JPH1130451A - 吸収式冷凍装置用低温再生器 - Google Patents

吸収式冷凍装置用低温再生器

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JPH1130451A
JPH1130451A JP18470897A JP18470897A JPH1130451A JP H1130451 A JPH1130451 A JP H1130451A JP 18470897 A JP18470897 A JP 18470897A JP 18470897 A JP18470897 A JP 18470897A JP H1130451 A JPH1130451 A JP H1130451A
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JP
Japan
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chamber
low
concentrated solution
temperature regeneration
temperature
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JP18470897A
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English (en)
Inventor
Koichi Yasuo
晃一 安尾
Shiro Yakushiji
史朗 薬師寺
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェルアンドチューブ型満液式の吸収式冷凍
装置用低温再生器において、濃溶液レシーバ室内におけ
る濃溶液過熱解消・飽和作用を促進することによって過
熱状態を解消するとともに飽和度を高くし、溶液の流れ
を安定させるようにした吸収式冷凍装置用低温再生器を
提供することを目的とする。 【解決手段】 シェルアンドチューブ構造の器体1の一
端側に気液分離器からの冷媒蒸気導入ヘッダ室2を、同
器体1の他端端側に凝縮水レシーバ室3を、それらの中
間に低温再生室4を各々設け、該低温再生室4内に複数
本の伝熱管4a,4a・・・、4b,4b・・・、4
c,4c・・・を配設する一方、上記低温再生室4の側
部に濃溶液レシーバ室8を設け、上記低温再生室4と濃
溶液レシーバ室7とをオーバフローせき9を介して相互
に連通せしめてなる吸収式冷凍装置用低温再生器におい
て、上記濃溶液レシーバ室8内に複数段のバッフル板5
1〜53を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、吸収式冷凍装置
用の低温再生器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば冷媒として水、吸収液
として臭化リチウム等を使用した吸収式冷凍装置では、
冷房時においては、気液分離器で分離された高圧の冷媒
蒸気と臭化リチウム中間濃溶液とを熱交換させることに
より、冷媒蒸気を凝縮させるとともに臭化リチウム中間
濃溶液中に含まれる残余水分を蒸発させて、さらに高濃
度の臭化リチウム濃溶液を取り出すようになっている。
【0003】そして、この低温再生器は、従来から、例
えば図7および図8に示されるように、一般に満液式の
シェルアンドチューブ型のものが採用されてていた(公
知文献として、例えば特開平4−93565号公報、特
開平4−324077号公報等参照)。
【0004】すなわち、図中符号1はシェルアンドチュ
ーブ型の円筒体状の器体であり、該器体1の一端側には
気液分離器からの高圧の冷媒蒸気が蒸気導入口2aを介
して導入される蒸気ヘッダ室2が、また他端側には下部
に凝縮水取出口3aを備えた凝縮水レシーバ室3が設け
られ、それらの中間に位置して左右方向に長い低温再生
室4が形成されている。
【0005】この低温再生室4と上記蒸気ヘッダ室2お
よび凝縮水レシーバ室3は、それぞれ伝熱管支持用の前
後一対の第1,第2の管板10a,10bを介して仕切
られており、低温再生室4内には、それら第1,第2の
管板10a,10b間に亘って上記蒸気ヘッダ室2と凝
縮水レシーバ室3とを連通させる複数本のストレートな
伝熱管4a,4a・・・、4b,4b・・・、4c,4
c・・・が所定の間隔を保って嵌挿支持されている。そ
して、同低温再生室4の他端側上部には上記気液分離器
からの中間濃溶液導入口5が、また同中央側上部には低
圧冷媒蒸気導出口6が各々形成されている。
【0006】また、同低温再生室4の溶液下流域側部
(図示器体右端側の前面部)には、上部に溶液出口11
を備えたオーバフローせき9を介して低温再生後の濃溶
液が取り出される濃溶液レシーバ(濃溶液排出ボック
