JPH11301925A - 線条体繰出方法及び装置 - Google Patents

線条体繰出方法及び装置

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JPH11301925A
JPH11301925A JP10109460A JP10946098A JPH11301925A JP H11301925 A JPH11301925 A JP H11301925A JP 10109460 A JP10109460 A JP 10109460A JP 10946098 A JP10946098 A JP 10946098A JP H11301925 A JPH11301925 A JP H11301925A
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JP
Japan
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feeding
liquid
striated body
gas
storage
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Application number
JP10109460A
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English (en)
Inventor
Makoto Katayama
誠 片山
Hisashi Tanji
久 丹治
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線条体に過大な張力を与えることなく、円滑
に線条体を水中に繰り出すことのできる線条体の繰出方
法を提供すること。 【解決手段】 液体中に線条体を繰り出す繰出方法にお
いて、巻回された線条体Fを気体が充填された収納部S
に収納し、収納部S又は線条体Fの繰出経路に気体を圧
入し、収納部Sの気圧を線条体Fが繰り出される液体の
液圧以上に維持しつつ、線条体Fを繰り出すことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻回された線条体
を液体中に対して繰り出す際に用いられる線条体繰出方
法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、リールなどに巻回された線条体を
繰り出す繰出装置としては、特開平4-227496号公報、特
開平5-323127号公報又は特開平9-243831号公報などに記
載された装置が知られている。これらの装置は、リール
などに巻回された線条体を収納する収納部を有してお
り、線条体を順次引き解きつつ収納部外に繰り出すもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平5-3231
27号公報又は特開平4-227496号公報に記載されている装
置は、空中への線条体の繰り出しを意図しており、これ
らの装置を単純に水中において用いることはできない。
もし仮に、これらの装置を水中で用いると、収納部が水
で満たされるため、水の抵抗に起因する張力が線条体に
加わることになる。また、リールの鍔部との摩擦に起因
する張力も線条体に加わるため、これらの装置を水中で
用いると、線条体に過大な張力を与えてしまい線条体を
切断させてしまう不具合が発生し、線条体を円滑に繰り
出すことはできない。
【0004】一方、特開平9-243831号公報に記載されて
いる装置は、水中への線条体の繰り出しも意図してお
り、リールの繰出側の鍔部を回転自在にし、線条体とリ
ールとの間の摩擦力を低減して、線条体に加わる張力を
低減させるものである。しかし、このとき収納部には水
が満たされるので、水の抵抗に起因する張力は線条体に
加えられることになる。この装置によれば、リールとの
接触に起因する張力を抑止して張力の軽減を図ることは
できるが、水の抵抗に起因する張力があるため、繰出速
度を高速とした場合には水の抵抗が大きくなり、線条体
に加えられる張力が過大となるおそれがあった。
【0005】従って、本発明の目的は、線条体に過大な
張力を与えることなく、円滑に線条体を水中に繰り出す
ことのできる線条体繰出方法及び装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、液体中に線条体を繰り出す繰出方法において、巻回
された線条体を気体が充填された収納部に収納し、収納
