JPH11304412A - 回転角速度センサ - Google Patents

回転角速度センサ

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JPH11304412A
JPH11304412A JP10115394A JP11539498A JPH11304412A JP H11304412 A JPH11304412 A JP H11304412A JP 10115394 A JP10115394 A JP 10115394A JP 11539498 A JP11539498 A JP 11539498A JP H11304412 A JPH11304412 A JP H11304412A
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JP
Japan
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vibrating body
electrode
fixed electrode
comb
displacement
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Application number
JP10115394A
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English (en)
Inventor
Kohei Sakurai
康平 櫻井
Masahiro Komachiya
昌宏 小町谷
Masahiro Matsumoto
昌大 松本
Kiyomitsu Suzuki
清光 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】振動体の質量を大きく保つことにより、感度が
向上し、かつ電極部をコンパクトな平面構造とすること
により、生産歩留りが向上する回転角速度センサを提供
する。 【解決手段】振動体11の櫛歯状可動電極30の各電極
間に、駆動用固定電極31と変位検出用固定電極32と
を並べて設ける構成とした。これにより、振動体11の
質量を大きく保つことができ、かつ電極部をコンパクト
な平面構造とすることができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体の角速度を
検出する際に用いる角速度センサに関し、特に、角速度
を検出して、回転体の運動や姿勢の制御を行う装置に用
いられる回転角速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転角速度センサ(ジャイロスコープ、
ヨーレートセンサ)は、自動車の車両安定制御システ
ム、ナビゲーションシステム、小型ビデオカメラの手ぶ
れ防止などに必要なセンサとして多くの需要がある。
【0003】これまでに、回転する球やコマをもつ機械
式ジャイロや光ファイバーを用いたファイバージャイロ
など多種多様なセンサが開発されてきている。
【0004】機械式ジャイロや光ファイバージャイロ
は、高精度ではあるが、装置が大型化する傾向があっ
た。
【0005】一方、三角柱や円筒形状の材料に圧電素子
を取り付けて小型化した圧電ジャイロも製品化されてい
るが、精密加工を要する小型部品を組み合わせる必要が
あるので、制作が難しく、また、多数の個別部品から成
っているため、回路一体型のものをつくるのは困難であ
るいう問題があった。この問題に対処するために、最
近、従来のシリコン半導体プロセス技術を応用したマイ
クロマシニング技術を用いた小型ジャイロスコープの研
究、開発が活発に行われている。この技術により、セン
サを安価かつ大量に生産することができ、さらにセンサ
部と周辺回路部との一体化が可能になることが期待され
る。
【0006】このようなマイクロマシニング技術を使用
した角速度センサの基本的な動作原理について、米国特
許第5349855号に開示されたものを例にとって、
以下、説明する。
【0007】一般に、角速度センサの原理は、第1軸方
向に一定に振動、または回転する慣性体(振動体)に第
1軸方向に対して直角の第2軸方向回りの角速度が与え
られた時、第1軸及び第2軸に対して直交する第3軸方
向に生じるコリオリの力を検出することにより、角速度
を検出するというものである。
【0008】コリオリの力は、慣性体の変位量を測定す
ることにより知ることができる。上記例の角速度センサ
は、振動体、それを支える支持構造部、振動体の駆動
部、コリオリ力による変位検出部から構成されている。
【0009】振動体を、適当な形状の支持梁によって基
