JPH11298087A - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

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JPH11298087A
JPH11298087A JP9379398A JP9379398A JPH11298087A JP H11298087 A JPH11298087 A JP H11298087A JP 9379398 A JP9379398 A JP 9379398A JP 9379398 A JP9379398 A JP 9379398A JP H11298087 A JPH11298087 A JP H11298087A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発振波長を容易に変化させることができる光
半導体装置,及び消光特性を容易に変化させることがで
きる光半導体装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 メサ形状部30を導波される光の光軸方
向と一致しないように配置された、格子の配列方向が互
いに平行である格子ピッチの異なる複数の回折格子32
a〜32dを備えたメサ形状部31a〜31dと、メサ
形状部30を導波される光を内部において反射して、上
記異なる回折格子32a〜32dを備えたメサ形状部3
1a〜31dのいずれか一つに入射させる反射端面21
とを備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光半導体装置に関
し、特に幹線系光通信の光源等に使用する光半導体装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の変調器とブラッグ反射型レ
ーザ(distributed Bragg-reflector laser diode: 以
下、DBR−LDと称す) とを集積した光半導体装置の
構造を示す斜視図で、その内部構造を説明するためにレ
ーザ光の導波方向に沿った断面も同時に示している。図
において、301はn型(以下、n−と称す)InPか
らなる基板、302はn−InPからなるバッファ層、
303はn−InGaAsPからなる光閉じ込め層、3
04はInGaAs層とInGaAsP層とを交互に積
層してなる多層構造を有するMQW(多重量子井戸)活
性層、305はp型(以下、p−と称す)InGaAs
Pからなる光閉じ込め層、306はp−InPからなる
クラッド層、307はp−InGaAsPからなる光ガ
イド層、308はp−InGaAsからなるコンタクト
層、309はSiO2 からなる絶縁膜、310はCr/
Auからなる蒸着電極、311はAuメッキ層、312
はCr/Auからなる変調器部電極、313はAuメッ
キ層、314は半絶縁性InPからなる埋込層、315
はn−InPからなる埋込層である。基板301の裏面
側には、図示していないが、AuGe/Ni/Ti/P
t/Ti/Pt/Auからなる蒸着電極、Auメッキ層
が設けられている。300aは入射される光を変調する
変調器部で、そのレーザ光を出射する光出射端面に窓部
320を有する。300bは光を発生するための活性領
域、300cはブラッグ反射器となるDBR領域であ
る。
【0003】次に動作について説明する。電極310と
基板の裏面側の電極との間に電圧を印加すると、ホール
と電子の発光再結合が活性領域300bの活性層304
で起こり、光が発生する。この光が活性層304の上下
の光閉じ込め層303,光閉じ込め層305との間で閉
じ込められて活性層304近傍を導波される。この導波
された光は周期構造を有するDBR領域300cにおい
てブラッグ反射されて、再び活性領域300bに導波さ
れる。そして、活性領域を導波される光は、変調器部3
00aを経て光出射端面318から出力される。この光
半導体装置においては、ブラッグ反射で光を分布的に帰
還させており、出射光の発振波長はDBR領域300c
の回折格子の格子間隔、即ち回折格子ピッチdと屈折率
nより、 λ=2nd で定まる。また、窓部320は、活性層304近傍を導
波される光を吸収しない材料からなっており、この部分
では光を高さ方向や横方向において閉じ込めないように
して、光出射端面において装置内部方向に反射される光
