JP2550252B2 - 線形繰出しリーダホルダー - Google Patents

線形繰出しリーダホルダー

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JP2550252B2
JP2550252B2 JP4051913A JP5191392A JP2550252B2 JP 2550252 B2 JP2550252 B2 JP 2550252B2 JP 4051913 A JP4051913 A JP 4051913A JP 5191392 A JP5191392 A JP 5191392A JP 2550252 B2 JP2550252 B2 JP 2550252B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にミサイル発射器
に関し、特にそのようなミサイル発射器から光ファイバ
導波体を展開するために使用される線形繰出しリーダホ
ルダーに関する。
【０００２】
【従来の技術】非線形導波体繰出しシステムにおいて、
リーダは巻枠周辺に巻回された光ファイバ導波体を含む
ファイバパックに取付けられている。リーダから保護さ
れていないファイバへの転移は巻回されたファイバと調
和して行われる。リーダはファイバパック上に位置し、
ファイバとその被覆との転移点に余分な応力を生成しな
い。この応力のない環境は通常の線形繰出しリーダホル
ダーを用いても不可能である。なぜなら、制動出口の大
きさは非常に小さいので、導波体周辺を覆う軽量保護フ
ァイバを含むことができないためである。従来の線形繰
出しシステムは保護リーダを配置するための安定した区
域を有しない。ファイバは被覆に挿入された地点におい
てファイバの歪みを生成するため、繰出し装置の外に取
付けられたまま維持される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】２重繰出しシステムの
場合において、繰出し開始に対して提案された１方法は
接着剤テープによって発射繰出し装置の外側に取付けら
れた光ファイバ導波体を有することである。通常のファ
イバ繰出し装置の場合において、それは展開中に光ファ
イバ導波体に物理的に接近して位置される方形コーナを
有し、結果として導波体の過度の応力を生成する。
【０００４】したがって、光ファイバペイロード展開シ
ステムに使用可能な線形繰出しシステムを有することは
導波体展開技術の進歩をもたらすものである。強化され
たリーダをリーダハウジング内において巻回することを
許容し、その展開の開始時に光ファイバ導波体の保護を
与える線形繰出しシステムを提供することが有効であ
る。さらに、ファイバは繰出し装置に接近して繰出す
か、或いは発射前に繰出し装置に接近して進行する必要
がある場合、滑らかな、摩擦を生じない、展開機構を備
えた展開システムが必要である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記特徴および利点を提
供するために、本発明は、光ファイバ繰出し装置によっ
て使用される線形繰出し光ファイバ導波体リーダホルダ
ーを提供する。光ファイバ繰出し装置は被覆のない部分
およびハウジング内に配置された螺旋状に巻回された被
覆部分を有する。ハウジングは突出する被覆されたファ
イバが通る出口孔を有する。光ファイバコネクタは例え
ばミサイルまたは運動体に結合されるように構成されて
いる導波体の被覆部分の端部上に接続される。本発明の
線形繰出しリーダホルダーは繰出し螺旋の大きさを増加
する必要がなく比較的厚い「太く被覆された（fatjacke
ted ）」リーダを形成する。
【０００６】本発明は、少なくとも２つの特別の適用を
有する。線形繰出しリーダホルダーは線形繰出しを行う
ために十分に制動された螺旋を有するバルーン補助繰出
し装置に取付けられる。それは補強されたリーダをバル
ーン補助繰出し装置内に螺旋状に巻回することを可能に
し、ファイバが被覆に挿入された点におけるファイバの
応力を除去し、滑らかな、摩擦のない、ファイバ導波体
展開を行わせる。これは本発明の線形繰出しリーダホル
ダーが通常の線形繰出し装置の出口に正規には適合しな
いが達成される。
【０００７】さらに、光ファイバ導波体は繰出し装置に
接近して繰出すか、或いは発射前に繰出し装置に接近し
て進行することが必要である状態において、線形繰出し
リーダはこれを達成する滑らかな磨滅しないシステムを
提供する。本発明の線形繰出しリーダホルダーはさらに
信頼できる線形繰出しシステムを提供する。４個のファ
イバ直径と同じぐらい小さい螺旋を有する繰出しは、本
