JPH11304591A - 分光画像取得装置 - Google Patents
分光画像取得装置Info
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- JPH11304591A JPH11304591A JP10112181A JP11218198A JPH11304591A JP H11304591 A JPH11304591 A JP H11304591A JP 10112181 A JP10112181 A JP 10112181A JP 11218198 A JP11218198 A JP 11218198A JP H11304591 A JPH11304591 A JP H11304591A
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- Japan
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- optical system
- chromatic aberration
- filters
- condensing optical
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、色収差が小さくぼけの小さい分
光画像取得装置を得る。 【解決手段】 所定の波長帯域の入射光を透過する集光
光学系1と、透過波長帯が異なる複数のフィルタ3a,
3bからなるフィルタ群5と、撮像素子2とを備え、フ
ィルタ3a,3bを交換することにより波長帯の異なる
分光画像を取得する分光画像取得装置において、少なく
とも1枚のフィルタに回折面4a,4bを設けた。
光画像取得装置を得る。 【解決手段】 所定の波長帯域の入射光を透過する集光
光学系1と、透過波長帯が異なる複数のフィルタ3a,
3bからなるフィルタ群5と、撮像素子2とを備え、フ
ィルタ3a,3bを交換することにより波長帯の異なる
分光画像を取得する分光画像取得装置において、少なく
とも1枚のフィルタに回折面4a,4bを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば物体の
波長特性を利用したリモートセンシング等に用いる分光
画像取得装置に関する。
波長特性を利用したリモートセンシング等に用いる分光
画像取得装置に関する。
【0002】
【従来の技術】分光画像とは波長帯域を分けて撮像して
取得した画像のことである。たとえば、草葉は緑色、土
は茶色というように物体は固有の波長特性を有してい
る。分光画像は、撮像する物体が何に属するかを識別し
たり、物体がどのような状態であるのかを調べるのに有
効であり、リモートセンシングの分野において広く活用
されている。
取得した画像のことである。たとえば、草葉は緑色、土
は茶色というように物体は固有の波長特性を有してい
る。分光画像は、撮像する物体が何に属するかを識別し
たり、物体がどのような状態であるのかを調べるのに有
効であり、リモートセンシングの分野において広く活用
されている。
【0003】分光画像を取得する方法には様々な方法が
あるが、図7は例えば米国特許第5,534,694号
明細書に示された従来の分光画像取得装置の構成図であ
る。この分光画像取得装置は、所定の波長帯域の入射光
を透過する集光光学系1と、集光光学系1によって形成
された物体像の光強度分布を電気信号に変換するCCD
等の撮像素子2と、この撮像素子2と集光光学系1との
間に設けられ透過波長帯が異なる複数のフィルタ13
a,13bからなるフィルタ群15とを備え、上記フィ
ルタ13a,13bを交換することにより波長帯の異な
る分光画像を取得するようになっている。撮像素子2に
よって電気信号として得られた分光画像は信号処理手段
6によって処理され、画像として表示したり、画像間で
演算処理される。
あるが、図7は例えば米国特許第5,534,694号
明細書に示された従来の分光画像取得装置の構成図であ
る。この分光画像取得装置は、所定の波長帯域の入射光
を透過する集光光学系1と、集光光学系1によって形成
された物体像の光強度分布を電気信号に変換するCCD
等の撮像素子2と、この撮像素子2と集光光学系1との
間に設けられ透過波長帯が異なる複数のフィルタ13
a,13bからなるフィルタ群15とを備え、上記フィ
ルタ13a,13bを交換することにより波長帯の異な
る分光画像を取得するようになっている。撮像素子2に
よって電気信号として得られた分光画像は信号処理手段
6によって処理され、画像として表示したり、画像間で
演算処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の分光画像取
得装置では、集光光学系1の特性としては波長に依存し
