JPH11303645A - エンジンの防音構造及び防音カバー - Google Patents

エンジンの防音構造及び防音カバー

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JPH11303645A
JPH11303645A JP11379398A JP11379398A JPH11303645A JP H11303645 A JPH11303645 A JP H11303645A JP 11379398 A JP11379398 A JP 11379398A JP 11379398 A JP11379398 A JP 11379398A JP H11303645 A JPH11303645 A JP H11303645A
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英二 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の増大や防音カバーの重量増大を招
くことなく、同防音カバーに発生するびびり音を低減す
る。 【解決手段】 エンジン10の上部に取り付けられた防
音カバー20は、上板21と側板22とを備える。上板
21は複数のボルト26によりインテークマニホルド1
3に取り付けられる。上板21においてエンジン10を
覆う下面には、レゾネータ14側に突出する凸部25a
が形成されるとともに、同下面には凸部25aを被覆す
るようにして吸音材28が貼り付けられている。ボルト
26を締め付けることにより、凸部25aは吸音材28
を介してレゾネータ14の上面に当接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンの騒音
を低減するためのエンジンの防音構造及び防音カバーに
関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの運転に伴って、同エンジンか
らは気筒内における燃料の燃焼に伴う爆発音や吸気バル
ブ及び排気バルブの作動音といった種々の騒音が発生す
る。従来より、こうした騒音が外部に漏れるのを防止す
るために防音カバーが用いられている。例えば実開平5
−10755号公報に記載される「エンジンの遮音装
置」では、この防音カバーを複数のボルトを用いてエン
ジンに固定することにより、エンジンを防音カバーによ
って覆うようにしている。
【0003】ところで、防音カバーをエンジンに取り付
けることにより、同エンジンから放射される騒音につい
てはその低減を図ることができるものの、エンジンの振
動によって防音カバーが振動することにより、この防音
カバー自体が新たな騒音源となるおそれがある。
【0004】そこで、従来では、防音カバーを固定する
際に、ラバーマウントを用いて弾性支持することによ
り、防音カバーに伝播するエンジンの振動を低減するよ
うにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに防音カバーを弾性支持するようにした構成は、エン
ジンの振動成分のうち高周波成分の伝播を遮断するのに
は有効であるが、いわゆる”びびり音”の原因となる低
周波成分の伝播を遮断する効果は比較的小さい。また、
ラバーマウントとして比較的弾性率の小さいものを採用
すれば、上記びびり音の低減効果を上げることはできる
ものの、防音カバーをエンジンに確実に固定する必要が
あることを考えると、こうした対策にも自ずと限界があ
る。
【0006】従って、びびり音を確実に低減するために
は、上記のような弾性支持構造に加えて更に、防音カバ
ーの固定部位を増やしてその支持剛性を高めたり、或い
は防音カバーの肉厚等を増加させて剛性を高めたりする
対策が必要となる。ところが、このように防音カバーの
固定部位を増やしたり、或いは防音カバーの肉厚等を増
加させるようにすると、ボルト等の部品点数や防音カバ
ーの重量を増大させてしまうこととなる。
【0007】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、部品点数の増大や防音カバーの
重量増大を招くことなく、同防音カバーに発生するびび
り音を低減することのできるエンジンの防音構造及び防
音カバーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明では、エンジンを覆うよう
に当該エンジンに固定された防音カバーを備えたエンジ
ンの防音構造において、エンジン及び防音カバーの少な
くとも一方は、前記固定位置とは各別の位置に形成され
てエンジン及び防音カバーの他方と接触する接触部を備