発明を使用することで達成可能であり、導波体は高い応
力の繰出しの開始時期中保護されることが可能である。
【０００８】２重繰出し特性を有する複数の単一パイロ
ン発射器はまた、本発明による複数の線形繰出し開始シ
ステムと複数のバルーン補助繰出し装置を組合わせて本
発明の原理を使用して設けられる。
【０００９】
【実施例】図面を参照すると、図１は本発明の原理によ
る線形繰出し導波体リーダホルダー15を有するバルーン
補助繰出し装置10を示す。バルーン補助繰出し装置に関
する付加的な情報および詳細は1990年７月20日出願の米
国特許出願07/556,235号明細書に記載されている。典型
的に円筒形状を有する覆いまたはハウジング11およびそ
れに固定されている円錐形状のリーダホルダー12を有す
るバルーン補助繰出し装置10が示されている。円錐形状
のリーダホルダー12は光ファイバ導波体（図２参照）が
そこから出ることを可能にするように構成されている２
重端部に配置された出口孔14を有する。円錐形状のリー
ダホルダー12はバルーン補助繰出し装置10のハウジング
11の機尾端部に取付けられる。
【００１０】図２を参照すると、図１のバルーン補助繰
出し装置の内部が示されている。被覆のない部分16およ
び巻回された被覆部分を含むリーダ17を有する光ファイ
バ導波体はバルーン補助繰出し装置10内に配置されてい
る。被覆のない部分16はハウジング11内に配置された巻
枠13の周辺に巻回され、滑らかに丸くされた曲線を有す
る内部孔19を通過する。リーダ17は内部で巻回され、一
般に円錐形状のリーダホルダー12の内壁と接触して配置
されている。コネクタ18は光ファイバ導波体の端部に結
合され、リーダ17に固定される。円錐形状のリーダホル
ダー12の出口孔14はコネクタ18がそこを通過できるよう
に十分に大きい。
【００１１】動作において、コネクタ18はミサイルまた
は運動体（図３乃至図６参照）に接続され、リーダ17の
１部分はリーダホルダー15の端部から外に延在する。例
えば、ミサイルが発射されるとき、リーダ17の巻回され
た被覆部分は初めの繰出し時期中に光ファイバ導波体を
保護するように作用し、導波体は大きい加速力をよく経
験する傾向がある。一度ミサイルが離陸して所望の弾道
に沿って飛行すると、導波体の被覆のない部分16に及ぼ
す力は比較的小さい。本発明の装置を使用することによ
って、４個のファイバ導波体の直径と同じぐらいに小さ
い繰出し螺旋は高い応力の繰出し開始時期中に保護され
る。
【００１２】図３乃至図６は本発明の原理による２重繰
出し開始システム21a 〜21d を有する４個の単一パイロ
ン発射器20a 〜20d を示す。単一パイロン発射器20a 〜
20dはミサイル22および発射器20a 〜20d を含むミサイ
ル発射システムに使用され、本発明のバルーン補助繰出
し装置10は各システム21a 〜21d のミサイル22および発
射器20a 〜20d の両者内に配置され取付けられている。
２重繰出し開始システムおよびバルーン補助繰出し装置
10を有する単一パイロン発射器20a 〜20d は次の部品お
よび構造的な装置を含む。
【００１３】図３を参照すると、ミサイル22はその機尾
に結合された第１のバルーン補助繰出し装置またはフュ
ーズ繰出し装置10a を含み、第１の発射器20a に取付け
られている。フューズ繰出し装置10a はミサイル22に取
付けられ、実質上上述の図１および図２を参照して説明
されるように形成される。第２のバルーン補助繰出し装
置10b または発射器繰出し装置10b は第１の発射器20a
に取付けられる。フューズ繰出し装置10a の被覆光ファ
イバ導波体は出口14の外に延在し、ハウジングの側部に
沿って取付けられる。発射器繰出し装置10b の被覆光フ
ァイバ導波体は出口14の外に延在し、ハウジングの側部
に沿って延在して戻って、それに取付けられる。発射器
繰出し装置10b からの導波体は光コネクタ18を介してフ
ューズ繰出し装置10a の導波体に接続される。ミサイル
22が発射されるとき、ハウジング11に取付けられた光フ
ァイバ導波体はそこから外れるので、空気流中に配置さ
れた導波体を有する展開を開始する。
【００１４】図４乃至図６を参照すると、フューズ装置
および発射器繰出し装置10a,10b は図面に明らかに示さ
れるようにその各リーダホルダー15が互いに隣接するよ
うな方向に配置されている。図４乃至図６のフューズお
よび発射器繰出し装置10a,10b からの光ファイバ導波体
の展開は図２の繰出し装置10に関して上述のようにして
達成される。
【００１５】図３乃至図６に示された４個の単一パイロ
ン発射器20a 〜20d の各々は本発明の２重繰出し開始シ
