JPH11298798A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH11298798A
JPH11298798A JP10104442A JP10444298A JPH11298798A JP H11298798 A JPH11298798 A JP H11298798A JP 10104442 A JP10104442 A JP 10104442A JP 10444298 A JP10444298 A JP 10444298A JP H11298798 A JPH11298798 A JP H11298798A
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JP
Japan
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mos transistor
voltage
capacitor
gate
channel mos
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Withdrawn
Application number
JP10104442A
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English (en)
Inventor
Kenji Takada
謙二 高田
Satoyuki Nakamura
里之 中村
Yoshio Hagiwara
義雄 萩原
Shigehiro Miyatake
茂博 宮武
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ダイナミックレンジが充分広く光源の変動やノ
イズに強い二次元固体撮像装置を提供する。 【解決手段】画素をマトリクス状(行列状)に配してな
る二次元の固体撮像装置である。その各画素が、フォト
ダイオードと;前記フォトダイオードの一方の電極に第
1電極とゲート電極が接続されサブスレッショルド領域
で動作する第1MOSトランジスタと;ゲートが第1M
OSトランジスタのゲートに接続されサブスレッショル
ド領域で動作する第2MOSトランジスタと;一端が第
2MOSトランジスタの第2電極に接続され他端が固定
電圧に接続されるとともに第2MOSトランジスタの第
1電極にリセット電圧が与えられたときに第2MOSト
ランジスタを介してリセットされるキャパシタと;第1
電極が前記キャパシタの一端に接続され第2電極が出力
信号線に接続されゲート電極が行選択線に接続された読
み出し用の第3MOSトランジスタとから成っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像装置に関す
るものであり、特に画素を二次元に配置した固体撮像装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォトダイオード等の光電変換素子と、
その光電変換素子で発生した光電荷を出力信号線へ取り
出す手段とを含む画素をマトリクス状(行列状)に配し
てなる二次元固体撮像装置は種々の用途に供されてい
る。ところで、このような固体撮像装置は光電変換素子
で発生した光電荷を読み出す(取り出す)手段によって
CCD型とMOS型に大きく分けられる。CCD型は光
電荷をポテンシャルの井戸に蓄積しつつ、転送するよう
になっており、一方MOS型はフォトダイオードのpn
接合容量に蓄積した電荷をMOSトランジスタを通して
読み出すようになっていた。
【0003】次に、従来のMOS型固体撮像装置の1画
素当りの構成を図13に示し説明する。同図において、
PDはフォトダイオード、Tr1はドレインがフォトダ
イオードPDのカソードに接続され、ソースが出力信号
線Lsigに接続され、ゲートが行選択線Lvselに
接続されたnチャンネルMOSトランジスタである。フ
ォトダイオーPDに光が入射すると、その入射光量に比
例した電荷が発生し、フォトダイオードPDのpn接合
容量に蓄積される(積分される)。この積分が終了する
と、行選択線Lvselに高い電圧が印加され、トランジス
タTr1がON状態となる。これに伴い、前記フォトダイ
オードPDのpn接合容量に蓄積されている電荷は出力
信号線Lsigに出力され、この出力信号線Lsigを通じて
読み出されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したC
CD型固体撮像装置はフォトダイオードにおいて発生し
た電荷をポテンシャルのみ蓄積して転送するためダイナ
ミックレンジが狭いという欠点がある。一方、上記従来
のMOS型固体撮像装置には、次のような欠点がある。
即ち、まず入射光量に比例して発生する電荷をフォト
ダイオードの容量に蓄積して発生する電荷をフォトダイ
オードの容量に蓄積して読み出すので、CCD型よりは
ダイナミックレンジが広いが、それでも不十分である。
次に、MOSトランジスタをスイッチングして読み出
すので、スイッチングノイズが生じ、S/N(信号対ノ
イズ特性)が悪くなる。
【0005】更に、1画素ずつMOSトランジスタを
スイッチングして読み出すので、各画素間で積分のタイ
ミングが異なってしまう。即ち、図12において、図示
の行選択線Lvselに接続されているトランジスタTr1よ
りも1ライン後の行選択線に接続されているMOSトラ
ンジスタ(仮にTr2とする)はトランジスタTr1よりも
遅れてONになる。一方、Tr1に接続されたフォトダイ
オードPDもトランジスタTr2に接続されたフォトダイ
オードも光が同時に入射すれば積分は同時にスタートす
るが、その読み出しはトランジスタTr1の方が早く、T
r2の方が遅いので、結果としてそれらの積分時間が異な
ってしまうことになる。
【0006】本発明はダイナミックレンジの充分広い二
次元固体撮像装置を提供することを目的とする。また、
本発明の他の目的は全画素の積分タイミングを同一にで
きる二次元固体撮像装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、画素をマトリクス状(行
列状)に配してなる二次元の固体撮像装置において、各
画素が、フォトダイオードと;前記フォトダイオードの
一方の電極に第1電極とゲート電極が接続されサブスレ
ッショルド領域で動作する第1MOSトランジスタと;
ゲートが第1MOSトランジスタのゲートに接続されサ
ブスレッショルド領域で動作する第2MOSトランジス
タと;一端が第2MOSトランジスタの第2電極に接続
され他端が固定電圧に接続されるとともに第2MOSト
ランジスタの第1電極にリセット電圧が与えられたとき
に第2MOSトランジスタを介してリセットされるキャ
パシタと;第1電極が前記キャパシタの一端に接続され
第2電極が出力信号線に接続されゲート電極が行選択線
に接続された読み出し用の第3MOSトランジスタとか
ら成っている。
【0008】このような構成によると、フォトダイオー
ドで発生した光電流は第1MOSトランジスタで対数変
換され、そのそのゲート電圧は対数変換電流に比例した
電圧となる。この電圧によって第2MOSトランジスタ
を通してキャパシタが充電される。積分が終了した時点
で第3MOSトランジスタがONされキャパシタの電圧
が出力信号線へ導出される。その後、第2MOSトラン
ジスタの第1電極にリセット電圧が与えられると、キャ
パシタの電圧はそのリセット電圧値にリセットされる。
この状態で再びキャパシタの積分が開始される。
【0009】また、請求項2に記載の発明では、画素を
マトリクス状に配してなる二次元の固体撮像装置におい
て、各画素が、フォトダイオードと;前記フォトダイオ
ードの一方の電極に第1電極とゲート電極が接続されサ
ブスレッショルド領域で動作する第1MOSトランジス
タと;ゲートが第1MOSトランジスタのゲートに接続
され第1電極が直流電圧に接続されサブスレッショルド
領域で動作する第2MOSトランジスタと;一端が第2
MOSトランジスタの第2電極に接続され他端が固定電
圧に接続され前記フォトダイオードで発生した光電荷に
基づく信号を積分するキャパシタと;前記キャパシタの
一端に第1電極が接続され第2電極が出力信号線に接続
されゲート電極が行選択線に接続された読み出し用の第
3MOSトランジスタと;前記キャパシタの前記一端に
第1電極が接続され第2電極が直流電圧に接続されてい
るとともにゲートにリセットパルスが印加されたときO
Nして前記キャパシタを初期状態にリセットする第4M
OSトランジスタとからなっている。
【0010】この構成では、キャパシタの積分やキャパ
シタ電圧の読み出しについては、上記請求項1の場合と
同一であるが、キャパシタのリセットについてはキャパ
シタに並列になる第4MOSトランジスタをONするこ
とによって行われる。従って、より正確に より速くキ
ャパシタのリセットを行うことができる。
【0011】また、請求項3に記載の発明では、画素を
マトリクス状に配してなる二次元の固体撮像装置におい
て、各画素が、フォトダイオードと;前記フォトダイオ
ードの一方の電極に第1電極とゲート電極が接続されサ
ブスレッショルド領域で動作する第1MOSトランジス
タと;ゲートが第1MOSトランジスタのゲートに接続
され第1電極が直流電圧に接続されサブスレッショルド
領域で動作する第2MOSトランジスタと;一端が第2
MOSトランジスタの第2電極からの信号を受けとるよ
うに設けられ他端が固定電圧に接続され前記フォトダイ
オードで発生した光電荷に基づく信号を積分するキャパ
シタと;前記キャパシタの一端に第1電極が接続され第
2電極が出力信号線に接続されゲート電極が行選択線に
接続された読み出し用の第3MOSトランジスタと;前
記キャパシタの一端に第1電極が接続され第2電極が直
流電圧に接続されゲートに直流電圧が印加されて常時O
Nする第4MOSトランジスタとからなっている。
【0012】この構成では、常時ONする第4MOSト
ランジスタが抵抗と等価になり、キャパシタに所定値の
抵抗が接続されていることになる。このためキャパシタ
の初期値が、その抵抗によって決まることになる。換言
すれば、第4MOSトランジスタのゲート電極に加える
直流電圧を可変することによって初期値を調整できるこ
とになる。
【0013】また、請求項4に記載の発明では、画素を
マトリクス状に配してなる二次元の固体撮像装置におい