が活性層304近傍に戻るのを防いで実効的な反射率を
下げている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光半導体装置は
上記のような構造であり、その発振波長λは、回折格子
ピッチdにより決まっていたため、ウエハプロセス終了
後に必要に応じて波長を変えることができないという問
題があった。
【0005】また、変調器部300aの消光比は変調器
部300aの光導波路の伸びる方向の長さ(以下、変調
器長と称す)で決まるが、窓部320を設けているた
め、窓部320を除去することなくウエハプロセス終了
後に変調器長を変えて消光特性を調節することができな
いという問題があった。
【0006】本発明は上記のような課題を解消するため
になされたものであり、発振波長を容易に変化させるこ
とができる光半導体装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、消光特性を容易に変化させることがで
きる光半導体装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光半導体
装置は、半導体基板上に設けられた、光を発生し、この
発生した光を導波する活性領域と、上記半導体基板上に
設けられ、格子の配列方向が、上記活性領域に導波され
る光の光軸と一致しないように配置された回折格子を備
えたブラッグ反射領域と、上記活性領域を導波される光
を内部で反射して、上記回折格子に入射させる反射面を
備えるようにしたものである。
【0008】また、この発明に係る光半導体装置は、上
記回折格子が、格子の配列方向が互いに平行である格子
ピッチの異なる複数の回折格子で構成され、上記反射面
は、この複数の回折格子のいずれか一つに光を入射させ
るよう構成されてなるようにしたものである。
【0009】また、この発明に係る光半導体装置は、上
記反射面が光半導体装置の端面で構成されてなるように
したものである。
【0010】また、この発明に係る光半導体装置は、活
性領域を導波される光の光軸に対して垂直な光出射端面
を、上記活性領域を挟んで、上記反射面と向かい合う位
置に設けるようにしたものである。
【0011】また、この発明に係る光半導体装置は、上
記光出射端面と活性領域との間に、上記活性領域から導
波される光を変調する光変調部を備えるようにしたもの
である。
【0012】また、この発明に係る光半導体装置は、内
部に入力される光を変調して導波する変調器部と、該変
調器部を導波される光の光軸に沿って平行に配置された
光出射端面と、上記変調器部に設けられた、上記変調器
部に導波される光を反射して、上記光出射端面に入射さ
せる反射端面とを備えるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1に係る光半導体装置の構造を示す斜視図(図
1(a))、及び図1(a) のIb-Ib 線による断面図(図1
(b))、図1(a) のIc-Ic 線による断面図(図1(c))、図
1(a) のId-Id 線による断面図(図1(d))、図1(a) の
Ie-Ie 線による断面図(図1(e))であり、本発明の実施
の形態1に係る光半導体装置は、光を発生し、導波する
活性領域100bと、それぞれの格子の配列方向が、上
記活性領域に導波される光の光軸方向と一致しないよう
に配置された、格子の配列方向が互いに平行である格子
ピッチの異なる複数の回折格子32a〜32dを備えた
ブラッグ反射領域100cと、上記活性領域100bを
導波される光を装置内部において反射して、上記複数の
回折格子32a〜32dのいずれか一つに入射させる反
射端面22とを備えたものであり、反射端面22を形成
する位置をこの反射端面に垂直な方向に移動させること
により、活性領域100bを導波された光が入射される
ブラッグ反射領域100cの回折格子32a〜32dを
選択することが可能となり、複数の回折格子32a〜3
2dのうちから所望の発振波長が得られる回折格子を選
択できるので、ウエハプロセス終了後にも出射光の波長
選択が可能な光半導体装置が得られるようにしたもので
ある。
【0014】図において、光半導体装置100は、入射
される光を変調する変調器部100aと、光を発生し、
これを導波する活性領域100bと、ブラッグ反射器と
なるブラッグ反射領域(以下、DBR領域と称す)10
0cと、光を出射する光出射端面21と、光を内部にお
