JPH11298387A - ダイバーシチ受信装置及び、そのダイバーシチ受信装置の利得調整方法 - Google Patents

ダイバーシチ受信装置及び、そのダイバーシチ受信装置の利得調整方法

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JPH11298387A
JPH11298387A JP10114384A JP11438498A JPH11298387A JP H11298387 A JPH11298387 A JP H11298387A JP 10114384 A JP10114384 A JP 10114384A JP 11438498 A JP11438498 A JP 11438498A JP H11298387 A JPH11298387 A JP H11298387A
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voltage
gain
gain control
adjusting
offset
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JP10114384A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Ikeda
和彦 池田
Toshihiro Nagayama
利裕 長山
Kazuhiko Takeyama
和彦 竹山
Naoki Matsubara
直樹 松原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各受信系統間における傾き及びオフセット調
整に多大な調整時間を要した。 【解決手段】 AGC制御部30は、入力端子16(2
6)から所定信号が入力されると、可変増幅部13(2
3)にて所定信号を利得調整し、レベル検出部15(2
5)にて利得調整された所定信号の出力レベルを各受信
系統10(20)毎に検出し、出力レベルに基づいて利
得制御電圧を生成し、各受信系統10(20)は、この
利得制御電圧の入出力のオフセットを調整して、オフセ
ット調整電圧を生成するオフセット量調整部52(6
2)と、利得制御電圧の入出力の傾き量を調整して、傾
き調整電圧を生成する傾き量調整部51(61)と、前
記オフセット調整電圧と傾き調整電圧とを加算して所定
制御電圧が得られるようにした加算部53(63)とを
有し、前記傾き調整電圧は前記オフセット調整電圧に影
響を与えない電圧ポイントを有するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばマイクロ波
ディジタル通信用に用いられるスペースダイバーシチ受
信装置等のダイバーシチ受信装置及びダイバーシチ受信
装置の利得調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなスペースダイバーシチ
受信装置としては、2系統のアンテナで受信した受信信
号の位相を合わせた後に合成することにより、受信信号
中に含まれる干渉成分を互いに打ち消し、フェージング
等によるS/N比の劣化の影響を抑制できるようにして
いる。
【0003】では、このような従来のスペースダイバー
シチ受信装置について説明する。図6は従来のスペース
ダイバーシチ受信装置内部の概略構成を示すブロック図
である。
【0004】図6に示すスペースダイバーシチ受信装置
100は、二つの受信系統を有し、第1受信系統110
と、第2受信系統120と、これら第1受信系統110
及び第2受信系統120にて受信された受信信号を利得
制御する単一の利得制御信号を生成するAGC制御部1
30と、前記第1受信系統110及び第2受信系統12
0にて利得制御された受信信号の位相を合わせた後に合
成する同相合成部140とを有している。
【0005】前記第1受信系統110は、到来する通信
電波を受信する第1受信アンテナ111と、この第1受
信アンテナ111にて受信された受信信号を利得制御信
号に基づいて利得制御する第1可変増幅部112と、こ
の第1可変増幅部112にて利得制御された受信信号の
出力レベルを検出する第1レベル検出部113とを有し
ている。
【0006】前記第2受信系統120は、到来する通信
電波を受信する第2受信アンテナ121と、この第2受
信アンテナ121にて受信された受信信号を利得制御信
号に基づいて利得制御する第2可変増幅部122と、こ
の第2可変増幅部122にて利得制御された受信信号の
出力レベルを検出する第2レベル検出部123とを有し
ている。
【0007】前記AGC制御部130は、前記第1レベ
ル検出部113及び第2レベル検出部123にて検出さ
れた各出力レベルに基づいて、第1受信系統110及び
第2受信系統120に対して単一の利得制御信号を生成
するものである。
【0008】このような従来のスペースダイバーシチ受
信装置100によれば、AGC電圧の絶対値が大きい
方、すなわち出力レベルの高い方の利得制御信号を共通
に第1可変増幅部112及び第2可変増幅部122に加