ス)7が設けられている。該濃溶液レシーバ7内の濃溶
液レシーバ室8の底部には濃溶液取出用の濃溶液下降管
8aが設けられている。
【0007】このように構成された従来の低温再生器に
おいては、例えば冷房時において、図示しない気液分離
器の気液分離室側から上記蒸気ヘッダ室2内に供給され
た後、上記各伝熱管4a,4a・・・、4b,4b・・
・、4c,4c・・・内に均一に流される水蒸気aと他
方気液分離室側から上記低温再生室4内に供給され、上
記伝熱管4a,4a・・・、4b,4b・・・、4c,
4c・・・の外周囲に滞留され、図示左側から右側に水
蒸気aと対向する状態で流される中間濃溶液bとを相互
に効率良く熱交換させることにより、上記伝熱管4a,
4a・・・、4b,4b・・・、4c,4c・・・内の
水蒸気aを効率良く凝縮させるとともに上記低温再生室
4内の中間濃溶液b中に含まれる残余水分を蒸発させ
て、さらに高濃度の臭化リチウム溶液を吸収液cとして
オーバフローせき9上部の溶液出口11から取り出し、
上記のように濃溶液レシーバ7の濃溶液レシーバ室8か
ら濃溶液下降管8aを介して図示しない吸収器に供給す
る。
【0008】また、上記のようにして低温再生室4内の
中間濃溶液bから蒸発された低圧の水蒸気dは、上記低
圧冷媒蒸気導出口6から導出された後、図示しない凝縮
器に送られて凝縮液化されて凝縮水となり、図示しない
冷媒タンクに溜められる。
【0009】また、上記低温再生室4側の複数本の伝熱
管4a,4a・・・、4b,4b・・・、4c,4c・
・・内において最終的に凝縮液化された凝縮水eも上記
凝縮水レシーバ室3の凝縮水取出口3aから取出されて
上記冷媒タンクに溜められる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な構成の従来の低温再生器の場合、上記濃溶液レシーバ
室8の構造について次のような問題があった。
【0011】すなわち、上記従来の満液式低温再生器の
濃溶液レシーバ室8の構造では、例えば図8に示すよう
に、低温再生室4下流の溶液出口11付近で加熱された
濃溶液が完全に蒸気を発生しきって飽和状態になる前の
状態、つまり過熱状態のままでオーバフローせき9を越
えて濃溶液レシーバ室8内に入るために、その後蒸気を
発生しながら、そのまま濃溶液下降管8aに入ることに
なり、濃溶液下降管8a内を蒸気を巻き込みながら流下
して行くことになる。
【0012】しかし、この下降流は流速がそれほど速く
ないため、上記巻き込まれた蒸気の気泡を同伴して流下
するだけの力が無いので、当該蒸気の気泡が或る程度合
体して大きくなると、その浮力により上記濃溶液下降管
8a内を図示矢印のように上昇し始め、濃溶液を逆流さ
せる可能性がある。もし、そうなると、それによって、
以降の濃溶液の流れは間欠的で不安定なものとなり、冷
凍系全体も安定しにくくなる。
【0013】また、一方濃溶液が気泡を同伴すれば、流
れ自体は安定するとしても、その分溶液濃縮の効率が低
下することになる。
【0014】本願発明は、このような問題を解決するた
めになされたもので、上記濃溶液レシーバ室内におい
て、可及的に過熱状態を解消し、濃溶液の飽和作用を促
進することによって、以降の濃溶液の流れを安定させ、
濃縮効率を向上させるようにした吸収式冷凍装置用低温
再生器を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願各発明は、上記の目
的を達成するために、それぞれ次のような課題解決手段
を備えて構成されている。
【0016】すなわち、先ず本願請求項1の発明は、例
えば図1および図2に示すように、シェルアンドチュー
ブ構造の器体1の一端側に気液分離器からの冷媒蒸気導
入ヘッダ室2を、同器体1の他端端側に凝縮水レシーバ
室3を、それらの中間に低温再生室4を各々設け、該低
温再生室4内に複数本の伝熱管4a,4a・・・、4
b,4b・・・、4c,4c・・・を配設する一方、上
記低温再生室4の側部に濃溶液レシーバ室8を設け、上
記低温再生室4と濃溶液レシーバ室8とをオーバフロー
せき9を介して相互に連通せしめてなる吸収式冷凍装置
用低温再生器において、上記濃溶液レシーバ室8内に複
数段のバッフル板51〜53を設けて構成されている。
【0017】次に、本願請求項2の発明は、例えば図3
および図4に示すように、シェルアンドチューブ構造の
器体1の一端側に気液分離器からの冷媒蒸気導入ヘッダ
室2を、同器体1の他端端側に凝縮水レシーバ室3を、
それらの中間に低温再生室4を各々設け、該低温再生室
4内に複数本の伝熱管4a,4a・・・、4b,4b・
・・、4c,4c・・・を配設する一方、上記低温再生
室4の側部に濃溶液レシーバ室8を設け、上記低温再生
室4と濃溶液レシーバ室8とをオーバフローせき9を介
して相互に連通せしめてなる吸収式冷凍装置用低温再生
