足しても、その影響
はほとんど受けることが無く、受光信号交流増幅回路に
は汎用の安価なアンプを使用することができ、安価な原
稿検知装置を実現することができる。さらに、受光信号
交流増幅回路の出力は0Vを挟んだ振幅信号となるの
で、基準電圧を0Vに近いところに設置すれば、受光信
号交流増幅回路のスル−レ−トが不足しても、物体濃度
の影響はほとんど受けることが無く、受光信号交流増幅
回路には汎用の安価なアンプを使用することができ、安
価な物体検知装置を実現することができる。
【0054】本発明の第9の実施形態乃至第12の実施
形態は、上記第5の実施形態乃至第8の実施形態におい
て、それぞれ、受光信号交流増幅回路22に発光素子4
の変調周波数を概略中心としたバンドパス特性を付加し
た構成としたものである。図11は受光信号交流増幅回
路22の周波数特性を示す。受光信号交流増幅回路22
が発光素子4の変調周波数を概略中心としたバンドパス
特性を有することにより、比較器16による受光増幅信
号の2値化の前に、受光信号交流増幅回路22が受光増
幅信号から発光素子4の変調周波数を概略中心とした周
波数成分を取り出すことができ、外乱光や電気的外乱の
影響を小さくすることができ、信頼性が従来よりも高い
原稿検知装置を実現することができる。
【0055】このように、この第9の実施形態乃至第1
2の実施形態は、上記第5の実施形態乃至第8の実施形
態において、それぞれ、受光信号交流増幅回路22に前
記出射光の変調周波数を概略中心としたバンドパス特性
を付加したので、比較器による受光増幅信号の2値化の
前に発光素子の変調周波数を概略中心とした周波数成分
を取り出すことができ、外乱光や電気的外乱の影響を小
さくすることができ、信頼性が従来よりも高い物体検知
装置を実現することができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、上記構成により、高価な高帯域・高利得・高スルー
レートのアンプが不要となり、安価な汎用アンプを使用
して安価に実現できる。請求項2に係る発明によれば、
上記構成により、直流成分であるオフセット電圧を容易
に排除できて高価なオフセットキャンセル回路やオフセ
ット補償回路が不要で安価に実現でき、発光素子の変調
周波数の帯域での受光信号増幅回路のゲインが不足して
も、また、受光信号増幅回路のスルーレートが不足して
もその影響を受けることがなく、更に、受光信号増幅回
路に汎用の安価なアンプを使用することができて一層安
価にできる。請求項3に係る発明によれば、上記構成に
より、外乱光や電気的外乱の影響を小さくすることがで
きて信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態において発光素子を駆
動する正弦波駆動回路を示す回路図である。
【図2】本発明の第3の実施形態において発光素子を駆
動する積分波形駆動回路を示す回路図である。
【図3】物体検知装置において発光素子の駆動波形を正
弦波とした時の発光素子の光波形と受光信号増幅回路の
出力を示す波形図である。
【図4】物体検知装置において発光素子の駆動波形を積
分波形とした場合の発光素子の光波形と受光信号増幅回
路の出力を示す波形図である。
【図5】本発明の第7の実施形態の電気系を示すブロッ
ク図である。
【図6】従来の物体検知装置の電気系を示すブロック図
である。
【図7】本発明の第8の実施形態の電気系を示すブロッ
ク図である。
【図8】従来の原稿検知装置の電気系を示すブロック図
である。
【図9】本発明の第5の実施形態乃至第8の実施形態の
受光信号交流増幅回路を示す回路図である。
【図10】同第5の実施形態乃至第8の実施形態におけ
る受光信号交流増幅回路の出力信号を示す波形図であ
る。
【図11】本発明の第9の実施形態乃至第12の実施形
態における受光信号交流増幅回路の周波数特性を示す特
性図である。
【図12】従来の物体検知装置の光学系を示す概略図で
ある。
【図13】従来の原稿検知装置の機械光学系を示す斜視
図である。
【図14】正弦波のパワースペクトル分布を説明するた
めの図である。
【図15】積分波形のパワースペクトル分布を説明する
ための図である。
【図16】矩形波のパワースペクトル分布を説明するた
めの図である。
【図17】従来の物体検知装置における発光素子の駆動
波形と発光素子の光波形と受光信号増幅回路の出力を示
す波形図である。
【図18】従来の物体検知装置における発光素子の駆動
波形と発光素子の光波形と受光信号増幅回路の帯域が不
足したときの出力が浮き上がっている様子を示す波形図
である。
【図19】従来の発光素子駆動回路の例を示す回路図で
ある。
【図20】従来の受光信号増幅回路の例を示す回路図で
ある。
【図21】従来の物体検知装置における受光信号増幅回
路の高域の帯域が不足したときの周波数特性を示す特性
図である。
【図22】従来の物体検知装置における検出物体の濃度
と受光増幅信号電圧の関係を示す特性図である。
【図23】従来の原稿検知装置における受光信号増幅回
路の出力信号とその2値化信号を示す波形図である。
【図24】従来の原稿検知装置における受光信号増幅回
路の出力にオフセット電圧が重畳した状態を示す波形図
である。
【図25】従来の原稿検知装置における受光信号増幅回
路の周波数特性の高域の帯域が不足したとき、またはス
ルーレートが不足したときの出力信号を示す波形図であ
る。
【図26】物体検知装置における受光信号識別回路の処
理フローを示すフローチャートである。
【図27】原稿検知装置における受光信号識別回路の処
理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 コンタクトガラス 2 ハーフミラー 3 投光レンズ 4 発光素子 5 受光レンズ 6 受光素子 7 回転ミラー 8 モータ 9 エンコーダ読み取りセンサ 10 エンコーダディスク 11 走査される出射光の光路 12 コンタクトガラス上の光の走査軌跡 13 物体 14 原稿サイズ判定回路 15 受光信号識別回路 16 比較器 17 基準電圧設定回路 18 受光信号増幅回路 19 発光素子駆動回路 20 発振器 21 出射光走査位置識別回路 22 受光信号交流増幅回路 23 原稿 S1 矩形波信号源 S2 正弦波信号源 G1 ゲート TR1,TR2 トランジスタ A1、A2 アンプ LED 発光ダイオード PD ホトダイオード R1〜R7 抵抗 C1〜C5 コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子からの出射光を投光する手段と、
    この手段で投光した出射光がその光路上で散乱反射した
    光を受光して電気信号に変換する受光素子と、この受光
    素子で変換した電気信号を増幅する受光信号増幅回路と
    を有し、前記出射光を予め定めた周波数で変調し、前記
    受光信号増幅回路からの受光増幅信号の変化を観測して
    該受光増幅信号が前記出射光の変調周波数と同じ周波数
    である場合に前記出射光の光路上に物体が有ることを検
    出する物体検知装置において、前記発光素子の変調によ
    る光波形を正弦波もしくは正弦波に準じた波形もしくは
    積分波形とする手段を備えたことを特徴とする物体検知
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の物体検知装置において、前
    記受光信号増幅回路を交流増幅回路としたことを特徴と
    する物体検知装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の物体検知装置において、前
    記交流増幅回路に前記出射光の変調周波数を概略中心と
    したバンドパス特性を付加したことを特徴とする物体検
    知装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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