いて反射する反射端面22とを備えている。光出射端面
21には無反射コーティングがなされており、反射端面
22には、高反射コーティングがなされている。n−I
nPからなる基板1上に、n−InPからなるバッファ
層2、n−InGaAsPからなる光閉じ込め層3、I
nGaAs層とInGaAsP層とを交互に積層してな
る多層構造を有するMQW(多重量子井戸)活性層4、
p−InGaAsPからなる光閉じ込め層5、p−In
Pからなる第1クラッド層6a、及びp−InPからな
る第2クラッド層6bが順次積層された半導体積層構造
が配置されている。変調器部100aのMQW活性層4
を構成する各層の厚さは、活性領域100bの各層の厚
さよりもそれぞれ薄くなっており、変調器部100aの
MQW活性層4の実効的なバンドギャップエネルギーが
活性領域100bよりも大きくなっている。この半導体
積層構造は、変調器部100aと、活性領域100bと
においては、これらの領域を貫くような1.3μm程度
の幅のストライプ状のメサ形状を有している。このメサ
形状となっているメサ形状部30は、基板1上において
反射端面に対して0度より大きく90度より小さい角度
をなすように傾斜して配置されている。このメサ形状部
30の光出射端面21側の端部は光出射端面21から所
定の間隔を隔てた部分に位置している。また、DBR領
域100cにおいては、メサ形状部30の内を導波され
る光の光軸方向、ここでは特にメサ形状部30のストラ
イプ方向と一致しない方向にストライプ状に伸びる4本
のメサ形状部31a〜31dが互いに平行に配置されて
おり、各メサ形状部31a〜31dの第1クラッド層6
aと第2クラッド層6bとの間に複数のp−InGaA
sPからなるストライプ状の光ガイド層7が、メサ形状
部31a〜31dのストライプ方向に向かって配列され
ている。この光ガイド層7が第1のp−InPクラッド
層6aと第2のp−InPクラッド層6bとにより埋め
込まれることにより、各メサ形状部31a〜31dのこ
の光ガイド層7が設けられている部分がそれぞれ回折格
子32a〜32dとなる。なお、この回折格子32a〜
32dは屈折率型または利得導波型のいずれであっても
よい。各メサ形状部31a〜31dにおける光ガイド層
7の配列間隔、即ち回折格子ピッチは互いに異なる値と
する。このメサ形状部31a〜31dのストライプ方向
は、メサ形状部30を導波路として導波される光が、反
射端面22において反射される方向と同じ方向となるよ
うにする。即ち、メサ形状部30を導波される光の光軸
方向と光ガイド層7の配列方向が、反射端面に垂直な軸
に対して対称な方向となるようにする。また、メサ形状
部30を導波された光が反射されることにより、少なく
ともメサ形状部31a〜31dの一つに入射されるよう
な位置に反射端面22を設けておく。メサ形状部30及
びメサ形状部31a〜31dの両脇の基板1上には、こ
れらを埋め込むように半絶縁性InPからなる埋込層1
4、n−InPからなる埋込層15が配置されている。
第2クラッド層6b上、及び埋込層15上にはp−In
Pからなる第3クラッド層6c及び不純物濃度が高濃度
であるp−InGaAsからなるコンタクト層8が順次
配置されている。コンタクト層8上には、変調器部10
0aのメサ形状部30上の領域近傍、活性領域100b
のメサ形状部30上の領域近傍に開口部をそれぞれ備え
たSiO2 等の絶縁膜9が設けられている。活性領域1
00bの,絶縁膜9の開口部を覆う領域にCr膜とAu
膜とを順次蒸着したCr/Auからなる蒸着電極10
と、Auメッキ層11とが設けられ、変調器部100a
の,絶縁膜9の開口部を覆う領域にCr/Au蒸着電極
12と、Auメッキ層13とが設けられている。基板1
の裏面側には、AuGe/Ni/Ti/Pt/Ti/P
t/Auからなる蒸着電極16、Auメッキ層17が設
けられている。
【0015】また、図2は図1に示した光半導体装置の
一部切り欠き斜視図(図2(a))、及び図1に示した光半
導体装置を基板上面から見た内部構造を説明するための
模式図(図2(b))であり、図1と同一符号は同一または
相当する部分を示している。
【0016】図3は本発明の実施の形態1に係る光半導
体装置の製造方法を示す斜視図であり、図において、図
1,2と同一符号は同一又は相当する部分を示してい
る。以下、図3に基づいて製造方法について説明する。
【0017】まず、図3(a) に示すように、ウエハ状態
