JPH11301670A - 軽量パレット - Google Patents

軽量パレット

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JPH11301670A
JPH11301670A JP10616698A JP10616698A JPH11301670A JP H11301670 A JPH11301670 A JP H11301670A JP 10616698 A JP10616698 A JP 10616698A JP 10616698 A JP10616698 A JP 10616698A JP H11301670 A JPH11301670 A JP H11301670A
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JP
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fiber
fibers
pallet
oil palm
lightweight
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JP10616698A
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English (en)
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Toshiya Shiozu
利也 塩津
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維製パレット本来の軽量性を生かしつつ充
分な強度を有し、更には耐水性を向上させた軽量パレッ
トを提供する。 【解決方法】 油ヤシ繊維を主成分とする繊維に硬化
性樹脂を付着させた繊維マット状基材を圧縮成形したパ
レットで、太くて長い油ヤシ繊維の絡み合い効果により
低密度でありながら高強度を発現でき、更に繊維マット
状基材の表面部分に油ヤシ繊維より繊維長さの短い又は
繊維径の細い繊維を混合して表面部分の密度を高める、
繊維マット状基材の表面にクロス、不織布、又は合成樹
脂シート等のシート状物を積層する、パレット表面に疎
水剤又は撥水剤を塗布又は付着する、油ヤシを主成分と
する繊維に撥水剤又は疎水剤を塗布又は付着させ、ある
いは硬化性樹脂に撥水剤又は疎水剤を含ませることで耐
水性をより向上させうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、資材や商品を一定
の数量単位にとりまとめて貯蔵したり荷役したりする際
のベースとして使用されるパレットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなパレットとしては、
木製パレット、金属製パレット、プラスチックパレット
等がよく知られている。前記木製パレットは、角材によ
り構成された木枠の表裏に厚い木板を貼り、その木板の
間にフォークリフトのフォークを差し込んで荷役運搬を
行う構造になっている。しかし、この木製パレットは、
耐圧強度に優れている一方で、搬送の際のコスト基準と
して勘案されるパレット自体の重量が50kg前後と重
く、搬送コストが高くつくという問題がある。また、近
年、木材価格の高騰により製造コストが高くつくだけで
なく、自然環境問題等から木材資源の確保も難しくなっ
てきている。また、金属製パレットの場合にも、製造コ
ストが高くつき、重量も40kg前後と重く、木製パレ
ットの場合と同様に搬送コストが高くつくだけでなく、
金属製パレットは耐腐食性及び衛生面にも問題がある。
プラスチックパレットは、高密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等の合成樹脂を材料とするものであり、衛生的
で、かつ腐食、錆等の問題もなく耐久性に優れている。
しかし、一般にプラスチックパレットは、荷物等を載置
するデッキボードとこれを支える脚とが別々に成形され
て硬化性樹脂やボルトで両者を結合して構成されてお
り、ボルトの頭部が突出しないように処理する必要があ