部又は線条体の繰出経路に気体を圧入し、収納部の気圧
を線条体が繰り出される液体の液圧以上に維持しつつ、
線条体を繰り出すことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、収納部の気圧を線条体が繰り出される
液体の液圧よりも大きくし、収納部から液体中に気体を
排出させつつ、線条体を繰り出すことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、液体中に線条体
を繰り出す繰出装置において、巻回された線条体を収納
し、内部に気体が充填される収納部と、収納部又は線条
体の繰出経路に連通して設けられた供給管部と、供給管
部を介して、収納部又は繰出経路に気体を供給する気体
供給機構とを備えていることを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、収納部と連通する繰出管部を繰出経路
上に備え、供給管部が、線条体の繰出方向に気体を供給
させる方向に傾けられた状態で繰出管部に結合されてい
ることを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項3又は4
に記載の発明において、繰出管部の内径が、繰り出され
る線条体の外径の10倍以下とされていることを特徴とす
る。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項3〜5の
何れかに記載の発明において、収納部の底部に収納部と
連通する液溜まり部を備え、液溜まり部が、内部に溜ま
った液体を排出させる排出機構を有していることを特徴
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の線条体の繰出装置の実施
形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0013】なお、本発明の線条体繰出装置は、液体中
に線条体を繰り出すものであり、その収納部Sに気体が
満たされている。これらの液体及び気体の種類は特に限
定されないが、以下には、海底の水中に対して線条体を
繰り出す場合であって、空気が収納部に満たされる場合
を例に説明する。
【0014】本発明の第一実施形態の線条体繰出装置
は、図1及び図2(a)に示されるように、ケース1内部
の収納部Sに線条体Fを巻回させたリール2が収納され
ている。ケース1は、円筒状の部分の一端側が円錐状に
すぼめられた形状をしており、円錐状の部分の先端に繰
出管部11の基端が結合されている。また、繰出管部1
1の先端は、水中に向けて開口されている。繰出管部1
1と対向して、取り外し可能な蓋部13が螺合されてい
る。ケース1内部の収納部Sに収納されたリール2の交
換などは、この蓋部13を取り外すことにより行われ
る。線条体Fは、繰出経路である繰出管部11を通って
海中に繰り出されている。
【0015】繰出管部11のほぼ中央には、図1に示さ
れるように、繰出管部11の内部に空気を供給する供給
管部12Aが結合されている。供給管部12Aは、図2
(b)に示されるように、繰出管部11の一点から周囲に
放射状に四つ配置されており、空気を線条体Fの繰出方
向(図1における右方)に供給するように傾けられてい
る。各供給管部12Aは、空気を供給する気体供給機構
であるコンプレッサー3に接続されている。
【0016】ここで、繰出管部11の内径は、繰り出さ
れている線条体Fの外径の10倍以下とされている。ま
た、四つの供給管部12Aは繰出管部11の周囲に均等
に配されており、供給管部12Aにより供給される空気
により、線条体Fが繰出管部11のほぼ中心を通過する
ようにされている。
【0017】また、蓋部13には支持柱14が貫通され
ている。支持柱14の先端には、円盤部15が結合さ
れ、円盤部15の中心から更に回転軸部16が突設され
ている。円盤部15の表面には、リール2が回転しない
ように位置決めする位置決めピン17が突設されてい
る。回転軸部16の先端にはネジ孔が形成されており、
このネジ孔にボルト19を螺合させて押さえ板18を固
定するようにされている。押さえ板18の表面にも、位
置決めピン17が突設されている。
【0018】リール2は、胴体部2aと、胴体部2aの
両端に結合されたリング状の鍔部2bと、胴体部の中心
に位置する軸挿入部2cと、胴体部2a及び軸挿入部2
cとを結合する結合板部2dとからなる。円筒状の胴体
部2aの周囲には線条体Fが巻回されており、鍔部2b
が線条体Fの巻き崩れを防止している。胴体部2aの中