えて、これら第1可変増幅部112及び第2可変増幅部
122の利得が等しく保たれるように制御するようにし
ていたので、一方の受信系統の出力レベルが低下してS
N比が悪くなったとしても、他方の受信系統の出力レベ
ルに関わる利得制御信号に基づいて信号レベルをあげる
ことにより、同相合成出力のSN比に与える影響を抑制
することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスペースダイバーシチ受信装置100によれば、複
数の受信系統110、120を有しているので、各受信
系統毎に利得のバラツキや可変増幅部112、122毎
のバラツキによって、図3(a)に示すように利得制御
電圧対利得特性に受信系統間のバラツキが発生してしま
う。
【0010】このような受信系統間のバラツキを放置し
たまま、受信系統間の利得偏差が大きい場合には、各受
信系統における受信信号を単一の利得制御信号で利得制
御しようとすると、一方の受信系統側の受信信号の利得
を最適化することができるものの、他方の受信系統側の
受信信号では歪みが発生しやすくなって、SN比が劣化
してしまう。
【0011】そこで、各受信系統間で利得制御電圧対利
得特性が同一となるように調整作業を行う必要がある。
【0012】このような調整作業としては、各受信系統
間の利得特性を保持して補正する必要があるので、多大
な調整時間を要し、さらには利得特性を保持するテーブ
ルを設ける必要があるといった問題点があった。
【0013】また、このような調整作業としては、各受
信系統における利得制御電圧対利得特性の傾き量及びオ
フセット量を調整しなければならないが、これら傾き量
及びオフセット量には相関性が強いために、例えば任意
の利得制御電圧でオフセット量を調整して利得を合わせ
た場合には、傾きの基準点が変動してしまい、逆に傾き
量を調整して利得を合わせた場合には、オフセットの差
異分があると、傾きにも差異が発生してしまうため、そ
の調整作業に多大な時間を要してしまうといった問題点
があった。
【0014】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、各受信系統間の利得
バラツキ調整作業に際して、各受信系統間における利得
制御電圧対利得特性が同一となるように、傾き量及びオ
フセット量を簡単に調整することができるダイバーシチ
受信装置及び、ダイバーシチ受信装置の利得調整方法を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のダイバーシチ受信装置は、到来する通信電波
を受信して受信信号を得る受信手段と、この受信手段に
て得られる受信信号を、利得制御信号に基づいて利得制
御する利得制御手段と、この利得制御手段にて利得制御
された受信信号の出力レベルを検出するレベル検出手段
とをそれぞれ有する複数の受信系統と、各受信系統のレ
ベル検出手段にて検出された出力レベルに基づいて、前
記利得制御信号を生成する制御手段とを有するダイバー
シチ受信装置であって、前記制御手段は、利得調整時に
おいて任意の利得制御電圧を生成すると共に、各受信系
統は、前記利得制御手段の前段に配置され、所定信号を
入力する入力端子と、前記制御手段の後段に配置され、
この利得制御電圧の入出力のオフセットを調整して、オ
フセット調整電圧を生成するオフセット量調整手段と、
前記制御手段の後段に配置され、前記利得制御電圧の入
出力の傾き量を調整して、傾き調整電圧を生成する傾き
量調整手段と、前記利得制御手段の前段に配置され、前
記オフセット量調整手段の生成するオフセット調整電圧
と前記傾き量調整手段の生成する傾き調整電圧とを加算
して所定利得制御電圧が得られるようにした加算手段と
を有すると共に、前記傾き量調整手段の生成する傾き調
整電圧は、前記オフセット量調整手段の生成するオフセ
ット調整電圧に影響を与えない電圧ポイントを有するも
のである。
【0016】従って、本発明のダイバーシチ受信装置に
よれば、各受信系統間における利得バラツキ調整作業に
際して、各受信系統間における利得制御電圧対利得特性
が同一となるように、傾き量及びオフセット量を簡単に
調整することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明における請求項1記載のダ
イバーシチ受信装置は、到来する通信電波を受信して受
信信号を得る受信手段と、この受信手段にて得られる受
信信号を、利得制御信号に基づいて利得制御する利得制
御手段と、この利得制御手段にて利得制御された受信信
号の出力レベルを検出するレベル検出手段とをそれぞれ
有する複数の受信系統と、各受信系統のレベル検出手段
にて検出された出力レベルに基づいて、前記利得制御信
号を生成する制御手段とを有するダイバーシチ受信装置
であって、前記制御手段は、利得調整時において任意の
利得制御電圧を生成すると共に、各受信系統は、前記利
得制御手段の前段に配置され、所定信号を入力する入力
端子と、前記制御手段の後段に配置され、この利得制御
電圧の入出力のオフセットを調整して、オフセット調整
電圧を生成するオフセット量調整手段と、前記制御手段