るために製作に手間がかかり、また結合部の接着強度を
十分確保するのが困難で多数の脚を接着するには多くの
時間と労力が必要であり、更には、部材の成形には複雑
なブロー成形用金型が必要で金型製作費用も高くつくこ
とから、製造コストが高くつくという問題がある。ま
た、プラスチックパレットの場合には、強度面でも問題
があり、また重量も比較的重く、しかも、燃焼時のガス
発生が問題となることがあり、廃棄処分が困難であると
いう問題がある。
【0003】上記のように、従来から使用されている木
製パレット、金属製パレット、プラスチックパレットに
は、それぞれに問題があった。そこで、最近、例えば特
開平6−270938号公報に開示されているような、
ヤシ、ココナツ又は麻等の植物繊維を原料とし、これを
圧縮成形してなる軽量パレットが提案されている。この
繊維製軽量パレットは、資源の豊富なヤシ等の植物繊維
を原料とすることから、コストも安く、また木製パレッ
トの場合のような自然環境の問題もなく、金属パレット
のような錆の問題もなく、更にはプラスチックパレット
のような燃焼時のガスの問題も少なく、しかも軽量であ
ることから、注目されている。
【0004】しかしながら、この繊維製軽量パレットの
場合には、木製パレット、金属製パレットに較べて強度
が不足しがちであり、また、強度を上げるために密度を
高くすると重量が増大し、せっかくの軽量性が損なわれ
るといった問題がある。更に、パレットは野積みにされ
ることが多いが、繊維製パレットの場合には耐水性が必
ずしも充分ではないことから、雨等の水分を繊維が吸収
して変形したり、強度が低下してしまう、といった問題
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
のような従来の繊維製パレットの問題点に鑑み、繊維製
パレット本来の軽量性を生かしつつ充分な強度を有する
パレットを提供せんとするものである。更に本発明で
は、前記繊維製パレットの耐水性を向上させた軽量パレ
ットを提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の軽量パレット
は、上記課題を解決するために、下記のように構成し
た。 [1]:油ヤシ繊維を主成分とする繊維に硬化性樹脂を
付着させた繊維マット状基材を圧縮成形して軽量パレッ
トを構成する。この軽量パレットは、ココヤシや麻等に
較べて繊維径が太く、しかも繊維長さが長い油ヤシ繊維
を主成分とする繊維からなることから、繊維の絡み合い
効果により、比較的低密度であっても高強度を発現しう
るので、好ましいパレットを成形でき、重量軽減化によ
る搬送コストの低減を可能としうる。
【0007】[2]:前記[1]の軽量パレットにおい
て、繊維マット状基材の表面部分に油ヤシ繊維のそれよ
り繊維長さの短い、又は繊維径の細い繊維を混合して表
面部分の密度を高める。この軽量パレットでは、表面部
分の油ヤシ繊維の空隙が、それより繊維長さの短い、又
は繊維径の細い繊維により閉塞されることで、内部へ水
が浸透しにくくなることから、パレットの耐水性が向上
する一方で、パレット内部は繊維長さが長く、かつ繊維
径の太い油ヤシ繊維を主成分とする繊維からなることか
ら、繊維の絡み合い効果により、耐水性に優れ、かつ低
密度で高強度のパレットが得られる。
【0008】[3]:前記[1]、[2]の軽量パレッ
トにおいて、その表面にクロス、不織布、又は合成樹脂
シート等のシート状物を積層する。この軽量パレットで
は、表面に積層した前記シート状物により強度を向上さ
せることができ、かつパレット内部へ水が浸透しにくく
なることから、耐水性が向上する一方で、パレット内部
は繊維長さが長く、かつ繊維径の太い油ヤシ繊維を主成
分とする繊維からなることから、耐水性に優れ、かつ低
密度で高強度のパレットとなる。
【0009】[4]:前記[1]〜[3]の軽量パレッ
トにおいて、パレットの表面に疎水剤又は撥水剤を塗布
又は付着する。この軽量パレットでは、その表面に塗布
又は付着した疎水剤又は撥水剤により内部へ水が浸透し
にくくなることから、パレットの耐水性が向上し、野外
保管時の降雨に対し安定である。