えるものとしている。尚、本明細書中において、上記
「エンジン」には、エンジン本体のみならず、同エンジ
ンに接続される吸気系及び排気系を構成する部材や、同
エンジンに取り付けられ、或いはその近傍に配設される
付属機器等が含まれるものとする。
【0009】上記構成によれば、エンジン及び防音カバ
ーの少なくとも一方に形成された接触部がエンジン及び
防音カバーの他方と接触することにより、防音カバーの
支持剛性が増大し、防音カバーにおける振動の発生が抑
制されるようになる。
【0010】また、請求項2に記載した発明では、請求
項1に記載したエンジンの防音構造において、接触部は
凸状をなすものとしている。上記構成によれば、請求項
1に記載した発明の作用に加えて、接触部とエンジン及
び防音カバーの他方との接触面圧が増大するため、防音
カバーにおける振動の発生が更に抑制されるようにな
る。
【0011】請求項3に記載した発明では、請求項1又
は2に記載したエンジンの防音構造において、接触部は
弾性部材を介してエンジン及び防音カバーの他方と接触
するものとしている。
【0012】上記構成によれば、請求項1又は2に記載
した発明の作用に加えて、エンジンから防音カバーへ伝
播する振動が弾性部材によって減衰するようになる。請
求項4に記載した発明では、請求項3に記載したエンジ
ンの防音構造において、弾性部材は防音カバーにおいて
エンジンを覆う面に設けられた吸音材であるとしてい
る。
【0013】上記構成によれば、請求項3に記載した発
明の作用に加えて、弾性部材を別途設ける必要がなくな
る。請求項5に記載した発明では、エンジンを覆うよう
に当該エンジンに固定される防音カバーにおいて、前記
固定位置とは各別の位置に形成されてエンジンに接触す
る接触部を備えるようにしている。
【0014】上記構成によれば、接触部がエンジンと接
触することにより、防音カバーの支持剛性が増大し、防
音カバーにおける振動の発生が抑制されるようになる。
請求項6に記載した発明では、請求項5に記載したエン
ジンの防音カバーにおいて、接触部は凸状をなすものと
している。
【0015】上記構成によれば、請求項5に記載した発
明の作用に加えて、接触部とエンジンとの接触面圧が増
大するため、防音カバーにおける振動の発生が更に抑制
されるようになる。
【0016】請求項7に記載した発明では、請求項5又
は6に記載したエンジンの防音カバーにおいて、接触部
は弾性部材により被覆されるものとしている。上記構成
によれば、請求項5又は6に記載した発明の作用に加え
て、エンジンから防音カバーへ伝播する振動が弾性部材
によって減衰するようになる。
【0017】請求項8に記載した発明では、弾性部材は
エンジンを覆う面に設けられた吸音材であるとしてい
る。上記構成によれば、請求項7に記載した発明の作用
に加えて、弾性部材を別途設ける必要がなくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態について図1〜4を参照して説明する。図1は、エン
ジン10と同エンジン10の上部を覆うようにして取り
付けられた防音カバー20とを示す側面図であり、図2
は、この防音カバー20を示す斜視図である。
【0019】図1に示すように、本実施形態におけるエ
ンジン10は、車両に搭載されるV型のエンジンであ
り、シリンダブロック11、同シリンダブロック11の
左バンク10L及び右バンク10Rにそれぞれ設けられ
たシリンダヘッド12L,12R、両バンク10L,1
0Rの間に設けられたインテークマニホルド13、同イ
ンテークマニホルド13に接続されたレゾネータ14等
を備えている。
【0020】各バンク10L,10Rの内部には複数の
気筒(図示略)が形成されており、シリンダヘッド12
L,12Rには、これら各気筒に対応して吸気バルブ及
び排気バルブ(いずれも図示略)がそれぞれ設けられて
いる。これら各バルブはシリンダヘッド12L,12R
にそれぞれ設けられた吸気カムシャフト15L,15R
及び排気カムシャフト16L,16Rによって開閉駆動
される。
【0021】また、吸気カムシャフト15L,15R
は、各気筒内に設けられたピストン(図示略)の往復動
と同期して回転するクランクシャフト17に対してタイ
ミングベルト18により連結されている。一方、排気カ
ムシャフト16L,16Rはそれぞれ対応する吸気カム
シャフト15L,15Rにギヤ(図示略)によって連結
されている。従って、クランクシャフト17が回転する
ことにより、各カムシャフト15L,15R,16L,
16Rが回転し、更に、この各カムシャフト15L,1
5R,16L,16Rの回転に同期して各バンク10