の後段に配置され、前記利得制御電圧の入出力の傾きを
調整して、傾き調整電圧を生成する傾き量調整手段と、
前記利得制御手段の前段に配置され、前記オフセット量
調整手段の生成するオフセット調整電圧と前記傾き量調
整手段の生成する傾き調整電圧とを加算して所定利得制
御電圧が得られるようにした加算手段とを有すると共
に、前記傾き量調整手段の生成する傾き調整電圧は、前
記オフセット量調整手段の生成するオフセット調整電圧
に影響を与えない電圧ポイントを有することを特徴とす
る。
【0018】本発明におけるダイバーシチ受信装置は、
例えば複数の受信系統を有するスペースダイバーシチ受
信装置に相当するものであり、これら受信系統間の利得
バラツキを改善する利得調整機能を備えたものである。
【0019】前記受信手段とは、例えば通信電波を受信
して受信信号を得る受信アンテナに相当するものであ
る。
【0020】前記利得制御手段は、後述する制御手段か
らの利得制御信号に基づいて受信信号の利得量を制御す
る可変増幅部に相当するものである。
【0021】前記レベル検出手段は、この利得制御手段
にて利得制御された受信信号の出力レベルを検出するレ
ベル検出部に相当するものである。
【0022】前記制御手段は、各受信系統のレベル検出
手段にて検出された出力レベルに基づいて、前記利得制
御手段の利得量を利得制御する利得制御信号を生成する
と共に、各受信系統間の利得バラツキを調整する利得調
整時においては、任意の利得制御信号を生成するAGC
制御部に相当するものである。
【0023】前記入力端子は、前記受信手段及び利得制
御手段間に配置され、この利得制御手段に、利得調整用
の所定信号を入力するための入力端子に相当するもので
ある。
【0024】前記オフセット量調整手段は、前記制御手
段からの利得制御電圧のオフセット量のみを調整してオ
フセット調整電圧を生成するオフセット量調整部に相当
するものである。
【0025】前記傾き量調整手段は、前記制御手段から
の利得制御電圧の傾き量のみを調整して傾き調整電圧を
生成する傾き量調整部に相当するものであり、この傾き
調整電圧はオフセット量調整手段の生成するオフセット
調整電圧に影響を与えない電圧ポイントを有する。
【0026】前記加算手段は、前記オフセット量調整手
段のオフセット調整電圧と傾き量調整手段の傾き量調整
電圧とを加算して、一定レベルの所定利得制御電圧が得
られるようにした加算部に相当するものである。
【0027】従って、本発明における請求項1記載のダ
イバーシチ受信装置によれば、各受信系統間における利
得バラツキの調整を行うに際して、前記オフセット量調
整手段にて利得制御電圧のオフセット量のみを調整して
オフセット調整電圧を生成すると共に、前記傾き量調整
手段にて利得制御電圧の傾き量のみを調整して傾き調整
電圧を生成すると共に、これらオフセット量調整手段の
オフセット調整電圧と傾き量調整手段の傾き調整電圧と
を加算して一定レベルの所定利得制御電圧が得られるよ
うにしたので、各受信系統間における利得バラツキ調整
作業に際して、多大な調整時間を要せずとも、各受信系
統間における利得制御電圧対利得特性が同一となるよう
に、傾き量及びオフセット量を簡単に調整することがで
きる。
【0028】つまり、この各受信系統毎の利得制御電圧
対利得特性を同一にするように調整したので、実際に各
受信系統毎の受信手段を使用して到来する通信電波に対
するダイバーシチ受信動作を実行した場合には、各受信
系統における受信信号を単一の利得制御信号で利得制御
したとしても、SN比が劣化してしまうようなことはな
い。
【0029】また、本発明における請求項2記載のダイ
バーシチ受信装置は、上記請求項1記載のダイバーシチ
受信装置の構成に加えて、各受信系統は、モニタ出力端
子と、受信出力端子と、これらモニタ出力端子又は受信
出力端子のいずれか一方に切換選択する切換手段とを有
し、この切換手段にて切換選択されたモニタ出力端子又
は受信出力端子を介して利得制御された受信信号を出力
することを特徴とする。
【0030】前記モニタ出力端子とは、例えば高周波コ
ネクタを介してスペクトラムアナライザ等に接続する接
続端子に相当するものである。
【0031】前記切換手段は、利得制御された受信信号
の出力を、モニタ出力端子又は受信出力端子に切換選択
するスイッチに相当するものである。
【0032】従って、本発明における請求項2記載のダ
イバーシチ受信装置によれば、上記請求項1記載のダイ
バーシチ受信装置の効果に加えて、受信系統毎の利得バ
ラツキを調整する際には、各受信系統の切換手段でモニ
タ出力端子側側に切替接続することを可能にしたので、
このモニタ出力端子に高周波コネクタを介してスペクト
ラムアナライザに接続することにより、各受信系統間に
おけるレベル検出手段のバラツキによる検出誤差を考慮
する必要がなく、ひいては各受信系統間の利得誤差がな
くなる。
【0033】また、本発明における請求項3記載のダイ
バーシチ受信装置は、上記請求項2記載のダイバーシチ
受信装置の構成に加えて、これら受信系統の各モニタ出