【0010】[5]:前記[1]〜[4]の軽量パレッ
トにおいて、油ヤシを主成分とする繊維に撥水剤又は疎
水剤を塗布又は付着させるか、あるいは硬化性樹脂に撥
水剤又は疎水剤を含ませる。この軽量パレットでは、疎
水剤又は撥水剤により油ヤシを主成分とする繊維への水
分の吸収が阻止されてパレットの耐水性が更に向上す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の軽量パレットにつ
いて更に詳しく説明する。先ず、本発明の軽量パレット
を構成する繊維の主成分である油ヤシ繊維は、油ヤシの
空果房を解繊して得られるものである。油ヤシ繊維は他
の種類のヤシ繊維に比して解繊等に要する労力が少な
く、そのために製造に要するエネルギーが節減できて、
コスト的に安くつく。例えばココヤシ繊維では、ヤシ殻
を軟化させるために長期間水中に浸漬し、その後に機械
的に繊維状に解繊するために長期間多大のエネルギーを
必要とする。これに対して油ヤシでは、もともと繊維状
のままで集合体となっている空果房を解繊するから、水
中浸漬の必要はなく、解繊のために要するエネルギーも
非常に少なくて済む。また、油ヤシ繊維はココヤシ繊維
に比して発塵性が少なく、その取扱いにおいて作業環境
の悪化が避けられ好ましい。
【0012】この油ヤシ繊維は、解繊の前後には、油分
及び臭いを除去するために必要に応じて洗浄を行う。油
ヤシ繊維の単体は、剛性度が高く、繊維径(断面径)が
150〜650μm程度であり、その毛足、すなわち繊
維長さも約5〜30cm程度であり、これを解繊するこ
とにより、その絡み合いも高度なものが期待できる。し
かも、油ヤシの果実からは油ヤシ油が搾取できるが、こ
の果実を採取したあとに残る空果房には現在のところ特
定の用途がなく通常は廃棄される運命にあるので、低コ
ストで入手できるという利点があり、また廃物を利用す
るものであるから、木製パレット形成のための材料とし
ての木伐採による自然環境の破壊といった問題もない。
【0013】また、本発明では、繊維マット状基材を構
成する油ヤシ繊維に他のヤシ繊維、有機繊維及び/又は
無機繊維を混合してもよい。油ヤシ繊維以外のヤシ繊維
としては、ココヤシ、サゴヤシ、ナツメヤシ、オウギヤ
シ、ニッパヤシ、サトウヤシ、クジャクヤシ、シュロ、
トウジュロ、クロツグ等のヤシ料の植物から採取される
繊維状樹皮、葉柄基部繊維、中果皮繊維等の繊維があ
り、複数種類のヤシ繊維を混合したものでもよい。有機
繊維としては天然植物性繊維や合成繊維が挙げられる。
ここで、天然植物性繊維は、麻を解繊した麻繊維、若竹
を解繊した竹繊維、サトウキビ繊維、へちま繊維、パイ
ナップル繊維、バナナ繊維、コウリャン繊維、イナワラ
より得られる繊維、木質繊維等が例示され、天然植物よ
り得られる繊維質であれば特に限定はない。合成繊維と
してはポリエステル繊維、脂肪族又は芳香族ポリアミド
繊維、アラミド繊維、アクリル繊維、ポリエチレン繊
維、ポリプロピレン繊維等のポリオレフィン繊維、ビニ
リデン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリウレタン繊維、
ビニロン、レーヨン、キュプラ、アセテート等の繊維が
例示される。また、無機繊維としては、アスベスト、ガ
ラス繊維、炭素繊維、ボロン繊維、窒化ケイ素繊維、炭
化ケイ素繊維、チラノ繊維等が例示される。またこれら
の繊維は、油ヤシ繊維に単独で混合しても良く、二種以
上を同時に混合してもよい。油ヤシ繊維に混合する上記
繊維の混合率は50重量%未満、好ましくは40重量%
未満、更に好ましくは30重量%未満である。
【0014】油ヤシ繊維を主成分とする繊維マット状基
材として、油ヤシ繊維に、例えば麻繊維、竹繊維等の天
然植物性繊維を混合した場合、油ヤシ繊維の直径が約1
50〜650μmであるのに対して、麻繊維の直径が約
5〜30μm、竹繊維等の直径が10〜200μmと細
いため、麻繊維、竹繊維等の天然植物性繊維がヤシ繊維
の交差部分等に絡まり、ヤシ繊維同士の結合強度が高ま
ると考えられ好ましい実施態様である。
【0015】繊維マット状基材を形成するには、油ヤシ