L,10Rの吸気バルブ及び排気バルブが所定のタイミ
ングで開閉される。
【0022】インテークマニホルド13は、エンジン1
0の吸気系の一部を構成するものであり、インテークパ
イプ13aを介してスロットルボディ(図示略)に接続
されている。スロットルボディを介してインテークマニ
ホルド13内に導入された吸入空気は、各バンク10
L,10R内に形成された各気筒(図示略)内にそれぞ
れ導入されるようになっている。
【0023】レゾネータ14は全体が略直方体形状をな
しており、接続パイプ14aによって前記インテークパ
イプ13aに接続されている。このレゾネータ14は吸
気系を吸入空気が通過する際に発生する吸気騒音を共鳴
作用により低減するためのものである。
【0024】防音カバー20は、前記吸気バルブ及び排
気バルブの作動音や気筒内における燃料の爆発音等の騒
音がエンジン10の上方に漏れること抑制するためのも
のであり、耐熱性に優れるポリアミド樹脂等の合成樹脂
材料によって形成されている。図2に示すように、この
防音カバー20は、矩形状をなす上板21と、同上板2
1の周縁部分から下方に延伸された側板22とによって
構成されている。上板21の中央部には矩形状の開口部
21aが形成されており、この開口部21aの周囲には
複数の取付孔21bが形成されている。図1に示すよう
に、上板21は、この取付孔21bに挿通されたボルト
26によってインテークマニホルド13対し部分的に締
付固定されている。また、このように防音カバー20が
エンジン10に取り付けられることにより、インテーク
マニホルド13の一部は開口部21aから露出した状態
となる。
【0025】また、上板21の下面、即ちエンジン10
を覆う面には、その略全体を覆うようにしてシート状の
吸音材28が貼り付けられている。この吸音材28は耐
熱性に優れたポリエステル樹脂等の合成樹脂からなるフ
ェルト材にて形成されている。
【0026】図3は、レゾネータ14の近傍における防
音カバー20の形状を示す部分断面図であり、図4は図
3の4−4線に沿った断面図である。これら各図に示す
ように、上板21においてエンジン10を覆う面には、
インテークマニホルド13側に突出する一対の凸部25
a,25bが所定間隔を隔てて一体形成されている。こ
れら各凸部25a,25bは吸音材28によって被覆さ
れている。そして、各凸部25a,25bの下面はいず
れも吸音材28を介してレゾネータ14の上面に当接さ
れている。また、各ボルト26が締め付けられることに
より、吸音材28において各凸部25a,25bとレゾ
ネータ14の間に挟まれた部分は弾性変形した状態とな
っている。
【0027】上記各凸部25a,25bは、防音カバー
20における支持剛性を増大させることにより、同防音
カバー20の振動を抑制するためのものである。従っ
て、この凸部25a,25bは、防音カバー20がイン
テークマニホルド13に取り付けられた状態で振動した
場合に、その振動の振幅が最も大きくなる位置に形成さ
れていることが望ましく、より具体的には、インテーク
マニホルド13に対する固定部位、即ち取付孔21bか
ら十分に離間した位置に形成されていることが望まし
い。こうした点を考慮して、本実施形態では、上記各凸
部25a,25bを上板21における周縁部の近傍に形
成するようにしている。
【0028】以上のように構成された本実施形態によれ
ば、以下のような効果を奏することができる。 (1) 本実施形態では、各凸部25a,25bを吸音
材28を介してレゾネータ14に当接させているため、
防音カバー20の支持剛性が増大し、同防音カバー20
における振動の発生が抑制されるようになる。従って、
防音カバー20における振動の発生を抑制するために、
例えば、インテークマニホルド13への固定部位を増や
して防音カバー20の支持剛性を高めたり、或いは肉厚
等を増加させて防音カバー20自身の剛性を高めたりす
る必要がなくなる。その結果、本実施形態によれば、部
品点数の増大や防音カバー20の重量増大を招くことな
く、防音カバー20に発生するびびり音を低減すること
ができる。
【0029】(2)特に、本実施形態では、防音カバー
20においてレゾネータ14に当接させる部分(凸部2
5a,25b)を同レゾネータ14側に突出する凸状に
形成しているため、例えば、レゾネータ14の上面全体
に防音カバー20を接触させるようにした構成と比較し
て、防音カバー20とレゾネータ14との接触部分にお
ける面圧が増大する。その結果、防音カバー20におけ
る振動の発生が更に抑制されるようになり、びびり音を
より確実に低減することができる。
【0030】(3)更に、本実施形態では、レゾネータ
14に当接する各凸部25a,25bを吸音材28によ