ないことが望ましい。光の反射作用は波長に依存しない
ので、分光画像取得装置には反射型の集光光学系が理想
的であるが、反射型の場合にはレンズ面数が制限される
のに伴い自由度が制限されるので視野角を広くすること
ができない。一方、広い視野範囲の分光画像を取得する
ためには、上記したように透過型の集光光学系1を使用
するのが一般的である。
得装置では、集光光学系1の特性としては波長に依存し
ないことが望ましい。光の反射作用は波長に依存しない
ので、分光画像取得装置には反射型の集光光学系が理想
的であるが、反射型の場合にはレンズ面数が制限される
のに伴い自由度が制限されるので視野角を広くすること
ができない。一方、広い視野範囲の分光画像を取得する
ためには、上記したように透過型の集光光学系1を使用
するのが一般的である。
【0005】光の屈折は空気の屈折率とレンズ材料の屈
折率との違いにより起こるが、レンズ材料は光分散とい
う性質を有し、屈折率は波長に大きく依存する。このた
めに、単一レンズ材料で構成される屈折レンズの屈折力
(焦点距離の逆数)は、波長により異なる色収差を引き
起こすので、物体像がぼけてしまい有効な分光画像が取
得できない。そこで、通常の透過型の集光光学系は、分
散特性が異なる2種類以上のレンズ材料を使用して色収
差を低減するようにしている。
折率との違いにより起こるが、レンズ材料は光分散とい
う性質を有し、屈折率は波長に大きく依存する。このた
めに、単一レンズ材料で構成される屈折レンズの屈折力
(焦点距離の逆数)は、波長により異なる色収差を引き
起こすので、物体像がぼけてしまい有効な分光画像が取
得できない。そこで、通常の透過型の集光光学系は、分
散特性が異なる2種類以上のレンズ材料を使用して色収
差を低減するようにしている。
【0006】以下に2種類のレンズ材料を使用した色収
差補正の一般的原理について説明する。波長λにおける
屈折レンズの焦点距離fは近軸理論により、 1/f={1/(n−1)}・{(1/r1)−(1/
r2)} で表される。ここで、nは波長λでの屈折率、r1とr2
とはレンズ表裏面のそれぞれの曲率半径である。この関
係により、 ∂f/∂λ={1/(n−1)}・(∂n/∂λ)・f が得られる。これは、焦点距離の波長特性はレンズ材料
の特性と焦点距離により定まることを示している。
差補正の一般的原理について説明する。波長λにおける
屈折レンズの焦点距離fは近軸理論により、 1/f={1/(n−1)}・{(1/r1)−(1/
r2)} で表される。ここで、nは波長λでの屈折率、r1とr2
とはレンズ表裏面のそれぞれの曲率半径である。この関
係により、 ∂f/∂λ={1/(n−1)}・(∂n/∂λ)・f が得られる。これは、焦点距離の波長特性はレンズ材料
の特性と焦点距離により定まることを示している。
【0007】波長帯域をΔλ=λ2ーλ1>0、中心波
長をλcとしたときに、2つのレンズA,Bを用いて色
収差を補正する原理を図8を用いて説明する。横軸を波
長λ、縦軸を焦点距離fで示している。一般に∂n/∂
λはレンズ材料によって異なるので、2つの焦点距離の
波長特性は異なった振る舞いを示す。図では、λ1を基
準として焦点距離を相対値として表し、波長λ2におい
て両者が打ち消し合うようにそれぞれの焦点距離を定め
ている。図において、レンズA,Bのそれぞれの焦点距
離を足し合わせたものが2つのレンズの合成焦点距離と
なり、これが所定の波長帯域で一定値であれば色収差が
補正された状態であり、一定値でない場合には色収差が
発生する。図に示すように、波長λ2とλ1とでは色収
差が補正されているが、その他の波長帯では色収差が存
在していることが分かる。この色収差は残存色収差と呼
ばれている。この残存色収差は、分光画像を取得する全
波長帯域が広いほど大きくなる。
長をλcとしたときに、2つのレンズA,Bを用いて色
収差を補正する原理を図8を用いて説明する。横軸を波
長λ、縦軸を焦点距離fで示している。一般に∂n/∂
λはレンズ材料によって異なるので、2つの焦点距離の
波長特性は異なった振る舞いを示す。図では、λ1を基
準として焦点距離を相対値として表し、波長λ2におい
て両者が打ち消し合うようにそれぞれの焦点距離を定め
ている。図において、レンズA,Bのそれぞれの焦点距
離を足し合わせたものが2つのレンズの合成焦点距離と
なり、これが所定の波長帯域で一定値であれば色収差が
補正された状態であり、一定値でない場合には色収差が
発生する。図に示すように、波長λ2とλ1とでは色収
差が補正されているが、その他の波長帯では色収差が存
在していることが分かる。この色収差は残存色収差と呼
ばれている。この残存色収差は、分光画像を取得する全
波長帯域が広いほど大きくなる。
【0008】以上では透過型の集光光学系のレンズ作用
として屈折作用を利用したものについて説明したが、次