繊維を主成分とする繊維を適当な厚さに展開すればよ
い。繊維マット状基材の取り扱い性を良くするために、
これらの繊維マット状基材に少量の合成樹脂エマルジョ
ン等を噴霧、塗布等により添加してもよい。ここで用い
る合成樹脂エマルジョンとしては、酢酸ビニル系、アク
リル系、スチレン系、塩化ビニル系、ポリエチレン系等
の熱可塑型樹脂(特に水性分散液)及び天然ゴムラテッ
クスあるいはSBR等の合成ゴムラテックス等が例示さ
れる。
【0016】更に好ましい操作としては、展開して形成
された繊維マット状基材を、ニードルパンチ等によりヤ
シ繊維を不織布様又は三次元編組織状に絡み合わせる処
理を行って繊維マット状基材を緻密にする。
【0017】本発明の軽量パレットは、上記の繊維マッ
ト状基材に、硬化性樹脂を付着させ、これを圧縮成形し
て製造する。この硬化性樹脂としては、熱硬化型樹脂及
び反応硬化型樹脂(常温硬化型樹脂)を含む。また、こ
の繊維マット状基材の圧縮成形の際には、必要に応じて
加熱を行う。
【0018】前記熱硬化型樹脂としては、フェノール樹
脂、アミノ樹脂、及びジアリルフタレート樹脂(DAP
樹脂)等がある。フェノール樹脂には、ノボラック樹脂
(酸触媒、フェノール過剰)、レゾール樹脂(塩基性触
媒、ホルムアルデヒド過剰)、フェノール−メラミン共
重合樹脂、フェノール−メラミン−ユリア共重合樹脂、
アルキルフェノール変成フェノール樹脂、ゴム変成フェ
ノール樹脂等の変成フェノール樹脂がある。アミノ樹脂
には、ユリア樹脂(尿素樹脂)、メラミン樹脂、ユリア
−メラミン共重合樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、及びア
セトグアナミン樹脂がある。また、前記反応硬化型樹脂
(常温硬化型樹脂)としては、フラン樹脂、アルキッド
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂、変性(変成)シリコーン樹脂、及びシリコーン
樹脂等がある。
【0019】上記の硬化性樹脂の内でも、熱硬化型樹脂
が硬化時間、生産性の観点から好ましく、その内でもフ
ェノール樹脂、アミノ樹脂が好ましく、特に好ましくは
アミノ樹脂、つまりユリア樹脂、メラミン樹脂、ユリア
メラミン共重合樹脂、及びこれらの変性樹脂、混合樹脂
がよい。
【0020】本発明に係る軽量パレットにおける油ヤシ
繊維の集東剤、又はバインダーとしては、前記のような
硬化性樹脂が、寸法精度、耐久性、強度等の点から好ま
しい。しかしながら、物性上少し劣りはするが、バイン
ダー効果を持つアクリル系、スチレン系等の熱可塑性樹
脂(特に水性分散液)及び天然あるいはSBR等の合成
ゴムラテックスも一部使用することができ、本発明の硬
化性樹脂とは、これらを含めた概念である。硬化性樹脂
は、粉末状のものと液状のものとがあるが、繊維への付
着性を考慮すると、均一に付着させやすい液状のものが
好ましい。
【0021】本発明の硬化性樹脂には、必要に応じて可
塑剤、充填剤、補強材、垂れ防止剤、着色剤、老化防止
剤、接着促進剤、硬化触媒、物性調整剤等を配合し得
る。尚、接着付与剤として、コンニャク、小麦粉、デン
プン等を添加し得る。
【0022】本発明の軽量パレットは、上記の繊維マッ
ト状基材に噴霧又は塗布等により硬化性樹脂を付着させ
て圧縮成形することで得られる。繊維マット状基材に付
着させて圧縮成形する際の樹脂及び硬化剤の量、又は成
形時の圧縮の程度により、得られるパレットの繊維間の
隙間の大きさや隙間の密度を種々に変化させることがで
きる。そのことによりパレットの密度、強度等をコント
ロールすることが出来る。硬化性樹脂の使用量は、ヤシ
繊維を主成分とする繊維100重量部に対して5〜30
重量部、より好ましくは10〜20重量部がよい。また
繊維マット状基材の目付は0.5〜5.0kg/m2
例えば1.0〜3.5kg/m2 が例示される。なお繊
維マット状基材は圧縮成形時に複数枚重ねて使用しても
よい。
【0023】本発明の軽量パレットは、上記のような繊
維マット状基材を、必要により加熱して上下より金型で
圧縮成形する。この圧縮成形では、例えば上記のような
1.0kg/m2 〜3.5kg/m2 の目付の繊維マッ