の基板1上に、その一端が結合された、異なる方向に伸
びる2つのストライプ状の開口部を備えた絶縁膜25を
形成する。このストライプ状の開口部の一方は活性領域
100b上及び変調器部100a上に伸びており、他方
は、DBR領域100c上に伸びているようにする。ま
た、変調器部100a上に伸びる開口部の端部が、光出
射端面を形成する位置に達しないようにする。開口部の
活性領域100bにおけるストライプ幅は約5μmで、
変調器部100aのストライプ幅はそれよりも少し狭く
なっている。また、DBR領域100cのストライプ幅
は約50μmである。
【0018】そして、図3(b) に示すように、この絶縁
膜25をマスクとしてn−InP基板1上にMOCVD
(metal-organic chemical vapor deposition) 法、LP
E(liquid phase epitaxy)法等を用いて、バッファ層
2,光閉じ込め層3,MQW活性層4,光閉じ込め層
5,第1クラッド層6a、光ガイド層7を順次結晶成長
する。このとき、絶縁膜25の開口部の変調器部100
aのストライプ幅が活性領域100bよりも少し狭くな
っているため、変調器部100aにおける選択成長速度
が遅くなり、変調器部100bのMQW活性層4の各層
の厚さは、活性領域100bに対して薄くなる。
【0019】続いて、図3(c) に示すように、干渉露光
法を用いて形成したマスクを用いて、光ガイド層7をエ
ッチングして、DBR領域100c上にのみ絶縁膜25
のストライプ方向に向かってそれぞれ配列された、格子
ピッチの異なる4つの回折格子パターンとした光ガイド
層7を設ける。
【0020】次に、図3(d) に示すように、MOCVD
法、LPE法等を用いて、第2クラッド層6bを形成す
る。続いて、絶縁膜25を除去した後、図においては省
略しているが、変調器部100a及び活性領域100b
の第2クラッド層6b上にストライプ状に伸びるSiO
2 膜を、また、第2クラッド層6b上の上記各4つの回
折格子上にそれぞれストライプ状に伸びるSiO2 膜を
形成し、このSiO2 膜をマスクとして、図3(e) に示
すように、HBrによるウェットエッチングを行い、光
導波路となるメサ形状部30,及び31a〜31dを形
成する。メサ形状部31a〜31dのそれぞれの幅は約
1μm程度となるようにする。
【0021】さらに、図3(f) に示すように、上記メサ
エッチングに用いたSiO2 膜を選択成長用のマスクと
して、MOCVD法、LPE法等を用いて、メサ形状部
30,及び31a〜31dを埋め込むように、基板1上
に埋込層14及び埋込層15を形成する。
【0022】続いて、図3(g) に示すように、上記マス
クとして用いたSiO2 膜を除去した後、第3クラッド
層6c、コンタクト層8をMOCVD法、LPE法等を
用いて順次成長させる。
【0023】次に、コンタクト層8の上面にSiO2
の絶縁膜9をスパッタにより形成した後、この絶縁膜9
の、変調器部100a及び活性領域100bの、電極と
コンタクトをとる部分を、フッ酸(HF)等でウェット
エッチングすることにより除去して開口部を設け、その
後、この開口部を覆うように、蒸着電極10,12,A
uメッキ層11,13を形成する。さらに、基板1の下
面に蒸着電極16,Auメッキ層17をパターン形成す
る。以上でウエハプロセスが終了する。
【0024】その後、素子をへき開して、光出射端面2
1と反射端面22とを形成し、チップ分離して個々の光
半導体装置を取り出す。このとき、上述したように反射
端面22のへき開位置は所望の発振波長を得ることので
きる回折格子32a〜32dを備えたメサ形状部31a
〜31dのうちの一つに、反射端面22からの反射光が
入射するように決める。なお、光出射端面21では光を
反射させずに出射させるため、特に、導波光の光軸に対
してどのような角度をなしていてもよい。そして、光出
射端面21を無反射コーティングし、反射端面22を高
反射コーティングして、図1に示すような光半導体装置
を得る。
【0025】次に動作について説明する。活性領域10
0bの電極10と電極16との間に電圧を印加すると、
ホールと電子とがメサ形状部30の上下から活性層4に
注入され、発光再結合が活性領域100bの活性層4で
起こり、光が発生する。この光が基板1の高さ方向にお
いては、活性層4の上下の光閉じ込め層3,p型光閉じ