て、各画素が、光電変換素子と;前記光電変換素子の出
力電流を対数変換した電圧に変換する対数変換手段と;
対数変換手段の出力電圧がゲートに印加されるMOSト
ランジスタと;一端が第1スイッチ手段を介して前記M
OSトランジスタの第2電極から出力電流を受けるよう
に接続され他端が固定電圧に接続されたキャパシタと;
前記キャパシタの前記一端と出力信号線に接続された第
2スイッチ手段とを有している。そして、記キャパシタ
の積分を第1スイッチ手段をON、第2スイッチ手段を
OFF状態にして行ない、前記キャパシタの電圧の出力
信号線への導出を第1スイッチ手段をOFF、第2スイ
ッチ手段をON状態にして行ない、前記キャパシタのリ
セットを第1スイッチ手段をON、第2スイッチ手段を
OFFにした状態で前記MOSトランジスタの第1電極
へリセット電圧を印加することにより行なうようになっ
ている。
【0014】この構成によると、全画素について第1ス
イッチ手段を同時にOFFにした状態で第2スイッチ手
段をONして読み出すことができるので、積分のタイミ
ング(積分時間)が全画素で同一にできる。即ち、全画
素について第1スイッチを同時にONして積分を開始さ
せ、その後、同時にOFFして積分を終了させることが
できるので、積分時間を全て同一にすることできる。
【0015】また、請求項5に記載の発明では、画素を
マトリクス状に配してなる二次元の固体撮像装置におい
て、各画素が;光電変換素子と;前記光電変換素子の出
力電流を対数変換した電圧に変換する対数変換手段と;
対数変換手段の出力電圧がゲートに印加されるMOSト
ランジスタと;一端が第1スイッチ手段を介して前記M
OSトランジスタの第2電極から出力電流を受けるよう
に接続され他端が固定電圧に接続されたキャパシタと;
前記キャパシタの前記一端と出力信号線に接続された読
み出し用の第2スイッチ手段と;前記キャパシタの前記
一端に接続されたリセット手段とを有し、第1スイッチ
手段をOFFにしてキャパシタの電圧を読み出している
ときに前記MOSトランジスタのpn接合容量へ電荷の
蓄積を行ない前記読み出し終了後に第1スイッチ手段を
ONして前記pn接合容量の電荷を前記キャパシタへ転
送するようにしている。
【0016】この構成によると、全画素についてキャパ
シタの積分タイミングを同一にできるだけでなく、読み
出し中にMOSトランジスタのpn接合容量を利用して
積分を行うことができ、前記読み出し終了後、このpn
接合容量の充電電荷をキャパシタへ転送し、引き続いて
キャパシタに電荷蓄積(積分)を行なうことができる。
このように、積分時間の一部を読み出しと並行して行な
うことにより撮像時間を短縮できるとともに、応答性の
良い固体撮像装置となる。
【0017】また、請求項6に記載の発明では、画素を
マトリクス状に配してなる二次元の固体撮像装置におい
て、各画素が、光電変換素子と;前記光電変換素子の出
力電流を対数変換した電圧に変換する対数変換手段と;
対数変換手段の出力電圧がゲートに印加されるMOSト
ランジスタと;一端が第1スイッチ手段を介して前記M
OSトランジスタの第2電極から出力電流を受けるよう
に接続され他端が固定電圧に接続されたキャパシタと;
前記キャパシタの前記一端と出力信号線に接続された読
み出し用の第2スイッチ手段と;前記キャパシタの前記
一端に接続されたリセット手段とを有し、第1スイッチ
手段をON、第2スイッチ手段をOFFにしてキャパシ
タの積分を行ない、第1スイッチ手段をOFF、第2ス
イッチ手段をONにしてキャパシタの電圧を出力信号線
へ読み出しているときに前記MOSトランジスタのpn
接合容量に光電流に基づく電荷が蓄積しているのを前記
MOSトランジスタの第1電極へ印加するリセット電圧
によりリセットしてから該pn接合容量への積分を開始
し、第2スイッチ手段をOFFした後、前記リセット手
段によってキャパシタをリセットし、第1スイッチ手段
をONして前記pn接合容量の電荷をキャパシタへ転送
し、引き続いて光電流に基づくキャパシタの積分を行な
うようになっている。
【0018】この構成は、全画素で積分のタイミングを
同一にできるとともに、応答特性を向上できるという点
で上記請求項6のものと同一であるが、更に本構成で
は、MOSトランジスタの第1電極にリセット電圧を与
えてそのMOSトランジスタのpn容量のリセットを行
ない、一方キャパシタのリセットは該キャパシタの一端
に接続したリセット手段によって行なう如く各リセット
が別々の手段によって行なわれる。従って、より正確
に、より速くキャパシタのリセットを行なうことができ
る。
【0019】また、請求項8に記載の発明では、半導体
基板と、該基板上に形成され行列状に配置された複数の
画素と、該基板上に形成された該画素の信号を時系列的
に読み出すための走査部とを備える固体撮像装置におい
て、前記画素が、カソードが第1のDC電圧に接続され
たpn接合フォトダイオードと、該フォトダイオードの
アノードにそのドレインとゲートが接続されそのソース
が第2のDC電圧に接続された第1のnチャンネルMO
Sトランジスタと、そのゲートが第1のnチャンネルM
OSトランジスタのゲートに接続されソースがキャパシ
タを通して第2のDC電圧に接続された第2のnチャン
ネルMOSトランジスタと、そのドレインが第2のnチ
ャンネルMOSトランジスタのソース及びキャパシタに
接続されゲートが行選択線に接続されソースが出力信号
線に接続された第3のnチャンネルMOSトランジスタ
からなり、前記第1及び第2のMOSトランジスタをサ
ブスレッショルド領域で動作するようにバイアスし、第
2のMOSトランジスタのドレインにクロックパルスを
与えることにより前記キャパシタの電圧を初期電圧に設
定するように構成することによってキャパシタの電圧が
入射光量の時間積分値の対数に比例した出力電圧となる
ようにし、第3のMOSトランジスタによってその出力
電圧を読み出すように構成している。
【0020】また、請求項9に記載の発明では、半導体
基板と、該基板上に形成され行列状に配置された複数の
画素と、該基板上に形成された該画素の信号を時系列的
に読み出すための走査部とを備える固体撮像装置におい
て、前記画素が、カソードが第1のDC電圧に接続され
たpn接合フォトダイオードと、該フォトダイオードの
アノードにそのドレインとゲートが接続されそのソース
が第2のDC電圧に接続された第1のnチャンネルMO
Sトランジスタと、そのドレインが前記第1のDC電圧
に接続されゲートが第1のnチャンネルMOSトランジ
スタのゲートに接続されソースが前記キャパシタを通し
て第2のDC電圧に接続された第2のnチャンネルMO
Sトランジスタと、そのドレインが第2のnチャンネル
MOSトランジスタのソース及び前記キャパシタに接続
されゲートが行選択線に接続されソースが出力信号線に
接続された第3のnチャンネルMOSトランジスタと、
そのドレインが第2のnチャンネルMOSトランジスタ
のソース及びキャパシタに接続されゲートがリセットラ
インに接続されソースがキャパシタの初期電圧を設定す
る第2のDC電圧に接続された第4のnチャンネルMO
Sトランジスタとからなり、前記第1及び第2のMOS
トランジスタをサブスレッショルド領域で動作するよう
にバイアスし、前記第4のMOSトランジスタをオン状
態としてキャパシタの電圧を初期電圧に設定するように
することによってキャパシタの電圧が入射光量の時間積
分値の対数に比例した出力電圧となるようにし、第3の
MOSトランジスタによってその出力電圧を読み出すよ
うに構成している。
【0021】また、請求項10に記載の発明では、半導
体基板と該基板上に形成され行列状に配置された複数の
画素と、該基板上に形成された該画素の信号を時系列的
に読み出すための走査部とを備える固体撮像装置におい
て、前記画素が、カソードが第1のDC電圧に接続され
たpn接合フォトダイオードと、該フォトダイオードの
アノードにそのドレインとゲートが接続されそのソース
が第2のDC電圧に接続された第1のnチャンネルMO
Sトランジスタと、そのゲートが第1のnチャンネルM
OSトランジスタのゲートに接続された第2のnチャン
ネルMOSトランジスタと、そのドレインが第2のnチ
ャンネルMOSトランジスタのソースに接続されゲート
が積分時間制御線に接続されソースがキャパシタを通し
て第2のDC電圧に接続された第5のnチャンネルMO
Sトランジスタと、そのドレインが第5のnチャンネル
MOSトランジスタのソース及び前記キャパシタに接続
されゲートが行選択線に接続されソースが出力信号線に
接続された第3のnチャンネルMOSトランジスタから
なり、前記第1及び第2のMOSトランジスタをサブス
レッショルド領域で動作するようにバイアスし、第2の
MOSトランジスタのドレインにクロックパルスを与え
ると同時に第5のMOSトランジスタをオン状態として
キャパシタの電圧を初期電圧に設定するようにすること
によってキャパシタの電圧が入射光量の時間積分値の対
数に比例した出力電圧となるようにし、第5のMOSト
ランジスタのオフ時間によって積分時間を決めて全ての
画素の積分タイミングが同時になるようにし第3のMO
Sトランジスタによってその出力電圧を読み出すように
構成している。
【0022】また、請求項11に記載の発明では、半導
体基板と、該基板上に形成され行列状に配置された複数
の画素と、該基板上に形成された該画素の信号を時系列
的に読み出すための走査部とを備える固体撮像装置にお
いて、前記画素が、カソードが第1のDC電圧に接続さ
れたpn接合フォトダイオードと、該フォトダイオード
のアノードにそのドレインとゲートが接続されそのソー
スが第2のDC電圧に接続された第1のnチャンネルM
OSトランジスタと、そのゲートが第1のnチャンネル
MOSトランジスタのゲートに接続された第2のnチャ
ンネルMOSトランジスタと、そのドレインが第2のn
チャンネルMOSトランジスタのソースに接続されゲー
トが積分時間制御線に接続されソースがキャパシタを通
して第2のDC電圧に接続された第5のnチャンネルM
OSトランジスタと、そのドレインが第5のnチャンネ
ルMOSトランジスタのソース及び前記キャパシタに接
続されゲートが行選択線に接続されソースが出力信号線
に接続された第3のnチャンネルMOSトランジスタ
と、そのドレインが第5のnチャンネルMOSトランジ
スタのソース及び前記キャパシタに接続されゲートがリ
セットラインに接続されソースがキャパシタの初期電圧
