JPH11302384A - 環状エーテル基を側鎖に有するポリシロキサン及びその製造方法 - Google Patents

環状エーテル基を側鎖に有するポリシロキサン及びその製造方法

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JPH11302384A
JPH11302384A JP10106015A JP10601598A JPH11302384A JP H11302384 A JPH11302384 A JP H11302384A JP 10106015 A JP10106015 A JP 10106015A JP 10601598 A JP10601598 A JP 10601598A JP H11302384 A JPH11302384 A JP H11302384A
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JP
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cyclic ether
polysiloxane
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silicon
group
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JP10106015A
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Kenji Okada
賢治 岡田
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温におけるイオン伝導度、強度などに優れ
た、各けい素上に環状エーテルを含有する置換基を2つ
有する新規なポリシロキサンを提供する。 【解決手段】 ジクロロシランに対し、環状エーテル構
造を有する末端ビニル化合物を白金化合物触媒によりヒ
ドロシリル化させ、得られたジクロロシラン誘導体を縮
合重合させることにより各けい素上に環状エーテルを含
有する置換基を2つ有する新規なポリシロキサンを得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電池などに使用可能
な高分子固体電解質などになりうる各けい素上に環状エ
ーテルを含有する置換基を2つ有するポリシロキサンお
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、樹脂工業が発展するとともに、特
殊な性質を有する樹脂が必要になり、それに伴って従来
にない高分子の開発が望まれるようになってきた。エポ
キシ化合物の開環重合により得られるポリエーテルは、
特殊ゴム、界面活性剤など、その用途は広い。またポリ
エチレンオキシドを側鎖に持つ高分子は、リチウム塩な
どのアルカリ金属塩を可溶化することができ、高分子電
解質への研究が盛んである。しかしながら、ポリエチレ
ンオキシドはその高い結晶性のために、金属塩の移動度
を十分に向上させることができない。また、けい素上に
鎖状のエーテル基を有するポリシロキサンについては、
これまでにも多々報告されているが、環状エーテルを含
有する置換基をけい素上に2つ有するポリシロキサンは
知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、各ケイ素上
に環状エーテルを含有する置換基を2つ有する新規なポ
リシロキサンおよびその製造方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、各ケイ素上に
環状エーテルを含有する置換基を2つ有する新規なポリ
シロキサンおよびその製造方法を提供する。好ましく
は、主鎖が一般式
【0005】
【化8】
【0006】で示される、各ケイ素上に環状エーテルを
含有する置換基を2つ有する上記記載のポリシロキサン
(式中A1、A2は、置換または非置換のアルキル基、ア
リール基、またはオキシアルキレン基を、nは1以上の
整数を表す)。また好ましくは、主鎖が一般式
【0007】
【化9】
【0008】で示される、各ケイ素上に環状エーテルを
含有する置換基を2つ有する上記記載のポリシロキサン
(式中A3、A4は、置換または非置換のアルキル基、ア
リール基、またはオキシアルキレン基を、nは1以上の
整数を表す)。また各けい素上に環状エーテルを含有す
る置換基を2つ有するシロキサン単位を含むポリシロキ
サンおよびその製造方法に関する。かかる各ケイ素上に
2つの環状エーテルを含有する置換基を有するポリシロ
キサンは、少量の他のシロキサン単位、例えばR3Si
3/2単位(式中、Rは置換あるいは非置換のアルキル
基である)、SiO4/2単位を含有しても良い。好まし
いものとして、主鎖が一般式
【0009】
【化10】
【0010】で示される、各ケイ素上に環状エーテルを
含有する置換基を2つ有するシロキサン単位を含有する
上記記載のポリシロキサン(式中A1、A2は、置換また
は非置換のアルキル基、アリール基、またはオキシアル
キレン基を、nは1以上の整数を表す)を挙げることが
できる。また好ましいものとして、主鎖が一般式
【0011】
【化11】
【0012】で示される、各ケイ素上に環状エーテルを