ト状基材を密度が300〜1000kg/m3 となるよ
うに、板厚3〜10mmに圧縮することが好ましい。パ
レットの形状は特に限定はないが、例えば図1〜図3に
示すような形状に成形される。図例の軽量パレットP
は、波板状に成形して上面を貨物搭載面1とするととも
に適宜数の支脚2・・・を形成して、各支脚2間の貨物
搭載面1下に一対のフォーク挿入空間3、3を形成し、
更に貨物搭載面1に補強凹陥部4を、また、支脚2の上
面に補強隆起部5を適宜形成してなるものである。尚、
図中、符号6で示すものは、水抜き穴である。
【0024】上記の圧縮成形時の金型温度は、使用する
硬化性樹脂の種類等により異なるが、通常は160℃〜
230℃程度、成型時間は1分〜2分程度であり、ま
た、成形圧力は10〜50kg/cm2 程度である。
【0025】上記のような油ヤシ繊維を主成分とする本
発明の軽量パレットの耐水性を向上させる場合には、こ
の軽量パレットを構成する繊維マット状基材の表面に、
油ヤシ繊維より繊維長さの短い、又は繊維径の細い繊維
を混合して表面部分の密度を高めるようにするのが好ま
しい。ここで使用する油ヤシ繊維より繊維長さの短い、
又は繊維径の細い繊維としては、ジュート(麻)、木質
繊維の他、先に挙げた油ヤシ繊維以外の各種ヤシ繊維、
有機繊維、無機繊維、更には、油ヤシ繊維の製造時に副
生する繊維長さの短い等も使用することができる。これ
らの繊維を繊維マット状基材の表面に混合するには、油
ヤシ繊維を主成分とする繊維マット状基材の圧縮成形時
に該基材を構成する油ヤシ繊維の表面に繊維マット状基
材に付着させたと同じ硬化性樹脂を付着させた前記繊維
を散布しておき、繊維マット状基材とともに圧縮成形す
る。これにより、基材の表面は、繊維長さが長く、かつ
繊維径の太い油ヤシ繊維を主成分とする内部に較べて、
油ヤシ繊維の繊維間の空隙が閉塞されて繊維密度が高ま
ることで、パレット内への水の浸透が阻まれ、耐水性が
向上する。前記油ヤシ繊維より繊維長さの短い、又は繊
維径の細い繊維の混合比率としては、繊維マット状基材
100重量部に対して5〜50重量部、好ましくは10
〜30重量部の範囲である。5重量部未満では、耐水性
改善効果が小さくなり易く、50重量部を超えると油ヤ
シ繊維の軽量高強度の特徴を阻害するおそれが出てく
る。
【0026】また、パレットの耐水性を向上させる他の
手段としては、上記のようね繊維パレットの表面にクロ
ス、不織布、又は合成樹脂シート等のシート状物を積層
する方法がある。この場合には、繊維マット状基材の圧
縮成形時に、その表面に前記クロス、不織布、又は合成
樹脂シート等のシート状物を積層して繊維マット状基材
とともに圧縮成形してもよいし、また、圧縮成形後に接
着剤等を用いてシート状物をパレット表面に接着するよ
うにしてもよい。例えば、編織物又は不織布等のシート
状物に硬化性樹脂を付着させ、これを硬化性樹脂を付着
させた繊維マット状基材と積層し、熱圧縮成形してもよ
いし、また、繊維マット状基材の作成時に、ニードルパ
ンチする前に、繊維マット状基材の上下に編織物又は不
織布等のシート状物を配置しておき、これをニードルパ
ンチ等による処理をして、繊維マット状基材と編織物又
は不織布等のシート状物を積層してもよい。
【0027】本発明で使用する編織物又は不織布等のシ
ート状物としては、植物繊維等の天然繊維、合成繊維、
あるいは合成繊維と天然繊維との混合繊維からなるもの
を用いることができる。天然繊維としては、綿や麻、
絹、竹、サトウキビ繊維、ヘチマ繊維、パイナップル繊
維、バナナ繊維、コウリャン繊維、稲わらより得られる
繊維、木質繊維、獣毛等が例示される。また、合成繊維
としては、ポリエステル繊維、脂肪族又は芳香族ポリア
ミド繊維、アラミド繊維、アクリル繊維、ポリエチレン
繊維、ポリプロピレン繊維等のポリオレフィン繊維、ビ
ニリデン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリウレタン繊
維、ビニロン、レーヨン、キュプラ、アセテート等の繊
維が例示される。また、ガラス繊維、炭素繊維、石綿繊
維等の無機繊維からなる編織物や不織布も使用できる。