を設定する第3のDC電圧に接続された第4のnチャン
ネルMOSトランジスタとからなり、前記第1及び第2
のMOSトランジスタをサブスレッショルド領域で動作
するようにバイアスし、第2のMOSトランジスタのド
レインにクロックパルスを与えて第2のMOSトランジ
スタのソースと第5のMOSトランジスタのドレインを
初期電圧に設定し、第4のMOSトランジスタをオン状
態としてキャパシタの電圧を初期電圧に設定するように
することによってキャパシタの電圧が入射光量の時間積
分値の対数に比例した出力電圧となるようにし、第2の
MOSトランジスタのドレインがハイレベルである時間
によって積分時間を決めて全ての画素の積分タイミング
が同時になるようにし第3のMOSトランジスタによっ
てその出力電圧を積分期間中にも読み出せるように構成
している。
【0023】また、請求項12に記載の発明では、半導
体基板と、該基板上に形成され行列状に配置された複数
の画素と、該基板上に形成された該画素の信号を時系列
的に読み出すための走査部とを備える固体撮像装置にお
いて、前記画素が、アノードが第1のDC電圧に接続さ
れたpn接合フォトダイオードと、該フォトダイオード
のカソードにそのドレインとゲートが接続されそのソー
スが第2のDC電圧に接続された第1のpチャンネルM
OSトランジスタと、そのゲートが第1のpチャンネル
MOSトランジスタのゲートに接続されソースがキャパ
シタを通して第2のDC電圧に接続された第2のpチャ
ンネルMOSトランジスタと、そのソースが第2のpチ
ャンネルMOSトランジスタのソース及び前記キャパシ
タに接続されゲートが行選択線に接続されドレインが出
力信号線に接続された第3のpチャンネルMOSトラン
ジスタからなり、前記第1及び第2のMOSトランジス
タをサブスレッショルド領域で動作するようにバイアス
し、第2のMOSトランジスタのドレインにクロックパ
ルスを与えることによりキャパシタの電圧を初期電圧に
設定するようにすることによってキャパシタの電圧が入
射光量の時間積分値の対数に比例した出力電圧となるよ
うにし、第2のMOSトランジスタによってその出力電
圧を読み出すように構成している。
【0024】また、請求項13に記載の発明では、半導
体基板と、該基板上に形成され行列上に配置された複数
の画素と、該基板上に形成された該画素の信号を時系列
的に読み出すための走査部とを備える固体撮像装置にお
いて、前記画素が、アノードが第1のDC電圧に接続さ
れたpn接合フォトダイオードと、該フォトダイオード
のカソードにそのドレインとゲートが接続されそのソー
スが第2のDC電圧に接続された第1のpチャンネルM
OSトランジスタと、そのドレインが前記第1のDC電
圧に接続されゲートが第1のpチャンネルMOSトラン
ジスタのゲートに接続されソースがキャパシタを通して
第2のDC電圧に接続された第2のpチャンネルMOS
トランジスタと、そのソースが第2のpチャンネルMO
Sトランジスタのソース及び前記キャパシタに接続され
ゲートが行選択線に接続されドレインが出力信号線に接
続された第3のpチャンネルMOSトランジスタと、そ
のドレインが第2のpチャンネルMOSトランジスタの
ソース及び前記キャパシタに接続されゲートがリセット
ラインに接続されソースがキャパシタの初期電圧を設定
する第3のDC電圧に接続された第4のpチャンネルM
OSトランジスタとからなり、前記第1及び第2のMO
Sトランジスタをサブスレッショルド領域で動作するよ
うにバイアスし、前記第4のMOSトランジスタをオン
状態としてキャパシタの電圧を初期電圧に設定するよう
にすることによってキャパシタの電圧が入射光量の時間
積分値の対数に比例した出力電圧となるようにし、第3
のpチャンネルMOSトランジスタによってその出力電
圧を読み出すように構成している。
【0025】また、請求項14に記載の発明では、半導
体基板と、該基板上に形成され行列状に配置された複数
の画素と、該基板状に形成された該画素の信号を時系列
的に読み出すための走査部とを備える固体撮像装置にお
いて、前記画素が、アノードが第1のDC電圧に接続さ
れたpn接合フォトダイオードと、該フォトダイオード
のカソードにそのドレインとゲートが接続されそのソー
スが第2のDC電圧に接続された第1のpチャンネルM
OSトランジスタと、そのゲートが第1のpチャンネル
MOSトランジスタのゲートに接続された第2のpチャ
ンネルMOSトランジスタと、そのドレインが第2のp
チャンネルMOSトランジスタのソースに接続されゲー
トが積分時間制御線に接続されソースがキャパシタを通
して第2のDC電圧に接続された第5のpチャンネルM
OSトランジスタと、そのソースが第5のpチャンネル
MOSトランジスタのソース及び前記キャパシタに接続
されゲートが行選択線に接続されドレインが出力信号線
に接続された第3のpチャンネルMOSトランジスタか
らなり、前記第1及び第2のMOSトランジスタをサブ
スレッショルド領域で動作するようにバイアスし、第2
のMOSトランジスタのドレインにクロックパルスを与
えると同時に第5のMOSトランジスタをオン状態とし
てキャパシタの電圧を初期電圧に設定するようにするこ
とによってキャパシタの電圧が入射光量の時間積分値の
対数に比例した出力電圧となるようにし、第5のMOS
トランジスタのオフ時間によって積分時間を決めて全て
の画素の積分タイミングが同時になるようにし第3のM
OSトランジスタによってその出力電圧を読み出すよう
に構成している。
【0026】また、請求項15に記載の発明では、半導
体基板と、該基板状に形成され行列状に配置された複数
の画素と、該基板状に形成された該画素の信号を時系列
的に読み出すための走査部とを備える固体撮像装置にお
いて、前記画素が、アノードが第1のDC電圧に接続さ
れたpn接合フォトダイオードと、該フォトダイオード
のカソードにそのドレインとゲートが接続されそのソー
スが第2のDC電圧に接続された第1のpチャンネルM
OSトランジスタと、そのゲートが第1のpチャンネル
MOSトランジスタのゲートに接続された第2のpチャ
ンネルMOSトランジスタと、そのドレインが第2のp
チャンネルMOSトランジスタのソースに接続されゲー
トが積分時間制御線に接続されソースがキャパシタを通
して第2のDC電圧に接続された第5のpチャンネルM
OSトランジスタと、そのソースが第5のpチャンネル
MOSトランジスタのソース及び前記キャパシタに接続
されゲートが行選択線に接続されドレインが出力信号線
に接続された第3のpチャンネルMOSトランジスタ
と、そのドレインが第5のpチャンネルMOSトランジ
スタのソース及び前記キャパシタに接続されゲートがリ
セットラインに接続されソースがキャパシタの初期電圧
を設定する第3のDC電圧に接続された第4のpチャン
ネルMOSトランジスタとからなり、前記第1及び第2
のMOSトランジスタをサブスレッショルド領域で動作
するようにバイアスし、第2のMOSトランジスタのド
レインがローレベルである時間によって積分時間を決め
て全ての画素の積分タイミングが同時になるようにし第
3のMOSトランジスタによってその出力電圧を積分期
間中にも読み出せるように構成している。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の固体撮像装置の各
実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の実
施形態に係る二次元のMOS型固体撮像装置の一部の構
成を概略的に示している。同図において、G11、G1
2、・・・、Gmnは行列配置(マトリクス配置)され
た画素を示している。2は垂直走査回路であり、行(ラ
イン)4−1、4−2、・・・、4−nを順次走査して
いく。3は水平走査回路であり、画素から出力信号線6
−1、6−2、・・・、6−mに導出された光電変換信
号を画素ごとに水平方向に順次読み出す。5は電源ライ
ンである。各画素に対し、上記ライン4−1、4−2・
・・、4−nや出力信号線6−1、6−2・・・、6−
m、電源ライン5だけでなく、他のライン(例えば、ク
ロックラインやバイアス供給ライン等)も接続される
が、図1ではこれらについて省略し、図2以降の各実施
形態において示している。
【0028】さて、図2は、本発明の第1の実施形態の
1画素当りの構成を示している。同図において、PDは
フォトダイオード、Tr1,Tr2,Tr3はnチャン
ネルMOSトランジスタ、Cはキャパシタである。Vd
d,VssはDC電圧、Φdはクロックである。また、
Lsigは出力信号線、Lvselは行選択線を表して
いる。
【0029】同図においては、フォトダイオードPDの
カソードはDC電圧Vddに接続され、アノードは第1
のnチャンネルMOSトランジスタTr1のドレインと
ゲート及び第2のnチャネルMOSトランジスタTr2
のゲートに接続されている。第1MOSトランジスタの
ソースにはDC電圧Vssが、第2MOSトランジスタ
のドレインにはクロックΦdがが印加されている。ま
た、第2MOSトランジスタTr2のソースは容量Cの
キャパシタを介してDC電圧Vssに接続されている。
さらに、第3のnチャンネルMOSトランジスタTr3
のドレインは第2MOSトランジスタのソースに、第3
MOSトランジスタのソースは出力信号線Lsigに、
第3MOSトランジスタのゲートは行選択線Lvsel
に接続されている。
【0030】同図においてフォトダイオードPDに光が
入射すると、その入射光量に比例した電流lpが発生す
る。この電流は第1MOSトランジスタTr1で対数変
換され、ゲート電圧VGはln(Ip)に比例した電圧
になる。それによって、第2MOSトランジスタTr2
を通してキャパシタCが充電され、ln∫(Ip)dt
に比例した電圧VoがキャパシタCに生じる。ここで、
tは時間を示す。積分が終了すると、行選択線Lvse
lに高い電圧が印加され、第3MOSトランジスタTr
3をON状態とする。その結果、積分された電荷は、図
1の水平走査回路3の読み出し動作に従って第3MOS
トランジスタTr3及び出力信号線Lsigを通じて読
み出される。
【0031】信号が読み出された後、クロックΦdがH
iレベルからLowレベルに変化して、キャパシタCの
電荷がトランジスタTr2を通してΦd側へ放電され、
キャパシタの電圧Voが初期電圧(この電圧はクロック
ΦdのLowレベル電圧)にリセットされる。その後、