に回折作用を利用したものについて説明を加える。回折
作用はレンズ表面に例えば輪帯溝の微細加工を施して得
られるもので、屈折の場合と同様に分散特性を有する。
また、回折面は1面だけでも存在することができる。波
長λにおける回折面の焦点距離fは近軸理論により、 f=D2/4λ で表される。ここで、Dは第1輪帯の直径である。この
関係より、 ∂f/∂λ=−f/λ が得られる。焦点距離fの波長特性は波長λと焦点距離
fにより定まり、レンズ材料の特性には依存しない。つ
まり、屈折面と回折面とを備えたような構成にすれば、
単一のレンズ材料でも色収差を、図8のように補正する
ことは可能となる。言い換えれば、単一のレンズ材料で
屈折面と回折面とを備えた光学系の色収差補正の考え方
は、レンズ材料が異なる2つの屈折レンズから構成され
る光学系と同様とみなすことができる。
として屈折作用を利用したものについて説明したが、次
に回折作用を利用したものについて説明を加える。回折
作用はレンズ表面に例えば輪帯溝の微細加工を施して得
られるもので、屈折の場合と同様に分散特性を有する。
また、回折面は1面だけでも存在することができる。波
長λにおける回折面の焦点距離fは近軸理論により、 f=D2/4λ で表される。ここで、Dは第1輪帯の直径である。この
関係より、 ∂f/∂λ=−f/λ が得られる。焦点距離fの波長特性は波長λと焦点距離
fにより定まり、レンズ材料の特性には依存しない。つ
まり、屈折面と回折面とを備えたような構成にすれば、
単一のレンズ材料でも色収差を、図8のように補正する
ことは可能となる。言い換えれば、単一のレンズ材料で
屈折面と回折面とを備えた光学系の色収差補正の考え方
は、レンズ材料が異なる2つの屈折レンズから構成され
る光学系と同様とみなすことができる。
【0009】以上の考え方を踏まえて、図9を用いて全
波長帯域にわたって色収差を補正した集光光学系と帯域
制限のためのフィルタとの関係を考える。分光画像取得
装置は一般に全波長域を広く取るので、集光光学系に残
存色収差が存在する。そのために、図9のようにフィル
タ13aで制限した波長帯域にも色収差が残り、フィル
タ13aで取得した分光画像はぼけたものとなってしま
うという問題点があった。
波長帯域にわたって色収差を補正した集光光学系と帯域
制限のためのフィルタとの関係を考える。分光画像取得
装置は一般に全波長域を広く取るので、集光光学系に残
存色収差が存在する。そのために、図9のようにフィル
タ13aで制限した波長帯域にも色収差が残り、フィル
タ13aで取得した分光画像はぼけたものとなってしま
うという問題点があった。
【0010】また、図10のように特定のフィルタ(例
えば13a)の波長域で色収差を補正するように集光光
学系を構成しておけば、その波長帯域の色収差を低減す
ることができ、ぼけの少ない分光画像が得られるが、一
方でその他のフィルタ(例えば13b)の波長帯域では
色収が大きくなり、やはり分光画像がぼやけたものにな
ってしまうという問題点があった。
えば13a)の波長域で色収差を補正するように集光光
学系を構成しておけば、その波長帯域の色収差を低減す
ることができ、ぼけの少ない分光画像が得られるが、一
方でその他のフィルタ(例えば13b)の波長帯域では
色収が大きくなり、やはり分光画像がぼやけたものにな
ってしまうという問題点があった。
【0011】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題とするものであって、色収差が小さく良質
の分光画像を取得することができる分光画像取得装置を
提供することを目的とするものである。
ることを課題とするものであって、色収差が小さく良質
の分光画像を取得することができる分光画像取得装置を
提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る分光画像取得装置は、少なくとも1枚のフィルタに集
光光学系による色収差を補正するための回折面を設けた
ものである。
る分光画像取得装置は、少なくとも1枚のフィルタに集
光光学系による色収差を補正するための回折面を設けた
ものである。
【0013】また、請求項2に係る分光画像取得装置で
は、それぞれのフィルタの波長帯で集光光学系と撮像素
子との間の光路長がほぼ一定になるようにフィルタの厚
さが定められている。
は、それぞれのフィルタの波長帯で集光光学系と撮像素
子との間の光路長がほぼ一定になるようにフィルタの厚
さが定められている。
【0014】また、請求項3に係る分光画像取得装置で
は、少なくとも1枚のフィルタに集光光学系に比べて小
さな屈折力の屈折レンズを備えたものである。
は、少なくとも1枚のフィルタに集光光学系に比べて小
さな屈折力の屈折レンズを備えたものである。
【0015】また、請求項4に係る分光画像取得装置で