器において、上記濃溶液レシーバ室8内に複数段のパン
チングプレート51a〜53aを設けて構成されてい
る。
【0018】また、本願請求項3の発明は、例えば図5
および図6に示すように、シェルアンドチューブ構造の
器体1の一端側に気液分離器からの冷媒蒸気導入ヘッダ
室2を、同器体1の他端端側に凝縮水レシーバ室3を、
それらの中間に低温再生室4を各々設け、該低温再生室
4内に複数本の伝熱管4a,4a・・・、4b,4b・
・・、4c,4c・・・を配設する一方、上記低温再生
室4の側部に濃溶液レシーバ室8を設け、上記低温再生
室4と濃溶液レシーバ室7とをオーバフローせき9を介
して相互に連通せしめてなる吸収式冷凍装置の低温再生
器において、上記濃溶液レシーバ室8内にスチールウー
ル55を設けて構成されている。
【0019】さらに、本願請求項4の発明は、シェルア
ンドチューブ構造の器体1の一端側に気液分離器からの
冷媒蒸気導入ヘッダ室2を、同器体1の他端端側に凝縮
水レシーバ室3を、それらの中間に低温再生室4を各々
設け、該低温再生室4内に複数本の伝熱管4a,4a・
・・、4b,4b・・・、4c,4c・・・を配設する
一方、上記低温再生室4の側部に濃溶液レシーバ室8を
設け、上記低温再生室4と濃溶液レシーバ室7とをオー
バフローせき9を介して相互に連通せしめてなる吸収式
冷凍装置の低温再生器において、上記濃溶液レシーバ室
8内に充填物を充填して構成されている。
【0020】
【作用効果】本願各発明は、それぞれ上記の構成に対応
して次のような作用を奏する。
【0021】すなわち、先ず本願請求項1の発明の吸収
式冷凍装置用低温再生器の構成では、以上のように、シ
ェルアンドチューブ構造の低温再生室4側部の濃溶液レ
シーバ室8のオーバフローせき9上部から下流側に、複
数段のバッフル板51〜53を設けて低温再生室4から
の過熱状態の濃溶液を流下させるようになっている。
【0022】したがって、オーバフローせき9を超えて
低温再生室4から濃溶液レシーバ室8内に供給される過
熱状態の濃溶液は、上記複数段のバッフル板51〜53
上を所定の時間をかけて交互にフラットな広面積状態で
ゆっくりと流れ落ちて行くようになる。
【0023】その結果、該構成によると、上記低温再生
室4の溶液出口から濃溶液下降管までの濃溶液レシーバ
室8内の実質的な流路長、流路面積が大きくなり、濃溶
液の滞留時間が長く、その滞留面積が広くなる。
【0024】そのため、濃溶液下降管に到る間に可及的
に過熱状態が解消されて、濃溶液の流れが安定するの
で、冷凍系自体も安定する。また、濃溶液下降管内への
蒸気気泡の侵入もなくなるので、濃縮効率も高くなる。
【0025】次に、本願請求項2の発明の吸収式冷凍装
置用低温再生器の構成では、以上のように、シェルアン
ドチューブ構造の低温再生室4側部の濃溶液レシーバ室
8のオーバフローせき9上部から下流側に、複数段のバ
ッフル板機能を併有したパンチングプレート51a〜5
3aを設けて低温再生室4からの過熱状態の濃溶液を流
下させるようになっている。
【0026】したがって、オーバフローせき9を超えて
低温再生室4から濃溶液レシーバ室8内に供給される過
熱状態の濃溶液は、上記複数段のパンチングプレート5
1a〜53a上を所定の時間をかけて交互にフラットな
広面積状態で一部を滴下させながらゆっくりと流れ落ち
て行くようになる。
【0027】その結果、該構成によると、上記低温再生
室4の溶液出口から濃溶液下降管までの濃溶液レシーバ
室8内の実質的な流路長、流路面積が大きくなり、濃溶
液の滞留時間が長く、その滞留面積が広くなる。
【0028】しかも、その場合、本実施の形態では一部
の溶液が液滴となって落下する。
【0029】そのため、濃溶液下降管に到る間に、より
可及的に効率良く過熱状態が解消されて、飽和度が高く
なり、濃溶液の流れが安定するので、冷凍系自体も安定
する。また、より確実に濃溶液下降管8a内への蒸気気
泡の侵入がなくなるので、一層濃縮効率が高くなる。
【0030】また、本願請求項3の発明の吸収式冷凍装
置用低温再生器の構成では、以上のように、シェルアン
ドチューブ構造の低温再生室4側部の濃溶液レシーバ室
8のオーバフローせき9上部から下流側にスチールウー
ル55を設けて低温再生室4からの過熱状態の濃溶液を
流下させるようになっている。
【0031】したがって、オーバフローせき9を超えて
低温再生室4の溶液出口から濃溶液レシーバ室8内に供
給される過熱状態の濃溶液は、上記表面積の大きなスチ
ールウール55内を所定の時間をかけて複雑な分散流と
なった広面積状態でゆっくりと流れ落ちて行くようにな
る。
【0032】その結果、該構成によると、上記低温再生
室4の溶液出口から濃溶液下降管までの濃溶液レシーバ
室8内の実質的な流路長、流路面積が一段と大きくな