力端子を択一的に切換選択するモニタ切換選択手段と、
このモニタ切換選択手段にて択一的に切換選択されたモ
ニタ出力端子を介して利得制御された受信信号の出力レ
ベルを検出する系統レベル検出手段とを有することを特
徴とする。
【0034】前記モニタ切換選択手段とは、これら受信
系統の各モニタ出力端子を択一的に切換選択する系統切
替スイッチに相当するものである。
【0035】前記系統レベル検出手段とは、前記モニタ
切換選択手段にて択一的に切換選択されたモニタ出力端
子を介して利得制御された受信信号の出力レベルを検出
するレベル検出部に相当するものである。
【0036】従って、本発明における請求項3記載のダ
イバーシチ受信装置によれば、上記請求項2記載のダイ
バーシチ受信装置の効果に加えて、モニタ切換選択手段
を切り替えることによって各受信系統毎のモニタ出力端
子を系統レベル検出手段に切替接続し、この系統レベル
検出手段にて、各受信系統毎の利得調整を行うようにし
たので、前述したスペクトラムアナライザや高周波コネ
クタを使用せずとも、低コストで受信系統間の利得制御
電圧対利得特性が同一となるように、簡単に各受信系統
間の利得バラツキを調整することができる。
【0037】また、本発明における請求項4記載のダイ
バーシチ受信装置は、上記請求項1、2又は3記載のダ
イバーシチ受信装置の構成に加えて、移動局と無線接続
する、無線回線システムの基地局に採用されることを特
徴とする。
【0038】従って、本発明における請求項4記載のダ
イバーシチ受信装置によれば、上記請求項1、2又は3
記載の効果に加えて、このダイバーシチ受信装置を無線
回線システムの基地局に採用するようにしたので、基地
局では各受信系統間での利得バラツキを簡単に調整する
ことができる。
【0039】また、本発明における請求項5記載のダイ
バーシチ受信装置の利得調整方法は、各受信系統間にお
ける利得バラツキの調整を行うに際して、任意の利得制
御電圧の入出力のオフセット量のみを調整してオフセッ
ト調整電圧を生成すると共に、前記利得制御電圧の入出
力の傾き量のみを調整して傾き調整電圧を生成し、これ
らオフセット調整電圧と傾き調整電圧とを加算して一定
レベルの所定利得制御電圧を得て、前記傾き調整電圧
は、オフセット調整電圧に影響を与えない電圧ポイント
を有するようにしたことを特徴とする。
【0040】従って、本発明における請求項5記載のダ
イバーシチ受信装置の利得調整方法によれば、各受信系
統間における利得バラツキの調整を行うに際して、任意
の利得制御電圧の入出力のオフセット量のみを調整して
オフセット調整電圧を生成すると共に、前記利得制御電
圧の入出力の傾き量のみを調整して傾き調整電圧を生成
し、これらオフセット調整電圧と傾き調整電圧とを加算
して一定レベルの所定利得制御電圧を得て、前記傾き調
整電圧は、オフセット調整電圧に影響を与えない電圧ポ
イントを有するようにしたので、各受信系統間における
利得バラツキ調整作業に際して、多大な調整時間を要せ
ずとも、各受信系統間における利得制御電圧対利得特性
が同一となるように、傾き量及びオフセット量を簡単に
調整することができる。
【0041】以下、図面に基づいて本発明のダイバーシ
チ受信装置における実施の形態を示すスペースダイバー
シチ受信装置について説明する。図1は本実施の形態に
示すスペースダイバーシチ受信装置内部の概略構成を示
すブロック図である。
【0042】図1に示すスペースダイバーシチ受信装置
1は、複数の受信系統を有し、第1受信系統10と、第
2受信系統20と、これら第1受信系統10及び第2受
信系統20にてそれぞれ受信された受信信号を利得制御
するための、後述する利得制御信号の基になる利得制御
電圧を生成するAGC制御部30と、前記第1受信系統
10及び第2受信系統20にて利得制御された受信信号
の位相を合わせた後に合成する同相合成部40とを有し
ている。
【0043】前記第1受信系統10は、到来する通信電
波を受信して受信信号を得る第1受信アンテナ11と、
この第1受信アンテナ11からの受信信号を所定分だけ
増幅する第1アンプ12と、この第1アンプ12にて増
幅された受信信号を後述する利得制御信号に基づいて利
得制御する第1可変増幅部13と、この第1可変増幅部
13にて利得制御された受信信号を復調する第1復調部
14と、前記第1可変増幅部13にて利得制御された受
信信号の出力レベルを検出する第1レベル検出部15と
を有している。
【0044】尚、前記第2受信系統20も、第1受信系
統10と同様に、第2受信アンテナ21、第2アンプ2
2、第2可変増幅部23、第2復調部24及び第2レベ
ル検出部25を有している。
【0045】前記AGC制御部30は、前記第1レベル
検出部15の第1出力レベル及び第2レベル検出部25
の第2出力レベルに基づいて利得制御電圧を生成するも
のである。
【0046】尚、前記AGC制御部30は、受信系統間
の利得バラツキを調整するに際して、任意の利得制御電
圧を生成するものである。
【0047】さらに、前記第1受信系統10には、各受
信系統間における利得バラツキの調整に際して、各受信