板から離間し、櫛歯状電極を用いて静電駆動する。振動
方向は基板に平行な方向である。この状態で、振動体
に、同じく基板に平行で、前記振動方向に垂直な方向を
軸とした回転が加わると、振動体はコリオリ力により基
板に垂直な方向に変位する。
【0010】この変位を、振動体下部の基板に配置され
た電極を用いて静電容量の変化として検出し、コリオリ
力を測定する。
【0011】その他にも、マイクロマシニング技術を用
いてつくられた角速度センサで、基板に平行な平面内に
駆動電極と変位検出電極を設けて、振動体をこの平面内
でのみ可動としたものの例が、特開平09-18955
7号公報及び特開平09-119942号公報などに開
示されている。
【0012】また、振動体の櫛歯状電極の電極間に二つ
の変位検出用固定電極を配置した構造を有する加速度セ
ンサが、例えば特開平08-75782号公報に開示さ
れている。
【0013】
【課題が解決しようとする課題】しかしながら、上記米
国特許第5349855号記載のように、コリオリ力に
よる振動体の変位が、基板と垂直な方向である角速度セ
ンサは、真空中では良好に動作するものの、安価なパッ
ケージを前提に大気中で使用すると、基板と垂直な方向
への変位の際に振動体が空気による粘性抵抗の影響を受
けて、振動体の振動方向が不安定になり、感度が低下す
るという問題があった。
【0014】また、特開平09-189557号公報の
場合、変位検出電極が振動体の内部にあり、振動体の質
量を大きくできないという問題があった。このことはセ
ンサの感度を低下させる原因となっていた。
【0015】また、特開平09-119942号公報の
場合、櫛歯状の駆動電極と変位検出電極がお互い離れた
位置に設けられているので、振動体を支える支持構造部
の形状が複雑になり、振動方向が不安定になり、感度が
低下する恐れが考えられ、かつセンサ全体の面積が多く
きくなってしまい、センサ自体をコンパクトにまとめき
れないという問題があった。
【0016】本発明の目的は、振動体質量の大きい、か
つ電極部をコンパクトな平面構造とするセンサを提案す
ることであり、その結果として測定感度の良い回転角速
度センサを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における回転角速度センサの特徴とするとこ
ろは、振動体の櫛歯状可動電極の各電極間に、駆動用固
定電極と変位検出用固定電極とを並べて設けることにあ
る。
【0018】具体的には本発明は次に掲げる装置及び方
法を提供する。
【0019】本発明は、櫛歯状可動電極が設けられた振
動体と、前記振動体を振動可能に支持する支持構造部
と、前記櫛歯状可動電極との間に電圧を印加することに
より前記振動体を駆動する駆動用固定電極と、該駆動用
固定電極により前記振動体が駆動された方向とは異なる
方向へ生じる前記振動体の変位を検出する変位検出用固
定電極とを有する回転角速度センサにおいて、前記櫛歯
状可動電極の各電極間に、前記駆動用固定電極と前記変
位検出用固定電極とを並べて設けることを特徴とする回
転角速度センサを提供する。
【0020】好ましくは、前記駆動用固定電極と前記変
位検出用固定電極とを、互いにほぼ平行にする。
【0021】好ましくは、前記支持構造部を、4本のL
字状の帯板で構成し、前記各L字状の帯板を、前記振動
体が横方向に振動できるように前記振動体を前記横方向
に対し垂直方向から支持する縦帯板と、記振動体が縦方
向に振動できるように前記縦帯板を前記縦方向に対し垂
直方向から支持する横帯板とで一体形成する。
【0022】好ましくは、前記櫛歯状可動電極が前記駆
動用固定電極または前記変位検出用固定電極と接触する
のを防止する過剰振動防止部を、前記振動体の前記支持
部側両端に近接させて設ける。
【0023】好ましくは、前記櫛歯状可動電極を含む振
動体と、前記駆動用固定電極と、前記変位検出用固定電
極とを、ポリシリコン或いは単結晶シリコンで同じ厚さ
に形成し、基板上から離間された所定の位置に保持す
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例に係
わる回転角速度センサを、図を用いて説明する。
【0025】図1は、本発明の第1の実施の形態例に係
わる回転角速度センサの構成を示す。回転角速度センサ
は、振動体11、支持構造部23、駆動用固定電極3
1、変位検出用固定電極32(斜線部)によって構成さ
れている。
【0026】振動体11は、振動質量10の両側に櫛歯
状可動電極30を設けた構造となっている。また、振動
体11は、曲がり部分を有する梁で構成された支持構造