は、集光光学系はシリコンで構成され、撮像素子は白金
シリサイドで構成されたものである。
は、集光光学系はシリコンで構成され、撮像素子は白金
シリサイドで構成されたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面を参照して説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る分
光画像取得装置の構成図を示すもので、図7に示した従
来例と同一または相当部分には同一符号を付して説明す
る。この分光画像取得装置は、所定の波長帯域の入射光
を透過する集光光学系1と、この集光光学系1によって
形成された物体像の光強度分布を電気信号に変換するC
CD等の撮像素子2と、この撮像素子2と集光光学系1
との間に設けられ透過波長帯が異なる複数のフィルタ3
a,3bからなるフィルタ群5とを備え、上記フィルタ
3a,3bを交換することにより波長帯の異なる分光画
像を取得するものである。撮像素子2によって得られた
各分光画像の電気信号は、信号処理手段6に伝送され、
画像として表示したり、画像間で演算処理される。
図面を参照して説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る分
光画像取得装置の構成図を示すもので、図7に示した従
来例と同一または相当部分には同一符号を付して説明す
る。この分光画像取得装置は、所定の波長帯域の入射光
を透過する集光光学系1と、この集光光学系1によって
形成された物体像の光強度分布を電気信号に変換するC
CD等の撮像素子2と、この撮像素子2と集光光学系1
との間に設けられ透過波長帯が異なる複数のフィルタ3
a,3bからなるフィルタ群5とを備え、上記フィルタ
3a,3bを交換することにより波長帯の異なる分光画
像を取得するものである。撮像素子2によって得られた
各分光画像の電気信号は、信号処理手段6に伝送され、
画像として表示したり、画像間で演算処理される。
【0017】集光光学系1は、例えばレンズがシリコン
で構成され、屈折作用と回折作用とを利用して全波長帯
1〜6μmにわたり色収差を補正したものである。しか
し、従来例で説明したように全波長帯が広いので残存色
収差が存在している。図では簡単のために、単レンズと
して表現しているが、通常は複数のレンズから構成され
る。撮像素子2は例えば白金シリサイドで構成されてお
り、全波長帯1〜6μmにわたり好感度を有するもので
ある。フィルタ群5は複数のフィルタ3a,3bを備え
ており、以下の説明ではフィルタ数を2個として説明す
る。各フィルタ3a,3bの片面は平面であり、もう片
面には平面形状の上にたとえば輪帯溝等の微細な加工を
施してある回折面4a,4bが形成されている。この回
折面4a,4bの回折作用はそれぞれのフィルタの波長
帯域で、集光光学系1の色収差を補正するように異なっ
て定められている。
で構成され、屈折作用と回折作用とを利用して全波長帯
1〜6μmにわたり色収差を補正したものである。しか
し、従来例で説明したように全波長帯が広いので残存色
収差が存在している。図では簡単のために、単レンズと
して表現しているが、通常は複数のレンズから構成され
る。撮像素子2は例えば白金シリサイドで構成されてお
り、全波長帯1〜6μmにわたり好感度を有するもので
ある。フィルタ群5は複数のフィルタ3a,3bを備え
ており、以下の説明ではフィルタ数を2個として説明す
る。各フィルタ3a,3bの片面は平面であり、もう片
面には平面形状の上にたとえば輪帯溝等の微細な加工を
施してある回折面4a,4bが形成されている。この回
折面4a,4bの回折作用はそれぞれのフィルタの波長
帯域で、集光光学系1の色収差を補正するように異なっ
て定められている。
【0018】図2はフィルタに回折面を施すことによる
色収差補正の原理を説明するための図である。分光画像
は、フィルタ3a,3bを交換することにより波長帯域
を制限して得られるので、回折面4a,4bによりそれ
ぞれの波長帯で色収差を発生することができる。この回
折面4a,4bによる色収差を集光光学系1の残存色収
差と相殺するように設定すれば、各波長帯域で色収差の
小さい分光画像を得ることができる。
色収差補正の原理を説明するための図である。分光画像
は、フィルタ3a,3bを交換することにより波長帯域
を制限して得られるので、回折面4a,4bによりそれ
ぞれの波長帯で色収差を発生することができる。この回
折面4a,4bによる色収差を集光光学系1の残存色収
差と相殺するように設定すれば、各波長帯域で色収差の
小さい分光画像を得ることができる。
【0019】一般に回折作用による光分散は、屈折作用
による分散よりも大きいので、残存色収差の補正に用い
た回折面4a,4bを加えることによる焦点距離の変化