系統間における利得制御電圧対利得特性が同一となるよ
うに調整設定するために、前記AGC制御部30からの
利得制御電圧が第1可変増幅部13に伝送する部位に配
置した第1調整回路50と、前記第1受信アンテナ11
及び第1可変利得増幅部13の間に配置され、利得調整
用の所定信号を入力する第1入力端子16とを有してい
る。
【0048】尚、前記第2受信系統20においても、前
記第1受信系統10と同様に、第2調整回路60と、第
2入力端子26とを有している。
【0049】前記第1調整回路60は、利得バラツキ調
整に際して、前記AGC制御部30からの利得制御電圧
の傾き量のみを調整して、傾き調整電圧を生成する第1
傾き量調整部51と、前記AGC制御部30からの利得
制御電圧のオフセット量のみを調整して、オフセット調
整電圧を生成する第1オフセット量調整部52と、これ
ら第1傾き量調整部51の傾き調整電圧及び第1オフセ
ット量調整部52のオフセット調整電圧を加算して、理
想の所定利得制御電圧が得られる第1加算部53とを有
している。
【0050】尚、前記第2受信系統20も、第1受信系
統10と同様に、第2入力端子26、第2傾き量調整部
61、第2オフセット量調整部62及び第2加算部63
を有している。これら第2傾き量調整部61、第2オフ
セット量調整部62及び第2加算部63で第2調整回路
60を構成するものである。
【0051】前記所定利得制御電圧とは、理想的な利得
制御電圧対利得特性が得られる電圧に相当するものであ
る。
【0052】また、前記第1傾き量調整部51及び第2
傾き量調整部61は、前記AGC制御部30からの利得
制御電圧の電圧ポイントVAにおいて、前記第1オフセ
ット量調整部52からのオフセット調整電圧に影響を与
えないものであり、利得制御電圧の電圧ポイントVAを
基準として傾きが調整可能な傾き調整電圧を生成するも
のである。
【0053】また、第1オフセット量調整部52及び第
2オフセット量調整部62は、前記AGC制御部30か
らの任意の利得制御電圧において、利得制御電圧のオフ
セット量が調整可能なオフセット調整電圧を生成するも
のである。
【0054】では、次に本実施の形態に示すスペースダ
イバーシチ受信装置1の動作について説明する。図2は
本実施の形態における第1調整回路50内部の概略構成
を示す回路図である。図3(a)乃至図3(c)は利得
制御電圧対利得特性を示す説明図である。
【0055】第1調整回路50及び第2調整回路60に
おいては、このスペースダイバーシチ受信装置をセット
する際、それぞれ、第1受信系統10及び第2受信系統
20間における利得制御電圧対利得特性を同一にする調
整動作が必要である。
【0056】本実施の形態に示すスペースダイバーシチ
受信装置1によれば、この調整動作を簡単に実施するこ
とができる。
【0057】まず、第1入力端子16及び第2入力端子
26から同一の利得調整用の所定信号がそれぞれ入力さ
れると、前記第1レベル検出部15及び第2レベル検出
部25を介して第1出力レベル及び第2出力レベルをそ
れぞれ検出し、入力した所定信号と検出したレベルか
ら、それぞれの利得量が換算できる。
【0058】前記AGC制御部30は、任意の利得制御
電圧を生成し、この利得制御電圧を第1調整回路50及
び第2調整回路60のそれぞれに供給する。尚、第2調
整回路60による調整動作は、これから説明する第1調
整回路50の調整動作と同一であるので、その動作の説
明については省略する。
【0059】前記第1調整回路50の第1オフセット量
調整部52は、前記AGC制御部30からの利得制御電
圧の電圧ポイントVAにおける利得量が、図3(b)に
示すように、理想的な利得制御電圧対利得特性の電圧ポ
イントVAにおける利得量とが同一となるように利得制
御電圧のオフセット量のみを調整してオフセット調整電
圧を生成し、このオフセット調整電圧を第1加算部53
の一方の入力に供給する。
【0060】また、前記第1調整回路50の第1傾き調
整部51は、前記AGC制御部30からの利得制御電圧
の任意の電圧ポイントVBにおける利得量が、図3
(c)に示すように、理想的な利得制御電圧対利得特性
の電圧ポイントVBにおける利得量と同一となるように
利得制御電圧の傾き量のみを調整して、傾き調整電圧を
生成し、この傾き調整電圧を第1加算部53の他方の入
力に供給する。
【0061】また、傾き調整電圧は、その傾き量がVA
を基準電圧として変化するので、電圧ポイントVAにお
いて加算部に電圧を供給しないので、この電圧ポイント
VAにおけるオフセット調整電圧に影響を与えない。
【0062】この第1加算部53は、前記第1傾き量調
整部51の傾き調整電圧と前記第1オフセット量調整部
52のオフセット調整電圧とを加算して利得制御電圧を
生成する。尚、この第1加算部53にて生成された利得
制御電圧は、所定利得制御電圧と同一レベルとなる。
【0063】このように第1調整回路及び第2調整回路
においては、第1受信系統10及び第2受信系統20に
おける利得制御電圧対利得特性を同一にすることができ
る。
【0064】従って、本実施の形態によれば、各受信系