クロックΦdがLowレベルからHiレベルに変化し、
次の積分が開始される。この実施形態においては、第2
MOSトランジスタTr2がリセットトランジスタを兼
ねており、構成が簡単になる。また、入射光量の積分値
の対数に比例した出力が得られるので、従来の1000
倍以上のダイナミックレンジを持つことができる。ま
た、フォトダイオードPDを照射する光源光の変動によ
る変動成分もキャパシタCで吸収されてしまうので、光
源の変動にも強い。また、同様に周波数の高いノイズも
キャパシタCで吸収されるので、ノイズの少ない高品質
の信号が得られる。
【0032】図3は、本発明の固体撮像装置の第2の実
施例の1画素当りの構成を示している。同図において、
PDはフォトダイオード、Tr1,Tr2,Tr3,T
r4はnチャンネルMOSトランジスタ、Cはキャパシ
タである。Vdd,Vss,VresはDC電圧であ
る。また、Lsigは出力信号線、Lvselは行選択
線、Lresはリセットラインを表している。
【0033】同図においては、フォトダイオードPDの
カソードはDC電圧Vddに接続され、アノードは第1
のnチャンネルMOSトランジスタTr1のドレインと
ゲート及び第2のnチャネルMOSトランジスタTr2
のゲートに接続されている。第1MOSトランジスタT
r1のソースにはDC電圧Vssが、第2MOSトラン
ジスタTr2のドレインにはDC電圧Vddが印加され
ている。
【0034】また、第2MOSトランジスタTr2のソ
ースはキャパシタCを介してDC電圧Vssに接続され
ている。さらに、第3のnチャンネルMOSトランジス
タTr3のドレインは第2MOSトランジスタTr2の
ソースに、第3MOSトランジスタTr3のソースは出
力信号線Lsigに、第3MOSトランジスタTr3の
ゲートは行選択線Lvselに接続されている。そし
て、第4のnチャンネルMOSトランジスタTr4のド
レインは第2MOSトランジスタTr2のソースに、第
4MOSトランジスタTr4のソースはDC電圧Vre
sに、第4MOSトランジスタTr4のゲートはリセッ
トラインLresに接続されている。
【0035】同図においてフォトダイオードPDに光が
入射すると、その入射光量に比例した電流Ipが発生す
る。この電流は第1MOSトランジスタTr1で対数変
換され、ゲート電圧VGはln(Ip)に比例した電圧
になる。それによって、第2MOSトランジスタTr2
を通してキャパシタCが充電され、ln∫(lp)dt
に比例した電圧Voが生じる。積分が終了すると、行選
択線Lvselに高い電圧が印加され、第3MOSトラ
ンジスタTr3がON状態となる。その結果、積分され
た電荷は、図1の水平走査回路3の読み出し動作に従っ
て第3MOSトランジスタTr3及び出力信号線Lsi
gを通じて読み出される。
【0036】信号が読み出された後、リセットラインL
resがLowレベルからHiレベルに変化して、トラ
ンジスタTr4がONし、Voが初期電圧Vresにリ
セットされる。その後、LresがHiレベルからLo
wレベルに変化してトランジスタTr4がOFFとな
り、次の積分が開始される。この実施形態においては、
入射光量の積分値の対数に比例した出力が得られるの
で、第1実施形態と同様に従来の1000倍以上のダイ
ナミックレンジを持つことができる。また、フォトダイ
オードPDを照射する光源光の変動による変動成分もキ
ャパシタCで吸収されてしまうので、光源の変動にも強
い。また、同様に周波数の高いノイズもキャパシタCで
吸収されるので、ノイズの少ない高品質の信号が得られ
る。
【0037】図4は、本発明の固体撮像装置の第3の実
施形態の1画素の構成を示している。この実施形態は、
第1の実施形態(図2)の第2MOSトランジスタTr
2のソースとキャパシタの間に積分時間制御用の第5の
nチャンネルMOSトランジスタTr5を追加した点を
特徴としている。同図において、PDはフォトダイオー
ド、Tr1,Tr2,Tr3,Tr5はnチャンネルM
OSトランジスタ、Cはキャパシタである。Vdd,V
ssはDC電圧、Φdはクロックである。また、Lsi
gは出力信号線、Lvselは行選択線、Lintは積
分時間制御線を表している。
【0038】同図においては、フォトダイオードPDの
カソードはDC電圧Vddに接続され、アノードは第1
のnチャンネルMOSトランジスタTr1のドレインと
ゲート及び第2のnチャネルMOSトランジスタTr2
のゲートに接続されている。第1MOSトランジスタT
r1のソースにはDC電圧Vssが、第2MOSトラン
ジスタTr2のドレインにはクロックΦdが印加されて
いる。さらに、第5のnチャンネルMOSトランジスタ
Tr5のドレインは第2MOSトランジスタTr2のソ
ースに、第5MOSトランジスタTr5のソースは容量
Cのキャパシタを介してDC電圧Vssに、第5MOS
トランジスタTr5のゲートは積分時間制御線Lint
に接続されている。また、第3のnチャンネルMOSト
ランジスタTr3のドレインは第5MOSトランジスタ
Tr5のソースに、第3MOSトランジスタTr3のソ
ースは出力信号線Lsigに、第3MOSトランジスタ
Tr3のゲートは行選択線Lvselに接続されてい
る。
【0039】同図においてフォトダイオードPDに光が
入射すると、その入射光量に比例した電流Ipが発生す
る。この電流は第1MOSトランジスタTr1で対数変
換され、ゲート電圧VGはln(Ip)に比例した電圧
になる。この時、積分時間制御線Lintの電圧をLo
wレベルからHiレベルに変化させると、第5MOSト
ランジスタTr5がON状態となり、このトランジスタ
Tr5と第2MOSトランジスタTr2を通してキャパ
シタCが充電され、ln∫(lp)dtに比例した電圧
VoがキャパシタCに生じる。
【0040】この状態で積分時間制御線Lintの電圧
をHiレベルからLowレベルに変化させると、トラン
ジスタTr5がOFF状態となり積分が終了する。その
後行選択線Lvselに高い電圧を印加し、第3MOS
トランジスタTr3をON状態とすることにより、積分
された電荷を、第3MOSトランジスタTr3及び出力
信号線Lsigを通じて読み出すことができる。信号が
読み出された後、積分時間制御線LintをHiレベル
に変化させ、同時にクロックΦdをHiレベルからLo
wレベルに変化させることにより、キャパシタCの電圧
を初期電圧にリセットすることができる。その後、クロ
ックΦdがLowレベルからHiレベルに変化し、次の
積分が開始される。この実施形態においては、入射光量
の積分値の対数に比例した出力が得られるので、従来の
1000倍以上のダイナミックレンジを持ち、光源の変
動にも強く、ノイズの少ない信号が得られる。また、全
画素の積分タイミングが全く同一になるため、移動して
いる物体でも良好に静止画を撮影できるという利点を有
する。
【0041】図5は、本発明の固体撮像装置の第4の実
施形態の1画素当りの構成を示している。同図におい
て、PDはフォトダイオード、Tr1,Tr2,Tr
3,Tr4,Tr5はnチャンネルMOSトランジス
タ、Cはキャパシタ、Csは第2MOSトランジスタT
r2のソース(第5MOSトランジスタTr5のドレイ
ン)に関係するpn接合容量、Vdd,Vss,Vre
sはDC電圧、Φdはクロックである。また、Lsig
は出力信号線、Lvselは行選択線、Lresはリセ
ットライン、Lintは積分時間制御線を表している。
なお、前記接合容量Csは図12に示すように、n型半
導体基板100に形成したPウェル層101と第2MO
SトランジスタTr2のソース領域102との間に形成
される。ただし、このソース領域102は第5MOSト
ランジスタTr5のドレイン領域105と兼用になって
いる。図12において、103は第2MOSトランジス
タTr2のドレイン領域であり、また106は第5MO
SトランジスタTr5のソース領域である。104、1
07はそれぞれ第2、第5MOSトランジスタTr2、
Tr5のゲート電極である。
【0042】図5においては、フォトダイオードPDの
カソードはDC電圧Vddに接続され、アノードは第1
のnチャンネルMOSトランジスタTr1のドレインと
ゲート及び第2のnチャンネルMOSトランジスタTr
2のゲートに接続されている。第1MOSトランジスタ
Tr1のソースにはDC電圧Vssが、第2MOSトラ
ンジスタのドレインにはクロックΦdが印加されてい
る。第5のnチャンネルMOSトランジスタTr5のド
レインは第2MOSトランジスタのソースに、第5MO
SトランジスタTr5のソースはキャパシタCを介して
DC電圧Vssに、第5MOSトランジスタTr5のゲ
ートは積分時間制御線Lintに接続されている。
【0043】また、第3のnチャンネルMOSトランジ
スタTr3のドレインは第5MOSトランジスタのソー
スに、第3MOSトランジスタTr3のソースは出力信
号線Lsigに、第3MOSトランジスタのゲートは行
選択線Lvselに接続されている。さらに、第4のn
チャンネルMOSトランジスタTr4のドレインは第5
MOSトランジスタTr5のソースに、第4MOSトラ
ンジスタTr4のソースはDC電圧Vresに、第4M
OSトランジスタTr4のゲートはリセットラインLr
esに接続されている。
【0044】同図において、フォトダイオードPDに光
が入射すると、その入射光量に比例した電流Ipが発生
する。この電流は第1MOSトランジスタTr1で対数
変換され、ゲート電圧VGはln(lp)に比例した電
圧になる。この時、積分時間制御線Lintの電圧をL
owレベルからHiレベルに変化させると、第5MOS
トランジスタTr5がON状態となり、このトランジス
タTr5と第2MOSトランジスタTr2を通してキャ
パシタCが充電され、ln∫(lp)dtに比例した電
圧Voが生じる。この状態で積分時間制御線Lintの
電圧をHiレベルからLowレベルに変化させると、ト
ランジスタTr5がOFF状態となりキャパシタCの積
分が終了する。
【0045】その後、行選択線Lvselに高い電圧を
印加し、第3MOSトランジスタTr3をON状態とす
ることにより、キャパシタCで積分された電荷を、第3
MOSトランジスタTr3及び出力信号線Lsigを通
して読み出すことができる。信号を読み出している間に
クロックΦdをHiレベルからLowレベルに変化させ
ると、Tr2のソースとTr5のドレインが初期電圧に