は小さい。従って、分光画像の撮像範囲が回折面4a,
4bの影響で大きく変わることはない。
による分散よりも大きいので、残存色収差の補正に用い
た回折面4a,4bを加えることによる焦点距離の変化
は小さい。従って、分光画像の撮像範囲が回折面4a,
4bの影響で大きく変わることはない。
【0020】次に、この発明の他の実施の形態について
説明する。以下の各実施の形態においては、実施の形態
1との相違点についてのみ説明するものとし、同一の構
成または相当部分については同一符号を付してその説明
を省略するものとする。 実施の形態2.図3はこの発明における分光画像取得装
置の実施の形態2の構成を示すものである。この実施の
形態では、1つのフィルタ3aには回折面を設けず、表
裏面が平面的となった形状であり、このフィルタ3aか
らは色収差は発生しない。一方、残るフィルタ3bの片
面には回折面4bを施してある。集光光学系1は、回折
面の無いフィルタ3aの透過波長帯域で色収差が補正さ
れるように構成されている。
説明する。以下の各実施の形態においては、実施の形態
1との相違点についてのみ説明するものとし、同一の構
成または相当部分については同一符号を付してその説明
を省略するものとする。 実施の形態2.図3はこの発明における分光画像取得装
置の実施の形態2の構成を示すものである。この実施の
形態では、1つのフィルタ3aには回折面を設けず、表
裏面が平面的となった形状であり、このフィルタ3aか
らは色収差は発生しない。一方、残るフィルタ3bの片
面には回折面4bを施してある。集光光学系1は、回折
面の無いフィルタ3aの透過波長帯域で色収差が補正さ
れるように構成されている。
【0021】図4は図2と同様に色収差補正の原理を説
明するための図である。フィルタ3bを用いる場合、集
光光学系1で発生する残存色収差は大きい。これを相殺
するようにフィルタ3bの回折面4bの焦点距離を設定
すれば、各波長帯域で色収差の小さい分光画像を得るこ
とができる。この実施の形態においても、それぞれの波
長帯で色収差を低減することができ、ぼけの無い分光画
像を取得することができる。また、必ずしも全部のフィ
ルタに回折面を施すことはないので、加工作業も少なく
てすむ。
明するための図である。フィルタ3bを用いる場合、集
光光学系1で発生する残存色収差は大きい。これを相殺
するようにフィルタ3bの回折面4bの焦点距離を設定
すれば、各波長帯域で色収差の小さい分光画像を得るこ
とができる。この実施の形態においても、それぞれの波
長帯で色収差を低減することができ、ぼけの無い分光画
像を取得することができる。また、必ずしも全部のフィ
ルタに回折面を施すことはないので、加工作業も少なく
てすむ。
【0022】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3に係る分光画像取得装置の構成を示すものである。
これまでの説明のように、集光光学系1の焦点距離は波
長帯により僅かに変化し、これが残存色収差の原因とな
っている。回折面4a,4bを設けたフィルタ3a,3
bにより、それぞれの波長帯域で色収差を低減すること
はできるが、集光光学系1の焦点距離が波長帯域毎にわ
ずかに変化するために、集光光学系1が物体像を結ぶ位
置もわずかに移動する。そのために、フィルタ3を交換
するごとにピントを調整する必要がある。分光画像の取
得の連続性を要求される場合には、このようなピント調
整は無い方が望ましい。
態3に係る分光画像取得装置の構成を示すものである。
これまでの説明のように、集光光学系1の焦点距離は波
長帯により僅かに変化し、これが残存色収差の原因とな
っている。回折面4a,4bを設けたフィルタ3a,3
bにより、それぞれの波長帯域で色収差を低減すること
はできるが、集光光学系1の焦点距離が波長帯域毎にわ
ずかに変化するために、集光光学系1が物体像を結ぶ位
置もわずかに移動する。そのために、フィルタ3を交換
するごとにピントを調整する必要がある。分光画像の取
得の連続性を要求される場合には、このようなピント調
整は無い方が望ましい。
【0023】ピント調整は集光光学系1と像面との間隔
調整と考えられる。また、フィルタ材料の屈折率は空気
の屈折率と異なるので、フィルタ3a、3bの厚さの変
化は、集光光学系1と像面との光学長の変化に対応す
る。従って、各波長帯のフィルタの厚さを、常に物体像
の結像位置と撮像素子2とを一致させるような所望の値
に設定すれば、ピント調整の必要はなくなり、ぼけのな
い分光画像を取得することができるとともに、ピント調
整の必要がないので連続して分光画像を取得できる。そ
のため、この実施の形態ではフィルタ3bの厚みがフィ
ルタ3aの厚みより大きくして、集光光学系1と撮像素
子2との光路長がフィルタ3bを用いた場合と、フィル
タ3aを用いた場合とではほぼ同じになっている。
