JPH11300235A - ウォッシャノズル - Google Patents

ウォッシャノズル

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JPH11300235A
JPH11300235A JP10107975A JP10797598A JPH11300235A JP H11300235 A JPH11300235 A JP H11300235A JP 10107975 A JP10107975 A JP 10107975A JP 10797598 A JP10797598 A JP 10797598A JP H11300235 A JPH11300235 A JP H11300235A
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    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/46Cleaning windscreens, windows or optical devices using liquid; Windscreen washers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォッシャノズルに関し、ウォッシャ液の噴
射状態を予め任意の状態に調整できるようにする。 【解決手段】 ノズル本体2と調整部材1との間に形成
された噴射口9の形状を、調整部材1をノズル本体2に
対して相対動させることで変化させ、ウォッシャノズル
からのウォッシャ液の噴射状態を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のフロントウ
インドやリヤウインドにウォッシャ液を供給する、ウォ
ッシャノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のウォッシャノズルは、図9に示す
ように、ノズル本体101にノズル102を嵌め込んで
構成されており、ウォッシャ液はノズル102を貫通し
て設けられた噴射口103より噴射されるようになって
いる。また、ノズル102の外周は球面状になってい
て、ノズル102がノズル本体101に対して回動可能
になっており、ノズル102を上下左右の適宜の方向に
回動させることでウォッシャ液の噴射角度が変更される
ようになっている。このような構成のものとしては、例
えば、実公平5−23237号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウォッシャ
ノズルから噴射されるウォッシャ液の噴射状態は、洗浄
効果に大きく影響する。特に、最適な噴射状態は一定の
ものではなく、走行状態等により変化する。例えば、通
常ワイパーの払拭性を考慮するとウォッシャ液が拡散し
てミスト状態となるような噴射状態とすることが望まし
いが、高速走行時では風圧によりウォッシャ液が飛び散
るため、むしろ真っ直ぐ直線状に噴射したほうがよい。
また、自動車の走行状態のみならず、風や雨のような気
象条件によっても最適な噴射状態は変化する。さらに、
噴射状態の好みはドライバそれぞれによっても相違す
る。
【0004】したがって、ウォッシャ液の噴射状態は車
両の走行特性(どのような道路を走行するか、どのよう
な気候の地域を走行するか等)やドライバの好み等に応
じて調整できることが望ましい。しかしながら、従来の
ウォッシャノズルでは、ウォッシャ液の噴射角度は調整
できるものの、噴射口103の形状は固定であり、した
がって、ウォッシャ液の噴射状態を任意の噴射状態に調
整することはできなかった。
【0005】なお、実開平4−20862号公報には、
空気流によって発生する空気力によって噴射ノズルの噴
射状態を変更する技術が開示されているが、この技術で
は、噴射状態は車速によって変化するようにはなってい
るが、車両の走行特性やドライバの好みに応じて予め任
意の噴射状態が得られるように調整しうるものではな
い。
【0006】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、ウォッシャ液の噴射状態を予め任意の状態に調整
できるようにした、ウォッシャノズルを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のウォ
ッシャノズルでは、ノズル本体と調整部材との間に形成
された噴射口の形状を、調整部材をノズル本体に対して
相対動させることで変化させる。これにより、ウォッシ
ャノズルからのウォッシャ液の噴射状態が予め任意の状
態に調整される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明すると、図1〜図3は本発明の第1