り、濃溶液の滞留時間が十分に長く、その滞留面積が一
段と広くなる。
【0033】そのため、濃溶液下降管に到る間に特に有
効に過熱状態が解消されて、濃溶液の流れが安定し、飽
和度も高くなるので、冷凍系自体もより安定する。ま
た、濃溶液下降管内への蒸気気泡の侵入も殆んどなくな
るので、濃縮効率が一段と高くなる。
【0034】さらに、本願請求項4の発明の吸収式冷凍
装置用低温再生器の構成では、以上のように、シェルア
ンドチューブ構造の低温再生室4側部の濃溶液レシーバ
室8のオーバフローせき9上部から下流側に充填物を充
填して低温再生室4からの過熱状態の濃溶液を流下させ
るようになっている。
【0035】したがって、オーバフローせき9を超えて
低温再生室4の溶液出口から濃溶液レシーバ室8内に供
給される過熱状態の濃溶液は、上記表面積の大きな充填
物間を所定の時間をかけて複雑な分散流となった広面積
状態でゆっくりと流れ落ちて行くようになる。
【0036】その結果、該構成によると、上記低温再生
室4の溶液出口から濃溶液下降管までの濃溶液レシーバ
室8内の実質的な流路長、流路面積が一段と大きくな
り、濃溶液の滞留時間が十分に長く、その滞留面積が一
段と広くなる。
【0037】そのため、濃溶液下降管に到る間に特に有
効に過熱状態が解消されて、濃溶液の流れが安定し、飽
和度も高くなるので、冷凍系自体もより安定する。ま
た、濃溶液下降管内への蒸気気泡の侵入も殆んどなくな
るので、濃縮効率が一段と高くなる。
【0038】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1および図2は、本願発明の実施の
形態1に係る吸収式冷凍装置用低温再生器の構成を示し
ている。
【0039】本実施の形態における低温再生器は、前述
した従来例の場合と同様に、その基本構造としては満液
式のシェルアンドチューブ型のものが採用されている
が、他方低温再生室からオーバフローせきを介して過熱
状態の濃溶液が供給される濃溶液レシーバ室内のオーバ
フローせき下流側に複数段のバッフル板を交互に設ける
ことによって、濃溶液レシーバ室内における濃溶液の流
路長を長くするとともに流路面積を拡大し、その滞留時
間を長くすることによって可及的に過熱状態を解消する
とともに濃溶液を飽和させるようにしたことが特徴であ
る。
【0040】すなわち、図中先ず符号1はシェルアンド
チューブ型の円筒体状の低温再生器の器体であり、該器
体1の一端側には図示しない気液分離器からの高圧の冷
媒蒸気が蒸気導入口2aを介して導入される冷媒蒸気導
入用の蒸気ヘッダ室2が、また他端側には底部に凝縮水
取出口3aを備えた凝縮水レシーバ室3が設けられてお
り、それらの中間に位置して前後方向に長い低温再生室
4が形成されている。
【0041】この低温再生室4と上記蒸気ヘッダ室2お
よび凝縮水レシーバ室3とは、それぞれ伝熱管嵌挿支持
用の第1,第2の管板10a,10bを介して仕切られ
ており、上記低温再生室4内には、該第1,第2の管板
10a,10bによって上記蒸気ヘッダ室2と凝縮水レ
シーバ室3とを連通させる図示のような複数本の直管構
造の伝熱管4a,4a・・・、4b,4b・・・、4
c,4c・・・が上下方向および器体幅方向に所定の間
隔を保って、同一列の配列状態となるように、その冷媒
蒸気出入口部分を上記各室2,3に連通させた状態で嵌
挿支持されている。そして、同低温再生室4の他端側
(図示左側)上部には上記気液分離器からの中間濃溶液
導入口5が、また同中央位置上部には低圧冷媒蒸気導出
口6が各々形成されている。
【0042】また、同低温再生室4の溶液最下流域側部
(図示器体右端側の前面部)には、例えば図2に示すよ
うに、上部に溶液出口11を有するオーバフローせき9
を介して低温再生後の濃溶液が取り出される濃溶液レシ
ーバ(濃溶液排出ボツクス)7が設けられている。そし
て、該濃溶液レシーバ室7内には、上記オーバフローせ
き9の溶液出口11から下流側下方に位置して第1,第
2,第3の複数段(3段)のバッフル板51,52,5
3が交互に設けられており、その底部には、さらに濃溶
液下降管8aが連通されている。
【0043】このように構成された低温再生器において
は、例えば冷房時において、図示しない気液分離器の気
液分離室側から上記蒸気ヘッダ室2内に供給された後、
さらに上記複数本の伝熱管4a,4a・・・、4b,4
b・・・、4c,4c・・・内を流れる水蒸気aと同気
液分離室側から中間濃溶液導入口5を介して上記低温再
生室4内に供給され、上記複数本の伝熱管4a,4a・
・・、4b,4b・・・、4c,4c・・・の外周囲に
滞留され、上記水蒸気aと対向して流される中間濃溶液
bとを相互に効率良く熱交換させることにより、上記複
数本の伝熱管4a,4a・・・、4b,4b・・・、4
c,4c・・・内を流れる水蒸気aを効率良く凝縮させ