ステムを有し、図１および図２を参照して説明された線
形バルーン補助繰出し装置10を使用する。図３および図
４は光ファイバ導波体が展開中に繰出し装置10に接近し
て展開される２重繰出し装置を示す。図３は繰出しの開
始前に繰出し装置10に取付けられた光ファイバ導波体を
有する。図３および図４に示された２つの装置はバルー
ン補助繰出し装置10の円錐形状のリーダホルダー12の滑
らかな外表面による付加的な利点を有する。
【００１６】特に、図３に示された単一パイロン発射器
20a はＬ字形を有し、発射器繰出し装置10b はＬ字形の
端部に隣接して配置される。発射器繰出し装置10b はミ
サイル22の方向と実質上平行な方向に位置される。フュ
ーズ繰出し装置10a は発射器繰出し装置10b に隣接する
ミサイル22の機尾端部に配置され、さらにミサイル22の
方向と実質上平行な方向に位置される。
【００１７】図４に示された単一パイロン発射器20b に
おいて、発射器繰出し装置10b は発射器20b の機尾端部
に隣接して配置され、さらにミサイル22の方向とほぼ垂
直な方向に位置される。フューズ繰出し装置10a は発射
器繰出し装置10b に隣接するミサイル22の機尾端部に配
置され、ミサイル22の方向と実質上平行な方向に位置さ
れる。
【００１８】図５に示された単一パイロン発射器20c に
おいて、発射器繰出し装置10b は発射器20c の前端部付
近に配置され、ミサイル22の方向と垂直な方向に位置さ
れる。フューズ繰出し装置10a は発射器繰出し装置10b
に極めて接近するミサイル22の前部に配置され、ミサイ
ル22の方向と垂直な方向に位置され、さらに発射器繰出
し装置10b とほぼ平行な方向に整列される。
【００１９】図６に示された単一パイロン発射器20d に
おいて、発射器繰出し装置10b は発射器20d の機尾端部
に隣接して配置され、ミサイル22の方向とほぼ平行な方
向に位置される。フューズ繰出し装置10a はミサイル22
の前部に配置され、ミサイル22の方向とほぼ垂直な方向
に位置される。
【００２０】以上、ミサイル発射器に使用される線形繰
出しリーダホルダーを有する新しい改良されたバルーン
補助繰出し装置および、線形バルーン補助繰出し装置を
使用する２重繰出し開始システムを有する複数の単一パ
イロン発射器が説明された。上述の実施例は本発明の原
理の適用を示す多くの特定の実施例の幾つかを単に例示
したものに過ぎないことを理解すべきである。明らか
に、多くの他の装置は本発明の技術的範囲から逸脱する
ことなく当業者によって容易に構成されることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の原理による線形繰出し導波体リーダホ
ルダーを含む光ファイバ繰出し装置の概略図。
【図２】図１のバルーン補助繰出し装置の内部の概略
図。
【図３】本発明の原理による２重繰出しリーダホルダー
を含む第１の実施例の単一パイロン発射器の概略図。
【図４】本発明の原理による２重繰出しリーダホルダー
を含む第２の実施例の単一パイロン発射器の概略図。
【図５】本発明の原理による２重繰出しリーダホルダー
を含む第３の実施例の単一パイロン発射器の概略図。
【図６】本発明の原理による２重繰出しリーダホルダー
を含む第４の実施例の単一パイロン発射器の概略図。
【符号の説明】
10…繰出し装置、11…ハウジング、15…リーダホルダ
ー、16…被覆のない部分、17…リーダ、19…内部孔、20
a 〜20d …単一パイロン発射器、22…ミサイル。
フロントページの続き (56)参考文献 米国特許4979793（ＵＳ，Ａ) 米国特許4860968（ＵＳ，Ａ) 米国特許4903607（ＵＳ，Ａ)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ハウジング（１１）と、 巻枠（１３）と、光ファイバ導波体と 、ここで、光ファイバ導波体は巻枠（１３）の回りに巻回
    された被覆のない部分（１６）と、導波体のこの被覆の
    ない部分の一端に結合され螺旋状に巻かれた被覆部分を
    有するリーダ（１７）とを有し、 ここで、巻枠（１３）はハウジング（１１）内に配置さ
    れていることを特徴とし、 ハウジングの端部に取付けられた格納構造のリーダホル
    ダ（１５）と、 ここで、リーダホルダ（１５）はハウジング（１１）か
    ら離れた末端でリーダホルダ（１５）の端部に配置され
    た出口孔（１４）を有し、出口孔（１４）は光ファイバ
    導波体がそれを通して出ていくように構成され、リーダ