実施形態としてのウォッシャノズルについて示すもので
ある。図1に示すように、本ウォッシャノズルは、ノズ
ル本体2とノズル本体2の頭部2Aにそなえられた調整
部材1とから構成されており、ノズル本体2の固定用ボ
ス2Bを図示しない車体パネルの嵌合穴に嵌着され取り
付けられる。ノズル本体2から突出した接続管部2Dの
爪部2Cにはホース12が接続しており、このホース1
2の他端は図示しないウォッシャポンプに接続してい
る。接続管部2Dの内部には頭部2Aまでウォッシャ液
流路10が穿設されており、ウォッシャポンプから供給
されるウォッシャ液をノズル本体2の頭部2Aまで導く
ようになっている。
【0009】ノズル本体2の頭部2Aには、前述のよう
に調整部材1がそなえられているが、ここで、図2
(a),(b),図3を用いて調整部材1がそなえられ
る頭部2Aの構成について詳述する。図2(a),
(b)に示すように、ノズル本体2の頭部2Aにはウォ
ッシャ液流路10の一部である頭部流路3が穿設されて
いる。頭部流路3は、先端から奥まるにつれ次第に縮径
する開口部3Aを有しており、頭部流路3の周壁には2
つの雌ねじ部4a,4bが形成されている。また、雌ね
じ部4a,4bの間にはピン6がそなえられている。
【0010】なお、雌ねじ部4a,4bには、図3に示
すように、適宜の大きさの液孔11が形成されている。
ホース12からウォッシャ液流路10を通り頭部流路3
まで供給されたウォッシャ液は、この液孔11を通って
噴射口9まで到達し、外部へ噴射されるようになってい
る。一方、調整部材1は、先端から次第に縮径する頭部
1Aと一定の軸径を有する軸部1Bとからなり、軸部1
Bの周囲には雄ねじ5が形成されている。また、軸部1
Bの前後方向の異なる位置には複数の(ここでは2つ)
の係止溝7a,7bが設けられている。
【0011】そして、調整部材1の軸部1Bを頭部流路
3へ挿入し、雄ねじ5を雌ねじ4a,4bに螺合させる
ことにより、調整部材1が頭部2A内に保持されるよう
になっている。このとき、調整部材1を回転させて頭部
流路3の内方へ進入させていくと、まず、ピン6は係止
溝7bに係合し、さらに挿入していくともう一つの係止
溝7aに係合する。
【0012】このように、係止溝7a,又は7bにピン
6が係合すると、調整部材1にある程度大きな回転トル
クを加えないと調整部材1を回転させてノズル本体2に
対する相対移動を行なえないので、調整部材1のノズル
本体2に対する位置決めが容易に行なえるようになって
いるのである。なお、調整部材1のノズル本体2に対す
る前後方向の相対移動は、調整部材1の頭部1Aに設け
られた−形又は+形の調整孔8に−形又は+形のドライ
バを差し込み、調整部材1を左右に回転させることによ
り行なうようになっている。
【0013】ところで、調整部材1を頭部流路3に挿入
すると、調整部材1の頭部1Aと頭部流路3の開口部3
Aとの間には隙間9が形成される。この隙間9が、頭部
流路3へ供給されたウォッシャ液を外部に噴射するため
の噴射口となる(以下、噴射口9とする)。調整部材1
がノズル本体2に対して相対移動すると、それに応じ
て、噴射口9の幅dも変化する。例えば、調整部材1の
係止溝7aがピン6に係合しているとき(図2(a)に
示す状態)には噴射口9は幅d1 となり、調整部材1を
頭部流路3から引き出すにつれ噴射口9の幅dは拡大
し、係止溝7bがピン6に係合したとき(図2(b)に
示す状態)には噴射口9は幅d2 (d2 >d1 )とな
る。
【0014】本発明の第1実施形態としてのウォッシャ
ノズルは、上述のように構成されているので、ウォッシ
ャ液の噴射状態の変更は次のようにして行なう。まず、
調整部材1の頭部1Aに設けられた調整孔8にドライバ
を差し込み、調整部材1を左右に回転させる。調整部材
1は、回転方向及び回転数に応じてノズル本体2に対し
て相対移動する。これにより、ピン6を係止溝7aに係
止した状態から係止溝7bに係止する状態に、又は、係
止溝7bに係止した状態から係止溝7aに係止する状態
に切り替えることができる。
【0015】そして、図2(a)に示すように、係止溝
7aにピン6が係合した状態、即ち、調整部材1がノズ
ル本体2の奥まで引っ込んだ状態のときには、噴射口9
の幅dは狭い幅d1 となる。この状態でウォッシャ液を
噴射すると、噴射口9においてウォッシャ液に高い水圧
が作用し、また、噴射方向も調整部材1の頭部1Aと開
口部3Aとで規制されるため、ウォッシャ液は霧状に拡
散して噴射される。
【0016】調整部材1を回転させノズル本体2から引
き出していくと、その移動量に応じて噴射口9の幅dも
広くなっていく。それにともない、噴射口9においてウ
ォッシャ液に作用する水圧も徐々に低下し、ウォッシャ
液の噴射状態は霧状に拡散した状態から直線状へと近づ
いていく。そして、図2(b)に示すように、係止溝7