部23により基板(図面では省略)からほぼ一定の距離
を保って弾性的に支持されており、x軸、y軸の2軸方向
に振動することが可能となっている。
【0027】つまり、y 軸に平行な梁によってx 軸方向
への振動が、x 軸に平行な梁によって y 軸方向への振
動が実現される。支持構造部23は、アンカー部41に
よって基板に固定されている。
【0028】本実施の形態例の特徴は、振動体11を構
成している櫛歯電極30の電極間に、駆動用固定電極3
1と振動体11の変位検出用固定電極32の二つをほぼ
平行に設けた点にある。変位検出用固定電極32を振動
質量10の外部に配置することにより、振動質量10の
質量を大きくすることができ、センサの感度を向上させ
ることが可能となる。なお、駆動用固定電極電極31及
び変位検出用固定電極32は、必ずしも互いに平行にす
る必要はないが、平行にすることによって、振動体11
の駆動と変位の検出を効率的に行うことができる。
【0029】図2は、図1のA−B断面を示す。駆動用
固定電極31及び変位検出用固定電極32は、それぞれ
基板50の上部から一定の位置に保持されていて、図で
は省略しているが、振動体11と反対側の端において基
板に固定されている。
【0030】基板50と駆動用固定電極31、基板50
と変位検出用固定電極32との間隔は、基板50と振動
体11の櫛歯状可動電極30、振動質量10との間隔に
等しく、基板50から離間されて保持されている各種構
造部の厚さは全て等しい。
【0031】図3を用いて、本実施の形態例に係わる回
転角速度センサの実際の駆動、検出方法を説明する。
【0032】振動体11を駆動するには、駆動用固定電
極31と振動体の櫛歯状可動電極30aの間に電圧Vを
印加し、静電気力により振動体をx軸方向に引っぱる。
このような状態で、電圧Vを時間的に振動させると、振
動体をx軸方向に振動させることができる。
【0033】ここで、同時に駆動用固定電極31と櫛歯
状可動電極30aの間の静電容量を検出することによ
り、振動体11の変位量が分かるので、当該変位量が一
定になるように印加電圧Vをフィードバック制御する
と、振動体11のx軸方向の振動の振幅を一定にするこ
とが可能となる。
【0034】以上のように、振動体11がx軸方向に励
振されている状態でこの振動体11にz軸、つまり基板
と垂直な軸回りの角速度Ωが加えられた場合、振動体1
1には、次式(数1)で与えられるコリオリ力Fcがy軸
方向に働き、振動体11はy軸方向に微小振動する。 Fc=2mvΩ …(数1) (数1)で、mは振動体11の質量、vはx軸方向に励
振された振動体11の速度である。
【0035】コリオリ力Fcによる振動体11のy軸方
向への変位は、振動体11の櫛歯状可動電極30bと変
位検出用電極32a(斜線部上側)間の静電容量C1の変
化と、振動体11の櫛歯状可動電極30bと変位検出用
電極32b(斜線部下側)間の静電容量C2の変化として
計測できるので、具体的には( C1− C2)/2により、
加えられた角速度の大きさΩを知ることができる。
【0036】図4は、本発明の第2の実施の形態例に係
わる回転角速度センサの構成を示す。本実施の形態例の
回転角速度センサは、第1の実施の形態例の支持構造部
23を他の構造にしたものである。すなわち、支持構造
部23を折れ曲がり部がただ1ヵ所のL字状の梁4本で
構成している。
【0037】振動体11の櫛歯状可動電極間に駆動用固
定電極31、変位検出用固定電極32の二つの固定電極
を設けることによって、振動体11の質量を大きくする
ことが可能であることは、第1の実施の形態例において
述べた通りである。
【0038】前述した式(数1)から分かるように、コ
リオリ力を大きくするためには振動体の質量を増やすこ
との他に、振動体11の励振速度、つまり駆動振幅を大
きくすることが必要となる。
【0039】大振幅駆動を実現するには、駆動用固定電
極31及び変位検出用固定電極32は、互いにほぼ平行
に配置し、更に感度を上げるためには、振動体11の櫛
歯状可動電極30と変位検出用固定電極32の間隔を狭
くすることが望ましい。
【0040】しかし、駆動用固定電極31及び変位検出
用固定電極32が互いに垂直に配置された場合、大振幅
駆動をさせると、振動体11が変位検出用固定電極32
と衝突してしまう可能性がある。
【0041】本実施の形態例のように、駆動用固定電極
31及び変位検出用固定電極32を互いに平行に配置さ
せ、かつ支持構造部23にL字状の梁を用いることによ
り、大振幅駆動が可能になり、さらに感度を上げること
ができる。
【0042】また、支持構造部23に構造上単純なL字
状の梁を用いることにより、センサ自体をコンパクトに