るとともに上記低温再生室4内の中間濃溶液b中に含ま
れる残余水分を蒸発させて、さらに高濃度の臭化リチウ
ム溶液を吸収液cとして取り出し、上記のようにオーバ
フローせき9上部の溶液出口11から濃溶液レシーバ室
8の第1,第2,第3のバッフル板51,52,53を
介して段々に滞留時間を維持しながら広液面積状態で流
し、その後濃溶液下降管8aから図示しない吸収器に供
給する。
【0044】また、中間濃溶液bから蒸発された低圧の
水蒸気dは、低圧冷媒蒸気導出口6から凝縮器に送られ
て凝縮液化されて凝縮水となり、図示しない冷媒タンク
に溜められる。
【0045】また、上記低温再生室4の複数本の伝熱管
4a,4a・・・、4b,4b・・・、4c,4c・・
・内において凝縮液化された凝縮水eは凝縮水レシーバ
室3底部の凝縮水取出口3aから取り出されて上記冷媒
タンクに溜められる。
【0046】以上のように、本実施の形態の低温再生器
では、シェルアンドチューブ構造の低温再生室4側部の
濃溶液レシーバ室8のオーバフローせき9上部の溶液出
口11から下流側下方に、第1〜第3の複数段のバッフ
ル板51,52,53を交互に設けて低温再生室4から
の過熱状態の濃溶液を流下させるようになっている。
【0047】したがって、例えば図2に示すように、オ
ーバフローせき9を超えて低温再生室4の溶液出口11
から濃溶液レシーバ室8内に供給される過熱状態の濃溶
液は、上記第1〜第3のバッフル板51〜53上を所定
の時間をかけて交互にフラットな広面積状態でゆっくり
と流れ落ちて行くようになる。
【0048】その結果、該構成によると、上記溶液出口
11から濃溶液下降管8aの入口部までの濃溶液レシー
バ室8内の実質的な流路長、流路面積が大きくなり、濃
溶液の滞留時間が長く、その滞留面積が広くなる。
【0049】そのため、濃溶液下降管8aに到る間に可
及的に過熱状態が解消されて、濃溶液の流れが安定する
ので、冷凍系自体も安定する。また、濃溶液下降管8a
内への蒸気気泡の侵入もなくなるので、濃縮効率も高く
なる。
【0050】(実施の形態2)図3および図4は、本願
発明の実施の形態2に係る吸収式冷凍装置用低温再生器
の構成を示している。
【0051】本実施の形態における低温再生器の場合
も、前述した従来例の場合と同様に、その基本構造とし
ては満液式のシェルアンドチューブ型のものが採用され
ているが、他方低温再生室からオーバフローせきを介し
て過熱状態の濃溶液が供給される濃溶液レシーバ室内の
オーバフローせき下流側に複数段のバッフル板機能を有
したパンチングプレートを交互に設けることによって、
濃溶液レシーバ室内における濃溶液の流路長を長くする
とともに流路面積を拡大し、その滞留時間を長くするこ
とによって可及的に過熱状態を解消するとともに濃溶液
を飽和させるようにしたことが特徴である。
【0052】すなわち、図中先ず符号1はシェルアンド
チューブ型の円筒体状の低温再生器の器体であり、該器
体1の一端側には図示しない気液分離器からの高圧の冷
媒蒸気が蒸気導入口2aを介して導入される冷媒蒸気導
入用の蒸気ヘッダ室2が、また他端側には底部に凝縮水
取出口3aを備えた凝縮水レシーバ室3が設けられてお
り、それらの中間に位置して前後方向に長い低温再生室
4が形成されている。
【0053】この低温再生室4と上記蒸気ヘッダ室2お
よび凝縮水レシーバ室3とは、それぞれ伝熱管嵌挿支持
用の第1,第2の管板10a,10bを介して仕切られ
ており、上記低温再生室4内には、該第1,第2の管板
10a,10bによって上記蒸気ヘッダ室2と凝縮水レ
シーバ室3とを連通させる図示のような複数本の直管構
造の伝熱管4a,4a・・・、4b,4b・・・、4
c,4c・・・が上下方向および器体幅方向に所定の間
隔を保って、同一列の配列状態となるように、その冷媒
蒸気出入口部分を上記各室2,3に連通させた状態で嵌
挿支持されている。そして、同低温再生室4の他端側
(図示左側)上部には上記気液分離器からの中間濃溶液
導入口5が、また同中央位置上部には低圧冷媒蒸気導出
口6が各々形成されている。
【0054】また、同低温再生室4の溶液最下流域側部
(図示器体右端側の前面部)には、例えば図4に示すよ
うに、上部に溶液出口11を有するオーバフローせき9
を介して低温再生後の濃溶液が取り出される濃溶液レシ
ーバ(濃溶液排出ボツクス)7が設けられている。そし
て、該濃溶液レシーバ室7内には、上記オーバフローせ
き9の溶液出口11から下流側下方に位置して第1,第
2,第3の複数段(3段)のバッフル板機能を有するパ
ンチングプレート51a,52a,53aが交互に設け
られており、その底部には、さらに濃溶液下降管8aが
連通されている。
【0055】このように構成された低温再生器において
は、例えば冷房時において、図示しない気液分離器の気
液分離室側から上記蒸気ヘッダ室2内に供給された後、