bにピン6が係合した状態、即ち、調整部材1が最もノ
ズル本体2から飛び出た状態のとき、噴射口9の幅dは
最も広い幅d2 となる。この状態では、噴射口9におい
てウォッシャ液に作用する水圧は低く、また、噴射方向
に対する規制も緩くなるため、ウォッシャ液は略直線状
に近くより集合した状態で噴射される。
【0017】このように、本ウォッシャノズルによれ
ば、調整部材1のノズル本体2に対する相対位置を変更
するだけで、ウォッシャ液の噴射状態を霧状に拡散した
状態と集合した状態とで切り替えることができる。これ
により、整備者やドライバは、気象条件や運転条件、さ
らに自分の好みに応じて、ウォッシャ液の噴射状態を調
整することができるという利点がある。
【0018】また、本実施形態のように、ピンを係止溝
7a,7bに係合させることで、調整部材1のノズル本
体2に対する相対位置を設定するように構成すると、誰
にでも容易に幅dを所定の大きさに調整でき、ウォッシ
ャ液の噴射状態の調整を容易に行なえる利点がある。本
実施形態では、係止溝を2つだけ設けているが、さらに
多数の係止溝を設けて、幅dをより多段階に調整できる
ようにして、ウォッシャ液の噴射状態をより細かく調整
できるようにしてもよい。
【0019】さらに、例えば、第1実施形態における係
止溝7a,7bをストッパとして機能させ、係止溝7b
にピン6が係合すると、それ以上は調整部材1を引き出
すことができず、また、係止溝7aにピン6が係合する
と、それ以上奥には調整部材1が進入できないようにし
て、調整部材1は、これらの係止溝7a,7b間におい
てノズル本体2に対する相対移動を自由に行なえるよう
にしてもよい。
【0020】このようにすれば、調整部材1のノズル本
体2に対する相対位置は、調整部材1の回転方向及び回
転数により調整できるため、噴射口9の幅dを任意の大
きさに自由に調整することができ、調整部材1のノズル
本体2に対する相対位置の変更により、ウォッシャ液の
噴射状態を霧状に拡散した状態から略直線状に集合した
状態まで無段階に変更することができる。
【0021】また、本実施形態では、調整部材1の頭部
1Aの外周形状は円形となっているが、歯車状に形成し
てもよい。これにより、幅dが狭い場合はウォッシャ液
は歯車の谷間から噴射されることになるため、ウォッシ
ャ液の噴射状態をシャワー状にすることができる。ま
た、頭部1Aの形状は円形のままで、ノズル本体2の開
口部3Aの形状を傘歯車状に形成してもよく、同様にウ
ォッシャ液の噴射状態をシャワー状にすることができ
る。
【0022】さらに、本実施形態では、調整部材1の回
転は手動により行なうようになっているが、モータによ
り調整部材1を回転させてノズル本体2との相対位置を
調整するようにしてもよい。この場合、ドライバは車室
内から調整部材1を回転操作を行なうことができるの
で、走行中や雨天時等、車外に出ることができない時で
もウォッシャ液の噴射状態を調整することができるとい
う利点がある。
【0023】また、本実施形態では、噴射状態の調整の
みを記載したが、調整部材1を図2(a)よりもさらに
頭部流路3の内方へ進入させて、頭部1Aと開口部3A
とを当接させることで噴射口9を閉じるようにすること
も可能となる。これにより、ワックス掛け等によって噴
射口9に目詰まりが生じるのを防止することができる。
【0024】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。図4(a),(b)に示すように、本実施形態の
ウォッシャノズルは、調整部材21とノズル本体22と
から構成されている。ノズル本体22は、第1実施形態
と同様に頭部,固定部,接続部,爪部とからなり、爪部
の先端から頭部に至るようにウォッシャ液の流路が形成
されている(図1参照)が、ここでは頭部22Aのみを
示す。
【0025】ノズル本体22の頭部22Aには、頭部流
路23が穿設されている。頭部流路23は、その開口部
23Aから奥側まで一定の径を有しており、頭部流路2
3の周壁には、ストッパ24a,24bが周方向(軸心
方向)に突設されている。これらのストッパ24a,2
4bは、図5(a),(b)に示すように、その一部に
ウォッシャ液の液孔28a,28bが形成されている。
ここでは両ストッパ24a,24bとも180度反対方
向の2箇所に液孔28a,28bが形成されている。ま
た、頭部流路23の奥部23Bにはバネ26が圧縮状態
でそなえられている。さらに、ストッパ24aに形成さ
れた一方の液孔28aには、調整部材21のノズル本体
22からの抜けを防止する抜け止めピン27が装着され
ている。
【0026】一方、調整部材21は、次第に縮径する円
錐形状の頭部21Aと一定の軸径の軸部21Bとから構
成されており、先端部21Aの径は、頭部流路23の開