まとめることができる。また、L字状の梁は折れ曲がっ
ている部分が1ヵ所なので、大振幅駆動でも壊れにく
く、信頼性という観点から見た場合にも有利である。
【0043】さらに、量産を考えた場合、櫛歯状可動電
極30と変位検出用固定電極32という細かいパターニ
ング精度が必要な箇所Xを分散させずにすむため、作製
するときに、エッチングガスの濃度勾配が生じた場合で
も、櫛歯状可動電極30のパターン精度が不均一になる
可能性が小さくなり、歩留りの向上につながる、という
利点がある。
【0044】図5は、本発明の第1、第2の実施の形態
例に係わる回転角速度センサに設けた過剰振動防止部の
詳細を示す。振動体11がy軸方向に過剰振動して、振
動体11の櫛歯状可動電極30が駆動用固定電極31ま
たは変位検出用固定電極32と接触することを避けるた
めに、過剰振動防止部40を設けている。
【0045】過剰振動防止部40は、過剰振動防止部4
0と振動体11の間隔D1が、駆動用固定電極31また
は変位検出用固定電極32と櫛歯状可動電極30の間隔
2に比べて小さくなるように配置される。
【0046】次に、前述した本発明の第2の実施の形態
例に係わる回転角速度センサの製造工程例を、図4の断
面C−Dを例にとり、図6から図9を用いて説明する。
【0047】基板から回転角速度センサの各種構造体を
離間するために、後の工程で消失する層(犠牲層)を予
め基板上に形成しておき、その上に構造体となる層を重
ね、工程の最終段階で犠牲層をエッチングするというプ
ロセスが必要となる。
【0048】まず、図6に示す工程においては、単結晶
シリコンからなる基板50の表面に、絶縁膜形成工程に
より、例えば酸化シリコン、窒化シリコン等の絶縁性の
薄膜を絶縁膜51として形成する。
【0049】次に、図7に示す工程においては、絶縁膜
51上に第1のポリシリコン膜52を形成し、ドライエ
ッチングによってパターニングを行い、絶縁膜51を介
してシリコン基板50と接触するアンカー部41の下部
を形成する。
【0050】そして、図8に示す工程においては、例え
ばPSG等の犠牲層53を図7の構造の表面に形成し、ド
ライエッチングによりパターニングを行う。この上に第
2のポリシリコン膜54を形成し、ドライエッチングで
パターニングをすることにより、各種可動部やアンカー
部41の上部が完成する。その後熱処理を行い、PSG等
の犠牲層53中のリンをポリシリコン中に熱拡散させ、
ポリシリコン膜52、54に伝導性をもたせる。
【0051】最後に、図9に示す工程においては、犠牲
層53をウェットエッチングにより除去し、支持構造部
23、櫛歯状可動電極30を含む振動体11、駆動用固
定電極31、変位検出用固定電極32等を基板と離間し
た状態にする。犠牲層53のエッチングを容易にするた
めに、振動質量10に、例えばエッチング用のホールを
設けてもよい。
【0052】上記工程では、支持構造部23、櫛歯状可
動電極30を含む振動体11、駆動用固定電極31、変
位検出用固定電極32等は、ポリシリコンによって構成
されているが、これらの構造体をSOI(Silicon on In
sulator)基板などの単結晶シリコンを用いてつくるこ
とも可能である。
【0053】以上述べてきた実施の形態例によれば、振
動体11の櫛歯状可動電極30間に、駆動用固定電極3
1及び変位検出用固定電極32の二つの固定電極を設け
ることによって、振動体11の駆動と変位検出を基板に
水平な平面内で行うことができ、かつ変位検出用固定電
極32を振動質量10の外部に配置することができるの
で、振動質量10の質量を大きくすることができ、セン
サの感度を向上させることができる。
【0054】また、駆動用固定電極31及び変位検出用
固定電極32を互いに平行に配置させ、かつ支持構造部
23にL字状の梁を用いることにより、大振幅駆動が可
能になり、さらに感度を上げることができる。また、支
持構造部23に構造上単純なL字状の梁を用いることに
より、センサ自体をコンパクトにまとめることができ
る。また、L字状の梁は折れ曲がっている部分が1ヵ所
なので、大振幅駆動でも壊れにくく、信頼性という観点
から見た場合にも有利になる。
【0055】さらに、量産を考えた場合、櫛歯状の駆動
電極と変位検出電極という細かいパターニング精度が必
要な箇所を分散させずにまとめたため、作製するとき
に、エッチングガスの濃度勾配が生じた場合でも櫛歯状
電極のパターン精度が不均一になる可能性が小さくな
り、歩留りの向上につながる、という利点がある。
【0056】また、過剰振動防止部40を設けることに
よって、振動体11がy軸方向に過剰振動して振動体1