心には、上述した回転軸部16が挿通される円筒状の軸
挿入部2cが配置されており、軸挿入部2cから放射状
に六枚の結合板部2dが延設されている。結合板部2d
は胴体部2aと軸挿入部2cとを結合しており、一部の
結合板部2dは、上述した位置決めピン17が挿入され
る円筒状のピン挿入部2eを有している。回転軸部16
に軸挿入部2cを挿入させ、押さえ板18をボルト19
により回転軸部16の先端に固定することにより、位置
決めピン17がピン挿入部2eに挿入され、リール2が
固定される。
【0019】次に、上述した第一実施形態の線条体繰出
装置を用いて、光ファイバコードなどの線条体を繰り出
して海底に敷設する線条体繰出方法について説明する。
【0020】上述した線条体繰出装置が搭載された移動
体(図示せず)を海中に沈める以前に、線条体Fが巻回
されたリール2を上述したように収納部Sに収納させ
る。線条体Fの一端を繰出管部11から外部に繰り出し
ておき、コンプレッサー3により供給管部12Aを介し
て繰出管部11の内部に空気を供給しながら移動体を海
中に沈める。繰り出される線条体Fは、海上の母船と移
動体の間を接続し、移動体を遠隔操作する際の通信経路
としても利用される。
【0021】その後、移動体を移動させることにより線
条体Fが繰り出されるが、このときも、コンプレッサー
3により供給管部12Aを介して繰出管部11の内部に
空気を供給する。供給された空気は、線条体Fの繰出方
向に流れて供給管部12Aの先端から海中に排出される
ため、収納部S及び繰出管部11の内部が気体で満たさ
れた状態が維持される。このとき、収納部Sの圧力は、
線条体Fが繰り出される海底の水圧よりも高くされてい
る。
【0022】上述したように、第一実施形態における繰
出方法及び繰出装置においては、線条体Fの繰出経路に
位置する繰出管部11に対して空気を圧入し、収納部S
の気圧を海中の水圧以上にして線条体Fを繰り出す。こ
のため、線条体Fは収納部Sにおいて水の抵抗を受ける
ことがなく、線条体Fに加わる張力を軽減させて線条体
Fを円滑に繰り出すことができる。また、収納部Sの気
圧を海中の水圧よりも大きくし、且つ海中に対して空気
を排出させているため、海中からの水の浸入防止を効果
的に実現することができる。
【0023】また、上述した第一実施形態における繰出
装置においては、供給管部12Aが、線条体Fの繰出方
向に空気を供給するように傾けられた状態で、繰出管部
11に結合されている。このため、線条体Fの繰り出し
が空気の流れに補助され、線条体Fを円滑に繰り出すの
に効果的である。また、繰出管部11の内部に水の浸入
に対抗する方向の空気の流れを作り出すので、水の浸入
を更に効果的に防止することができる。
【0024】さらに、上述した第一実施形態における繰
出装置においては、繰出管部11の内径が線条体Fの外
径の10倍以下とされているため、線条体Fと繰出管部1
1内壁との間の隙間が小さく、水の浸入を更に効果的に
防止することができる。例えば、線条体Fの外径が1mm
程度であるならば、繰出管部11の内径は10mm以下とさ
れるのが好ましい。ここで、繰出管部11の内径が繰り
出される線条体Fの外径の10倍を超えるようであると、
線条体Fと繰出管部11の内壁との間の隙間が大きいた
め、水の浸入が発生し易くなってしまう。
【0025】次に、本発明の第二実施形態について図面
を参照しつつ説明する。
【0026】図3に示される第二実施形態の線条体繰出
装置は、図1及び図2に示される第一実施形態の線条体
繰出装置とは、線条体Fの巻回形態並びに供給管部12
Bの形態及び取付位置とが異なる。以下には、上述した
第一実施形態の繰出装置と異なる点について詳しく説明
する。
【0027】第二実施形態における線条体繰出装置にお
いては、線条体Fがリールに巻回されておらず、接着剤
などによりコイル状に巻き固められて巻回されている。
線条体Fは、収納部Sに収納されて、その外周をケース
1の内面に接触させて固定されている。コイル状の線条
体Fを収納部Sに固定する固定機構を設けても良い。線
条体Fは、コイル状に巻回された内側から繰り出され
る。線条体Fのコイル形状を保持するための接着剤によ
る拘束力は弱くされており、繰り出される線条体Fは、
繰り出される際に加わる力によって接着剤による拘束か
ら容易に解放される。
【0028】また、供給管部12Bは、繰出管部11に
対向する面に形成されており、収納部Sに対して空気を
供給する。供給管部12Bは、気体供給機構であるコン
プレッサー3に接続されている。繰出管部11に対向す