口部23Aの径よりもやや大きくなっている。また、調
整部材21の側面には、180度反対方向の2箇所に爪
部25がそなえられている。この爪部25の幅はストッ
パ24bに形成された液孔28bの幅よりも狭く形成さ
れている。
【0027】調整部材21の後端部21Bにはバネ26
の一端が固定されており、このバネ26によって調整部
材21は頭部流路23の開口方向に常に付勢されてい
る。そして、開口方向に付勢された調整部材21は、そ
の爪部25をストッパ24a,24bの何れかに係止さ
せてノズル本体22に固定される。つまり、調整部材2
1とノズル本体22との相対位置は、爪部25をストッ
パ24aに係止させた状態と、ストッパ24bに係止さ
せた状態との2段階に調整されるようになっているので
ある。
【0028】調整部材21のノズル本体22に対する前
後方向の相対移動は、調整部材21の先端部21Aに設
けられたつまみ30を持って押したり回したりすること
により行なうようになっている。例えば、爪部25がス
トッパ24bに係止した状態から、ストッパ24aに係
止した状態まで調整部材21をノズル本体22から引き
出す場合、つまみ30を持って調整部材21を適宜回転
させて爪部25をストッパ24bの液孔28bに一致さ
せる。液孔28bは爪部25よりも広く形成されている
ので、爪部25とストッパ24bとの係止が解除され、
調整部材21はバネ26に付勢されて爪部25がストッ
パ24aに係止する位置まで移動するのである。
【0029】調整部材21と頭部流路23の開口部23
Aとの間には隙間29が形成されるが、この隙間29
が、ウォッシャ液を外部に噴射するための噴射口となる
(以下、噴射口29とする)。調整部材21がノズル本
体22に対して相対移動すると、それに応じて、噴射口
29の幅dも変化する。つまり、調整部材21の爪部2
5がストッパ24bに係止しているとき(図4(a)に
示す状態)には噴射口9は幅d3 となり、爪部25がス
トッパ24aに係止しているとき(図4(b)に示す状
態)には噴射口9は幅d4 (d4 >d3 )となるのであ
る。
【0030】本発明の第2実施形態としてのウォッシャ
ノズルは、上述のように構成されているので、ウォッシ
ャ液の噴射状態の変更は次のようにして行なう。まず、
図4(a)に示すように、ストッパ24bに爪部25が
係止した状態、即ち、調整部材21が引っ込んだ状態の
とき、噴射口29の幅dは最も狭い幅d 3 となる。この
状態でウォッシャ液を噴射すると、噴射口29において
ウォッシャ液に高い水圧が作用し、また、噴射方向も調
整部材21の頭部21Aと開口部23Aとの間で規制さ
れるため、ウォッシャ液は霧状に拡散して噴射される。
【0031】次に、つまみ30を持って調整部材21を
適宜回転させ、爪部25のストッパ24bへの係止を解
除する。ストッパ24bへの係止を解除された調整部材
21は、バネ26に付勢されて、図4(b)に示すよう
に、爪部25がストッパ24aに係止する位置、即ち、
調整部材21が最もノズル本体22から飛び出た状態ま
で移動する。このとき、噴射口29の幅dは最も広い幅
4 となる。この状態では、噴射口29においてウォッ
シャ液に作用する水圧は低く、また、噴射方向に対する
規制も緩くなるため、ウォッシャ液は略直線状に噴射さ
れる。
【0032】このように、本ウォッシャノズルによれ
ば、第1実施形態と同様に、調整部材21のノズル本体
22に対する相対位置を変更するだけでウォッシャ液の
噴射状態を霧状に拡散した状態から略直線状まで変更す
ることができる。そして、調整部材21のノズル本体2
2に対する相対位置は、つまみ30を押し回して爪部2
5をストッパ24bへ係止させたり、係止を解除するだ
けで変更できるため、特別な工具を必要とせず容易にウ
ォッシャ液の噴射状態を変更できるという利点がある。
【0033】また、本実施形態では、ストッパ24a,
24bの2つのストッパをそなえたウォッシャノズルに
ついて説明したが、さらに複数のストッパをそなえても
よく、その場合、より細かくウォッシャ液の噴射状態を
調整することができるという利点がある。なお、本実施
形態では、頭部流路23の奥部23Bと調整部材21と
の間に圧縮状態のバネ26を配設したが、頭部流路23
の開口部23Aに調整部材21の先端部21Aが当接す
るようにバネを配設することも可能である。この場合に
は、ウオッシャ液の水圧により噴射口が開口し、爪部2
5がストッパ24bと対向する位置にある時には霧状の
拡散噴射状態、爪部25がストッパ24aと対向する位
置にある時には略直線状の集合噴射状態となる。これに
より、噴射口は常時閉じられているため埃等による噴射
口の目詰まりを防止することができる。
【0034】以上、本発明のウォッシャノズルの実施形
態について説明してきたが、本発明のウォッシャノズル