込め層5との間で閉じ込められて活性層4近傍を導波さ
れる。導波された光は、反射端面22により反射され、
その反射光が、反射端面22により決められる回折格子
31a〜31bを備えたメサ形状部31a〜31dのう
ちの一つに入射される。この反射光はDBR領域100
cの周期構造を有するメサ形状部31a〜31dのうち
の一つにおいてブラッグ反射され、反射端面22で反射
され、再びメサ形状部30を導波される。そして、メサ
形状部30を動作される光は光変調器部100aによっ
て変調され、光出射端面21から出力される。光変調器
部100aにおいては、活性層4のバンドギャップエネ
ルギーが活性領域4のバンドギャップエネルギーよりも
大きくしてあるため、光変調器部100aに電圧を印加
しない状態では、メサ形状部30を導波される光の吸収
は起らないが、電圧を印加すると活性層4において吸収
波長の長波長側へのシフトが起り、導波光を吸収し、光
を出射しないようになる。これにより光変調動作が可能
となる。光変調器部100aの光出射端面21近傍には
メサ形状部30が設けられておらず、埋込層14、及び
埋込層15が配置されている。そしてこの部分が窓部2
0となって、活性層4近傍を導波される光を吸収せず
に、光を高さ方向や横方向において閉じ込めず、広がっ
て導波されるようにして、光出射端面21において装置
内部方向に反射される光が活性層4近傍に戻るのを防い
で、実効的な反射率を下げている。
【0026】ここで、この実施の形態1においては、反
射端面21を形成する位置を、この反射端面21に対し
て垂直な方向において移動させることにより、メサ形状
部30に導波された光が、反射端面21で反射されて入
射されるDBR領域100cのメサ形状部31a〜31
dを取り替えることができる。この光半導体装置におい
ては、ブラッグ反射で光を分布的に帰還させており、出
射光の発振波長はDBR領域100cの回折格子の格子
間隔、即ち回折格子ピッチで定まることから、このよう
に反射光が入射されるメサ形状部31a〜31dを取り
替えることにより、出射光の発振波長を変化させること
が可能となる。
【0027】例えば、ウエハプロセスを終了した後、へ
き開により反射端面22を形成する際に、図2(b) に示
すように、へき開位置を端面形成位置40aとすると、
反射光はDBR領域100cのメサ形状部31aに入射
され、このメサ形状部31aの回折格子32aのピッチ
に応じた発振波長の出射光が得られることとなる。ま
た、へき開位置を端面形成位置40bとすると、反射光
はDBR領域100cのメサ形状部31bに入射され、
このメサ形状部31bの回折格子32bのピッチに応じ
た、へき開位置を端面形成位置40aとした場合とは異
なる発振波長の出射光が得られることとなる。また、一
旦へき開位置を端面形成位置40dとした後、必要に応
じてドライエッチング等により反射端面22を端面形成
位置40cとして発振波長を変化させることも可能であ
る。
【0028】したがって、本実施の形態1においては、
メサ形状部30を導波される光の光軸方向と一致しない
ように配置された、格子の配列方向が互いに平行である
格子ピッチの異なる複数の回折格子32a〜32dを備
えたメサ形状部31a〜31dと、メサ形状部30を導
波される光を内部において反射して、上記異なる回折格
子32a〜32dを備えたメサ形状部31a〜31dの
いずれか一つに入射させる反射端面21とを備えたか
ら、反射端面21を形成する位置をこの反射端面21に
垂直な方向において調整することにより、活性領域10
0bにおいて発生し、メサ形状部30を導波された光が
入射されるブラッグ反射領域100cのメサ形状部31
a〜31dのうちの一つを選択することが可能となり、
DBR領域100cにおいて所望の発振波長が得られる
回折格子を備えたメサ形状部を選択できるので、ウエハ
プロセス終了後にも出射光の発振波長選択が容易に可能
な光半導体装置が得られる効果がある。
【0029】なお、上記実施の形態1においては、変調
器付DBR−LDについて説明したが、本発明は変調器
を有しないDBR−LD等の他の光半導体装置であって
も同様の効果を奏する。
【0030】また、本実施の形態1においては、DBR
領域100cが格子ピッチの異なる4つの回折格子を有
しているようにしたが、本発明においては回折格子が複
数であれば同様の効果を奏する。ただし、複数ではな
く、回折格子が単一の場合であっても格子の配列方向が