これら天然繊維、合成繊維、及び必要に応じて天然繊維
を含む合成繊維は、単独でも2種以上を混合したもので
もよい。
【0028】この編織物又は不織布等のシート状物の目
付は、10〜1500g/m2 が耐水性、強度、成形性
等の観点から好ましい。更に好ましくは、10〜600
g/m2 、より好ましくは10〜350g/m2 であ
る。
【0029】上記シート状物としての編織物の好ましい
具体例としては、麻繊維を撚った麻糸を縦横に編んでな
るクロスが例示される。ここで、麻にはジュート、ア
マ、ケナフ、及びアンバリアサ等のじん皮繊維をとるも
のと、マニラアサ、サイザルアサ、ニュージランドア
サ、及びモーリシアスアサ等の組織繊維をとるものとが
含まれる。麻繊維とは、これらの麻を解繊して得られる
繊維をいう。編織物には、ジュートで形成したクロスで
あるジュートクロスを含む。このジュートクロスは、引
張強さ及び引張弾性率の高い麻繊維等を編んでいるの
で、それ自体が優れた引張強さ及び引張弾性率を示す。
このジュートクロスの織組織の例としては、平織、綾
織、朱子織、ナナコ織(正則、不規則を含む)等から選
ぶのが好ましく、この中でも平織、綾織が特に好まし
い。編組織としては平編み、ゴム編み等から選ばれる。
ここに用いる糸の例としては、入手の容易さ等から、ジ
ュート番手7.5〜40より選ぶのが好ましい。また、
目付は100〜1200g/m2 程度が好ましく、更に
100〜1000g/m2 が好ましく、最も好ましくは
100〜600g/m2 である。目付が100g/m2
未満では、例えば吸水時の長さ方向の寸法変化が0.5
%を超え耐水性向上の改善効果が少なく、また、120
0g/m2 を超えても耐水性向上効果の増大等が得られ
ないにも拘らずコストが高くなる傾向となる。
【0030】一方、不織布の場合は、上記の麻等の編織
物に比較すると強度は劣るが、編織物よりも硬化性樹脂
をより多く保持し得ることから、熱圧縮成形後のパレッ
トに耐水性と強度とを付与できる。この不織布を構成す
る繊維は特に限定しないが、繊維マット状基材との結合
力を考慮すれば天然繊維が好ましく、それにナイロン、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル等の合成
繊維を必要により混合しても良い。また、天然繊維から
なる不織布には、麻繊維から乾式でウェッブをつくり、
天然ゴムのラテックス等の接着剤で固め、乾燥仕上げし
て形成する不織布及び湿式抄造法により形成した薄物の
不織布、更に木質繊維を解繊し、湿式抄造法により形成
される紙も含まれる。
【0031】不織布の中では、加熱圧縮成形の際に加熱
温度で熱溶融し、油ヤシ繊維からなる繊維マット状基材
と接着しうる熱溶融性繊維からなる不織布が接着性、成
形性の観点から好適に使用できる。この点で、特に、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルよりなる不
織布が最も好ましい。この不織布における繊維長、製法
等に限定はない。即ち、単繊維よりなるものでもよく、
長繊維よりなるものでもよい。また、製造方法も、湿式
法、乾式法、スパンボンド法、フラッシュ紡糸法、メル
トブロー法、スパンレース法等、一般的な方法で製造さ
れた不織布をいずれも用いることができる。また、編織
物及び不織布等のシート状物を2種以上組み合わせて用
いても良い。
【0032】また、繊維マット状基材に積層するシート
状物の量は、パレットに必要とされる耐水性、寸法安定
性、強度等の物性によりその目付と積層数を組み合わせ
て選定できるが、繊維マット状基材のヤシ繊維を主成分
とする繊維100重量部に対し、5〜50重量部が好ま
しく、更に5〜30重量部が好ましく、最も好ましくは
10〜25重量部である。シート状物の量が5重量部未
満では、耐水性向上効果が明らかでなく例えば吸水時の
長さ方向の寸法変化が0.5%を超え易くなり、また、
50重量部を超えるとそのコストが高くなる傾向とな
る。
【0033】編織物又は不織布等のシート状物を繊維マ
ット状基材の表面に配置したパレットは、その耐水性が
向上されるうえに、いわゆるサンドイッチ構造(本体構