1の櫛歯電極が固定電極部と接触することを避けること
ができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、振動体の質量を大きく
保つことができ、かつ電極部をコンパクトな平面構造と
することができるので、測定感度が向上し、かつ信頼性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例に係わる回転角速
度センサの構成を示す平面図である。
【図2】図1のA−B断面図である。
【図3】図1の電極部の一部を拡大した平面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態例に係わる回転角速
度センサの構成を示す平面図である。
【図5】本発明の第1〜第2の実施の形態例に係わる回
転角速度センサに設けた過剰振動防止部の詳細を示す平
面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態例に係わる回転角速
度センサの製造工程例に係わる断面図である。
【図7】図6の基板上に第1のポリシリコン膜を形成し
た断面図である。
【図8】図7の基板上に、さらに犠牲層及び第2のポリ
シリコン膜を形成した断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態例に係わる回転角速
度センサが基板上に離間され形成された状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
10…振動質量、11…振動体、23…支持構造部、3
0, 30a, 30b…櫛歯状可動電極、31…駆動用固定
電極、32, 32a, 32b…変位検出用固定電極、33
…櫛歯電極間の固定電極部、40…過剰振動防止部、4
1…アンカー部、50…基板、51…絶縁膜、52…第
1のポリシリコン膜、53…犠牲層、54…第2のポリ
シリコン膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 清光 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】櫛歯状可動電極が設けられた振動体と、前
    記振動体を振動可能に支持する支持構造部と、前記櫛歯
    状可動電極との間に電圧を印加することにより前記振動
    体を駆動する駆動用固定電極と、該駆動用固定電極によ
    り前記振動体が駆動された方向とは異なる方向へ生じる
    前記振動体の変位を検出する変位検出用固定電極とを有
    する回転角速度センサにおいて、 前記櫛歯状可動電極の各電極間に、前記駆動用固定電極
    と前記変位検出用固定電極とを並べて設けることを特徴
    とする回転角速度センサ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記駆動用固定電極と
    前記変位検出用固定電極とは、互いにほぼ平行であるこ
    とを特徴とする回転角速度センサ。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記支持構造部は、4
    本のL字状の帯板で構成され、前記各L字状の帯板は、
    前記振動体が横方向に振動できるように前記振動体を前
    記横方向に対し垂直方向から支持する縦帯板と、記振動
    体が縦方向に振動できるように前記縦帯板を前記縦方向
    に対し垂直方向から支持する横帯板とが一体形成されて
    いることを特徴とする角速度センサ。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記櫛歯状可動電極が
    前記駆動用固定電極または前記変位検出用固定電極と接
    触するのを防止する過剰振動防止部を、前記振動体の前
    記支持部側両端に近接させて設けることを特徴とする回
    転角速度センサ。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記櫛歯状可動電極を
    含む振動体と、前記駆動用固定電極と、前記変位検出用
    固定電極とは、ポリシリコン或いは単結晶シリコンで同
    じ厚さに形成され、基板上から離間された所定の位置に
    保持されることを特徴とする回転角速度センサ。
JP10115394A 1998-04-24 1998-04-24 回転角速度センサ Pending JPH11304412A (ja)

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