含有する置換基を2つ有するシロキサン単位を含有する
上記記載のポリシロキサン(式中A3、A4は、置換また
は非置換のアルキル基、アリール基、またはオキシアル
キレン基を、nは1以上の整数を表す)を挙げることが
できる。上記ポリシロキサンの製造法は例えば次に示す
方法である。一般式
【0013】
【化12】
【0014】(式中X1、X2は環状のエーテル基を有す
る置換基であり、X1、X2はそれぞれ同種または異種で
あってもよい)で示されるジクロロシラン誘導体を、プ
ロトン酸を触媒として水の存在下に攪拌することによ
り、分子鎖両末端にシラノール基を有するジオルガノポ
リシロキサンを生成せしめ、しかる後に該ジオルガノポ
リシロキサンを酸性縮合触媒存在下に縮合重合させるこ
とを特徴とする、前記各ケイ素上に環状エーテルを含有
する置換基を2つ有する新規なポリシロキサンおよびそ
の製造方法に関する。また本発明は、一般式
【0015】
【化13】
【0016】(式中X1、X2は環状のエーテル基を有す
る置換基であり、X1、X2はそれぞれ同種または異種で
あってもよい)で示されるジクロロシラン誘導体を、酸
化亜鉛を有機溶媒の存在下で反応させ、次いで得られた
反応混合物に、例えば塩酸などで代表されるプロトン酸
を触媒として水の存在下に攪拌することにより、分子鎖
両末端にシラノール基を有するジオルガノポリシロキサ
ンを生成せしめ、しかる後に該ジオルガノポリシロキサ
ンを酸性縮合触媒存在下に縮合重合させることを特徴と
する、前記各ケイ素上に環状エーテル基を含有する置換
基を2つ有する新規なポリシロキサンおよびその製造方
法に関する。さらに本発明は、一般式
【0017】
【化14】
【0018】(式中X1、X2は環状のエーテル基を有す
る置換基であり、X1、X2はそれぞれ同種または異種で
あってもよく、pは3または4)で示されるシクロシロ
キサン誘導体を、プロトン酸触媒の存在下に重合させる
ことを特徴とする前記各けい素上に環状エーテルを含有
する置換基を2つ有する新規なポリシロキサンの製造方
法に関する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法を実施するにあ
たっては、該ジクロロシランに対して酸化亜鉛あるいは
プロトン酸を適当な反応容器中で接触させる。本発明に
おいては反応容器の種類は重要でない。しかしながら副
反応を防ぐため、非反応性材料で形成された反応容器中
でおこなうのが好ましい。本発明方法は、バッチ法、セ
ミバッチ法または連続式で実施しうる。この反応容器
は、例えば連続的攪拌タンク反応容器でありうる。この
方法はバッチ式あるいは連続式でおこなうのが好まし
い。一般式
【0020】
【化15】
【0021】(式中X1、X2は環状のエーテル基を有す
る置換基であり、X1、X2はそれぞれ同種または異種で
あってもよい)で示されるジクロロシランに対して酸化
亜鉛を有機溶媒の存在下で接触あるいはプロトン酸を接
触させるが、その接触方法に特に制約はない。本発明の
各ケイ素上に環状エーテルを含有する置換基を2つ有す
るポリシロキサンは、一般式
【0022】
【化16】
【0023】(式中X1、X2は環状のエーテル基を有す
る置換基であり、X1、X2はそれぞれ同種または異種で
あってもよい)で表されるジクロロシランと酸化亜鉛を
有機溶媒の存在下で反応させ、次いで得られた反応混合
物に水およびプロトン酸を加えて攪拌することにより、
分子鎖両末端にシラノール基を有するジオルガノポリシ
ロキサンを生成せしめ、次いで該ジオルガノポリシロキ
サンを酸性縮合触媒の存在下に縮合重合させるのである
が、始発原料である一般式
【0024】
【化17】
【0025】(式中X1、X2は環状のエーテル基を有す
る置換基であり、X1、X2はそれぞれ同種または異種で
あってもよい)で示されるジクロロシランは例えば次の
ような方法で製造される。ジクロロシラン(H2SiC
2)および環状エーテル基を含有する末端ビニル化合
物を、ヒドロシリル化反応用触媒である白金化合物触媒
あるいはロジウム化合物触媒と接触させ付加反応をする
ことにより得られる。この種のジクロロシランを合成す
る別の方法としては、例えば、テトラクロロシラン(S
iCl4)に対して相当するグルニヤール反応剤を反応
させて得る方法がある。本発明の各ケイ素上に環状エー
テルを含有する置換基を2つ有するポリシロキサンは前
記したような方法で製造された、一般式
【0026】
【化18】
【0027】(式中X1、X2は環状のエーテル基を有す
る置換基であり、X1、X2はそれぞれ同種または異種で
あってもよい)で表されるジクロロシランと酸化亜鉛を
有機溶媒の存在下で反応させ、次いで、得られた反応混
合物に水およびプロトン酸を加えて攪拌することによ
り、分子末端にシラノール基を有するジオルガノポリシ
ロキサンを生成せしめるのであるが、ここで酸化亜鉛と
ジクロロシランは有機溶媒中で反応し、対応するポリシ
ロキサンと副生物として塩化亜鉛を生じる。反応温度は
特に限定はされないが、好ましくは−30℃〜200℃
の範囲で実施され、さらに好ましくは50℃〜150℃
の過熱下で実施される。ここで酸化亜鉛の使用量は、通
常、上記ジクロロシラン1モル当たり、0.4〜5.0
モルとなるような量であり、当量である0.5から4.