調整と考えられる。また、フィルタ材料の屈折率は空気
の屈折率と異なるので、フィルタ3a、3bの厚さの変
化は、集光光学系1と像面との光学長の変化に対応す
る。従って、各波長帯のフィルタの厚さを、常に物体像
の結像位置と撮像素子2とを一致させるような所望の値
に設定すれば、ピント調整の必要はなくなり、ぼけのな
い分光画像を取得することができるとともに、ピント調
整の必要がないので連続して分光画像を取得できる。そ
のため、この実施の形態ではフィルタ3bの厚みがフィ
ルタ3aの厚みより大きくして、集光光学系1と撮像素
子2との光路長がフィルタ3bを用いた場合と、フィル
タ3aを用いた場合とではほぼ同じになっている。
【0024】実施の形態4.図6は実施の形態4に係る
分光画像取得装置を示すものである。実施の形態3で示
したように集光光学系1の焦点距離は、波長帯によりわ
ずかに変化する。回折面4a,4bを設けたフィルタ3
a,3bにより、それぞれの波長帯域で色収差を低減す
ることはできるが、集光光学系1とフィルタ3a,3b
とを組み合わせた焦点距離も波長帯毎に僅かに変化する
ために、物体像の倍率も波長帯域毎とに変わることにな
る。波長帯により物体像の大きさがわずかだが変化する
ために、高精細な分光画像を画像演算する場合には、こ
のような焦点距離の変化はなく波長帯によって一定であ
ることが望ましい。
分光画像取得装置を示すものである。実施の形態3で示
したように集光光学系1の焦点距離は、波長帯によりわ
ずかに変化する。回折面4a,4bを設けたフィルタ3
a,3bにより、それぞれの波長帯域で色収差を低減す
ることはできるが、集光光学系1とフィルタ3a,3b
とを組み合わせた焦点距離も波長帯毎に僅かに変化する
ために、物体像の倍率も波長帯域毎とに変わることにな
る。波長帯により物体像の大きさがわずかだが変化する
ために、高精細な分光画像を画像演算する場合には、こ
のような焦点距離の変化はなく波長帯によって一定であ
ることが望ましい。
【0025】回折面4の形状は波長と同程度であるの
で、これまで説明したフィルタ3の形状はほぼ平板形状
である。図6に示したこの実施の形態のフィルタ3b面
には、局面として屈折レンズ作用を付加させている。こ
のフィルタ3bの屈折レンズの焦点距離を常に同一の焦
点距離となるように設定すれば、同じ倍率の分光画像が
取得できる。焦点距離調整に必要なフィルタの屈折レン
ズ作用はわずかであり、また、屈折レンズ作用の分散は
回折面4bの分散に比べて充分に小さいので、このフィ
ルタ3bの屈折レンズ作用による色収差は小さく、これ
により分光画像がぼけることはない。以上のようにこの
実施の形態では、ぼけのない同じ倍率の分光画像を取得
することができとともに、ピント調整の必要がないの
で、連続して分光画像を取得できる。
で、これまで説明したフィルタ3の形状はほぼ平板形状
である。図6に示したこの実施の形態のフィルタ3b面
には、局面として屈折レンズ作用を付加させている。こ
のフィルタ3bの屈折レンズの焦点距離を常に同一の焦
点距離となるように設定すれば、同じ倍率の分光画像が
取得できる。焦点距離調整に必要なフィルタの屈折レン
ズ作用はわずかであり、また、屈折レンズ作用の分散は
回折面4bの分散に比べて充分に小さいので、このフィ
ルタ3bの屈折レンズ作用による色収差は小さく、これ
により分光画像がぼけることはない。以上のようにこの
実施の形態では、ぼけのない同じ倍率の分光画像を取得
することができとともに、ピント調整の必要がないの
で、連続して分光画像を取得できる。
【0026】図6の形態の分光画像取得装置では、すべ
てのフィルタに屈折レンズを設ける必要はなく、いずれ
か1つのフィルタは平板形状でもよい。また、図ではフ
ィルタに設けた回折面と屈折レンズとを別々の面に設け
たが、それぞれ同じ面に設けてもよい。
てのフィルタに屈折レンズを設ける必要はなく、いずれ
か1つのフィルタは平板形状でもよい。また、図ではフ
ィルタに設けた回折面と屈折レンズとを別々の面に設け
たが、それぞれ同じ面に設けてもよい。
【0027】なお、以上の各実施の形態では、波長帯を
1〜6μmとしたが、他の波長帯であって同様の効果が
あることはいうまでもない。同様に、シリコンで構成さ
れた集光光学系について説明したが、他のレンズ材料を
用いたものであってよい。また、屈折レンズのみからな
る集光光学系でもよい。さらに、撮像素子2の材料とし
て1〜6μmに感度を有する白金シリサイドを用いた
が、他の材料で構成された撮像素子を用いることができ
るのは勿論である。また、2つのフィルタを有するフィ
ルタ群として説明したが、3つ以上のフィルタを有する
高波長分解能をもつ分光画像取得の場合にも同様の効果
があることは言うまでもない。また、フィルタ群5を集
光光学系1と撮像素子2との間に配置したが、フィルタ