リセットされる。その後、クロックΦdをHiレベルに
変化させることにより、容量Csに対して次の積分が開
始される。従って信号の読み出しが行なわれている間に
容量Csによって次の積分動作が開始される。信号が読
み出された後、リセットラインLresをLowレベル
からHiレベルに変化させることで、第4MOSトラン
ジスタTr4をONさせキャパシタCの電圧をVres
にリセットすることができる。この間も、容量Csでは
積分が行なわれている。
【0046】その後、積分時間制御線LintをHiレ
ベルに変化させると、トランジスタTr5がONして容
量Csの蓄積電荷がキャパシタCへ転送されるとともに
引続きフォトダイオードPDに発生する光電流に基づく
信号の積分がキャパシタCによってなされる。この実施
形態においては、入射光量の積分値の対数に比例した出
力が得られるので、従来の1000倍以上のダイナミッ
クレンジをもち、光源の変動にも強く、ノイズの少ない
信号が得られる。また、全画素の積分タイミングが全く
同一になるため、移動している物体でも良好に静止画・
動画を撮影できるという利点を有する。
【0047】次に、図6に示す第5の実施形態は上述し
た第4実施形態(図5)に対し、第2MOSトランジス
タTr2のドレインが直流電源Vddに接続された構成
となっている点が相違しているだけで、他の部分は第4
実施形態と同一構成となっている。この第5実施形態で
は、第5MOSトランジスタTr5をONしてキャパシ
タCへ移送することが接合容量Csのリセットに相当
し、次に、読み出しのためにトランジスタTr5がOF
Fになった時点で接合容量の積分が開始されると考えて
よい。よって、この実施形態においては、入射光量の積
分値の対数に比例した出力が得られるので、従来の10
00倍以上のダイナミックレンジをもち、光源の変動に
も強く、ノイズの少ない信号が得られる。また、全画素
の積分タイミングが全く同一になるため、移動している
物体でも良好に静止画を撮影できるという利点を有す
る。更に、構成が簡単である。
【0048】図7は、本発明の固体撮像装置の第6の実
施形態の1画素の構成を示している。同図において、P
Dはフォトダイオード、Tr1,Tr2,Tr3はpチ
ャンネルMOSトランジスタ、Cはキャパシタである。
Vdd,VssはDC電圧、Φdはクロックである。ま
た、Lsigは出力信号線、Lvselは行選択線,L
resはリセットラインを表している。
【0049】同図においては、フォトダイオードPDの
アノードはDC電圧Vddに接続され、カソードは第1
のpチャンネルMOSトランジスタTr1のドレインと
ゲート及び第2のpチャネルMOSトランジスタTr2
のゲートに接続されている。第1MOSトランジスタT
r1のソースにはDC電圧Vssが、第2MOSトラン
ジスタTr2のドレインにはクロックΦdがが印加され
ている。また、第2MOSトランジスタTr2のソース
はキャパシタCを介してDC電圧Vssに接続されてい
る。さらに、第3のpチャンネルMOSトランジスタT
r3のソースは第2MOSトランジスタTr2のソース
に、第3MOSトランジスタTr3のドレインは出力信
号線Lsigに、第3MOSトランジスタのゲートは行
選択線Lvselに接続されている。
【0050】同図においてフォトダイオードPDに光が
入射すると、その入射光量に比例した電流Ipが発生す
る。この電流は第1MOSトランジスタTr1で対数変
換され、ゲート電圧VGはln(Ip)に比例した電圧
になる。それによって、第2MOSトランジスタTr2
を通してキャパシタCが放電され、ln∫(Ip)dt
に比例した電圧VoがキャパシタCに生じる。積分が終
了すると、行選択線Lvselに低い電圧が印加され、
第3MOSトランジスタTr3をON状態とする。
【0051】このため、積分された電荷は、第3MOS
トランジスタTr3及び出力信号線Lsigを通して読
み出される。信号が読み出された後、クロックΦdがL
owレベルからHiレベルに変化して、電圧Voが初期
電圧にリセットされる。その後、クロックΦdがHiレ
ベルからLowレベルに変化し、次の積分が開始され
る。この実施形態においては、第2MOSトランジスタ
Tr2がリセットトランジスタを兼ねており、構成が簡
単になる。また、入射光量の積分値の対数に比例した出
力が得られるので、従来の1000倍以上のダイナミッ
クレンジを持つことができる。また、フォトダイオード
PDを照射する光源光の変動による変動成分もキャパシ
タCで吸収されてしまうので、光源の変動にも強い。ま
た、同様に周波数の高いノイズもキャパシタCで吸収さ
れるので、ノイズの少ない高品質の信号が得られる。
【0052】図8は、本発明の固体撮像装置の第7の実
施形態の1画素の構成を示している。同図において、P
Dはフォトダイオード、Tr1,Tr2,Tr3,Tr
4はpチャンネルMOSトランジスタ、Cはキャパシタ
である。Vdd,Vss,VresはDC電圧である。
また、Lsigは出力信号線、Lvselは行選択線、
Lresはリセットラインを表している。
【0053】同図においては、フォトダイオードPDの
アノードはDC電圧Vddに接続され、カソードは第1
のpチャンネルMOSトランジスタTr1のドレインと
ゲート及び第2のpチャネルMOSトランジスタTr2
のゲートに接続されている。第1MOSトランジスタT
r1のソースにはDC電圧Vssが、第2MOSトラン
ジスタTr2のドレインにはDC電圧Vddが印加され
ている。
【0054】また、第2MOSトランジスタTr2のソ
ースはキャパシタCを介してDC電圧Vssに接続され
ている。さらに、第3のpチャンネルMOSトランジス
タTr3のソースは第2MOSトランジスタTr2のソ
ースに、第3MOSトランジスタTr3のドレインは出
力信号線Lsigに、第3MOSトランジスタTr3の
ゲートは行選択線Lvselに接続されている。そし
て、第4のpチャンネルMOSトランジスタTr4のド
レインは第2MOSトランジスタTr2のソースに、第
4MOSトランジスタTr4のソースはDC電圧Vre
sに、第4MOSトランジスタTr4のゲートはリセッ
トラインLres接続されている。
【0055】同図においてフォトダイオードPDに光が
入射すると、その入射光量に比例した電流Ipが発生す
る。この電流は第1MOSトランジスタTr1で対数変
換され、ゲート電圧VGはln(Ip)に比例した電圧
になる。それによって、第2MOSトランジスタTr2
を通してキャパシタCが放電され、ln∫(Ip)dt
に比例した電圧VoがキャパシタCに生じる。積分が終
了すると、行選択線Lvselに低い電圧が印加され、
第3MOSトランジスタTr3をON状態とする。その
結果、積分された電荷は、第3MOSトランジスタTr
3及び出力信号線Lsigを通じて読み出される。
【0056】信号が読み出された後、リセットラインL
resがHiレベルからLowレベルに変化して、電圧
Voが初期電圧Vresにリセットされる。その後、リ
セットラインLresがLowレベルからHiレベルに
変化し、次の積分が開始される。この実施形態において
は、入射光量の積分値の対数に比例した出力が得られる
ので、第1実施形態と同様に従来の1000倍以上のダ
イナミックレンジを持つことができる。また、フォトダ
イオードPDを照射する光源光の変動による変動成分も
キャパシタCで吸収されてしまうので、光源の変動にも
強い。また、同様に周波数の高いノイズもキャパシタC
で吸収されるので、ノイズの少ない高品質の信号が得ら
れる。
【0057】図9は、本発明の固体撮像装置の第8の実
施形態の1画素の構成を示している。この実施形態は、
第6の実施形態(図7)の第2MOSトランジスタTr
2のソースとキャパシタCの間に積分時間制御用の第5
のnチャンネルMOSトランジスタTr5を追加してい
る。同図において、PDはフォトダイオード、Tr1,
Tr2,Tr3,Tr5はpチャンネルMOSトランジ
スタ、Cはキャパシタである。Vdd,VssはDC電
圧、Φdはクロックである。また、Lsigは出力信号
線、Lvselは行選択線、Lintは積分時間制御線
を表している。
【0058】同図においては、フォトダイオードPDの
アノードはDC電圧Vddに接続され、カソードは第1
のpチャンネルMOSトランジスタTr1のドレインと
ゲート及び第2のpチャネルMOSトランジスタTr2
のゲートに接続されている。第1MOSトランジスタT
r1のソースにはDC電圧Vssが、第2MOSトラン
ジスタTr2のドレインにはクロックΦdが印加されて
いる。さらに、第5のpチャンネルMOSトランジスタ
Tr5のドレインは第2MOSトランジスタのソース
に、第5MOSトランジスタTr5のソースはキャパシ
タCを介してDC電圧Vssに、第5MOSトランジス
タTr5のゲートは積分時間制御線Lintに接続され
ている。また、第3のpチャンネルMOSトランジスタ
Tr3のソースは第5MOSトランジスタTr5のソー
スに、第3MOSトランジスタTr3のドレインは出力
信号線Lsigに、第3MOSトランジスタTr3のゲ
ートは行選択線Lvselに接続されている。
【0059】同図においてフォトダイオードPDに光が
入射すると、その入射光量に比例した電流Ipが発生す
る。この電流は第1MOSトランジスタTr1で対数変
換され、ゲート電圧VGはln(Ip)に比例した電圧
になる。この時、積分時間制御線Lintの電圧をHi
レベルからLowレベルに変化させると、第5MOSト
ランジスタTr5がON状態となり、このトランジスタ
Tr5と第2MOSトランジスタTr2を通してキャパ
シタCが充電され、ln∫(Ip)dtに比例した電圧
VoがキャパシタCに生じる。
【0060】この状態で積分時間制御線Lintの電圧
をLowレベルからHiレベルに変化させると、トラン
ジスタTr5がOFF状態となり積分が終了する。その
後、行選択線Lvselに低い電圧を印加し、第3MO
SトランジスタTr3をON状態とすることにより、積
分された電荷を、第3MOSトランジスタTr3及び出
力信号線Lsigを通して読み出すことができる。信号
が読み出された後、積分時間制御線LintをLowレ
ベルに変化させ、同時にクロックΦdをLowレベルか
らHiレベルに変化させることにより、キャパシタCの
電圧を初期電圧にリセットすることができる。
【0061】その後、クロックΦdがHiレベルからL
owレベルに変化し、次の積分が開始される。この実施