0モルが好ましい。本発明に使用される有機溶媒は、ア
セトニトリル、ケトンおよび酢酸アルキルが挙げられ
る。酢酸アルキルとしては、酢酸メチル、酢酸エチル、
酢酸イソプロピル、酢酸n−プロピル、酢酸イソブチル
などが例示され、ケトンとしてはメチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトンが例示されるが、好ましくはア
セトニトリル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソブチ
ル、メチルイソブチルケトンが用いられる。またこれら
の有機溶媒に、他の有機溶媒を併用することも可能であ
る。引き続いて、水とプロトン酸を加えることにより、
分子鎖末端にシラノール基を有するポリシロキサンが生
成され、このものは有機溶媒層に溶解し、副生物として
の塩化亜鉛は水層に溶解し、また、過剰の酸化亜鉛も水
層に溶解して2層に分離される。有機層は純水で洗浄を
繰り返した後、回収、脱水される。使用した溶媒は減圧
除去等の方法で取り除く。さらに酸性縮合触媒を用いて
分子量を増大させることが出来る。酸性縮合触媒として
は、濃硫酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ドデシル
ベンゼンスルホン酸などが例示される。また、2−エチ
ルヘキサン酸をテトラメチルグアニジンと当モルで混合
したものも有効である。室温で縮合反応を起こしシロキ
サン鎖の切断を起こしにくいので、好ましくはトリフル
オロメタンスルホン酸を使用する。縮合反応の温度範囲
は特に限定されるものではないが、好ましくは10℃か
ら150℃の温度範囲で実施される。また本発明の各ケ
イ素上に環状エーテルを含有する置換基を2つ有するポ
リシロキサンは前記したような方法で製造された、一般
【0028】
【化19】
【0029】(式中X1、X2は環状のエーテル基を有す
る置換基であり、X1、X2はそれぞれ同種または異種で
あってもよい)で表されるジクロロシランと酸を有機溶
媒の存在下で反応させ、次いで、得られた反応混合物に
水およびプロトン酸を加えて攪拌することにより、分子
末端にシラノール基を有するジオルガノポリシロキサン
を生成せしめるのであるが、ここで使用する酸は特に限
定されるものではないが、好ましくは塩酸などが挙げら
れる。ここで酸の使用量は、通常、上記ジクロロシラン
1モル当たり、0.4〜5.0モルとなるような量であ
り、当量である0.5から4.0モルが好ましい。本発
明に使用される有機溶媒は、ジエチルエーテル、アセト
ニトリル、ケトンおよび酢酸アルキルが挙げられる。酢
酸アルキルとしては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イ
ソプロピル、酢酸n−プロピル、酢酸イソブチルなどが
例示され、ケトンとしてはメチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトンなどが例示されるが、好ましくはメチ
ルエチルケトンやメチルイソブチルケトンが用いられ
る。またこれらの有機溶媒に、他の有機溶媒を併用する
ことも可能である。こうして得られた分子鎖末端にシラ
ノール基を有するポリシロキサンは、酸性縮合触媒存在
下にさらに重合することが出来る。酸性縮合触媒として
は、濃硫酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ドデシル
ベンゼンスルホン酸などが例示される。また、2−エチ
ルヘキサン酸をテトラメチルグアニジンと当モルで混合
したものも有効である。室温で縮合反応を起こしシロキ
サン鎖の切断を起こしにくいので、好ましくはトリフル
オロメタンスルホン酸を使用する。縮合反応の温度範囲
は特に限定されるものではないが、好ましくは室温から
150℃の温度範囲で実施される。このような方法によ
り得られる該ポリシロキサンの化合物例を示すが、本発
明は以下の化合物に限定されるものではない。なお化合
物1〜6において、nは1以上の整数を表す。 (化合物例1)
【0030】
【化20】
【0031】(化合物例2)
【0032】
【化21】
【0033】(化合物例3)
【0034】
【化22】
【0035】(化合物例4)
【0036】
【化23】
【0037】(化合物例5)
【0038】
【化24】
【0039】(化合物例6)
【0040】
【化25】
【0041】
【実施例】次に本発明の実施例について具体的に説明す
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。 (実施例1)ガラス内筒を備えたステンレス製オートク
レーブに、(化合物7)
【0042】
【化26】
【0043】9.5g(60mmol)および白金ビニ
ルシロキサンキシレン溶液1.0mg(1.0×10-4
mmol)を秤取し、空気中でそのオートクレーブに、
ジクロロシラン2.0g(20mmol)を加え、60
℃に加熱して攪拌した。6時間後反応を終了し反応混合