群は集光光学系の前側(撮像物体側)に配置してもよい
し、集光光学系内部に配置してもよい。また、フィルタ
3に設けた回折面を撮像素子側として図示しているが、
集光光学系側に設けてもよい。さらに、フィルタの両面
に回折面を設けてもよい。
1〜6μmとしたが、他の波長帯であって同様の効果が
あることはいうまでもない。同様に、シリコンで構成さ
れた集光光学系について説明したが、他のレンズ材料を
用いたものであってよい。また、屈折レンズのみからな
る集光光学系でもよい。さらに、撮像素子2の材料とし
て1〜6μmに感度を有する白金シリサイドを用いた
が、他の材料で構成された撮像素子を用いることができ
るのは勿論である。また、2つのフィルタを有するフィ
ルタ群として説明したが、3つ以上のフィルタを有する
高波長分解能をもつ分光画像取得の場合にも同様の効果
があることは言うまでもない。また、フィルタ群5を集
光光学系1と撮像素子2との間に配置したが、フィルタ
群は集光光学系の前側(撮像物体側)に配置してもよい
し、集光光学系内部に配置してもよい。また、フィルタ
3に設けた回折面を撮像素子側として図示しているが、
集光光学系側に設けてもよい。さらに、フィルタの両面
に回折面を設けてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1に係る分光画像取得装置によれば、少なくとも1枚の
フィルタに集光光学系による色収差を補正するための回
折面を設けたので、分光画像の色収差を低減することが
できる。
1に係る分光画像取得装置によれば、少なくとも1枚の
フィルタに集光光学系による色収差を補正するための回
折面を設けたので、分光画像の色収差を低減することが
できる。
【0029】また、請求項2に係る分光画像取得装置に
よれば、それぞれのフィルタの波長帯で集光光学系と撮
像素子との間の光路長がほぼ一定になるようにフィルタ
の厚さが定められているので、フィルタ交換に伴うピン
トぼけを低減することができる。
よれば、それぞれのフィルタの波長帯で集光光学系と撮
像素子との間の光路長がほぼ一定になるようにフィルタ
の厚さが定められているので、フィルタ交換に伴うピン
トぼけを低減することができる。
【0030】また、請求項3に係る分光画像取得装置に
よれば、少なくとも1枚のフィルタに集光光学系に比べ
て小さな屈折力の屈折レンズを備えたので、フィルタ交
換に伴う物体像の大きさの変化を抑えることができる。
よれば、少なくとも1枚のフィルタに集光光学系に比べ
て小さな屈折力の屈折レンズを備えたので、フィルタ交
換に伴う物体像の大きさの変化を抑えることができる。
【0031】また、請求項4に係る分光画像取得装置に
よれば、集光光学系はシリコンで構成され、撮像素子は
白金シリサイドで構成されているので、低コストで良質
の分光画像を得ることができる。
よれば、集光光学系はシリコンで構成され、撮像素子は
白金シリサイドで構成されているので、低コストで良質
の分光画像を得ることができる。
【図1】 この発明の実施の形態1の分光画像取得装置
の構成図である。
の構成図である。
【図2】 図1の分光画像取得装置における色収差補正
の説明図である。
の説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2の分光画像取得装置
の構成図である。
の構成図である。
【図4】 図3の分光画像取得装置における色収差補正
の説明図である。
の説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態3の分光画像取得装置
の構成図である。
の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態4の分光画像取得装置
の構成図である。
の構成図である。
【図7】 従来の分光画像取得装置の構成図である。
【図8】 従来の分光画像取得装置における色収差補正
の説明図である。
の説明図である。
【図9】 従来の分光画像取得装置における色収差補正
の説明図である。
の説明図である。
【図10】 従来の分光画像取得装置における色収差補
正の説明図である。
正の説明図である。
1 集光光学系、2 撮像素子、3 フィルタ群、3
a,3b フィルタ、4a,4b 回折面、5 フィル
タ群。
a,3b フィルタ、4a,4b 回折面、5 フィル
タ群。
Claims (4)
- 【請求項1】 所定の波長帯域の入射光を透過する集光
光学系と、この集光光学系によって形成された物体像を
電気信号に変換する撮像素子と、透過波長帯が異なる複
数のフィルタで構成されたフィルタ群とを備え、前記フ
ィルタを交換することにより波長帯の異なる分光画像を
取得する分光画像取得装置において、 少なくとも1枚の前記フィルタに前記集光光学系による