    （１７）がリーダホルダ（１５）の中に配置されいる 、 を具備していることを特徴とする光ファイバ繰出し装置
    （１０）。
  2. 【請求項２】 リーダ（１７）はリーダホルダーの内壁
    と接触して配置されている請求項１記載の光ファイバ繰
    出し装置（１０）。
  3. 【請求項３】 リーダ（１７）の端部に結合されたコネ
    クタ（１８）と、コネクタが通過できるように十分に大
    きいリーダホルダーの出口孔（１４）とを具備している
    請求項１または請求項２記載の光ファイバ繰出し装置
    （１０）。
  4. 【請求項４】リーダホルダ（１５）は円錐形状であり、
    ハウジング（１１）とリーダホルダー（１５）の間に配
    置された滑らかに丸くされた形状を有する内部孔（１
    ９）が存在する請求項１乃至請求項３いずれか１項記載
    の光ファイバ繰出し装置（１０）。
  5. 【請求項５】繰出し装置（１０）はバルーン補助繰出し
    装置である請求項４記載の光ファイバ繰出し装置（１
    ０）。
  6. 【請求項６】 ミサイル（２２）と、単一パイロン発射器（２０ａ−２０ｄ）と 、ミサイル（２２）の中に配置され、またはミサイル（２
    ２）に取付けられた、請求項１乃至５いずれか１項に記
    載の第１の光ファイバ繰出し装置（１０ａ）と 、単一パイロン発射器（２０ａ−２０ｄ）の中に配置さ
    れ、または単一パイロン発射器（２０ａ−２０ｄ）に取
    付けられた、請求項１乃至５いずれか１項に記載の第２
    の光ファイバ繰出し装置（１０ｂ）とを具備することを
    特徴とする単一パイロンミサイル発射システム。
  7. 【請求項７】 単一パイロン発射器（２０ａ）はＬ字形
    状を有し、第２の前記繰出し装置（１０ｂ）はＬ字形状
    の端部に隣接するように配置されており、そしてミサイ
    ル（２２）の方向と実質上平行な方向に位置され、そし
    て第１の前記繰出し装置（１０ａ）は、ミサイル（２
    ２）の機尾端部に第２の前記繰出し装置（１０ｂ）に隣
    接するように、そしてミサイル（２２）の方向と実質上
    平行な方向に配置されている請求項６記載のシステム。
  8. 【請求項８】 第２の前記繰出し装置（１０ｂ）は単一
    パイロン発射器（２０ｂ）の機尾端部隣接するように、
    そしてミサイル（２２）の方向とほぼ直交する方向に配
    置され、そして第１の前記繰出し装置（１０ａ）はミサ
    イル（２２）の機尾端部に第２の前記繰出し装置（１０
    ｂ）に隣接するように、そしてミサイル（２２）の方向
    と実質上平行な方向に配置されている請求項６記載のシ
    ステム。
  9. 【請求項９】 第２の前記繰出し装置（１０ｂ）は単一
    パイロン発射器（２０ｃ）の前方端部に隣接するよう
    に、そしてミサイル（２２）の方向と直交する方向に配
    置され、そして第１の前記繰出し装置（１０ａ）はミサ
    イル（２２）の前方端部に第２の前記繰出し装置（１０
    ｂ）に近接して、そしてミサイル（２２）の方向と直交
    する方向に、第２の前記繰出し装置（１０ｂ）にほぼ整
    列して配置されている請求項６記載のシステム。
  10. 【請求項１０】 第２の前記繰出し装置（１０ｂ）は単
    一パイロン発射器（２０ｄ）の機尾端部に隣接するよう
    に、そしてミサイル（２２）の方向とほぼ平行な方向に
    配置され、そして第１の前記繰出し装置（１０ａ）はミ
    サイル（２２）の前方端部に、そしてミサイル（２２）
    の方向とほぼ直交する方向に配 置されている請求項６記
    載のシステム。
JP4051913A 1991-03-14 1992-03-10 線形繰出しリーダホルダー Expired - Lifetime JP2550252B2 (ja)

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JPH0571900A JPH0571900A (ja) 1993-03-23
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KR (1) KR950012344B1 (ja)
AU (1) AU641310B2 (ja)
CA (1) CA2060001A1 (ja)
DE (1) DE69209552T2 (ja)
ES (1) ES2085563T3 (ja)
GR (1) GR3020444T3 (ja)
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