形態においては、入射光量の積分値の対数に比例した出
力が得られるので、第1実施形態と同様に従来の100
0倍以上のダイナミックレンジを持つことができる。ま
た、フォトダイオードPDを照射する光源光の変動によ
る変動成分もキャパシタCで吸収されてしまうので、光
源の変動にも強い。また、同様に周波数の高いノイズも
キャパシタCで吸収されるので、ノイズの少ない高品質
の信号が得られる。また、全画素の積分タイミングが全
く同一になるため、移動している物体でも良好に静止画
を撮影できるという利点を有する。
【0062】図10は、本発明の固体撮像装置の第9の
実施形態の1画素の構成を示している。同図において、
PDはフォトダイオード、Tr1,Tr2,Tr3,T
r4,Tr5はpチャンネルMOSトランジスタ、Cは
キャパシタ、Csは第2MOSトランジスタTr2のソ
ース(第5MOSトランジスタTr5のドレイン)に関
係するpn接合容量、Vdd,Vss,VresはDC
電圧、Φdはクロックである。また、Lsigは出力信
号線、Lvselは行選択線、Lresはリセットライ
ン、Lintは積分時間制御線を表している。
【0063】図10においては、フォトダイオードPD
のアノードはDC電圧Vddに接続され、カソードは第
1のnチャンネルMOSトランジスタTr1のドレイン
とゲート及び第2のnチャンネルMOSトランジスタT
r2のゲートに接続されている。第1MOSトランジス
タTr1のソースにはDC電圧Vssが、第2MOSト
ランジスタTr2のドレインにはクロックΦdが印加さ
れている。第5のpチャンネルMOSトランジスタTr
5のドレインは第2MOSトランジスタのソースに、第
5MOSトランジスタTr5のソースはキャパシタCを
介してDC電圧Vssに、第5MOSトランジスタTr
5のゲートは積分時間制御線Lintに接続されてい
る。
【0064】また、第3のpチャンネルMOSトランジ
スタTr3のソースは第5MOSトランジスタのソース
に、第3MOSトランジスタTr3のドレインは出力信
号線Lsigに、第3MOSトランジスタのゲートは行
選択線Lvselに接続されている。さらに、第4のp
チャンネルMOSトランジスタTr4のドレインは第5
MOSトランジスタTr5のソースに、第4MOSトラ
ンジスタTr4のソースはDC電圧Vresに、第4M
OSトランジスタTr4のゲートはリセットラインLr
esに接続されている。
【0065】同図において、フォトダイオードPDに光
が入射すると、その入射光量に比例した電流Ipが発生
する。この電流は第1MOSトランジスタTr1で対数
変換され、ゲート電圧VGはln(Ip)に比例した電
圧になる。この時、積分時間制御線Lintの電圧をH
iレベルからLowレベルに変化させると、第5MOS
トランジスタTr5がON状態となり、このトランジス
タTr5と第2MOSトランジスタTr2を通してキャ
パシタCが充電され、ln∫(Ip)dtに比例した電
圧Voが生じる。この状態で積分時間制御線Lintの
電圧をLowレベルからHiレベルに変化させると、ト
ランジスタTr5がOFF状態となりキャパシタCの積
分が終了する。
【0066】その後、行選択線Lvselに低い電圧を
印加し、第3MOSトランジスタTr3をON状態とす
ることにより、キャパシタCで積分された電荷を、第3
MOSトランジスタTr3及び出力信号線Lsigを通
して読み出すことができる。信号を読み出している間に
クロックΦdをLowレベルからHiレベルに変化させ
ると、トランジスタTr2のソースとトランジスタTr
5のドレインが初期電圧にリセットされる。その後、ク
ロックΦdをLowレベルに変化させることにより、容
量Csに対して次の積分が開始される。従って信号の読
み出しが行なわれている間に容量Csによって次の積分
動作が開始される。信号が読み出された後、リセットラ
インLresをHiレベルからLowレベルに変化させ
ることで、第4MOSトランジスタTr4をキャパシタ
Cの電圧をVresにリセットすることができる。この
間も、容量Csでは積分が行なわれている。
【0067】その後、積分時間制御線LintをLow
レベルに変化させると、トランジスタTr5がONして
容量Csの蓄積電荷がキャパシタCへ転送されるととも
に引続きフォトダイオードPDに発生する光電流に基づ
く信号の積分がキャパシタCによってなされる。この実
施形態においては、入射光量の積分値の対数に比例した
出力が得られるので、従来の1000倍以上のダイナミ
ックレンジをもち、光源の変動にも強く、ノイズの少な
い信号が得られる。また、全画素の積分タイミングが全
く同一になるため、移動している物体でも良好に静止画
・動画を撮影できるという利点を有する。
【0068】次に、図11に示す第10の実施形態は上
述した第9実施形態(図10)に対し、第2MOSトラ
ンジスタTr2のドレインが直流電源Vddに接続され
た構成となっている点が相違しているだけで、他の部分
は第9実施形態と同一構成となっている。この第10実
施形態では、第5MOSトランジスタTr5をONして
キャパシタCへ移送することが接合容量Csのリセット
に相当し、次に、読み出しのためにトランジスタTr5
がOFFになった時点で接合容量の積分が開始されると
考えてよい。よって、この実施形態においては、入射光
量の積分値の対数に比例した出力が得られるので、従来
の1000倍以上のダイナミックレンジをもち、光源の
変動にも強く、ノイズの少ない信号が得られる。また、
全画素の積分タイミングが全く同一になるため、移動し
ている物体でも良好に静止画を撮影できるという利点を
有する。更に、構成が簡単になる。
【0069】上述した第2実施形態(図3)、第4実施
形態(図5)、第5実施形態(図6)、第7実施形態
(図8)、第9実施形態(図10)、第10実施形態
(図11)において第4MOSトランジスタTr4のゲ
ートにリセット電圧としてパルスを与える代わりにDC
(直流)電圧を常時印加するようにしてもよい。その場
合は、常時ONする第4MOSトランジスタTr4が抵
抗と等価になり、キャパシタに所定値の抵抗が接続され
ていることになる。このためキャパシタCの初期値が、
その抵抗によって決まることになる。換言すれば、第4
MOSトランジスタTr4のゲート電極に加える直流電
圧を可変することによってキャパシタCの初期値を調整
できることになる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、二
次元固体撮像装置のダイナミックレンジを広くすること
ができ、また光源の変動やノイズ成分の少ない高品質な
出力を得ることができる。更に、請求項4、5、6、
7、10、11、14、15では、全画素の積分タイミ
ングを同一にできるため、移動している物体でも良好に
静止画を撮影できる。更にまた、請求項6、11、15
では積分電荷を読み出している間も積分動作を行なうこ
とができるので、動画の撮影も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二次元固体撮像装置の全体の構成を説
明するためのブロック回路図
【図2】本発明の第1実施形態の1画素の構成を示す回
路図
【図3】本発明の第2実施形態の1画素の構成を示す回
路図
【図4】本発明の第3実施形態の1画素の構成を示す回
路図
【図5】本発明の第4実施形態の1画素の構成を示す回
路図
【図6】本発明の第5実施形態の1画素の構成を示す回
路図
【図7】本発明の第6実施形態の1画素の構成を示す回
路図
【図8】本発明の第7実施形態の1画素の構成を示す回
路図
【図9】本発明の第8実施形態の1画素の構成を示す回
路図
【図10】本発明の第9実施形態の1画素の構成を示す
回路図
【図11】本発明の第10実施形態の1画素の構成を示
す回路図
【図12】上記第4実施形態におけるpn接合容量の構
造を示す構造図
【図13】従来の固体撮像装置の1画素の構成を示す回
路図
【符号の説明】
1a〜1d 画素 2 垂直走査回路 3 水平走査回路 4−1、4−2 行 6−1、6−2 出力信号線 PD フォトダイオード Tr1 第1MOSトランジスタ Tr2 第2MOSトランジスタ Tr3 第3MOSトランジスタ Tr4 第4MOSトランジスタ Tr5 第5MOSトランジスタ C キャパシタ Cs pn接合容量 Φd クロック Lsig 出力信号線 Lvsel リセットライン Lint 積分時間制御線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 義雄 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 宮武 茂博 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画素をマトリクス状に配してなる二次元の
    固体撮像装置において、各画素が以下のものからなって
    いることを特徴とする固体撮像装置:フォトダイオード
    と、 前記フォトダイオードの一方の電極に第1電極とゲート
    電極が接続されサブスレッショルド領域で動作する第1
    MOSトランジスタと、 ゲートが第1MOSトランジスタのゲートに接続されサ
    ブスレッショルド領域で動作する第2MOSトランジス
    タと、 一端が第2MOSトランジスタの第2電極に接続され他
    端が固定電圧に接続されるとともに第2MOSトランジ
    スタの第1電極にリセット電圧が与えられたときに第2
    MOSトランジスタを介してリセットされるキャパシタ
    と、 第1電極が前記キャパシタの一端に接続され第2電極が
    出力信号線に接続されゲート電極が行選択線に接続され
    た読み出し用の第3MOSトランジスタ。
  2. 【請求項2】画素をマトリクス状に配してなる二次元の
    固体撮像装置において、各画素が以下のものからなって
    いることを特徴とする固体撮像装置:フォトダイオード
    と、 前記フォトダイオードの一方の電極に第1電極とゲート
    電極が接続されサブスレッショルド領域で動作する第1
    MOSトランジスタと、 ゲートが第1MOSトランジスタのゲートに接続され第
    1電極が直流電圧に接続されサブスレッショルド領域で
    動作する第2MOSトランジスタと、 一端が第2MOSトランジスタの第2電極に接続され他