活性領域の導波光軸と異なる方向に配列されているた
め、従来構成のように活性領域の導波光軸と同じ方向に
延在して配列されている場合に比して、活性領域の光軸
方向の長さがより短い領域に光半導体素子エレメントを
作り込むことが可能となり、それにより、光半導体装置
として更に省スペース化、小型化を図ることができる。
したがって、かかる観点から、単一の回折格子を用いた
形態も、本発明の実施態様に包含されると理解されるべ
きである。
【0031】実施の形態2.図5は本発明の実施の形態
2に係る光半導体装置の構造を示す斜視図(図5(a))、
及びVb-Vb 線による断面図(図5(b))であり、本発明の
実施の形態2に係る光半導体装置は、光を変調して導波
する変調器部200aと、変調器部200aを導波され
る光の光軸に沿って平行に配置された光出射端面54
と、変調器部200aに設けられた、変調器部200a
に導波される光を反射して、上記光出射端面54に入射
させる反射端面53とを備えるようにしたものであり、
変調器部200aの光が導波される方向の長さLmod
反射端面53を設ける位置により調整することにより、
窓部55の光が導波される方向の長さLw を一定に保っ
たまま、変調器部200aの消光特性を調整することが
できるものである。
【0032】図において、図1と同一符号は同一または
相当する部分を示しており、光半導体装置200は特に
変調器部と窓部とを備えたもので、n−InPからなる
基板1上に、n−InPからなるバッファ層2、n−I
nGaAsPからなる光閉じ込め層3、InGaAs層
とInGaAsP層とを交互に積層してなる多層構造を
有するMQW活性層4、p−InGaAsPからなる光
閉じ込め層5、及びp−InPからなる第1クラッド層
6dが順次積層された所定幅のメサ形状部52と、これ
の両側を埋め込む半絶縁性InPからなる埋込層14及
びn−InPからなる埋込層15と、これらの上部に配
置されたp−InPからなる第2クラッド層6e ,p−
InGaAsからなるコンタクト層8,及び絶縁膜9
と、Cr/Auからなる蒸着電極12及びAuメッキ層
13と、基板1の裏面側に設けられたAuGe/Ni/
Ti/Pt/Ti/Pt/Auからなる蒸着電極16及
びAuメッキ層17からなる変調器部200aを備えて
いる。変調器部200aの外部から光が入射される光入
射端面51はメサ形状部52のストライプ方向に対して
ほぼ垂直となるように設けられ、その表面には無反射コ
ーティングがなされている。変調器部200aの光入射
端面51に対して対向する位置に形成された反射端面5
3は、基板1表面に対して垂直であるとともに、メサ形
状部52内を導波される光の光軸、ここでは特にメサ形
状部52のストライプ方向に対して約45度の角度をな
している。その表面には高反射コーティングがなされて
いる。光出射端面54は、変調器部200aの光入射端
面51とは反対側の端部近傍に、基板1表面に対して垂
直となるとともに、メサ形状部52内を導波される光の
光軸に対して平行に設けられており、その表面には無反
射コーティングがなされている。この光出射端面54と
反射端面53との間の領域の半絶縁性InP埋込層14
及びn−InP埋込層15が窓部55となる。
【0033】この光半導体装置は、上記実施の形態1に
おいて図3(a) 〜図3(g) を用いて示した光半導体装置
の製造方法における、変調器部100aの部分の製造方
法と同様に形成され、ウエハから各半導体装置を切り離
す前にマスクを用いてドライエッチング等により半絶縁
性InP埋込層14及びn−InP埋込層15を活性層
4よりも深い深さまで除去して光出射端面54を形成す
るようにし、ウエハプロセス後に各半導体装置を切り出
す際に、反射端面53をメサ形状部52のストライプ方
向に対して所定の角度となるようにへき開することによ
り得られる。
【0034】次に動作について説明する。光入射端面5
1から入射された光は、変調器部200aで変調される
とともに、メサ形状部52のストライプ方向に沿って導
波される。そして、反射端面53において光出射端面5
4に向かって反射され、変調された光が窓部55を経て
光出射端面54から出力される。
【0035】ここで、本実施の形態2においては、ウエ
ハプロセス後、反射端面53の導波光の光軸とのなす角
度を約45度で保ちつつ、へき開位置を調整する等によ