造の上下を本体構造よりも強度又は剛性の高い素材で強
化する構造)となり、パレットの曲げ強さ及び曲げ弾性
率が高くなる。更に、シート状物を麻クロス等の麻繊維
で形成したときには、吸水、吸湿時の寸法変化が小さい
ので、パレットの耐水性向上効果が高く、吸水、吸湿時
の寸法変化、及び強度低下が小さくなり、好ましい。
【0034】このように、繊維マット状基材の表面に編
織物又は不織布等のシート状物を積層することにより、
耐水性が向上するだけでなく、パレットの表面性を変え
ることができ、仕上げが不要となる。また、繊維マット
状基材、編織物又は不織布等のシート状物がいずれも天
然植物性繊維であるときには、人工繊維等よりも表面の
凸凹が大きいので、人工繊維に比して繊維同士の絡み合
い強度が大きいと共に、いわゆるアンカー効果(接着剤
が材料の表面の空隙に侵入し固化して釘又はくさびのよ
うに作用すること)によって、硬化性樹脂の硬化による
繊維同士の結合の向上という利点を有している。
【0035】更に、編織物又は不織布等のシート状物の
耐水性をより向上させる必要がある場合には、編織物又
は不織布等のシート状物の表面にワックス、シリコーン
等の撥水剤を塗布するようにしてもよい。更に、難燃
剤、着色剤、防菌剤、防腐剤、防蟻剤等を必要により塗
布しても良い。
【0036】また、繊維マット状基材の表面に積層する
合成樹脂シートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン、ポリエステル等のシートが挙げ
られる。合成樹脂シートの厚みは特に制限はないが、通
常10μm〜500μmである。合成樹脂シートは、繊
維マット状基材の圧縮成形時にその表面に積層しておい
てもよいし、また、成型後に接着剤等により基材の表面
に接着するようにしてもよい。
【0037】更に、本発明のパレットの耐水性を向上さ
せる他の方法としては、繊維マット状基材の表面、又は
表面に積層したシート状物に疎水剤又は撥水剤を塗布又
は付着する、あるいは、繊維マット状基材を構成する油
ヤシを主成分とする繊維に撥水剤又は疎水剤を塗布又は
付着させるか、あるいは硬化性樹脂に撥水剤又は疎水剤
を含ませる方法がある。
【0038】前記疎水剤又は撥水剤としては、アスファ
ルト、ポリエチレンワックス(低分子)、ポリプロピレ
ンワックス、シリコーンオイル、シリコーン系もしくは
フッ素系の界面活性剤等が挙げられる。
【0039】本発明に使用するアスファルトとしては、
スレートアスファルト、ブローンアスファルト、及びア
スファルト乳剤等が挙げられるが、これらの内でも、ア
スファルト乳剤が樹脂液との混合性の点から好ましい。
アスファルト乳剤にはカチオン系乳剤とアニオン系乳剤
があるが、ここではどちらも使用できる。アスファルト
は疎水性であり、油ヤシ繊維からなる繊維マット状基材
に添加することにより、雨水等がパレットを構成する繊
維の内部へしみ込み難くくなり、耐水性が向上する。
【0040】繊維マット状基材、あるいは、これに積層
される編織物又は不織布等のシート状物へのアスファル
ト、その他の疎水剤、撥水剤の塗布又は付着法として
は、これらの撥水剤等を硬化性樹脂中に混合して繊維マ
ット状基材やその表面のシート状物にスプレー等で塗布
して付着させてもよいし、繊維マット状基材やその表面
のシート状物に硬化性樹脂と撥水剤等を別々にスプレー
等で塗布して付着させてもよいが、硬化性樹脂中に混合
して付着させる方が簡便で好ましい。
【0041】アスファルトの付着量は、繊維マット状基
材、あるいは繊維マット状基材とシート状物の合計10
0重量部に対してアスファルト固形分で0.1〜20重
量部、好ましくは0.5〜10重量部であり、更に好ま
しくは0.5〜5重量部である。アスファルトの付着量
が0.1重量部未満では耐水効果が小さく、また、20
重量部を越えるとパレットの剛性の低下を招くため好ま
しくない。
【0042】また、ポリエチレンワックス、ポリプロピ
レンワックス、シリコーンオイル、シリコーン系もしく
はフッ素系界面活性剤等の撥水剤の場合には、繊維マッ
ト状基材の重量に対して数%以下の添加量でよく、ポリ