    端が固定電圧に接続され前記フォトダイオードで発生し
    た光電荷に基づく信号を積分するキャパシタと、 前記キャパシタの一端に第1電極が接続され第2電極が
    出力信号線に接続されゲート電極が行選択線に接続され
    た読み出し用の第3MOSトランジスタと、 前記キャパシタの前記一端に第1電極が接続され第2電
    極が直流電圧に接続されているとともにゲートにリセッ
    トパルスが印加されたときONして前記キャパシタを初
    期状態にリセットする第4MOSトランジスタ。
  3. 【請求項3】画素をマトリクス状に配してなる二次元の
    固体撮像装置において、各画素が以下のものからなって
    いることを特徴とする固体撮像装置:フォトダイオード
    と、 前記フォトダイオードの一方の電極に第1電極とゲート
    電極が接続されサブスレッショルド領域で動作する第1
    MOSトランジスタと、 ゲートが第1MOSトランジスタのゲートに接続され第
    1電極が直流電圧に接続されサブスレッショルド領域で
    動作する第2MOSトランジスタと、 一端が第2MOSトランジスタの第2電極からの信号を
    受けとるように設けられ他端が固定電圧に接続され前記
    フォトダイオードで発生した光電荷に基づく信号を積分
    するキャパシタと、 前記キャパシタの一端に第1電極が接続され第2電極が
    出力信号線に接続されゲート電極が行選択線に接続され
    た読み出し用の第3MOSトランジスタと、 前記キャパシタの一端に第1電極が接続され第2電極が
    直流電圧に接続されゲートに直流電圧が印加されて常時
    ONする第4MOSトランジスタ。
  4. 【請求項4】画素をマトリクス状に配してなる二次元の
    固体撮像装置において、 各画素が、 光電変換素子と、 前記光電変換素子の出力電流を対数変換した電圧に変換
    する対数変換手段と、 対数変換手段の出力電圧がゲートに印加されるMOSト
    ランジスタと、 一端が第1スイッチ手段を介して前記MOSトランジス
    タの第2電極から出力電流を受けるように接続され他端
    が固定電圧に接続されたキャパシタと、 前記キャパシタの前記一端と出力信号線に接続された第
    2スイッチ手段と、 を有し、 前記キャパシタの積分を第1スイッチ手段をON、第2
    スイッチ手段をOFF状態にして行ない、前記キャパシ
    タの電圧の出力信号線への導出を第1スイッチ手段をO
    FF、第2スイッチ手段をON状態にして行ない、前記
    キャパシタのリセットを第1スイッチ手段をON、第2
    スイッチ手段をOFFにした状態で前記MOSトランジ
    スタの第1電極へリセット電圧を印加することにより行
    なうことを特徴とする固体撮像装置。
  5. 【請求項5】画素をマトリクス状に配してなる二次元の
    固体撮像装置において、 各画素が、 光電変換素子と、 前記光電変換素子の出力電流を対数変換した電圧に変換
    する対数変換手段と、 対数変換手段の出力電圧がゲートに印加されるMOSト
    ランジスタと、 一端が第1スイッチ手段を介して前記MOSトランジス
    タの第2電極から出力電流を受けるように接続され他端
    が固定電圧に接続されたキャパシタと、 前記キャパシタの前記一端と出力信号線に接続された読
    み出し用の第2スイッチ手段と、 前記キャパシタの前記一端に接続されたリセット手段
    と、 を有し、 第1スイッチ手段をOFFにしてキャパシタの電圧を読
    み出しているときに前記MOSトランジスタのpn接合
    容量へ電荷の蓄積を行ない前記読み出し終了後に第1ス
    イッチ手段をONして前記pn接合容量の電荷を前記キ
    ャパシタへ転送するようにしたことを特徴とする固体撮
    像装置。
  6. 【請求項6】画素をマトリクス状に配してなる二次元の
    固体撮像装置において、 各画素が、 光電変換素子と、 前記光電変換素子の出力電流を対数変換した電圧に変換
    する対数変換手段と、 対数変換手段の出力電圧がゲートに印加されるMOSト
    ランジスタと、 一端が第1スイッチ手段を介して前記MOSトランジス
    タの第2電極から出力電流を受けるように接続され他端
    が固定電圧に接続されたキャパシタと、 前記キャパシタの前記一端と出力信号線に接続された読
    み出し用の第2スイッチ手段と、 前記キャパシタの前記一端に接続されたリセット手段
    と、 を有し、 第1スイッチ手段をON、第2スイッチ手段をOFFに
    してキャパシタの積分を行ない、 第1スイッチ手段をOFF、第2スイッチ手段をONに
    してキャパシタの電圧を出力信号線へ読み出していると
    きに前記MOSトランジスタのpn接合容量に光電流に
    基づく電荷が蓄積しているのを前記MOSトランジスタ
    の第1電極へ印加するリセット電圧によりリセットして
    から該pn接合容量への積分を開始し、 第2スイッチ手段をOFFした後、前記リセット手段に
    よってキャパシタをリセットし、第1スイッチ手段をO
    Nして前記pn接合容量の電荷をキャパシタへ転送し、
    引き続いて光電流に基づくキャパシタの積分を行なうこ
    とを特徴とする固体撮像装置。
  7. 【請求項7】前記MOSトランジスタは全てnチャンネ
    ル型MOSトランジスタ又は全てpチャンネル型MOS
    トランジスタであることを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載の固体撮像装置。
  8. 【請求項8】半導体基板と、該基板上に形成され行列状
    に配置された複数の画素と、該基板上に形成された該画
    素の信号を時系列的に読み出すための走査部とを備える
    固体撮像装置において、 前記画素が、カソードが第1のDC電圧に接続されたp
    n接合フォトダイオードと、該フォトダイオードのアノ
    ードにそのドレインとゲートが接続されそのソースが第
    2のDC電圧に接続された第1のnチャンネルMOSト
    ランジスタと、そのゲートが第1のnチャンネルMOS
    トランジスタのゲートに接続されソースがキャパシタを
    通して第2のDC電圧に接続された第2のnチャンネル
    MOSトランジスタと、そのドレインが第2のnチャン
    ネルMOSトランジスタのソース及びキャパシタに接続
    されゲートが行選択線に接続されソースが出力信号線に
    接続された第3のnチャンネルMOSトランジスタから
    なり、前記第1及び第2のMOSトランジスタをサブス
    レッショルド領域で動作するようにバイアスし、第2の
    MOSトランジスタのドレインにクロックパルスを与え
    ることにより前記キャパシタの電圧を初期電圧に設定す
    るように構成することによってキャパシタの電圧が入射
    光量の時間積分値の対数に比例した出力電圧となるよう
    にし、第3のMOSトランジスタによってその出力電圧
    を読み出すように構成したことを特徴とする固体撮像装
    置。
  9. 【請求項9】半導体基板と、該基板上に形成され行列状
    に配置された複数の画素と、該基板上に形成された該画
    素の信号を時系列的に読み出すための走査部とを備える
    固体撮像装置において、 前記画素が、カソードが第1のDC電圧に接続されたp
    n接合フォトダイオードと、該フォトダイオードのアノ
    ードにそのドレインとゲートが接続されそのソースが第
    2のDC電圧に接続された第1のnチャンネルMOSト
    ランジスタと、そのドレインが前記第1のDC電圧に接
    続されゲートが第1のnチャンネルMOSトランジスタ
    のゲートに接続されソースが前記キャパシタを通して第
    2のDC電圧に接続された第2のnチャンネルMOSト
    ランジスタと、そのドレインが第2のnチャンネルMO
    Sトランジスタのソース及び前記キャパシタに接続され
    ゲートが行選択線に接続されソースが出力信号線に接続
    された第3のnチャンネルMOSトランジスタと、その
    ドレインが第2のnチャンネルMOSトランジスタのソ
    ース及びキャパシタに接続されゲートがリセットライン
    に接続されソースがキャパシタの初期電圧を設定する第
    2のDC電圧に接続された第4のnチャンネルMOSト
    ランジスタとからなり、前記第1及び第2のMOSトラ
    ンジスタをサブスレッショルド領域で動作するようにバ
    イアスし、前記第4のMOSトランジスタをオン状態と
    して前記キャパシタの電圧を初期電圧に設定するように
    することによって前記キャパシタの電圧が入射光量の時
    間積分値の対数に比例した出力電圧となるようにし、第
    3のMOSトランジスタによってその出力電圧を読み出
    すように構成したことを特徴とする固体撮像装置。
  10. 【請求項10】半導体基板と該基板上に形成され行列状
    に配置された複数の画素と、該基板上に形成された該画
    素の信号を時系列的に読み出すための走査部とを備える
    固体撮像装置において、 前記画素が、カソードが第1のDC電圧に接続されたp
    n接合フォトダイオードと、該フォトダイオードのアノ
    ードにそのドレインとゲートが接続されそのソースが第
    2のDC電圧に接続された第1のnチャンネルMOSト
    ランジスタと、そのゲートが第1のnチャンネルMOS
    トランジスタのゲートに接続された第2のnチャンネル
    MOSトランジスタと、そのドレインが第2のnチャン
    ネルMOSトランジスタのソースに接続されゲートが積
    分時間制御線に接続されソースがキャパシタを通して第
    2のDC電圧に接続された第5のnチャンネルMOSト
    ランジスタと、そのドレインが第5のnチャンネルMO
    Sトランジスタのソース及び前記キャパシタに接続され
    ゲートが行選択線に接続されソースが出力信号線に接続
    された第3のnチャンネルMOSトランジスタからな
    り、前記第1及び第2のMOSトランジスタをサブスレ
    ッショルド領域で動作するようにバイアスし、第2のM