り被覆するようにしているため、レゾネータ14及び防
音カバー20間において伝播する振動が吸音材28によ
って減衰するようになる。その結果、本実施形態によれ
ば、びびり音を更に確実に低減することができる。
【0031】(4)また、このようにレゾネータ14及
び防音カバー20間で伝播する振動を減衰させるうえで
は、各凸部25a,25bとレゾネータ14との間にゴ
ム等の減衰性の大きい弾性部材を介在させる構成を採用
することもできる。
【0032】この点、本実施形態では特に、防音カバー
20の吸音材28によって各凸部25a,25bを被覆
するようにしているため、こうした弾性部材を別途設け
る必要がない。従って、本実施形態によれば、防音カバ
ー20における構成の簡素化を図ることができる。
【0033】(5)更に、防音カバー20の振動を効果
的に抑制するうえでは、上記凸部25a,25bとレゾ
ネータ14との接触面圧が大きい方が望ましい。例え
ば、防音カバー20の側板22においてレゾネータ14
と対向する部位(図3において矢印Aで示す)に、同レ
ゾネータ14に突出する凸部を形成し、この凸部をレゾ
ネータ14に当接するようにした構成であっても、防音
カバー20の振動を抑制することはできる。しかしなが
ら、こうした構成では、凸部とレゾネータ14との接触
面圧が小さくなり、その振動抑制効果も比較的小さなも
のとなる。
【0034】この点、本実施形態では、各ボルト26を
締め付けることにより、各凸部25a,25bをレゾネ
ータ14に押圧させることができるため、各凸部25
a,25bとレゾネータ14との接触面圧を十分に大き
く設定することができる。その結果、本実施形態によれ
ば、防音カバー20の振動を効果的に抑制し、びびり音
を確実に低減することができる。
【0035】以上説明した上記実施形態は、以下のよう
に構成を変更することもできる。 ・上記実施形態では、防音カバー20に凸部25a,2
5bを形成し、同凸部25a,25bを吸音材28を介
してレゾネータ14に当接させるようにした。これに対
して、レゾネータ14の上面に凸部を形成し、この凸部
を吸音材28を介して防音カバー20に当接させるよう
にしてもよい。また、上記凸部25a,25bに相当す
る部分を防音カバー20及びレゾネータ14の双方に形
成するようにしてもよい。このように構成しても本実施
形態と同等の作用効果を奏することができる。
【0036】・凸部25a,25bをレゾネータ14以
外の部材、例えば、吸気系を構成する部材やエンジン1
0に取り付けられ、或いはその近傍に配設される付属機
器等に接触させるようにしてもよい。
【0037】・凸部25a,25bは、必ずしも図3及
び図4に示すような形状に限らず、例えば円柱状等であ
ってもよく、またその数についても任意でよい。また、
凸部25a,25bを別々の部材に接触させるようにし
てもよい。
【0038】・防音カバー20及び吸音材28の形成材
料は、耐熱性に優れるものであれば、例示したポリアミ
ド樹脂やポリエステル樹脂以外の材料であってもよい。 ・また、上記エンジン10は、車両に搭載されるものに
限らず、例えば船舶用エンジンや定置動力用エンジンで
あってもよい。更に、V型のエンジンに限られず、例え
ば直列型エンジンであってもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載した発明では、エンジン
及び防音カバーの少なくとも一方は、エンジンと防音カ
バーとの固定位置とは各別の位置に形成されてエンジン
及び防音カバーの他方と接触する接触部を備えるものと
している。従って、この接触部がエンジン及び防音カバ
ーの他方と接触することにより、防音カバーの支持剛性
が増大し、同防音カバーにおける振動の発生が抑制され
るようになる。その結果、部品点数の増大や防音カバー
の重量増大を招くことなく、防音カバーに発生するびび
り音を低減することができる。
【0040】特に、請求項2に記載した発明では、接触
部を凸状をなすものとしているため、この接触部とエン
ジン及び防音カバーの他方との接触面圧が増大する。そ
の結果、防音カバーにおける振動の発生が更に抑制され
るようになり、びびり音をより確実に低減することがで
きる。
【0041】また、請求項3に記載した発明では、上記
接触部を、弾性部材を介してエンジン及び防音カバーの
他方と接触させるようにしているため、エンジンから防
音カバーへ伝播する振動が弾性部材によって減衰するよ
うになる。その結果、請求項1又は2に記載した発明の
効果に加えて、びびり音を更に確実に低減することがで
きる。
【0042】更に、請求項4に記載した発明では、上記