エチレンワックス、ポリプロピレンワックスの場合には
0.1〜5%程度、また、シリコーンオイル、シリコー
ン系もしくはフッ素系界面活性剤の場合には1%以下の
使用量でパレットの耐水性を向上させることができる。
【0043】上記のような疎水剤や撥水剤は、繊維マッ
ト状基材を構成する油ヤシ繊維やシート状物に予め混合
付着させておいてもよいが、成形後のパレットの表面に
塗布するようにしてもよい。
【0044】
【実施例】油ヤシ繊維マット状基材を使用し、図1〜3
に示す形状で1100mm×1100mm×144mm
の大きさの成形パレットを成形するため成形金型中に挿
入し、プレス成形した。成形条件は、金型温度が200
℃、加圧時間が2.0分、加圧力は30kgf/cm2
で実施した。油ヤシ繊維以外の成分として、表面層にジ
ュートクロス、ポリエステル不織布、シリコーン系撥水
剤、エポキシ系塗料を使用した。また、比較例として、
ココヤシ繊維を使用して同様にパレットを成形した。実
施例、比較例のパレットの構成を下記表1に示す。これ
らの成形パレットに平均2トン/m2 の荷重をかけ、剛
性試験(荷重試験)を実施した。結果を表1に併記す
る。
【0045】
【表1】
【0046】表1の結果から、油ヤシ繊維は、ココヤシ
繊維に比較して、同一目付重量で剛性に優れ(軽量、高
荷重)、更に、表面層にジュートクロス、不織布、撥水
剤、疎水剤を使用することにより、顕著に耐水性が向上
することが明らかである。
【0047】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、資源の豊富なヤシ繊維を利用してなるので低
コストで製造することができ、また木製パレットのよう
な自然環境問題に起因する資源不足等の問題もなく、し
かも軽量で、また、燃焼ガスの問題発生も少なく廃棄物
処理も容易である。しかも、ヤシ繊維のなかでも繊維径
が太く、繊維長さの長い油ヤシ繊維を用いてなるので、
繊維の絡み合い効果により高強度である。更に、前記パ
レットの繊維マット状基材の表面部分に油ヤシ繊維より
繊維長さの短い又は繊維径の細い繊維を混合して表面部
分の密度を高める、前記パレットの表面にクロス、不織
布、又は合成樹脂シート等のシート状物を積層する、前
記パレットの表面に疎水剤又は撥水剤を塗布する、又
は、前記油ヤシを主成分とする繊維に撥水剤又は疎水剤
を付着させることで耐水性を高めたパレットは、野積み
にされて雨水等に濡れても変形したり、強度が低下した
りせず安定しており、耐久性、強度、及び軽量性に優れ
たパレットである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の軽量パレットの一実施形態を示す斜
視図。
【図2】 前記軽量パレットの平面図図。
【図3】 前記軽量パレットの縦断面図。
【符号の説明】
P 軽量パレット 1 貨物搭載面 2 支脚部 3 フォーク挿入空間 4 補強凹陥部 5 補強隆起部 6 水抜き穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油ヤシ繊維を主成分とする繊維に硬化性
    樹脂を付着させた繊維マット状基材を圧縮成形してなる
    ことを特徴とする軽量パレット。
  2. 【請求項2】 繊維マット状基材の表面部分に、油ヤシ
    繊維より繊維長さの短い、又は繊維径の細い繊維を混合
    して表面部分の密度を高めてなる請求項1記載の軽量パ
    レット。
  3. 【請求項3】 繊維マット状基材の表面にクロス、不織
    布、又は合成樹脂シート等のシート状物を積層してなる
    請求項1又は2記載の軽量パレット。
  4. 【請求項4】 パレット表面に疎水剤又は撥水剤を塗布
    又は付着してなる請求項1〜3の何れかに記載の軽量パ
    レット。
  5. 【請求項5】 油ヤシを主成分とする繊維に撥水剤又は
    疎水剤を塗布又は付着させるか、あるいは硬化性樹脂に
    撥水剤又は疎水剤を含ませてなる請求項1〜4のいずれ
    かに記載の軽量パレット。
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