統10(20)毎に、利得制御電圧の傾き量のみを調整
する傾き量調整部51(61)と、利得制御電圧のオフ
セット量のみを調整するオフセット量調整部52(6
2)と、これら傾き量調整部51(61)の傾き調整電
圧とオフセット量調整部52(62)のオフセット調整
電圧とを加算する加算部53(63)とを設けるように
したので、前記傾き調整電圧が理想の所定利得制御電圧
と同一となるように傾き量及びオフセット量をそれぞれ
個別に調整することにより、各受信系統10(20)毎
の利得制御電圧対利得特性を同一に調整することができ
る。
【0065】つまり、この各受信系統10(20)毎の
利得制御電圧対利得特性を同一にするように調整したの
で、実際に各受信系統10(20)毎の受信アンテナ1
1(21)を使用して到来する通信電波に対するダイバ
ーシチ受信動作を実行した場合には、各受信系統10、
20における受信信号を単一の利得制御信号で利得制御
したとしても、SN比が劣化してしまうようなことはな
い。
【0066】また、利得調整時に、前記AGC制御部3
0が発生する利得制御電圧を外部より入力する構成にし
ても、同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0067】また、図1に示すスペースダイバーシチ受
信装置1においては、各受信系統10(20)に設けた
レベル検出部15(25)にバラツキがあると、このバ
ラツキ分だけ受信系統10、20間の利得バラツキが発
生してしまうといった事態が考えられる。
【0068】そこで、このような事態に対処すべく、図
4に示すスペースダイバーシチ装置が考えられる。図4
は他の実施の形態に示すスペースダイバーシチ受信装置
内部の概略構成を示すブロック図である。尚、図1に示
すスペースダイバーシチ受信装置1と重複する構成及び
動作の説明については省略する。
【0069】図4に示すスペースダイバーシチ受信装置
2と図1に示すスペースダイバーシチ受信装置1と異な
るところは、例えば第1受信系統10における第1可変
増幅部13及び第1レベル検出部15間の部位に、第1
可変増幅部13に対してモニタ出力端子71又は第1レ
ベル検出部15を切替接続する第1スイッチ70を配置
するようにした点にある。尚、第2受信系統20におい
ても、第2可変増幅部23及び第2レベル検出部25間
の部位に第2スイッチ80が配置してあることはいうま
でもない。
【0070】前記モニタ出力端子71(81)は、高周
波用コネクタを介してスペクトラムアナライザを接続す
るような構成にしてある。
【0071】このような図4に示すスペースダイバーシ
チ受信装置2によれば、受信系統毎の利得バラツキを調
整する際には、第1受信系統10の第1スイッチ70及
び第2受信系統20の第2スイッチ80をモニタ出力端
子71(81)側に切替接続するようにしたので、第1
レベル検出部15及び第2レベル検出部25のバラツキ
を考慮する必要がなくなる。
【0072】しかしながら、図4に示すスペースダイバ
ーシチ受信装置2によれば、スペクトラムアナライザの
ように高価な測定器や、高周波信号(数百MHz〜数G
Hz)をモニタするためのモニタ出力端子71、81に
高周波用コネクタが必要となって、そのコストが高くな
るといった事態も考えられる。
【0073】このような事態に対処すべく、図5に示す
スペースダイバーシチ受信装置が考えられる。図5は他
の実施の形態に示すスペースダイバーシチ受信装置内部
の概略構成を示すブロック図である。
【0074】図5に示すスペースダイバーシチ受信装置
3と図1に示すスペースダイバーシチ受信装置1と異な
るところは、例えば第1受信系統10における第1可変
増幅部13及び第1レベル検出部15間の部位に、前記
第1可変増幅部13に対して第1レベル検出部15又は
出力端子を切替接続する第1スイッチ70と、前記第2
受信系統20における第2可変増幅部23及び第2レベ
ル検出部25間の部位に、前記第2可変増幅部23に対
して第2レベル検出部25又は出力端子を切替接続する
第2スイッチ80と、これら第1スイッチ70と接続す
る出力端子及び第2スイッチ80と接続する出力端子間
の部位に、これら第1受信系統10又は第2受信系統の
信号を切替選択する系統切替スイッチ90と、この系統
切替スイッチに接続し、この系統切替スイッチ90にて
切替選択された信号を検出するレベル検出部91とを有
した点にある。
【0075】つまり、この系統切替スイッチ90の切替
接続によって、第1スイッチ70の出力端子とレベル検
出部91とを接続すると、第1受信系統10における利
得調整を実行し、さらに第2スイッチ80の出力端子と
レベル検出部91とを接続すると、第2受信系統20に
おける利得調整を実行するものである。
【0076】従って、図5に示すスペースダイバーシチ
受信装置3によれば、系統切替スイッチ90を切り替え
ることによって各受信系統10、20毎の出力端子をレ
ベル検出部91と切替接続し、各受信系統毎の利得調整
を行うようにしたので、スペクトラムアナライザや高周
波用コネクタを使用せずとも、低コストで受信系統間の