さらに上記複数本の伝熱管4a,4a・・・、4b,4
b・・・、4c,4c・・・内を流れる水蒸気aと同気
液分離室側から中間濃溶液導入口5を介して上記低温再
生室4内に供給され、上記複数本の伝熱管4a,4a・
・・、4b,4b・・・、4c,4c・・・の外周囲に
滞留され、上記水蒸気aと対向して流される中間濃溶液
bとを相互に効率良く熱交換させることにより、上記複
数本の伝熱管4a,4a・・・、4b,4b・・・、4
c,4c・・・内を流れる水蒸気aを効率良く凝縮させ
るとともに上記低温再生室4内の中間濃溶液b中に含ま
れる残余水分を蒸発させて、さらに高濃度の臭化リチウ
ム溶液を吸収液cとして取り出し、上記のようにオーバ
フローせき9上部の溶液出口11から濃溶液レシーバ室
8の第1,第2,第3のパンチングプレート51a,5
2a,53aを介して段々に滞留時間を維持しながら広
液面積状態で一部を滴下させながら流し、その後濃溶液
下降管8aから図示しない吸収器に供給する。
【0056】また、中間濃溶液bから蒸発された低圧の
水蒸気dは、低圧冷媒蒸気導出口6から凝縮器に送られ
て凝縮液化されて凝縮水となり、図示しない冷媒タンク
に溜められる。
【0057】また、上記低温再生室4の複数本の伝熱管
4a,4a・・・、4b,4b・・・、4c,4c・・
・内において凝縮液化された凝縮水eは凝縮水レシーバ
室3底部の凝縮水取出口3aから取り出されて上記冷媒
タンクに溜められる。
【0058】以上のように、本実施の形態の低温再生器
では、シェルアンドチューブ構造の低温再生室4側部の
濃溶液レシーバ室8のオーバフローせき9上部の溶液出
口11から下流側下方に、第1〜第3の複数段のバッフ
ル板機能を併有したパンチングプレート51a,52
a,53aを交互に設けて低温再生室4からの過熱状態
の濃溶液を流下させるようになっている。
【0059】したがって、例えば図4に示すように、オ
ーバフローせき9を超えて低温再生室4の溶液出口11
から濃溶液レシーバ室8内に供給される過熱状態の濃溶
液は、上記第1〜第3のパンチングプレート51a〜5
3a上を所定の時間をかけて交互にフラットな広面積状
態で一部を滴下させながらゆっくりと流れ落ちて行くよ
うになる。
【0060】その結果、該構成によると、上記溶液出口
11から濃溶液下降管8aの入口部までの濃溶液レシー
バ室8内の実質的な流路長、流路面積が大きくなり、濃
溶液の滞留時間が長く、その滞留面積が広くなる。
【0061】しかも、その場合、本実施の形態では一部
の溶液が液滴となって落下する。
【0062】そのため、濃溶液下降管8aに到る間に可
及的に効率良く過熱状態が解消されるとともにパンチン
グ孔により気泡の蒸発が促進されて、飽和度が高くなり
濃溶液の流れが安定するので、冷凍系自体も安定する。
また、より確実に濃溶液下降管8a内への蒸気気泡の侵
入もなくなるので、それだけ濃縮効率も高くなる。
【0063】(実施の形態3)図5および図6は、本願
発明の実施の形態3に係る吸収式冷凍装置用低温再生器
の構成を示している。
【0064】本実施の形態における低温再生器の場合
も、前述した従来例の場合と同様に、その基本構造とし
ては満液式のシェルアンドチューブ型のものが採用され
ているが、他方低温再生室からオーバフローせきを介し
て過熱状態の濃溶液が供給される濃溶液レシーバ室内の
オーバフローせき下流側に溶液の表面積を拡大するとと
もに複雑な流路構造を実現するスチールウールを設ける
ことによって、濃溶液レシーバ室内における濃溶液の流
路長を長くするとともに流路面積を拡大し、その滞留時
間を長くすることによって可及的に過熱状態を解消する
とともに濃溶液を飽和させるようにしたことが特徴であ
る。
【0065】すなわち、図中先ず符号1はシェルアンド
チューブ型の円筒体状の低温再生器の器体であり、該器
体1の一端側には図示しない気液分離器からの高圧の冷
媒蒸気が蒸気導入口2aを介して導入される冷媒蒸気導
入用の蒸気ヘッダ室2が、また他端側には底部に凝縮水
取出口3aを備えた凝縮水レシーバ室3が設けられてお
り、それらの中間に位置して前後方向に長い低温再生室
4が形成されている。
【0066】この低温再生室4と上記蒸気ヘッダ室2お
よび凝縮水レシーバ室3とは、それぞれ伝熱管嵌挿支持
用の第1,第2の管板10a,10bを介して仕切られ
ており、上記低温再生室4内には、該第1,第2の管板
10a,10bによって上記蒸気ヘッダ室2と凝縮水レ
シーバ室3とを連通させる図示のような複数本の直管構
造の伝熱管4a,4a・・・、4b,4b・・・、4
c,4c・・・が上下方向および器体幅方向に所定の間
隔を保って、同一列の配列状態となるように、その冷媒
蒸気出入口部分を上記各室2,3に連通させた状態で嵌
挿支持されている。そして、同低温再生室4の他端側