って反射端面22を設ける位置を変化させることによ
り、窓部55を除去することなく、変調器部200aの
光が導波される方向の長さ即ち、変調器長を変化させる
ことができる。変調器の消光比は変調器部200aの光
が導波される方向の長さLmod が長いと大きくなること
から、必要に応じて変調器長を変化させて、消光特性を
調整することが可能となる。なお、通常、消光特性は、
伝送システム上は13dB前後が最適とされている。ま
た、Lmod は好ましくは、100〜250μmの間で調
整するようにする。
【0036】さらに、本実施の形態2においては光導波
路となるストライプ状のメサ形状部52と光出射端面5
4との距離は常に一定であり、反射端面54は変調器部
200aの導波光の光軸と約45度の角度をなしている
ため、この反射端面54で反射される導波光の光軸と、
反射前の導波光の光軸とは約90度の角度をなす。した
がって、反射端面54の導波光の光軸とのなす角度を約
45度に保つことにより、ウエハプロセス後、反射端面
54を設ける位置を調整することにより変調器長を変化
させた場合においても、光出射端面54と、反射端部5
4の導波光が反射される部分との距離、即ち窓部55の
距離Lw は常に一定とすることができる。通常、窓部5
5の距離Lw は出射光の放射角、および出射面からの変
調器への戻り光を制御するために一定に保つ必要があ
り、通常Lw =20μm程度で設定するが、このように
構成することにより、窓部55の距離Lw の長さを一定
に保ったままLmod の長さを調整することができるた
め、窓部の特性を劣化させることがない。
【0037】このように、本発明の実施の形態2におい
ては、変調器部を導波される光の光軸に沿って平行に配
置された光出射端面54と、変調器部200aに設けら
れた、変調器部に導波される光を反射して、上記光出射
端面54に入射させる反射端面53とを備えるようにし
たから、変調器長Lmod を反射端面53を設ける位置
を、導波光の光軸に対する角度が変わらないように変更
して調整することにより、窓部の距離Lw を一定に保っ
たまま、変調器部の消光特性を調整することができ、窓
部の特性を劣化させることなく、ウエハプロセス後に変
調器部の消光特性を調整することができる効果がある。
【0038】なお、本発明においては、上記実施の形態
2に係る光半導体装置において変調器部の光入射端面側
にDBRレーザ等を集積するようにしてもよく、上記実
施の形態2と同様の効果を奏する。
【0039】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、半導体
基板上に設けられた、光を発生し、この発生した光を導
波する活性領域と、上記半導体基板上に設けられた、そ
れぞれの格子の配列方向が、上記活性領域に導波される
光の光軸方向と一致しないように配置された、格子の配
列方向が互いに平行である格子ピッチの異なる複数の回
折格子を備えたブラッグ反射領域と、上記活性領域を導
波される光を内部で反射して、上記複数の回折格子のい
ずれか一つに入射させる反射面とを備えるようにしたか
ら、反射面を形成する位置をこの反射面に垂直な方向に
おいて調整することにより、活性領域から導波された光
が入射されるブラッグ反射領域において所望の発振波長
が得られる回折格子を選択でき、ウエハプロセス終了後
にも出射光の発振波長選択が容易に可能な光半導体装置
を提供できる効果がある。
【0040】また、この発明によれば、上記複数の回折
格子の代わりに、単一の回折格子を用いた場合であって
も、かかる回折格子を導波光軸と異なる方向に設けてい
るため、光半導体装置としての省スペース化、小型化を
図ることができる効果がある。
【0041】また、この発明によれば、活性領域を導波
される光の光軸に対して垂直な光出射端面を、上記活性
領域を挟んで、上記反射面と向かい合う位置に設けるよ
うにしたから、ウエハプロセス終了後にも出射光の発振
波長選択が容易に可能な光半導体装置を提供できる効果
がある。
【0042】また、この発明によれば、上記光出射端面
と活性領域との間に、上記活性領域から導波される光を
変調する光変調部を備えるようにしたから、ウエハプロ
セス終了後にも出射光の発振波長選択が容易に可能な光
半導体装置を提供できる効果がある。
【0043】また、この発明によれば、内部に入力され
る光を変調して導波する変調器部と、該変調器部を導波
される光の光軸に沿って平行に配置された光出射端面