弾性部材を防音カバーにおいてエンジンを覆う面に設け
られた吸音材としているため、弾性部材を別途設ける必
要がなくなり、構成の簡素化を図ることができる。
【0043】請求項5に記載した発明では、エンジンと
の固定位置とは各別の位置に形成されて同エンジンに接
触する接触部を備える構成としている。従って、この接
触部がエンジンと接触することにより、防音カバーの支
持剛性が増大し、同防音カバーにおける振動の発生が抑
制されるようになる。その結果、部品点数の増大や防音
カバーの重量増大を招くことなく、防音カバーに発生す
るびびり音を低減することができる。
【0044】特に、請求項6に記載した発明では、接触
部を凸状をなすものとしているため、この接触部とエン
ジンとの接触面圧が増大する。その結果、防音カバーに
おける振動の発生が更に抑制されるようになり、びびり
音をより確実に低減することができる。
【0045】また、請求項7に記載した発明では、接触
部を弾性部材を介してエンジンと接触させるようにして
いるため、エンジンから防音カバーへ伝播する振動が弾
性部材によって減衰するようになる。その結果、請求項
5又は6に記載した発明の効果に加えて、びびり音を更
に確実に低減することができる。
【0046】更に、請求項8に記載した発明では、上記
弾性部材を防音カバーにおいてエンジンを覆う面に設け
られた吸音材としているため、弾性部材を別途設ける必
要がなくなり、構成の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防音カバーが取り付けられたエンジンの側面
図。
【図2】防音カバーの斜視図。
【図3】防音カバーに形成された接触部を示す部分拡大
断面図。
【図4】図3の4−4線に沿った断面図。
【符号の説明】
10…エンジン、10L…左バンク、10R…右バン
ク、11…シリンダブロック、12L,12R…シリン
ダヘッド、13…インテークマニホルド、13a…イン
テークパイプ、14…レゾネータ、14a…接続パイ
プ、15L,15R…吸気カムシャフト、16L,16
R…排気カムシャフト、17…クランクシャフト、18
…タイミングベルト、20…防音カバー、21…上板、
21a…開口部、22…側板、21b…取付孔、25
a,25b…凸部、26…ボルト、28…吸音材。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを覆うように当該エンジンに固
    定された防音カバーを備えたエンジンの防音構造におい
    て、 前記エンジン及び前記防音カバーの少なくとも一方は、
    前記固定位置とは各別の位置に形成されて前記エンジン
    及び前記防音カバーの他方と接触する接触部を備えるこ
    とを特徴とするエンジンの防音構造。
  2. 【請求項2】 前記接触部は凸状をなすことを特徴とす
    る請求項1に記載したエンジンの防音構造。
  3. 【請求項3】 前記接触部は弾性部材を介して前記エン
    ジン及び前記防音カバーの他方と接触することを特徴と
    する請求項1又は2に記載したエンジンの防音構造。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材は前記防音カバーにおいて
    前記エンジンを覆う面に設けられた吸音材であることを
    特徴とする請求項3に記載したエンジンの防音構造。
  5. 【請求項5】 エンジンを覆うように当該エンジンに固
    定される防音カバーにおいて、前記固定位置とは各別の
    位置に形成されて前記エンジンに接触する接触部を備え
    ることを特徴とするエンジンの防音カバー。
  6. 【請求項6】 前記接触部は凸状をなすことを特徴とす
    る請求項5に記載したエンジンの防音カバー。
  7. 【請求項7】 前記接触部は弾性部材により被覆される
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載したエンジンの
    防音カバー。
  8. 【請求項8】 前記弾性部材は前記エンジンを覆う面に
    設けられた吸音材であることを特徴とする請求項7に記
    載したエンジンの防音カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009197661A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Honda Motor Co Ltd レゾネータを備える遮音構造体

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