物をクーゲルロールを使用して蒸留した。その結果ケイ
素上に環状エーテルを含有する置換基を2つ有するジク
ロロシラン誘導体が、7.5g(18mmol、収率9
0%)得られた。またこの物質のGC−MSによる分子
量測定では親ピークが417に現れた。次に得られたジ
クロロシラン誘導体4.2g(10mmol)を、酸化
亜鉛1.2g、酢酸エチル5.0gの入った反応容器
に、60℃に加熱攪拌下で1時間かけて滴下した。その
後さらに3時間加熱攪拌を行なった。冷却後純水20g
を加え、さらに10%塩酸水をフラスコの固形分がなく
なるまで添加した。有機層を取り出し純水で十分洗浄し
たのち、有機溶媒を減圧除去することによりポリシロキ
サン3.8g(収率96%)を得た。このポリシロキサ
ン0.8gと過塩素酸リチウム0.2gとをアセトンに
溶解させ均一溶液とし、それを基板上に流延した後、ア
ルゴンガス雰囲気下で加熱して溶媒を除去し薄膜を得
た。この薄膜のイオン伝導度は極めて高い値を示した。
【0044】
【発明の効果】本発明の各ケイ素上に環状エーテルを含
有する置換基を2つ有するポリシロキサンは新規な化合
物であり、またその製造方法は簡便で効率が良いという
特徴を有する。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各ケイ素上に環状エーテルを含有する置換
    基を2つ有するポリシロキサン。
  2. 【請求項2】各ケイ素上に環状エーテルを含有する置換
    基を2つ有するシロキサン単位を含むポリシロキサン。
  3. 【請求項3】主鎖が一般式 【化1】 で示される、各ケイ素上に環状エーテルを含有する置換
    基を2つ有する請求項1に記載のポリシロキサン。(式
    中A1、A2は、置換または非置換のアルキル基、アリー
    ル基、またはオキシアルキレン基を、nは1以上の整数
    を表す)
  4. 【請求項4】主鎖が一般式 【化2】 で示される、各ケイ素上に環状エーテルを含有する置換
    基を2つ有する請求項1に記載のポリシロキサン。(式
    中A3、A4は、置換または非置換のアルキル基、アリー
    ル基、またはオキシアルキレン基を、nは1以上の整数
    を表す)
  5. 【請求項5】主鎖が一般式 【化3】 で示される、各ケイ素上に環状エーテルを含有する置換
    基を2つ有するシロキサン単位を含有する請求項2に記
    載のポリシロキサン。(式中A1、A2は、置換または非
    置換のアルキル基、アリール基、またはオキシアルキレ
    ン基を、nは1以上の整数を表す)
  6. 【請求項6】主鎖が一般式 【化4】 で示される、各ケイ素上に環状エーテルを含有する置換
    基を2つ有するシロキサン単位を含有する請求項2に記
    載のポリシロキサン。(式中A3、A4は、置換または非
    置換のアルキル基、アリール基、またはオキシアルキレ
    ン基を、nは1以上の整数を表す)
  7. 【請求項7】一般式 【化5】 (式中X1、X2は環状のエーテル基を有する置換基であ
    り、X1、X2はそれぞれ同種または異種であってもよ
    い)で示されるジクロロシラン誘導体と、酸化亜鉛を有
    機溶媒の存在下で反応させ、次いで、得られた反応混合
    物に水およびプロトン酸を加えて攪拌することにより、
    分子鎖両末端にシラノール基を有するジオルガノポリシ
    ロキサンを生成せしめ、しかる後に、該ジオルガノポリ
    シロキサンを酸性縮合触媒の存在下に縮合重合させるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の各けい素上に環状エ
    ーテルを含有する置換基を2個有するポリシロキサンの
    製造方法
  8. 【請求項8】一般式 【化6】 (式中X1、X2は環状のエーテル基を有する置換基であ
    り、X1、X2はそれぞれ同種または異種であってもよ
    い)で示されるジクロロシラン誘導体を、酸を触媒とし
    て溶媒の存在下に混合することにより分子鎖両末端にシ
    ラノール基を有するジオルガノポリシロキサンを生成せ
    しめ、しかる後に、該ジオルガノポリシロキサンを酸性
    縮合触媒の存在下に縮合重合させることを特徴とする、
    請求項1に記載の各けい素上に置換基として環状エーテ
    ル基を2個有するポリシロキサンの製造方法。
  9. 【請求項9】一般式 【化7】 (式中X1、X2は環状のエーテル基を有する置換基であ
    り、X1、X2はそれぞれ同種または異種であってもよ
    く、pは3または4)で示されるシクロシロキサン誘導
    体を、プロトン酸触媒の存在下に重合させることを特徴
    とする、請求項1に記載の各けい素上に置換基として環
    状エーテル基を2個有するポリシロキサンの製造方法。
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