色収差を補正するための回折面を設けたことを特徴とす
る分光画像取得装置。 - 【請求項2】 フィルタ群では、それぞれのフィルタ
は、その波長帯で集光光学系と撮像素子との間の光路長
がほぼ一定になるように厚さが定められている請求項1
に記載の分光画像取得装置。 - 【請求項3】 少なくとも1枚のフィルタは集光光学系
に比べて小さな屈折力の屈折レンズを備えた請求項1ま
たは請求項2に記載の分光画像取得装置。 - 【請求項4】 集光光学系はシリコンで構成され、撮像
素子は白金シリサイドで構成された請求項1ないし請求
項3の何れかに記載の分光画像取得装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10112181A JPH11304591A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 分光画像取得装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10112181A JPH11304591A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 分光画像取得装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11304591A true JPH11304591A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14580292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10112181A Pending JPH11304591A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 分光画像取得装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11304591A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104111112A (zh) * | 2013-04-19 | 2014-10-22 | 华东师范大学 | 一种全光纤输入输出接口的单色仪 |
CN111738916A (zh) * | 2020-08-21 | 2020-10-02 | 湖南省有色地质勘查研究院 | 一种基于统计学的遥感影像广义阴影光谱重建方法和系统 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04111467A (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-13 | Mitsubishi Electric Corp | 赤外線固体撮像素子 |
JPH07307951A (ja) * | 1994-05-13 | 1995-11-21 | Sony Corp | 画像入力装置 |
JPH08210910A (ja) * | 1995-02-03 | 1996-08-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 赤外線センサ用光学材料および光学素子 |
JPH09243813A (ja) * | 1996-03-13 | 1997-09-19 | Nec Corp | 色収差補正レンズ付きフィルタホイール |
JPH102803A (ja) * | 1996-06-17 | 1998-01-06 | Olympus Optical Co Ltd | 光学装置 |
-
1998
- 1998-04-22 JP JP10112181A patent/JPH11304591A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04111467A (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-13 | Mitsubishi Electric Corp | 赤外線固体撮像素子 |
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---|---|---|---|---|
CN104111112A (zh) * | 2013-04-19 | 2014-10-22 | 华东师范大学 | 一种全光纤输入输出接口的单色仪 |
CN111738916A (zh) * | 2020-08-21 | 2020-10-02 | 湖南省有色地质勘查研究院 | 一种基于统计学的遥感影像广义阴影光谱重建方法和系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040330 |