(図示左側)上部には上記気液分離器からの中間濃溶液
導入口5が、また同中央位置上部には低圧冷媒蒸気導出
口6が各々形成されている。
【0067】また、同低温再生室4の溶液最下流域側部
(図示器体右端側の前面部)には、例えば図6に示すよ
うに、上部に溶液出口11を有するオーバフローせき9
を介して低温再生後の濃溶液が取り出される濃溶液レシ
ーバ(濃溶液排出ボツクス)7が設けられている。そし
て、該濃溶液レシーバ室7内には、上記オーバフローせ
き9の溶液出口11から下方下流側に位置してスチール
ウール55が交互に設けられており、その底部には、さ
らに濃溶液下降管8aが連通されている。
【0068】このように構成された低温再生器において
は、例えば冷房時において、図示しない気液分離器の気
液分離室側から上記蒸気ヘッダ室2内に供給された後、
さらに上記複数本の伝熱管4a,4a・・・、4b,4
b・・・、4c,4c・・・内を流れる水蒸気aと同気
液分離室側から中間濃溶液導入口5を介して上記低温再
生室4内に供給され、上記複数本の伝熱管4a,4a・
・・、4b,4b・・・、4c,4c・・・の外周囲に
滞留され、上記水蒸気aと対向して流される中間濃溶液
bとを相互に効率良く熱交換させることにより、上記複
数本の伝熱管4a,4a・・・、4b,4b・・・、4
c,4c・・・内を流れる水蒸気aを効率良く凝縮させ
るとともに上記低温再生室4内の中間濃溶液b中に含ま
れる残余水分を蒸発させて、さらに高濃度の臭化リチウ
ム溶液を吸収液cとして取り出し、上記のようにオーバ
フローせき9上部の溶液出口11から濃溶液レシーバ室
8内のスチールウール55を介して溶液の表面積を拡大
するとともに複雑な流路構造による分流状態を実現し、
十分な滞留時間を維持しながら広液面積状態で流し、そ
の後濃溶液下降管8aから図示しない吸収器に供給す
る。
【0069】また、中間濃溶液bから蒸発された低圧の
水蒸気dは、低圧冷媒蒸気導出口6から凝縮器に送られ
て凝縮液化されて凝縮水となり、図示しない冷媒タンク
に溜められる。
【0070】また、上記低温再生室4の複数本の伝熱管
4a,4a・・・、4b,4b・・・、4c,4c・・
・内において凝縮液化された凝縮水eは凝縮水レシーバ
室3底部の凝縮水取出口3aから取り出されて上記冷媒
タンクに溜められる。
【0071】以上のように、本実施の形態の低温再生器
では、シェルアンドチューブ構造の低温再生室4側部の
濃溶液レシーバ室8のオーバフローせき9上部の溶液出
口11から下流側下方に流れる溶液の表面積を拡大する
とともに複雑な流路構造を実現するスチールウール55
を設けて低温再生室4からの過熱状態の濃溶液を流下さ
せるようになっている。
【0072】したがって、例えば図6に示すように、オ
ーバフローせき9を超えて低温再生室4の溶液出口11
から濃溶液レシーバ室8内に供給される過熱状態の濃溶
液は、上記スチールウール55内を相当の時間をかけ、
複雑な流れとなって極めて広面積な状態でゆっくりと流
れ落ちて行くようになる。
【0073】その結果、該構成によると、上記溶液出口
11から濃溶液下降管8aの入口部までの濃溶液レシー
バ室8内の実質的な流路長、流路面積が一段と大きくな
り、濃溶液の滞留時間が長く、その滞留面積が広くな
る。また流れが混合される。
【0074】そのため、濃溶液下降管8aに到る間に可
及的効果的に気泡成分が蒸発され、特に有効に過熱状態
が解消され、飽和度が高くなって、濃溶液の流れが安定
するので、冷凍系自体も一段と安定する。また、その結
果、濃溶液下降管8a内への蒸気気泡の侵入も殆んどな
くなるので、濃縮効率が高くなる。
【0075】(実施の形態4)上記実施の形態3と同様
の作用効果は、また上記のようなスチールウール55に
代えて、例えば吸収装置の充填塔で使用されているラシ
ヒリングやレシヒリング、クロスバーチションリング、
スパイラルリング、ポールリング等の充填物を規則的又
は不規則的に充填することによっても実現することがで
きる。
【0076】このように、低温再生室からオーバフロー
せきを介して過熱状態の濃溶液が供給される濃溶液レシ
ーバ室内のオーバフローせき下流側に溶液の表面積を拡
大するとともに複雑な流路構造を実現するラシヒリング
等の充填物を充填することによって、濃溶液レシーバ室
内における濃溶液の流路長を長くするとともに流路面積
を拡大し、その滞留時間を長くすれば、やはり可及的に
過熱状態を解消することができるとともに濃溶液を飽和
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る吸収式冷凍装置
用低温再生器の構成を示す縦断面図である。
【図2】同低温再生器の構成を示す横断面図である。
【図3】本願発明の実施の形態2に係る吸収式冷凍装置
用低温再生器の構成を示す縦断面図である。