利得制御電圧対利得特性が同一となるように、簡単に調
整することができる。
【0077】
【発明の効果】上記のように構成された本発明における
請求項1記載のダイバーシチ受信装置によれば、各受信
系統間における利得バラツキの調整を行うに際して、前
記オフセット量調整手段にて利得制御電圧のオフセット
量のみを調整してオフセット調整電圧を生成すると共
に、前記傾き量調整手段にて利得制御電圧の傾き量のみ
を調整して傾き調整電圧を生成すると共に、これらオフ
セット量調整手段のオフセット調整電圧と傾き量調整手
段の傾き調整電圧とを加算して一定レベルの所定利得制
御電圧が得られるようにしたので、各受信系統間におけ
る利得バラツキ調整作業に際して、多大な調整時間を要
せずとも、各受信系統間における利得制御電圧対利得特
性が同一となるように、傾き量及びオフセット量を簡単
に調整することができる。
【0078】つまり、この各受信系統毎の利得制御電圧
対利得特性を同一にするように調整したので、実際に各
受信系統毎の受信手段を使用して到来する通信電波に対
するダイバーシチ受信動作を実行した場合には、各受信
系統における受信信号を単一の利得制御信号で利得制御
したとしても、SN比が劣化してしまうようなことはな
い。
【0079】また、本発明における請求項2記載のダイ
バーシチ受信装置によれば、上記請求項1記載のダイバ
ーシチ受信装置の効果に加えて、受信系統毎の利得バラ
ツキを調整する際には、各受信系統の切換手段でモニタ
出力端子側側に切替接続することを可能にしたので、こ
のモニタ出力端子に高周波コネクタを介してスペクトラ
ムアナライザに接続することにより、各受信系統間にお
けるレベル検出手段のバラツキによる検出誤差を考慮す
る必要がなく、ひいては各受信系統間の利得誤差がなく
なる。
【0080】また、本発明における請求項3記載のダイ
バーシチ受信装置によれば、上記請求項2記載のダイバ
ーシチ受信装置の効果に加えて、モニタ切換選択手段を
切り替えることによって各受信系統毎のモニタ出力端子
を系統レベル検出手段に切替接続し、この系統レベル検
出手段にて、各受信系統毎の利得調整を行うようにした
ので、前述したスペクトラムアナライザや高周波コネク
タを使用せずとも、低コストで受信系統間の利得制御電
圧対利得特性が同一となるように、簡単に各受信系統間
の利得バラツキを調整することができる。
【0081】また、本発明における請求項4記載のダイ
バーシチ受信装置によれば、上記請求項1、2又は3記
載の効果に加えて、このダイバーシチ受信装置を無線回
線システムの基地局に採用するようにしたので、基地局
では各受信系統間での利得バラツキを簡単に調整するこ
とができる。
【0082】また、本発明における請求項5記載のダイ
バーシチ受信装置の利得調整方法によれば、各受信系統
間における利得バラツキの調整を行うに際して、任意の
利得制御電圧の入出力のオフセット量のみを調整してオ
フセット調整電圧を生成すると共に、前記利得制御電圧
の入出力の傾き量のみを調整して傾き調整電圧を生成
し、これらオフセット調整電圧と傾き調整電圧とを加算
して一定レベルの所定利得制御電圧を得て、前記傾き調
整電圧は、オフセット調整電圧に影響を与えない電圧ポ
イントを有するようにしたので、各受信系統間における
利得バラツキ調整作業に際して、多大な調整時間を要せ
ずとも、各受信系統間における利得制御電圧対利得特性
が同一となるように、傾き量及びオフセット量を簡単に
調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイバーシチ受信装置における実施の
形態を示すスペースダイバーシチ受信装置内部の概略構
成を示すブロック図
【図2】本実施の形態の要部を示す調整回路内部の概略
構成を示す回路図
【図3】本実施の形態における調整回路の動作内容を端
的に示す調整制御電圧対利得の特性を示す説明図 a)調整前 b)傾き量調整部による調整動作 c)オフセット量調整部による調整動作
【図4】他の実施の形態に示すスペースダイバーシチ受
信装置を端的に示すブロック図
【図5】他の実施の形態に示すスペースダイバーシチ受
信装置を端的に示すブロック図
【図6】従来技術におけるスペースダイバーシチ受信装
置内部の概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 スペースダイバーシチ受信装置(ダイバーシチ受信
装置) 2 スペースダイバーシチ受信装置(ダイバーシチ受信
装置) 3 スペースダイバーシチ受信装置(ダイバーシチ受信
装置) 10 第1受信系統 11 第1受信アンテナ(受信手段) 13 第1可変増幅部(利得制御手段) 15 第1レベル検出部(レベル検出手段) 16 第1入力端子(入力端子) 20 第2受信系統 21 第2受信アンテナ(受信手段) 23 第2可変増幅部(利得制御手段) 25 第2レベル検出部(レベル検出手段) 26 第2入力端子(入力端子) 30 AGC制御部(制御手段) 50 第1調整回路 51 第1傾き量調整部(傾き量調整手段) 52 第1オフセット量調整部(オフセット量調整手