    OSトランジスタのドレインにクロックパルスを与える
    と同時に第5のMOSトランジスタをオン状態としてキ
    ャパシタの電圧を初期電圧に設定するようにすることに
    よってキャパシタの電圧が入射光量の時間積分値の対数
    に比例した出力電圧となるようにし、第5のMOSトラ
    ンジスタのオフ時間によって積分時間を決めて全ての画
    素の積分タイミングが同時になるようにし第3のMOS
    トランジスタによってその出力電圧を読み出すように構
    成したことを特徴とする固体撮像装置。
  11. 【請求項11】半導体基板と、該基板上に形成され行列
    状に配置された複数の画素と、該基板上に形成された該
    画素の信号を時系列的に読み出すための走査部とを備え
    る固体撮像装置において、 前記画素が、カソードが第1のDC電圧に接続されたp
    n接合フォトダイオードと、該フォトダイオードのアノ
    ードにそのドレインとゲートが接続されそのソースが第
    2のDC電圧に接続された第1のnチャンネルMOSト
    ランジスタと、そのゲートが第1のnチャンネルMOS
    トランジスタのゲートに接続された第2のnチャンネル
    MOSトランジスタと、そのドレインが第2のnチャン
    ネルMOSトランジスタのソースに接続されゲートが積
    分時間制御線に接続されソースがキャパシタを通して第
    2のDC電圧に接続された第5のnチャンネルMOSト
    ランジスタと、そのドレインが第5のnチャンネルMO
    Sトランジスタのソース及び前記キャパシタに接続され
    ゲートが行選択線に接続されソースが出力信号線に接続
    された第3のnチャンネルMOSトランジスタと、その
    ドレインが第5のnチャンネルMOSトランジスタのソ
    ース及び前記キャパシタに接続されゲートがリセットラ
    インに接続されソースがキャパシタの初期電圧を設定す
    る第3のDC電圧に接続された第4のnチャンネルMO
    Sトランジスタとからなり、前記第1及び第2のMOS
    トランジスタをサブスレッショルド領域で動作するよう
    にバイアスし、第2のMOSトランジスタのドレインに
    クロックパルスを与えて第2のMOSトランジスタのソ
    ースと第5のMOSトランジスタのドレインを初期電圧
    に設定し、第4のMOSトランジスタをオン状態として
    キャパシタの電圧を初期電圧に設定するようにすること
    によってキャパシタの電圧が入射光量の時間積分値の対
    数に比例した出力電圧となるようにし、第2のMOSト
    ランジスタのドレインがハイレベルである時間によって
    積分時間を決めて全ての画素の積分タイミングが同時に
    なるようにし第3のMOSトランジスタによってその出
    力電圧を積分期間中にも読み出せるように構成したこと
    を特徴とする固体撮像装置。
  12. 【請求項12】半導体基板と、該基板上に形成され行列
    状に配置された複数の画素と、該基板上に形成された該
    画素の信号を時系列的に読み出すための走査部とを備え
    る固体撮像装置において、 前記画素が、アノードが第1のDC電圧に接続されたp
    n接合フォトダイオードと、該フォトダイオードのカソ
    ードにそのドレインとゲートが接続されそのソースが第
    2のDC電圧に接続された第1のpチャンネルMOSト
    ランジスタと、そのゲートが第1のpチャンネルMOS
    トランジスタのゲートに接続されソースがキャパシタを
    通して第2のDC電圧に接続された第2のpチャンネル
    MOSトランジスタと、そのソースが第2のpチャンネ
    ルMOSトランジスタのソース及び前記キャパシタに接
    続されゲートが行選択線に接続されドレインが出力信号
    線に接続された第3のpチャンネルMOSトランジスタ
    からなり、前記第1及び第2のMOSトランジスタをサ
    ブスレッショルド領域で動作するようにバイアスし、第
    2のMOSトランジスタのドレインにクロックパルスを
    与えることによりキャパシタの電圧を初期電圧に設定す
    るようにすることによってキャパシタの電圧が入射光量
    の時間積分値の対数に比例した出力電圧となるように
    し、第2のMOSトランジスタによってその出力電圧を
    読み出すように構成したことを特徴とする固体撮像装
    置。
  13. 【請求項13】半導体基板と、該基板上に形成され行列
    上に配置された複数の画素と、該基板上に形成された該
    画素の信号を時系列的に読み出すための走査部とを備え
    る固体撮像装置において、 前記画素が、アノードが第1のDC電圧に接続されたp
    n接合フォトダイオードと、該フォトダイオードのカソ
    ードにそのドレインとゲートが接続されそのソースが第
    2のDC電圧に接続された第1のpチャンネルMOSト
    ランジスタと、そのドレインが前記第1のDC電圧に接
    続されゲートが第1のpチャンネルMOSトランジスタ
    のゲートに接続されソースがキャパシタを通して第2の
    DC電圧に接続された第2のpチャンネルMOSトラン
    ジスタと、そのソースが第2のpチャンネルMOSトラ
    ンジスタのソース及び前記キャパシタに接続されゲート
    が行選択線に接続されドレインが出力信号線に接続され
    た第3のpチャンネルMOSトランジスタと、そのドレ
    インが第2のpチャンネルMOSトランジスタのソース
    及び前記キャパシタに接続されゲートがリセットライン
    に接続されソースがキャパシタの初期電圧を設定する第
    3のDC電圧に接続された第4のpチャンネルMOSト
    ランジスタとからなり、前記第1及び第2のMOSトラ
    ンジスタをサブスレッショルド領域で動作するようにバ
    イアスし、前記第4のMOSトランジスタをオン状態と
    して前記キャパシタの電圧を初期電圧に設定するように
    することによって前記キャパシタの電圧が入射光量の時
    間積分値の対数に比例した出力電圧となるようにし、第
    3のpチャンネルMOSトランジスタによってその出力
    電圧を読み出すように構成したことを特徴とする固体撮
    像装置。
  14. 【請求項14】半導体基板と、該基板上に形成され行列
    状に配置された複数の画素と、該基板状に形成された該
    画素の信号を時系列的に読み出すための走査部とを備え
    る固体撮像装置において、 前記画素が、アノードが第1のDC電圧に接続されたp
    n接合フォトダイオードと、該フォトダイオードのカソ
    ードにそのドレインとゲートが接続されそのソースが第
    2のDC電圧に接続された第1のpチャンネルMOSト
    ランジスタと、そのゲートが第1のpチャンネルMOS
    トランジスタのゲートに接続された第2のpチャンネル
    MOSトランジスタと、そのドレインが第2のpチャン
    ネルMOSトランジスタのソースに接続されゲートが積
    分時間制御線に接続されソースがキャパシタを通して第
    2のDC電圧に接続された第5のpチャンネルMOSト
    ランジスタと、そのソースが第5のpチャンネルMOS
    トランジスタのソース及び前記キャパシタに接続されゲ
    ートが行選択線に接続されドレインが出力信号線に接続
    された第3のpチャンネルMOSトランジスタからな
    り、前記第1及び第2のMOSトランジスタをサブスレ
    ッショルド領域で動作するようにバイアスし、第2のM
    OSトランジスタのドレインにクロックパルスを与える
    と同時に第5のMOSトランジスタをオン状態としてキ
    ャパシタの電圧を初期電圧に設定するようにすることに
    よってキャパシタの電圧が入射光量の時間積分値の対数
    に比例した出力電圧となるようにし、第5のMOSトラ
    ンジスタのオフ時間によって積分時間を決めて全ての画
    素の積分タイミングが同時になるようにし第3のMOS
    トランジスタによってその出力電圧を読み出すように構
    成したことを特徴とする固体撮像装置。
  15. 【請求項15】半導体基板と、該基板状に形成され行列
    状に配置された複数の画素と、該基板状に形成された該
    画素の信号を時系列的に読み出すための走査部とを備え
    る固体撮像装置において、 前記画素が、アノードが第1のDC電圧に接続されたp
    n接合フォトダイオードと、該フォトダイオードのカソ
    ードにそのドレインとゲートが接続されそのソースが第
    2のDC電圧に接続された第1のpチャンネルMOSト
    ランジスタと、そのゲートが第1のpチャンネルMOS
    トランジスタのゲートに接続された第2のpチャンネル
    MOSトランジスタと、そのドレインが第2のpチャン
    ネルMOSトランジスタのソースに接続されゲートが積
    分時間制御線に接続されソースがキャパシタを通して第
    2のDC電圧に接続された第5のpチャンネルMOSト
    ランジスタと、そのソースが第5のpチャンネルMOS
    トランジスタのソース及び前記キャパシタに接続されゲ
    ートが行選択線に接続されドレインが出力信号線に接続
    された第3のpチャンネルMOSトランジスタと、その
    ドレインが第5のpチャンネルMOSトランジスタのソ
    ース及び前記キャパシタに接続されゲートがリセットラ
    インに接続されソースがキャパシタの初期電圧を設定す
    る第3のDC電圧に接続された第4のpチャンネルMO
    Sトランジスタとからなり、前記第1及び第2のMOS
    トランジスタをサブスレッショルド領域で動作するよう
    にバイアスし、第2のMOSトランジスタのドレインが
    ローレベルである時間によって積分時間を決めて全ての
    画素の積分タイミングが同時になるようにし第3のMO
    Sトランジスタによってその出力電圧を積分期間中にも
    読み出せるように構成したことを特徴とする固体撮像装
    置。
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