る面は円形であり、その中心に供給管部12Bが結合さ
れており、供給管部12Bから供給される空気は、コイ
ル状に巻回されている線条体Fの中心を通過し、更に繰
出管部11を通過して海中に排出されている。
【0029】上述した第二実施形態における繰出装置に
よっても、収納部Sにおいて水の抵抗を受けることな
く、線条体Fに加わる張力を軽減させて線条体Fを円滑
に繰り出すことができる。また、収納部Sの気圧を海中
の水圧よりも大きくし、且つ海中に対して空気を排出さ
せているため、海中からの水の浸入防止を効果的に実現
することもできる。
【0030】次に、本発明の第三実施形態について図面
を参照しつつ説明する。
【0031】図4に示される第三実施形態の線条体繰出
装置は、図1及び図2に示される第一実施形態の線条体
繰出装置に準じた構成を有している。以下には、上述し
た第一実施形態の繰出装置と異なる点について詳しく説
明し、第一実施形態の繰出装置と同一又は同等の構成に
ついては、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0032】第三実施形態における線条体繰出装置にお
いては、供給管部12Cがケース1の上部に結合されて
おり、収納部Sに対して空気を供給している。供給管部
12Cは、気体供給機構であるコンプレッサー3に接続
されている。供給管部12Cから収納部Sに気体が供給
されることにより、収納部Sの気圧が海中の水圧とほぼ
等しくされており、水が繰出管部11の途中で堰き止め
られている。
【0033】また、外部の水が表面張力などにより線条
体Fを伝って収納部Sに浸み込んでくることが考えら
れ、図4はこのような状態を示している。このような状
態を想定して、ケース1の底部に液溜まり部4が設けら
れている。液溜まり部4は、線条体Fの繰り出しを阻害
しないように、ケース1の内表面に大きな凹部を形成さ
せないように、収納部S側の開口部は狭くされている。
そして、液溜まり部4は、その内部で拡張された空間を
有し、この拡張された空間に収納部Sに浸入した水を溜
めておく。
【0034】液溜まり部4の下部には、排出機構である
バルブ4aが設けられている。液溜まり部4に溜まった
水は、このバルブ4aを開放して繰出装置外に除去され
る。バルブ4aを開いて水を除去する際には、コンプレ
ッサー3を制御して収納部Sに供給する空気量を増加さ
せるなどして、収納部Sの圧力を一時的に高くする。こ
のようにすることで、液溜まり部4からの水の除去を促
進すると共に、繰出管部11側からの水の浸入を防止す
る。
【0035】なお、第三実施形態の繰出装置において
は、上述したように内部の空気と外部の水とが繰出管部
の途中で均衡状態を保っている。収納部Sに空気が充填
された状態が維持できるのであれば、このように空気を
外部に排出させなくても良い。ただし、繰出管部11内
の空気と水との均衡面が変動するようであると、繰出時
に線条体Fに加わる張力が変動することになるため、安
定した繰り出しを行うには空気を外部に排出させた方が
好ましい。
【0036】上述した第三実施形態の繰出装置によって
も、収納部Sにおいて水の抵抗を受けることなく、線条
体Fに加わる張力を軽減させて線条体Fを円滑に繰り出
すことができる。また、第三実施形態の繰出装置は、排
出機構であるバルブ4aを有する液溜まり部4を備えて
いるため、第三実施形態の繰出装置によれば、収納部S
に浸入した水を容易に除去することができ、線条体Fの
繰り出しを円滑に行うことができる。
【0037】なお、本発明の線条体繰出方法及び装置
は、上述した実施形態に限定されるものではない。供給
管部の配設位置は、収納部又は繰出経路気体を供給でき
ればどこでも良く、その数も少なくとも一つ設けられれ
ば良い。例えば、上述した第一実施形態においては、供
給管部12Aが繰出管部11の一点から放射状に四つ設
けられたが、五つ以上でも、一つだけでも良い。あるい
は、第一実施形態の繰出装置においては、供給管部12
Aが繰出管部11の一点から放射状に設けられたが、繰
出管部11の二点からそれぞれ放射状に設けられても良
い。
【0038】また、上述した第一及び第三実施形態にお
いては、リール2は一対の鍔部2bを有していたが、こ
のような鍔部2bは必ずしも形成されていなくても良
く、特に、繰り出し側の鍔部2bが形成されなければ、
線条体Fの繰り出し時に線条体Fに加わる張力をさらに
軽減することもできる。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、線条体