【図4】同低温再生器の構成を示す横断面図である。
【図5】本願発明の実施の形態3に係る吸収式冷凍装置
用低温再生器の構成を示す縦断面図である。
【図6】同低温再生器の構成を示す横断面図である。
【図7】従来の吸収式冷凍装置用低温再生器の構成を示
す縦断面図である。
【図8】同従来の低温再生器の問題を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
1は器体、2は冷媒蒸気導入用蒸気ヘッダ室、4は低温
再生室、4a,4b,4cは伝熱管、8は濃溶液レシー
バ室、8aは濃溶液下降管、9はオーバフローせき、1
0a,10bは第1,第2の管板、11は溶液出口、5
1〜53は第1〜第3のバッフル板、51a〜53aは
第1〜第3のパンチングプレート、55はスチールウー
ルである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェルアンドチューブ構造の器体(1)
    の一端側に気液分離器からの冷媒蒸気導入ヘッダ室
    (2)を、同器体(1)の他端端側に凝縮水レシーバ室
    (3)を、それらの中間に低温再生室4を各々設け、該
    低温再生室(4)内に複数本の伝熱管(4a),(4
    a)・・・、(4b),(4b)・・・、(4c),
    (4c)・・・を配設する一方、上記低温再生室(4)
    の側部に濃溶液レシーバ室(8)を設け、上記低温再生
    室(4)と濃溶液レシーバ室(8)とをオーバフローせ
    き(9)を介して相互に連通せしめてなる吸収式冷凍装
    置用低温再生器において、上記濃溶液レシーバ室(8)
    内に複数段のバッフル板(51)〜(53)を設けたこ
    とを特徴とする吸収式冷凍装置用低温再生器。
  2. 【請求項2】 シェルアンドチューブ構造の器体(1)
    の一端側に気液分離器からの冷媒蒸気導入ヘッダ室
    (2)を、同器体(1)の他端端側に凝縮水レシーバ室
    (3)を、それらの中間に低温再生室(4)を各々設
    け、該低温再生室4内に複数本の伝熱管(4a),(4
    a)・・・、(4b),(4b)・・・、(4c),
    (4c)・・・を配設する一方、上記低温再生室(4)
    の側部に濃溶液レシーバ室(8)を設け、上記低温再生
    室(4)と濃溶液レシーバ室(8)とをオーバフローせ
    き(9)を介して相互に連通せしめてなる吸収式冷凍装
    置用低温再生器において、上記濃溶液レシーバ室(8)
    内に複数段のパンチングプレート(51a)〜(53
    a)を設けたことを特徴とする吸収式冷凍装置用低温再
    生器。
  3. 【請求項3】 シェルアンドチューブ構造の器体(1)
    の一端側に気液分離器からの冷媒蒸気導入ヘッダ室
    (2)を、同器体(1)の他端端側に凝縮水レシーバ室
    (3)を、それらの中間に低温再生室4を各々設け、該
    低温再生室(4)内に複数本の伝熱管(4a),(4
    a)・・・、(4b),(4b)・・・、(4c),
    (4c)・・・を配設する一方、上記低温再生室(4)
    の側部に濃溶液レシーバ室(8)を設け、上記低温再生
    室(4)と濃溶液レシーバ室(8)とをオーバフローせ
    き(9)を介して相互に連通せしめてなる吸収式冷凍装
    置用低温再生器において、上記濃溶液レシーバ室(8)
    内にスチールウール(55)を設けたことを特徴とする
    吸収式冷凍装置用低温再生器。
  4. 【請求項4】 シェルアンドチューブ構造の器体(1)
    の一端側に気液分離器からの冷媒蒸気導入ヘッダ室
    (2)を、同器体(1)の他端端側に凝縮水レシーバ室
    (3)を、それらの中間に低温再生室4を各々設け、該
    低温再生室(4)内に複数本の伝熱管(4a),(4
    a)・・・、(4b),(4b)・・・、(4c),
    (4c)・・・を配設する一方、上記低温再生室(4)
    の側部に濃溶液レシーバ室(8)を設け、上記低温再生
    室(4)と濃溶液レシーバ室(8)とをオーバフローせ
    き(9)を介して相互に連通せしめてなる吸収式冷凍装
    置用低温再生器において、上記濃溶液レシーバ室(8)
    内に充填物を充填したことを特徴とする吸収式冷凍装置
    用低温再生器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013104375A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Toyota Motor Corp 気筒間空燃比ばらつき異常検出装置

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