JPH11299028A - 相間スペーサの点検方法 - Google Patents

相間スペーサの点検方法

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JPH11299028A
JPH11299028A JP9651598A JP9651598A JPH11299028A JP H11299028 A JPH11299028 A JP H11299028A JP 9651598 A JP9651598 A JP 9651598A JP 9651598 A JP9651598 A JP 9651598A JP H11299028 A JPH11299028 A JP H11299028A
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JP
Japan
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transmission line
interphase
interphase spacer
transmission
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Pending
Application number
JP9651598A
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English (en)
Inventor
Yutaka Matsuzaki
豊 松崎
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP9651598A priority Critical patent/JPH11299028A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超高圧送電線の相間を保持する相間スペーサ
の点検方法を提供する。 【解決手段】 第1の送電線と第2の送電線との相間を
維持する相間スペーサの損傷具合等を点検する相間スペ
ーサの点検方法において、第1の送電線と相間スペーサ
との連結を外し、第2の送電線との連結点を軸として相
間スペーサを第2の送電線の沿線方向に引き寄せて第2
の送電線と略平行状態とし、第2の送電線に沿って移動
しつつ相間スペーサを点検することを特徴とする相間ス
ペーサの点検方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送電線のギャロッピ
ング防止のために取り付ける相間スペーサの点検方法に
関するものである。
【0002】
【従来技術】送電線のギャロッピング防止のために相間
スペーサが用いられている。相間スペーサは主として磁
器碍子製のものであり、該磁器碍子製の相間スペーサの
点検は電気工事の専門家(以下電工という)が碍子をつ
たわりながら上から下へ移動しつつ碍子表面を目視点検
し、必要により洗浄、補修をしている。近年、送電線の
送電電圧の上昇により超高圧送電線が普及しつつある。
この超高圧送電線の相間距離は7mから15mもあるた
め、従来の磁器碍子では剛性が弱く、折れ易いことなど
から柔軟で軽量なポリマー碍子が相間スペーサとして使
用されるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このポリマー碍子は、
材質がプラスチックまたはゴム等の有機材料であるため
に相間スペーサを構成する笠の部分が柔らかく、電工が
ポリマー碍子に足を掛けたり、安全保護用の綱を引っ掛
けたりすることができないため、磁器碍子のように碍子
をつたわりながら相間スペーサを目視で点検することが
できない欠点がある。特にポリマー碍子は笠の部分が割
れて笠の形状が大きく損なわれるような損傷は少ない反
面、笠表面の小さな範囲で電気的に劣化することが懸念
されるため、点検は相間スペーサの表面近傍で行う必要
がある。この問題を解決するには相間スペーサを地上に
降ろして点検することも考えられるが、多大の費用と時
間がかかるという問題がある。本発明は、かかるポリマ
ー碍子からなる相間スペーサの点検を、該相間スペーサ
を地上に降ろすことなく、送電線上で容易に行える点検
方法に関するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の送電線
と第2の送電線との相間を維持する相間スペーサの損傷
具合等を点検する相間スペーサの点検方法において、第
1の送電線と相間スペーサとの連結を外し、第2の送電
線との連結点を軸として相間スペーサを第2の送電線の
沿線方向に引き寄せて第2の送電線と略平行状態とし、
第2の送電線に沿って移動しつつ相間スペーサを点検す
ることを特徴とする相間スペーサの点検方法を提供する
ものである。本発明の点検方法によれば、ポリマー碍子
の表面を真近で点検できるため、小さい傷等を見逃すこ
となく検出でき、その補修や洗浄を短時間、低コスト、
安全に行うことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は超高圧送電線と相間スペー
サとの関係を示すもので、1は第1の超高圧送電線、2
は第2の超高圧送電線、3はポリマー碍子からなる相間
スペーサである。このように超高圧送電線1、2に取り
付けられている相間スペーサ3を点検するには、先ず、
図2に示すように一方の超高圧送電線、例えば第1の送
電線1と相間スペーサ3との連結部4の接続を外す。次
いで図3に示すように相間スペーサの上部に紐7を取り
付け、相間スペーサ3を第2の送電線2と平行になるよ
うに紐7を緩めつつ相間スペーサ3を傾ける。なお、相
間スペーサ3に紐7を取り付けるのは送電線1との連結
部4を外す前に行っても良いことは勿論である。図4に
示すように、相間スペーサが第2の送電線2と略平行状
態になったならば第2の送電線2に沿って移動する電工
5が目視により相間スペーサ3を具に点検し、損傷箇所
があれば補修し、汚れていれば洗浄する。点検、補修、
洗浄等が終わったならば、今度は紐7を引き上げて相間
スペーサ3を引き起し、第1の送電線1と連結して作業
を終了する。
【0006】上記実施例においては上方の第1の送電線
1と相間スペーサ3との連結部4を取り外して相間スペ
ーサ3を下の第2の送電線2にほぼ平行に沿わせて点検
作業をしたが、これとは反対に、第2の送電線2と相間
スペーサ3との連結部14を外して相間スペーサ3を第
1の送電線1に沿わせて点検することもできる。また、
相間スペーサ3の点検を電工5により行ったが、テレビ
カメラ等の光学機器により点検することも可能である。
相間スペーサ3と送電線1または2との連結部4、14
の連結は、相間スペーサ3が該連結部を軸として送電線
にほぼ平行になるように連結しておく必要がある。しか
しながら、相間スペーサを送電線に連結する時に連結部
の向きが必ずしも目的とする向きに合っていない場合が
ある。そのような場合には、別に方向が自由に変えられ
る連結用具を用意し、先ず、別に用意した連結具により
送電線と相間スペーサとを繋ぎ、その後に他方の連結を
外して紐7を付け、相間スペーサ3を傾けるようにすれ
ば、作業を簡単に行うことができる。
【0007】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
長尺の相間スペーサの点検を送電線上で行うことがで
き、かつ、相間スペーサの真近で点検、補修、洗浄等が
可能となり、従って、小さな損傷箇所も見逃すことなく
点検、修理等が施せるので長期間にわたり健全な送電を
することができる。また、相間スペーサを地上に降ろさ
ずに点検作業ができるので、短時間に低コストで、しか
も安全に点検作業を行える等優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象となる送電線の説明図である。
【図2】本発明の点検工程を示す説明図である。
【図3】本発明の点検工程を示す説明図である。
【図4】本発明の点検工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 第1の送電線 2 第2の送電線 3 相間スペーサ 4 連結部 5 電工 7 紐 14 連結部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の送電線と第2の送電線との相間を
    維持する相間スペーサの損傷具合等を点検する相間スペ
    ーサの点検方法において、第1の送電線と相間スペーサ
    との連結を外し、第2の送電線との連結点を軸として相
    間スペーサを第2の送電線の沿線方向に引き寄せて第2
    の送電線と略平行状態とし、第2の送電線に沿って移動
    しつつ相間スペーサを点検することを特徴とする相間ス
    ペーサの点検方法。
JP9651598A 1998-04-09 1998-04-09 相間スペーサの点検方法 Pending JPH11299028A (ja)

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JP9651598A JPH11299028A (ja) 1998-04-09 1998-04-09 相間スペーサの点検方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008269264A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Central Res Inst Of Electric Power Ind 画像処理による多導体電線の追跡方法、装置及びプログラム並びにこれを用いた多導体電線の異常検出方法、装置及びプログラム
CN103199474A (zh) * 2013-03-15 2013-07-10 辽宁省电力有限公司辽阳供电公司 500kV大截面导线带电安装相间间隔棒的方法

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