の繰り出し中に、収納部において液体の抵抗を受けるこ
とがなく、線条体に加わる張力を軽減させて線条体を円
滑に繰り出すことができる。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、収納部の
気圧を液体の液圧よりも大きくして液体中に対して気体
を排出させているため、液体の浸入防止を効果的に実現
することができる。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、供給管部
を介して気体供給機構により収納部(又は線条体の繰出
経路)に気体を供給することができ、収納部に気体を充
填させた状態を維持し、収納部において液体の抵抗を受
けないようにし、線条体に加わる張力を軽減させて線条
体を円滑に繰り出すことができる。
【0042】請求項4に記載の発明によれば、供給管部
が、繰出経路上の繰出管部に対して結合されて線条体の
繰出方向に気体を供給するように傾けられているため、
線条体の繰り出しが空気の流れで補助され、線条体を円
滑に繰り出すことができる。また、液体の浸入に対抗す
る方向の気体の流れを作り出すため、液体の収納部(又
は線条体の繰出経路)への浸入を更に効果的に防止する
ことができる請求項5に記載の発明によれば、繰出管部
の内径が線条体の外径の10倍以下とされているため、線
条体と繰出管部内壁との間の隙間が小さく、液体の収納
部(又は線条体の繰出経路)への浸入を更に効果的に防
止することができる。
【0043】請求項6に記載の発明によれば、排出機構
を有する液溜まり部を有しているため、収納部に浸入し
た液体を容易に除去することができ、線条体の繰り出し
を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の線条体繰出装置の第一実施形態を示す
断面図(図2(a)におけるZ−Z線断面図)である。
【図2】(a)は図1におけるX−X線断面図であり、(b)
は 図1におけるY−Y線断面図である。
【図3】本発明の線条体繰出装置の第二実施形態を示す
断面図である。
【図4】本発明の線条体繰出装置の第三実施形態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1…ケース、11…繰出管部、12…供給管部、2…リ
ール、3…コンプレッサー(気体供給機構)、4…液溜
まり部、4a…バルブ(排出機構)、F…線条体、S…
収納部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体中に線条体を繰り出す繰出方法にお
    いて、 巻回された前記線条体を気体が充填された収納部に収納
    し、前記収納部又は前記線条体の繰出経路に気体を圧入
    し、前記収納部の気圧を前記線条体が繰り出される前記
    液体の液圧以上に維持しつつ、前記線条体を繰り出すこ
    とを特徴とする線条体繰出方法。
  2. 【請求項2】 前記収納部の気圧を前記線条体が繰り出
    される前記液体の液圧よりも大きくし、前記収納部から
    前記液体中に前記気体を排出させつつ、前記線条体を繰
    り出す、請求項1に記載の線条体繰出方法。
  3. 【請求項3】 液体中に線条体を繰り出す繰出装置にお
    いて、 巻回された前記線条体を収納し、内部に気体が充填され
    る収納部と、 前記収納部又は前記線条体の繰出経路に連通して設けら
    れた供給管部と、 前記供給管部を介して、前記収納部又は前記繰出経路に
    気体を供給する気体供給機構とを備えていることを特徴
    とする線条体繰出装置。
  4. 【請求項4】 前記収納部と連通する繰出管部を前記繰
    出経路上に備え、前記供給管部が、前記線条体の繰出方
    向に気体を供給させる方向に傾けられた状態で前記繰出
    管部に結合されている、請求項3に記載の線条体繰出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記繰出管部の内径が、繰り出される前
    記線条体の外径の10倍以下とされている、請求項3又は
    4に記載の線条体繰出装置。
  6. 【請求項6】 前記収納部の底部に前記収納部と連通す
    る液溜まり部を備え、前記液溜まり部が、内部に溜まっ
    た液体を排出させる排出機構を有している、請求項3〜
    5の何れかに記載の線条体繰出装置。
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