と、上記変調器部に設けられた、上記変調器部に導波さ
れる光を反射して、上記光出射端面に入射させる反射端
面とを備えるようにしたから、反射端面を設ける位置
を、導波光の光軸に対する角度が変わらないように変更
して変調器長を調整することにより、窓部の距離を一定
に保ったまま、窓部の特性を劣化させることなく、ウエ
ハプロセス後に変調器部の消光特性を調整することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る光半導体装置
の構造を示す斜視図及び断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る光半導体装置
の構造を示す一部切り欠き斜視図及び基板上方から見た
模式図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る光半導体装置
の製造方法を示す斜視図である。
【図4】 従来の光半導体装置の構造を示す一部切り欠
き斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る光半導体装置
の構造を示す斜視図及び断面図である。
【符号の説明】
1 n−InP基板、2 n−InPバッファ層、3
n−InGaAsP光閉じ込め層、4 MQW活性層、
5 p−InGaAsP光閉じ込め層、6a〜6c p
−InP第1〜第3クラッド層、6d 第1クラッド
層、6e 第2クラッド層、7 p−InGaAsP光
ガイド層、8 p−InGaAsコンタクト層、9−絶
縁膜、10,12 蒸着電極、11,13,17 Au
メッキ層、14 半絶縁性InP埋込層、15 n−I
nP埋込層、16 蒸着電極、21、54 光出射端
面、22,53 反射端面、25 絶縁膜、30、52
メサ形状部、31a〜31dメサ形状部、32a〜3
2d 回折格子、40a〜40d 端面へき開位置、5
1 光入射端面、55 窓部、56 光、100,20
0 光半導体装置、100a,200a 変調器部、1
00b 活性領域、100c DBR領域。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に設けられた、光を発生
    し、この発生した光を導波する活性領域と、 上記半導体基板上に設けられ、格子の配列方向が、上記
    活性領域に導波される光の光軸と一致しないように配置
    された回折格子を備えたブラッグ反射領域と、 上記活性領域を導波される光を内部で反射して、上記回
    折格子に入射させる反射面を備えたことを特徴とする光
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光半導体装置におい
    て、 上記回折格子が、格子の配列方向が互いに平行である格
    子ピッチの異なる複数の回折格子で構成され、 上記反射面は、この複数の回折格子のいずれか一つに光
    を入射させるよう構成されてなることを特徴とする光半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光半導体装置におい
    て、 上記反射面が光半導体装置の端面で構成されてなること
    を特徴とする光半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光半導体装置におい
    て、 上記活性領域を導波される光の光軸に対して垂直な光出
    射端面を、上記活性領域を挟んで、上記反射面と向かい
    合う位置に設けたことを特徴とする光半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の光半導体装置におい
    て、 上記光出射端面と活性領域との間に、上記活性領域から
    導波される光を変調する光変調部を備えたことを特徴と
    する光半導体装置。
  6. 【請求項6】 内部に入力される光を変調して導波する
    変調器部と、 該変調器部を導波される光の光軸に沿って平行に配置さ
    れた光出射端面と、 上記変調器部に設けられた、上記変調器部に導波される
    光を反射して、上記光出射端面に入射させる反射端面と
    を備えたことを特徴とする光半導体装置。
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