段) 53 第1加算部(加算手段) 60 第2調整回路 61 第2傾き量調整部(傾き量調整手段) 62 第2オフセット量調整部(オフセット量調整手
段) 63 第2加算部(加算手段) 70 第1スイッチ(切換手段) 71 モニタ出力端子 80 第2スイッチ(切換手段) 81 モニタ出力端子 90 系統切替スイッチ(モニタ切換選択手段) 91 レベル検出部(系統レベル検出手段)
フロントページの続き (72)発明者 松原 直樹 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 到来する通信電波を受信して受信信号を
    得る受信手段と、この受信手段にて得られる受信信号
    を、利得制御信号に基づいて利得制御する利得制御手段
    と、この利得制御手段にて利得制御された受信信号の出
    力レベルを検出するレベル検出手段とをそれぞれ有する
    複数の受信系統と、各受信系統のレベル検出手段にて検
    出された出力レベルに基づいて、前記利得制御信号を生
    成する制御手段とを有するダイバーシチ受信装置であっ
    て、 前記制御手段は、 利得調整時において任意の利得制御電圧を生成すると共
    に、 各受信系統は、 前記利得制御手段の前段に配置され、所定信号を入力す
    る入力端子と、 前記制御手段の後段に配置され、この利得制御電圧の入
    出力のオフセットを調整して、オフセット調整電圧を生
    成するオフセット量調整手段と、 前記制御手段の後段に配置され、前記利得制御電圧の入
    出力の傾き量を調整して、傾き調整電圧を生成する傾き
    量調整手段と、 前記利得制御手段の前段に配置され、前記オフセット量
    調整手段の生成するオフセット調整電圧と前記傾き量調
    整手段の生成する傾き調整電圧とを加算して所定利得制
    御電圧が得られるようにした加算手段とを有すると共
    に、 前記傾き量調整手段の生成する傾き調整電圧は、前記オ
    フセット量調整手段の生成するオフセット調整電圧に影
    響を与えない電圧ポイントを有することを特徴とするダ
    イバーシチ受信装置。
  2. 【請求項2】 各受信系統は、 モニタ出力端子と、受信出力端子と、これらモニタ出力
    端子又は受信出力端子のいずれか一方に切換選択する切
    換手段とを有し、 この切換手段にて切換選択されたモニタ出力端子又は受
    信出力端子を介して利得制御された受信信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1記載のダイバーシチ受信装
    置。
  3. 【請求項3】 これら受信系統の各モニタ出力端子を択
    一的に切換選択するモニタ切換選択手段と、 このモニタ切換選択手段にて択一的に切換選択されたモ
    ニタ出力端子を介して利得制御された受信信号の出力レ
    ベルを検出する系統レベル検出手段とを有することを特
    徴とする請求項2記載のダイバーシチ受信装置。
  4. 【請求項4】 移動局と無線接続する、無線回線システ
    ムの基地局に採用されたことを特徴とする請求項1、2
    又は3記載のダイバーシチ受信装置。
  5. 【請求項5】 各受信系統間における利得バラツキの調
    整を行うに際して、任意の利得制御電圧の入出力のオフ
    セット量のみを調整してオフセット調整電圧を生成する
    と共に、前記利得制御電圧の入出力の傾き量のみを調整
    して傾き調整電圧を生成し、これらオフセット調整電圧
    と傾き調整電圧とを加算して一定レベルの所定利得制御
    電圧を得て、前記傾き調整電圧は、オフセット調整電圧
    に影響を与えない電圧ポイントを有するようにしたこと
    を特徴とするダイバーシチ受信装置の利得調整方法。
JP10114384A 1998-04-10 1998-04-10 ダイバーシチ受信装置及び、そのダイバーシチ受信装置の利得調整方法 Withdrawn JPH11298387A (ja)

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JP10114384A JPH11298387A (ja) 1998-04-10 1998-04-10 ダイバーシチ受信装置及び、そのダイバーシチ受信装置の利得調整方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006345288A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Fujitsu Ten Ltd アンテナアンプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006345288A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Fujitsu Ten Ltd アンテナアンプ

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