は上述の実施形態に限定されるものではない。つまり、
図6(a),(b)に示すように、調整部材31とノズ
ル本体32との隙間(噴射口)39の形状が、調整部材
31とノズル本体32との相対位置に応じて変化するも
のであればよい。噴射口39の形状が変化することによ
りウォッシャ液の噴射状態を変更することができるから
である。
【0035】また、図7(a),(b)に示すように、
ノズル本体42に調整弁42aをそなえ、頭部流路43
の先端部にあたる筒状部42bの内側に、調整弁42a
を囲むように調整部材41を配設し、この調整部材41
を調整弁42aに対して相対移動させることにより、隙
間(噴射口)49の形状を変更するようにしてもよい。
なお、調整部材41の移動は、調整部材41にそなえら
れた雄ねじ45を筒状部42bにそなえた雌ねじ44に
螺合させ、調整部材41を適宜回転させることにより行
なう。
【0036】このような構成により、ウォッシャ液の噴
射状態に影響を与えること無く調整部材41を大きくす
ることができるので、調整部材41を操作する作業性が
向上する利点がある。さらに、調整部材がノズル本体に
対して前後軸方向に移動するのではなく、図8(a),
(b)に示すように、調整部材51がその軸51a周り
に回転することにより、ノズル本体52との間の隙間
(噴射口)59の形状が変化するような構成にしてもよ
い。
【0037】このように構成により、調整部材51の頭
部を90度回転させるだけで、容易にウォッシャ液の噴
射状態を変更することができるという利点がある。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のウォッシ
ャノズルによれば、調整部材のノズル本体に対する相対
位置を変更するだけで噴射口の形状を変更することがで
き、ウォッシャ液の噴射状態を霧状に拡散した状態から
略直線状まで変更することができる。これにより、気象
条件や運転条件、さらにドライバの好みに応じて、ウォ
ッシャ液の噴射状態を調整することができるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのウォッシャノズ
ルの構成を示す模式的外観図である。
【図2】本発明の第1実施形態としてのウォッシャノズ
ルの構成を示すノズル本体頭部の断面図であり、(a)
はウォッシャ液の噴射状態を霧状に調整する場合を示す
図、(b)はウォッシャ液の噴射状態を直線状に調整す
る場合を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態としてのウォッシャノズ
ルの構成を示す図2のA−A方向矢視断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態としてのウォッシャノズ
ルの構成を示すノズル本体頭部の断面図であり、(a)
はウォッシャ液の噴射状態を霧状に調整する場合を示す
図、(b)はウォッシャ液の噴射状態を直線状に調整す
る場合を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態としてのウォッシャノズ
ルの構成を示す断面図であり、(a)は図4のB−B方
向矢視断面図、(b)は図4のC−C方向矢視断面図で
ある。
【図6】本発明のウォッシャノズルの基本概念を説明す
るための模式図であり、(a)はウォッシャ液の噴射状
態を霧状に調整する場合を示す図、(b)はウォッシャ
液の噴射状態を直線状に調整する場合を示す図である。
【図7】本発明のウォッシャノズルの他の構成例を示す
模式的断面図であり、(a)はウォッシャ液の噴射状態
を直線状に調整する場合を示す図、(b)はウォッシャ
液の噴射状態を霧状に調整する場合を示す図である。
【図8】本発明のウォッシャノズルの他の構成例を示す
模式的正面図であり、(a)はウォッシャ液の噴射状態
を霧状に調整する場合を示す図、(b)はウォッシャ液
の噴射状態を直線状に調整する場合を示す図である。
【図9】従来のウォッシャノズルの構成を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
1 調整部材 2 ノズル本体 2A 頭部 3 頭部流路 3A 開口部 4a,4b 雌ねじ部 5 雄ねじ 6 ピン 7a,7b 係止溝 8 調整孔 9 噴射口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル本体と、 該ノズル本体に対して相対動可能な調整部材とをそな
    え、 該ノズル本体と該調整部材との間に噴射口が形成され、 該噴射口の形状が該調整部材の相対動に応じて変化する
    ことを特徴とする、ウォッシャノズル。
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